« 2022年7月 | トップページ | 2022年9月 »

2022年8月

2022年8月31日 (水)

昼食さがし、歩きの勘

Img_6453 Img_6451 Img_6449 Img_6448 Img_6445 Img_6444 Img_6439_20220828074401 Img_6437 Img_6432 知らない町へ行っても、得意なぶら歩き。マックのアプリで「えっ」と注文できるサムライマックがある。創業30周年、フランス語で生活に彩り「ビオルネ」という大きな複合商業施設がある。東海道53次を延長した56次の枚方宿をまた歩いて、どこで昼食か、である。

 

 京阪枚方市駅降りて、西へ行けば、歴史街道の京街道。枚方芸文センターの朗読劇鑑賞で、去年1度、今年は事前チケット入手含め2度目。朗読劇は主宰のSさん案内の「走れメロス」。開演午後1時前の、昼さがしのぶら歩き。この前は宮崎名物の冷や汁だった。今度は「中華そば麓・FUMOTO」。前も歩き通っていて、ここは~と第六感が働いていたお店である。

 

 カウンターはL字で10席。自販機購入で、順番待ち。待つこと10分余り。650円の中華そばが出た。チャーシュウはイタリアの豚、ドルチェポルコ。麺は北海道小麦で一番の「ゆめちから」で自家製。スープは豚と魚介と醤油。あっさりして美味しい。客は次から次へ、回転も早い。スマホの食べログ、何点だろうと確認したら3・61。書き込みの評価も高い。ぶら歩き、昼探しの勘は当たった。朗読劇の開演が近い。走れメロス!、こけるなよ。

 

 

| | コメント (0)

2022年8月30日 (火)

世界最大の花、ラフレシア

Img_6270 Img_6278_20220827070501 Img_6280 Img_6279 Img_6272 Img_6273 Img_6276 世界で一番大きな花が、よく行く京都府立植物園にある。直径90㌢、重さ5㌔、花びらは五つ。ほんとうは赤色だけど、ホルマリン漬けなので茶けている。花の名は熱帯のスマトラ産のラフレシア。国内では自生などなく、標本といっても、ここだけでしか見られない。

 

 この夏、ずっと朝が早かった。暗いうちに起き出して、スマホでNHKのラジオ深夜便、朝方の時間帯を聴いていてだった。植物を実物大、そのままに描くポタニカルアートの第一人者、石川美枝子さんのトーク。今はボルネオへ毎年行って、熱帯の花々描きに夢中で、いつ、開花するかわからないラフレシアに出会って、やっと絵に出来たと話している。

 

 ラフレシアの花言葉は夢現(ゆめうつつ)だそうだ。芽がでて咲くのに1年以上、開花時期も色々。咲くと腐臭、4、5日で閉じる。府立植物園は1990年、大阪鶴見であった国際花博で展示されたのを引き継いで、観覧温室入り口フロアに飾り、隣にはレプリカも展示している。朝のラジオを聴いて、植物園にあるのを思い出して、改めて見に行った。花びらに斑点がある。真ん中にトゲが出ている。これでも花かと思うほどデッカイ…、世界一の花を見た。

 

| | コメント (0)

2022年8月29日 (月)

京博展は「観心寺と金剛寺」

Img_6191 Img_6192 Img_6204 Img_6207_20220826084101 Img_6211 Img_6215 Img_6219 Img_6239 Img_6240 京博の特別展は「観心寺と金剛寺」という。どんなお寺なのだろう。あまり知られてない。副題は「真言密教、河内長野の霊地」という。河内長野は電車で大阪難波から30分、京都から2時間。空海の高野街道、南北朝の南朝、後醍醐天皇、楠木正成と関わりが深いという。

 

 河内長野は大阪の南部だし、京都にはお寺はいっぱいあるのに、京都新聞が共催している。展覧会は京博が2016年から4年かけて、二つのお寺の文献など調査した結果の発表という。いつもNHKや大手新聞と共催多く、時には地元の京都新聞ともか。歩きの流れ、歴史の学びを兼ねて行った。展示が難しそうなので、550円の音声ガイドを耳にして回った。

 

 看板・ポスターの太陽、月、山、波を描く屏風絵がある。寺の財産目録もある。国宝という。仏像は大日さん、如意輪観音さん。展示は3部構成。知りたかった南朝を支えた楠木正成は2部に出た。ゆかりのよろい、正成が書いた手紙がある。南北朝動乱の歴史を解く鑑賞ガイド配布、南朝と北朝がわかりやすい。金剛寺、観心寺がある河内長野市は人口10万、市域8割が森という。展覧会見たら、金剛杖で観心寺と金剛寺、関心持って来てね?かな。

 

 ※ 京博展は9月11日まで。

 

| | コメント (0)

2022年8月28日 (日)

稲穂の番人はわし。

 Img_6148_20220825070701 Img_6152 Img_6150 Img_6156 Img_6164 Img_6169 Img_6159 わしは、わしや、わしやと飛んでいる。釣り竿につられたように飛んでいる。実り始めた稲穂の上。高く低く、右に左に、風が吹くたび舞うように飛んでいる。風のないときは、じっとしている。わしは和紙づくりの紙タコのわし。秋本番、稲刈りまで番人をつとめている。

 

 ややこしいけど、わしのわしがいるのは、京阪バス射庭ノ上町バス停前の田んぼ。京都山科の清水焼団地と内蔵助祀る大石神社の間、新大石道で、自宅から近い。この夏、日課の一日一万歩は、起き抜けに歩き出て、30分3千5百歩ほど稼いでいて、そのおりにわしや、わしやのわしと出会った。田んぼに釣り竿を立て、大きなタコわしを釣り糸で結んでいた。

 

 この頃、♪~山田の中の~♪の一本足で、へのへのもへじの案山子さん、あんまりみない。どうしたのだろう。前は案山子コンテストまであったのに。いまは、稲全体を覆う網ネットか、キラキラ光る反射テープが増えている。実りの稲穂の敵は、スズメにイナゴ。味方は赤とんぼだけど、その赤とんぼもあまりみなくなった。なんか寂しい気がする。そんならわしがいる~とわしさん登場か。風が出ると、ひゅっと舞い上がって空中監視。わしはわしや!。

 

| | コメント (0)

2022年8月27日 (土)

