安土と信長と相撲
相撲と言えば~である。無敵69連勝の双葉山、巨人と玉子焼きと並んだ大鵬、今は朝青龍、白鵬、照ノ富士と続くモンゴル横綱全盛だが、歴史を遡れば、神事であり、宮中行事であり、武芸である。興行としての大相撲のルーツならば、織田信長からでは~と言われる。
JR琵琶湖線の各停で安土駅へ行った。駅舎は豪華な安土城を象り、北口には信長像が立つ。ちょん髷が長い。駅前、饅頭屋さんは桶狭間勝利の「負けずの鍔」を売る。線路下通路には地元中学生、卒業記念壁画を描く。なぜか、信長と長ネギ絵が面白い。鴨まで描く。安土城郭資料館ある南広場に出て、白い御影石の相撲モニュメント。四つに組んで、ハッケヨイ!。
駅前整備、老朽化の四本柱やぐら撤去、代わって地元商工会が工費350万円でつくった。石垣台座に高さ1・6㍍。がっぷり四つ、両者動かない。水入り、待った!の行司さんはいない。天下布武へ、安土に城を築いた信長は、毎年、相撲大会を開き、5年間で10度と、信長公記に記されている。全国から力士1500人、朝から晩までの相撲。信長は上位力士は召し抱え、優勝力士には刀、衣服に領地まで与えたという。信長と相撲の歴史、今も安土にノコッタ、ノコッタ!している。
※ やぐら撤去は2014年、相撲モニュメンは駅改修に伴う2019年。
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