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2022年12月

2022年12月31日 (土)

卯年の新年へ、街角点描

Img_4934 Img_5062 Img_5069 Img_5108 Img_5104 Img_4986 Img_5125 Img_5078_20221229075001 Img_5059 Img_5060 Img_4909_20221229074501 Img_4980 Img_5081_20221229074901 JR京都駅に福井から「福」が来た。南北自由通路、2階への上り看板は「うまい、あまい、ふくい」の越前ガニPR。この洒落ぽさ、うまい、ふくい。師走、師走…もうひとつ師走で、ついに大晦日が来た。ぶらり、また、ぶらりと歩いて、新年へ街角点描、これいかに。

 

 天然皮革販売店のウインドウ。福を呼ぶ「ふくろうとみみずく」飾り。クリクリ目に愛嬌がある。首は180度回る。頭の左右に耳がついている方が、みみずく。ふくろうとの違いがわかる。中華店は逆さまの福は「倒福」。中国読みダオフー、意味は福が来る。幸福飯店は福が反転、ハッピーハンテン。香川の福家さん、ハッピーハウス。佳いお年を!。

 

 暮れ休園の植物園、ポタニカルウインドウは葉牡丹。縁起ものなら、枝の先端の赤い実は千両、葉の下なら万両。違いがわかる。鴨川のマガモ夫婦、オスの頭が美しい。白いユリカモメ、好物はかっぱえびせん。投げれば、飛んで飛んでイスタンブール。伏見の酒・黄桜はかっぱ漫画。赤いツバキ湯に美人が色っぽい。商い、福袋、福引…。神社の絵馬、まあ~。紅白の大トリは、福山雅治さん。「桜坂」を歌って、卯年の新年に福が来る。マンボー卯?。

 

 

 

 

 

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2022年12月30日 (金)

絵は、飛行機また飛行機

Img_4850 Img_4854_20221227075601 Img_4856 Img_4858_20221227075701 Img_4863_20221227081601 Img_4860_20221227081601 Img_4861_20221227081601 Img_4864 Img_4878_20221227081901 Img_4881_20221227081901 Img_4885 あの時、その瞬間に見た飛行機が次から次へ湧き出てくるという。群馬県館林市、社会福祉法人館邑会陽光園へ通う西澤彰さん(53)。小さい時、近くに飛行場があって、空を見上げて、ずっと飛行機を見続けた記憶をクレヨンで絵にして、何機も何機も、描いている。

 

 京都市美術館別館、共生の芸術祭「わたしはメモリー」。いつものぶら歩き、なんかやっているかな~と行って、入場無料と出ているし、見せて下さい~と名前書いて入って、6人のアート展示の一つが西澤さん描く飛行機だった。いま、NHKの朝ドラは「舞い上がれ」。タイムリーな展示やなあ~とビデオ紹介と一緒に見た。展示絵画、飛行機、飛行機している。

 

 美術家、長重之さんが西澤さんの飛行機絵に注目、大きな帆布に195点の作品を貼り付けた「飛行機との対話」。青い空にセスナ、単発に双発。ジェットもヘリも。どれも下から見上げて描いている。飛行場は陸軍から転用した民間の大西飛行場。西澤さん、3、4歳の頃からあったという。毎日毎日、一日じゅう見ていた記憶が頭の中に詰め込まれているのか、胴体の色にロゴまで描いている。その記憶力の凄さ、確かさ、一緒に舞い上がるように見た。

 

 ※ 展覧会はきょうと障害者文化推進機構主催。市美別館展は12月25日で終わり、令和5年3月1日から福知山、市民交流プラザへ巡回する。

 

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2022年12月29日 (木)

顔だ、モデルだ、地下道アートだ

Img_4539Img_4533Img_4534Img_4532Img_4531Img_4530Img_4538Img_4536 顔だ。フェイスだ。何だ、これは?とタイトル見ると、モデルだ、無題Ⅰ、Ⅱ、Ⅲだという。壁面に飾られたアップまたアップの顔4つ。女性、男性、女性、男性と並ぶ。京都まち中の繁華街、四条通り。人の多い地上でなく地下道に光をあてるソーシャルアート展である。

 

 主催は京都市と岩手の福祉実験ユニット「ベラルボニー」。このユニット、双子兄弟が役員を務め、障がい者アート作品を収集、支援する。障がいは欠落でなく個性といい「異彩を、放て」がミッション。全国的に活動続け、師走に入って、京都の障がい者作品に絞って紹介している。烏丸通りから東へ、地上の寺町通り近くの地下道、壁一杯の大作に足がとまった。

 

 顔作品は、伏見の生活介護施設、アート班「アトリエやっほう!」制作。顔はパステルオイルを使って描いて、どこか暖かく、それでいて強烈だ。生きることは描くこと~という衣笠泰介さんは、世界の町を描く。作品に光が溢れている。NPO法人「スイング」は動物二つ、カメレオンとボクサー。感じたままか、のそりと動いている。主催「ベラルボニー」の名は、双子兄弟4つ上の知的障がい者の兄が意味なく発想した言葉、意味はなくとも、活動は「異彩を放つ」。

 

 ※ ベラルボニー。2018年株式会社、岩手県盛岡市に本店。双子の松田崇弥、文登氏が代表。先入観、常識をこえる、様々な異彩を社会に~が設立ミッション。全国の障がい者アート2000点登録する。工事の板囲いアートなど展開。 ※ 四条地下アート展は来年3月31日まで。

 

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2022年12月28日 (水)

寿司は回って、頭は回らず?

