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2021年11月

2021年11月30日 (火)

ここ一番!

Img_4603 Img_4582 Img_4583 Img_4592 Img_4587 Img_4588 Img_4596 Img_4600 Img_4597 空腹を感じている。ここ一番で食べるに、何がいいかなあ。そうや、久々にカレーライスや。どこや、どこや~と歩いて、ここや、ここや。カレーハウス「COCO壱番屋」。その店名由来は「カレーならここが一番や!」からという。いまや、ネット店が国内外に広がる。

 

 昭和53年(1978)、愛知県に始まり、店舗は全国47都道府県すべて1200店舗以上という。海外では米中英、カレー本場のインドにもある。京都市内も歩いていれば、ここや、ここや~とある。入ったのは、高校駅伝、女子駅伝のコース、北白川沿いにある一乗寺店。店前の看板にロースカツと野菜の写真があり、ここなら、これや~と、最初に決めた。

 

 ネットの広がり、ギネス登録にまでなった店の社是は「ニコニコ・キビギビ・ハキハキ」だという。辛さにライス量の選択、トッピング様々、カレーは肉、魚、野菜など30種以上、加えて、地域、期間、店舗の限定カレーと多種多様で、注文は一個でもニコニコ?。勝ち負けに拘るなら豚ヒレ勝つカレーも、メニューのここや。注文のロースカツ野菜カレーが来た。看板で見たとおり。隣は何事も成す~のナスカレー。来年はトラ年、阪神もここ一番や!。

 

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2021年11月29日 (月)

「なぜここにいるの展」、豚がいた

Img_4460Img_4484_20211126093801Img_4497Img_4492Img_4494Img_4495Img_4496 腰から下の半分がない。スパッと切り取られている。赤い肉がおいしそうに見えている。肩ロースでない尻ロース。そんなロース、知りません?ロースることも出来ません?とは言えない。これ、昭和の時代の、かなりその名を知られた前衛作家の、代表作の一つだという。

 

 作品のタイトルは、見たとおりの「豚・pig lib」。作家は大分県出身、過激な反芸術グループをけん引した吉村益信。昭和46年(1971)に豚の剥製、プラステック、ワックス・木でつくった。神戸で叔母の法要帰り、兵庫県立美術館の2021年コレクション展Ⅱへ行って見た。展覧会テーマは「なぜここにいるの」。ホント、なぜ?豚がいるんだろう。

 

 吉村さんは1960年結成の前衛芸術集団「ネオ・ダダ」のリーダー。高校の先輩、建築家の磯崎新の設計で、新宿に白いモルタルの「ホワイトハウス」を作り、グループの拠点にした。折り畳み「携帯絵画」出品、ポスターを身体に巻き銀座練り歩くなど、注目を浴びた。前衛作品は豚のほか、大阪万博せんい館で、巨大な「旅鴉」など数々という。そんな作品中、兵庫県美は~なぜここに~展で、豚をピックでアップした。そのわけ、トンとわからない?。

 

 ※ 吉村益信(1922-2011) ※ 兵庫県美コレクション展Ⅱは12月26日まで。

 

 

 

 

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2021年11月28日 (日)

大阪・中之島はアートの秋

Img_4139 Img_4140 Img_4141 Img_4142 Img_4149 Img_4240 Img_4186 Img_4187 Img_4189 Img_4233 Img_4234 Img_4235 Img_4236 Img_4239 水の都・大阪へ行って、堂島川に沿う中之島で、アート、アートした。わかるも、わからないも、美術の秋である。長谷川等伯、金屏風の柳橋水車図、フェリーのひとり旅を集めた写真展、現代アートの耳と猫、鹿の朝昼晩の油絵…、あっちへ、こっちへ、一人歩きで見た。

 

 等伯屏風は中之島フェスティバルタワー、道路挟んで西と東でツインビルの西側4階、香雪美術館の展覧会。堂島川の渡辺橋からツインビルを見上げてデジカメ撮り。ビル1階はキャノンのギャラリーあり、この写真、どうじましょう??。ギャラリーは瀬戸内海、東京湾を渡るフェリーに一人で乗る人たちを撮り貯めた写真展示。一人一人の表情、何を思うのか。

 

 柳橋水車図は宇治川、源氏物語絡み、金色の橋は浄土へ橋という。昔のゴールデンブリッジ!と解釈して、次は西へ歩いて5分の国立国際美術館。写真撮影許可のワッペンもらい、地下2階のコレクション展。新しいパラダイム求めて~1968年展という。入り口に耳、入って猫…、ニャンなんだろう。現代アートは怪なり。帰りの京阪中之島線中之島駅の地下通路、第10回キテミテ展。来て見たら、鹿が三頭いた。アートの秋は、かくかくしかじか?。

 

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2021年11月27日 (土)

黒い四角な美術館

 Img_4179 Img_4180 Img_4181 Img_4183 Img_4205 Img_4203 Img_4206 形は四角な立方体、外観は黒一色、ブラック…、その単純さが目立つ。シンプルイズベストである。構想30年、紆余曲折を経て大阪市の新しい美術館が出来た。正式には「大阪中之島美術館」。開館は来年の「2022・02・02」とニイ、ニイして覚えよい。近づいてきた。

 

 国内、いや、世界にもない黒い美術館、外観を見に行った。JR大阪駅からぶら歩き15分ほど、堂島川の田蓑橋を渡れば、そこ。何度か行った国立国際美術館のお隣、関電ビルの向かい。5階建ての四角い建物が黒く浮かび上がるように見えた。昼間はどこ、どこ~と探すことはないにしても、夜はどうかなあ~と要らぬ心配をして、美術館をぐるりと回った。

 

 広そうだ。中は3階まで吹きぬけらしい。入り口は多く、1階はレストラン、講演、演劇のホールもあって、2階はだれでもの遊歩道、メーンの展示室は4、5階という。ネットで調べると、所蔵品は佐伯祐三ら5700点。開館記念特別展は所蔵のモデリアーニと超がつくレクション展99の物語の二つという。準備室長から館長就任の菅谷富夫館長は「訪れること自体が楽しい美術館に~」と話す。黒い外観は見た。今度は中を見たい。何色かな。

