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2022年1月

2022年1月31日 (月)

御金神社へ行く

 Img_1469 Img_1470 Img_1471 Img_1473_20220124085901 Img_1475 Img_1474_20220124085901 Img_1477_20220124090101 Img_1480 御金神社の、御金は「おかね」でなく「みかね」と読む。お金に困る参拝者に見かねて?と言えば、洒落になる。金工、金貨、銀貨など金運パワーにご利益ある神様を祀る。知人個展のギャラリー帰り、確かこの辺りにあったはずと思い出し、久々やしと、スマホで検索しながら行った。

 

 二条城近く堀川御池からスマホのググールマップは油小路通り、小川通りの次、西洞院通りと案内した。むかし、日本で最初のチンチン電車が走っていた狭い道。スマホは「到着しました。お疲れ様でした」と言うが、どこどこ。よく見たら、民家のとなり、通りの前に金ピカの鳥居。本殿までの参道、10㍍もない。境内、参拝多くガードマンさん整理中だ。

 

 もともと、邸宅の中の神様だったが、お参り多く、小さいながら本殿をつくったという。近くに秀吉の都市改革で釜座通り、家康の金貨鋳造所で両替町通り…金にご縁ある。金箔会社が金の鳥居寄贈。本殿の鈴緒は金の綱、ご神木は樹齢200年、黄金色に染まるイチョウ、散った葉を財布に金運あり。境内は混雑、写真ご法度も道路側からは良い。福財布、銀杏絵馬、守り札、おみくじ…、さて、金運願うお賽銭はいくらにするか、それが難しい。

 

 ※ 御金神社のご祭神は、金属と鉱物の守り神「金山毘古命(かなやまひこのみこと)」。

 

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2022年1月30日 (日)

ルリビタキやろか?

 Img_1686 Img_1685_20220126101401 Img_1684_20220126101201 Img_1683 あっ!なんや、きれいな鳥や。青い羽根や、ひとつ覚えやけど、ルリビタキちゃうかな。そうなら、その鳥、はよう撮り?。あんまり近づいたら逃げるでえ。大きなレンズのカメラは持ってへん。いつものコンパクトデジカメ、思い切りズームや。静かに、そっとやでえ~。

 

 護岸工事が続いていて、久しぶりに行った鴨川。十条橋から遊歩道へ降りて、右岸を北へ歩いて。10㍍か15㍍か、その鳥が川べりの護岸に舞い降りた。京都の植物園池回りでいつも大きなカメラ抱えて、大勢のカメラマンが追いかけているルリビタキ。それやったら、またとないチャンスや。そうろと、ズーム目いっぱい、まだ小さすぎるけど、シャッターや。

 

 シャッター1回、2回、3回…、もうちょっと欲張って、さらに1歩、2歩、3歩と近づいたら、やっぱりパッと飛んで行った。撮れたズーム鳥、ルリビタキやろか。写りは豆粒みたいだけど、何とかまあ、チャンと…。チュンと鳴かなかったのでスズメやない。スマホを取り出して、鳥を調べしてみた。ルリビタキって、オスとメス、子どもで羽根の色が違うと出ている。きれいな鳥で似たようなのにコリル、ヤマガラ…。撮りには撮ったけど…ナニ鳥か、それがしりたい鳥?。

 

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2022年1月29日 (土)

「ぺったん」と黒い目の女の子

Img_1259_20220120081401Img_1283Img_1262Img_1273_20220120082001Img_1275Img_1276Img_1278Img_1263_20220120081501Img_1288   どういうんだろう~、この作品も、それも、あれも、どういうのかなあ、味があるっていうのかなあ。見ればみるほどというのか、なんか記憶に残るなあ。美術教育を受けてなくても、個性を活かして、生のままの「アールブリュット」作品、いいねえ、楽しいねえ。

 

 後藤祐加さんと山口愛さんの二人展。支援学校を卒業して、作業所で働く二人。折り紙など紙をちぎって、画用紙なんかに貼り付ける「ぺったん」作品の後藤さんは24歳、漫画のような黒目が大きな女の子など描く山口さんは36歳。二人の企画展タイトルは「表現と周辺」という。どうしてこういう作品が生まれたのか、回りの人たちの語りとともに検証する。

 

 会場は障害者アート作品を専門に展示する「art space co―jin」。京都の河原町丸太町から北へ、荒神口近くにある。いつもの出歩き、なんとなく、立ち寄って、作品鑑賞だった。入場は無料。作品並べ、解説の仕方、二人を応援する皆さんの気持ちがよく出ていて、やさしい。わかりよい。「ぺったん」の後藤作品、色の組み合わせがいいねえ。黒目の女の子の山口作品、インパクト強烈だなあ。アート表現の多様さ、奥が深いなあ。

 

 ※ 展覧会は3月27日まで。

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2022年1月28日 (金)

「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」

Img_1753 Img_1750 Img_1742 Img_1757 Img_1769_20220127085501 Img_1763_20220127085901 Img_1781 まだか、まだか~と春を思うこの時期、この一句がいい。「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」。芭蕉の江戸の高弟、服部嵐雪が詠んだ馴染みの名句。一輪ほど~に春待つ思いが込められている。寒くても一輪二輪なら~と、早咲き梅を毎年見ている京都御苑へ、出歩きで行った。

 

 日により最高気温18度にも~という宮崎の知人から二三日前に紅梅白梅、それに椿の写真がメールで届いた。シーガイヤ近く市民の森梅園と隣接の椿園で咲いていたという。梅は二分、三分咲き、椿は咲いているのを探して、紅乙女という。どの写真もよく咲いて、よく撮れている。春の足音を感じる~のコメントも。さすが南国・宮崎、球春・キャンプが近い。

 

 御苑の梅はどうだろう。桃林の南側、梅林の200本は2月末から3月、まだまだつぼみ堅し。御苑の一番梅は、梅林から離れて、宗像神社の北側辺りの芝地。毎年行っているので、わかっている。慌てず狼狽せず行って、ロウバイ。黄色く、満開。白梅は~と見ると、膨らんだ蕾の中に一輪咲いている。雄しべか、雌しべか、真ん中から清楚な髭を伸ばしている。これ、これが「「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」。春待つ思い、一輪ほどの~咲き様がいい。

