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2022年3月

2022年3月31日 (木)

春の花々、今年は渋滞?

Img_5786Img_5787Img_5790Img_5792Img_5796Img_5817Img_5801Img_5803Img_5806Img_5810 Img_5825Img_5824Img_5823Img_5830Img_5839Img_5841Img_5842Img_5844Img_5849 いつだったか、朝のラジオで、「今年は春が交通渋滞しています」と聴いたが、出歩いて見る花々、遅い梅、早い桜、桃の花に白い木蓮、黄色いミモザなどが一緒に咲いている。嬉しい花の渋滞、どう整理するか。立ち止まって、右を見て、左を見て…花また花である。

 

 今年の春は早いのか、遅いのか、春本番かと思えば、寒の戻り、気温の変化が激しい。知人の個展鑑賞を兼ねて出かけた日、気温は12、3度か。都をどり、3年ぶり開催の南座前でバスを降りて、町中から京都御苑へ。鴨川の四条大橋下の河原、赤と白が重なり咲く源平桜。四条河原町交差点の1本桜はピンク色が目立つ陽光桜、ディズニーショップ店の前だ。

 

 寺町通り、お寺の桜はソメイの5分咲き。御苑南東かどに黄色い花の木、デジカメ撮りしていて「何の花ですか?」と聞かれ、ミモザではと、答えてはみたが、違うような。落葉低木のメギかも。御苑入って、葉と花が一緒に出るヤマザクラ、和風迎賓館南側の芝地、花びら9枚のハクモクレンと開きかけの紫モクレン、花が多くて、うっとりする乱れ咲き。近衛邸はイトザクラ、中立売休憩所近く大木に寄り添うヤマブキ、桃苑の桃と梅苑の梅はまだまだ、ユキヤナギの長い垣根、満開のしだれ桜、名残りの黒木の梅…、花の大渋滞、写真の整理が難しい。

 

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2022年3月30日 (水)

寛次郎さん、なんでですか?

Img_5128 Img_5129_20220326081501 Img_5132_20220326081201 Img_5137 Img_5144 Img_5134_20220326081301 Img_5138_20220326081701 Img_5145_20220326081801 Img_5142_20220326081801 Img_5155 「寛次郎さん、なんで、なんで~」と問う。現代美術家中村裕太さんが、陶芸家河井寛次郎さんの作品、生活を見て、どうして、そうなん?と問う。京近美の新たな美術鑑賞プログラム企画「感覚をひらく」。コレクション・ギャラリー4階へ行って、そのなんで?を見た。

 

 中村さんの問いかけ、一つも二つも。「寛次郎さん、なんで、眼で聴いて、耳で視るんですか。」「寛次郎さん、なんで人差し指に玉を乗せたんですか。」「寛次郎さん、枕元のトランジスタはなんでなんですか」「寛次郎さん、なんでこの新聞記事を切り抜いたんですか」などなど。その答えに河井寛次郎さんの作品制作の感じ方と、生き方が浮かあがるという。

 

 「眼聴耳視」の額。~身近な自然を身体に溶け込ませ、調和させて、制作する感覚~。人差し指の玉。~意味なく乗せて、油断すると落ちるし、玉は阿弥陀さん~。白いトランジスタラジオ。~松下幸之助さんから文化勲章推薦を固辞、代わりにもらい、これが文化勲章~。新聞記事切り抜き。~三十三間堂修理落成法要、大忙しの台所を、その日の日記に挟み込み~。寛次郎さんは「暮らしが仕事、仕事が暮らし」という。寛次郎さんの作品、感じとろう。

 

 ※ 河井寛次郎(1890-1966)島根県生まれ、陶芸家。 ※ 中村裕太(1983~)東京生まれ。現代美術家。 ※ ギャラリー展は近美所蔵の河井寛次郎作品中心に5月15日まで。

 

 

 

 

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2022年3月29日 (火)

中之島文化ザクラ?

Img_5684 Img_5685 Img_5686 Img_5687 Img_5688 Img_5690 Img_5718 Img_5721 Img_5722 Img_5724 桜木が一本、満開の花を「春や春」と咲かせている。垂れ下がる細い枝、たわわな花は紅色の八重。優美に華やかに「見て見て」と咲いている。大阪中之島文化ゾーン、国立国際美術館と大阪市立科学館前の小さな緑の丘陵地。満開の一番咲き、オオ!、オオ!と見惚れた。

 

 梅田新道のザ・フェニックスホール、朝のピアノ・リサイタルを聴いて、大江橋から堂島川沿いへ。大阪の桜の開花宣言から4日目、まん延防止が明けて初の日曜。朝の光が柔らかい。大阪中之島美術館も加わった文化ゾーンへ、得意のぶら歩き15分余り。道筋のソメイヨシノは3分咲きか、良く開いて5分だったのに、ここへ来て、眩しいばかりに開いていた。

 

 「中之島文化ザクラ」とでもいうのか、鮮やかな咲きっぷり。樹高で5㍍ほど、紅色はエドヒガン系だろうか。大阪市立科学館が出来た30年ほど前、どこからか移植だろうか。手入れされた松、七代目清水六兵衛さんおなじみの赤い現代彫刻、船イメージの国際美術館のステンレスアーチなどと競うように咲く。大阪では有名なサクラだろうとネットで調べたが、どこにも紹介されていない。色んな角度からデジカメ撮り、写真も見てや!見てや!?。

 

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2022年3月28日 (月)

永遠の愛「連理の枝」

Img_4933 Img_4927_20220324083901 Img_4929_20220324084001 Img_4930 Img_4932 Img_4935_20220324083901 Img_4926 Img_4210 「永遠」と書いて、とわを誓い、とわを契る。その仲睦まじさ、なんか照れくさくて、テレテレ坊主だけど、それを証明する古木が京都府立植物園にある。半木(なからぎ)の森の中、半木神社近くの「連理の枝」。仲良く重なりあう樹木、ご存知だろうか、紹介しよう。

 

 唐の詩人・白居易の「長恨歌」は、~天にあっては願わくは比翼の鳥となり、地にあっては願わくは連理の枝とならん~とうたう。玄宗皇帝と楊貴妃が七夕の夜に誓った愛である。そのたとえ、比翼の鳥に対する連理の枝。植物園の真ん中ゾーンより、少し北側、秋には紅葉が映り込む池の小さな橋を渡って行くと、そこに「連理の枝」と印した名札が掛かる樹木がある。

 