宮崎の夏は名物・冷や汁

Img_6456Img_6097 Img_6098 Img_6099_20220824074901 Img_6104 Dsc_2716 Dsc_2722 南国・宮崎の夏は、冷や汁がうまい。郷土料理で家庭料理、店が100なら100、家庭が100なら100、それぞれの味付けだという。ひんやりの味噌汁仕立てだけど、作りようも、食べようも、具材も色々という。この夏、初めて食べた宮崎の冷や汁をレポートする。

 

 京阪電車で大阪枚方市へ行った昼である。芸文センターで朗読劇のチケットを確保して、駅前を歩いて、やよい軒。ノボリが「宮崎冷や汁ととり南蛮の定食」である。よくメール交換する宮崎のsadaoさん思い出した。宮崎と言えば、宮崎牛、マンゴー、地鶏の炭焼き、日本一になった餃子、ウナギも伊勢海老も評判だけど、冷や汁も名物なのか~と、入った。

 

 出てきたトレー、焼き鯖にご飯。胡瓜と豆腐の冷やし汁。なぜか、sadaoさんが食べないと言うとり南蛮。920円。やよい軒、3年前から夏定番のメニューという。冷や汁の作り方ペーパー付き。そのとおり、さば身ほぐし、ご飯と一緒に冷や汁へ。レンゲで汁すくったら、冷た~い。氷入りという。sadaoさんと、メール交換すると、冷や汁の写真が届いた。お袋さん譲り、引き継いだ奥さんが作ったsadaoさん思いの冷や汁。いいね、いいね!、おいしそう。

 

 ※ sadaoさんからのメールによると、冷や汁は農繁期のお百姓さんが昼どき、家に戻るのを惜しんで田んぼに持っていたのが始まり。今はホテルの朝食、空港、駅でも販売という。sadaoさん宅は、いりこ、ごま、みょうが、味噌などすり鉢、ガスコンロで焦げ目など詳しくレシピも。汁でさらさらでなく、熱いごはんにかけて、こってり味などと。情報感謝。 ※ 写真右がsadaoさん宅、奥さんつくった冷や汁。

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2022年8月26日 (金)

東海道五十六次は枚方宿

Img_6066 Img_6067 Img_6076 Img_6078 Img_6083 Img_6085 Img_6091 Img_6113 Img_6133 Img_6138 Img_6128 Img_6131_20220823080101 Img_6095 江戸日本橋に始まる東海道は~である。それは京都三条大橋まで53次と思い込んでいたが、さらに宿は粛々と、伏見、淀、枚方、守口と伸びて57次だった。京阪電車枚方市駅で降りて、56次・枚方宿を知って、その面影が残る町並みを駅前からブラリ歩いて見た。

 

 枚方と言えば、菊人形のひらかたパーク。京都と大阪の真ん中。人口は39万人。市のHP開くと「マイカタちゃいまっ。ヒラカタです」と出た。去年、音響よし~のレンガホールのある総合文化芸術センターが出来た。知人案内の朗読劇を見て、2年目の今年も~で、予約のチケット入手で行っての帰り、常夜灯、本陣跡、淀川のくらわんか船など枚方宿である。

 

 駅前に東海道枚方宿の案内図が出ている。かつて、問屋場、旅籠など1・5㌔、京街道という。白壁の町家に毎日新聞記事。「わが町に歴史あり、知られざる大阪・枚方」。本陣跡の三矢から淀川堤防へ、大阪湾まで26・6㌔という。近くの淀川資料館入り、広い河原を歩いた。三十石船に漕ぎつけて、飯、餅、酒を売った「くらわんか船」。今は夏草が丸ごと乗っていた。歩いて、高さ116㍍、関西医科大タワーも目立つ。ヒラカタの今昔を知った。

 

| | コメント (0)

2022年8月25日 (木)

味噌カフェで、甘酒ぜんざい

Img_5833 Img_5834 Img_5829_20220822074301 Img_5822_20220822074701 Img_5859Img_5826Img_5855 Img_5837 Img_5851 何があるって、味噌なら、まあ、何でもある。さわらの味噌汁定食、チキンの白味噌ドリア、赤味噌のチーズカレーと手の込んだのから、甘酒のアイスクリームにぜんざい、それに白味噌の雑煮、もろきゅうなどもある。店は創業300年の老舗「大阪屋こうじ店」。

 

 いつものぶら歩き、いつもの岡崎界わいへ来て~だった。三条通り神宮道を東側に、「糀」と「麹」の暖簾が掛かって、そこが「大阪屋こうじ店」の神宮道店。3年前に西側の店から引っ越して、町屋ふうカフェ開店という。腸によし、血圧によしの健康発酵メニューの数々である。近くで昼をすませたあとだったが、珍しい店があると気になる。ぶらりと、入ってみた。

 

 本店は京都の北部、舞鶴だという。なんで大阪屋か、店内に由来書があった。寛永時代に遡って、云々とある。島原大夫の郷が舞鶴、旦那が出直しで餅屋、その時の屋号が大阪屋だったという。店は流行っていて、名前を書いて待った。米、麦、豆の発酵味噌、八丁味噌も合わせ味噌…セットで五色味噌まである。注文は丸餅二つ入りの甘酒ぜんざい。この組み合わせ、そうはない。どんな味だったか。赤い小豆を白い甘酒でなごませ、紅白のめでたい手前味噌にしていた?。

 

 ※ 「糀」はも「麹」も意味は同じ。「麹」は中国からの漢字。「糀」は日本の国語で、米を蒸してカビの花~という。

 

 

| | コメント (0)

2022年8月24日 (水)

明治の瓦斯燈と祇園小唄の歌碑

Img_5939 Img_5930 Img_5929 Img_5913 Img_5921 Img_5919 Img_5912 Img_5910 Img_5932 Img_5931 Img_5933 ぶら歩きには、発見がある。一年に何度か歩く京都祇園の円山公園。春のしだれ桜はよく知られているが、明治の瓦斯燈があるの、ご存知だろうか。♪~月はおぼろに東山~♪と唄って踊る祇園小唄の歌碑の存在は、どうだろう。この夏、ぶらりと歩いて見つけた。

 

 円山公園は国の名勝、歴史的風土特別保存地区である。広さ8600平方㍍、有名なしだれ、ソメイヨシノ、山桜…桜の樹木は680本もある。江戸時代は真葛ケ原、そこに慈円山安養寺が出来て、その円山からの命名という。名勝の指定は明治19年12月、太政官令という。西の八坂神社境内を通りぬけ、園内ぶらりして、北へ出れば、法然さんの知恩さんである。

 