 

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2022年1月27日 (木)

朽木に天然温泉「てんくう」

Img_1654 Img_1661 Img_1660 Img_1659 Img_1575_20220125085601 Img_1578 Img_1582 Img_1590 Img_1605 「てんくう」とは、なんとも響きがいい。大きな空を駆け回るような…、それが山の天狗、天狗の空を意味して、天然温泉の愛称だという。アルカリ性単純温泉、神経痛にも筋肉痛にも効くという。滋賀県高島市、比良山系の北、標高900㍍、蛇谷ケ峰ふもと近くの朽木温泉である。

 

 山また山の朽木、京都への裏街道は敦賀からの鯖の道である。町、いや村の中心に道の駅・くつき新本陣があって、そこから迎えのシャトルバス5分でつく。赤い鼻自慢の天狗オブジェが出迎え、大浴場あり、山々を見上げる露店風呂あり。ロッカーキーもらい入浴料は大人700円。タオルなければ買って200円。朽木へ行ったからにはで、初めてつかってみた。

 

 車の免許は返上している。JR湖西線安曇川駅から江若交通バス。駅構内の観光案内所で、朽木往復乗車と入浴セット券、格安の1800円で行った。中野、広瀬、古賀、荒川…安曇川の本流ぞいを遡って、30分あまり。大雪、車窓は真っ白、雪の壁を通り抜ける道も。足利将軍、12代義晴ゆかりの興聖寺まで行って、また戻って道の駅から「てんくう」だった。天狗の松、天狗の森、天狗の岩…天狗が山々を駆け巡った温泉「てんくう」…、天も食う?。

 

 ※ 温泉は当時に朽木村が竹下内閣時代の1億円創生事業など掘削した。温泉の山、蛇谷が峰は標高900㍍の登山コース、中腹には朽木スキー場がある。

 

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2022年1月26日 (水)

雪舟、国宝天橋立図の謎

187amanohashidatezu02 Img_1431 Img_1231 Img_1232_20220122085301 Img_1430 室町時代の旅の画聖・雪舟は、どこから丹後の宮津へ来たのか、天橋立を描いている。畳一畳の大きさ、橋立を真ん中に阿蘇海、文殊の知恵の智恩寺、股覗きの成相山、栗田半島…まるで空から見たように筆を走らせている。日本三景の一つ、天橋立図は国宝になっている。

 

 描かれてから500年余り、所有者は移り変わり、いまは京都国立博物館が所蔵している。国宝展では公開されるが、絵は本画でない下絵で、謎が多いという。年明け2度3度と京博へ行って、天橋立図の謎を超高精細画像で分析する地下1階講堂のシアター上映を見た。上映16分。最初は場内暗く、つい睡魔に邪魔されたが、2度目は目も耳もしっかり見開いた。

 

 どうして謎なのか。音楽と解説と、4Kか5Kか精密画像で、場面を切り替えながら追う。落款、印章はない。大きさの違う紙を20枚貼り合わせ。二つ折りにしたので、神社を描いた朱色が空に点じている。これは下絵の証拠という。本画はどこか、徳川将軍家へ渡って、焼失したのでは…という。雪舟82歳の作品、人生50年の時代である。その年齢で旅しての大作は、助けは~ともいう。水墨山水、迫真の実景、下絵、謎の数々…それが魅力になっている。

 

 ※ 雪舟等揚(1420-150?)備前・岡山うまれ。中国へ初めて渡って水墨画を学んだ日本人画家。天橋立図など国宝7点。天橋立図は縦89.4cm、横168.5cm。制作は文亀元年(1501)以降。

 

 

 

 

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2022年1月25日 (火)

再現された「長明の方丈」

Img_5214 Img_5213_20220116091101 Img_5207 Img_5202 Img_5200 Img_5198 Img_5195 Img_5196 腰の高さほどの柴垣に囲まれている。小さな折り戸を一歩入って小屋、もう少し格好よく言って庵、真ん中にあっても、棲家(すみか)。ひさしは苔むしている。これが、鴨長明の方丈?、柴垣の前で、しばし見た。~行く河の流れは絶えずして~と世に出た庵だという。

 

 葵祭の下鴨神社の摂社第一という河合神社。美女の誉れ、神武天皇の母親を祀り、美人の神様という。神武東征、三本足の八咫烏は日本サッカー協会シンボルマークで、サッカーの神様ともいう。暮れに寅年の絵馬写真撮りに下鴨神社へ行ったおり、糺の森へ入って、最初に河合神社。そう広くない境内、舞殿の東側に何時頃からか、「長明の方丈」再現だった。

 

 広さが一丈(約3㍍)四方なので、方丈と言われる長明の庵は、京都の山科と伏見の境、親鸞生誕地から東の日野山。今も行く人はない山奥、方丈石が遺跡として残る。河合神社の神官の子、長明は和歌詠みなどに優れたが、引っ込み思案な性格が災い、50歳で屈折して出家、隠棲した。女性歴史作家・梓澤要さんは「方丈の孤月」で、長明にその生涯をぼやきで語らせて書く。平安から鎌倉へ、没年は62歳。災害多いこの時代には長命?であった。

 

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2022年1月24日 (月)

温室の花は「アガペテス・プルマニカ」

Img_1522Img_0684Img_0682_20220123085801Img_0681Img_0685_20220123085901  この花、この花…、もう撮っている。京都新聞「植物園つうしん」に載った「アガペテス・プルマニカ」。観覧温室の花である。府立植物園が2週間に一度、季節の花を紹介するコーナー。掲載を先読み「先見の明」というほどではないが、新聞開いて思わず、どや!である。

 

 今年初めて行った植物園、何時だったか~と一日一枚の写真日記を調べると、年明け1月8日だった。写真撮り貯めのパソコン、植物園の花多数である。その中に新聞に載った「アガペテス・プルマニカ」3枚撮っている。新聞の見出し通り、~網目模様、筒状に美しく~である。花名、その時はなんだろう?だったが、パソコン写真調べると、それも撮っている。

 

 中国・ミャンマー原産、つつじ科常緑低木。花名はギリシャ語で「愛らしい」。標高700㍍以上、石灰岩質で育つ。日本渡来の経過は不明という。花は葉の落ちた枝から連なって下がるように咲き、薄桃色で、6㌢ほど。赤い網目模様は、血管が浮き出たよう。1月22日付け「植物園つうしん」によると、昨年5月のコロナ休園のおり、日当たりの良い場所に移して、よく咲くようになったと。写真先撮りのこの花、誠に愛らしい。どや!、エッヘン!。

 

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2022年1月23日 (日)

イチゴの種はどこにある?

