今年の漢字一字は混戦もようか
今年の世相を表す漢字、その一字はなんだろう。ロシアのウクライナ侵攻で、「侵」か、それとも「戦」か。安倍元首相暗殺の衝撃から国葬へ、「衝」「国」のどちらだろう。医療逼迫の第7派に始まり第8派へ、再びコロナの「禍」か。どこかに「明」はないのだろうか。
八坂神社前、祇園のバス停降りると、真ん前に日本漢字能力検定協会がある。略して「漢検」。その入り口壁面に1995年(平成7年)の「震」の始まりから過去26年間の、漢字一字が並んで、2022年は「?」と出ていた。四条の地下道を歩くと、今年の漢字投票呼びかけを兼ねて、去年の「金」はじめ、それぞれの時代を思い出す漢字が柱ごと掲示されていた。
12月12日、いいじ!、いいじ!と洒落読みする漢字の日は、投票結果発表の日。毎年、清水寺の舞台で、森清範貫主が、その一字を筆太に書く。5日に締め切りすんで、主催する漢検さんは知っている。阪神は優勝せず「虎」ではない。ネットで予想を検索した。どうも本命なく、混戦もようか。出て来た漢字は、禍、波、失、災、値、上、増、侵、不、衝、安、壺、統、国……。あと3日で、その漢字一字はわかる。さてさて、気になる年の暮れである。
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