 

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2021年11月26日 (金)

一番は穴子

Img_4165Img_4175Img_4167Img_4171Img_4173Img_4169Img_4168Img_4178_20211122084901 穴かしこ、穴かしこ…、口にあうというのか、穴子が好きで、好きで、目があっても目がない。丼よし、天蕎麦よし、握りなら、回転ずしであろうろと立ち食い寿司であろうとまず穴子、焼きより煮穴子がいい。思い返すと、今年もまあよく食べて、穴かしこ、穴かしこ?。

 

 というわけで、大阪中之島のフェスティバルタワー地下へ行って、穴子である。魚がし日本一という店名の立ち喰い寿司。炙り穴子は4貫、上穴子は2貫、穴きゅうの手巻きひとつ。あんまり穴子ばかりは気恥ずかしいのでコハダ2貫、あんまり安い握りばかりではと、400円のノドグロ1貫…、これに少し格好つけてハイボール一杯だけど、やっぱり穴子が一番!。

 

 穴子は淡白で、栄養価高い。脂肪少なく、低カロリー。読書、パソコン打ち、目の疲れをとるビタミンAたっぷり。旬は夏だけど、一年じゅうとれる。生活圏は海ひとすじ。7月5日は穴子の日。なんでか?、アはないけど、7のナ、5のゴで、語呂合わせ記念日という。まあ、知られていない。ウナギ目アナゴ科でも、こってりのウナギとは仲間でも一線を画す。回転ずしの穴子なら長次郎の煮穴子、あれは甘くてふんわり、美味いねえ。まあ、食いねえ!。

 

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2021年11月25日 (木)

本の覚え違いが本になった

Img_4127_20211122091001 Img_4121Img_4125Img_4123Img_4128Img_4129Img_4130Img_4131Img_4132Img_4133 本の話、どこが面白いって?まあ、面白い。「漱石の僕ちゃん、ありますか」で、「坊ちゃんならあります」。横山秀夫の<半落ち>で「梶山秀夫さんの<中落ち>ありますか」。本のタイトル覚え違い実例である。これが福井県立図書館の本になり、朝日新聞天声人語に載った。

 

 天声人語読んで、クスクス…お腹が笑った。図書館の本探し、「ひやけの人」と問われて、司書さん、???頭ひねって、やっと檀一雄著「火宅の人」と回答という。作家名では「だいぶつじろう」の大佛次郎、「いぶくたけじ」の井伏鱒二。「池波遼太郎」はだれ?。池波正太郎と司馬遼太郎、作家は二人で一人。誰にもある覚え違い、それが何とも面白い。

 

 大阪へ行ったおり、四ツ橋筋のジュンク堂で、実例90点をまとめた福井県立図書館刊行「100万回死んだネコ」を買った。これも佐野洋子著「100万回生きたネコ」を覚え違いでタイトルにしている。天声人語に載ってなかった実例、すこし紹介しよう。「進撃の巨人」が「衝撃の巨人」。今季の巨人、これ間違いとも言えない。「へのカッパみたいな作家の本ありますか」は、作家名は妹尾河童。うらたもり→ブラタモリ…、ユニークな覚え違いに楽しさがある。

 

 ※ 天声人語は11月17日掲載。
 

 

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2021年11月24日 (水)

紅葉、黄葉のいま

Img_4256 Img_4274 Img_4294 Img_4296 Img_4300_20211123081401 Img_4302_20211123081501 Img_4307_20211123081501 Img_4308 Img_4333 Img_4340 Img_4348 Img_4349 Img_4359 Img_4360 Img_4365 Img_4368 Img_4375_20211123082501 Img_4415 Img_4427 錦秋の候、本番なりて、紅葉がいい。銀杏の黄葉もいい。撮った写真がまたいい。まあ、アングルもいい。いいのは、自分を褒めよう。真っ赤な紅葉にオオッ!と、足がとまり、黄葉には、進むか、停まるか、戸惑う。樹々の葉が錦に美しく織りなす秋。歩いて秋は、いま真っ盛り。

 

 この紅葉はどこか、大津市瀬田のびわこ文化公園。貸し出し数日本一の滋賀県立図書館がある。「近代」の二文字抜いてリニューアルした県立美術館もある。JR瀬田駅からバスで210円、15分で着く。紅葉名所の穴場。近江八景にちなむ夕照の庭と池、竹林もある。広場もある。彫刻の庭もあり、散策にいい。紅葉写真、一枚また一枚、オオッと、また一枚。

 

 こちらは~と言えば、それは広い京都御苑。「色づく」とも「見ごろ」とも紹介されない隠れた京都の紅葉名所。雨降る一日、寺町門から入った。雨はシトシトと降ってシトはいない。いや、人。銀杏のこの黄葉、この染まりよう。1対1の鑑賞、贅沢すぎる。清水寺、永観堂、東福寺の紅葉もいいけど、ここもいいよっ、静かだよっ、無料だよっ~。砂利道から芝地へ、ここもあそこも紅く、黄く…。紅葉観賞に穴場あり、隠れ名所あり、いいよっ!。

 

 

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2021年11月23日 (火)

養老さんの「虫めづる~」展へ

Img_3981_20211120084201Img_3980Img_4006Img_4008Img_3985_20211120084201Img_4007Img_3987Img_3986 著作「バカの壁」の解剖学者、養老孟司さんは、同時に昆虫学者である。小学校4年から昆虫採集を続け、虫が好きで好きで、著作「虫の虫」がある。そんな養老さんが虫を表した京都・細見美術館の絵画・工芸品を選んだ「虫めづる日本の美」展、無視できずに行った。

 

 展覧会チラシ裏、養老さんが虫眼鏡で作品の中の虫を覗き込んでいる。作品は伊藤若冲の「糸瓜群虫図」。ぶら下った糸瓜に、虫たちが群れる。カマキリ、トンボ、デンデン虫…11匹いる。様々な虫の形、色などを愛でる養老さん、イチ押し作品。貝殻づくり螺鈿の小箱に秋虫、毛づくろい猿絵にシラミ、絵巻にキリギリス行列…、虫たちが展示の60点に浮かび出た。