 暇つぶしの、日課の、一万歩きで、盆を過ぎて行った。瓦斯燈はひょうたん池の太鼓橋を渡ってあった。高さ5㍍ほど。足元に赤茶けた表示板。神戸の外国人居留地にあった英国製という。明治100周年記念で建てたとある。蝉がようミーンととまった。祇園小唄の歌碑は、池の端の木陰の中だった。作詞は長田幹彦、作詞は佐々紅禄、4世井上八千代振付という。お茶屋さんの奔走で、京都市、京都新聞などが建てたという。歩きの発見、ワンツースリー。

 

 

| | コメント (0)

2022年8月23日 (火)

神戸三ノ宮再整備を描く壁絵

Img_5623 Img_5625 Img_5626 Img_5628 Img_5632 Img_5633 Img_5636 Img_5638 Img_5644 Img_5711 神戸三ノ宮、もっと「ワクワク」と壁絵が長い。壁絵は人また人を描く。「ひとりひとりが神戸を変える」という。都心・神戸三ノ宮再整備をPRしている。JR三ノ宮駅前ひろばの壁絵は、高さ3㍍、長さ30㍍。三ノ宮のどこがどう変わるのか、眺めて歩いた。


 変わりよう、ネット検索すると、神戸新聞記事が出た。再整備の投資額は民間事業含め、約7440億円。今から30年後までに150棟のビルが建て替わるという。すでに高さ120㍍の阪急ビルが建ち、JRも29年に高さ160㍍の駅ビルを開業する。中長距離バス1700便、西日本最大のバスターミナルが入る高層ツインタワーも、という。


 記事は、駅前ひろば、歩行者デッキ、新体育館、市役所新ビル、ポートミュージアムなど紹介して「三宮のあちこちでビル建設の音が響き、一つまた一つと姿を現している」と書く。描かれた壁絵はその裏付けのような。新しいターミナル、東遊園地の子ども図書館、花時計、アクアの劇場…、どの施設にも真ん中に人がいる。みんな笑顔で描かれている。赤と白の帽子、ウォーリーを探せ!。どこかにいる?いや、いない、いないバア!。

 

 

| | コメント (0)

2022年8月22日 (月)

「おなか、すいたね」とキッチンカー

Img_5703_20220819073301 Img_5701 Img_5704 Img_5706Img_5708_20220819073901 Img_5719Img_5723 Img_5722_20220819073501 「 おなか、すいたね」と問われると、確かにすいている。神戸のJR三ノ宮駅前広場にキッチンカー。遠くから車体の書き込みが見えた。昼をもうずいぶん回っている。どこかで何か~と思っていた矢先である。何となく気持ちが通じている。広場をキチンと横切って行った。

 

 パンにはさんで、神戸ポークのレモン焼きか、ハチミツの照り焼きチキンか、さばしそオリーブオイル焼きか、どれにするかである。大で800円、Sで600円。好きなさばがパン挟みとは初めて。神戸ポークも気にはなったが、珍しいさばにした。テントのあるベンチで待つことしばし、キッチンカーの女性が「おなか、すいたね」と調理して持参である。

 

 さばパン、どんなんかな~と見た。大根が入っている。人参も入っている。レモンも入っている。しその葉とマヨ入り。さばの切り身は三つ。どこか無国籍料理みたいだけど、おなかは、すいている。ひとかぶり、ふたかぶり、さばパンさばきは5、6分だった。キッチンカーの屋号「アンコム・チェア」という。どういう意味かと問うと、ベトナム語のあいさつ言葉。「もう、ご飯すみましたか」と。~ハイ、今、すみました。おなか、ふくれました~。

 

| | コメント (0)

2022年8月21日 (日)

顔はアートだ、アートは顔だ!

Img_5646 Img_5647_20220818073101 Img_5648_20220818073101Img_5650_20220818073401 Img_5649_20220818073301 Img_5651 Img_5652 Img_5653_20220818073501 Img_5654_20220818073501 Img_5655 Img_5656 顔また顔…、男あり、女あり、子どもあり、米英仏あり、中韓あり、アフリカあり、北欧あり、露はあったかどうか、ともかく、世界の顔が並ぶ。壁面にモノクロの大きな顔のポートレートである。顔はアート、アートは顔だという。その訳は、あ~と?で知った。

 

 神戸三ノ宮へ行って、JR駅前の広場である。駅前開発、やがてホテルが建つらしいが、いまは年に何度か神戸ウオーターフロント主催のアートプロジェクト。去年の夏は、彫刻の現代アートだったが、今年は「INSIDE OUT」KOBEという。なんのことか、???だったが、中央にモジャモジャの「QR」あり、スマホかざし、顔アートとわかった。

 

 世界を顔でつなぐ参加型の野外アートという。顔の写真を撮って、大きく印刷して、屋外の壁面などに貼り付ける。2011年から始まり、世界138カ国、443万人という。関西に初お目見えで、メリケンパーク、ハーバーランドで写真撮影受付中とわかった。ここは、その見本展示らしい。歩きながら壁面に並んだ顔を見ながら2枚ずつ写真を撮った。舌をだす、目をむく、おでこに貼り紙を貼る、ウインクして笑う…、いろんな顔でつないで世界は一つ!。

 

 ※ QRコードによると、初めたのは、1983年生まれのフランス人・JR。17歳のとき、地下鉄でカメラを拾ったのがきっかけという。日本では2012年、東日本大震災絡み、車に撮影機、印刷機などつんで震災地を回っている。神戸では8月28日まで。

 

| | コメント (0)

2022年8月20日 (土)

竹は木か草か?

Img_5303 Img_5302 Img_5301 Img_5299 Img_5298 Img_5297_20220815071901 Img_5296_20220815071701 Img_5295_20220815071701 竹の葉サラサラの竹、タケノコの竹は、木だろうか、草だろうか。PHP文庫の「面白くて眠れなくなる植物学」(稲垣栄洋著)を捲っていて、そんな項目が目についた。確かに竹の、あの茎は、木みたいだし、草みたいだし…。タケチャンマンは、知っているのだろうか。

 

 本を持って、お馴染みの府立植物園へ行った。北山門から入り、噴水のさらに南側に竹笹園がある。マダケ、モウソウダケ、ハチク、クロチク…日本はじめ世界からの竹、70種が揃っている。高さ1.5㍍、開園以来というホウライチクもあり、やぶ蚊に注意するとしても、夏だどひんやりする。こデジカメ写真撮りながらの竹、木かな、草かな~と見て回った。

 

