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2021年1月

2021年1月31日 (日)

「鴨川の橋の名前と歴史を答えなさい?」

 Img_6243 Img_5859 Img_5792 Img_5781 Img_5843 Img_5763 Img_5739 Img_5738 Img_5722 Img_5704 Img_5698 Img_5672_20210130095001 Img_5661 Img_5655 Img_6256 何年も続く人気の京都検定で、鴨川に架かる橋の写真を幾つか載せて「この橋の名前と橋の歴史を書きなさい」って、問題を出したらどうだろう。そんなことを考えながら、冬の晴れた日、鴨川左岸の遊歩道を歩き、出て来る橋を端から端へ?、順番にデジカメ撮りした。

 

 暮れに高校駅伝、年明けに女子駅伝のランナーが走り抜ける丸太町橋。頼山陽が橋の西北側に庵を構え、そこから見る景色を「山紫水明処」と名付けた。橋の由来は、材木の売買をする通りで、明治期には丸太の橋がかかっていた。今は河川改修で土嚢が積みあがる。橋のたもとに京都市歴史資料館の写真コピー看板。そう書けば、記述式第1級、ピンポン!。

 

 国道1号の五条大橋から堤へ降りて、1日目は下流へ上鳥羽大橋、2日目は上流へ北大路橋まで、JR、近鉄の陸橋含め、橋の数は20本以上だった。かつては市電だけが通った葵橋、ふるさと納税などで改修中の三条大橋、後ろの正面だあ~れ!で京大仏さんだった正面橋、読むのもが難しい団栗(どんぐり)橋に地下鉄駅ある水鶏(くいな)橋、明治以来で現役最古の七条大橋…、それぞれに橋形と橋の歴史がある。上の写真を見て、いざ解答!。

 

 ※ 鴨川は昭和9年(1935)の室戸台風で、五条大橋などが流され、祇園一帯が泥水化、昭和10年から20年に大改修され、今の形態になった。

 

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2021年1月30日 (土)

春待つ落葉樹の「裸木アート」

Img_5794 Img_6057 Img_6054_20210129092901 Img_5801 Img_5932 Img_6041 Img_6164_20210129092801 Img_6134 Img_6093_20210129093601 Img_6087      サクラも、カエデも、イチョウも、真冬のいま、すっかり葉を落として、幹と枝だけをさらけ出し、自分を見せている。エノキも、カツラも、ケヤキも、落葉樹はみんな、寒いのに裸になっている。でっかい胴長の幹、線のような細い枝…、樹形の様々、アートに見える。

 

 クスノキ、マツの常緑樹に対し、今更ながら落葉樹とは~である。手元の新明解国語辞典は、初冬に葉が落ち、翌春若葉が出る樹木~とあっさり述べている。もう少し詳しくとネットで調べると、四季が楽しめる樹木と出た。春に花咲かせ、夏に青葉輝き、秋に紅葉も黄葉して…という。そして、付け加えるなら冬は、樹形を丸ごと見せる「裸木アート」だろうか。

 

 人気漫画「孤独のグルメ」に対し、蜜避けて「孤独な歩き」。鴨川の堰堤で、社寺で、公園で、街路で、ふと目がいく落葉樹の裸木の樹形に癒される。京博西苑のメタソコイヤは左右対称、先を尖がらせて伸びる。鴨川堰堤、ケヤキが扇形に開いている。三条小橋、シダレザクラは墨絵になって、弥次喜多像を透かしている。バックは、朱の鳥居、蔦の石垣あり、晴天、曇空、雨天…その日その日、それぞれに主張し、耐えて、孤独に「春」を待っている。

 

 

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2021年1月29日 (金)

ユリカモメあれこれ考

Img_3907 Img_5719 Img_3787 Img_3788 Img_5710 Img_5712 Img_5854 Img_3906 白いユリカモメ、目がまん丸で愛らしい。餌をほり投げると空中キャッチがうまい。東京では都のシンボル、都鳥という。汐留から新交通システム・ユリカモメが有明へ走る。京都では冬の風物詩。集団でびわ湖から飛んで来て、鴨川で遊ぶ。以下、ユリカモメ考である。

 

 NHKのラジオ深夜便、鳥の雑学ノート。野鳥写真家の大橋弘一さんがユリカモメのあれこれを話しているのを聴いた。在原業平の伊勢物語、東下りの段で詠まれているという。~何にし負はばいざこと問わむ都鳥わが思ふ人はありやなしや~。隅田川のユリカモメを都鳥だと聞いて、それなら京の都の恋人はどうしているか、知っているかと、問いかけている。

 

 はるか3000㌔、カムチャッカ半島からの渡り鳥、カモメの仲間。俳句の季語では冬カモメという。平安時代、在原業平の頃は京都にはいず、昭和年代の12月に来て、2月初めまでびわ湖、京都に滞在という。気候のせいか、毎年の飛来が増えたり、減ったりで気がもめる。餌は何でもだけど、かっぱえびせんが好物のようだ。五条大橋の欄干一服、川中で群れ休み、餌投げ空中ショーなど、冬の鴨川を歩いて、ユリカモメの出会い、いいな、いいね。

 

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2021年1月28日 (木)

国宝・八坂神社は「1月中が初詣」

Img_5950 Img_5953_20210127093401 Img_6007 Img_5967_20210127093601 Img_5986 Img_5978 Img_5979 Img_5959_20210127093501 Img_5990 Img_5981    祇園さんの八坂神社、本殿が国宝になり初のお正月、コロナの密対策で「1月中が初詣」という。今年の1月は元日日曜でか、長~く感じる。京都は2度目の緊急宣言中。月末が近づいた晴れた日、詣りに行った。国宝祝い兼ねた私的な神事、不要か不急か、神のみぞ知る?。

 

