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2022年5月

2022年5月31日 (火)

動物園の陸ガメ

Img_9823 Img_9824 Img_9832 Img_9834 Img_9839 Img_9845 Img_9852 Img_9854 Img_9857 Img_9862 カメがいる、いる、いる~カメがいる。かめへん?かめへん、かめへん。大丈夫。なんのカメ、海ガメでなく、陸ガメ。ガラスケースの中、一杯いる。いろんな模様の甲羅、こうら?よく見よう。じっと動かないの、ゆっくり歩いているの…、カメがいる、いる、カメがいる。

 

 歩きで、ときどき通り抜ける京都市動物園。サル島を越え、爬虫類館前を通りかかって世界カメの日、写真展開催中!の看板が出ていた。世界カメの日?米国のカメ保護協会がカメに敬意を~と2000年5月23日に制定とわかり、まあちょっと~と入った。写真展もだが、生きたカメがいる、いる、カメがいる~だった。サバンナなど乾燥地帯の陸ガメ。

 

 ケースの中、だれが命名か、陸ガメはパンケーキ、ケヅメ、アカアシ、ホウシャという。甲羅模様に特徴がある。メロンパンみたいなの、星を背負っているようなの、こうら?一見の価値あり~である。ケヅメは、足がニワトリ、キジと似ているからとか。世界のカメは330種、うち陸ガメが最も大きくなるという。写真展も陸ガメを紹介している。この陸ガメが、イソップ物語のウサギとカメのカメだという。見ていて、確かに、歩みはのろい?。

 

 ※ 日本に生息のカメはイシガメ、クサガメの2種類。

 

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2022年5月30日 (月)

朝食の「顔」づくり

Img_8190Img_7587Img_8106Img_9761Img_6920Img_9692Img_9576Img_6493Img_6099Img_7070   いつ頃から始めたのか、家族より早く起き出して、一人で朝食の「顔」をつくっている。凝り性というほどでないが、毎朝である。皿を出して、冷蔵庫開けて、キャベツのサラダを敷いて、ブドウで眼、鼻、口にして、刻み海苔を切り、目玉、眉毛にして顔の形を整える。

 

 所要時間にして10分あまりだろうか。京都ではゆで卵を煮抜きというが、それで眼、鼻、口にすることもある。サラダ皿だけでなく、卵かけご飯、お粥でもやる。作り方は眼、鼻、口を置くだけのワンパターン、まあ、大まかである。ときに耳を添えたり、バナナにそんなバナナ?と言われようと、頭髪代わりにしたりする。人参、南瓜、トマトなんかも起用する。

 

 どんな顔になったか、顔が出来上がると、決まって、デジカメ撮りする。口からお腹へ、顔の姿は消えたが、パソコンには保存されている。僧ではないので、袈裟はきていないが、今朝も今朝とて?だった。パソコン履歴を調べると~、春先からか、ミカンあり、筍あり…旬の顔がある。胡瓜もみのタコもある。にこやかなの、寂しそうなの、やはり人間と同じ、同じ顔は一つとしてない。フェイス&フェイス…あの朝のいい顔を選んで並べ、グッドモーニング!。

 

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2022年5月29日 (日)

蹴上の「ねじりまんぽ」

Img_9802 Img_9804 Img_9807 Img_9806Img_9816Img_9817 Img_9810_20220526074101 Img_9808 Img_9812 南禅寺から永観堂へか、動物園から平安神宮へか、どちらへも「ねじりまんぽ」を潜り抜けて行く。高さ3㍍、長さ2㍍、赤レンガの隧道、つまりトンネルである。古語でトンネルのことを「まんぽ」と言い、それが斜めになっているので「ねじりまんぽ」の名前がつく。

 

 地下鉄蹴上駅から地上へ出ると、三条通り、旧国道1号、旧東海道である。「ねじりまんぽ」は琵琶湖疎水のインクライン(傾斜鉄道)沿いを西へ100㍍ほど。永観堂近くにある東山中・高校の通学路でもある。水戸黄門は諸国漫遊の漫歩、我が方は一日一万歩目標の散歩の万歩である。如意が岳の大文字へ通じる京都一周トレイルの通過関門にもなっている。

 

 美術館などある岡崎界隈へは地下鉄東山駅下車が近いが、一つ手前の蹴上で降りて、歩数稼ぎ兼ねて「ねじりまんぽ」へ行く。南禅寺まで200㍍の道筋、車も通らず、ここがいい。疎水からの水が側溝沿いに清く流れ、今は青モミジなど木々の緑が濃い。家康の裏参謀、金地院崇伝のお寺も。トンネル西口の揮ごうは「雄観奇想」。意味は見事な景観、優れた考えという。完成は明治21年(1888)6月と古い。♪~カラカス・マンボ、ウッ…マンボ~♪。

 

 ※ 揮ごうはトンネル完成当時の京都府第3代知事、北脇国道氏。 ※ まんぱの語源は定かでないが、鉱山坑道の「間府(まふ)」からではとも。

 

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2022年5月28日 (土)

落語講座「昭和の3名人」

Img_9662 Img_9667 Img_9669 Img_9670 Img_9671 Img_9675 Img_9677 Img_9678 切り口多彩、毎回聴いて、そうか、そやなあ~と納得する。「古典落語も初めは創作落語だった」は、いや確かに!だし「落語の起源」「江戸落語と上方落語」「落語の旅ネタ」「落語と言えば酒」など、興味深いテーマが続く落語連続講座の第10回、またまた聴いた。

 

 大阪市中央区谷町六丁目、笑いのカルチャーセンター。地下鉄谷町線谷六駅六番出口出て長堀通り歩いてすぐ。靴脱いで地下、谷六寄席番外編と銘打つ看板と高座。講師は1949生まれ、大阪の高校教諭から作家活動に転じたさとう裕(本名佐藤隆利)さん。鶴瓶さん、八方さんらの台本書き、鶴笑さんと世界各国へ公演、珍しいお説教落語で全国各地お寺回りも~という。

 

 コロナ少し静まり、1年半ぶり開催の10回目テーマは「昭和の3名人」。5代目古今亭志ん生、8代目桂文楽、6代目三遊亭圓生である。お三方、明治生まれ、没年84、80、80と長寿。朝昼晩と酒また酒、高座で寝ても、客は珍しいものを見た~喜んだという志ん生。無駄のない芸風の文楽、勉強家の圓生…、3人が後ろのスクリーンに映って、この噺家さんか~とわかりやすい。1時間半講座、話の展開のオチも面白く、オチオチ寝られない?。