 その見極め、茎がポイントだという。一般的に茎が肥大し、硬くなるのが木で、しなやかなままが草だという。竹はどうだろう。茎は太くはないけど、硬いのも、柔らかのもある。竹林は木に見える。どっちなんや~と、持参の本を深読みすると、専門家でも、意見が分かれているという。古今和歌集に竹を詠んだ一句がある。「木にもあらず草にもあらぬ竹のよの、端にわが身はなりぬべらなり」。竹は竹そのもので、正解は「木でなし、草でなし。」

 

| | コメント (0)

2022年8月19日 (金)

通りがかって、衣笠丼

Img_5333_20220811073601 Img_5317 Img_5331_20220811073701 Img_5327 Img_5320 Img_5321 ドドンがドンと丼メニューが並んでいる。月曜から金曜へ、親子丼、衣笠丼、玉子丼、木の葉丼、きつね丼。うどんか、蕎麦つき、お昼限定日替わり、880円である。通りがかって、火曜は衣笠丼。出身の衣笠中学、衣笠山の名前付く丼である。懐かしさ、ドンと入った。

 

 蕎麦の老舗も老舗、桓武天皇の時代からという河道屋さん。入ったのは、京都市役所から河原町通りを北へ5百㍍、竹屋町通りの角、16代目本店から暖簾分け幸松庵、その分店である。コンクリートビル2階、店内に入ると、純和風。避暑の穴場、京都御苑へ歩いていて、衣笠丼の看板だった。お店にはずいぶん前にもおろし蕎麦で入って、2度か、3度目である。

 

 その名が京都にしかない衣笠丼。揚げとネギに玉子がフワッとかかっている。きつね丼は刻み揚げとネギ、木の葉丼は蒲鉾とネギに玉子。どれも出汁が多め、ご飯がじゅくじゅくしている。見極めが難しい。なぜ衣笠丼なのか。平安期の第59代宇多天皇が夏に雪景色を見たいと標高201㍍の衣笠山に白絹を掛けた故事があり、別名「きぬかけ山」からという。今は立命館大学の旧衣笠球場、近くに堂本印象美術館、金閣寺、衣笠中学…その丼である。

 

| | コメント (0)

2022年8月18日 (木)

五山送り火、ミラクルな大

Img_5765Img_5776 Img_5779 Img_5785 Img_5787_20220817080001 Img_5789 Img_5794 Img_5795 今年の五山の送り火、どこで何をどう見るか、実は決めていた。右大文字か、妙法か、船形か、左大文字か、鳥居か、3年ぶり全火床点灯。京都御苑へ行って、南東にある寺町門から眺める右大文字である。何度も避暑歩きで行って、その時から門越しの「大」観賞がいいなあ~と思っていた。

 

 点灯はお盆の8月16日午後8時から。京都では「大文字焼き」とは言わない。五山送り火である。観光化していても、お盆帰りの精霊をあの世へ送る宗教行事。「大」の字は、弘法大師が大の字型に護摩壇を組んだから~などという。点灯の最初は、標高474㍍の東山如意が岳の右大文字。鴨川の三条大橋から河原を北へ行くほどに、正面に見えてくる。

 

 少し早めに出て、六道珍皇寺の迎え鐘に対する三条寺町、矢田寺の送り鐘を突いて、御苑へ行った。ゴロゴロ、ピカっと光って、ドドっと雨が降りだした。雨宿りの門の下、濡れるほど激しい。2016年、大雨の中でも灯ったが、心配になって、待つ間、スマホ確認すると、神宮の阪神、また負けている。開幕当時に戻って7連敗。雨でも点灯確認して、激雨の中、待った。30分、20分、10分、0分…。その時、雨やんで「大」が赤々と灯った。観賞待ち、どこからか「ミラクルな大や」と聞こえた。

 

| | コメント (0)

2022年8月17日 (水)

神戸ポートアイランド、北埠頭

Img_5661 Img_5663 Img_5668 Img_5670 Img_5674 Img_5678 Img_5679 Img_5681 Img_5683 Img_5685_20220816084201 Img_5690_20220816084201 ふと、海がみたくなって、ふと、洒落たくなって、埠頭へ行った。完成当時、世界最大だったウオーターフロント・神戸ポートアイランド、略して「PI」。JR三ノ宮から、これまた世界初の無人運転、神戸新交通・ポートライナーで、港が見える北埠頭駅まで乗った。

 

 埠頭の埠は常用漢字がないが、ポートライナーは旧漢字で埠頭と表示する。始発の三ノ宮駅から神戸空港行きと北埠頭行きが出ている。去年、101歳で逝った叔母のお寺参り前の思いつき一人旅。どちらでも良かったが、洒落っ気のふとを大事にして北埠頭行きに乗った。運賃250円。ポートライナーは、六甲山を削り、埋め立てた人口島の上を運転主なしで走って停まる。賢い。

 

 北埠頭、何があるのだろう。細川たかしの北酒場なら♪~女を酔わせる恋がある~♪。お盆の昼間、下調べはしていない。車窓からの眺め、高いビルのホテルがある。緑のスポーツランドがある。高速道路が交差している。10分余りで、勝手に着いた。高架駅ホームから海はどこ?と見て、コンテナ船など係留する港が見えた。パラソルも、砂浜はないけど、海は海だ。海の男だ、マドロスだ。ここは埠頭で波止場。美空ひばりは♪~波止場だよ!お父つぁん~♪と歌っていた。

 

 

| | コメント (0)

2022年8月16日 (火)

京都駅に恐竜がでた!

Img_5589 Img_5588 Img_5584 Img_5549 Img_5563 Img_5562 Img_5560 Img_5557 Img_5556 Img_5553 この夏、京都駅に恐竜が出た。正面、京都タワーを背にして、白いガウン来て、「私は恐竜博士です」という。その、いかつい顔、見覚えがある。ティラノサウルス。確か、6800年前、北アメリカ大陸に生息していた。えらいかしこまって、何でまた京都に来たんだろう。

 

 駅正面からエスカレーターで2階へ上がって、わかった。インフォメーション前の展示企画は、福井県立恐竜博物館のPR。来年夏、巨大スクリーン、見える収蔵庫などリニューアルオープンするので、来てね、来てね!という。写真は古代の対決。ガバッと大口あけたティラノサウルスと、もう一つはえらい尾っぽの長いナントカサウルス、迫力がある。

 