 

 養老さん自身もラオスまで行って収集したゾウムシの標本を出している。箱根の研究室に昆虫館、鎌倉・建長寺に建築家・隈研吾さんに依頼、虫塚もつくった。6月4日、虫の日に供養、虫セミナーも開くという。入館証、太っていても細見の「ホ」のシールを衣服につけて鑑賞、仕上げは販売コーナー。養老さん壁シリーズ本に加え、虫エッセイが並ぶ。帯に~大事なことはみんな虫たちの教えてもらった~と。養老さんの虫研究、虫視すべきである。

 

 ※ 養老孟司、1937年鎌倉うまれ。 ※ 展覧会は京都市左京区岡崎の細見美術館で、来年1月23日まで。

 

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2021年11月22日 (月)

枯れ葉

Img_3518Img_3649Img_3838_20211119091301Img_3647Img_3699Img_3754Img_3810Img_3928Img_3969Img_4059   枯れ葉、昨日は1枚、今日は2枚、明日は何枚だろう。仏壇では、ナンマイダー?。イタリアのシャンソン歌手イブモンタンが歌うのは枯れ葉。秋から冬へ、ひとひら、ふたひら…葉が枝から離れて、舞い落ちる。日課の出歩き、どこで、どう落ちたか、デジカメが見た。

 

 始まりは自宅から出て、ご近所の八幡神社。参道入り口の灯篭わきがオレンジの絨毯に…。甘い香りの小さな花のキンモクセイ、芳香も方向も失って落ちていた。秋晴れ、毎日のように小春日和が続く。野山を歩いた山頭火は「晴れても曇って日々好日」と詠んだ。岡崎公園への道筋・白川。紅葉が茶褐色になった桜の枯れ葉、細い枝に五線譜の音符のよう。

 

 岡崎の案内兼ねていた旧市電がなくなった図書館横のひろば、落葉樹が朽ち落ち♪~いまはもう秋~♪。寺町の行革寺は枯れたハス、葉が不要と切り取られた芙蓉…また来年へのスタンバイ、命は枯れていない。哲学の道でススキ。~幽霊の正体みたり枯れ尾花~。枯れ木、枯れ枝、枯れ草、枯山水から~夢は枯れ野を駆け巡る~。京都御苑、高瀬川、養源院…と見回って「枯れる」とは何か?とセンチメンタルジャーニー。人生、味わい深く枯れたい。

 

 

 

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2021年11月21日 (日)

紅葉は永観堂

Img_3884Img_3908Img_3903Img_3893_20211118162801Img_3918_20211121065201 Img_3887Img_3913_20211118162901Img_3917Img_3921_20211118163001Img_3925 どうだ、紅いだろう~と言っている。よう染まっているだろう~と言っている。青から紅へ~の色変わり、グラデーションもいいよ…とも。京都東山の紅葉名所・永観堂である。今年の紅葉は、こうよ!いまよ!?と言っている。長崎から来た知人を案内して、見に行った。

 

 どう行くのがいいか。赤字に悩む京都市地下鉄、東西線蹴上駅からがいい。地上へ出るのにエスカレーター乗り換え5度、地下ホームの深さのほど感じる。琵琶湖疎水の下、ねじりまんぽ(トンネル)をくぐり、金地院から南禅寺へ、石川五右衛門の三門を見上げ、湯豆腐の奥丹も、バスケもバレーも日本一の東山高校前も素通りして、紅葉日本一の永観堂である。

 

 境内にイロハモミジ、オオモミジ3000本。正式には浄土宗禅林寺、貧者救済の永観律師の名から永観堂。本堂のご本尊、モナリザに負けず微笑む「みかえり観音」が拝めるのが有難い。放生池、多宝塔、弁天社、唐門、広い庭園…と、目まで赤く染まる紅葉観賞は1000円。デジカメ撮りまくって、みかえり茶店で抹茶と阿闍梨餅。みかえり、みかえりしての出口掲示は猿丸大夫。「奥山にもみじふみわけ鳴く鹿の…」、この秋一番の紅葉感動なり。

 

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2021年11月20日 (土)

「バクチノキ」と「ハリギリ」

Img_3387 Img_3386 Img_3390 Img_3393 Dsc_20170909308021 Img_3397 Img_3396 Img_3398 Img_3403 Photo_20211117091801 だれが名付け親なのか、草花もそうだが、樹木にも面白いというか、妙なのがある。よく行く京都府立植物園で見た樹名札から二本紹介する。ひとつは、何でやねんの「バクチノキ」、もう一つは「ハラキリ」と読みそうな「ハリギリ」。はりきって、写真とともに見て見よう。

 

 丁か半か、はった!はった!ではりすぎて、負けて、負けて、まる裸の戒め、これが「バクチノキ」という。植物園の針葉樹林の入り口あたり、樹皮が剝れて、赤茶けた木肌に成っている。常緑高木で、バラ科だという。裸木の色、サルスベリより赤く、別名は「ハダカノキ」ともいう。江戸の博徒は庭木にして、崇めたとか。刑法の賭博開帳図利罪、注意したい!。

 

 いつものスマホ検索、もう少し調べると、花も咲き、実も成るという。写真出て来て、9月に咲く花、なんとも可愛い。バクチやめて更生したのか。もう1本の「ハリギリ」(針桐)は落葉高木のウコギ科。暑さ寒さに強く北海道に多い。枝に鋭い棘が出るが、老木になると鋭さを失い、幹にギザギサの裂け目が増える。植物園の1本、かなりの老木。幹に腹切りした如く穴が開いていた。若葉は食べられる。植物園へ行くたび、気になる木、二本である。

 

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2021年11月19日 (金)

京都御苑で椎の実拾い

 Img_3795 Img_3796 Img_3797 Img_3800 Img_3822 Img_3823 一つ、二つ…というようなもんでない。とても、とても…、数え切れない。樹木回り一帯、いったい、どれだけ落ちているのか。ゴツゴツした幹、葉が繁って傘のような樹冠、老樹の域にはいった椎の木。樹高は20㍍ありそう。秋は深く、落ちているのは椎の実である。