 

 ※ 次回開催は番外の番外編で、7月16日午後2時開催、木戸銭千円。お説教落語のCDプレゼントと予告あり。問い合わせは06(6767)6762、笑いのカルチャーセンターへ。

 

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2022年5月27日 (金)

握り10貫、4、4、2と出た。

Img_9642 Img_9643 Img_9644 Img_9646 Img_9648 Img_9652 Img_9653 Img_9655Img_9645Img_9656 握りたてのネタが、あいよ!あいよ!と出た。立ち食いカウンター席前の黒い寿司板、端っこに生姜少々。4つ、4つ、2つ…、寿司ランチメニューのうち、旬の10貫である。あいよ!の板さん、ネタ説明も一緒だったが、聞き逃してしまい、4、4、2は何だったかな。

 

 大阪中之島、香雪美術館帰りによく寄る「魚がし日本一」の立ち喰い寿司。東京新橋に始まり、大阪へも進出して、もう5、6年かな。安くて、ネタも味も江戸ふうで、開店当初から行っている。好物の煮穴子がいい。いつもは一貫、一貫、板さんに口頭注文していたが、あの日は次の予定もあって、店前看板で、まとめて10貫1280円の寿司ランチだった。

 

 看板に旬ネタ3点の書き込み。いわし、いさきに穴子白煮がいい。まず湯呑に薄い緑茶、海老入り白味噌。カウンター前からのあいよ!、最初の4つ。トロとイカ、あと2つは??。次のあいよ!4つは、大きな海老といわし、また2つ??。仕上げは穴子白煮と寿司箱から玉である。これはアイシー。あいよ!あいよ!のたびにデジカメ撮りしてある。握りネタの?4つは何だろう。いさきかな、めかじきかな、やはり?である。食いに悔いが残った?。

 

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2022年5月26日 (木)

写真は山頭火とともに

Img_9632Img_9598 Img_9597 Img_9599 Img_9631 Img_9608 Img_9619 Img_9624 Img_9621 Img_9630 バイクで大陸を疾走しても、ラクダで砂漠を行っても、撮る写真は山頭火のポケット版句集とともに~と言う。見た風景に山頭火の句を思い、写真を眺めて山頭火の句を重ねるそうだ。民族楽器で自作の音曲も加えて、会場で鳴らす「光+音×自由律俳句」作品展を見た。

 

 大阪中之島のキャノンギャラリーで「山頭火」のポスター、気になって入った。同じビル4階、中之島香雪美術館で開催の~死後、人はどこへ行く~の「来迎」展を見に行って、その前に山頭火だった。海、ボート、滝、人、雪、家、雲、枯れ葉…、チベット、サハラ、欧州山村などの風景と山頭火の句を重ねている。山頭火の笠、CD音楽、火灯り…なども。

 

 群馬県高崎市出身、写真家と音楽家の宮田裕介さん(33)の作品集。「山あれば山を観る。雨降れば雨を聴く~」。ひとり見て回って、宮田さんがひとりいた。東京キャノンからの巡回展、大阪の1500円ホテルで宿泊中という。17歳で音楽家志し、単身渡米して以来、ひとり各国回り、民族音楽と出会い、写真と出会い、山頭火を思い出しと言う。砂漠と雲とバイクの写真で、山頭火の一句は「この旅、果もない旅のつくつくぼうし」。若いって、いいねえ。

 

 ※ 大阪キャノンギャラリーの宮田展は5月28日まで。

 

 

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2022年5月25日 (水)

おりんの音色

Img_9514 Img_9523 Img_9528 Img_9537 Img_9525 Img_9527Img_9529 Img_9531 Img_9534Img_9524 Img_9540 お椀のような金の仏具道具「おりん」、どんな音色だろう。りん棒の先をつまんで、フチをそっと叩いた。「リ~ン」「リ~ン」「リリ~ン」…澄みわたる響き、余韻が深い。ご先祖さまへ届いたか、心の邪気は払えたか。スズムシは?フィンガー5?は、どうしているだろう。

 

 あてもない一日一万目標のぶら歩き。碁盤目の京都市内、五条から北へ、西へ~曲がり歩いて、浄土真宗十派の一つ、仏光寺本山だった。境内、大銀杏のそばの売店奥の部屋におりんが並んでいた。小さいの、大きいの、風鈴みたいに吊るされたの。おりんづくりの材料、工程説明の展示も。売店では音を聞く新商品「Lie―ne」風鈴「len」も出ていた。

 

 鳴物神仏具をつくる宇治市、南條工房の特別展示。創業190年、社長7代目、国内で数少ない工房という。伝統の職人技と新しい智恵、今は銅に錫を多く使う佐波理という銅合金で、いい音を響かせ、祇園祭りの囃子鉦も制作という。日々の暮らし、澄んだ音を自由に楽しみ、豊かな時を~との説明がある。もう一度、りん棒を持った。整列したおりん、順番に♪~リンリンリリン、リンリンリリン~♪。恋のダイヤル6700はフィンガー5!ハロー。

 

 ※ 仏光寺内展示は5月末まで。28日は南條社長の説明会がある。仏光寺本山は、高倉通り仏光寺下ル。

 

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2022年5月24日 (火)

琵琶湖借景の庭園「盧花浅水荘」

Img_9190 Img_9191 Img_9230 Img_9307 Img_9231 Img_9240 Img_9212 Img_9218 Img_9308Img_9234Img_9226 Img_9282 Img_9289 Img_9290 琵琶湖を借景にした枯山水の庭、いまはどう見えるのか。100年前、比良の山並み、近江富士、舟着き場も~だった。日本画家山元春挙がつくった「盧花浅水荘」(ろかせんすいそう)である。茶室、竹の間、洋間、画室ある別荘…春挙は完成まで7年かけた。

 

 瀬田の滋賀県立美術館で春挙生誕150年展。開催中の土日は予約なし公開という。滋賀勤め足掛け20年もなのに行ったことがない。京阪石坂線瓦ヶ浜駅から旧東海道ぞい湖岸へ5分、木曾義仲が義経に敗れた地あたり。大津市中庄1丁目、春挙の出生地に近い。土曜の昼、案内は当主で孫の山元寛昭さん(78)だった。春挙は65歳で没し、顔は知らないと言う。

 