Img_4609_20221225071301 Img_4612 Img_4591 Img_4600 Img_4594 Img_4601 Img_4607_20221225071501 Img_4603 Img_4604 Img_4605 恥ずかしながら、大阪梅田、阪急東商店街の「元祖廻る元禄寿司」での出来事である。初めて入って、回る寿司がどう元祖なのか、そればかりが気になって、支払いオーバーが気づかなかった。寿司は回っても、頭が回らず?、店も客も、確認の大事さ、自戒を込めて書く。

 

 寿司は税込み一皿143円からである。最初に143円皿の煮穴子、金華さば、それに171円皿のイワシと165円の魚の赤だし。追加で143円の炙り穴子とだし巻き。いつものように、その都度デジカメ撮りした。どう元祖か、入り口に新聞記事などが貼ってある。聞くより、あれを写真で撮れば~。食べ終わって、板前兼ねる男子店員さんが会計に来た。

 

 皿数えすみ、伝票もらい、レジ支払い。女店員さん、はい、2338円です。えっ、高い!と一瞬思いつつ、壁の貼り紙の写真が気になり、撮ってもよいかと。女店員さん、笑顔でどうぞ、どうぞ。古くなった朝日新聞記事など撮って、六甲アイランドの美術館へ行く阪神電車の車内で、やっぱり高いと、レシート確認して~である。143円の皿が14皿になっている。ええ、そんなに食べてない。本当はみんなで908円。もう電車の中、これを後の祭りという。自戒、次回に?。

 

 ※ 元祖廻る元祖寿司は大阪中心に10店舗。本店は東大阪の布施。天ぷら、立ち食い寿司から先代が工場のベルトコンベアから発想して。昭和33年(1958)から廻る特許機械導入、昭和45年の大阪万博で披露、流行り出したという。

 

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2022年12月27日 (火)

高校駅伝、第5区間を歩く

Img_5037Img_4991Img_4961Img_4972_20221226082601 Img_4995_20221226082701Img_5000Img_5035Img_5013Img_5017Img_5022 Img_5031   あの記録、どうかな~と去年に続いて、今年も現場へ行った。全国高校男子駅伝、第5区3㌔の8分22秒。鴨川丸太町橋西から烏丸通りの鞍馬口の区間。疑惑か、快記録か、もう半世紀も破られていない。スマホのラジオ中継聴き、デジカメ持って、その区間を歩いた。

 

 大会は大阪から京都に移り、今年で第73回。マラソンと同じ42.195㌔を7区間で走る。全区間中、5区以外は記録更新なのに昭和43年(1974)第23回大会の、この区間記録だけが残っている。記録保持者は、新潟小出高校の浅井利雄さん。チームは44位で、浅井さんは普段3㌔9分30秒なのに、なぜかこの大会で1分30秒も速い記録が出た。

 

 郷ひろみと樹木希林は♪~謎が謎呼ぶリンゴ殺人事件~♪だけど、この大会では「謎が謎呼ぶ区間記録」である。去年、文春がミステリーと取り上げた。復路の5区は歩いても足が重い上り、向かい風となると、きつい。応援解禁の沿道、リンゴでなく人参スープ買い、「タスキ」看板は、あと400㍍と知って、もうひと踏ん張りと中継点へ。区間1位は、埼玉栄の松井海斗君。雑踏で撮って、写っていた。記録8分39秒。半世紀前の記録、また残った。

 

 ※ 第73回大会は12月25日開催。優勝は4年ぶり3回目の岡山・倉敷。2時間1分10秒の大会新。5区は田坂愛翔君で8分50秒、区間3位。
 

 

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2022年12月26日 (月)

サザンカの道

Img_4844_20221223085301 Img_4843 Img_4832 Img_4759 Img_4338 Img_4516 Img_4344 Img_4495 Img_4432 Img_4336 Img_4291 Img_4335 歩くほどにサザンカ、よく目につく。そのたび、手持ち愛用のデジカメを向ける。師走入り以来、どれだけ撮ったろう。写真保存のパソコン点検してみたら、何枚何枚も出て来た。街路、公園、垣根…、赤いの、白いの、ピンクのと咲いている。つい、写真も見惚れてしまう。

 

 童謡なら♪~さざんか、ささんか、咲いた道~♪の「たき火」。カラオケなら♪~くもりガラスを手でふいて~♪と歌い出す大川栄策「さざんかの宿」かな。漢字で書けば、山茶花。中国の椿類の山茶に由来して、本来は「サンサカ」なのに、いつからか、山と茶の音位が転換している。植物学の牧野富太郎博士は「仮名が良い、漢字は駄目」と著書に書く。

 

 花はツバキと似ている。サザンカは花びらを一枚一枚散らす。ツバキは、花首ごと落とし、武家に嫌われたという。ここが見極めのポイント。葉も、サザンカは緑が濃く、厚い。一重、八重…園芸品種、多種多様という。パソコン写真のサザンカを見ると、七条仏所処跡の白いサザンカは垣根をおおうごとく。自宅近くの竹細工屋さんはピンク、こんもりして格好いい。山科バス停前、サザンカの表札は「清楚な花」と。町からたき火は消えても、サザンカの咲く道は続く。

 

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2022年12月25日 (日)

師走、クリスマスの町中

Img_4411_20221222071201Img_3545Img_4716Img_4930_20221224194401Img_4718Img_4524Img_4525Img_4725Img_4558Img_4756 Img_4560Img_4791Img_4623Img_4523 クリスマスで連想するもの~と、スマホ検索すると、ある、ある。ランキングで1位はクリスマスツリー、あいうえお順では、赤鼻のトナカイと出た。サンタクロース、ケーキ、七面鳥、プレゼント、くつ下、ソリ、カップル、イルミネーション…まあ、ある、ある。

 

 大事なの忘れていませんか~で、キリスト降誕祭。誕生日ははっきりせず、誕生を祝う日だけど、その思い浮かびが遠くなっている。師走に入って、よいお年を~まで、マチナカはクリスマス、クリスマス。ツリー飾り、サンタコスプレ、景気を気にせずケーキ…江戸のキリスト教禁令、太平洋戦争自粛の過去を忘れて、苦しまず、クリスマス、増す、増す?である。

 

 出歩きの発見、連想ランキングどおり、魚でないツリー、ゴンタでないおらあ~サンタだ!が多い。聖夜隊でないサンタ服のバイク隊、パンダに白雪姫と小人のサンタコスプレ、デパート飾りは、兵隊さん人形、ツリー。大きいのあり、小さいあり。お祝い、星のオーエンスが赤、青、黄色とキラキラ…。阪急うめだ百貨店前のコンコースは、ジングルベル鳴り渡るようなイルミネーション。コロナ忘れの人々が行きかい溢れて、♪~きよしこの夜~♪。

 

 

 

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2022年12月24日 (土)

「豚汁」、あなたはどう読む?