 

 京都御苑内に5万本という樹木の一つ。いつもの歩き、東側の清和院御門から入って、西南の堺町御門へ、紅葉具合を見ながら行って、どのあたりの芝地だったか。おばあちゃんが、ビーニール袋を持ち、腰を屈めて、落ちた実を拾っている。どんぐりですか?と声をかけたら、椎の実ですと。洗って、フライパンで炒めると、栗みたいで、料理屋さんにも~と言う。

 

 そう聞いて、芝地をみたら、ある、ある。手持ちのスマホで調べると、椎の実もどんぐりだけど、縄文の、古代の時代から食べられるどんぐりという。小型で色黒、中は白く、噛むと甘く、皮膚によいビタミンBなど栄養価が高い。それならと、おばあちゃんと同じように拾った。一つまた一つ、50粒ほど拾って、近くのベンチに並べて、記念写真撮り。栗の味ならと、持ち帰ってフライパンで炒った。炒り過ぎ、硬くなり過ぎ、失敗…、いりません?。

 

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2021年11月18日 (木)

都路華香が描いた「埴輪」

Img_3653Img_3697Img_3666Img_3662Img_3656Img_3659Img_3658Img_3657Img_3654 細い細い~眼が笑っている。白い白い~フサフサのあご鬚が白い。眉毛も真っ白。耳たぶ、たっぷり垂れている。古墳時代、埴輪づくりの爺ちゃん。お椀みたいな帽子を被り、ニコニコ、ニコニコ…、もうナンコ?、4個かな、6個かな?、見ている方もニコニコしてしまう。

 

 円山・四条派の画家、都路華香(本名・辻良景)が大正5年に描いた「埴輪」。4曲一双の屏風絵、文展で特選受賞の作品である。京都近美今年度4回目のコレクション展、4階へ上がって見た。都路華香生誕150年、没後90年の特集展示。水底遊魚、六歌仙、高野詣、夜の河など華香が明治から大正にかけて描き、近美が買い上げた作品23点が並んでいた。

 

 そのひとつが「埴輪」である。大まかに描いた下絵も並ぶ。展示の案内に都路華香さんの人物紹介が詳しい。碁盤の目の京都の洛中に生まれ、9歳で当時の大家・幸野楳嶺画塾に入り、研さん積み、竹内栖鳳らとともに楳嶺四天王と言われた。絵は独特の味わい、一目置かれる存在だったと。屏風の中、左隻に爺ちゃん、右隻には古代髪のお嬢さん。アニメっぽい人物埴輪、アヒルに動物埴輪…これが古墳時代再現の埴輪づくりか?と、こーふんする?。

 

 ※ 都路華香(つじ・かこう)1871-1931、京都生まれ。  ※ 近美第4回コレクション展は来年1月16日まで。

 

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2021年11月17日 (水)

散策道の松はナニ松?

Img_3770_20211114113001 Img_3771_20211114113001 Img_3774 Img_3780 Img_3777 Img_3782 Img_3786 Img_3787 Img_3791 ひゅるひゅると青い空に向かって、まっすぐ、高く、高く伸びて、なんという松だろう。幹はそう太くなく、かと言って、そう細くもない。アカマツ、クロマツでもなさそうだし、これと言って、用があるような、ゴヨウマツでもなさそう?。ナニ松と言えばよいのだろう。

 

 寺町通りにそう京都御苑東側、筑地塀ぞいの散策道である。南の寺町門から北の清和院門まで300㍍ほど。筑地塀の中は皇室お泊りの仙洞御所、大宮御所があり、反対の寺町通り側は創立100年以上の鴨沂高校。淡島千景、山本富士子、田宮二郎、沢田研二らの母校。道幅は狭く、あまり知られていない。ナニ松か、散策道わきの繁みに何本も伸びている。

 

 ぶらり歩き、晴れた時の空と雲と松が気に入っている。下から見上げて、あっちから、こっちからデジカメで写真を撮るのが、癖になっている。まあ、アングルの楽しさか。樹高は10㍍以上、形態はいろいろ。てっぺんだけ葉があるモヒカン族みたいなの、二本が向かい合って、お見合いしているようなのも…。マツはマツ属、北半球に100種もの針葉樹。マツの言葉由来は、神を待つ、神を祀るとか。ここの松は、さてナニ松か、その答えを待つ??。

 

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2021年11月16日 (火)

秋に咲いたアーモンドの花

Img_3419 Img_3427 Img_3416 Img_3428 Img_3430_20211114083101 Img_3431_20211114083201 Img_3432_20211114083301 Vangoghmuseums0176v19628001728x410  そうか、これがアーモンドの花か。ナッツの実は知っている。チョコの中に入っている。牝馬三冠・競走馬にはアーモンドアイ。アールデコの画家・モデリアーニが描く横長の目もそうだ。ゴッホは晩年、花咲くアーモンドの木の枝を描いた。京都府立植物園、その花を見た。

 

 北山門から西へ、針葉樹林から梅林、色づき始めた池端の紅葉眺め、四季彩の丘へ行ってだった。秋の風に揺れるススキの穂、トウゴマと名札ある赤い小さな毬のような花の実など写真を撮って、これも名札があってわかったアーモンドの花。苔のついた木は3㍍、細い枝に1輪、2輪、3輪と開いている。真ん中は濃い紅色、花びらは5枚、3㌢ほどだろうか。

 

 デジカメで1枚、2枚とズーム撮りした。サクラの花によく似ているなあ~と、「アーモンドの花」と入力して、スマホ検索したら、やはりそうだった。バラ科サクラ属の落葉高木という。サクラとの違いが出ていた。サクラより大きく、花柄にくっついて、春にサクラより先に咲くという。春咲きなのに、植物園で咲いていたのは深まり行く秋。なんでかなと思うが、名札があって、間違いない。珍しい秋咲きアーモンド、目をモデリアーニの如く見た。

 

 ※ 写真の右はネットから転写したゴッホの描いた「花咲くアーモンドの木の枝。弟テオ夫婦に子供誕生、お祝いに描いて贈ったという。

 