 窓ガラス越し、広い庭園の案内から始まった。「150㍍ほど先、あのつつじ咲いているところまで琵琶湖でした」と話す。客間の机に昭和42年、湖岸道路が出来るまでの庭園カラー写真。琵琶湖丸ごと借景、マンションで見えなくなった比良も三上富士も写っている。庭そのものは、起伏あり、草木あふれ、眺めは変わらず、遠望して琵琶湖が少し見えた。竹の間など随所に意匠凝らした建て物は国の重文。2階アトリエに春挙ブルーの岩絵の具は往時そのままだった。

 

 ※ 山元春挙(1871-1933)大津市膳所生まれ、野村文挙、森寛斎に師事、竹内栖鳳と並ぶ円山派日本画家。 ※ 「盧花浅水荘」は唐の詩人の詠じた句から命名。大正10年(1921)、春挙50歳のおり建築。 ※ 生誕150年展は6月19日までの滋賀県美ほか、大津市歴史博物館、愛知県に名都美術館などで開催。

 

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2022年5月23日 (月)

塩むすびは「PAKUーPAKU」

Img_9473 Img_9474 Img_9478 Img_9480Img_9495 Img_9489 Img_9488 Img_9486 Img_9484 羽釜で炊く塩むすびだけの店が開店した。キャッチフレーズは「いつも炊きたて、結びたて。」白く艶やか俵型、ほかほかに結ぶという。立ち食いカウンター席。「おとも」という小品と牛肉入り味噌汁と一緒で、合わせて700円。どんなかナ~してみた。

 

 お店は京都市役所に近い御池寺町下った日蓮像と信長廟の本能寺の南隣である。お向かいは古書店、南側へ行くと、ギャラリーなど多い。十日に一度は歩きに行き、GWのころ、店前に胡蝶蘭が溢れ、新規開店は知っていたが、3週間ほど経って入った。店名は「白々」。どう読むかなと思ったら、ローマ字ルビがあり「PAKU―PAKU」だという。

 

 金むすび三つのロゴ暖簾をくぐった。翼の付いた羽釜が3個並んでいる。~始めチョロチョロなかパッパ赤子泣いてもフタとるな~の、おくどさん炊きでないIH炊き。お米を出汁と塩に漬け込むという。お米は富山産と京都産のブレンド。ご飯の白との対比なのか、黒いバンダナのお袋さん店員がビニール手袋でふぁっ、ふぁっ~と目の前で結ぶ。多くのご縁と様々な結びつきに感謝して、「握り」でなく「結ぶ」という。なるほど~と一つ、パクパク!。

 

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2022年5月22日 (日)

図書館の中の図書館

Img_8943 Img_9388 Img_9391 Img_9380 Img_9384 Img_9377 Img_9376 Img_8958 Img_8959_20220519074701Img_8960 Img_9392 図書館へ行って、図書館が出た。平安神宮の鳥居が見える京都府立図書館。変な言いようだけど、まあ、ホンマ。入り口の入り口のちょっとしたスペースである。今から110年前、開館当時のドアが2つ、2階への階段手摺など、むかしの図書館のホンモノの展示だった。

 

 読んでいた本の中に出ていた本を探しに行って~である。沢木耕太郎著「作家との遭遇」の中、司馬遼絶賛のサンケイ新聞記者・故近藤紘一の著作を見つけ、読みたかった。本の中の本で、図書館の中の図書館という妙な出会い。ヨーロッパ留学、新しい建築を日本に取り入れた武田五一氏が設計した明治のレトロで、アールヌーボーふう図書館に部分品である。

 

 天井にあった花模様の悉皆装飾、シャンデリアが3階から吊り下がっていたという。今は開かないドア二つ、手すりだけの上れない階段。開館を待つ人、明治天皇も来館の貴賓室、書庫など当時のモノクロ写真も展示されていた。今の図書館は阪神淡路震災で傷んでリニューアルも正面は武田設計そのまま、明治の西洋建築が残っている。表に柴を担がない珍しい金次郎さんも。借り出した近藤紘一さんの著書は「目撃者~」。何かが妙に絡み合っている。

 

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2022年5月21日 (土)

愉快な店名ウオーク

Img_9413 Img_9140 Img_9409 Img_9019 Img_8917 Img_7826 Img_8016 Img_8027 Img_8029 Img_8039Img_8053 Img_8110 Img_9510 Img_9512 歩いて、気になる店名をウオッチ、デジカメ撮りしている。意味深なの、眼をひくの、愉快なの、奇をてらうの、看板がいいの…何とも、色々とある。「ぼちぼちいこか」(山科)「なんやかん屋」(三条)「ここら屋」(御幸町)は居酒屋さん。店名の捻り、まあ、一杯いこか。

 

 お気に入り店名は「KU―KAI」(東山)。何を食うかい、弘法太師・空海さん。洒落っ気がよく効いている。同じローマ字なら雑貨屋さん「GOHOBI」(三条)。「ご褒美」は何がいいかなあ。「兎舞堂」(四条)。何がウマイのか、兎舞の店名がウマイ。唐揚げなら「金のとりから」(新京極)。金の一文字で差別化。食べられない櫛屋さん「十三や」(四条)。

 

 全国ネットは「銀座・ハゲ天」(京都駅ポルタ)。頭、気にすることはない~と言われても。酒類販売「やまや」(各地)。上から下から山や。海やない。ラーメン「ふくちゃん」(御池堀川)は「福知庵」が正しい。赤提灯「ハリウッド」(御幸町)のスターは鶏から。「彼方此方屋」(仏光寺)は、「おちこちや」と読む着物屋さん。魚料理が旨い「よこちょう」(川端二条)。路地カフェは「ROJ」(木屋町)。焼き鳥「馬耳東風」(室町四条)は自然体。天命でない店名ウオッチ、様々なり。

 

 

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2022年5月20日 (金)

誰かな、誰かな~の似顔絵作品

Img_9162 Img_9163 Img_9164 Img_9165 Img_9167 Img_9145 Img_9146 Img_9147 Img_9153Img_9174  ええっと、誰だっけ。そうや、聖徳太子。500円、千円、1万円…お札になんと7回も登場している。太子さん、たいしたもんやねえ?。真ん中の水泳選手、ひょっとして、アテネ・北京五輪水泳平泳ぎで金メダルの北島康介さんかな。だと「チョー気持ちいい」ねえ。

 

