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2022年7月18日 (月)

猛暑、心頭滅却~の庭へ

Img_2868Img_2873Img_2876Img_2864Img_2934_20220709075301Img_2938Img_2906Img_2932Img_2927   口を開けば、暑い、暑い。そうや、心頭滅却すれば~と建仁寺へ行った。いつも境内を歩き抜けているが、拝観料600円の本坊へ入った。開基栄西師の教えは「大哉心乎」。~大いなる哉、心や~。ここにいるだけで、心静かに自らと向き合える。そうや、この境地や。

 

  祇園花見小路の南、JAの場外馬券場が近い。喧騒と静寂の静寂がここに在る。開山は「えいさい」でも「ようさい」でも良しの栄西禅師。岡山備中の人、中国の宋へ2度渡り、日本に禅を伝え、茶種も持ち帰った。茶祖ともいう。お金を出した開基は源頼朝の息子、頼家。創建は鎌倉時代の建仁2年(1202)。寺名は年号そのままという。シンプルイズベスト。

 

 俵屋宗達の風神雷神、海北友松の雲竜図、元総理の細川護熙氏の襖絵もだけど、観光ではない。心と向き合う入坊は、方丈前に広がる枯山水の庭。ロトはどうや、晩飯はなにや、今度のゴルフはどうや~あれこれ有の心をすべて無にして、白砂と岩だけの庭を見続けた。5分、10分、15分…、う~ん、やっぱり蒸し暑い。解脱は遠い。庭はまだあった。宇宙の根源を示す形態〇△▢之庭へ。「大哉心乎」の心を求め庭から庭へ、にわかには~だった。

 

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