Img_4624 Img_4709 Img_4700 Img_4696 Img_4702_20221221073301 Img_4708 Img_4697 Img_4706_20221221074001 Img_4710   冬の食は、身体が温まるホッカホッカがいい。その一番は鍋だけど、具が沢山入っている豚汁もいい。さて、ここで問題、お尋ねします。この「豚汁」、どう読むか。「ぶたじる」ですか?「とんじる」ですか?。トンとわからない!と言えば、洒落。さあ、あなたはどちらだろう。

 

 ネットなんかで、調べるとどうも、九州では「ぶたじる」と言い、関東では「とんじる」らしい。関西などはどうか~というと、よくわからない。人により、どちらもあるような気がする。とことん?調べるのも~である。大阪梅田、阪神電車へ乗るのに地下街を歩いて、豚汁定食専門店を見つけた。気温が真冬、店並びの列が長い。好きな豚汁、美術展帰りに入った。

 

 「豚汁定食専門」という店も珍しい。野菜たっぷり。チゲ、バターコーン、豆乳…選べる豚汁という。カウンターへ座り、期間限定の「豆乳めんたい豚汁定食」にした。豚汁を自分でどう読んでいるか?「ぶたじる」気分が強い。待つ間、店回り見渡すと、貼り紙に~ごちそうとん汁~と出ている。店名も「ごちとん」。調べると、東京が本社の「かつや」の系列店、関東だから「とん汁」らしい。ともかく「とんじる」&「ぶたじる」、それが悩ましい。

 

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2022年12月23日 (金)

竹中くんと小磯くん

Img_4633 Img_4635Img_4690Img_4639_20221220075601Img_4673Img_4770Img_4668Img_4769Img_4661Img_4662 Img_4658 無二の親友、この二人だろうか。竹中くんと小磯くん。神戸・六甲アイランド公園にある小磯記念美術館が、開館30年特別展で、二人の親友ぶりに光をあてた。詩人の竹中郁と洋画家・小磯良平。旧神戸二中の同級、ともに神戸生まれ育ち、詩人、画家として名を成した。

 

 阪急から梅田で阪神に乗り換え、再来年100年の甲子園の駅をこえ、お酒は灘!の魚崎で降り、六甲ライナーで2駅目である。着くまで大阪万博ポスター、岡田監督胴上げラッピング電車、灘五郎郷のイラスト、海を渡る鉄橋…。デジカメで写真、写真と撮って、無人駅改札を出た。公園の森へ行って、竹中郁と小磯良平の回想録、特別展の看板が目に入った。

 

 二人で一つの看板。竹中郁の詩、書き出し「君とぼくとは前の世でそしらぬ顔だった」。小磯良平の絵、竹中モデルの「彼の休息」。二人を象徴している。遺族が小磯作品2000点を神戸市に寄贈、美術館が出来30年。年4回企画、小磯、小磯と開催して、特別展は小磯と竹中である。竹中がいる小磯が描いた「彼の休息」は、東京美校卒業製作で首席作品、無二の親友示す二人の肖像と、二人が言う。展示は竹中の詩文に小磯、小磯の絵に竹中だった。

 

 ※ 竹中郁、小磯良平は1917(大正6)年、神戸二中(現兵庫高校)で出会う。ともに養子。二人で2年間、滞欧。竹中は関学、北原白秋らに認められて、モダニズム代表する詩人に。小磯は東京美術学校出て、帝展など特選、新制作会立ち上げ、文化勲章受賞、洋画の大家に。 ※ 展覧会は12月18日終了。 ※ 漫画は会場配布から。

 

 

 

 

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2022年12月22日 (木)

「東通り商店街って、どうなん?」

Img_4620 Img_4569 Img_4579 Img_4580 Img_4609 Img_4614 Img_4618_20221219083001 Img_4622_20221219084301 Img_4627 Img_4628 Img_4711 Img_4712_20221219084601 Img_4619 アーケードに「東通り商店街って、どうなん?」と妙な看板が上がっている。どうなん?と言われても、どうなん?。公式サイト「阪急東通商店街」も出来たという。阪急電車梅田駅を降り、なんとなく、ぶらり東方向へ行って、その商店街の数々、どうなん?と見て歩いた。

 

 どんなん?かと言うと~。まあ、店名は好き放題、ダジャレも、自慢もし放題である。少し東南だと曽根崎署、お初天神、西南だと阪神デパートだが、この東通りは歩いた記憶がない。アーケード、東へ東へわりに長い。大阪ならではごちゃごちゃ感がある。「酒ト肴さしすせそ」「居酒屋ちゃ~ちゃん」「タコとハイボール」「うどん王」「串焼きイッカ」「炭火バルあじと」…。

 

 並び一番は、お好み焼き「美舟」、ぶっち切り寿司「魚心」。午前11時回ったとこ、開店待ちの列。うまさか、安さか。大阪の人、よう知ってる。自慢しいの看板は「胃もたれしない串カツ」「毎日カラダが喜ぶご飯」。ホンマ?と思わす。居酒屋「安安」は~安全で安心でさらに安く~全国100店舗という。元祖回る寿司「元禄」、フレンチ酒場、大阪トンテキ、豚汁専門店…、まあ、ハデハデ、デカデカ…名物また名物…どうなん?は、そんなんやった。

 

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2022年12月21日 (水)

佐佐木家大明神、沙沙貴神社へ行く

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 師走の平日、東の参道から入って、境内はどこを歩いても、漢字一字で表すと「寂」である。2字なら「静寂」。その歴史、佐佐木氏は、源平合戦、源頼朝旗揚げ、承久の乱などと関わって、この地で、元々の古い沙沙貴の荘と新しい佐佐木氏が同化したらしい。云われはややこしいが、要するに、佐佐木源氏発祥の地で、佐佐木大明神を祀る沙沙貴神社だという。