 モミとムクノキ。常緑の針葉樹と落葉の広葉樹である。離れて見上げると、二つの樹木の枝が高さ3・5㍍あたりで、合体して空へ伸びている。植物園の松谷茂名誉園長は「これぞ、長恨歌に登場の伝説の樹木、正に男と女!」とコラムに書いている。すぐ近くに上賀茂神社の境外末社・半木神社があり、この樹木の下で愛を誓い、報告にいけば、その愛は永遠のモノになるという。まるで異なるモミとムクノキの木、気がどうあったのか、不思議ではある。

 

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2022年3月27日 (日)

「お西さん」と「お東さん」

Img_5210_20220321081501 Img_5208 Img_5204 Img_5206 Img_5207_20220321082201 Img_5212 Img_3105 Img_3107 Img_3109 Img_3112 Img_3117 Img_3122 「お西さん」へ行けば「お東さん」へも行く。JR京都駅に近く、西と東で隣り合う。親鸞さんが始め、蓮如さんが再び興し、もともとは一つだった浄土真宗。いまは本願寺派の「お西さん」西本願寺と大谷派の「お東さん」東本願寺に分れている。ブラリ、ブラリ、どちらへも行く。

 

 「お西さん」はバスで行く。自宅から15分で着く。信徒宿泊施設もある聞法会館はホテル。特に用はない。フロアで一服、ラックの宗教紙・中外日報、畳部屋の定例法話、売店は西本願寺執行長カレー、TVに出て売れているという。味をしめて?蓮如せんべい、国宝の飛雲閣羊羹…、お西さん商法。堀川通りへ出る。巨大な仏旗が風になびくと、見応えがある。

 

 「お東さん」は、重文別邸「枳殻邸・渉成園」の北側、長~い筑地塀沿いを歩く。からたちの花は見えず、「本願寺」と印す瓦が目立つ。本願寺前まで来ると、仏具屋さんが並ぶ。数珠に仏像の数々…、なぜか京都国体キャラクター、牛若丸の未来くん展示があり、懐かしい。信号を渡れば、親鸞交流会館。企画展示、無料鑑賞できる。「お西」も「お東」も始まり一緒の800年が近い。御影堂、阿弥陀堂、南無阿弥陀仏…、一つが二つ、二つが一つ…。

 

 

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2022年3月26日 (土)

「ワタシはだれ?」

Img_5103 Img_5105 Img_5107 Img_5110 Img_5112_20220320080001 Img_5120 Img_5122 Img_5121_20220320080201 Img_5126_20220320080301 Img_5102 変わる、変わる…、この40年余、どれほど変わったのか。現代美術家の森村泰昌さん(70)はセルフレポートレートの怪人二十面相、雪之丞変化のよう。ゴッホ、モナ・リザ、マリリン・モンロー、三島由紀夫など、絵画の世界を中心にこれ以上ないほど扮装し続ける。

 

 京近美4階、平成4年度最初のコレクション展へぶらり行って~である。お向かいの京都市京セラ美術館の企画展「森村泰昌~ワタシの迷宮劇場」に呼応して、京近美所蔵の森村作品の展示だった。その一枚、フェルメールの絵の中、モデルの森村が女装で写っている。テーマは「フェルメール研究」。お隣はゴッホに扮した自画像とアルル時代の部屋の2枚だ。

 

 男性であろうと、女性であろうと、そのとおりに化粧して、変装して、ワタシを写真に撮って、作品にしている。ゴッホの隣は大作「ポートレイト、9つの顔」。神父さん治療場面。患者も見学者も、みんな森村さんの顔である。つい、一緒や一緒と見てしまう。漱石の千円札6枚、少しずつ森村さんに変わる。作品は「経済」。偽札モデル、遊び心か。「ワタシとは何か」と800回以上、変装した現代アートの森村さん、その結論は「ワタシはワタシ」??。

 

 ※ 森村泰昌(1951~) 大阪生まれ、京都市芸術大卒。大阪を拠点に活躍する現代美術家。自らの身体を使って西洋名画や著名人に扮した写真による自画像シリーズで知られる。

 

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2022年3月25日 (金)

第7代アニマル園長、明日決まる!

Img_5291 Img_5292 Img_5293 Img_5294 Img_5295 Img_5296 Img_5297Img_5248 Img_5255Img_5250_20220325064001 Img_5280 Img_5286 Img_5258 やはり、本命は寅年のトラだろうか。それともジャガー、オオヤマネコなど伏兵だろうか。いよいよ、京都市動物園の第7代アニマル園長が明日26日午後1時、決まる。2月以来、立候補した寅絡み6種類の動物へ、入園者の事前投票が続き、集計結果発表の時がきた。

 

 いまの第6代園長はキリン。今度は寅年でトラが相応しい気もするが、タイガースファンばかりではない。園児らも多数投票している。発表は動物園内、立候補6種類のポスターの1枚に当選花バラがつく。同時に園のHPで公表という。絶滅危惧種・ツシマヤマネコも園側が支援している。鳥なのにトラをかたるトラツグミは独自の戦いとはいえ、まぎらわしい。

 

 東から美術館側へ、通り抜け入園者としては、ミーアキャットを応援している。キャットといっても猫ではにゃい。アンゴラなど南アフリカに分布するマングース。園では母娘で暮らしている。いつ見ても仕草が可愛い。ひょいと立って、あたりを監視する如く見回したり、エッサ、エッサと穴を掘ったり…、愛嬌がある。いま、ペット動物として人気が出ているらしい。コロナ禍、今年は寒い日多く、投票率も気になる。さあ、寅年集計どうなっとらあ。

 

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2022年3月24日 (木)

食べ物屋さんの看板

Img_2531Img_5430Img_2181 Img_4460_20220319093201Img_5081Img_5082Img_3166Img_4002Img_4868 Img_4484 Img_4001 Img_5464  ~しばしも休まず土うつ響き~の村の鍛冶屋さんではないが、一日一本のこのブログ書き、今日はちょっと食べモノ屋さんの看板を並べて、息抜きしようかな。日々、出歩いて「おっ!うまそう」と、撮った写真がずいぶんある。そのうちと思うも、入店も食べもしていない。

 

 一番食べたかったのは、京博近くわらじやが冬季限定、テークアウトの「まむし巻き」。鰻を巻いたイラストがうまかった。予約で3000円、もう春、来年までお預け。東山馬町のレストラン「すみよし」、ランチの黒板書き「ふかひれの姿煮コース」4000円。メーンは、ふかひれ土鍋炒め。よく「満席」の表示、人気店?か、一度は入って、ふかひれの姿を見たい。

