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2022年7月 7日 (木)

磨崖仏は、お堂の中

Img_2261Img_2260Img_2325Img_2326_20220703095001Img_2324Img_2323Img_2322_20220703094401Img_2327 お堂の中、どんな磨崖仏だろう。何度か通った小関越えの入り口に建つ寂光寺である。拝観予約して、初めて行った。いつも閉まるお堂の扉が予約で開いている。ワクワクして覗いて、仏壇の後ろに磨崖仏だった。真ん前に阿弥陀さま、回りに大中小の彫り仏である。

 

 拝観代500円、仏壇の前へ進んで、ご住職から1対1の解説、ありがたい。お顔の優しい阿弥陀如来の右側は観音菩薩、勢至菩薩、釈迦菩薩。左側は頭がツルリ、美空ひばりが歌う♪~これこれ、石の地蔵さん~♪。ふつうは阿弥陀三尊像だけど、変則の五体像。さらに上に下に小さな仏像、計15体。ぜんぶが一つの花崗岩の中という。

 

 花崗岩は、高さ2・78㍍、横5.66㍍。お堂の外へでて見たが、後ろの岩はお堂からはみ出ている。元は露仏で、堂の中でなかった。阿弥陀像に延応2年の年号あり、鎌倉時代からで、時代とともに仏さんが追加彫りされたらしいという。小関越えはかつて東海道の間道、ここで弁当の旅人多く、いつかお堂が出来、山田堂、観音堂と言われ、現在の日蓮宗寂光寺に至るという。お堂の中の磨崖仏の数々、時空をこえて、堂々と?見えた。

 

 ※ 磨崖仏の寺・寂光寺は大津市藤尾奥町。拝観予約はネットか、電話で077(536)5090へ。

 

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