 京都駅八条口の「アバンティ」1階ホールで、城陽市障害者支援施設DOのアート展を見た。DOはドア・オープン、自立と交流という。そこで働きながら生きがいを求める知的障がい者のみなさんの作品、個性が溢れている。いいな、いいなと見て回った。展覧会は2003年から始まり、アバンティでは初めての開催。たまたま、ぶらりと入っての鑑賞だった。

 

 聖徳太子はSOWAさんが描いた似顔絵シリーズ「えらい人」のひとり。美空ひばり、レディガガ、アインシュタイン…、ぜんぶで16人。ゴッホもいる。浮世絵の写楽もいる。色づかいがいい。作者のSOWAさん、おいくつぐらいだろうか、えらいと思う人物に近寄らず、手元に引き寄せて描いている。だれだ、だれだ~と見る目が大きくなる。パイプ組の特設ギャラリー。みかん、びわ湖、風神雷神、出展者の自画像…みなさん、次回も宜しく~。

 

 ※ DOアートジャンクション展は5月13日から3日間で終了。社会福祉法人青谷が学園内。

 

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2022年5月19日 (木)

小町ゆかり、随心院へ歩く

Img_9039 Img_9035 Img_9041 Img_9042 Img_9066 Img_9075 Img_9081 Img_9099 Img_9114 Img_9090 Img_9127 Img_9132 歩いて…、小野小町ゆかりのお寺、随心院へ行った。自宅と同じ京都市山科区。スマホのグーグルマップで徒歩45分と出た。内蔵助の大石神社、名勝庭園の勧修寺をこえ、コンビニ寄り道でカレーパン買っても40分足らず。予定より早かった。なぜ、長足のせいかなあ。

 

 開祖は仁海さん、雨僧正という。皇室の命で、神泉苑で雨ごいの祈祷9回、そのたびに雨がザアザアとか。弘法太師から8代目のお弟子さん、真言宗のお寺。令和11年(2029)の門跡寺院になって800年へ向け、本堂修復など記念事業を展開中。重文、ご本尊の如意輪観音坐像も修復して、資金集めの記念事業PR兼ねて、非公開文化財特別公開だった。

 

 梅園、はねず踊りもだが、随心院と言えば、美人の小町さん。出身は秋田の湯沢節が有力だが、謎は多いという。門前「花のいろはうつりにけりな~」と百人一首の句碑。境内外れに化粧の井戸、ラブレター千通を供養で埋めた文塚。謡曲・百夜通いの深草少将カヤの樹と99個までの実、新しくは本堂に小町花図絵、墓地に小町堂…、まだある。恋文張り合わせ地蔵、老いた小町像…。〆はどうしても山本リンダ、小町が多くて、こまっちゃうナ?。

 

 ※ 特別公開は5月15日で終了。

 

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2022年5月18日 (水)

JAZZを奏でる鉄筋彫刻

Img_8991 Img_9000 Img_9006 Img_9008 Img_9010 Img_9011 Img_9012 Img_9014 作品は「線で奏でるJAZZ」だという。京都高島屋6階美術画廊で、鳥取から来た徳持耕一郎さんの鉄筋彫刻展。どんなんだろう~とぶらり入った。ギター、サックス、ベース、トランペット…、太いの、細いの…、折れ曲がった鉄筋がJAZZのライブになっている。

 

 会場ぐるっと回った。あのイントロが聴こえてくるような。♪~タンタ、タラタラ、タアン…タアン~♪。ルイ・アームストロングのmoanin。朝のモーニングやなく、JAZZの始まりならこれ、モーニンだ。デューク・エリントンのA列車で行こうも、向こうから聴こえてきそう。鉄筋だけでなく、針金も、毛糸も、版画も…どの線もJAZZ&JAZZ。

 

 作者の徳持さんが会場にいた。「音か聴こえてきそうですね」と話しかけたら、話が弾んだ。そう感想言われるのが一番うれしいと言う徳持さん。浮世絵版画の個展でNYに行ったおり、毎晩JAZZライブ聞いて、ナフキンで演奏ぶりスケッチ、それからが始まり、30年前という。絵を線にして、どう音を出せるか、独学で工夫重ね、このアートジャンルに~という。精緻さ、鉄筋の線が生きて奏でている。♪~タンタ、タラタラ~♪と会場を出た。

 

 ※ 徳持耕一郎、1957年、鳥取生まれ、鳥取在住。鉄筋彫刻は1989年から。国内外で個展開催、ジャズメンはじめ、注目度が高い。 ※ 高島屋展は16日で終了。

 

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2022年5月17日 (火)

撮った写真、眺め見て~

Img_8895 Img_8850 Img_8267_20220514091901 Img_8940 Img_8660 Img_8979 Img_7987 Img_8921 Img_8922 Img_8640 「今」でしかない写真がある。「次」は~と気になる写真がある。「前」はどうだったか~と思う写真もある。ぶらり、足任せに出歩き、予期せず会って、何となく撮ったデジカメ写真。そんな一枚一枚に「過去」「現在」「未来」があるような。最近の写真を並べて眺めた。

 

 秀吉を祀る豊国神社境内へ歩き入って、国宝唐門前で衣冠装束の秀吉像の後ろに回った職人さん。手ぬぐいバンダナ、剝げ落ちた像の後ろ部分、塗装中。職人さんに許し得ず撮ったが、どこかアートぽい「今」になった。世界遺産・二条城大手門前で修学旅行生、案内のTX運転手が記念撮影中。初夏の鴨川石飛び渡りの子どもたち。ともに若き「今」思う。

 

 文化ゾーン・岡崎公園、図書館前の砂場。バケツなど砂遊び道具が放置されている。滋賀県立美術館の野外アートは、柵つき滑り台。2枚の写真に子どもがいない。民家前の飾り石に手ぬぐい。持ち主はだれか。九条山の国道1号歩き、道端に白いタンポポ。胞子はどこへ飛ぶのか。二条大橋河原のセンダンの樹木に小花。実はいつ結ぶのか。府立植物園の球根ガーデン。次へ、職員さんが土の掘り返し中。写真の「前」と「次」が気になる「今」である。

 

 

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2022年5月16日 (月)

庵野秀明展

Img_8686 Img_8692 Img_8700 Img_8705 Img_8711 Img_8722 Img_8730 Img_8749 Img_8763 Img_8758 ゴジラも、仮面ライダーも、ウルトラマンも、「シン」がついた。シン・ゴジラ、シン・仮面ライダー、シン・ウルトラマン。「新」は「シン」なり!である。アニメ、特撮で、ヒットまたヒットの庵野秀明さんの展覧会。何を見せるのか、あべのハルカス美術館へ行った。

