バス道のアマガエル
ぴょこん、ぴょこん…、小さなカエルが跳んでいる。黄緑色の背中、お腹は白い、とび出た黒い目…親指ぐらい。雨降る日、アマガエル。子どもかな。真上からデジカメで狙うと、ぴょこんと跳んで、ピンとがあわない。カエルさん、どこへ行くのだろう。帰るのかな?。
自宅から出て、いつものバス停。真ん前に田んぼがある京阪バスの清水焼団地・川田停留所。山科駅へ29番、四条河原町へ84番、京都駅八条口へ311番。出たとこ勝負、いや来たとこ勝負で、まあ、なんでも乗る。内蔵助ご縁の大石街道、何番かなあ~とバス来る先を眺めて、足元にアマガエルである。田んぼにオタマジャクシがいる。足と手か出たようだ。
田んぼの稲、見るたびに伸びている。どう出てくるのか、オタマジャクシも泳ぐ。バス待つ間、一年また一年を思う。バス道へ出てきたアマガエル、小さいのによく跳ぶ。前足4本、後ろ足5本、指先は吸盤。ひと跳び20㌢で、何度も何度も跳ぶ。小野道風は柳の下のカエルでジャンプするカエル。ここは車が通る公道。デジカメで追いかけながら、道路の横断、危ない危ない、早く早く…と見た。やっと、垣根へ。あっ、バスが来た。しっかり生きや。
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コメント
今日の日記に共感して、1句作ってみました。
雨あがり バス道跳ねる 若蛙 はらはら見てる しっかり生きや
投稿: 小松谷千絵 | 2022年7月10日 (日) 12時47分