玉子焼きは明石焼き
明石焼きと言えば、本場の明石では、玉子焼きである。関東の玉子焼き、大阪のたこ焼きとは丸は丸でもまるで違う。たな板に行儀よく並び、三つ葉の浮いただし汁につけて、明石海峡のタコが中から出て来る。アツアツ、フワフワ、一つまた一つ、それが明石焼きである。
兵庫県明石市は東経135度、日本標準時子午線が走る「時のふるさと」「日本の中心」。ここで160年前、玉子焼きが生まれた。明石の地元では、明石焼きと言わず、玉子焼きと言い、70軒近くの店があるという。好きだけど、明石までは遠く、神戸三宮で、「明石焼き」の看板を見つけて入った。JR三宮駅から東へ3分、西国街道の碑が建つ所である。
赤提灯が明石焼き、のれんは「たこ庵」。白百合ビル2階、右にカウンター、左にテーブル席5つ。壁に2005年、阪神優勝時の岡田監督ら選手名の載った額が飾ってある。下柳投手らの写真も…、いいね、いいね~と座って、タコ飯、柚子タコ、漬物と、やや斜め、オレンジ色のたな板に明石焼き10個。濃くも、薄くもなく~の出汁につけて、コリっとしたタコさん、こんにちは。今年は阪神、17年ぶり優勝戦線…、タコもトラも頑張っている。
※ 「たこ庵」の営業時間は昼2時まで、夜5時から。
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