 

 チラシ表は白地に「庵野秀明展」。シンプルイズベストか、それだけである。裏を見て、庵野秀明をつくったもの、庵野秀明がつくったもの、そして、これからつくるもの~という。「を」と「が」と「そして」で、過去と現在と未来である。表現力、なるほどと思う。入場料1900円、図録一人一冊限定4620円。東京から巡回、大阪4会場目、鑑賞なお多し。

 

 年齢ギャップ感じ招待券て入った。興行収入100億円の劇場版「シン・エヴァンゲリオン」が出てきた。アニメ、特撮…う~ん若い。やはり、シンつき。クレヨンしんちゃんがしんから懐かしい。どのコーナーもアニメのビデオ上映、ぜんぶ見ていたら鑑賞4時間とか。若き庵野さん、ウルトラ変身ポーズの写真展示。ここが原点という。駆け足で会場巡った最終コーナー、ゴジラ、仮面ライダー、ウルトラマンのシン三役揃い踏み。シンから若返った。

 

 ※ 庵野秀明、1960年、岡山県宇部生まれ。日本のアニメーター、映画監督、実業家。あべのハルカス美術館展は6月19日まで。

 

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2022年5月15日 (日)

クロマツの樹皮

Img_8474 Img_8471 Img_8475 Img_8477 Img_8476 Img_8472 この樹皮のゴツゴツ、どうですっ!。一つ一つの樹皮がぶっとくて、ひび割れした形が亀の甲羅みたい。見ようによっては、アートのデザインのような。樹高15㍍はあるクロマツ。どっしりした幹、年輪をだいぶ重ねて、貫禄がある。その樹皮に見惚れ、デジカメを向けた。

 

 何年来とよく歩き、若いおりは駅伝練習で走り抜けた京都御苑の中である。同女大正門に近い今出川側、糸桜が覆うように垂れる近衛邸跡あたり。緑の風の中を歩いていて、マツをじっと見上げ続ける年輩の女性に出会った。傍を通り抜け、気になって、少し遠くから同じように見上げた。松竹梅…、マツはめでたく、神宿る~と言われる。そんな松なのだろうか。

 

 アカマツなら、ちょっとマッタケ?、ひょっとしてと樹木回りの地面を見る。これはクロマツだけど、また戻って、垣根こえて樹木そばへ寄って、黒褐色のごつい樹皮である。松の樹皮は、新しい皮が出来ても、最初のが剝れない。何枚も何枚も重なる。食えへん、バームクーヘン?。この浮き出たような樹皮、若いマツでは、こうはならない。松の樹皮でネット検索、そのエキスは美肌効果、お城の籠城食などと出た。花言葉は、不老長寿、哀れみ~と出た。

 

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2022年5月14日 (土)

新世界のビリケンはん

Img_8818 Img_8815Img_8824_20220511074001 Img_8816 Img_8820 Img_8814 Img_8821 Img_8822 Img_8823 Img_8828 Img_8825 Img_8829  ぶらぶら歩いているだけで、なんか、おもしろおます。なんが?言うて、食いもんやの看板でっしゃろ。前掛けして呼び込むにいちゃんでっしゃろ。それを見ているおっちゃん、おばちゃん…おもしろおまんがな。どこって?ドヴォルザークでんがな、しりまへんかいなあ。

 

 ♪~タンタタ、タタタ…タ…ン~♪。交響曲第9番ホ短調「新世界より」でんがな。まあ、新世界は新世界でも、大阪は天王寺動物園、通天閣、ジャンジャン横丁、今宮でんなあ。そこで、まあ串食いねえ。ソース漬けは一度だけでっけど、うもおまっせえ。それに足裏なでて、なんでも願い事かなうちゅう、ビリケンはん、歩いてたら、ぎょうさん、やはりまっ。

 

 そいで、いっぺん、どんだけやはるか、デジカメ撮り歩きしましたんや。オブジェの大きな串、ペンギンもでっけど、ビリケンはんは色々でしたんや。とんがった顔、吊り上がった目、突き出した足、子どもちゅうの同じでっけど、白にピンク、三つ並び三尊像、足が顔みたいに大きいの、それにビリケン神社のご本尊…、まあ、撮ったビリケンはん、みておくんなはれ。その謂れ?新世界HPに詳しおまっ。兎も角、行って見なはれ、おもしろおまっせ。

 

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2022年5月13日 (金)

最澄1200年大遠忌展へ

Img_8834 Img_8843 Img_8836 Img_8837 Img_8838 Img_8284 Img_8282_20220510082101 Img_8281 Img_8295 Img_8298 比叡山で天台宗を開いた最澄とは、どんなお坊さんだったのか、亡くなって1200年の特別展を見に行った。東京上野、福岡大宰府から巡回、最後の京博で開催中の「最澄と天台宗のすべて」展。生あるものすべて仏性あり~と説く最澄、伝教太師…、たいしたもんだ。

 

 古書祭りで故梅原猛著「最澄瞑想」見つけ、読んで行った。梅原さんが5回にわたり喋ったNHK市民講座の講義録。最澄生誕1200年のおりなので、もう56年前、写真たっぷり1500円を500円で買った。梅原さんは、「名は体を表す」で、日本の宗教家で最も澄んだ宗教家、底知れず澄んだイメージを感じる~と最澄の印象を最初に話し出している。

 

 延暦寺所蔵はじめ、全国から国宝23件、重文71件。最澄は大津で生まれ、13歳で出家、叡山に籠り、桓武天皇の支援で唐に渡り…梅原本の読破で、展示品がよくわかる。比叡山はお山すべてが延暦寺。標高848㍍、近江の琵琶湖から丸く、京都の鴨川から尖がって見える。最澄に始まり、法然、親鸞、栄西、道元、一遍、日蓮の高僧が出ている。最澄の袈裟は夜でも昼でも?国宝、根本中堂内陣1200年不滅の法灯は灯籠再現、ほっと?する。

 

 ※ 展覧会は5月22日まで。千日回峰行など会場ごとビデオあり。

 

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2022年5月12日 (木)

