辻村史朗さん、日曜美術館に。
あっ、辻村さんや~とTVを見た。だいたい見ているNHK日曜美術館。この間、京都伊勢丹美術館で見た陶芸の辻村史朗さんが出ている。タイトルは「陶の山」。伊勢丹で初めて辻村作品見て、すっかり好きになっていた。TV画面前、デジカメを持って、座り直した。
伊勢丹では、たぶん辻村さんの意図に反して、館内写真禁止だった。TVは録画もあるけど、画面から、これは~と思う場面、ワンショット、ワンショット撮った。画学生断念、禅僧修行、奈良の奥山で自宅兼ねたアトリエ…、師を持たず、自らの心と葛藤して、捻り続けた辻村さん75歳の、これまでとこれからを追う45分の特集。デジカメ通して見続けた。
ごろん、ごろんと茶碗が転がっている。土の中からも出て来る。アトリエ周辺、田畑も一緒になっている。自然と作陶と生活と共生。奈良市の奥、水間に土地を求め、夫婦で暮らし50年という。さりげない大井戸茶碗との出会い、国宝の志野碗を超えたいとの思い…画面から辻村さんの心が伝わってくる。頭にひょいと茶碗を乗せる辻村さんも辻村さんなら、焼いた志野碗をじっと見つめる辻村さんも辻村さんである。茶碗への愛、画面から溢れていた。
※ 辻村作品、メトロポリタン、ボストン美術館など海外で多く所蔵。国内では名も出てない当時から個展開催し続けた京都たち吉、信楽にMIHOミュージアムなどで所蔵。公立美術館にはない。 ※ 阿闍梨餅の満月本店に壷がある。
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