 ガラスケースの中、恐竜が2頭いる。いまや、恐竜王国と言われる福井県勝山市で発見・発掘の恐竜という。ホンモノか、複製なのか、そう大きくはない。全身がホネホネしている。第二次岸田改造内閣と同じ、骨格展示らしい。どちらも「フクイ」の冠がつく。一頭は「フクイラプトル・キタダニエンシス」。推測するに北谷で発見か。もう一頭はティラノ系の「フクイサウルス」。今に甦った可愛い恐竜、♪~骨まで…骨まで愛してほしいのよ~♪。

 

 ※ 展示は8月18日まで。

 

| | コメント (0)

2022年8月15日 (月)

二宮金次郎像の今

Img_4149_20220812083601 Img_4185_20220812083201 Img_5126_20220812083801 Img_5130_20220812083801 Img_5133_20220812084201 Img_4915_20220812084001 Img_5111 Img_5116 Img_4911_20220812084101 Img_4909_20220812084001 歩きながら読んでいる本は何だろう。背負っているのは重い薪か、軽い柴か。かつて、文部省唱歌で♪~……手本は二宮金次郎~♪とうたわれた像は、いま、全国でどれくらいあるのだろう。そんなことが気になって、パソコン辞書のウイキペディアなどのお世話になった。

 

 この夏、静岡掛川のJR駅前で読み歩きの立像、京都岡崎・府立図書館前で歩かず読書する坐像をみて~、二つの像の違いも含めて、調べた。掛川像は城の近くに至誠、勤労など金次郎こと尊徳思想を広める大日本報徳社があっての像だった。茶どころ掛川、バスも茶のみや金次郎で走る。像の背負いは薪割りの薪か。読むのは、四書五経の「大学」の暗唱らしい。

 

 京都府立図書館前の坐像の背中には何もない。昭和15年に京都書籍雑誌商組合が紀元2600年記念で建てた。昭和の時代、国の施策もあり、全国の小中学校で増えた像は、いまも千体以上。歩きスマホ助長する~と言われ、少し減っても~である。小学校の始まり京都市。元明倫小の京都芸術センター、元開智小の京都市学校歴史博物館には、金次郎さん健在。よく歩き通る烏丸五条のサンクロ本社前に新しい像がある。損して得取れ、尊徳さん?。

 

 ※ 二宮尊徳(1787-1851)。農政家、思想家。

 

| | コメント (0)

2022年8月14日 (日)

下鴨神社の古本まつりへ行く

Img_5452_20220813075801 Img_5506 Img_5486 Img_5472 Img_5503 Img_5494 Img_5493 Img_5468 Img_5467 Img_5495 Img_5464_20220813075701   鬱蒼とした森、何が出るか。猿、鹿、お化け…でなく、古本どっさり。主催者の発表が適当なのか、各社の新聞記事は、50万、60万、80万と出ている。真相は昼でもバンキシャ?数えられず。だいたいが真相?。世界文化遺産、下鴨神社で恒例の古本まつりへ行った。

 

 会場は糺の森の中。糺は「ただす」と読む。謂れは諸説あって、源氏物語から偽りをただすもその一つ。賀茂川と高野川の合流地点。広さは東京ドームの3倍という。古本店の並びはその中、流鏑馬の神事を行うあたり。京阪終点、出町柳駅降りて、高野川の橋を渡って、歩いて歩いて、森の中。一年一度、今年はどんな本と、ホントの出会いがあるのか~である。

 

 出店の古本屋さんは28店。コロナ禍で脚光の三密書店、口笛文庫、古書からすうり…その店名は様々。美術書、宗教書、鉄道、地図などマニア本などに加え、海外切手1枚10円、フランスのピンバッチ1個300円も。映画ポスターで不毛地帯、今は頭が気になる。リンダ、リンダ、リンダのCD…困っちゃうナ。美人画の浮世絵、のらくろ漫画は上等兵から全巻揃っている。迷って、彷徨って…、今年の本との出会いは、山頭火など3冊500円!。

 

 ※ 京都古書研究会主催、今年で35回。16日まで開催。

 

| | コメント (0)

2022年8月13日 (土)

考古資料とマンガで見る呪術

Img_4982 Img_4984 Img_4985 Img_4992 Img_4993_20220807075301 Img_4994_20220807075601 Img_5008 Img_5009 Img_5023 Img_5041_20220807075701 行けば、ナンなと~と行って、やはり、ナンなとだった。発掘調査で出土した考古資料とマンガで見る呪術展という。呪術?なんか恐ろし気だが、それが、怖いのや、ユーモラスなのやあって~学びもだった。行ったのは、京都市考古資料館。入場無料、写真良し~である。

 

 その場所、今出川通り。大まかにいえば、西の北野天神さんと、東の京都御所の真ん中あたり。むかしの西陣織会館で、応仁の乱で山名氏の西陣。ヒマな出歩き、少しは学びも~と行って、おばさんボランティアさん、1対1の展示案内である。いきなり、出土ランク特級の木製人形代、男女二つ。「これ、鎌倉殿の大河、頼家を呪詛の人形と全く同じでした」と。

 

 大きい烏帽子の男、後ろでに縛られてる。女性は小さく、呪われた男女では~という。おばさん、TVとそっくり、びっくりでしたと。次のコーナーは土器や板に、顔また顔。天然痘かナニか、疫病神を顔にして、息を吹きかけ、ケガレ一掃で川に流したという。正式には墨書人面板と土器。平安京の前、長岡京遺跡から600以上出土という。顔描きが、千年前のマンガと、京都国際マンガミュージアムも共催する。その発掘、クツクツ…笑ってしまう。

 

 ※ 展示は11月20日まで。

 

 

| | コメント (0)

2022年8月12日 (金)

手軽な避暑地、ここに~。

Img_5373_20220810071901 Img_5371 Img_5369 Img_5367 Img_5370 Img_5353 Img_5359 Img_5361 Img_5358 Img_5356 この暑さ続き、避暑となれば、海かな、山かな。いや、那須、軽井沢、奥日光かな。いや、いや、そんなお金かけずに、手軽に~となれば、ぶらりと自宅からバスと地下鉄で行ける京都御苑ではなかろうか。その御苑も広いので、避暑のポイントがある。ちょいと紹介しよう。

 

 山本富士子さん、沢田研二さんなら知っているかな。お二人が卒業した鴨沂高校のすぐ近くの御苑、数多い御苑門の寺町門入ってのベンチ。今なら赤いサルスベリ、秋ならイチョウの大木があり、南側に富小路グラウンド、北側は砂利道と大宮御所の筑地塀。夏休み、まあ、蝉しぐれがやかましいぐらいで、憩うベンチは静寂。芝地沿いの樹林が日除けテントになる。