串カツ本家・近江屋本店

Img_8810 Img_8811 Img_8789 Img_8791 Img_8784 Img_8794 Img_8800 Img_8804 Img_8805 Img_8806 ここや、ここや~と着いて、並んで、待って、待って~である。店前、どれだけ待ったか。20分、30分、いや、もっとかな。大阪は新世界、通天閣がどこからでも見える。いったいどれだけあるか、看板は串カツまた串カツ。その中、探して、探して、近江屋本店である。

 

 コロナ禍3年、ずぼら屋のフグ提灯はもうない。通天閣を見あげると、赤字で「明けない夜はない」、黒字で「マスクの下は笑顔で!」。GW最終日、賑わい戻っている。あべのハルカス美術展帰り、天芝を超えて、スマホのググールマップは「新世界の串カツ・近江屋」。長く滋賀県勤めのご縁、前に「全国にある屋号・近江屋」調べ、いちどは行って見たかった。

 

 近江八幡安土町出身の祖父創業、もう73年という。近くに別館あり、串カツ激戦区のなか、流行っている。隣の「いっとく」「やまとや」なら待たずにだったが、腹はグー言うても待った。やっとカウンター席。うなぎ、豚、いわし、竹輪、れんこん、青と…待つ間に決めていた。衣の下のネタが大きい。缶ソース、串ごとどぼっ…、キャベツはムシャ食い。安土は信長ご縁の赤い半纏の店員さん、よう動く。ネタよし、安し、愛想よし…三方よし?。

 

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2022年5月11日 (水)

特別展「ブッダのお弟子さん」

Img_8066 Img_8069 Img_8089 Img_8068 Img_8067 Img_8074 Img_8076 Img_8073 Img_8098 いつもは脇役、いまは主役という。西本願寺前の龍谷ミュージアムで、お釈迦さんの弟子に光をあてた特別展を開催している。十大弟子、十六羅漢、五百羅漢らが登場する。タイトルは「ブッダのお弟子さんー教えをつなぐ物語」。さて、どんなお弟子さんなんだろう。

 

 お弟子さんたち、釈迦ことブッダが紀元前5世紀ころガンジス川流域で悟りを開いて以来である。生前からの直弟子、没後の又弟子。京都新聞と朝日新聞が主催、ともに特集でキャラが際立つお弟子さんと紹介している。失敗する、泣く、トイレで寝る、怒られる…、経典にそんな弟子の様子が書かれているけど、悟りの釈迦、ブッタは、ぶったりしていない?。

 

 もう何度も~の龍谷ミュージアム、地下入り口にカエルの置物いろいろ、来たばかり帰らない?。看板とチラシ、蝦蟇の青カエルのような、オジサンのような。会場はEVで3階から2階へ。手塚治、棟方志功も描いた十大弟子像、十人十色の展示。そのうち洒落たくなる注目の弟子は二人。釈迦のそばにずっといたアーナンダ、こうなんだの阿難漢。弟子の中の長老で、悟り一途、めもくれんの目連漢。お弟子さん色々、洒落も色々…ああ、そうなんだ?。

 

 ※ 展覧会は6月19日まで。

 

 

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2022年5月10日 (火)

季節移ろう植物園

Img_8503 Img_8505 Img_8552 Img_8555 Img_8554 Img_8549 Img_8577 Img_8591 Img_8594 Img_8534 Img_8606 Img_8604 Img_8601  季節の移ろう植物園、様々な花が変わりベンタンに咲く。GW中、いつもどおり京都市地下鉄北山駅で降りて、北山門から入って、初夏の花々との出会い。いつもより早かったり、遅かったりしても、一年ぶりのこんにちわ、何ともそわそわする。どこで、だれから会おうかなあ。

 

 背の高いエキウムさん。スペインカナリヤ諸島原産、スルスルとよく伸びている。高さ1㍍、薄紅色の花穂が可愛い。彫刻家・宮瀬富之さん制作、麦藁帽の少女の後ろでよく目立つ。ゆるい風にふわりと黄色に水色にピンクはポピー。花輪が薄いのは、アイスランドポピーだという。京都新聞に少し早く咲き出した~と載っていたシャクナゲ園、確かに一杯咲いている。

 

 見るからにフワフワ、柔らかそう。どれだけ花びらが重なっているのだろう。真っ赤なの、純白の…80種という。だれが名付けたか、白雪姫、華燭の花、新七福神、ミスアメリカ…。新しい葉の成長を見届けてから古い葉が落ちるというユズリハ。もう新しい葉が枝にひとり立ち、役目終えた旧葉が樹木の回りに落ちている。川端康成の「古都」に出るクスノキ並木、新芽が出そろっている。長さ200㍍、若緑の樹木が続いている。植物園は今、初夏。

 

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2022年5月 9日 (月)

商店街のプロレス観戦

 Img_8367 Img_8395 Img_8398 Img_8411 Img_8417 Img_8420 Img_8421 Img_8425 Img_8429 Img_8431 青コーナーは力道山?。違う、違う。じゃあ、誰っ?。覆面のタコヤキーダ。反対側の赤コーナーはアントニオ猪木、それともジャイアント馬場?。もう昔のレスラー。こちらはビリケーン・キッド、くいしんぼう仮面や。どこの団体?大阪のおっさんプロレスでんがな。

 

 試合は3人対3人、6人タッグ60分1本勝負。チンと鐘が鳴った。最初は琉球プロレスから特別参加の女子レスラー、ハイビスカスみいと、地元京都のゼストのおっさん。レフェリーは沖識名?。ちゃう、ちゃう。出て来る名前みな古いなあ。レフェリーは白黒縦じまのシャツや。カウント?ワン、ツー数えて、スリーかと思ったらツー止まり、試合続行や。

 

 会場は後楽園ホール?もうおまへん。ここは京都市地下鉄ゼスト御池商店街の河原町ひろば特設リンク。3年ぶり2回目の特別興行、リンクサイドはマスクで無料。買い物観客いっぱい。出た、反り投げのスープレッス。リングの床がドーン。タッチ、タッチ!。次は救世忍者乱丸。四の字地固め、デストロイヤー、噛みつき、ブラッシー。反則はイカンガー。それマラソンや。みんな総出、お決まりの乱闘。カンカンカンカン、ストップ、ストップ。

 

 ※ プロレス興行は5月5日、ゼスト御池37店舗主催。骨髄バンク支援。大阪プロレス所属レスラー中心の出場。

 

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2022年5月 8日 (日)