 

 云われの複雑さからか、5月中旬になんじゃもんじゃの花が咲く。白くて綿のようなヒトツバタゴ。もじゃもじゃしているので、こらなんじゃ!と名がつく。佐佐木の家紋、神社の神門は四ツ目紋。境内歩いて、社殿にあり、提灯にあり、常夜灯にあり。~先祖を大事にせよ~と乃木希典さんのお言葉石碑。乃木さん、佐佐木家の分家とか。さざれ石、八角神殿、干支の庭で、今年から来年へ寅と卯の像など、色々と撮った写真は、こんなもんじゃ?。

 

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2022年12月20日 (火)

安土と信長と相撲

Img_3886 Img_3893 Img_3896 Img_3903 Img_3913 Img_3914 Img_3919 Img_3920 Img_3922 Img_3923 相撲と言えば~である。無敵69連勝の双葉山、巨人と玉子焼きと並んだ大鵬、今は朝青龍、白鵬、照ノ富士と続くモンゴル横綱全盛だが、歴史を遡れば、神事であり、宮中行事であり、武芸である。興行としての大相撲のルーツならば、織田信長からでは~と言われる。

 

 JR琵琶湖線の各停で安土駅へ行った。駅舎は豪華な安土城を象り、北口には信長像が立つ。ちょん髷が長い。駅前、饅頭屋さんは桶狭間勝利の「負けずの鍔」を売る。線路下通路には地元中学生、卒業記念壁画を描く。なぜか、信長と長ネギ絵が面白い。鴨まで描く。安土城郭資料館ある南広場に出て、白い御影石の相撲モニュメント。四つに組んで、ハッケヨイ!。

 

 駅前整備、老朽化の四本柱やぐら撤去、代わって地元商工会が工費350万円でつくった。石垣台座に高さ1・6㍍。がっぷり四つ、両者動かない。水入り、待った!の行司さんはいない。天下布武へ、安土に城を築いた信長は、毎年、相撲大会を開き、5年間で10度と、信長公記に記されている。全国から力士1500人、朝から晩までの相撲。信長は上位力士は召し抱え、優勝力士には刀、衣服に領地まで与えたという。信長と相撲の歴史、今も安土にノコッタ、ノコッタ!している。

 

 ※ やぐら撤去は2014年、相撲モニュメンは駅改修に伴う2019年。

 

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2022年12月19日 (月)

タイ料理「キンカ―オ」

Img_4369_20221216061201 Img_4402_20221216061701 Img_4403 Img_4375 Img_4377 Img_4378 Img_4379 Img_4380_20221216062201 Img_4381 Img_4393 Img_4397  これはうまい!食べないうちからうまい!。ポスターが「タイ料理、タイ感しよう」。う~ん、これはうまい。タイ・ラオス料理店へ行って、2階へ上がる壁ポスターである。洒落好きとしては座布団3枚、間違いない。では、そのタイ料理の体感、どうだったかですタイ??。

 

 洒落には洒落返し。タイ感、どうですタイ。これでタイタイ(対対)。京都の七条大橋北西かど、ビル2階、タイ・ラオス料理のお店はタイ語で「キンカ―オ」。ぶら歩き、三十三間堂、京博前から鴨川の七条大橋を渡って、店前はよく通っている。ビル2階にタイの国旗、店名はタイ文字がグネグネしている。ネットで調べて、本格タイ料理、食べログの評価高く、行って見た。

 

 何にするか、店員さんに聞いてみると、ランチなら「カオ・マン・ガイ」がいいという。タイ米にスライスした鶏肉、タイ料理ファンに人気と。セットで注文すると、スープ、サラダ、えびせん、デザート。1000円少し。タイ米ご飯にピリ辛タレかけ、タイ感したら、旨かったですタイ。テーブル席から、鴨川の向こう東山連峰、清水寺まで見えて、味よし、景観よし。満足した帰りに「キンカ―オ」とは~と聞くと、食べる所と。確かに~ですタイ。

 

 

 

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2022年12月18日 (日)

三条大橋、修復工事が始まる

Img_4069 Img_4070_20221215073501 Img_4071_20221215072601 Img_4073 Img_4079_20221215073101 Img_4080 Img_4091 Img_4081 Img_4083 Img_4084_20221215073101 Img_4090   足利の室町時代に橋がかかって600年、行って戻って、また行って、どれだけの人々が渡っただろう。東海道、東の日本橋に対する西の三条大橋。日本代表する歴史の橋。傷みが激しく、工費4億円の修復が始まっている。どんな具合か、橋の端から端へ歩いた。

 

 橋の修復、ふるさと納税でお金を集めた京都市のHPに詳しい。「あなたの寄付が未来への架け橋」。ちょっとこそばいが、キャッチは効いている。架橋の歴史、古文書をひも解いて応永30年(1423)の記述あり~という。以来、洪水など幾度も姿形を変え、天正18年(1590)秀吉造営がいまの橋という。日本初の石柱、木製高欄、銅製の擬宝珠…。

 

 新選組池田屋切込みで擬宝珠に刀傷、東海道中膝栗毛の弥次郎兵衛と喜多八ゴール、上野不忍池へ駅伝スタート…橋の歴史は数々。四条大橋から鴨川左岸の遊歩道を北へ歩くと、下流側に工事の覆いが見える。石柱の橋下をくぐって、上を見ると、上流側はまだ朽ちた欄干のままだ。工事側の特設歩道で渡ると、鞍馬山のヒノキ伐採、乾燥など木製高蘭への経過写真が出ている。修復完成は再来年の令和6年3月。歴史の橋、どんな渡り初めになるのだろう。

 

 ※ 修復木製の橋は濃い赤茶色。擬宝珠は工事中保存、完成してそのまま付け替える。木製橋梁は少ないなど、京都市HPに詳細が載っている。

 

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2022年12月17日 (土)