 建仁寺境内を抜け、花見小路の石畳、料亭一力から四条通りへ出た。東の突き当り、朱の西楼門である。本殿は何度か火災も、西楼門は応仁の乱以降、そのままで前から重文。階段上がり、屋台の消えた参道を真っすぐ本殿へ。お参りは少ない。今の本殿は承応3年(1654)徳川4代将軍家網の再建。屋根の庇が長い平安風が「祇園造り」、国宝価値という。

 

 本殿の鈴の緒はコロナ上げ。100円硬貨1枚の投げ入れ。賽銭箱の自動音声のチャラン、気のせいか、タラン、タラン…。本殿国宝と一緒に重文になった摂社末社は26棟もある。美御前社は女性のお参りが多い。美容水で手を清めると肌が綺麗にとか。石碑には心も大事の文字も。大国社、えびす社、刃物社…。疫病退散で8の字くぐりの茅の輪、去年の春以来、ずっと据え置きになっている。一年の計、まずはコロナ封じ。国宝の祇園さん、よろしうお願いします!。

 

 

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2021年1月27日 (水)

前衛美術の最前線は、89歳の女性作家

 882042e1cacb1cc49adc0bd731828f00 Img_5517 Img_5520 Img_5893 Img_5894_20210126102701 Img_5897 Img_5901 Img_5905 作品を見て、作家を知って、ビックリまたビックリである。これ!丸めただけの新聞やん~と思ったら、それは陶器の作品や言うし、作家は今年89歳の女性、国際的に知られた現役や言うし、京近美のコレクション展へ行って、エッ!またエッ!と驚きの二重奏だった。

 

 1932年、大阪生まれ、三島喜美代さん。元独立美術協会、ロックフェラー財団研修…コラージュ絵画から陶芸…、1950年以来、国内外で作品発表続ける前衛美術の最前線で活躍する女性美術家だという。年4回、京近美4階のコレクション展、いま三島さん作品を展示している。コラージュ絵画3点、陶器の丸めた新聞、束ねた漫画雑誌、ごみ箱…である。

 

 コレクション展、アレコレ思わず行く。気楽に写真が撮れる作品の展示が多い。何やコレ~の三島作品、京近美が数次に渡り買い集めている。板に廃品、印刷物を貼り合わせた油絵、シルクスクリーンで新聞紙など転写して仕上げた陶器の作品、あまりにも本物そっくりで、ポイと捨ててしまいそう。どの作品も、情報氾濫と廃棄物の山、現代社会の危うさを問い続けている。ル・モンド、少年ジャンプ、ポカリ…作品数々、驚いて鑑賞して、現代を考えよう。

 

 ※ 展示はほかのコレクションなどともに3月7日まで。 ※ 三島さん写真はネットから。

 

 

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2021年1月26日 (火)

冬の花「ハボタン」

 Img_5862 Img_5829 Img_5286 Img_5287_20210125095301 Img_5291 Img_5274_20210125095201 Img_4377_20210125095401 Img_4372 京都新聞朝刊「植物園つうしん」に冬の花・ハボタンに出た。月2回、府立植物園が旬の花を紹介するコーナー。今年初めて行って見た植物園会館前の「紅くじゃく」である。鉢植えしてあった3種の一つ、ギザギザの赤い葉が羽根を広げたようだったのを思い出した。

 

 ハボタンの名前の由来は、葉を牡丹の花に見立てて…と、わかりやすい。アブラナ科の多年草だが、鑑賞用の園芸品種としては、一年草、二年草、越年草とも言われ、ややこしい。正月門松に添えて、縁起物でもあり、花言葉は「祝福」という。キャベツの変種、色は赤、白、黄色、紫…、耐寒性に優れ、冬に強いので好かれる。

 

 暮れから新年へ、神戸の花時計は赤と白の2種類ハボタン。今年は干支の丑が~もうなんどきだい?~。色の少ない冬の植物園、正門前の花壇で、ハボタンが~冬はまかせなさい?~。植物園会館前の説明板と京都新聞にハボタンの変遷が載っていた。始まりは欧州の海岸に自生、薬草からキャベツ、ブロッコリーなど食用、改良また改良で、今は鑑賞用に。会館前の鉢植えは「紅くじゃく」「桃つぐみ」「ハニーホワイト」…、ハボタンは寒い冬に目立つ。

 

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2021年1月25日 (月)

写真展は「マスク時代の肖像」

 Img_5605_20210124101901 Img_5609 Img_5632 Img_5631_20210124102101Img_5624Img_5623_20210125070201Img_5614 Img_5627 Img_5626  Img_5622 Img_5620 Img_5616_20210124102001 Img_5615 Img_5610 お経を唱えるお坊さん、ハンドル握るバス運転手さん、夜の店のママさん、祇園の舞妓さん、お地蔵さん、町のマスコット、漬物屋さん、うなぎ屋さん、たこ焼きさん、感染対策の市長さん、遊ぶ子どもたち、駅でピアノ弾く娘さん…、みんながマスクして頑張っている。

 

 歩きは、上か、下か、京都の繁華街・四条通り。大阪のように迷路でない真っすぐだけの地下道、プロのカメラマンによる「マスク時代の肖像」という写真展開催中と知って、歩きに行った。地下道は烏丸通りから入った。肖像写真は、大丸京都とアップルの下を通り過ぎて、右側通行でも左側通行でもない真ん中の柱に出てきた。マスク姿の人々、次から次へ~である。

 

 最初の柱は「PORTRAITS」、主催・京都写真協会の会長がマスク肖像で挨拶文。~このマスクの時代、近い将来にコロナを克服、こんなマスク時代があったと記憶にとどめたい~。歩いて、歩いて100㍍以上。真ん中の柱は25本、1本の柱に4枚、挨拶柱の分を含めると写真は100枚。マスクの日常を撮ったカメラマンは、京都写真協会に所属の18人。さすがプロ。笑顔が溢れて、明るく、四角四面の柱にまあるく~写っていた。