Img_1245 Img_1048_20220119091301 Img_0991 Img_0890 Img_1492  閑話休題~、突然ですが、「イチゴの種は、どこにあるでしょうか?」。(A)小さなツブツブが種。(B)イチゴ全体が種。(C)ツブツブの中。(D)種はない。さて、この4つの中に正解あり。ええっと、ええっと考え(A)。そう思いたくなるけど×、ブーブー。

 

 この問題は、京都大卒の農学博士・田中修さんの著書「クイズ植物入門」から。いつ、どこでだったか、古本市で見つけた3冊500円で買った一冊。ヒマな折、ペラペラ捲って、テーマ9の「結実と成熟の謎」の項に出ていた。冬場に入って、市場に出てきたイチゴはバラ科多年草。江戸時代にオランダから入り、野菜のような果物のような、分類がややこしい。

 

 樹木から成るリンゴ、柿などと違い、スイカなど同じで地成りなので野菜。農業上はそうだけ流通上は果物という。農水省は「野菜果物」とジャンルづけする。いちご大福、イチゴケーキ…赤くて甘くて、スイーツモテ。それはそれとして、問題は~AかBかCかDか~である。田中さんの種明かし、正解は(C)だった。一つに200個以上あるツブツブの中に種という。ツブツブは実で、ほかの果物と同じで、実の中に種という。これ、閑話休題~暇ダネ?。

 

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2022年1月22日 (土)

雲の故郷はどこだろう

Img_1368_20220121075701Img_1348_20220121075901Img_1357_20220121080101Img_1354Img_1350_20220121080001Img_1339Img_1336Img_1334Img_1361 ふわふわ、ぷかぷか…、雲さんの故郷って、何処なんだろう。そりゃあ、青い空の下だろう。いや、南の島かもしれないなあ。南米の高地・マチュピチュじゃないかな。いいや、虹の向こうかも。孫悟空さん、のんちゃん、雲によく乗っているけど、故郷は知ってるかな!。

 

 ここは京都文化博物館の5階会場、ふんわり、ふんわり…風船雲がいっぱい浮いている。雲は100も、200もありそう。照明でパッパ、パッパ…雲の色が変わる。ホワイトや、ブルーや、アカネ色や。そんな雲の会場へ紛れ込んで、友達になってもいいという。風船雲はフロアから糸。勝手に飛ばないようにつないである。雲の中、苦も無く?入ってみた。

 

 照明アートの第一人者、高橋匡太さんの「雲の故郷へ」。日本画の大野俊明さんらと一緒に受賞した京都美術文化賞記念の作品である。20世紀ドイツの思想家・ベンヤミンの色彩と空想が出て来るエッセイがヒントという。地下鉄車内ポスターで受賞記念展覧会を知って行った。会場の高橋作品、写真もいいし、雲に触ってもいいし、カードに雲の故郷を想像で書いてもいいし…。展示すんだら、糸を切って飛ばすという。雲さん、さあ、どこへ行くんだろう。

 

 ※ 展覧会は1月23日まで。主催は公益財団法人中信美術奨励基金。 ※ 高橋さん、1970年京都生まれ、京都市立芸大卒。東京駅開業100年、京セラ市美などオープン事業でライトアップ演出。

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2022年1月21日 (金)

黄身、君ならどうする?

 Img_1038 Img_1037 Img_1023 Img_1031 Img_1032 Img_1034 Img_1035 Img_1033 生卵をポンと殻を割って、でてきた黄身は満月の如く、ツルっとしている。手前にはやまかけの十割蕎麦である。すった山芋が鉢にふわり、白い雲のように浮いている。つなぎのない蕎麦の十割は細切り、そばにネギもある。さて、どこで黄身を入れるか、君ならどうする。

 

 十割そば×天ぷら、10そば…と看板を出す「東せき」さん。ところは大和大路団栗東南かどで、京都祇園の場外馬券場へ行く方なら通り道。店前に~何も足さない、何も引かない。至高の10割そば~とタテカンが出ている。お一人さま歓迎とも書く。よく歩く建仁寺境内を抜け、掘り炬燵のある本屋さん、天狼院の向かい。気になっていた蕎麦屋、初めて入った。

 

 真ん中のカウンター席、注文は店前の品書きで決めていた。やまかけそば990円。席前に昼だけ鯖寿司1貫300の貼り紙、それも頼んで、生卵もどうぞ!と出た。すぐ鉢に入れるのも~と、汁をすすり、蕎麦打ちに技術ありの十割そば、粋に飲み込んで、鯖も味わってから黄身を入れた。つぶすか、そのままか。また、君なら黄身どうする?である。考え、考え、すすっているうち、ついに蕎麦湯が出た。黄身がポツンと残った。丸ごと飲み込んだ。

 

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2022年1月20日 (木)

光琳の虎、若冲の犬

Img_0918 Img_0919_20220114084501 Img_0920_20220114084501Img_0933 Img_0969_20220114085001 Img_0970_20220114084801 Img_0923_20220114084501 Img_0922_20220114084601 Img_0921_20220114084801 ちょっとというか、だいぶというか、まあ、面白い。竹林におっちん座りで、やぶ睨みの虎がいる。尾形光琳の作品だ。画面一杯、白や黒やまだらや~子犬がワワンがワンさいる。伊藤若冲の作品だ。自らが楽しんで描いたようなお二人の作品、見れば見るほど心が和む。

 

