竹は木か草か?
竹の葉サラサラの竹、タケノコの竹は、木だろうか、草だろうか。PHP文庫の「面白くて眠れなくなる植物学」(稲垣栄洋著)を捲っていて、そんな項目が目についた。確かに竹の、あの茎は、木みたいだし、草みたいだし…。タケチャンマンは、知っているのだろうか。
本を持って、お馴染みの府立植物園へ行った。北山門から入り、噴水のさらに南側に竹笹園がある。マダケ、モウソウダケ、ハチク、クロチク…日本はじめ世界からの竹、70種が揃っている。高さ1.5㍍、開園以来というホウライチクもあり、やぶ蚊に注意するとしても、夏だどひんやりする。こデジカメ写真撮りながらの竹、木かな、草かな~と見て回った。
その見極め、茎がポイントだという。一般的に茎が肥大し、硬くなるのが木で、しなやかなままが草だという。竹はどうだろう。茎は太くはないけど、硬いのも、柔らかのもある。竹林は木に見える。どっちなんや~と、持参の本を深読みすると、専門家でも、意見が分かれているという。古今和歌集に竹を詠んだ一句がある。「木にもあらず草にもあらぬ竹のよの、端にわが身はなりぬべらなり」。竹は竹そのもので、正解は「木でなし、草でなし。」
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