 

 ※ 写真展は1月31日まで。

 

 

 

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2021年1月24日 (日)

親しみわく「びんずる」さん

Img_5572 Img_5574_20210123093801 Img_5575 Img_5576 Img_5577 Img_5580 Img_5581_20210123093801 「びんずる」さん、また会いに行った。散髪屋さんで、バリカン刈り3㍉の丸坊主にすると、大体行く。漢字で「賓頭盧」の「びんずる」さん。お釈迦さんのお弟子さん、十六羅漢の一人、神通力を持つ聖人という。恐れ多いが、ツルツル、ピカピカの坊主頭に親しみがわく。

 

 行くのは何時もの因幡薬師、正式には平等寺。京都の高辻通り、灯篭のある烏丸通りか、門柱碑の不明門通りか、歩きの都合、どちらでも入れる。帽子をとり、頭を下げて、50円の線香か、100円のロウソクでお参りして、本堂わきの「びんずる」さんである。身体より大きな椅子、首から赤い前垂れかけ、眼を見開き、右手あげ、左手に薬箱を持ち…胡坐座り。

 

 天神さんは撫で牛、びんずるさんは撫で仏。お参りして、身体の具合がよくない所と同じ所を撫でれば、治る~という。毛のない悩み、今さらアートネチャ―でもない。互いのツルツル頭、友達意識が優先である。いまはコロナ、直接タッチは避けて、頭をかざすようにフワッと…。見ればみるほど、よう光っている。頭のすべすべだけなら、一度は身代わりになってみたい気もする。発毛出以来のお参り?ウン?漢字変換が違う。初詣以来…、毛のことは毛良い?。崇拝第一!。

 

 

 

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2021年1月23日 (土)

企画展は丑づくし

Img_5003_20210122100001 Img_5550 Img_5541 Img_5588 Img_5018 Img_5748 Img_5591 Img_4999 Img_5551 これも、あれも、それも…牛である。京博新春恒例の干支展、今年は丑づくし。絵になり、埴輪になり、置物になり…牛である。牛耕に牛車に放牛…、もうギュウギュウしている。昔から人に好かれた牛さん、展示はどんな牛さんか~と行って、京博土曜講座の講演も聴いた。

 

 マスクの講演は、展覧会企画のベテラン研究員・古谷毅さん。地下スロープ式300人ホールは、蜜避け対策の間引き聴講40人、お隣さんが遠い。A4見開き裏表刷りペーパーとスライドの90分講演。人類、牛の歴史はフランスのラスコー洞窟の壁画~と始まって、会場展示の牛さん埴輪へ。大阪・高槻の今城塚古墳出土という。チラシに写真、目優しく、耳も可愛い。

 

 古谷講演、牛の歴史を遡り、農耕の牛、信仰の牛、お宝の牛、疫病除けの牛…と話が進み、会場で見た応挙の弟子、長沢蘆雪の牧童笛吹図について。筆でなく指に墨をつけ、即興で描いたという。巧い、スミにおけない?。悟りの世界を知る十牛図、牛を手なづけた6番目の場面とか。牛の置物は大阪の財閥、鴻池家寄贈。背中の宝印に財の意味あり。会津の赤べこの赤は、子供の魔除け封じの赤と。牛、牛の丑づくし展、牛さんからヒト言。「これで、もういいかい」。

 

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2021年1月22日 (金)

ノーマルなたこ焼き

Img_5436 Img_5437 Img_5593 Img_5594 Img_5595_20210121101901 Img_5597 たこ焼きは「ノーマル」という。普通の、正規の、異常でない「ノーマル」な、たこ焼きだという。チーズ入り、もち入り、二つ合わせて「もちーず」というノーマルでない異常な?のも、あることはある。転がして転がして、たこ焼き35年のおばちゃん店、初めて行った。

 

 たこ焼き言うと、大阪が似合うけど、京都のおばちゃん。京都市役所から河原町通り西側歩道を北へ、夷川通り超え、竹屋町通りからすぐ。店名は「たこ茶屋」。間口一間、奥行き一間…気を付けないと行きすぎてしまう。ビニールカーテンの中、鉄板ふたつ、客用の黒革の長いすは詰めて4人座り。お年は聞いてないけど、まあ70オーバーのおばちゃんか。

 

 話せば、気さく、気さく…。店舗を兼ねる借家、50年前はすし屋と。コロナの時短支援金?前から夕方で時短という。ソース塗って、青のり振って…4個で180円のノーマルが出た。大たこ入りの店もあるけど、これが普通でノーマルと言う。外はカリカリ、中はアツアツ。店内にタコ風船ふたつ、お客のプレゼントと言う。赤い提灯は少し、破れ始めている。これ、美味しいやん~と言うと、おばちゃん、おおきに、おおきに。まだまだ、ノーマルでがんばりや!。

 

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2021年1月21日 (木)

陶芸・今井さん、人形・奥田さん、金工・宮田さん

Imai Th_20210120085701 Th Img_5189 Img_5194 Img_5185 技を磨いて、道を極め、さらに、なお高みへ~だろうか。陶芸の今井政之さん90歳、人形の奥田小由女さん86歳。お二人は文化勲章受章者である。金工の宮田亮平さん75歳、東京藝大学長からいま、文化庁長官である。日展京都展鑑賞、至芸3人の作品に感じ入った。

 

 京セラの冠ついて、初の京都市美での日展。暮れに洋画、日本画、彫刻見て、年明けて工芸、書の鑑賞だった。各部門、バーコード読み取りの関門あって、2階へあがって、工芸第一室。3人の作品が横並びに並んでいた。新潟・佐渡出身の宮田さんは、いつも銀色のイルカがモチーフ。いつもどこにいるか?と洒落たくなる。波をジャンプして5尾はイルカ??。