 

 避暑七つ道具は、着くまでの歩き帽子、寝転ぶときの枕代わりのタオル、ペットボトル、文庫本2,3冊にスマホかなあ。マスク外して、靴も脱いで、ベンチに仰向けになると、背筋がピンと伸びる。仰げば尊し、青い空が見える。緑陰からスッと風が頬をよぎって行く。五山送り火、如意が岳の「大」も見える。芝地にハンモック吊るせば~と思ったりする。スマホのラジオから甲子園は、延長あり、サヨナラあり。コロナ禍の続く避暑地はここにあり。

 

| | コメント (0)

2022年8月11日 (木)

塔本シスコ大回顧展

Img_4783_20220808072701 Img_4778_20220808073401 Img_4776 Img_4775 Img_4766 Img_4724 Img_4762 Img_4749 Img_4735 Img_4733 Img_4732 Img_4720 Img_4706 Img_4702 お花畑でも、トンボでも、遠い思い出でも、何でも描きますタイ。絵筆もったら描かずには、いられんのじゃけん。九州は熊本八代出身の塔本シスコさん。お絵描きが好きで好きで、楽しうて楽しうて、亡くなる91歳まで、どんなもんもシスコ流にして描きましたデスタイ。

 

 大津市瀬田の滋賀県美のシスコ展へ行った。JR瀬田駅前から近江バスが会場へ、シスコ絵をラッピングして走っている。シスコ名、義父が若いころ、サンフランシスコに憧れたからといいう。お絵描き、ご主人なくしてからの53歳。息子の油絵を削り、上から描いたのが始まり。展示の最初は「私も大きな絵バ描きたかった」と、その「秋の庭」が出ている。

 

 シスコ回顧展、過去最大の230点。東京に始まり、熊本、岐阜と回って巡回展の着地が滋賀。熊本から大阪枚方に居住、かつて滋賀の八日市、甲賀でも個展開催、その時の作品とご本人写真もある。晩年、認知症でも描いた作品含め、まあ、たくさん見た。絵を描く自画像がある。ふるさとの晩白柚がある。孫の結婚式、故郷のお祭り…がある。よかでしょうが、おもしろいじゃろが~絵がまるで話すよう。童心のシスコ作品、よかばい、よかばいと見た。

 

  ※ 展示は9月4日まで

 

| | コメント (0)

2022年8月10日 (水)

植物園のヒョウタン棚

Img_5185 Img_5195_20220809071701 Img_5244 Img_5245 Img_5247 Img_5248_20220809072501 Img_5275 Img_5249 Img_5263_20220809072001 Img_5268 Img_5274 Img_5277 何が出るか、ヒョウタンから駒だけど、ここは、ヒョウタンからヒョウタンである。ひょろひょろして長いの、まん丸でデッカイの、うりざね顔の美人ふうの、一寸法師みたいに小さいの…とある。棚からぼた餅というけど、ここは、どれもこれも棚からヒョウタンである。

 

 暑いけど、朝歩き含め一日に1万歩の目標もあるし、熱中症を心配せんと、ゆっくり出来るところは~と考えて、いつもの植物園だった。ここなら緑陰の中をぶらり、ぶらり歩ける。立秋明けの8月8日。いつもどおり、地下鉄北山駅から行った。真夏の昼間、太陽は真上、さすがに園内はガランガラン。熱暑対策、針葉樹林の中、ここならと、影を慕いて~歩いた。

 

 モミ、カツラ、マキ、ヒバ、カシ、スギ、セコイヤが夏の陽をさえぎる。歩き抜けて、賀茂川門から四季彩の丘へ来て、ベンチのある棚である。高さは3㍍、長さは20㍍の通り抜け。ズズっとヒョウタンのぶら下がり。地面まで3㍍の長いのや、重くて落下したのや、お尻を支えてもらっているのや、梵鐘のような粒々があるのや、バスケットボールと名前がついているのや~。その姿から8月8日はヒョウタンの日。その命名に拍手、パチパチパチ?。

 

| | コメント (0)

2022年8月 9日 (火)

「ぼくと、わたしの絵」展

Img_4958_20220806074901 Img_4936 Img_4944 Img_4934_20220806075001 Img_4924 Img_4954_20220806074601 Img_4960 Img_4962 Img_4968 Img_4952_20220806074601 Img_4942 Img_4932_20220806074301 Img_4926_20220806074201 Img_4919_20220806074801 みんなの応援が二つの足の間から見えているねえ。タイトルは「よーい、ドン」。京都市北区、小5の斎藤さん。お絵描きの発想、いいなあ。大山崎町、小2の平林さんは「ザリガニのかんさつ」。大きなハサミが、ニョキニョキしている。よくみて描いているねえ。

 

 NHK京都放送局フロアの「ぼくと、わたしの絵」展、コロナの休み明けの開催。都道府県ごと展示する美術教育協会主催、第81回展。歩きの一服、ぶらりとNHKに入って3年ぶりの出会いだった。京都府内の幼、小、中学生の特選がフロア衝立に並ぶ。向日市、小3の岡本さん。「こんちゅうみておどろくわたし」。画面いっぱい。大きなカマキリ、びっくりしたねえ。

 

 京都市の幼稚園年長の村岸さんは「ぶらんこであそぼう」。ゆーら、ゆーら、いったりきたり、よくゆれている。まだ幼稚園児なのに、こんなに上手に描けて、すごいなあ。八幡市の小3、高濱くんは「ひまわり」。セミもトンボも一緒、夏やすみなんや。福知山の小4、垣内くんの「ふきそうじ」。ゴシゴシ…一生懸命だねえ。えらいよ。部活帰りの夕焼け空、舞鶴の赤レンガ、鴨川の流れ…、どのお絵描きも、うまいなあ。見せてくれてありがとう。

 

| | コメント (0)

2022年8月 8日 (月)

ピーターラビット展

Img_3699_20220719074201 Img_3706_20220719074501 Img_3726 Img_3707 Img_3711 Img_3715_20220719074301 Img_3708 Img_3719 ウサギが主人公の絵本、世界で2億5千万部も、という。勝手に畑の野菜かじったり、農夫から逃げ回ったり…、いたずらウサギの「ピーターラビット」。初版本が出て120周年を記念する展覧会、あべのハルカス美術館で、♪~うさぎ、うさぎ、何見てはねる~♪と見た。