 

 人が沸くが如く、列が並ぶのは祇園の米の料亭「八代目儀兵衛」。ガラス越し、ご飯のおこげを魅せている。おこげ具合か気になる。四条烏丸の美濃吉は京懐石「春の宴」。伊勢海老雲丹など10000円。0が多く、腰がひける。木屋町二条のがんこは春のお食事、鯛づくしで1980円。同じ木屋町で、とんかつ甘辛カレー。とんかつ写真が赤い、辛い。ロースにヘレ、ローする。どこの通りだったか、穴子茶漬けの垂れ幕。好物の穴子、また探しに行こう。 
 
 ※ このほか、上の写真はなか卯「あさりクリーム」、やよい軒「静岡とろろ汁」、大起水産「GIGA盛り海鮮こぼれ丼」、かつくら「味噌汁を愉しもう」、植物園インザグリーン「ピクニックボックス」、つくもうどん「つくねうどん」…。

 

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2022年3月23日 (水)

カメさんに春が来た!

Img_5230_20220322074501 Img_5237 Img_5247_20220322074601 Img_5243 Img_5239 Img_5240 賑やかさか、暖かさか、カメさんか起き出してきた。「冬眠中です」と掲示のある京都市動物園のカメの池である。園側の表示名札で、二ホンイシガメとクサガメ。どう数えるのか、3頭か、3匹か?ぐっと黒い首を伸ばして、こうら?春になった~と、空気を吸っている。

 

 動物園へは、京都市地下鉄蹴上駅から行く。地上へ出るまでスカレーター乗り換え4度、地下は深く、通路も長い。合い間に動物園誘いのポスター。タヌキが寝て「たまには一休みしよう」とキャッチしている。お彼岸の春3連休、動物園は親子連れ多く、けん騒が戻っている。西の京都市美側へ園内通り抜け、疎水べりを歩いて、ヤギさんらの隣にカメの池である。

 

 カメは寒くなると体温が下がり動かなくなる。エサも食べず呼吸もしない。だから長寿で、亀は万年も生きる?。冬は落ち葉などの下にもぐって、春を待つ。動物園では池に藁を落とし、その下で冬眠させているという。池の中を覗いて、そのカメさんが出てきていた。ニホンイシガメは日本固有種、クサガメは危険を感じると臭いを出すので「臭亀」ともいうらしい。水色の板で甲羅干し2つ、池の水から首だけ出して様子見が1つ…、カメさんにも春が来た!。

 

 

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2022年3月22日 (火)

♪~ここはお國を何百里~♪のお寺

 Img_3706 Img_3705 Img_3698_20220315074901 Img_3697_20220315074801 Img_3695 Img_3702 Img_3700_20220315075201 Img_3701 Img_3709 重文の表門に表札が二つ掛かっている。右側は良正院、左側は大照学園。門の中、境内へ入ると、鳥居もあり、本堂もあり、障害者の福祉施設がある。表門前、大きな石碑。戦友の歌詞「ここはお國を何百里」と刻まれている。混然一体として、ここは?なんなんだろう?。

 

 円山公園を抜け、知恩院三門から青蓮院、平安神宮へ向かう道筋である。日常の観光気分、よく歩くコースの一つ。良正院とは、家康二女の督姫、岡山藩主・池田輝政夫人を弔うお寺。知恩院の塔頭であり、大照学園はお寺が慈善事業として設立した障害者支援施設。門前のステンレス板に由来書きがあり、後半部分が「ここはお國を~」の歌碑について~である。

 

 立ち止まって読むと、作詞した真下飛泉さんが京都出身で、この辺りが終焉地、教え子1824人が歌碑を建てた。揮ごうは「肉弾」作者で、漱石教え子、坊ちゃん挿絵も描いた愛媛県出身の桜井忠温氏。戦後、軍国調なので進駐軍から破壊の命が出たが、当時の住職が弁護して、守られてきた。鴬張り廊下、狩野派の屏風ある本堂も重文、非公開。いまは修復中という。境内、障害者が作る陶器、布袋も中で販売している。~ここは、今、ここにある~。

 

 

 

 

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2022年3月21日 (月)

~また行ったのねえ~

Img_4899 Img_4915_20220317090701 Img_4211 Img_4898_20220317090301 Img_4909 Img_4881 Img_4905 Img_4939 Img_4948_20220317090901 Img_4958 Img_4972 ~あなた、好きなのねえ~と言われそうだが、好きなものは好きである。春を誘う弥生3月、三日にあげず行った。ヒマというのは事実だけど、何度行っても、行くとまた、新しい見つかりがある。~また、行ったのねえ~の京都府立植物園、出会いの初めてを紹介する。

 

 「本日、コンニャクの花が咲いています」という。そうは咲かないコンニャクの花が観覧温室の中、悪臭注意という。臭いのも気になる。そう近寄らず、そっと見る。紫色、背が高い。「カレーの香りがします」という。四季彩の丘で、キク科のイタリクム、原産地は地中海の表示。青い色、尖がった茨が多そう。屈んでクンクン、確かに、確かにカレー粉が匂う。

 

 植物園は、おりおりの季節に合わせ、園内の植物たちの「今」を案内する。知恵の輪の如く、枝ぶりが丸裸の枝垂れエンジュの向こうに比叡山遠望、葉が出ない今がビュースポットという。植物園会館前にザゼンソウの鉢植え。光背の中にホトケさまが今、坐禅中。絶滅危惧種という。園内を回り春告げる草花は、パンカパ~ンのラッパ水仙。黄色いミモザにミツマタ、クロモジ、小さく可愛いウグイスカグラ(鴬神楽)……。もうすぐ桜咲く春、今いくよくるよ?。

 

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2022年3月20日 (日)

楽しかった。良かった。面白かった。

Img_4778_20220314074701 Img_4817 Img_4812_20220314075201 Img_4815_20220314075301 Img_4820 Img_4809 Img_4793 Img_4796 Img_4780 Img_4811 Img_4799 Img_4798 Img_4790 Img_4805 Img_4788_20220314075101 Img_4803 なんと楽しい作品だろう。ココロがウキウキする。主催者は「子どもには大人に見えないものが見える。こどもには大人には描けないものが描ける」という。「大人にもかつては見えていたのに…」ともいう。会場ところ狭し、児童作品145人3000点、ああ~楽しい。

 