 齢をかなり重ねたと証明があれば、無料鑑賞できる京博独自の特集展示。年明けからブラ歩きして、ブラリと2度入った。京都市の市バス、地下鉄が乗れる敬老乗車証でも入れる。1階の新収品展で若冲の百犬図、2階の寅づくし展で、光琳の竹虎図。一度目は縄文、弥生など考古、仏像など館全体の展示を見て、二度目はほかに目もくれず「虎」と「犬」だった。

 

 光琳1658年生まれ、若冲1716年生まれ。ともに江戸時代の画家、京都生まれだけど、年は離れている。先輩、光琳の虎。何か企んでいそうな目、やんちゃな人間の子どもみたい。館のマスコットは「トラりん」。ぬいぐるみ、グッズ人気という。後輩、若沖の犬。表情も毛色もバラエティに富む。1、2、3…と数えたら59匹か、60匹。「百」は多いの総称、子孫繁栄の吉祥画という。ウオッと吠えて、ワンワンとないて、新年はめでたい。

 

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2022年1月19日 (水)

雪の朽木、鯖の道で鯖寿司

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 風に弱いJR湖西線、雪には~なのか、遅れずに安曇川駅。車窓の比良山系は雪嶺、田畑は畔だけの白さが一面の銀世界になって着いた。安曇川から江若バス30分、朽木支所前で降りた。近江歴史回廊大学の現地研修、信長のこと、鯖の道のことなど学んで以来12年ぶりだ。バス停前のスーパーは「ダイキン」。店前の「自家製鯖寿司」の板看板に変わりない。

 

 地元人気、鯖寿司は売り切れ早いと前にも聞いていたが、あった。焼き鯖寿司、普通の鯖寿司にカブラを乗せた鯖寿司が並んでいる。ラップから丸見え、たいそうな包みはない。村の鯖寿司は安い。珍しいカブラ乗せ1300円買った。店内回って、家庭で作る鯖寿司用か、塩鯖もある。朽木の人口、昭和年代の5千人から1600人台へ、超高齢化という。雪また雪の町中を歩いた。道の駅、道沿いに並ぶ土産物店…鯖寿司のノボリが立ち、サバイバルが続く?。

 

 

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2022年1月18日 (火)

「ナナミノキ」は「ナナメノキ」とも…

Img_0900 Img_0899 Img_0667_20220115084601 Img_0668 Img_0318 Img_0317 Img_0263 Img_0262 Img_0261 冬場は赤い実が目立つ。正月にめでたいマンリョウ、センリョウしかり。100点、60点、30点…、何点でも点が気になるナンテン?。粒々が赤いブドウのように下るピラカンサ。さらに、もうひとつ、ある。赤い実がたわわに成る樹木、おわかりだろうか?。

 

 モチノキ科モチノキ属の常緑高木、6月に薄紫の小さな花を咲かす。秋から冬へ、2㌢ほどの果実をいっぱいつける。樹木は直立して、樹高は5㍍から10㍍。葉はクロガネモチに似ている。樹皮は「とりもち」になる。これがヒントで、わかれば樹木知りの上級者の仲間入りが出来るというが、意外と目立たず、葉に特徴がなく、いや、わかりにくい。

 

 答えは、実が沢山で「ナナミノキ」(七実の木)とも、実の先が曲がり「ナナメノキ」(斜めの木)ともいう。ずっと知らなかったが、去年の暮れに西本願寺の聞法会館前、鴨川畔で見つけ、なんだろう?だった。年明け、植物園へ行って、同じ赤い実の樹木に木札が下がっていて、そうか!「ナナミノキ」か~だった。ネットでも再確認したら「ナナミノキ」に加え「ナナメノキ」も。樹木ツウ上級者へ、「ミ」でも「メ」でも、忘れへん。

 

  ※ モチノキ科では、クロガネモチ、ソヨゴなども赤い実をつける。

 

 

 

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2022年1月17日 (月)

通りがかりの女子駅伝

Img_1078 Img_1082_20220116210101 Img_1092 Img_1100_20220116210601 Img_1094_20220116210601 Img_1089 Img_1090 群馬の新星、不破聖衣来選手、愛称フワちゃんは速い。フワフワなんかしていない。スッと来て、スッと行ってしまった。頼山陽が名付けた山紫水明処、鴨川丸太橋の上で、デジカメ撮り。縁取りメガネにポニーテールの髪なびかせたフワちゃん、通りがかりに写っていた。

 

 開会式もなく、沿道応援自粛の呼びかけ、2年ぶり開催の全国女子駅伝。コロナ感染者数、最多を記録している京都、コロナ感染拡大こそ自粛と思いつつ、いつもの出歩き。往路4区の橋の上、通りがかりなら~と、早くから行ったり来たり。4区のお目当ては、フワちゃん。首位の宮崎、兵庫が行って、もう来る、もう来る~とデジカメ構えて、一瞬撮りだった。

 

 デジカメ点検、熊本抜きの瞬間、左端にフワちゃん。シャッター少し遅れていたら~後のまつりだった。去年暮れの駅伝、1万記録会で急に頭角の不破選手。18歳、大学1年、身長1・54。走りに切れ、フォームがきれいだ。4区4㌔、22位でタスキ、13人抜きの区間新。通りがかり観戦の記念写真である。アンカー競演の西大路通り。帽子の広中さん、駅伝ラストの福士さん、逆転優勝の京都・安藤さんらも撮った。観戦、コロナ感染は避けたい。

 

 ※ 不破選手、拓大1年、健康福祉大高崎高校出身。昨年12月、京都の1万㍍記録会で歴代2位の30分45秒21。

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2022年1月16日 (日)

松平健はオレ?

