サザンカの道
歩くほどにサザンカ、よく目につく。そのたび、手持ち愛用のデジカメを向ける。師走入り以来、どれだけ撮ったろう。写真保存のパソコン点検してみたら、何枚何枚も出て来た。街路、公園、垣根…、赤いの、白いの、ピンクのと咲いている。つい、写真も見惚れてしまう。
童謡なら♪~さざんか、ささんか、咲いた道~♪の「たき火」。カラオケなら♪~くもりガラスを手でふいて~♪と歌い出す大川栄策「さざんかの宿」かな。漢字で書けば、山茶花。中国の椿類の山茶に由来して、本来は「サンサカ」なのに、いつからか、山と茶の音位が転換している。植物学の牧野富太郎博士は「仮名が良い、漢字は駄目」と著書に書く。
花はツバキと似ている。サザンカは花びらを一枚一枚散らす。ツバキは、花首ごと落とし、武家に嫌われたという。ここが見極めのポイント。葉も、サザンカは緑が濃く、厚い。一重、八重…園芸品種、多種多様という。パソコン写真のサザンカを見ると、七条仏所処跡の白いサザンカは垣根をおおうごとく。自宅近くの竹細工屋さんはピンク、こんもりして格好いい。山科バス停前、サザンカの表札は「清楚な花」と。町からたき火は消えても、サザンカの咲く道は続く。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 満開、姫リンゴの花が可愛い(2025.04.19)
- 通は「ますたに」、ラーメンライス!(2025.04.18)
コメント