泥饅頭は彫刻

Img_8168_20220504075501 Img_8165_20220504075501 Img_8172 Img_8177_20220504075701 Img_8171 Img_8163 Img_8173 なんと巨大な泥饅頭だろう。高さは2㍍を軽く超す、泥饅頭のギネス挑戦だろうか。近づいてみると、そうまん丸ではない。木の小枝や紐なんかも入って、いびつな所もある。床に泥跡があり、饅頭造りに使用したのか、バケツや雑巾やテーブルや…そんなのが置いてある。

 

 よくよく見て、どうも泥饅頭ではなさそう。だとしたら、なんだろう。世界遺産、二条城近くの堀川御池ギャラリー2階。京都市芸術大、大学院の卒業生、さらに教職員が利用できるギャラリー「@KCUA・アクア」内の展示作品である。京都国際写真祭に合わせて開催している世界報道写真展を見に行って、別会場で、この泥饅頭みたいな作品と出会った。

 

 作品をつくった作家さん、お名前は野村由香さん(28)。岐阜県生まれで、金沢美工で彫刻を専攻して、京都市立芸大の大学院卒業という。作品のタイトルは?と掲示をみれば「池のかめが顔を出して潜る」。どういう意図なんだろう。据え置きの作家ペーパー読めば、野村さんは「日常のだれも気づかないゆっくりした変化をテーマにしている」と書く。それを泥饅頭、いや、かめの顔出し潜りで表現したという。作品分野は彫刻、大きな泥の彫刻だった。

 

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2022年5月 7日 (土)

サクランボの赤い実

Img_8265 Img_8244 Img_8251_20220505075201 Img_8249Img_8263 Img_8262 Img_8259_20220505075801 Img_8258 Img_8257 Img_8481 こんな所にサクランボ、ええっ!びっくりやん。赤い実、これから赤くなる実、少し小さいけど、いっぱいやん。まさか、佐藤錦、ナポレオン、高砂…とは思うけど、サクランボはサクランボ、桜桃や、チェリーや。思わぬ歩き出会い、新発見といえば、新発見…いいねえ。

 

 それ、どこかというと、駅伝ストリート。年末の高校駅伝、年始の女子駅伝が走る鴨川の丸太町橋と東大路通りへ出る熊野神社の間。GW中でも歩きの日常、京大熊野寮から南側歩道を鴨川へ~だった。1冊借りたら返す時、別の1冊持参というBOX型の公共図書館、此之付近白河北殿跡という碑、熊野寮生お絵描きなど見て、サクランボの街路樹が2本である。

 

 桜が散ったソメイヨシノでもヤマザクラでもない。最初からサクランボの実が成るセイヨウミザクラらしい。国内シェア70%は山形では、白い花が咲いて、赤い実の成る収穫は6月からだそうだが、まだ5月初め、早すぎるほど早い。季節の先取り、デジカメ撮りしていたら、野鳥が来た。ヒヨドリか、ムクドリか。細い枝をガサガサ渡って、赤い実をパクリ、パクリ。その瞬間、サクランボのクイシンボウと狙うが、ピントあわず、撮り逃がした?。

 

 ※ ヤマザクラなどにも小さい実をつける場合もある。写真の最後は京都御苑北、近衛邸跡の糸桜に成っていた実。

 

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2022年5月 6日 (金)

下御霊神社、初の特別公開って?

Img_7881Img_8448Img_8445Img_8443 Img_7883Img_7884Img_7887Img_7896Img_7907Img_7911 Img_7910 Img_7917 よく歩いて通る下御霊神社、非公開の文化財が初めて特別公開だという。京都御苑の南東、寺町丸太町下ル。拝観代はシニアガイド付き千円。知人からの招待券があり、歩きの流れで行った。朱の鳥居、笑う狛犬、注連縄の本殿、地下から名水…、何が特別公開なのだろう。

 

 神社縁起は、平安時代に遡る。無実の罪で非業の死を遂げた崇道天皇ら貴人8人の御霊を祀り、怨念の疫病流行、天変地異から都を守る神社だという。病気平癒、厄除け、地鎮祭、交通安全にご利益あり~と看板が上がっている。いつもは素通りの神社境内の拝殿に煌びやかな神輿が1基、2基、3基…。修理する収蔵庫から出して、これが特別公開という。

 

 大きさでは全国トップ級の大宮神輿、小回りきく若宮神輿、猿田彦神輿、鳳輦神輿…、どの神輿も飾りはピカピカ。京都検定2級か、3級合格にガイドさんによると、神輿づくりには天皇家からの心付けありと。いまは、担ぎ手不足、コロナ禍など巡行はじゅうぶん出来ていないとも。境内テント内に昭和25年の還幸祭巡行写真の展示。神社出て、氏子町内を西へ北へ、仙洞御所への行き帰り場面。昔のワッショイ、ワッショイ…空耳で聞こえてきた。

 

 ※ 京都古文化保存協会主催、春の非公開文化財特別公開、今年は上賀茂神社など14カ所。公開期間は4月23日から6月26日までだが、社寺により異なる。

 

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2022年5月 5日 (木)

木の姿形、様々に~見た

Img_6396Img_6399Img_7341Img_7772Img_7339Img_6261Img_6263_20220502085201Img_6847_20220502084301Img_7148Img_7733 Img_7741   どうして、そうなったのだろう。珍しい木がある。変かわった木がある。老いてなお~の木がある。歩いて、見つけて、気になると、デジカメ撮りした木々の皆さん。どこで、であったか、ちょっと見てもらおうかなあ。いざ!パソコンフォト、フラッシュバックツリー。

 

 まずその一つ。京都の岡崎の文化ゾーン、図書館前の樹木である。どう変かというと、根元の幹が二つ、左右対称になって、木は双子のように高く伸びている。落葉高木だけど、樹名はわからない。根元の底、そこが気になる。公園グラウンド西北にカンガルーの袋みたいな木。朽ちた幹の穴に切られた木を抱っこするよう。なんで、なんで、なんで~と気になる。

 

 国内にどれだけ樹木があるのか。ネットで1200種約210億本と出た。琉球大の先生調べ。どう木を調査したか、気にしない?。東山・泉涌寺近くの山道に朽ちた木の幹から若い木が出て、新旧交代の木。植物園で幹が空洞でも花を咲かす山桜、老いてなおの木。京都市動物園内、枝がなく、周りを丸くベンチで囲われた木。住友の泉屋博古館庭園、ヒノキ林立。旧東海道土山宿、版画で残った松並木。気になる木、今から昔へ、カムバック、ツーミー。

 

