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2022年12月30日 (金)

絵は、飛行機また飛行機

Img_4850 Img_4854_20221227075601 Img_4856 Img_4858_20221227075701 Img_4863_20221227081601 Img_4860_20221227081601 Img_4861_20221227081601 Img_4864 Img_4878_20221227081901 Img_4881_20221227081901 Img_4885 あの時、その瞬間に見た飛行機が次から次へ湧き出てくるという。群馬県館林市、社会福祉法人館邑会陽光園へ通う西澤彰さん(53)。小さい時、近くに飛行場があって、空を見上げて、ずっと飛行機を見続けた記憶をクレヨンで絵にして、何機も何機も、描いている。

 

 京都市美術館別館、共生の芸術祭「わたしはメモリー」。いつものぶら歩き、なんかやっているかな~と行って、入場無料と出ているし、見せて下さい~と名前書いて入って、6人のアート展示の一つが西澤さん描く飛行機だった。いま、NHKの朝ドラは「舞い上がれ」。タイムリーな展示やなあ~とビデオ紹介と一緒に見た。展示絵画、飛行機、飛行機している。

 

 美術家、長重之さんが西澤さんの飛行機絵に注目、大きな帆布に195点の作品を貼り付けた「飛行機との対話」。青い空にセスナ、単発に双発。ジェットもヘリも。どれも下から見上げて描いている。飛行場は陸軍から転用した民間の大西飛行場。西澤さん、3、4歳の頃からあったという。毎日毎日、一日じゅう見ていた記憶が頭の中に詰め込まれているのか、胴体の色にロゴまで描いている。その記憶力の凄さ、確かさ、一緒に舞い上がるように見た。

 

 ※ 展覧会はきょうと障害者文化推進機構主催。市美別館展は12月25日で終わり、令和5年3月1日から福知山、市民交流プラザへ巡回する。

 

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