 京都市美別館2階へ行って、第67回児童作品展である。昭和29年に発足した京都上京児童美術研究所主催する。地域を超え、幼児から中学生までが一緒になり「子どもアトリエ」で学んだ油絵、水彩、陶器などの作品が並んでいる。どこだったか、美術展の会場にあった案内カードを持ち帰っていて、最終日だしと、歩きの流れで行って見て、ああ~良かった。

 

 ワンちゃん、細い目が笑っている。サクラが吹雪いているね。麦わら帽の少女とリンゴ畑、どのリンゴをもぐの?赤いりんご一杯やね。あっ、ゴッホの絵を模写やねえ。ひまわりに自画像、よくみているねえ。スノボー、スキージャンプ、水泳、ゴルフ…その一瞬の捉え方いいねえ。紅葉の赤が画面から溢れてるよ。半跏像の仏さん、やさしいね。空也さん、口からだす南無阿弥陀仏、音符みたい。寅年のトラさん、ウオッ~やねえ。ああ~面白かった。

 

 ※ 作品展は3月13日で終わる。

 

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2022年3月19日 (土)

豊国神社に蜂須賀サクラ

Img_5039 Img_4994 Img_5049 Img_5044 Img_5043 Img_5041 Img_4993 Img_5040_20220318080501 国宝唐門前にサクラの木が一本、ピンクに咲いている。色鮮やか、すっかり満開。よくよく歩いて通っているのにサクラが咲くのを見るのは初めてだ。秀吉さん祀る豊国神社の境内である。木杭で大事そうに囲ってあり、木札の書き込み、字は薄く「蜂須賀桜」と読めた。

 

 蜂須賀と言えば、千成瓢箪、天下人の秀吉を支え、四国阿波は徳島藩主になった蜂須賀家だろうか。秀吉が藤吉郎時代からの忠臣・蜂須賀小六。満開のサクラのそば「小六か、懐かしいなあ」とでも喋りそうな衣冠装束の秀吉像。冬の陣引き金になった方広寺の鐘楼が垣根の北側20㍍に見える。「国家安康」「君臣豊楽」と刻まれた鐘銘、いまもなお健在である。

 

 翌朝一番、四国・松山発のNHKラジオのニュース。何げなし聴いていて「いま、四国霊場8番、徳島県熊谷寺参道の蜂須賀桜が満開、賑わっています」。「早咲きですが、例年より遅くです」と。きのう見た蜂須賀桜が耳に聞こえてきた。ヤマザクラとカンヒザクラの掛け合わせ。蜂須賀家の徳島城に咲き続け、育苗して、蜂須賀ゆかり愛知、京都など各地に移植という。その一つが豊国神社。ヒマな歩き、また行った。まだまだ「見ごろ」と咲いていた。

 

 ※ 豊国神社は東山七条、京都国立博物館北側。 ※ NHK四国のローカル放送は3月17日朝、熊谷寺参道に蜂須賀桜100本。徳島市では徳島城ゆかり武家屋敷に咲き、市の木に指定。

 

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2022年3月18日 (金)

鴨が群れている

Img_4851 Img_4863 Img_4857 Img_4858 Img_4861 Img_4862 Img_4852 Img_4854 Img_4855 Img_5078 鴨がいる、いる、鴨がいる。鴨川の堤防道を歩いて、前方に群れている。20羽、30羽、いや50羽はいそう。あんまり近づくと、飛んでいきそうだし、そっと除けて、遠くからデジカメを向けた。マガモ?、コガモ?、カルガモ?…、頭が茶色だけど、なんという名の鴨だろう。

 

 気温が上がって、やっとの春を感じる鴨川歩き。七条大橋を渡って、河川敷堤防へ降りて、いつもとは反対に右岸下流を行った。新幹線、在来線の鉄橋を超え、十条の陶化橋もすんだ。地下鉄駅のくいな橋がもうすぐ、高い煙突が晴れ間に見え、鴨たちである。川の中でなく、道幅3㍍ほど河川敷の上だ。昼がすんで、おやつタイムか、揃って草の芽をついばんでいる。

 

 ハトぐらいだし、コガモかなと思ったが、念のためとスマホで「頭の茶色の鴨はナニカモ?」と音声入力した。ボイスは明瞭、答えがすぐ画面に出た。ホシハジロか、ヒドリガモでは~と写真まで出た。どっちかな~とさらに読むと、群れること多く、川のエビもだが、陸で草の葉、芽など穀物類を食べるというホシハグロらしい。雄は首から頭の赤茶色が美しいと出ている。春にはシベリア内陸部に戻るというから、今が見納めか。みんな、元気でな!。

 

 

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2022年3月17日 (木)

八坂の塔、初の内観

Img_4405 Img_4409 Img_4412 Img_4419 Img_4413 Img_4415_20220313084801 Img_4416 Img_4417 Img_4418 Img_4423 Img_4435 国の重文・仏さん写真、撮ってもいいのだろうか。撮影禁止とは出ていない。高さ46㍍、祇園・八坂の塔。薄暗い内陣へ入り、心柱回りの五智如来像である。大日さん、阿弥陀さん、宝生さんら、ぐるっと回って顔を合わせた。いいのかな、いいのかな~、そうろと撮った。

 

 清水寺の三年坂から外れて法観寺。臨済宗の建仁寺派に属し、法観禅寺ともいうが、通称で「八坂の塔」と呼ばれる。東山一帯のシンボル。通りがかると、つい塔を見上げて写真を撮る。清水寺の仁王門わきで現代アートフェア、巨大こけしの寝転びを見た帰り、ふだんは閉門が多いのに内陣2層まで公開中と案内が出ていた。拝観400円、境内へ初めて入った。

 

 広くない境内に聖徳太子3歳像の太子堂、本尊を祀る薬師堂などあって、木曽義仲の首塚もある。芭蕉と一緒の大津の義仲寺があるが、ここに首塚とは初めて知った。創建は聖徳太子と言われ、何度か焼けて、永享12年(1440)足利6代将軍足利義教が再建、今に至るという。境内回って、塔の内陣入り。1層で仏さま撮って、急階段、鉄の手すりで、こわごわ2層へ。小さな窓から東に西に初の景観撮り。外観よし、内観よし…重文・八坂の塔!。

 

 ※ 八坂の塔公開は原則土日、雨降れば中止、子どもは内陣階段が危なく拝観禁止。写真撮影可。

 

 

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2022年3月16日 (水)

金箔のアマビエ君

 Img_4642 Img_4629 Img_4634 Img_4632_20220312085001 Img_4631 Img_4630 Img_4639 どんと腰をすえて、トレードマークの△の、嘴を突き出して「どうなった、どうなった」と世の中を見つめている。三本足はみえないが、ガラスケースの中で胡坐を組んでいる。鱗の全身は熊本の海から出た時と同じでピッカピカに光って、すっかり箔?がついている。