 

 年も年、今さら絵本でもなかったが、手元に一枚の招待券、大阪谷六の落語講座を聴きに行く前、まあ、どんなんかなあと行った。主催は朝日新聞、開催前に特集記事は読んでいた。作家は英国のビアトリクス・ポターさん。知人の息子さんが病気なので、励ましにペットのウサギを絵手紙にしたのが始まり。自費出版の私家版が評判になり、世界へ跳ねたという。

 

 会場は貴重な120年前の初版本、77歳で亡くなった作家の原画など170点。ぜんぶで23作中、第1作の彩色画が絵本のおはなしに沿って並んでいた。会場に所どころで写真撮影向けの設営、これが心憎い。ラビットがいたイギリス湖水地方の地図、やさしいおかあさんウサギ、大好きな人参をかじり、逃げて頭隠して尻隠さずのお尻…、最後は大きなバースデーケーキ…。始め良ければ、終わり良しのピーター、着地もピタッ??と決まった。

 

 ※ 展覧会は9月4日まで。

 

| | コメント (0)

2022年8月 7日 (日)

のどぐろ刺身

Img_4907Img_4903_20220805074101Img_4906_20220805074301Img_4897Img_4877Img_4875Img_4908Img_4887 Img_4893_20220805074801  黒いもん、いろいろある。腹黒はいかん、鼻黒はつらい。喉黒はおいしい。その、喉黒について~である。平仮名で「のどぐろ」がわかりやすい。甘味、旨味、脂味…、まあ、うまい。正式にはスズキ科「アカムツ」。のどの奥が黒いので、「のどぐろ」で名が通っている。

 

 京都駅地下商店街「ポルタ」の東側、金沢まいもん寿司。店前の看板、目が大きくて、赤いルビーのような「のどぐろ」の写真が出ている。究極の逸品だ、という、白身のトロだ、という。東京、名古屋、大阪に出店ある金沢本店の京都店である。歩きの流れ、店前はよく歩き通っている。少し高級感ある回転寿司、のどぐろ刺身のうまさは、よく知っている。

 

 いつも、どうする、どうする~と自問自答して、通り過ぎている。すっかりご無沙汰している川端二条の魚料理「よこちょう」で、塩焼き、干物もだけど、刺身が一番。大き目がいい。旨さの甦り、お盆も近いしと、茶色の暖簾を分けた。カウンター席、金目鯛、赤イカと赤に拘り、アカムツことのどぐろの刺身。値札880円、目をつぶった。醤油より塩が合う。うん、うん…、身に弾力がある。甘味と旨味が競り合っている。皿色、のどぐろの黒だった。

 

| | コメント (0)

2022年8月 6日 (土)

夏空の白い雲

Img_4867 Img_4855_20220804073901 Img_4860 Img_4863_20220804073901 Img_4844 Img_4615_20220804074301 Img_4840 Img_4806_20220804075101 Img_4623_20220804074301 Img_4637 Img_4612_20220804074401Img_4497_20220804074601 暑くても出歩くと、空を見る。夏は、青い空と白い雲が似合う。種田山頭火に雲の一句がある。「もりもり盛り上がる雲へあゆむ」。句を詠む山頭火に対し、歩くと空にデジカメを向ける。青い空はキャンパス。白い雲が、お餅や、クジラや、ソフトクリームになっている。

 

 早口言葉で、クモクモクモクモ、さらにクモクモクモクモと言い続けていると、いつかモクモクモクしてしまう。クモはモクモク、たばこの隠語はモク、学習は公文、コロナの今は黙食…なお苦悶の日々が続く。まだ、巣をはる蜘蛛もあるが、このあたりにして、出歩いて撮った青いキャンパスが写真である。空と雲のツーショットにプラスして、色々と撮った。

 

 パソコンで確認したら、まあ、ある。山形など大雨なのに京都は35度オーバーの猛暑日が来る日も来る日も、10日間連続で続いた。危険な暑さ、外出自粛だが、山頭火に負けず歩いて、クモクモ、モリモリ、モクモク。入道雲は毎日の昼、膨れるように出る。豊国神社の秀吉像、D動物園観覧車、平安神宮大鳥居、京近美4階窓、鴨川のサルスベリ、ヒマワリ…と撮っている。暦の立秋は明日7日。羊、筋、鰯、綿、鯖の雲さん…もう少しお待ちを。

 

| | コメント (2)

2022年8月 5日 (金)

よみきり壁画絵本、面白おまっ!

Img_3683 Img_3682 Img_3679 Img_3673 Img_3692 Img_3680 Img_3686 Img_3685 Img_3684 Img_3668 Img_3669 Img_3678 Img_3670 立ち食いカウンター前の壁絵がなんとも面白い。面白うて、面白うて、面白うてなもんや三度笠である。壁絵は15㍍ある。題名は「ああ!阪神スナックパークよみきり壁画絵本」。絵と文、長谷川義史さん。食べて、読んで、見て…まあ、これが大阪…、笑ってしまいまっ!。

 

 絵本、最初から会話がおもろおまっ。~ここへでてまいりましたのは、大阪は南のほうからやってまいりました二人のおやこ~。「えらいひとやなあ、おかあちゃん」「よしお、ひとと目あわしたらあかんで」「なんでや、おかあちゃん」「どこまでも追いかけてきはんねん」「ほんま?おかあちゃん」「気ぬいたらあかんで。ここは大阪の梅田やで。藤井寺ちがうで」。

 

 ラーメンうまか店の400円の味噌ラーメン、細麺すすりながら絵を見て、食べ終わって、箸をおいて、端から端まで見て歩いた。す~し~、ABのえび、ビルでビビる、イカ焼きいそがしうてイカの手もかりて…、虎が好きやいうて…どこのもんやねんいうて、桂イカ三郎やいうて、落語の南光師匠が「そこでなんで時うどんしてんねん」いうて、いま、なんどきや!いうて…、なんでもワンコイン、やすいやすいいうて…、どう見ても、おもろおました。

 

 ※ 作者の絵本作家、長谷川義史さんは1964年、大阪藤井寺生まれ、藤井寺在住。

 

| | コメント (0)

2022年8月 4日 (木)

辻村史朗さん、日曜美術館に。

Img_4420Img_4374Img_4384_20220803071101Img_4421Img_4407_20220803071201Img_4349_20220803070701Img_4351_20220803070801Img_4358Img_4386Img_4337 Img_4402Img_4352 あっ、辻村さんや~とTVを見た。だいたい見ているNHK日曜美術館。この間、京都伊勢丹美術館で見た陶芸の辻村史朗さんが出ている。タイトルは「陶の山」。伊勢丹で初めて辻村作品見て、すっかり好きになっていた。TV画面前、デジカメを持って、座り直した。