「キングダム展ー信ー」

Img_4171 Img_4120 Img_4148_20221214081801 Img_4152 Img_4135_20221214081701 Img_4145 Img_4122_20221214081501 Img_4132_20221214081601 Img_4150 Img_4146 漫画「キングダム展―信―」、どんな原画展やろう。入場料はなんと2500円、漫画内容とともに気になる。会場は梅田のグランフロント大阪。最終日2日前に手に入ったチケットを持って行った。その漫画、その人気、その迫力…、恥ずかしながら、全て初めてだった。

 

 展覧会は、週刊ヤングジャンプに連載が始まって15周年記念という。紀元前、中国の春秋戦国時代をもとにした超人気漫画という。主役は戦災孤児、その名前が信。もう一人は秦の始皇帝になる政。キングダムの意味は英語で王国。中華統一への長い歴史、史記をフィクションにして毎週毎週、今も続く漫画。単行本、アニメ、映画、舞台化…それほどまでと~。

 

 師走好天、日曜の梅田。マスクはしても密は避けきれない。何階か、近大マグロが入店のグランフロント北館1階、最終日お見逃しなく~のチケット売り場は若者の列。2500円展、如何に?と入った。週刊誌の第1話「無名の少年」に始まる主役・信くん活躍のストーリー。原画400点。第一章から第14章へ、右へ左へ、また右へ、オオオッ、ドドドッ、ダタダッ…、仲間、涙、戦い、別れ…、1時間は見て歩いた。漫画売り上げ9200万部…、恐れ入りました。

 

 ※ 展覧会は3年がかりの全国巡回、2年前の東京に始まり、名古屋、福岡、大阪と回り、来年1月から宮城。 ※ 作者は原泰久さん。

 

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2022年12月16日 (金)

師走の京都御苑を歩く

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 師走、一年の終わりが近い。今年の世相漢字が「戦」と決まった日。同じ歩くなら、枯れ葉が枝から1枚、2枚、3枚と音符のようにぶらぶら下っている写真を撮ってみたい。落ちる寸前の命も感じたい。そんなポエム心も沸いて、植物園か、円山公園か、京都御苑か~と迷い、5万本、500種の樹木がある御苑を選び、地下鉄で今出川駅まで乗って行った。

 

 広い御苑どう歩くか。いつもは南東、丸太町通りの富小路側からだが、北側からである。春一番咲き、糸桜の近衛邸跡が近いが、こども公園のある西から乾門へ行って、砂利道へ出て、また東へ行って、和風迎賓館裏の森を歩き、五山送り火「大」が見える寺町門から出た。上を仰いだり、下に屈みこんだり…どれだけ写真を撮ったろう。カエデ、イチョウ、サザンカ、カツラ、ケヤキ、ツワブキ…、それぞれに冬の優しい陽光に枯れ行く命を輝かせていた。

 

 

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2022年12月15日 (木)

「Aえグループ」写真と女の子たち

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 阪急電車の大阪梅田駅降り改札を出てだった。展覧会へJR側の高架を渡ろうと一番北側のESへ行って、隣り合う階段である。女の子たち、階段を上りも降りもしない。壁の写真は、ジャニーズ事務所所属「Aえグループ」森の宮公演PR、ギターの正角くん、ボーカルの末沢くん、リーダーでベースの小島くんら6人一人ずつ、アップで写っている。人気だそうな。

 

 どうして、人気なのか、オジサンわからない。知るには手持ちのスマホ検索。けったいなグループ名だけど「ええグループ」と音声入力したら出た。ニュースやら動画やらいっぱい出た。ウイキペディアによれば、若者売り出しの名手、ジャニー喜多川さんが「君たちはええ(良い)グルーブ」とそのまま名付け、2019年結成して、東京初公演で即チケット完売という。顔か、歌か、どうしてそうなるのか、我を忘れた女の子たち、これも青春かと、階段写真を撮った。

 

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2022年12月14日 (水)

ユリカモメ、鴨川に今冬初飛来

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 冬、あったかい日、鴨川沿い散歩道。七条大橋から北へ正面橋、五条大橋、松原橋、団栗橋、四条大橋へ、鴨川左岸を北上する。一日一万歩、3千歩は稼げる。川の中、冬鳥がいるとデジカメ向ける。見慣れたアオサギの写真は素通り。白いコサギの群れ、正面橋西側に多く、五条大橋北側では、カワウ5,6羽と一緒になっている。白と黒のコントラスト、これは珍しい。

 

 鴨川は名前どおり鴨が多い。師走2週目土曜ウオーク、松原橋過ぎたあたり、日向ぼっこか、コガモが群れて眠っている。オスの頭が緑色のマガモ夫婦とカラスとゴイサギは何の集まりか。鳥の異業種交流が面白い。青い空に白い鳥の飛行、一瞬の写真撮り、ナニ鳥だろう。同じ日、四条大橋超えて、ユリカモメ。今年初お目見え。昭和49年に鴨川初飛来だから、48年連続。男ありけり~在原業平が東下りの隅田川で見た都鳥。京都にもよう来た、よう来た。ご苦労さん。

 

 

 

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2022年12月13日 (火)

たい焼き、どこから食べる?

Img_3638Img_3637Img_3621Img_3633Img_3623Img_3627Img_3629Img_3636 人それぞれとはいえ、頭からか、尾っぽからか、二つに割って真ん中からか。餡子たっぷり「たい焼き」の食べようである。餡は尾っぽ入りまでがいいか、そうでない方がいいか、そんな好き嫌いもある。食べ方で、性格もわかるともいう。さて、あなたはどうですたい。

 

 いつもいつものぶら歩き。五条坂近く、京阪バスの東山馬町の停留降りて、歩きはじめて、たい焼きのノボリである。お店は「gojo coffe factory」。開店は2、3年前だが、入ったことはなかった。東寺の弘法さんで、たい焼き食べてから、この店のはどんなんかな、気になりだしていた。コーヒーと一緒にと思い、バス降りて初めて入った。

 