 

 コロナ封じに一役かった、あのアマビエ君である。京都駅ビル2階のギャラリー、いま、京都市伝統産業「未来の名匠―技の披露」展を開催している。京着物、京人形、京扇子など若手職人さんの作品が並んでいる。金箔塗りのアマビエ君もその一つ。京仏具師、野口春海さんが「行く末」と題をつけて出展している。伊勢丹美術展へ行くおり、眼が眩んで見た。

 

 アマビエ君は疫病封じの妖怪。新型コロナ禍が爆発した2020年春、「なんかようかい」と登場した。江戸後期の弘化3年(1864)5月、熊本・肥後の海に出て以来、154年ぶり。その昔と同様に「わたしの姿を描き皆に見せよ」とアドバイス。政府公認のキャラ、お守りの絵馬札、彫刻など、様々にアマビエ君は活躍した。もう2年である。野口さんは~これからも世の中をどっしり見守ってもらおう~と、アマビエ君の輝きに「行く末」を託す。

 

 ※ 展示は3月31日まで。

 

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2022年3月15日 (火)

大阪へ行って「そばしゃぶ」

Img_4036 Img_4014_20220307083901 Img_4017 Img_4029 Img_4033 Img_4030Img_4040 Img_4037 Img_4038  「しゃぶしゃぶ」とは、新明解国語辞典によれば、薄く切った牛肉を、火にかけた鍋の湯をくぐらせ、タレで食べる料理。広義では、豚肉、鶏肉、魚介類などの具材も指す~という。白菜など野菜、豆腐なども入れて、胡麻だれよし、ポン酢よし。簡単で、ヘルシーである。

 

 その「しゃぶしゃぶ」、食い倒れの大阪へ行って、具材が「そば」だという。大阪心斎橋で昭和32年創業の浪花そば総本家が出すメニュー。お代わりありの「そばしゃぶ」だという。挽いて、打って、湯掻いてある。どういう風にしゃぶしゃぶするのだろう。ここは、浪花そば、なにわともあれ?である。コロナ禍感染対策か、去年から一人ずつの個人鍋がある。

 

 ♪~大阪には、うまいもんがいっぱいあるんやでえ~♪と、アメリカ民謡もじって、幼稚園児らが歌う。1番は、たこやき、ぎょうざ、お好み焼き、豚まん。2番は、イカ焼き、バッテラ、あわおこし…。まだ串焼きもあるけど、さすがに「そばしゃぶ」はない。まず店員さんがお手本。二八で打ったそば、ざる籠に入れ、かつお節の出汁鍋につけ、しゃぶしゃぶである。牛肉味も染みて、こらあ、うまい。♪~しゃぶしゃぶ、ピチピチ、ランランラン~♪。

 

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2022年3月14日 (月)

鴨川の学びはタテカンから

Img_4321 Img_4320 Img_4150_20220313194001 Img_4136 Img_4139_20220313193801 Img_4134 Img_4131_20220313193601 Img_4126 Img_4119 氾濫また氾濫、白河法皇も思うまかせず、暴れ川と言われた鴨川は、いつから今の形になったのだろう。牛若丸と弁慶伝説の五条大橋の東南角、河川改修工事の通知と「過去と未来を繋ぐ川・京都鴨川」の立て看。ぶらり出歩いて発見、歴史など学びの数々があった。

 

 河川工事を発注する京都府土木工事事務所の作成である。工事期間など記した板塀、タテ2㍍、ヨコ10㍍。記事コピー、写真など貼り紙いっぱい。急ぐことはない歩き。立ち止まって、時間をかけて、読めば読むほど鴨川がわかった。京都の北山、桟敷ケ岳から出て桂川まで長さ23㌔。こう配は平均200分の1、東寺五重塔と植物園の北山が同じ高さという。

 

 鴨川は神聖な川、葵祭の斎王代の禊、祇園祭の神輿洗いを行う。獲物を洗う禁止令がある。右に左に~だった流れいつ変わったか。京都所司代の板倉重矩が、今出川と五条の間に石垣護岸を造った「寛文新堤」から。昭和10年に大洪水、10年かけての大改修で、いまのようにという。鴨川条例制定、オオサンショウウオの生息、秀吉のお土居、納涼床、五条大橋と松原橋、歌舞伎と茶屋など、鴨川の学びは、現場立ち読みが一番。鴨かもエブリバディ?。

 

 

 

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2022年3月13日 (日)

柑橘類の色々、パート2

Img_4618 Img_4619_20220311084101 Img_4564 Img_4561Img_4562 Img_4411 Img_4407 Img_4454 Img_4750_20220312192501 Img_4677 Img_4758Img_4753_20220312192401 Img_4322 Img_4671 再び、黄色い黄色い柑橘類である。出歩いて、頭か、眼か、とどこかに意識しているせいか、よく見つける。何から書こうかなあ。まず、酸い味が強い夏みかん。別名か、本来がそうなのか、ナツダイダイ、漢字で夏代々。いま、樹木に黄色く、目立って、よく成っている。

 

 歩きコースの一つ、七条通りを京都駅へ向かって高瀬川沿い。黄色い実が成った夏みかんとピンク満開の梅。色の重なり、ベストショット。祇園の八坂の塔。境内に夏みかんの古木、拝観受付に晩白柚と仏手柑と花梨の3点セットの飾り。やや小ぶりの晩白柚は和歌山産という。おなじみ植物園。京都御所右近の橘の本種と広島・因島移植の八朔。ともに名札付き。

 

 寺町三条の果物屋さん。デコポンとせとかのワンセット販売。ジューシーコンビ食べ比べとセールする。コンビニで小粒なキンカン。産地の7割が宮崎という。庭木よし、食用よし、薬剤よし。~キンカン塗ってまた塗って~。トルコ産のグレープフルーツ、メキシコ産のアボガドも売る。新聞に凸型デコポン特集が載った。始まりは熊本県旧不知火町。清見とポンカンの掛け合わせ。温州みかんにつぐ出荷第2位と。ご近所から到来モノ土佐文旦5つも。どう分担する?。

 

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2022年3月12日 (土)

