二宮金次郎像の今
歩きながら読んでいる本は何だろう。背負っているのは重い薪か、軽い柴か。かつて、文部省唱歌で♪~……手本は二宮金次郎~♪とうたわれた像は、いま、全国でどれくらいあるのだろう。そんなことが気になって、パソコン辞書のウイキペディアなどのお世話になった。
この夏、静岡掛川のJR駅前で読み歩きの立像、京都岡崎・府立図書館前で歩かず読書する坐像をみて~、二つの像の違いも含めて、調べた。掛川像は城の近くに至誠、勤労など金次郎こと尊徳思想を広める大日本報徳社があっての像だった。茶どころ掛川、バスも茶のみや金次郎で走る。像の背負いは薪割りの薪か。読むのは、四書五経の「大学」の暗唱らしい。
京都府立図書館前の坐像の背中には何もない。昭和15年に京都書籍雑誌商組合が紀元2600年記念で建てた。昭和の時代、国の施策もあり、全国の小中学校で増えた像は、いまも千体以上。歩きスマホ助長する~と言われ、少し減っても~である。小学校の始まり京都市。元明倫小の京都芸術センター、元開智小の京都市学校歴史博物館には、金次郎さん健在。よく歩き通る烏丸五条のサンクロ本社前に新しい像がある。損して得取れ、尊徳さん?。
※ 二宮尊徳(1787-1851)。農政家、思想家。
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