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2021年11月15日 (月)

品揃えは、有機野菜、無添加食品…健康。

Img_3596 Img_3597 Img_3595 Img_3599 Img_3603 Img_3607 Img_3616 Img_3617_20211113091401 Img_3618_20211113091601 Img_3620_20211113091601 草履と下駄がある。野菜は少しずつ各種、カボチャ、芋、ピーマン、トマト…。不思議な組み合わせ、下駄と同様、なぜか、線香もある。さらに~メスでないお酢?、インスタントの醤油ラーメン、やめられない柿の種…、コンビニではない。一体、どういう店なのだろう。

 

 お店の看板は八百勘さん。豊国神社前の正面通りを西へ行って、もう少しで鴨川の川端通り。よく歩くコースの一つ、老舗の饅頭屋さん、仏具屋さん、うなぎ屋さんなどあって、この八百屋さんである。脈絡のなさそうな商品並べ、よく見定めると、無農薬、有機野菜、無添加食品に徹している。草履、線香など含め、身体にいい商品のオールラウンドである。

 

 何度か歩き通って、奥から主人が出て来た。江戸の青物商だった伊藤若冲と同じ時期に創業、七代目という。店先から初めて店内へ入った。オーガニック商品、まあ~なんでもある。店内、まるで隙間がない。壁に自筆の看板、虫、土、形の変わった野菜は無農薬栽培の証しと書く。昭和21年生まれ、75歳の主人、健康や趣味について、次から次へ、多く~を語る。歩き8千、机でパソコンは貧乏ゆすりがいい。JAZがいい、国はネパールがいい。健康で元気一番がいい…。

 

 

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2021年11月14日 (日)

写真家ドアノー、音楽とパリ

Img_0ebaf60e02c90f567a1cd86fe8ecb9ef1879 Img_3634 Img_3624_20211112090001 Img_3628 Img_3626 Img_3629Img_3627 Img_3631 Img_3625 Img_3632 街角のパリ、日常のパリ、市井の人々…、81歳まで撮って、撮って…45万枚だという。フランスの国民的写真家ロベール・ドアノー。いま、京都伊勢丹7階で、そのうち200枚の音楽シーンを選びに選んで、「写真家 ドアノー 音楽 パリ」と題して見せている。

 

 生涯プリント45万枚もの200枚、そう思うと、感慨ひときわ。1930年代から90年代にかけてのパリがモノクロ写真で並ぶ。ドアノーは「写真は撮った瞬間にすべて過去になってしまう。まるで過去を振り返る鏡のようだ」と言う。せっかくの招待券2枚、日を置いて2度行った。最初はサアっと駆け抜けるように、二度目は1枚1枚、近づいて丁寧に見た。

 

 展示構成は第1章から第8章まで200枚。街角に始まり歌手、キャバレー、ジャズ、スタジオ、オペラ…。ポスターになった流しでバイオリンを弾く女性、雨の中で傘を被せて貰ったチェロ、枯れ葉を歌う彼は誰?、イヴ・モンタン、録音中のオペラ歌手マリア・カラスも…。コマ回し、パリ祭の賑わい…も。どの写真からも音楽のメロディーが聞こえてきそう。ドアノーはドアの越しに言う。「ありふれた光景も、角度や時間によって、美しさを放つ」。

 

 ※ ロベール・ドアノー(1912-1094)パリ郊外で生まれる。広告制作会社から写真家。レジオンドヌール勲章受賞。 ※ 展覧会は12月22日まで。

 

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2021年11月13日 (土)

メニューは多彩、オーダーは多様

Img_3529 Img_3528 Img_3560 Img_3522 Img_3525 Img_3539_20211111092701 Img_3548 Img_3564_20211111093001 Img_3551 多種で多彩で多様、ここに極まれり~というのだろうか。メニューしかり、オーダーしかり~。テーブルに座ると、ランチタイムの説明が長い。ファーストか、バリューか、プレミアムか。???と聞いて、スマホのQアールコードからオーダー可という。これまた???である。

 

 新しい店だと、どんなんかナと、つい興味がわく。店前にワンちゃんがテーブルに向かい合って座っていて、石焼生パスタ+グリルという。店名は「蔵之介」。大石内蔵助、俳優の佐々木蔵之介のような。そのあたりで、ずっと気になっていて、入ってみて、何を何して何とやら?。京都市役所前の地下商店街・ゼスト御池の西の突き当り。この春、開店である。

 

 生パスタはカスタムなど50種以上。グリルはオムライス、ハンバーグ、リゾット、カレーライス。アビージョはヤリイカ、イベリコ…。コースは40分、60分、90分…、開いたメニュー表はカタカナ、カタカナして、ナカナカ??。加えて、タッチパネルでないQアールであ~る。バーはサラダ、スープ、パフェ、コーヒーは??のKIMBO。テークアウトも、アフターコースもあるという。ランチタイム、何分で何をどうしたのか、記憶は新しくて遠い。

 

 

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2021年11月12日 (金)

京都駅の正面にペンギン

Img_3136 Img_3134 Img_3123_20211110093801 Img_3108  Img_3131 Img_3119 Img_3102 Img_3100 Img_3087 Img_3093  ペンギンが短い手を広げ、いらっしゃい!している。昔は三枝さん、今は文枝さんだと~新婚さん、いらっしゃい~。胴長、短足の愛くるしいペンギン3羽、JR京都駅正面で旅人を出迎え、見送っている。モニュメントのペンギン、正面のどの場所か、わかるかな~。

 

 京都駅ビルは東西が400㍍と長い。ペンギンは正面から西へ、京都伊勢丹側の南北自由通路エスカレーター前にいる。台座の上、ケープペンギンだという。かつて機関区があって、今は水族館、鉄道博物館が誕生した梅小路公園への誘いを兼ねる。公園まで線路沿いに約1㌔、歩きながら行くと、色んなモニュメントが次々に登場する。2016年の設置という。

 

