伊根マグロのカマトロ
大間でも三崎でもない京都の丹後の伊根マグロって、どんなマグロだろう。大トロでも中トロでもない希少・極上のカマトロって、どんなトロか。京都寺町と河原町の間の三条通り商店街、回転ずしの大起水産。冬季限定、売り切れご免!と、伊根マグロのカマトロである。
伊根町には、1階が海で舟置き場、2階が居室という舟屋が軒を連ねる。波静かな湾内に200軒はあり、国の「重要伝統的建造物群保存地区」である。人口2千人に年間30万の観光客がある。京都の北部、丹後半島北東の町。湾内、ブリ、マダイ、カンパチなど養殖は盛んで、沖合からクジラもたまに入ってくる。そこで育てられたマグロが伊根マグロである。
天然みたいな養殖、養殖みたいな天然…業者は「天然の半養殖」という。夏に日本海で捕獲したクロマグロを伊根湾の生け簀でサバをエサに育て、脂が乗った冬場に引き揚げ市場に出す。大起水産の京都店三カ所で、2月から売り出し中と知って、三条店へ入って、脂がノリノリというカマトロ2貫500円である。アゴと背びれ三角の希少部位がカマトロ。口頭オーダーした。初めての伊根マグロ、初めてのカマトロ。さあ、どうか?。最初はグー!食べてもグー!。
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