「豊国さん、おもしろ市」
青いビニールの上、ズラリと靴が並んでいる。まっさらではない。みんな中古のスニーカー。オール300円という。だれがどれくらい履いていたのか、靴底の減り具合はどうか。どう仕入れたのか、あまり詮索しないとしても、なんか笑えてくる。クツクツ、クツクツ…。
秀吉さん祀る豊国神社の境内の「おもしろ市」である。なぜ「8」なのか、聞いていないが、毎月の8日、18日、28日と雨が降らない限り店が出る。出店は20ほど、毎月21日の東寺・弘法さん、25日の北野の天神さんに比べようもないが、猫招きのノボリが出て、続いている。歩きコースの一つ。馬町から大仏殿跡公園、方広寺の隣り、豊国さんである。
店並びは、石の鳥居と国宝唐門までの参道両側150㍍。通りがかって、そうか今日は「8」の日かと、見て歩く。これナニ、それナニと、話を聞いて買わないのも気がひけるので、だいたい見るだけにしている。小さな古本市、にゃんと猫本に絞っている。例えば、漱石「吾輩は~」など。ペコちゃん人形と大黒さんのお面、関係なく並ぶ。鹿の角は、角突き合わせている。秀吉さん、豊国さんのおもしろ市は、おもしろい!と報告したくなる?。
<参考> 今日9月2日はクツの日。
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