 

 奥田小由女さんの人形は、二人の女性と赤ちゃん。題はそのまま「命を守る」。ご主人は日本画で文化勲章、故奥田玄宗さん。夫婦で史上初の文化勲章。ふるさと、広島三次市に二人の名前の美術館があるという。今井さんの陶器は、大きな皿にフグとカニさん。京都山科の清水焼団地に自宅があり、ヨコヨコと歩いて行けるご近所、親しみがわく。二人の息子さんも東京藝大卒の陶芸家。京都展でみた3人の作品、次は名古屋、さらに大阪~と全国を回る。

 

 ※ 3人のお顔写真はネットから拝借。

 

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2021年1月20日 (水)

科学と詩とメディア芸術

 Img_5385 Img_5343 Img_5345 Img_5379 Img_5369 Img_5368 Img_5365 Img_5360 Img_5359 Img_5350  どう結びつくのか、展覧会は「科学と詩のメディア芸術」だという。会場には、湯川秀樹さんの机と椅子も展示してあり、入場は無料だと言うし、行って見た。文化庁が主催するメディア芸術祭京都展。会場はむかし日銀京都支店だった京都府文化博物館の別館である。

 

 会場、いきなり卵が出た。コロンブスの卵、立春の日の卵?。ビデオ映像があり、籠に消毒済みの卵。どうぞ、ビデオのように立てて下さい~という。立つかな、立つかな、そうろと、そうろ~、難しいけど、根気よくなら、だれでも、いつでも、立つ!。卵の次は科学者登場の人気まんが「ドミトリーともきんす」。鏡の中で右と左が反対、どうしてだろう~。

 

 霧がワクワク映像、蚊取り線香アート、培養実験はベビーフード…作品の数々、???と見て、湯川ノーベル賞デスク。デジカメ撮りの写真がピントずれ。何でかナ?腕かな、カメラかな、ノーマルでなかったかな?。科学者の言葉いろいろ展示。「何かする前、ちょっと考えて」「学問は蓄積」「不思議と思うことが科学の芽」「科学者は時々、思いがけない詩を発見する」…。サイエンスとポエムの距離は「…遠きにありておもうもの」(室生犀星)。

 

   ※ 展覧会は1月13日で終了した。

 

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2021年1月19日 (火)

ほとけと神々大集合

Img_5561_20210118092301 Img_5560 Img_5558 Img_5556 Img_5557 Img_3243 Img_3234 増えて、増えて…このコロナ感染拡大、神も仏もないものか?。いやいや、慈悲深い神さんと仏さんは、いる。ちゃんといる。桃太郎は吉備の国・岡山から京都の西本願寺前の龍谷ミュージアムへ、展覧会で揃って来ている。去年から越年しての開催、ほっとけない?。

 

 展覧会は「ほとけと神々大集合」。改修、休館中の岡山県博物館所蔵と寄託品の展示。暮れ、世相表す漢字に「密」が選ばれて、広告が京都新聞に出た。~ようこそ、岡山の密の世界へ。名宝づくし、密教のほとけたち~。年明けは地下鉄の車内吊り。朝日新聞地方版に展示仏像のシリーズ解説が載った。仏教の密とは何か、この密は避けられない?~と鑑賞に行った。

 

 展示構成、1部は密教美術、2部は神仏習合の美術。吉備は大和、出雲と並び、宗教文化が栄え、浄土宗で法然、臨済宗で栄西を輩出している。1部は密教の教えを絵にした指定文化財の両界曼荼羅。~もういいかい、まんだらよ~と見た。金剛界、胎蔵界の両界、了解?。2部の神仏習合。ふだん姿を見せない神さまが、お寺で男神、女神、童神になっている。いまはコロナまん延、ほとけと神々が集まる大事なとき、ガミガミ?言っている場合ではない。

 

 ※ 展覧会は1月24日まで。

 

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2021年1月18日 (月)

ロウバイ、紅梅、白梅…一挙公開

Img_5425 Img_5423 Img_5420 Img_5419 Img_5418 Img_5417 Img_5415 Img_5414 京都御苑、黄色いロウバイが咲いていた~と、記事が出た。首都圏にコロナ緊急事態宣言が再発令の日の朝刊、京都新聞1面コラム「凡語」である。それから1週間、京都も再び宣言が出た日、よく行く京都御苑のどのあたりかな~と、蜜避けの歩きを兼ねて、見に行った。

 

 地下鉄烏丸丸太町駅を上がって、交番を東へ、門のない門、間之町の門から入った。モンモン?とすることはない。丸太町通りの南側、間之町通りには、序の舞を描いた女性初の文化勲章画家、上村松園さんの自宅が今もある。標札は上がっていない。なぜか、知っているのが誇らしい。通りから2階画室も見える。これ、余談で、記事に出たロウバイ探索である。

 

 御苑西南、復元公開の閑院宮から北へ、ジャリジャリ歩いて、宗像神社の西側、芝地で発見した。紅梅と白梅が咲いている。ロウバイだけと思っていたのに…これは狼狽??。紅梅と白梅は、3分、いや5分咲きかな。赤勝て!、白勝て!、競いあうように一輪、二輪と開いている。まだ真冬、記事になっていない。黄色のロウバイ、紅梅、白梅が揃い、3役の一挙公開?。コロナにも自粛せず、ニュースである。「梅一輪一輪ほどの暖かさ」(服部嵐雪)。

 

 

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2021年1月17日 (日)