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2022年5月 4日 (水)

那須与一のお墓

Nasunoyoichi Img_7805 Img_7803 Img_7791 Img_7808 Img_7798 Img_7793_20220501083101 Img_7801 Img_7802  あの弓の名人、那須与一が眠っているという。京都東山、門跡寺院泉涌寺の塔頭・即成院である。<そくじょううん>と読む。境内に与一のお墓・石造宝塔、与一の手洗い所がある。おみくじは「与一が的へ」。どうして、ここに那須与一なのか~と駒札を読んでみれば~。

 

 与一出陣のおり、病になり、このお寺に参籠、病が治って、四国・屋島の源平の戦いで軍功が挙げた。これは、ご本尊・阿弥陀如来のおかげと、出家して、庵を結び、一生を終えたという。1千年前、寺伝によれば~である。源氏方の与一は、70㍍離れた平家の軍船に掲げられた扇の的を見事に射抜いた~と平家物語、源平盛衰記にあり、知名度はいまだに高い。

 

 何事も成す~と、那須与一の由緒は全国にある。院展の木彫家・平櫛田中の美術館がある岡山県井原市へ行ったおり、なぜか駅前に与一と扇的像があったし、滋賀県五個荘の弘誓寺は代々、住職が那須さん、与一のお孫さんが継いでいる。ネットを検索すれば、神戸の須磨、山形の米沢、群馬の太田原に那須神社がある。即成院の那須与一発見は、出歩きでぶらり入ってだった。本堂お参り、手洗い所、那須の的へのおみくじ…成すことはすべて成した!。
 

 

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2022年5月 3日 (火)

伝統の職人技、ここにあり

Img_5315 Img_5373 Img_5339 Img_5309 Img_5333Img_4712Img_4713Img_4727Img_4705 Img_5324 Img_5316 Img_5327_20220430081801 Img_5306 Img_5337 Img_4682 「回してみよう」という。大きいの、小さいの、色んな独楽。それならと回して、回る、回る。地球は回る。目も回る。いまは寿司も回る。「音色を聴いてみよう」という。仏壇のりん。それではと、りん棒をつまんで、心静かにそっと鳴らして、チ~~ン。いい音、いいね?。

 

 ある、ある、まあ、ある。着物、線香、酒樽、刀、仏壇、扇子、組紐、陶器茶碗、帯、能面、弓矢、太鼓、簾、鬼瓦、人形、蝋燭、財布、籠、兜、灯籠、かるた、貝合わせなどなど、あげだしたらきりがない。あるってなもんや三度笠。これ、千年の歴史続く京都の伝統工芸品である。風土、素材、智恵…、時代が育んだ職人技は人から人へ繋いで、今なおという。

 

 京都市岡崎、元京都会館のロームシアターと向かい合う元京都勧業館のみやこめっせ。地階に京都産業ミュージアムがあり、織機、神輿などの常設に加え、職人技を紹介するイベントもよくある。この春は1か月半に渡って「クラフトポイントキョウト」。歩き流れで二度見に入って、写真撮りの数々、これもあれもだった。花街のうちわ。「うちわ、ふく鈴どす」「うちわ、瑞乃どす」。職人技でスケボーも。古くは新しく、新しくは古く~技は生きる。

 

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2022年5月 2日 (月)

NHK日曜美術館の京都国際写真祭

Img_7634 Img_7637 Img_7638 Img_7642 Img_7643 Img_7656 Img_7662 Img_7669 Img_7671 Img_7673 出るかな、出るかなと見ていて、出た出た。お月さんでなく、いつも出歩き、行くところである。出町の枡形商店街、建仁寺両足院、京都文博別館、京都市美別館、室町の帯屋・誉田屋…、NHK日曜美術館の京都国際写真祭紹介の画面見ていて、あそこもここもと出た。

 

 KYOTO・GRAPHIEと綴る京都国際写真祭、いま京都市内の各会場で開催している。節目の10回目、テーマは「ONE」。戦争なし、世界は一つという。国内外の著名な写真家10人、10会場で作品を展示、NHK日曜美術館が取り上げた。創業280年、初回からずっと会場の誉田屋さん。10代目の山口源兵衛さんの丸坊主が写真になって出た。

 

 着流しの山口さんが話す。「あの女性作家、首から下や思ったら頭ごとつかれ、言うんです。無茶苦茶ですわ」。スペインの写真家イサベルさんが沖縄の泥池から浮き出た山口さんの坊主頭の後ろを撮っている。NHK画面、山口さんの生の頭と対比、ツルツルしてドロドロしている。番組は45分。京文博別館は赤いネール爪で顔目を隠す女性、出町の枡形商店街はアーケード垂れ幕など見ながら動く画面のデジカメ撮り。ONEショット・グラフィー。

 

 ※ 京都国際写真祭は5月8日まで。

 

 

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2022年5月 1日 (日)

紙漉き図解の版画

Img_7941 Img_7940 Img_7547 Img_7544 Img_7543 Img_7535 Img_7536 Img_7537 Img_7538 Img_7539 Img_7540 Img_7541 Img_7542 木の皮はどうして白い紙になっていくのか。出歩いた美術出版会社の店頭掲示の版画でその工程をみた。紙になる木は、三椏(みつまた)雁皮(がんぴ)楮(こうぞ)だが、7段階の工程版画は、楮の皮を蒸すところから始め、こうして、こうぞ?と丁寧に描いていた。

 

 版画の展示は、手摺り木版は日本でここだけという芸艸堂さん。明治24年(1891)創業で、ウンソウドウと読む。店名の命名は文人画家富岡鉄斎。芸艸はミカン科の多年草で、書籍に害虫がつかない~香りくさ~からという。ここで、楮のこうぞ!ついでにもう一つ洒落ると、うんそうか?。お店は創業地そのまま、京都市役所近く寺町二条上ルにある。

 

 東京は湯島にも店があり、北斎も広重も琳派絵師も刷ってきた。歴史の火災で版木が焼けたりしたが、それでも133年の歴史、暗い蔵に在庫の版木は多い。紙になる工程の展示版画もそのひとつ。画は本江双廣、彫と摺は椙本喜一さん。立って、右から左へ、7つの工程を眺めて追いかけた。楮を蒸す。足で揉む。白皮を叩く。塵を取る。紙を漉く。水を切る。紙を干す。版画タイトルは「紙漉きの図」。出来た和紙は、わしだけでない、みんなの和紙?。

 

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