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 京都駅2階ギャラリーで、時代劇ロケ地のパネル展。暮れからずっと続いている。歩き通るたびに見てしまう。日本のハリウッドと呼ばれた京都、映画と暮らすまち太秦~の看板が上がり、ロケ地の地図が出ている。仁和寺、広隆寺、天竜寺…、モノクロのパネル写真と映画の題名が出る。捕り手が御用、御用!。市川歌右衛門の旗本退屈男はなんか用か?と睨む。

 

 白い筑地塀、ロケ地は天竜寺境内か。刀と刀の戦い、チャンバラが始まる。チャンチャンバラバラ、チャンチャンバラバラ…懐かしい。子連れ狼ならチャン!。ここは新国劇、沢田正二郎が初めたチャンバラ、剣劇である。巌流島の決闘、中村錦之助の宮本武蔵は岩の上。ロケ地は紅葉よしの清滝や。苔ざるの壺の丹下左膳、まだ、こけたことが無い壺?。怪傑黒頭巾、弁天小僧、里見八犬伝、赤穂浪士…、時代劇は京都がハリウッド!。うっとり見た?。

 

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2022年1月15日 (土)

「あなごれない」あなご

Img_0635 Img_0634 Img_0813 Img_0841 ~このうまさ「あなご」れない~とフレーズする。「あなご」はゴジックの太字。「ど」と「ご」の使い分け、それが、あなどれない。コンビニ販売の炉端焼き風のあなごである。食べやすいサイズ、噛むほどうまい!という。もともと好きなあなご、やはり、あなごれない。

 

 歩いても、コンビニでも、カフェでも貯まるポイント。ドコモだと、貯まったポイントで河原町の丸善で本が買える。1点、2点、3点…チリも積もれば山となる。日々の出歩き帰り、JR山科からバス乗り、自宅近くで降りたバス停前はファミリーマート。つい、1点でも~と立ち寄って、店内のスナック菓子コーナーで、金色の袋入り「あなご」が目に入った。

 

 ビ―フジャーキー、やわらかイカフライ、カリッとぎんなん、焼きあさりなど上から吊り下がって、一番下の辛子明太子さきいかの隣だった。税込み226円、ポイントが1点でも、あなどれない。いや、あなごれない。袋裏の表示は、ベトナム産あなご、22㌘入り、72kcal、愛知県小牧市の菓楽製造という。持ち帰り、パソコン前で、袋を開けた。大きいのや小さいのや。袋には~あなごの骨にご注意~の表示も。骨、それもあなごれない?。

 

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2022年1月14日 (金)

画題は「去る時」

Img_0772 Img_0774 Img_0773 Img_0775 Img_0776 Img_0745 赤毛の日本猿か、目をすえて、白いマスクの上に胡坐をかいている。バックは赤のレッド一色、猿とマスクが際立つ。コロナ禍の思いか、画題は「去る時」。鳥取出身、埼玉在住、谷川将樹さん、38歳の作品である。京都市美の日展へ行って、日本画会場の第3室で見た。

 

 ~これまでと雰囲気が違う~という。今年の日展を記事にした京都新聞朝刊コラム「凡語」の書き出しである。1907年創設、帝展、文展の流れをくむ国内最大の公募展。今年は展示を減らし、詰め込み感がないという。それに作品にQRコード添付、作家の作品意図がスマホをかざせばわかる。審査も少し前から大御所プラス若手作家、外部委員も登用している。

 

 武蔵美3年で日展初入選、卒業後に特選2回、既に準会員の谷川さんも今回、若手として審査員を務めている。谷川さんのQRコード、スマホで読むと、コロナ禍一掃の願い、赤坂の日枝神社へ行ったおり、神の使い、猿像を見て、「災いが去る」「困難が去る」を発想したという。猿は西遊記の孫悟空、マスクは觔斗雲(きんとうん)に見たてている。縦227㌢、横181㌢の大作、1歩も2歩も下がって鑑賞した。去り行くコロナ、去る者は追わず!~。

 

 ※ 日展京都展は1月15日まで。おおかた1年かけ、全国へ巡回する。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5分野。

 

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2022年1月13日 (木)

「ひとり行く植物園に寒の花」

Img_0639 Img_0691 Img_0682 Img_0675_20220110085401 Img_0679 Img_0642_20220110084201 Img_0644 Img_0646 Img_0650 Img_0692 冬の京都府立植物園、冬には冬の花が咲く。新年早々、今年はなんど来るだろうと思いながら、いつもの北山門から入った。日差しはあったが、まだ寒の内、冷える。まず記念の一句。「ひとり行く植物園に寒の花」。才能あるやなしや~、そりゃあ、鳥取の二十世紀梨!や。

 

 植物園入り口にあるガリ版刷り案内、今週の「探して!」は1月7日付け。園内地図に12の花がミニ解説と一緒に出ている。冬場にどんな花がどこに~と園内ぶらり、ぶらり。観覧温室に沖縄のシークワーサー。あの酸っぱいの、焼酎割りなど知っているが、実は初めて。沖縄方言でシーは「酸、酢」、クワーサーは「加える」という。それなら、アイシーである。

 

 観覧温室、気温は何度か、暖かく、夏の花が咲く。明るい花、カタカナ名前はいろいろ、まあ、デジカメ撮り、一枚二枚…。外へ出れば、寒の内。今週の探して!で、ナルキッスス・カンタブリクス見つけた。一度ではとてもとてもの名前だけど、小さい白い花がカワイイ。ヒガンバナ科、スペインなどで分布という。冬に清楚さが際立つ。お馴染みのハボタンあり、赤い実のマンリョウあり…、「冬に来て寒の花に感じ入る」。やっぱり、駄じゃれが心地よい。

 

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2022年1月12日 (水)

人気の「京かるね」

Img_0631 Img_0632Img_0708 Img_0629 Img_0564 Img_0563 Img_0569  重くなくて、かるね!というのか。京都人が好むパン、京かるね。ドイツ風フランスパンを使い、マーガリン塗って、ボンレスハムと玉ねぎを挟む。創業70年少し、京都の老舗パン「志津屋」が発売して40年余、いまも、かるね、かるね~と人気が続く。どうしてなんだろう。

 

 毎日新聞元日付け地方版、古都VS湖都のコトコトで京都と滋賀の雑煮、名物など比較した企画、その一つがパン。滋賀は長浜木之本、沢庵とマヨネーズで人気のサラダパンに対し、京都は「何度だって食べたい」の見出し、京かるね。記事は、志津屋一行がドイツ視察、ミュンヘン駅構内でカイザーロール販売を見たのがヒントになり、試作を重ねて、かるね誕生という。

 

