天下一能面師、近江イセキ
テクテク効果と言うのだろうか、クルマでは通り過ぎても、ぶら歩きで、社寺など歴史遺産とよく出会う。フト立ち止まって、そうか、そうだったのか~である。知らない町へ行けば行くほどだが、社寺仏閣の多い滋賀県では、歩いてこその、そうした思わぬ発見が嬉しい。
湖北、かつては坂田郡七条村、合併で長浜市七条町の足柄神社。石田三成の生誕地へ、JR長浜駅前から歩いて行って、伊吹山が大きく見え、生誕地近くまで来て、足柄神社だった。神社安内板、能面の「尉」と「姥」の写真が出て、天下一の能面打ちを生んだ近江井関と神社の春祭りについての書き込み。どう天下一と境内へ入って、大きな石碑にまた天下一である。
石碑は新しく、その由来が詳しい。室町から江戸初期、井関は能面打った家系で、4代目が徳川将軍から天下一の御朱印を得たという。井関の能面の後ろには◇印あり、イセキ能面とわかると。神社は鎌倉・北条時代、箱根の足柄山に縁があるらしい。5月5日の例祭、能面の「尉」と「姥」が神輿を出迎える習わしがある。戻って書棚の「近江の美」。井伊家の能面の項で~越前には出目家、近江には井関家という優れた面打ち師~との記述。歩き発見に感慨がわいた。
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