 

伊勢丹では、たぶん辻村さんの意図に反して、館内写真禁止だった。TVは録画もあるけど、画面から、これは~と思う場面、ワンショット、ワンショット撮った。画学生断念、禅僧修行、奈良の奥山で自宅兼ねたアトリエ…、師を持たず、自らの心と葛藤して、捻り続けた辻村さん75歳の、これまでとこれからを追う45分の特集。デジカメ通して見続けた。

 

ごろん、ごろんと茶碗が転がっている。土の中からも出て来る。アトリエ周辺、田畑も一緒になっている。自然と作陶と生活と共生。奈良市の奥、水間に土地を求め、夫婦で暮らし50年という。さりげない大井戸茶碗との出会い、国宝の志野碗を超えたいとの思い…画面から辻村さんの心が伝わってくる。頭にひょいと茶碗を乗せる辻村さんも辻村さんなら、焼いた志野碗をじっと見つめる辻村さんも辻村さんである。茶碗への愛、画面から溢れていた。

 

※ 辻村作品、メトロポリタン、ボストン美術館など海外で多く所蔵。国内では名も出てない当時から個展開催し続けた京都たち吉、信楽にMIHOミュージアムなどで所蔵。公立美術館にはない。 ※ 阿闍梨餅の満月本店に壷がある。

 

| | コメント (0)

2022年8月 3日 (水)

ねぎらいは、大津ちゃんぽん

Img_4274_20220802070301Img_4266Img_4253Img_4261_20220802070601Img_4255Img_4271Img_4269Img_4268 ここまで来ると、いつもいつも~である。静岡の掛川から東名、湾岸、新名神、名神と走ってきて、大津インターSAのフードコート。運転はずっとUさん。ホンダの新車が「90分経ちました。そろそろ休憩を」という自動音声も聞き流し、おおかた3時間、ここまで来た。

 

 掛川行2泊3日の最後、行きも帰りもUさん運転の長旅ねぎらいと、晩さんお別れ会。いつものフードコート、いつも930円の野菜ちゃんぽんである。ねぎらい、晩さんにしては安上りだけど、決まってUさんが、これがいい、これが上手い~と言うのでそうしている。店名は「大津ちゃんぽん・うどんそば白髭」に変わったけど、野菜ちゃんぽんに変わりない。

 

 ちゃんぽんと言えば、長崎だけど、滋賀にも赤のれんの近江ちゃんぽんがチェーン店化して、けっこう人気がある。大津SAはそうでなく大津ちゃんぽん。前はびわ湖ちゃんぽんだったけど、今年からうどんも加えて、レパートリー広がり、店名もメニュー名も変化したようだ。夕闇にびわ湖が広がるカウンター席。もやし、玉葱、ねぎ、ニラ…これぞ大津名物、野菜たっぷり大津ちゃんぽん。醤油であっさり、野菜の中から細麺…。来年はどうかな。

 

| | コメント (0)

2022年8月 2日 (火)

朝食バイキングの顔

Img_4194_20220801072901 Img_4220 Img_4218 Img_4190 Img_4188_20220801072101 Img_4191 Img_4221 Img_4222 Img_4192 Img_4223_20220801073201 習慣がいつか癖になっている。暑くても、雨でも、毎日出歩くのもそうだが、今年に入り、朝食でサラダの顔づくりが加わった。古くてもサラダ!は、洒落の定番。ここはサラダッと通過して、静岡の掛川市のホテルへ2泊したおりの、朝歩きから朝食の顔についてである。

 

 ゴルフパックで朝食付き1泊1万5千円。幹事Uさんがネットで見つけて、足掛け5年行っている。JR掛川駅から徒歩5分、パレスホテル掛川。そんなに行って、町名まで確認していなかったが、2日目の朝歩き、大雨にあって雨宿り中、ホテルが町名表示看板で「掛川市亀の甲2丁目」と初めて知った。亀の甲より年の劫、出歩き発見、長命なればこそである。

 

 朝食はバイキング。キャベツのサラダ、コーン、ひじき、煮魚、玉子焼き、ハム、ソーセージ、細切れ肉の汁、ご飯、味噌汁、キュウちゃん、パン…コロナ対策のビニール手袋で、皿を持って、どれかな、どれかなと選んで、いつもの朝どおりの顔づくりである。目と鼻、口は、ソーセージかな。なんか、そうせえ、そうせえ~と言っているようなので、2日間ともそうした。あしらいは、キュウチャン、コーンなど、バイキングの顔、少しよそいきかな。

 

 ※ このブログも習慣から癖になっている一つ。

 

| | コメント (1)

2022年8月 1日 (月)

スズキ歴史館へ行く

Img_4066_20220731071801 Img_4070 Img_4071 Img_4076 Img_4084 Img_4085 Img_4094 Img_4101 Img_4106 Img_4122 Img_4123_20220731072801 自動車のトヨタも、スズキも、創業家の名前である。トヨタは豊田喜一郎さん、スズキは鈴木道雄さんが初代。それに加えて、ともに織物機械が始まりである。わりにトヨタは知られているが、スズキもそうだったか~と、静岡・浜松のスズキ歴史館へ行って初めて知った。

 

 静岡掛川へのドライブ。蒲郡市の水族館、三ケ日の天然鰻と回って、運転のUさんは、もう一つと、東名浜松西IC降りて、従業員1万人のスズキ本社向かい、スズキ歴史館だった。織機、二輪車、四輪車、船外機など1909年創業以来の製品と制作工程など展示という。見学は予約制、車好きUさんが事前申し込み、3階から順にスズキ、スズキと見て回った。

 

 最初は創業、鈴木道雄さんの胸像。弱冠21歳から裸一貫、独立独歩の旅。創意の人、機械織のジャガード発明からという。日本初の軽自動車はスズライト、さらに360cc四輪駆動のジェミニ―。そして、スズキの軽を不動にした「アルト」。ちょっとした買い物に乗れる車があるといいなあ~と言った主婦の言葉から生まれ、一台47万円。商用、乗用見直し、無駄の一掃など発想転換で、大ヒットカーに。その軽開発までの苦労、軽々には語れない?。

 

| | コメント (0)

« 2022年7月 | トップページ | 2022年9月 »