蒸気機関車の写真展
黒い煙と白い煙が渦巻いて、ボオッ、ボオッ~とうなっている。動く、動く、さあ動くぞ。煙が響く。ボオッ、ボオッ……、ボオッとしていたら、チコちゃんに叱られる?。この一枚も、その一枚も、写真が動いている。シュッシュッ…、煙をいっぱい吐いて走りだした。
大阪中之島フェスティバルタワー1階、キャノンギャラリー。ホール4階の香雪美術館へ行くおり、先ずここで、写真企画展を見る。この間は、鉄道150年記念、蒸気機関車展。東京・亀戸駅近くに住み、子どもの頃からSLと友達になった鉄道カメラマン、持田昭俊さん(63)の作品が並んでいた。もう見られなくなったSLたちの写真が格好よく、見惚れた。
ひまわり畑を行く。雪原を突き抜ける。鉄橋を渡る。海のそばを走る。どの写真もアングルがいい。一枚みてまた一枚。立ち止まる時間が長くなる。人気のデゴイチ・D51、走る貴婦人・C57…、東北の磐梯、新潟の村上、北海道の根室…。SLとその景色がいい。写真テーマは「響煙・Kyoen」。持田さんが2001年に開催の写真展から鉄道150年記念でいま再びという。猛煙の中の夕陽の輝き、被災地で励ましの汽笛一声…SLが写真に生きている。
※ SL写真展は11月13日で終了。
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