柑橘類の色々、パート1

Img_3868_20220306085501 Img_3452 Dsc_2098 Img_3296 Img_3581 Img_3895 Img_3986_20220306090501  Img_4013 Img_3985Img_3915Img_4010_20220306084301  Img_4311 Img_4323 柑橘類とは、ミカン、ダイダイ、レモンの総称という。みかんの「柑」とたちばなの「橘」を合わせた造語という。果物図鑑で柑橘類を調べると、115種も。いまは旬、スーパーの色んな柑橘類は週替わりで並ぶ。歩くたびにこれもあれも~と見定めた柑橘類、紹介する。

 

 一番でっかい、世界チャンピオンは、宮崎市のHSさんの庭にも実った晩白柚(ばんぺいゆ)。写真届いて初めて知ったが、スーパーで熊本産、二度三度と見た。小さなキンカン、大きな文旦と並べた販売、対比が面白い。一個で千円。その後、HSさんから皮をむいた写真も届いた。表皮と綿で厚さ1.5㌢もあって、糖分は控えめだが、ジューシーでさっぱりした味だったと。

 

 京都市美の二科展で絵になったミカン、甘そう。大阪あべのハルカス美術館、印象派展でモネのオレンジは日本初公開。梅田地下街で皮むき冷凍みかんの広告看板は「むかん」。無冠の帝王?か。近所の八百屋さん、甘さなら、宮崎産の「せとか」と推奨。朝の食卓で並べ、写真撮り。HSさんに報告すると、せとかは甘すぎるほど甘いと。確かに~。伊予かん、仏手柑、八朔、デコポン、田村みかん…、柑橘の色々を見て歩き、多すぎて知ること、なお未完??。

 

 

 

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2022年3月11日 (金)

オニグルミの冬芽、写真チャレンジ

Img_4186_20220310082701 Img_4187_20220310082201 Img_4188 Img_4189_20220310082201 Img_4194 Img_4196 Img_4184 Img_4600_20220310082001  見せている写真のように撮ってみたい。細い枝先についた芽が、サルのような、小人のような顔に見える。まあ、2、3㍉くらいの大きさ。デジカメをマクロにして、チャレンジまたチャレンジが続いた。春を待つ落葉高木・オニグルミの冬芽。京都府立植物園へ行ってである。

 

 冬芽(ふゆめ、とうが)とは、休眠・越冬、春に伸びて葉や花になる芽をいう。小さい枝に鱗のような模様がある。ルーペ観察するほど小さい。今ごろ、サクラ、ヤマボウシなどにもだが、植物園はクルミ科のオニグルミの冬芽を紹介、京都新聞が記事にした。北山門から入り、噴水を超え、球根ガーデン近く、鉄の杭で囲い、ここがオニグルミと案内している。

 

 そばに園側の冬芽アップ写真と記事の切り抜き。オニグルミは「鬼胡桃」、リスが好む縄文時代からの日本の古来種という。早春の草花展などで行ったおり、何度も枝先にデジカメを向け、顔模様のアップ撮り。これが難しい。地面に焦点がいき、冬芽がぼやける。失敗重ね、元新聞社写真部長Yさんに撮りよう手ほどき受け、やっと顔が浮かび出た。ヒツジ、サル、子ども…色々に見える。オニグルミの花言葉は「あなたに夢中」。いや、まったくその通りだった。

 

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2022年3月10日 (木)

清水寺に「花子」と「KOMAINU」

Img_4367 Img_4369 Img_4380 Img_4384 Img_4385 Img_4392 身長12㍍、巨大なこけしが寝転んでいる。まるで通せんぼでもするよう。京都観光のメッカ、清水寺の朱色の仁王門西側である。その名は「花子」さん。大崎さんと山脇さんが組むアートユニット「YOTTA」が10年前に制作の作品、岡崎公園で見ていらいである。

 

 新聞に「アーティスズ・フェア、キョウト2020」の記事が載って、写真が清水寺の花子さんだった。京都文博、京都新聞の旧印刷工場などを会場に恒例の現代アート展。清水寺も初めて会場になったという。会場共通鑑賞券が必要だが、屋外の花子さん鑑賞は無料というので、歩きで行った。自宅の山科から東山トンネル越え、よく知った清水寺裏門から入った。

 

 安産信仰の子安塔、音羽の滝、改修すんだ舞台、三重塔を下から見て、寺正面の仁王門へ回って、新聞写真どおり花子さんゴロリ。タテをヨコにする現代アート発想、これまたアート。仁王門の反対側へ回ると、新聞に出ていなかったロボットのような狛犬さん。京都芸大教授・ヤノベケンジさんと学生さん制作「KOMAINU」。口を開け、口を閉じ、阿吽2体。銀色、ガチャガチャと動きだしそう。観光客、思わぬ清水寺アートに世界文化遺産の今を知る。

 

 ※ アート展は3月5日から13日まで。

 

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2022年3月 9日 (水)

植物園に春が来た!

Img_4286 Img_4225 Img_4223 Img_4229  Img_4241 Img_4244 Img_4246 Img_4251 Img_4261 Img_4262  Img_4273 Img_4278 Img_4280 Img_4284 Img_4287  ある、ある、花がある。みんな咲いている。勢揃いした早春の草花、その数は100種200品種、10,000株。花々は、長さ100㍍、幅6㍍のビニールテントの中。「すぐそばの春」をテーマにした京都府立植物園の草花展。毎年の恒例、ことしもウキウキと行った。

 

 テントの中、なにせ100種類も。パンジー、ビオラ、ストック、チューリップ…、これはポピュラーな花。チューリップでも、黄色あり、赤あり、まだらあり…。クローバーはテージーで織りなす絨毯。初恋という名のナデシコ、確かに菊のようなムギワラギク、ぶどうのようなムズカリ。野菜では、そら豆の花、カリフラワーの花、大根の花まである。

 

 あの花、この花とデジカメ撮り。紫色の可憐な花、なんの花か、忘れな草?。一度見たら、もうワスレナグサ?。いい香りはシクラメン、布施明?。菜の花はハナナ、背が高くて黄色い。覆うように咲いている。そら豆の花の名はマメ科の「仁徳一寸(にんとくいっすん)」。ルピナスもマメ科。テントの最後はハイライトのボタン。大輪の咲きよう、眼が眩む。外へ出て、鉢植えに縁起の良いフクジュソウ。あれもこれも撮った写真は100枚以上、春はすぐそばまで来た。

 

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2022年3月 8日 (火)