 前から知っていて、歩きにぴったり。京都・梅小路まちづくり推進協議会のアイデアだそうだ。モニュメント制作は京都市芸大の学生さんら。歩いて、彫刻を見つけては写真を撮る。水族館絡みだと、ミズクラゲがいる。どこにいるか?のハンドウイルカ。形態が「9」に似て9月9日が記念日のオオサンショウウオも…。鉄道博物館絡み、蒸気機関車のデゴイチ、義経号、100系新幹線、トワイライト…、歩いて撮って、また歩いて、線路は続く。

 

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2021年11月11日 (木)

植物園は菊また菊

Img_3412 Img_3422 Img_3425 Img_3441 Img_3475 Img_3448_20211109092701 Img_3451 Img_3462 Img_3454 Img_3468 Img_3490 懸崖、福助菊、古典菊、大菊、小菊…秋のいま、色んな菊が咲く。日本人がいちばん好む花は、菊だという。男性は桜、女性は薔薇、年輩者は菊で、トータルすると、いちばん人気だという。緊急事態宣言あけ開園から二度目に行った府立植物園、菊また菊と見て歩いた。

 

 どうして年輩者が菊なのか。人生の冬枯れに対抗して持続する生命力を感じるからでは~と識者は分析する。男性で50代後半、女性で30代後半、年を取るにつれ、桜、薔薇から菊に変わる傾向だという。広い植物園、どこに菊?と聞くと、あっちでも、こっちでも~と。歩けば、ノコンギク、コハマギク、キリンギク…一重に八重に、色とりどりに出てきた。

 

 植物園自慢の大芝生広場は、恒例の菊花展。大阪・ひらかた菊人形の向こうをはり、菊飾りはペンギン音楽会。フルートもチェロもペンギン…、ピアノは鍵盤まで菊、何を聴く?今はショパン。特設コーナー、製作者が丹精込めた菊の展示が続く。厚物、菅物、走り咲き…、古典菊は江戸菊、伊勢菊、高貴な嵯峨菊…探すまでもない?。白い大輪は横綱…今は一人?。京都新聞掲載の絶滅危惧種キタニキクは生態園の中…、咲きよう~野菊の如き君なりき~。

 

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2021年11月10日 (水)

おーい、雲さんよ!

Img_3247 Img_3244 Img_3229 Img_3237 Img_3283 Img_3291 Img_3293 Img_3344 Img_3351 Img_3250 Img_3355 おーい、雲さんよ。夏の雲さんよっ!。いつまで、そんなにモクモクしているんだよおっ!。文化の日も暦の立冬もすんだのに「~ゆうゆうと、馬鹿にのんきそうじゃないか~」(山村暮鳥)。そりゃあ、まだ暑い日もあるけど、そろそろ秋の雲くんと変わったらどうだよっ~。

 

 毎日の出歩き、晴れた日は空を見る。今日の雲はどんなかなあ~と見る。真っ青な空に白い雲、色んな形で出る。夏は大きくワクワク、春はポツンとふんわり、秋は綿になったり、鰯になったり、冬はグレーに垂れこめて、浮かぶ。年じゅう歩いて、これは~と思うとデジカメ撮りする。その時、その一瞬でしかなく、二度と同じでない雲の形、それが愛しい。

 

 季節は秋なのに夏雲がまだ出る。11月5日付け京都新聞コラム「凡語」。イギリスで開催中のCOP26会議に絡めて、居座る夏雲を記事にしていた。北半球の夏は長くなり、秋や冬、春が短くなったと。11月に入って、鴨川を歩いて、どれだけ夏の雲を見ただろう。橋の上、山の峰、ビルの上…沸くようによく出た。たまに秋雲の予告か、長く太い筋のような雲も…。夏雲が消えて、綿菓子や、鯖や、鰯や、羊の雲さん、お~い、まだかよおっ!。

 

 

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2021年11月 9日 (火)

高島屋、驚きの刺繍絵画

Img_2847 Img_3212 Img_3205 Img_3206_20211107093101 Img_3207 Img_3208 Img_3191 Img_3200 Img_2816 今更ながら、すごい、すごい、ドすこい?。それ、写真?ちゃうちゃうバンビ―。じゃあ、絵画?そうみたいやけど、やはり、ちゃう。それは何かと尋ねたら…ベンベン!。針と絹糸で縫いあげた刺繍絵画。「超絶技巧」…まるで絵画のような明治の時代の美術工芸品である。

 

 高島屋は始まりから今年190年。初代は飯田新七。滋賀県湖西の高島市出身なので、屋号が高島屋。明治27年、京都で店を開いた飯田新七は、世界を相手に商売と、その主力製品として売り出したのが、刺繍絵画だった。日本橋、難波の高島屋店に続いて、京都店1階でも190周年記念の特別展示。ライオン雌雄の刺繍絵画とビデオ解説があった。

 

 ぶらり入って、百獣の王ライオン、ウオッ~と見た。ハンガリーの油彩画家・ゲザの原画を京都の琳派画家・神坂雪佳の弟、松濤が反転した下絵を描いて、職人が1㌢を刺して抜いて、刺して抜いて…、何カ月もかけて仕上げたライオン刺繍絵画。海外にあったののが買い戻されて、高島屋史料室の下絵と100年ぶり対面という。左から右へ、原画見て、下絵見て、刺繍絵画見て、見比べた。写真みたい、絵画みたい、これが刺繍…驚きのライオン、ウオッ~!。

 

 ※ 特別展示は11月2日で終了。

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2021年11月 8日 (月)

「ウインナー弁当」

Img_1422Img_1423Img_3263Img_3259Img_3258Img_3271Img_3273   あるかな、どうかな~と弁当棚を見て、あった、あった。東京エリアで売れて、売れて…、関西初上陸の「ウインナー弁当」である。おかずはウインナー5本、直球勝負の神弁当だという。税抜き200円。黒ゴマのふりかけ、スパゲティが少し…、それだけの弁当である。

 

 歩き帰りの京阪五条バス停前、まだバスが来そうにない。店先にバナナ100円、焼き芋100円のローソンストア100で貼り紙を見た。~おかずは一品、されど逸品、すなわち絶品~のフレーズ。品、品、品と、ピンで韻を踏んで、キリがない?。ローソン店員が10年かけて考えた単品の直球弁当、それが大当たりだという。もう気になって、気になって…。

 

 コンビニ弁当は日進月歩。和あり、洋あり、中華あり、おかずも多彩…、値段も500円、600円、700円…、なのにウインナー5本だけの200円である。企画が出て、反対多く、まあ一度と、店頭だしてみるとカップ麺などセット購入、即ヒットだったという。バス停待ち、三度目でやっと発見して、自宅持ち帰り。朝食にレンジでチン…手作りおかず加えて…、◎である。スロースロー、クイッククイック…、ウインナーでワルツを踊ろう!200円?。

 

 

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2021年11月 7日 (日)

鴨川の鴨、カモカモエブリバディ?