アプリはダジャレの山

Img_5233 Img_5234 Img_5236_20210116093001 Img_5446 Img_5447  「このサンマ、3万円」「ミカンが見っかんない」「パンダが好きなのはパンダ」…、スマホのアプリ、ダジャレの山に入った。一つ読んで、ニンマリ。もう一つ~とクリックして、「朝食なくて超ショック」。もう一つ、もう一つ…、かっぱえびせん状態、やめられない。

 

 コロナのステイホーム対策か、何時からか、スマホ画面に「アシスタント」アプリが出て来て、押して見ると、~洋さん、何か御用ですか~。何か面白いこと!クリックして、ダジャレが出た。洋さん?とは、馴れ馴れしいが、間違いない。一度、押して見て、出るわ、出るわ。「わたしのドレスはどれっすか」「メロンにメロンメロン」…、典型的なおやじギャル。

 

 頭の体操イチ、ニッ、サン。言葉の掛け合わせ、ピタリ決まると、10点、10点…。「彼がつくるカレーはかれえ」。座布団一つ。「チアガールが立ちあが~る」。ウン、いいねえ。「可愛い鳥みて、ウットリ」「クジラがホエール」。これは高度。「お茶を飲んでるおっちゃん」。苦しい。「ライスがなければ、つらいっす」。うまい!。「ニューヨークで入浴」。平凡。「野菜嫌いでごめんやさい」。しんどい。自作で一つ。「サイタ、サイタ、コロナが最多」。

 

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2021年1月16日 (土)

木版画の吉田博展、全国巡回中

Img_5157 Img_5395 Img_5159 Img_5160 Img_5161 Img_5162 Img_5164 Img_5172 Img_5169_20210115093501 Photo_20210115093601 「絵の鬼」「早描きの天才」「反骨の男」と言われる。明治、大正、昭和の絵画生活、前半は水彩と油彩、後半は木版画一筋の風景画家、吉田博である。4年前に生誕140年展、いまは没後70年展、全国巡回して人気がある。福岡市美から京都高島屋へ来て、見に行った。

 

 高島屋7階グランドホール開催、コロナで去年3月以来、久々の企画展である。チラシ、看板は京都展らしく、吉田が京都を旅して、描いた金閣寺。昭和8年、炎上する前、鏡池に二重映しの金閣寺木版画である。吉田の木版画は刷りが普通でない。平均10回のところ、30回、40回…、世界遺産になった日光の陽明門は90回以上のギネス刷りだという。

 

 戦前は洋画で白馬会の黒田清輝と張り合い、文展、帝展で受賞作数々、米国へ4度、欧州へも行って、49歳から木版画をはじめた。光と水の流れ、陰影と奥行き、何度も何度も刷って~という。外国で作品評価高く、ダイアナ妃、マッカーサー夫人らが作品所蔵している。展示の始まりは油絵100号の大作、穂高。無類の山好き、次男の名前は穂高という。会場200点余、早描きの写生帖、版刷り道具、没75年の人生ビデオ…、何度も足が止まる。

 

 ※ 吉田博(1576-1950)福岡県久留米市生まれ。 ※ 高島屋展は1月18日まで、東京都美へ巡回する。

 

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2021年1月15日 (金)

新年初、冬の植物園へ行く

Img_5254_20210115065401  Img_5257 Img_5274 Img_5287 Img_5280Img_5247 Img_5283 Img_5302 Img_5309 Img_5315 Img_5325  Img_5335  人として枯れたい。草木のように…。この寒さ…、春の兆しを感じたい。感染拡大のコロナは避けたい~と、新年初めて、植物園へ行った。今年は何度行くだろうと、自動検温の北山門、平熱で通った。真冬の月曜、一年で一番、入場者が少なそうな色のない園内を回った。

 

 大阪で平地の積雪1、2㌢、京都も雪景色の植物園と行ったが、降らず、積もらず。何事も思惑どおりには~である。ハス池、アジサイ苑、枯れる葉に存在感がある。年齢重ね、こうあらねば…。噴水は冬場ストップ、丸い水面に樹木が映る。ローマ・トレビの泉、願い成就の10円硬貨投げ入れ。100円にせず反省、硬貨の効果これでは?まだ欲、枯れていない。

 

 冬の植物園で色モノと言えば、葉ぼたん。薬用、食用、観賞用と改良という。広い園内、人に会わない。人が恋しい。食用と言えば、アイスバナナ、鎖がぶら下がったよう。シシユズ、太りすぎ。茎大根、どう食べる。パパイヤの実、パパは嫌?。早春の気配は、球根ガーデンでスイセンの芽吹き…、梅林にロウバイ1輪、2輪…ロウハイド!。ボタン、シャクヤクは球根の植え込みでスタンバイ。菰かぶりの蘇鉄、麦藁帽と少女の像…、今年もよろしく。

 

 

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2021年1月14日 (木)

町の骨董屋さん

Img_5143 Img_5140 Img_5139 Img_5135 Img_5133 Img_5131 Img_5130 Img_5129_20210113093701 Img_5128  町の骨董屋さんの店先、何が並ぶか、レトロぽさに目が離せない。グリコの箱は一粒で300㍍、樹木希林は~お正月を写そう~の晴れ着、NHK朝ドラ・おちょやんモデルの浪花千栄子はオロナイン軟膏のホーロー看板、えびすお面は、コテときてドー!、どうかな~?。

 

 商売繫盛で京都のえびすさん、出歩きコースの建仁寺境内を抜けて行った。新年早々の3連休、人出の密はとうかナ?と十日えびす。コロナで例年ほど多くないが、少なくもない。笹に縁起モノさっさとつけ、密回避でさっさと出て、骨董屋さんだった。お店は「舞妓アンティークス」。外国人向けも、今は外国人来ず、えびす客を狙って、レトロ、レトロ…。

 