「????」のビル1階で見た作品

Img_4173_20220304084701 Img_4162 Img_4163 Img_4161 Img_4170 Img_4164_20220304084801 Img_4158 この「????」の塊りデザイン、なんだろう。京都市役所の斜向かい、河原町御池南東かどに出来たビル。調べて、その名も「河原町クエスチョンビル」。学生、起業家、地域団体ら…それぞれのハテな?を持ち寄って、みんなで考えるハテな?ビルという。歩きで通りがかり、ハテな?と入った。

 

 京都信用金庫が2020年11月に建て替えた地域支援のビルという。信金の河原町支店は9階ビルの6階だけで、あとの各階はワーキング室、スカイデッキなどすべて地域貢献スペース。入った1階は、チャレンジフロアという。そのおりは京都芸術大生が制作した作品を展示中だった。その一つ、海の映像がプロジェクターで流れ、作品は「海を感じる」という。

 

 ビルも???、作品も???、鑑賞も???。作者の京都芸術大情報デザイン科3年生・鐘搗遥さんが常駐していて、作品の?を聞いた。海と離れた日常、海との距離感に視点をあてた作品、明石海峡が見える須磨海岸まで行って、海を撮影したと話す。海は近すぎると、波になり、水になり、海とは遠くに感じるモノと。海の放つエネルギー、海水でポピーの花、海水の瓶の展示もしている。話を聞いて、デジカメ撮り、作品の??、作者の鐘搗遥さん??を知った。海はシー、私はアイ、アイシーシー。???。

 

 ※ 京都芸術大中山和也ゼミ学生による連続個展、鐘搗さん作品らは5日で終了。同じフロア、京都芸術大生の新・用の美展は11日まで。

 

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2022年3月 7日 (月)

秋田名物「ハタハタ姿寿司」

Img_4102 Img_4100 Img_4096_20220303075901 Img_4098 Img_4092 Img_4093  Img_4109 京都から大阪へ行って、秋田のハタハタである。あべのハルカスの近鉄デパート地下2階、東北6県味めぐり。漢字で「鱩」とも「鰰」とも、あるいは「波多波多」とも書く。秋田の県魚・ハタハタの姿寿司が出ていた。秋田の思い出、大阪で出会って、これこれ、これやがな。

 

 魚ヘンに雷は、11月ごろ、日本海にゴロゴロと雷が鳴りだすころ、獲れ始めるからという。それで、呼び方はもう一つ、「カミナリ魚」とも言う。スズメ科、体長20㌢、うろこはない。目玉がギョロとした深海魚、脂のりがいい。焼いてよし、煮てよし、干してよし。秋田には二三度か。五能線八森駅のハタハタ館、秋田市民市場で、見ている。食べている。

 

 東北味めぐり、仙台牛タンなど数々あれど、ハタハタが懐かしい。県の南西部で鳥海山が見える秋田県にかほ市象潟、有限会社「妙見」さんの出店。全国のデパート催事あればで、「元祖焼きハタハタ姿寿司」と自慢の一品を出す。海で寒干し、秋田酒としょっつる醤油のタレで漬け込み熟成させて「ハタハタ秋穂漬け」という。これこれと買って、大阪から京都へバタバタせず戻り、秋田のハタハタである。1折1296円、懐かしい秋田の味、ここにあり。

 

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2022年3月 6日 (日)

空中庭園に「ミツマタ」の花

Img_4067 Img_4049 Img_3821 Img_3818 Img_3817Img_4077 Img_3815  えっ!こんなところに「ミツマタ」の花~である。漢字で書く「三椏」の「椏」がまたややこしい。それなので「三ツ又」でも「三又」でも良い。繊維質で良質の樹皮は、紙になるコウゾ(楮)ガンピ(雁皮)の仲間。1万円札の紙幣にも…。趣に富んだ春の花木である。

 

 こんなところとは、大阪のあべのハルカス美術館前の空中庭園。モネ、ゴッホら印象派の展覧会を見てだった。高さは180㍍、大阪市内を高い所から見下ろして、座ったベンチ横の植栽、その一つが、ミツマタの花。朝の蒲団の中、NHKラジオで2月15日の誕生花は「ミツマタ」、花言葉は「永遠の愛」と聴いていたミツマタとの、思わぬ出会いである。

 

 そのうち植物園で確認しようと思っていた矢先。ミツマタとは、中国原産の落葉低木、ジンチョウゲ科、香りがいい。細い枝先が三つに分かれるので、ミツマタ。春先、黄色い小さい花が球状、ハチの巣がぶら下るように咲く。空中庭園で見たミツマタの小さい花が枝先に一つ、二つ…。万葉の時代、春に先駆けて咲くので「サキクサ」(先草)とも言われたという。調べると、ミツマタは3月20日も誕生花、なぜかバースデーはフタマタをかけている?。

 

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2022年3月 5日 (土)

店の名は天丼「えび頼み」

Img_3770 Img_3767 Img_3766 Img_3762 Img_3761 Img_3764 Img_3758 Img_3756 店名がストレートというか、大阪らしいというか、まあ、わかりやすい。天丼専門店「えび頼み」。えびが3尾乗って、海苔が一枚ついて、定番メニューの海老天丼は、390円。何という低価額、どんぶり勘定かと思うが、そうではなく、あくまで「えび頼み」だそうな。

 

 あべのハルカスの美術館へ行くのに、梅田から地下鉄谷町線に乗って、天王寺の改札出て、エスカレータで上がって、まだ地下1階である。昼どき、何か食事して~と思い、いきなり「えび頼み」が目に入った。あべ地下の広い食堂街。外から丸見えのカウンター席がズラリ。仕切り板の1本1本がえび型。支えの足はえびの頭、「えび頼み」のこだわりが徹底している。

 

 好きな穴子は?とメニュー見たら、ある。特上えび穴子天丼680円、これはリーズナブルと、赤だし90円も注文、前金だして座った。店奥の板に~注文聞いてから、一つひとつ丁寧に揚げています~の書き込み。アツアツ、トレーが出てきた。天つゆは別、あとかけになっている。穴子は1本揚げ、えびは2尾、いわし、生姜、海苔、野菜…、さすが特上。天つゆ、かけながらの庶民流がいい。大阪式の勘定は「えび頼み」×「客頼み」=えびす顔。

 

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2022年3月 4日 (金)

日本初公開のモネ、ゴッホ、ゴーガン、ルノワール…

Img_3780_20220228081201 Img_3783 Img_3784 Img_3890  Img_3788 Img_3796_20220228081501 Img_3798 Img_3802 日本では、まだ見ぬモネの睡蓮という。ゴッホのアルルも、ゴーガンのタヒチも、ルノワールの肖像画も、日本では初公開の作品だそうだ。イスラエル博物館所蔵の「印象派、光の系譜」展。大阪の天王寺、あべのハルカスの美術館で開催中と知り、初モノ見たさで行った。