Img_2696 Img_2701 Img_2707 Img_3230 Img_3233_20211105084601 Img_3255 Img_3256 鴨川に鴨がいる。歩くと見る。天気のいい日、群れている。始まったNHK朝ドラは、カモカモでなく、カムカム…エヴリバディ。ガムはシガシガ…カムカム、ややこしい発音はカムカム。まあ、そんなこんなで、鴨川の遊歩道を行くと、ヘイ!カモカモ…エヴリバディ!。

 

 鴨と言っても、さまざまにいる。「鴨の種類」とスマホ検索すると、鴨すき、鴨ロース、鴨鍋、鴨南蛮そば…、これは食べ物。それはそれでいいとして、そうじゃなく、川や湖にいる生きている鴨の種類。再検索して、出てきた、出てきた。重くてもカルガモ、真剣そうなマガモ、仲良しはオシドリ、大人でもコガモ、それにオオガカモ、ヒドリガモ、ヨシカモ…。

 

 鴨川沿いのぶら歩き、七条大橋から左岸を北へ行くと、秀吉ご縁の正面橋と牛若・弁慶の五条大橋あたり、よく群れている。数えて、20羽、30羽、50羽…。浅瀬の小石上で昼寝、ちょっと真ん中の深い所へ出て、川に流されるように泳いだり、孤独に離れたり…、思い思いにいる。緑色の頭、茶色の頭、小さいの、大きいの…、川岸から遠く、デジカメ撮り、ヘイ、カモン!。いや、今は朝ドラ、ヘイ!カモカモ…エヴリバディ!。かんだかな??。

 

 

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2021年11月 6日 (土)

「あっちの耳、こっちの目」

Img_2963Img_2935Img_2961Img_2960Img_2942_20211104084601Img_2947Img_2939Img_2950Img_2938Img_2954 彫り物の熊が、カモシカが、ウサギが…山車に乗った立体絵本を引いている。絵本の主役は、その熊、そのカモシカ、そのウサギ…。山と街、人と獣の物語を絵本にして読み聞かす。作品は、「あっちの耳、こっちの目」…。さあ~、あっちで、こっちで、始まり、始まり!。

 

 JR神戸線、快速停車の住吉駅から六甲ライナー。無人電車で海を越え、人口島の終点・アイランドセンター駅に着いて、すぐの神戸ゆかりの美術館である。展覧会は「いきものたちはわたしのかがみ」、画家・絵本作家のミロコマチコさんの作品が並ぶ。ひらがなタイトル、幼児向けに優しいが、大人に難しいので、漢字にすると「生き物たちは私の鏡」である。

 

 神戸へ行ったおり、招待券があり、六甲ライナーに乗りたくて…行った。神戸ゆかりの~は、神戸に関係する芸術家の美術館だが、ミロコマチコさんは大阪・枚方市生まれ、京都精華大学文学部卒なので、特別展は例外のようだ。ミロコマチコさん、本名は河村真智子さん。人形劇から絵本作家、今は奄美大島で動植物と向き合う画家。展示の立体絵本は、6年前の山形ビエンナーレ作品という。クマさんがね…ウサギさんがね…、耳で目で…お話見てね、聞いてね。

 

 ※ ミロコマチコ、1981年生まれ。2012年、絵本「おおかみがとぶ」で、日本絵本大賞。その後、国内外で各賞多い。 ※ 展覧会は沖縄、高知、愛知など巡回、神戸展は12月19日まで。

 

 

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2021年11月 5日 (金)

出歩き発見の木

Img_2589 Img_2586 Img_2584 Img_2989 Img_2987 Img_2115 Img_2852 Img_3141 Img_2813 Img_3050_20211103091601 ゴルフボールのような青い実がぶらり、ぶらり…。幾つも幾つも…、何という木だろう。木札に「ラクウショウ(落羽松)」。北米原産、ヒノキ科に属す落葉針葉樹という。樹高20㍍の巨木である。京都市北区、立命館大学衣笠キャンパスの外れ、西園寺記念館入り口で見た。

 

 出歩きの日々、故小林亞聖さん作曲の日立CM、♪~この木なんの木、気になる木~♪である。収穫の秋、実をつける木が多い。でっかく、ゴツゴツ…鬼のようなシシユズ(獅子柚子)。植物園で知っている。大津市坂本の西教寺への道すがら見た。青いのも含め、細い木に一つ、二つ、三つ。重い、重い。西園寺記念館のラクウショウは、世界報道写真展へ行って…見た。

 

 柿の木はすぐわかる。♪~この木なんの木…~♪と歌わずともよい。大津の石山寺へ行く料理屋店前、ナニ柿?、渋柿かな、甘柿かな。神戸・御影の香雪美術館庭には老爺柿、一つろうや!。京都東山の花屋さんに鉢植えの柿、名前は次郎。食べごろ?見ごろ?。ひと鉢700円。大津・瀬田ゴルフ場で赤い葉はウルシの木。触ったらただれる。要注意。ススキ、これは木?。歩き、♪~この木何の木、知ってる木~♪も…、ある。

 

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2021年11月 4日 (木)

「白いハンバーグ」「大人のカルボナーラ」

Img_3059 Img_1948 Img_1937 Img_1940 Img_3062 Img_3060 「白いハンバーグ」だという。どう白いのか?と思わす。「大人のカルボナーラ」だという。どこが大人なんやろう?と思う。奇をてらっているのか、真面目なのか、数ある一品メニューの中である。気になって、頼むと、店主からお褒めの言葉が出る。「お目が高い!」。