 パチンコ台は、銀玉がガチャガチャと釘をすり抜け、開いた、開いた~のチュウリップ。あのジャラジャラ、忘れられない。浪花千栄子さん、アチャ太郎と、お父さんはお人よし。オロナイン軟膏の看板は、本名が南口キクノで、大塚製薬が起用という。実ワ、ホンマの話。中田ダイマル・ラケットの街頭漫才は~聞いてみてみ、つけてみてみ~。オロナイン軟膏、二つあげて~。大喜利・笑点の座布団1枚2枚の元祖、レトロは今もレトロに生きている。

 

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2021年1月13日 (水)

ガリバーの駅から町を歩く

Img_4687_20210112094001 Img_4691 Img_4738 Img_4729 Img_4756 Img_4750 Img_4763_20210112094401 Img_4868 Img_4871 Img_4877  下り線ホームへ降りると、ガリバー旅行記のガリバーがいた。JR湖西線近江高島駅である。ホームの南端、望遠鏡でどんな町かと眺めている。小人の国ではない。滋賀県で一番広くて、長い高島市の玄関口、旧高島町、大溝藩の城下町である。ぶらり、ぶらり、歩いた。

 

 車窓、左に比良の山々、右に琵琶湖見る。電車は、強い風に弱いが、景観には強い高架を走る。小さなトンネル三つ四つ、長いトンネルを抜けて雪国だった。気分は川端康成、近江高島駅だった。残雪の中、2日続けて行って、高島見聞録である。駅前、町起こしのガリバー青少年旅行村への誘い、どうぞ!の銅像が大きい。高架の駅舎の屋根を超し、効果がある。

 

 政府のGOTOでもない、コロナの密でもないひとり旅。メルヘン広場の駅前看板でガリバーは言う。「色んな所へ旅すると、違った角度・観点で物事を観察し、行動できて、固定的な価値観から新しい価値観が発見できる」。ぶら歩きの価値、日本の童話で狸と兎のカチカチ山である。エトロフ発見の探検家・近藤重蔵の墓、浅井三姉妹のお初が京極高次と新婚生活の大溝城跡、水辺景観の乙女が池、近江最古の白鷺神社…、歩き見る価値、多くだった。

 

 

 

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2021年1月12日 (火)

桂文枝の小品盆栽

Photo_20210111094101 Img_5055 Img_5057 Img_5058 Img_5059 Img_5060 Img_5062 Img_5082 Img_5086 「新婚さん、いらっしゃ~い」の落語家桂三枝さん、いや6代目文枝さんが~である。「私の作品、見にいらっしゃ~い」と言う。平安神宮近く京都岡崎、京都市勧業館「みやこめっせ」で毎年開催の小品盆栽フェア「雅風展」特別コーナー、今年の第46回展でも作品を出した。

 

 京都新聞の主催、秋の日本盆栽大観展と並んで、同じ会場で年明けに開催している。招待券あって、ぶら歩きで毎年入って、広い会場を回って、愛好者の丹精込めた作品を鑑賞するのが、恒例になっている。大盆栽にしても大きくないが、小品盆栽は高さ20㌢までという制限がある。黒松、赤松、用かなくても?五葉松…鉢植え、小さくても、生き生き、青々している。

 

 コロナ対策のおでこ検温36・2度、名前と電話番号を書いて入った。特別出品コーナーは最初の展示、文枝さん作品は京都市長・門川大作さんのお隣である。今年の作品はどうだろう。飾り棚は上に黒松、下にけやきを配す。真ん中は春を呼ぶタンポポ、右は小さく熟す老爺柿、ろうや!?と見せている。青い敷布の上、だいぶ間隔が開いている。文枝盆栽を預かり世話する協会事務局の密対策か。文枝さんギャグ、オヨヨ!、オヨヨ!と見た。

 

 ※ 文枝さんのオヨヨ、オヨヨは、時代劇俳優大河内伝次郎の言葉真似から。 ※ 展覧会は1月10日で終わった。

 

 

 

 

 

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2021年1月11日 (月)

人間国宝・江里佐代子と「載金」

Img_5050 Img_5039 Img_5029_20210110092701 Img_5034 Img_5036_20210110092801 Img_5037 Img_5038 220pxfujinoma_in_the_kyoto_state_guest_h  いま、京都伊勢丹美術館で「江里佐代子 載金の世界」展、開催中である。人間国宝・江里佐代子さん、ご存知だろうか。伝統工芸「載金」はどうかな。主催の京都新聞記事を読んで、展覧会へ行って、故人となった江里さんのすごワザ作品と古来からの載金技法を知った。

 

 「載金」はどう読むのか。「さいきん」でなく「きりがね」。国語辞典をひくと「載」は音読みで「サイ」で積載、掲載、訓読みで「のる、しるす」で、印刷物に載せる。「きりがね」の「きり」は出ていない。調べても調べてもきりかない?。「載金」のこと、かねがねでなく、最近知って、その技法と、57歳、旅先の外国で急死した江里佐代子について~である。

 

 技法は、仏教伝来の6世紀、百済からという。金箔、銀箔など1㍉で重ね合わせ、焼いて、〇△□形にした模様を筆ノリで、仏像、仏画に貼り、加飾荘厳に~という。会場に工程写真の展示、まあ手間がかかっている。京刺繍の家に生まれ、仏師に嫁いだ江里さん、このワザを切磋琢磨して学び、仏像分野から彩色繊細な工芸品にまでワザを高めた。2002年、載金師として3人目の人間国宝認定、京都御苑の和風迎賓館の欄間にその遺品傑作を残す。

 

 ※ 江里佐代子(1945-2007) ※ 展覧会は1月24日まで。

 

 

 

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2021年1月10日 (日)

継体天皇は近江高島で生まれた!