 玉ねぎのシャキシャキ感、独自のマーガリンが人気の秘密という。カルネは、フランス語で手帖、パリ地下鉄公団は「地下鉄の回数券」の名称に使う。志津屋は「何度でも買ってほしい」ので、かるねと命名。京都市地下鉄、御池駅の自販機にかるね、山科駅改札前の志津屋では、地下鉄キャラクター、今年10周年の太秦萌ちゃん看板は「CARNE買うっ」。今はカルネ包装紙も萌ちゃん登場。購入一つ210円。朝パンでちょっとチンして、うまいね、かるねっ!。

 

 ※ 毎日新聞記事は、一日に8千個から1万個売れていると書く。

 

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2022年1月11日 (火)

屏風絵の六歌仙

Img_0542 Img_0537 Img_0539 Img_0540 Img_0541 Img_0543_20220108085601 Img_0544 Img_0547 Img_0548_20220108085701 Img_0546_20220108085701 Img_0545_20220108085701 古今和歌集の序文で、紀貫之が代表的な詠み人として挙げた六歌仙とはだれか。和歌ツウの方なら和歌?るのだろうけど、さて、さて~である。答えはズバリ、僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主の六人。一人、二人なら兎も角…、難題である。

 

 藤原定家別荘の百人一首のふるさと、小倉山ふもと、嵯峨嵐山文華館へ行って~である。四条派の日本画家・菊池契月が描いた「六歌仙図屏風」の展示があった。六曲一双、左隻に2人、右隻に6人。キャプションに6人の名前は出ている。どの絵がその誰とまでは~である。~花の色は移りにけりな…~の紅一点、小町は別にして、また、さて、さて~なり。

 

 小町の隣の僧、どこか威厳があり、桓武天皇の孫・僧正遍照だろう。とすれば、もう一人の僧はそうだ?宇治に隠棲、今も宇治茶に名が残る喜撰法師だ。あとは3人の解明である。在原業平は伊勢物語のモデルで、美男子だったという。デジカメで顔アップ撮り。男前度で言えば、一番右端だ。となると、衣冠装束が黒いおぬし、あなたが近江の大友黒主。真ん中は小町との贈答歌とやり取りで、苦悩の表情の文屋康秀かな。ろっか?間違っているかなあ。

 

 

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2022年1月10日 (月)

ポスターは「まけるもんか」

Img_0492 Img_0493 Img_0586 Img_0588 Img_0559 Img_0555 写真は1区のつばぜり合い。帽子、先頭を長崎の広中選手が走る。すぐ後ろ、兵庫の田中選手がつく。二人とも五輪ランナー。優勝候補、地元の京都もいる。「まけるもんか」~赤字のフレーズが大きい。ライバルは自分自身とも書く。都大路の女子駅伝が近づいてきた。

 

 寒くても年明けから毎日歩く。町ナカのポスターに目がいく。イラスト、写真、キャッチフレーズ、レイアウト…、いいポスターには足がとまり、目が見ている。暮れから続く京都市美の日展は赤地に黒字だけ。毎年同じ、わかりやすい。寅年、嵐山・福田美術館の展覧会タイトルは「トラ時々ネコ」。丑も卯の絵も出て、干支(エト)セトラと洒落が効いている。

 

 重文・空也上人像は、南・無・阿・弥・陀・仏と唱えて六体の仏サマを口から出す。空也像に清盛像所蔵の六波羅蜜寺展、半世紀ぶり東京、上野の東博で開催する。空也さん、食うや食わずに行脚?。ポスター構図が決まっている。エスカレーターのマナー。「歩かず、立ち止まってくれて、おおきに」。イラストがいい。京近美の次回開催展は「KISHIDA」。岸田首相とまぎらわしく、麗子を描く洋画家岸田劉生の自画像アップ。間違いはない。

 

 ※ 第40回全国女子駅伝は16日12時半に号砲。西京極ー国際会館往復9区間42・195㌔。

 

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2022年1月 9日 (日)

カワイイ~上野リチ展

Img_0434 Img_0436 Img_0429 Img_0439 Img_0454 Img_0462 Img_0459 Img_0467_20220106090301 Img_0470 Img_0471_20220106090301 Img_0479 Img_0486 Img_0474   真っすぐな線も、くねくねしたも、センスがある。赤も、黄色も、緑も、色々に描いて多彩、パワフルである。そら豆、イチゴ、鳥をデフォルメしたデザイン…、壁紙あり、テキスタイルあり、箱絵あり、人形もある。どれもファンタジー、カワイくて、カワイイ…。

 

 ウイーン生まれ、日本人と結婚、京都に暮らし没した上野リチさんの、デザイン370点を見せる京近美の展覧会へ行った。暮れにNHK日曜美術館で紹介、ビデオをとっておいたので、もう一度見て行った。ウイーン工房で学び、戦前は京都とウイーンを往復して評価を高め、戦後は京都の染色にも通じ、京都市芸大で教べん~という生涯の大回顧展。

 

 京近美会場入り口、なんと言いう鳥か、色とりどりのデザイン鳥。イースター祭のポンポン容器のデザインという。飛んで会場入りした。年譜ー、新婚生活は京都の河原町竹屋町あたり。鴨川、御苑に近くのぶら歩きコース、親しみがわく。会場ー、リチさんの生涯写真が370点もの作品にそって並ぶ。ウイーンの子ども時代、建築家上野伊三郎さんと結婚、京都に長く暮らし、すっかり日本人的になった笑顔のばあちゃん。どれも名前どおり理知的?。

 

 ※ 上野リチ・リックス(1893-1961)ハンガリー・オーストリア帝国の首都だったウイーン生まれ。4人姉妹の長女。ウイーン工房で実習、32歳で結婚、京都へ、74歳で没す。 ※ 展覧化は16日まで。2月から東京丸の内、三菱第一号7美術館へ巡回。

 

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2022年1月 8日 (土)

京都御苑の中の神社

Img_0373Img_0374Img_0400Img_0380Img_0392Img_0369Img_0364_20220105085601Img_0363Img_0357Img_0353 墨が消えそう。それで神社の古さがわかる駒札、目を細めて読んで、頭を垂れて石の鳥居をくぐった。地下鉄烏丸丸太町からすぐ、京都御苑の西南 、厄除けの位置で、ずっと御所を守護してきた宗像神社。由緒がある。参道静か、厳かで、境内は鬱蒼としている。