 餡は、十勝つぶあん、カスタード、かぼちゃの3種類。コーヒーは外国製焙煎機でドリップの牛若丸ブレンドか、弁慶ブレンドか。注文前払い形式、かぼちゃと弁慶にして、奥のテーブルで待った。アツアツ、紙包みで登場のかぼちゃ餡のたい。どこから食べるか、顔からは可哀そう。餡は尾っぽまでかなと、尾っぽからかぶりついた。尾っぽまで入っている。ネット調べ、食べ始め尾っぽ派の性格は慎重型と出た。人それぞれ、食べようがちょっと気になるですタイ。

 

 <注> ・頭派は大雑把、楽天家。 ・お腹派は積極的、好奇心旺盛派。 ・二つ割り派は目立ちがりの行動派。 ※ かぼちゃあん200円、弁慶ブレンド380円。

 

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2022年12月12日 (月)

大仏殿跡にトウネズミモチ

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 師走2週目に入っても、朝晩冷えても、まだ暖かい日が多い。ぶら歩きコース、秀吉さん、秀頼さんご縁、方広寺の大仏殿跡緑地公園、まだコスモスが咲いている。紅葉も見ごろが続いている。静かな公園、よく一服する。南側は京都国立博物館、西側は豊国神社本殿、その裏側が見える。閑なひととき過ごし、立ち上がって、それまで気付かなかった夥しい紫の実の発見だった。

 

 何の実だろう?。現場頼みは、スマホアプリのgoogleレンズ。紫の実にレンズをかざして、待てしばし。ちょっと時間がかかって、常緑高木の「トウネズミモチ」と出た。さらにネット検索で庭木図鑑へ入り、キンモクセイ、ヒイラギの仲間とわかった。日本産はネズミモチ、それに「唐」のトウがついて中国原産という。初夏の白い花が実になり秋の緑色が冬に完熟して紫色という。それにしても、この成りよう、大跡地だからこその~ブツブツなのか。

 

 <注> トウネズミモチはモクセイ科。実がネズミの糞、葉がモチノキに似て、そう名前が付く。実は小鳥が好み、漢方薬の強壮剤にも。日本原産ネズミモチより、繁殖力がある。公園樹、街路樹。

 

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2022年12月11日 (日)

100歳、柚木沙弥郎展

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 京都伊勢丹美術館の柚木沙弥郎展へ行った。染色家でアーティストの柚木さんは1922年(大正11年)生まれ。いまなお、創作活動つづける現役の100歳。ビデオの100歳映像、近作の絵本の原画、収集した自宅の玩具、人形、布の型染作品などが並ぶ。原画80点、布染めなど30点。作品写真、フラッシュは駄目だけど、撮ってもよい。撮って、撮って、とっても良かった?。

 

 展覧会テーマは、大人も子どもワクワクする「絵の道」と「布の森」。猫親子作品見て、象の鼻の上にネズミ。「たかいたかい」。チュウイ深くみて「そしたら、そしたら」。キリンがすってんきりん。ガバが、ぐわ~くしょん。展示の最後は型染の「布の森」。幾つも吊るされた幾何学模様の布を眺め、絹か綿か、見ているだけで、あったか~い。柚木さんは言う。~理解しようとせず、じっと見つめて、感じて下さい~。100歳、柚木さんの元気を感じた。

 

 ※ 柚木沙弥郎さん、東京生まれ。戦後、岡山に住み、25歳で染色の芹沢銈介に師事、埼玉の女子美大で教授から学長。絵本、版画なども。 ※ 伊勢丹展は12月25日まで。

 

 

 

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2022年12月10日 (土)

くろ谷さんの「アフロ大仏」

Img_3567 Img_3560_20221207085201 Img_3561 Img_3569Img_3570Img_3558 Img_3565 Img_3562 Img_3556  尊王攘夷では幕府方の会津容保、新選組、くろ谷さんの黒谷、法然さん宗祖、浄土宗の金戒(こんかい)光明寺へは、今回だけでない。墓地に頭髪フサフサ、人気の「アフロ大仏」あり、また来んかい?と言われているようでもあり、頭髪が昔懐かしくもあり、また行った。

 

 お寺の伝言掲示板「腹はたてずにへこませる」。怒らず、よこにせず、ダイエットせよ~という教えだろうか。三門わきは赤い絨毯、紅葉見頃がすんでも名残りのカエデが1、2本まだ赤い。源平合戦懺悔、熊谷直実出家の池畔、師走入りの冬なのに、桜木の枝に花が一杯咲き出している。本堂バックに紅葉とサクラの競演。今回だけか、これは珍しい~と見た。

 

 三重塔への参道、階段わきは墓地へ。「アフロ大仏」はこちら~と→看板が何カ所にも出ている。人気上昇、お寺の配慮らしい。正式には「五劫(ごこう)思惟(しゅい)の阿弥陀仏」。落語の長い長い名前、~寿限無寿限無、五劫のすりきれ~で出て来る五劫という。世の中を救う阿弥陀仏になるまで気の遠くなる長い修業で、頭髪が増えに増えて、アフロになったという。優しいお顔、溢れる頭髪…、有難くあり、羨ましくあり…。今回も眺め拝んだ。

 

 ※ 「五劫思惟阿弥陀仏」は全国に16体。石の彫刻は金戒光明寺だけ。

 

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2022年12月 9日 (金)

今年の漢字一字は混戦もようか

Img_3552 Img_3596 Img_3598 Img_3602 Img_3600 Img_3551  今年の世相を表す漢字、その一字はなんだろう。ロシアのウクライナ侵攻で、「侵」か、それとも「戦」か。安倍元首相暗殺の衝撃から国葬へ、「衝」「国」のどちらだろう。医療逼迫の第7派に始まり第8派へ、再びコロナの「禍」か。どこかに「明」はないのだろうか。

 

 八坂神社前、祇園のバス停降りると、真ん前に日本漢字能力検定協会がある。略して「漢検」。その入り口壁面に1995年(平成7年)の「震」の始まりから過去26年間の、漢字一字が並んで、2022年は「?」と出ていた。四条の地下道を歩くと、今年の漢字投票呼びかけを兼ねて、去年の「金」はじめ、それぞれの時代を思い出す漢字が柱ごと掲示されていた。