Img_4928 Img_4929 Img_4933 Img_4947 Img_4954  Img_4957   Img_4961 Img_4962 Img_4967_20210109092901 歴史の学びは出歩きから~とでも言うのだろうか。近江の湖西を歩きに歩いて、高島市宿鴨地区へ行き、第26代継体天皇がここで生まれた~と知った。鴨川の天皇橋、高島歴史民俗資料館、鴨稲荷山古墳…、オホド王の別名を持つ天皇ゆかりの土地、資料などを見て、学んだ。

 

 白髭神社、鵜川四十八体仏から大溝城下町へ出て、萩の浜を超え、安曇川へ県道鴨の交差点を山側へ歩いて、開館40年の高島市歴史民俗資料館だった。1万5千歩、1時間半。検温、記名して、館内に前方後円墳の模型だった。明治35年に道路工事で、石棺、金銅製に宝冠など出て、脚光浴びた鴨稲荷山古墳という。被葬者は継体天皇関わり深い土地の豪族らしい。

 

 近江高島生まれの継体天皇は、父の早世で、母方の越前で育った。第26代の天皇になるまでの歩みは、大阪の樟葉で即位、そのあと京都の綴喜、乙訓、奈良の大和と転々としている。古墳時代の1500年以上も前のこと、古代史研究でも謎解きに諸説ある。館内で古墳発掘の遺物を見て、出て歩いて墳丘のない鴨稲荷古墳跡、さらに鴨川に架かる天皇橋など歴史発見記念のデジカメ撮り。人ひとり会わず三蜜のない静寂の町、携帯も継体も…忘れない。

 

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2021年1月 9日 (土)

近江高島、鵜川の48体仏

Img_4709Img_4858   Img_4847_20210108100401Img_4859 Img_4848 Img_4854 Img_4856 Img_4888 Img_4915 Img_4934   何体も何体も、石の仏さんが密になり座っている。残雪の山の斜面、後ろのお墓を守るように東の琵琶湖へ向かって、それぞれの表情で瞑目している。湖西は近江高島、滋賀県指定史跡「鵜川48体仏」である。当初の48体はいま33体。550年以上、座り続けている。

 

 JR湖西線の近江高島駅を降り、観光案内所で地図を貰い歩いた。市民病院わきから乙女が池を西へ、日吉神社から国道161号へ出た。凪いだ琵琶湖を見て、西近江路の表示看板から山道へ入り、赤茶けた杉の枯れ葉道を上がって、石の仏さんと対面した。歩いて30分、地図通りだった。比良石の花崗岩を丸削りした阿弥陀如来の坐像、座高1・6㍍である。

 

 どうしてここに~謎だという。佐々木六角氏の母堂弔い、冷泉家の越後下り日記、村の境界争いに記述あるが、誰が、何時?は、わからない。48は弥陀供養、48の願いから。48体のうち江戸初期に13体が坂本の慈眼堂、昭和62年に2体が盗難という。高島町の中心地で白髭神社と一緒の銅板、高島支所で油絵、民俗資料館で雪かぶる写真を見た。山中の33体、風雪、熱暑に耐え、今はコロナに負けず、前を向き、南無阿弥陀仏!と座っている。

 

 

 

 

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2021年1月 8日 (金)

麒麟がくる~いま本能寺は

Img_4663 Img_4667 Img_4656 Img_4648 Img_4657 Img_4646 Img_4653 Img_4642 Img_4649 光秀の「麒麟がくる」が大詰めを迎えている。コロナなどでHNK大河ドラマでは史上初の年越し放映、全44回の最終へあと5回。大河「麒麟~」に原作なく、光秀が信長に反旗を翻す原因は何か、脚本が気になる。本能寺はどう映るか、年明けて、いまの現場へ行った。

 

 「本能寺の変」のあった本当の本能寺は、進学有名校・堀川高西側。現在の本能寺は、京都市役所の向かい、寺町御池下ル。秀吉の都市改革で移ってきた。賑やかな河原町通り、道幅広い御池通り、日蓮上人像ある寺町通り…どこからでも入れる。境内はぶら歩きでよく通り抜ける。板張りスロープのある本堂、信長と家臣の供養塔、宝物殿、幾つかの塔頭がある。

 

 宝物殿では、NHKの麒麟絡みで、企画展「本能寺の変と天下人」を開催中。信長の刀、髭のない信長肖像図、本能寺の変前夜に突然鳴き、信長に異変知らせたという「三足の蛙」香炉など展示している。社務所前に京都新聞記事コピー。見出しは「増長と慢心に潜む落とし穴」。~信長父子の悪逆、天下の妨げ、討ち果たし候~光秀の書簡を示し、反逆理由箇条書き。秀逸な記事である。平和の使者・麒麟を求め、麒麟を見ずに逝った光秀、どこか空しい。

 

 

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2021年1月 7日 (木)

ロング、ロングな穴子そば

Img_4613  Img_4626 Img_4617_20210106093001 Img_4619 Img_4623_20210106093101 Img_4624 Img_4625 Img_4366 どうぞ~と、来た、来た!。おおっ、長い、長い!。店前のガラスケースで見たとおり、ロング&ロングである。鉢から頭と尾がはみ出て、真ん中で折れ曲がっている。逆「へ」の字、英字でゆる~い「V」。生そば「もり平」名物、特大の穴子そば。さあ、どう食べる!。

 穴子に目があっても、目がない。好物中の好物。大阪中之島、立ち喰い寿司、京都イオンの回転寿司・魚河岸で、煮穴子。旨味がじわっときた。神戸王子では、蒸し料理ひのき、初めて蒸籠入り穴子丼、柔らかく、山椒のふりかけが効いた。年末から何度、穴子だったか。生田神社の生田ロード歩き、寿司店の水槽で生きた穴子を見て、好きっ!と写真も撮った。

 