 

 古さのほど、創建は平安京が出来た翌年、延暦15年(795)という。藤原家の祖・藤原冬嗣が、桓武天皇の命で、九州・玄界灘の宗像大社と同じ三女神を祀って、創ったのが始まり。アマテラス、スサノオ…、日本書記に神々登場の宗像大社は、いま、世界文化遺産。祭神の三女神は「道主貴」(みちぬしのむち)、道の最高神。交通、文化、産業と信仰が厚い。

 

 駒札で古代を少し学んで、境内へ。桜の古木、昭和11年に紫宸殿から拝領という。楠は樹高25㍍、樹齢600年で、御苑内で一番の老木という。拝殿には何の根っこか、古株がある。高砂など謡曲奉納は400回の記念板。末社は、花山稲荷、観光神社、少将井社、繁盛稲荷社、琴平社…由緒は色々のよう。雅の草花は山茶花、水仙、花梨…、森にフクロウ営巣。正月の本殿、見えぬ三女神にヨロシク!と2礼2拍1礼。思いきって?賽銭100円!。

 

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2022年1月 7日 (金)

鴨川にいるユリカモメ

Img_0204Img_0206Img_0209_20211231084801Img_0214Img_0217Img_0221Img_0224Img_0226_20211231085001Img_0228  いる、いる…イルカやない。冬の使者、ユリカモメがいる。冬の風物詩ともいう鴨川のユリカモメ、何羽いるかな。こっちの浅瀬、向こうの中洲、目で追って1羽、2羽、3羽と数えたら、20、30、40…、ああしんど、数え切れない。まあ、沢山いる。イルカやない。

 

 白い羽根、黒い小さな眼、赤い嘴、赤い足…可愛い。片目で眠り、片目で起きるという「半球睡眠」飛行、ロシアのカムチャッカ半島から3000㌔も飛んで、日本列島にやって来る。鴨川飛来は昔からでなく、昭和49年(1974)が初めて。それから毎年欠かさず、今年で47年目。日々、琵琶湖をねぐらに定め、比叡山を越え、鴨川へ行き来している。

 

 来たときは、新聞の写真スケッチに載る。今回は去年の11月25日だったかな。鴨川ぶらり、どこにいるかな~と河原を歩く。いまは、五条大橋と松原大橋の真ん中あたりによくいる。羽繕いしたり、舞い上がったり…見ると、デジカメ、デジカメと撮る。東京都では「都の鳥」、汐留から新高速ゆりかもめ、京都は府警のマスコット。人を怖がらず雑食、好物はかっぱえびせん、空中キャッチがうまい。鴨川滞在は昼間、帰国は1月半ば…、今ならいるよ!?。

 

 

 

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2022年1月 6日 (木)

青蓮院の大クスノキ

Img_1732 Img_1734_20211228092301 Img_1735 Img_1736_20211228092401 Img_1737_20211228092401 Img_1738 Img_1739 Img_1746 Img_1747 どっしり、どっかり…、デデンとしてドカンとして、巨象の足のような、巨漢力士がシコを踏むような…、見たままをどう表現したらいいのか。押しても引いてもビクともしない~とは、こういう巨木の幹のことか~。年輪の積み重ね、デッカイ、デッカイ、ヨイショ!。

 

 天台山門跡寺院のひとつ、青蓮院の大クスノキである。筑地塀ぞいに4本、境内に1本。大きいのは高さ26・1㍍という。京都市登録天然記念物。ここで、頭の毛を剃り、得度して叡山に上がり、悟りを開いた親鸞聖人お手植えのクスノキという。樹齢は700年。京都市の駒札は~樹勢が旺盛、樹形が優れて、あたり一帯の景観に貴重な大木だ~と褒めている。

 

 青蓮院は、南の円山公園から北の知恩院を経て、平安神宮に通じる神宮道、三条白川の粟田口にある。歩く道筋、ほっこりして京都らしい。国宝青不動がある青蓮院、そうだ!京都へ行こうの青蓮院、天明大火で仮御所が置かれた青蓮院…、歩いて道路から白い筑地塀を見上げて、それも、これも~の大クスノキである。いつもいつも写真撮って、ああ!でっかい、ああ!大きい。見惚れて、もう何度、写真撮ったか。新年に大樹の如く、心も広く、大きく~である。

 

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2022年1月 5日 (水)

丼はどう食べる?

Img_0246_20220101124301 Img_0249 Img_0250 Img_0251_20220101124401 Img_0254 Img_0255 Img_0259 さて、あなたなら、ロースるかな?。いや、どうするか。箸にするか、レンゲにするか、それとも、二刀流か。むかしは武蔵、いまは大谷。注文したロースかつ丼を目の前にして~である。味噌汁も香の物もある。さて、箸か、レンゲか、二刀流か、ロースる、ロースる。

 

 西本願寺北側の聞法会館である。1階にフロントと法話聞ける会議室、2階以上に宿泊施設あって、お寺のホテル。地下1階は食事処「がんこ」が入っている。歩きの一服寄りでフロントには再三だが、大晦日の昼食で初めて地階へ降りた。団体対応か、店内は広い。湯葉定食、おでん定食、煮魚定食などメニュー多彩だったが、ロースカツ丼980円を選んだ。

 

 テーブルに朱塗りレンゲ、箸箱に箸がある。ラーメンならレンゲでスープ、左手に持ち替え麺を絡めて、箸で麺だけど、丼である。左手で丼を持てば、右手で箸がいい。トレー置いたままなら右手のレンゲでいい。味噌汁、漬物…そりゃあ、箸だ。パスタ、洋食ならナイフあり、フォークあり、スプーンあり…。しつこいようだが、ロースかつ丼、さて、ロースる。館内ポスター、第25代西本願寺の大谷光淳門主は言う。「ありのままに、ひたむきに」。

 

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2022年1月 4日 (火)