 

 12月12日、いいじ!、いいじ!と洒落読みする漢字の日は、投票結果発表の日。毎年、清水寺の舞台で、森清範貫主が、その一字を筆太に書く。5日に締め切りすんで、主催する漢検さんは知っている。阪神は優勝せず「虎」ではない。ネットで予想を検索した。どうも本命なく、混戦もようか。出て来た漢字は、禍、波、失、災、値、上、増、侵、不、衝、安、壺、統、国……。あと3日で、その漢字一字はわかる。さてさて、気になる年の暮れである。

 

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2022年12月 8日 (木)

陶器の町の陶器像

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 師走入りのサンデーウオーク、まだ紅葉の余韻、人の多いところ避けた。秀吉さんの豊国神社とは反対の道に陶芸の河井寛次郎記念館。竹矢来、寛次郎作陶の自宅が美術館になっている。入館料大人800円。いつ入ったか、そのうちにまた~と思って、通りこし、折れ曲がって西側の細い道へ。五条坂、国道1号は北へ近いが、車一台やっとの静寂の道である。

 

 京焼、清水焼、音羽焼…と様々に言われる陶器の町。かつて清水寺から音羽川が流れ、登り窯が多かったという。煙モクモク、登り窯公害と言われ、窯元らが山科の清水焼団地に越しているが、今も代々世襲の清水六兵衛さんら作陶家は多く住む。陶器像が並ぶ裏道の街角アートもそんな一角。駐車場の隣、ピンクの山茶花咲く空き地の道路側、コンクリートブロックの上、何体も~である。意図もわからず、詠み人でなく、造り人知らず~だが、妙な顔の陶器像にトキトキした。

 

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2022年12月 7日 (水)

紅葉写真、この一枚

Img_3263 Img_3262 Img_3261 歩いて、歩いて、撮って、撮って~今秋の紅葉写真この一枚を選ぶとすれば~である。一本だけ染まったカエデとその隙間から撮った川の流れ。たまたま出会った紅葉。これが自画自賛の写真である。いわゆるお気に入り。赤と白の対照、それが何よりめでたい。

 

 平家追い落としの密議、俊寛らの鹿ケ谷のふもと。そこでの瞬間撮り?だった。住友家・泉屋博古館で開催の「木島桜谷(このしまおうこく)―山水夢中」展を見ての帰り。朝からずっと降り続いていた雨がやみ、鹿ケ谷に霧が流れてはじめていた。バス通りから外れ、博古館裏側から坂道を下り、川沿いへ出てだった。真っ赤に染まった一本のカエデが目にとまった。

 

 川は白砂運ぶ白川、岡崎から祇園へ流れる。道路から覗くと川底が深い。毎日毎日出歩いて、これは~と思うと写真を撮る習慣がついている。この時もそうだった。愛用のデジカメ、ズボンのポケットから瞬間、取り出し、覗きこんで撮った。モミジの赤、川の白、どちらにピントがどうあうのか、おまかせで1枚、2枚、3枚と撮って、この写真である。雨上がり、見ごろの紅葉、雨で勢いを増した川の流れ…、この時この所、予期せぬ写真、鹿ケ谷の俊寛?だった。

 

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2022年12月 6日 (火)

世界遺産の仁和寺がナウい。

Img_3402 Img_3400_20221203072701 Img_3343_20221203072101 Img_3352 Img_3357 Img_3390 Img_3389_20221203072701 Img_3359 Img_3364 Img_3371_20221203072701 Img_3369 Img_3385_20221203072301   世界文化遺産の仁和寺が、いま、ナウい。時代に呼応して、書院で若手作家の展覧会をやり、回廊には風鈴を吊るし、将棋の藤井聡太五冠を迎え、竜王戦を開催して、将棋盤を見せる。庭園はライトアップもする。展覧会を見に行き、久々に真言宗御室派の総本山へ入った。

 

 京福電鉄の白梅町駅から乗って、駅は、等持院、妙心寺、竜安寺とお寺、お寺と停まって、御室仁和寺である。創建は西暦で888年、仁和4年なので、その元号がお寺の名前になっている。電子機器メーカー、オムロンはここ御室が創業地、社名に由来する。「8」の数字絡みでは、裏山に四国88カ所霊場を模す88のお堂、2時間で巡れる。色々、おむろい?。

 

 バス通りに金剛像の二王門。仁王門とせず、二王門とこだわる。何もにおわない?。五重塔ある広い境内、入ってすぐ御殿。入ろうとしてお坊さんの列。見送って、スニーカー脱いで、白書院から黒書院へ。陶磁器と日本画の女性2人展テーマは「とどまるもの、とどまらないもの」。江戸の襖絵とよく合う。落ち葉型の風鈴はお二人合作、廊下にとどまる。第35期竜王戦第2局は仁和寺開催。藤井VS広瀬の写真など展示。風格に新しさ、見どころが多い。

 

 ※ とどまるもの、とどまらないもの展は日本画の幸山ひかりさんと陶磁器の西久松友花さんの二人展。12月18日まで。

 

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2022年12月 5日 (月)

初めての南禅寺畔「瓢亭」

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 京都南禅寺畔「瓢亭」。天保年間から400年余り続く料理屋。山形有朋が造った庭園、無鄰菴と隣りあう。蹴上から岡崎へ、よくぶら歩きしている。無鄰菴には入っているが、瓢亭は通り抜けばかり。京都にずっと暮らしていて、初めて昼に別館へ行って、懐石の松花堂弁当だった。重箱の仕切り料理が美しい。何からとしきり?に迷う。名物の玉子か、鯛造りか、モロコの甘辛煮か…。

 

 かつて山形有朋、頼山陽、谷崎潤一郎らも。日本画家・川端龍子は、瓢亭の料理を主役に座敷を描いている。大正14年の「佳人好在」。堂本印象美術館の龍子展で見たのを覚えている。関東大震災のあと、南禅寺草田町に住んだ洋画家・岸田劉生も、ご近所のよしみ、描いているらしいが、どんな絵だろう。別館内、龍子の絵は写真で展示してあった。かやくご飯、お椀、デザートの熟し柿。みな美しい、おいしい。これで、やっと~入った、食べた~と言える。

