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2022年11月14日 (月)

松園さん、松篁さん、淳之さん~親子三代文化勲章

Img_1908 Img_1910 Img_1911 Img_1912_20221111083501 Img_1900 Img_1901_20221111083401Img_1944Img_1945 Oip  美人画の上村松園さんは「花かざり」。桜の花の下、艶やかな芸妓さんが5人。結った髷に花びらが落ちるのを避ける傘も描く。明治40年代の作品。息子の松篁さんは花鳥画。昭和58年の作品は「孔雀」。緑の翅の美しさ、画面からあふれんばかりに描く。

 

 松園さんと松篁さんの作品が、いま、京都近美の今年度コレクション展で展示されている。今年の文化勲章4人のひとりは、日本画の上村淳之さん(89)。日本初の女性受賞・松園さん、同じく文化勲章の松篁さんに続いて、親子三代の受賞である。淳之さんの作品、京近美の向かい、京都市美で開催の創画会展で展示中では~と、京近美から歩き渡って、見に行った。

 

 淳之さん、祖母・松園さんが晩年に過ごした奈良・平城で、60種700羽の鳥たちを飼育している。父・松篁さんと同じ花鳥画。理事長をしている創画会は、日展を離れての会派で、昭和23年に松篁さんらが立ち上げた創造美術の流れを組む。改組して第49回展。松柏美術館所蔵の淳之さん作品、池の中にたたずむ鳥2羽「春宵」の出展示。暮れ行く静けさを描く。日々歩き効果、親子三代文化勲章受賞記念のトリプル鑑賞だった。

 

 ※ 上村松園(1875-1949)上村松篁(1902-2001)上村淳之さん(1933-)。いずれも京都生まれ。 ※ 創画会展は11月13日で終了。 ※ 松園さん、松篁の写真は「美術記者の京都」(橋本喜三著)から転写。淳之さんはネットから。

 

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