1月1日の誕生花

Img_0409 Img_0407 Img_0405 Img_0308 Img_0310 えっ?と思って、そうなんか~と聴いた。NHKラジオ深夜便で放送の今日の誕生花、1月1日は松、花言葉は不老長寿、向上心だと言う。大晦日から年越しで続いていた放送、元日の明け方である。担当の高橋アナも「1月1日は松なんです」と意外そうな喋りだった。

 

 四季を通して葉は緑、神が宿る松。元日に似合うけど、花なんかなあ~とは思っても、正月には門松である。高橋アナも門松について多く話す。門松の始まり、欽明天皇か、平安時代か、諸説あってわからない。松竹梅の門松、真ん中の竹の斜め切りは、家康が三方ヶ原の戦いで武田信玄に敗れ、今度は竹=武を切るぞ!の思いからという説があります~と話す。

 

 まさかの家康登場である。松が花で驚いていられない。しかし??とネット確認したら、1月1日の誕生花、松もだが、プリムラ・ジュリアン、福寿草、スノードロップの方が多かった。ちょっと納得である。さらに門松も調べると、正月に神様を迎える目印などと出ていた。松は、ちょっと待ちや~の待つが語源という。♪~松の木ばかりがまつじゃない。……今か今かと…あなた待つのも、まつのうち~♪。そうか、それで1月1日誕生花も松のうち?。

 

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2022年1月 3日 (月)

「人と、人の、あいだ。」

Img_0323 Img_0328Img_0329Img_0336Img_0334Img_0320Img_0337Img_0324Img_0327_20220102203401Img_0338 「人と、人の、あいだ。」という。「あい」にルビあり。「人と人の間」でなく「人と人の愛だ」という。「ひとり1台の、その先へ。」。スマホ、パソコンの1台、何台になるのか。「私たちは、できる。」。そうだ、やればできるのだ。「広げよう。まだない視界を。」とも言う。

 

 元日の朝、自宅購入にプラスしてコンビニで買った新聞各紙の広告面。ぺらぺら捲って、80頁、90頁、100頁…、日常の3倍以上。全ページ広告多く、ひと言、ふた言のフレーズとレイアウトが目をひく。広告は世相を映すという。大谷翔平がでて「無理だと言われることしか、やるな」。大リーグで二刀流、無理でなかった。もっと、無理なこと探そう。

 

 「NEXT is now」だという。今が今ではく、次が今なのだ。人生は100年と市川海老蔵、文芸春秋は100年と創業者の菊池寛、小学館もおかげさまで100年。2年後に紙幣になる渋沢栄一、右にも左にも、紙面からはみ出そうで、広告代は?気にしない、気にしない。イーストウッド監督50周年記念映画は「クライ・マッチョ」。~今の時代に必要な本当の強さ~を示す。それが知りたい。どのクライ映画を観れば、わかるのだろう?。

 

 

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2022年1月 2日 (日)

内蔵助を祀る大石神社

Img_0268Img_0274Img_0277Img_0278Img_0275 Img_0290Img_0291Img_0293 Img_0297  討ち入り装束、鎧兜に雪が積もっている。忠臣蔵主役、大石内蔵助の胸像である。胸像の向こうは「大願成就」「願掛けの神」と記された本殿、内蔵助を祀っている。討ち入りまで隠棲した京都山科・岩屋寺と隣り合う大石神社である。大晦日の雪が残る元日の朝、初詣に行った。

 

 朝一番、自宅出て、バス停で一つ分歩いて~である。初日の出、山端が明るく、京都市でもまだ多い山科の田畑を照らし始めた。大石神社は新十条通り、第二京阪に通じる稲荷山トンネル山科入り口に近い。境内、討ち入りご縁の雪が似合う。雪被った山茶花と柚子、絵になる。亡くなった恩師の自宅あり、正月によく行っていたが、暫くご無沙汰して、久々である。

 

 時代劇作家・春日太一の近著「忠臣蔵入門」を読んだ。年末に定番だった忠臣蔵、今はむかし、著者は「ちゅうしんぐら」と読めるかどうか~と心配する。中国では日本の近代化は武道精神、忠臣蔵の翻訳本が出ているというのに…。一年の穢れ落とす大祓の輪をくぐり、参拝して、無料の宝物館へ。長谷川一夫、仲代達也らが扮した内蔵助の写真が懐かしい。なんたって、内蔵助は願いを叶える神さま。そうや、宝くじや、もう一度参拝し直した。

 

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2022年1月 1日 (土)

一年の計は「寅」にあり

Img_1607 Img_1630 Img_0041_20211230090601 Img_5169 Img_0192 Img_0154 Img_1025_20211230092601 Img_1388 Img_1406_20211230092101 Img_5153 Img_0060_20211230090701 Img_0095 あのトラ、このトラ、そのトラ、どんなトラ~、令和4年、2022年、寅年が明けた。寅は、子で始まる干支の3番目。去年までの丑・牛はモウいない。年賀状イラスト、正月飾り置物、神社の大絵馬に寅あり、虎あり、タイガーあり。一年の計は元旦、今年は寅にあり。

 

 去年の暮れ、くれぐれも注意して、新年のめでたいトラがどこにどれだけいるか、捕らぬ狸の皮算用?の町ナカ歩き。トラぬ狸?、故事ことわざの洒落とは、元旦からレベルが高い。京都市内の神社、トラ絵馬撮りで回った。西へ行って、お酒の神様・松尾大社は、盃のカメと虎。京都御所西の護王神社は、狛イノシシと虎がにらみ合う。猪突猛進か、一日に千里か。

 

 葵まつり、上賀茂神社はフタバ葵と虎、下鴨神社は目のすわった虎。道真の天神さんは、梅と笹と虎。出歩きコース、秀吉の豊国神社は千成瓢箪と虎…、神社それぞれが虎絵にトライ?。財政危機京都の市民新聞1面、虎口を脱するトラ。饅頭のとらやも寅、奉納絵馬の書き込み寅は「みんなにあいタイガー」。大津絵のひとつ、酔虎は眼が酔っとらあ。漢検で見た世相漢字は、阪神が優勝した年の「虎」。19年ぶり二度目の「虎」へ、虎視眈々~。

 

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