 

 

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2022年12月 4日 (日)

チュン、雀画家の個展

Img_3147Img_3126Img_3134Img_3130Img_3133_20221201083001Img_3144Img_3143Img_3142Img_3139Img_3135 何を思っているのか、額の縁から尾っぽのはみ出た雀が一羽いる。どこへ行くのか、絵の真ん中、羽根を揃えて2羽で仲良く飛んでいるのもいる。どの雀も「T-H―U-N」という名前がついている。一羽だけなら「チュン」と鳴き、二羽ならば「チュンチュン」と鳴く。

 

 雀の画家、チュンの洋画家、一居孝明さん(64)の個展を見に行った。京都市寺町三条上ルの画廊「ヒルゲート」で2年に一度開催、今年11月で5度目である。一居さん、長浜市生まれ、戦国武将・石田三成生誕地。今も住まいとアトリエがある。個展案内のチラシにあるQRコードをかざすと、広いアトリエが出てきて、大きなキャンパスに作品が見える。

 

 京都芸術短大洋画科卒、学長賞受賞して、画家の道へ入り、安井賞の賞候補、小磯良平大賞展佳作など受賞数々、今は新制作会員。深みのある、染みこむような独特の金色で無機質な素材を描き、絵のどこかに雀を入れる。豊かさの中の危うさ、多角的、映像的な絵を意識している。なぜ雀か、画家自身の化身か。個展作品37点、展示会場、雀、雀と見て回った。オリーブの小豆島、播州港町の室津、羽衣伝説の余呉湖…どの絵にもちゃんとチュンといた。

 

 ※ ヒルゲート一居個展は11月27日で終了。

 

 

 

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2022年12月 3日 (土)

寺町商店街に多い靴屋さん

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 最初に見たのは、靴のABC。全国どこにもあって、寺町にも~である。メンズ、レディス、キッズ…、大きさ、デザイン、履きごこち…靴のグッズ?。平安時代、貴族のくつは、「沓」、今は革が化けて「靴」。笑いはクツクツ。ノロいのはぐずぐず。いまの流行りはスニーカー。日常ではき、オフィスでもはき…。日本語で運動靴だが、ずいぶん進化している。

 

 ウオーキング、ランニング、カジュアル…、オリジナル、メイドインジャパンだという。歩く、走る、気軽、独自、日本製をカタカナで商っている。店前看板、ジャイアント馬場が出た。16文キック、30㌢以上、客寄せ、目をひく。紳士靴はどこと気にして、英国製あった。舶来、高価買取。黒革、茶革…スーツに似合う。商談はこれ、靴みがきはこれ。修理屋さんもだが、在宅勤務増、革靴の今は。一日一万スニーカー歩き、靴底の減りも気になる。

 

 

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2022年12月 2日 (金)

岸田劉生「S氏の肖像」のS氏?

Img_2957_20221129073401 Img_3071 Img_2958 Img_2960 Img_3073 Img_3072 本を読んでいて、展覧会で見た絵が文中に出て来た。これも出会いの一つ、確認兼ねて、また絵を見に行った。絵は大正・昭和の洋画家・岸田劉生が描いた「S氏の肖像」。本は「父・岸田劉生」。幼い頃から麗子像で何度もモデルになった岸田劉生の娘、麗子さん著作である。

 

 「S氏の肖像」は劉生25歳、大正3年に描いている。いま、京都近美が所蔵するコレクション展、麗子像の木版「童女と菊花」と並んで展示されている。何となく見ていて、S氏って誰かなあ~だったが、百万遍・知恩寺の古本市で3冊500円で買った一冊、麗子さん著作の文庫本で登場だった。S氏は劉生最初のパトロン、芝川照吉氏。麗子さんが詳しく書いていた。

 

 代々木に住んでいたころ、芝川さんが訪ねてきて、肖像画を依頼されたという。「出来た絵は毛皮の襟の付いた外套を着て、帽子をかぶった肖像で、芝川さん大変気に入り、絵の代金として30円置かれた」と。貧乏だった劉生は大喜び、30円ぜんぶ使い絵具と筆を買った~と書く。この項を読み、あの絵のS氏に違いないと、もう一度、岡崎の京近美へ見に行った。麗子さん記述通り、毛皮の襟、外套、帽子…、S氏の謎が解けて、どこか嬉しかった。

 

 ※ 岸田劉生(1891-1929) ※ 岸田麗子著「父・岸田劉生」は昭和62年10月中公文庫発行。本カバー絵は「麗子5歳の像」。麗子さん、家族写真は文庫の

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2022年12月 1日 (木)

西本願寺の銀杏、いま黄金色

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 NHK京都、月末の夕方ローカルニュース。~ニ条城の銀杏標本木が黄葉~と聞いた。春、ソメイヨシノの標本木は中京区の京都気象台敷地とは知っていたが、秋に銀杏黄葉の標本木があるとは初めてだった。京都市内の銀杏の大木、京都御苑にもあり、東本願寺にもあり、本能寺にもだが、世界文化遺産・お西さんの銀杏の輝きぶりが一番、毎年のように見ている。

 

 山科の自宅近くからバス1本で行ける西本願寺。来年は親鸞聖人生誕850年、その教えを表した立教開宗800年。京博では3月に記念の親鸞展開催という。いつもどおり、聞法会館で一服、そのポスターを見た。新選組が屯所にした太鼓楼を通って、北側の阿弥陀堂門から入って、大銀杏である。お彼岸には幹回り、赤と白のヒガンバナが咲く。どっしりした幹回り6㍍余り、高さは7㍍だが、枝ぶりが左右に広がる。今の今、黄金色に輝いて、命の尊さを伝えている。

 ※ 御影堂は親鸞さん祀る浄土真宗は「ごえいどう」、法然さんの浄土宗知恩院は「みえいどう」と読む。

 

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