九兵衛さん、六兵衛さん…
アートの二刀流、陶芸と彫刻。晩年の写真を加えて三刀流か。いま、京近美で開催する「清水九兵衛・六兵衛」へ行った。九兵衛は六兵衛で、六兵衛は九兵衛で…。2人展でなく同一人物の生誕100年記念展。名前はまだあって、数えると、六つ、いや、七つ…どれがホント?。
江戸時代から続く京焼陶工、清水六兵衛の清水。「しみず」でなく、世界遺産の清水寺近くにアトリエがあり「きよみず」と読む。展覧会主役の六兵衛さんは6代目の養子になり七代目。1922年、名古屋生まれで、本名は塚本廣さん。戦争戻って、東京藝大入り、六兵衛さん養子で、清水洋。さらに清水裕嗣に代わる。最初に陶芸やってから彫刻転身である。
展覧会出品は170点、六で小さな陶芸、九で大きな彫刻。作品名は陶の清水洋に始まり、彫刻で五東衛から九兵衛、最後に7代目の六兵衛へ。日展の陶芸で特選も、土は喋りすぎると日展退会して、寡黙なアルミニウム素材で環境と合う野外彫刻の新分野へ。JR京都駅大階段にある朱色の彫刻は九兵衛さん。六代目が急逝で七代目になって再び陶器は、土にプラスして様々な素材を加えている。九兵衛さんも、六兵衛さんも、ほかも同じ人!。私はだれでしょう?。
※ 7代清水六兵衛(1922-2006)。息子さんが、8代目を継ぐ。 ※ 展覧会は千葉県立美術館からの巡回、9月25日まで。
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