 

 緊急事態宣言があけて秋入り、数えると、もう3度行っている。赤提灯、白い暖簾のスタンド林屋。JR大津駅前の居酒屋である。創業から10年超え、勤めが大津にあった時からちょい寄りが続くなじみ店。店主の林さんも、43歳になった。「造り、焼き、肴、一品」と分けてファイルに書き込む品書きのおススメ一覧の形式は、開店のときから変わりない。

 

 このおススメ、全部ひとりで?思うほど品数が多い。立ちのみ席でファイルの点数を数えたら50点近く。ピーク時は客3、40人、オーダーはさまざま、ひとりでこなす。味良し、値段もやすい。おススメは一品中心に週替わり。「白いハンバーグ」は、手捏ねのハンバーグがホワイトソースに覆い隠れて白いという。「大人なのカルボナーラ」は、生クリームたっぷりの濃厚な味なので大人という。おススメ一品、今日はどんなんかなあ~と思って通う。
 

 

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2021年11月 3日 (水)

麒麟がくる~の麒麟がいた

Img_2998Img_3019Img_3033Img_3042Img_3008Img_3039Img_3040Img_3041Img_3037Img_3036 明智光秀の菩提寺、西教寺に麒麟がいた。NHK大河「麒麟がくる」の麒麟だろうか。それとも?、キリンビールのラベルの麒麟だろうか。大河が終わって1年、大津市坂本の天台真盛宗総本山・西教寺を訪ねる近江学フォーラムの現地研修へ行って~、麒麟を見た。

 

 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……一日として念仏が絶えないお寺、不断念仏の天台真盛宗総本山西教寺である。宗祖真盛上人が唱えて来年11月で19万日も続く。フォーラムは現地集合、京阪石坂線の坂本駅でおり、里坊を歩き1・5㌔、比叡山のすそ野、琵琶湖が見えた。聖徳太子創建、信長焼き討ちで全焼、坂本城の光秀が心痛めて復興に寄与したという。

 

 光秀が坂本城から移築いう総門から階段を上がって、現地研修の始まりが麒麟だった。宗祖真盛上人の木造を祀るお堂前の唐門。ハンドマイクのお寺さんが「大河で話題になった麒麟がいます」と言う。表門からどこどこ~と見上げて2頭いる。右は口を開け、左は閉じ、金剛力士像、狛犬像でない阿吽の麒麟の彫刻である。「これも不思議な大河の光秀ご縁です」とお寺さん。高台の唐門から琵琶湖が見えた。麒麟が来たのは琵琶湖からだったのだろうか。

 

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2021年11月 2日 (火)

阪急三宮高架下のカツ丼

Img_2906 Img_2893 Img_2902 Img_2869 Img_2896 かつ丼なら、「七兵衛」である。TVの水戸黄門なら高橋源太郎の「八兵衛」、陶芸家なら代々、清水「六兵衛」だけど、うまいカツ丼とくれば、高架下の「七兵衛」である。SNSの食べログで、評価点検すると、3・5か3・7で上々なのに人によっては4・0もある。

 

 店は阪急三宮西口である。鮨、餃子、ラーメンと続く高架下。「七兵衛」は、店前に絵入り看板、食券自販機。カツ丼各種、並みなら税別630円という。~卵は初めからダブルです~という。旨いのに安い、英語表記で言うリーズナブル。すこし奮発すれば、ヘレもある。味噌汁もつく。ソースカツ丼、デミカツ丼、おろしカツ丼に味噌カツ飯というのもある。

 

 神戸の叔母の忌明けで、御礼回りに行ってだった。阪急三宮西口降り、高架下を歩いて、7、8年ぶり、いや10年かも。久々の「七兵衛」、懐かしい味が甦った。並みのカツ丼にして、空いていた入り口側の席へ。卵二つ溶いて、三元豚を揚げて、一口サイズに切って、タレをしみ込ませ、沢庵2つ添えて…どうぞ!と出た。レンゲと箸の二刀使い、七味もふりかけて…いい味。10席で満席の「七兵衛」、高架下が効果的な庶民のカツ丼、◎三つ。

 

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2021年11月 1日 (月)

豊国神社の唐門も国宝

Img_2676_20211031093801Img_2675_20211031093801Img_2674Img_2662Img_2665Img_2666Img_2667Img_2672Img_2671_20211101070301Img_2664 古色蒼然~は、オーバーすぎるにしても、経年劣化は事実である。でも、でも…もう一つ、でも…を加え、国宝である。左甚五郎の鶴、出世の登り鯉…彫刻など見どころ多し。秀吉を神と祀る豊国神社の唐門。古くはなったが、西本願、大徳寺と並ぶ国宝三唐門の一つである。

 

 修復に3年4カ月、「輝く威容再び」と新聞に載った西本願寺の唐門を見に行ってからだった。出歩きコースの一つ、同じ国宝仲間の、豊国神社の唐門、ずっと修復もされず、すねてはいないか~と見に行った。石の鳥居、参道に灯籠、秀吉像…本殿前に唐門である。

 

 唐門は左右6㍍、高さ10㍍、額に「豊国大明神」とある。家康の大権現に対する大明神、神の称号を競う。鶴の彫刻は本物そっくり、飛び立たないよう目を彫らず~という。鯉は跳ねて、ここへ来い?…秀吉快進撃の旗印・ヒョウタン絵馬、秀吉恩顧の大名寄進の石灯籠…、駒札には時代にほんろうされた唐門の謂れなど記されている。大徳寺、西本願寺が豪華さから見飽きず「日暮(ひぐらし)門」なら、ここは、五三の桐の紋、悶々としてから見る門?。

 

 ※ 豊国神社、地元で「ホウコクさん」と呼ばれる。徳川幕府がとりつぶしたが、明治13に復活。唐門は西本願寺と同じ、伏見城の遺構。二条城、南禅寺金地院から移されたという。

 

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