新そば、十割、穴子…、老舗の蕎麦屋さん
旬の香り、新そばだという。それも十割そばだという。読みは「じゅうわり」とも「とわり」とも言う。打者なら3割でイチロー級なのに十割である。そば屋さんがまた老舗も老舗。創業がなんと文久元年。江戸の末も末、明治の前、慶応の前である。兎に角、まあ、古う!。
白い暖簾の屋号は「三味洪庵」。琵琶湖疎水から分流する白川沿い。地下鉄東山駅東口から出て、最初の曲がり角、祇園饅頭ともう一軒の蕎麦屋・桝富さんの隣である。ちょっと説明長くなったが、そばも長い。市美、近美、図書館行くおり、よく通っている。新そば、十割…に加えて、店前のメニュー、好きな穴子重も。新そばの実は、北海道産という。入った。
午後かなり回っていたが、少し待って席が空いた。白川ぞいのテラス席がいいけど先客…、ロングロングのよう。穴子重とせいろ蕎麦、セットで来た。十割そばにつなぎはない。取り出し、もつれる。少しずつ、2、3本…出汁もチョイつけ。ドボッとはつけない。これがツウ。好きな穴子は焼き、ご飯に錦糸がビューティフル。店は古民家ふう、天井の太い梁、しっかり見んか?。仕上げ、ツウはそば湯。キノコ天ぷらも加えて、食欲の秋、ここにあり。
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