 

 高さ300㍍ビル、出来て今年で7年目という。美術館は16階、高さは通天閣と同じ180㍍。観覧代は1900円。ビルの高さ比例するセット料金?。イスラエルと日本の外交関係が整い70周年記念の展覧会。展示70点の8割は、日本初お目見えの印象派という。コロナ禍の最中、値段は高くはない。写真はダメかなと入ったら、6作品だけはどうぞ~という。

 

 展示はコロー、コローときて、クールベが出て、セザンヌ。印象派の皆さん、戸外にでて下絵なし、自然と光を見たまま、そのままに感じて描いている。ブータン、シスレー見て、写真撮影可能な作品が出てきた。まずはモネの睡蓮。連作シリーズ第2段階の作品。光の反射、今まで見てない。ゴッホは麦畑、ゴーガンがタヒチ先住民の炎の踊り、ルノワールは薔薇、ユリィも冬のベルリンなど2点…。みんなデジカメ初見参、どの印象派も印象が深い!。

 

 ※ 展覧会は4月3日まで。

 

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2022年3月 3日 (木)

大阪サバ博覧会

Img_3838_20220227092501Img_3833Img_3831 Img_3832 Img_3840 Img_3841 Img_3848 Img_3862 Img_3851 Img_3856  Img_3875 朝日新聞社会面の囲み記事「青鉛筆」に「大阪サバ博2022」が載った。梅田の阪神百貨店で開催中という。鯖好きとしては、どんな博覧会か、気になる。京都から阪急電車で行って、阪神のデパチカから1階へ上がり、サバまたサバ、どうにもさばき切れなかった。

 

 大阪豊中で養殖サバを育て、販売する「鯖や」さん中心とする「日本さば文化協会」の主催という。パンコーナーと隣り合うフロア、サバ愛を語るトークショー、焼き鯖実演、サバ知識案内看板に加え、さばざまな?サバの出店が揃う。立ち食いイートインも出来る。棒寿司、焼き鯖、ラーメン鯖、缶詰、サバ姿造り、鰹でないサバ節、浜焼き、サバのカレー…。

 

 サバは回遊魚、世界中で獲れる。日本人はサバを食べる民族でトップという。貧血、利尿、皮膚など栄養価が高い。各コーナーを1周、2周、ノルウェーサバ、小浜→京都の鯖街道のことも出ている。試食の味噌サバ、1度、2度…。日本地図に全国のサバ一覧。青森の八戸サバ、宮城の金華サバ、土佐の清水サバ、大分の関サバ…、脂たっぷり、トロリ、トロリ。買うならトロサバと決めて、ハーフ1650円買って、食べて、口の中サバサバ…。

 

 ※ サバ博は2月28日で終了。

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2022年3月 2日 (水)

任天堂の創業地がホテルになる

Img_3528_20220224091601 Img_3100_20220224091901 Img_3101 Img_3098 Img_2519 Img_3093_20220224092301 Img_3094 Img_3097 Img_2524_20220224091401 2 歩き通るたびに見ていて、大方もう出来てきた。世界を遊ばす任天堂の旧本社社屋跡を活かして開業するホテルである。花札からスーパーマリオにスイッチの創業地。90年の時を経て、安藤忠雄が設計監修、タイル張りの外観そのままにサクラ咲く4月に昔のドアが開く。

 

 創業地のホテル、週に一度か二度は歩き、よく知っている。どこにあるか、道案内すると~である。秀吉祀る豊国神社の前の正面通り、ずっと西へ行って、鴨川の正面大橋を渡って、高瀬川に出る前である。ご近所、寺院の鐘が置きっぱなしの仏具屋さん、あられ屋さんがお向かい、西隣りは眼科・外科道具の歴史博物館。広くはない昔ながらの古い道が前にある。

 

 ホテル玄関、任天堂創業の地を示す銘板を残す。「かるた、トランプ製造元、山内任天堂、京都正面大橋西」。ロゴマークは任天堂前の社名、丸福楼から〇に福、玄関扉などに入っている。安藤設計は3階建て既存2棟と北側に新しく4階建て棟、一室10万円で無国籍料理など2食付き、全18室という。すでに予約受付という。読んでいなかったが、管理会社の記者発表、ネットで調べると各社こぞって取り上げている。マリオの創業地は我が通り道!。

 

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2022年3月 1日 (火)

鉄人衣笠の通った焼きそば専門店

Img_3641 Img_2913 Img_2916 Img_3463 Img_2914 Img_2915 2238459_0n0qysus9wj2p4rwmezfvqlsmboukypw 34e87011ce874c24937bb01dd25342a1  京都の中学生時代、連続出場記録の、国民栄誉賞の、広島カープの、あの鉄人・故衣笠祥雄さんが、通っていた焼きそば専門店がまだある。店名は、東山の六波羅蜜寺近く「おやじ」。衣笠銅像が西京極球場に建つ~と新聞に出て、その店へ行ってみた。

 

 昭和32年に開店、もう65年という。いまは父、母を継いで3代目、おかんになった娘さんが焼いている。「ろうじ」と読む路地の前、もう30年以上は前だろうか、衣笠選手も食べていた焼きそば店と聞いて、行ったことがある。それ以来である。店前ガラス窓に貼り紙、おかんの写真、~死にぎわにやっぱり食べたい味~などと出ている。

 

 衣笠さん、店の近くの洛東中学(現開晴小中学校)野球部在籍。銅像は当時の野球部仲間が発案して、中学の6年後輩で、沢村栄治像制作した日展作家・谷口淳一さんがつくった。希望、勇気、挑戦のフルスイング像。地元の京都新聞と広島の中国新聞に載った。伝統の焼きそばを焼いてもらい、エプロンのおかんに衣笠さんのこと聞いた。「父はよく知っていましたけど…」。目の前の鉄板は、当時のままと言う。鉄人を生んだ鉄板、健在だった。

 

 ※ 衣笠祥雄(1947-2018)。京都新聞記事は1月25日付け社会面。銅像は春以降、平安高校時代ゆかりの西京極球場に建つ。 ※ 焼きそば専門店「おかん」。営業は午前11時から午後1時の昼間だけ、水曜休み。焼きあがって一番おいしい時食べて欲しいので~と写真撮影は出来ない。上の焼きそば写真は撮影禁止前のネットから転用。

 

 

 

 

 

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