 新年初は、長い、長い~穴子天ぷらの温かいそば。京都駅新幹線の西、近鉄商店街・みやこみちを歩いて、見つけた。創業50年、ここで毎朝手打ちという「生そば・もり平」さん。名物の大きな穴子は、長さ33㌢から36㌢という。税込み1380円でも、♪~俺しかないんだね、お前には~♪である。真ん中にネギ、穴子に山椒をふった。長すぎるので、半分に折り、大きく口を開けて、かぶった。いける~これ、これ、これやがな。穴子、好きで良かった。

 

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2021年1月 6日 (水)

感染防止「アマビエ」を描こう

Img_4386 Img_4396 Img_4397_20210105092501 Img_4385 Img_4377 Img_4379_20210105092301 Img_4370 Img_4599 5e8efd9c250000ba01eaf3a4 神戸へ行って、三ノ宮のフラワーロードで「アマビエ」を見た。半身半魚の妖怪、コロナ感染防止のお守り。阪神阪急・H2のスポンサー花壇、御影石づくりの彫刻になって、花畑の額縁の中にいた。小さいので、屈みこんで、記念のデジカメ撮り、コロナ除けを願った。

 

 アマビエさん、江戸後期の弘化3年(1846)今の熊本、肥後の海に現れ、「病気が流行したら自分の姿を描いて人々に見せるように」と伝えて海中に消えたという。どう描くのか~。髪が垂れるほど長い。とんがった嘴がある。どう歩くのか、足は3本。魚らしくウロコもある。~知らないうちに、拡めちゃうから…STOP~、いま、政府公認キャラになっている。

 

 神戸のおば宅、101歳の健在を確認しての帰り。阪急王子駅から三宮へ出て、生田神社から東遊園地の花時計へ、毎年の歩きコース。王子動物園レンタル20年、中国へ帰るはずのパンダがコロナでまだいる。ありがとう!看板も健在。赤と白の葉ぼたん、丑の花時計はいま何時?もう3時が近い。遊園地の囲いに子供図書館建設の書き込み。帰りにもう一度、アマビエを見た。ソコビエ、アマエビでないアマビエ。感染防止へ、髪、嘴、足、鱗…描こう!。

 

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2021年1月 5日 (火)

皿は何色、何枚だ~

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 魚が旨い!とキャッチして、回転を海転と洒落る「海転寿司・魚河岸」である。京都駅八条口から西、イオンモール4階、開店した当時から行っていたが、この2年ほどご無沙汰だった。カウンター席の向こう、全体を仕切る店長、桑原さんから木村さんに変わっている。回ってくるのを取るか、タッチパネルを押すか、直接、店員さんに声をかけるか~である。

 

 好きな煮穴子、皿は黒色420円。タッチしたら来た。甘だれ、白胡麻が乘っている。魚が旨い!キャッチどおり、穴子は旨い。パネルが動画になった。近大マグロの解体ショー、魚河岸の櫻井社長が包丁を握って、トロになった。注文は、穴子から入り〆鯖へ、こぼれ具合か気になるこぼれシラス…。沢山こぼれている。誰に知らす。こぼし、叱ったらあかん。山芋オクラ、色合いがいい。タッチで会計、さて皿は、何色?何枚?ナンマイダー?。

 

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2021年1月 4日 (月)

清水寺で、ハテな?ハテな?

Img_4517  Img_4519 Img_4520 Img_4527 Img_4529_20210103114201 Img_4521 Img_4525_20210103114101 Img_4537 Img_4534_20210103114201 Img_4531_20210103114501    コロナの新年、初詣はどうかな~と清水寺へ行った。自宅の山科からバス停三つ、知られていない裏口が密にならずに近い。最初に重文・子安塔を拝み、修復の本堂、隣の三重塔を谷越えで眺め、正面の仁王門へ、デジカメ撮り歩きした。以下は清水寺の新年雑感である。

 

 今も昔も枯れず、三筋になって流れ落ちる音羽の滝。ここの茶店で、古典落語「ハテな?の茶碗」が始まる。目利きの道具屋さん、ひび割れのない茶碗なのに滴が洩り、ハテな?と首を傾げた。昨年11月の大阪谷六の落語講演、米朝さん演じるビデオを見たのを思い出した。茶碗が名器かどうか、ハテな、ハテな?と、時の帝まで話が果てしなく展開、聴き惚れた。

 

 清水寺の今の貫主は、「今年の漢字」の森清範師、その前は108歳まで大西良慶貫主。五つ子の名づけ親。今、どうしているかな、ハテな?。境内に京焼の師弟、野々村仁清、尾形乾山の碑。ハテな?と見たら、洛陶会つくりを良慶師が応援した。京都府知事28年の江戸っ子、蜷川虎三氏の句碑。「道はただ一つその道をいく」。良慶さんと虎三さん、ハテな?。肝胆相照らした仲と。舌きり茶屋、アテルイ、モレの顕彰碑…、清水寺はハテな、ハテな?。

 

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2021年1月 3日 (日)

日展、鑑賞者視点の作品選び

Img_4064 Img_4069 Img_4054 Img_4139_20210102100101 Img_4124 Img_4130 Img_4108  Img_4102 Img_4057 Img_4055  作家は、何を思い、どう描き、どう創るのか。鑑賞者は、何を見て、どう感じ、どう心に刻むのか。京セラ京都市美の日展京都展が3日から再び始まった。暮れに検温、マスクして行き、1階で洋画、彫刻、2階で日本画を見た。以下、鑑賞者の視点、心にとどめた作品である。

 

 彫刻、宮瀬富之さんは「右の一撃」。世界ミドル級チャンピオン・村田諒太の顔と勝った瞬間である。府立植物園で「麦藁帽の少女」の作家さん、親しみが沸く。女、女、女…と並ぶ女性像の真ん中、優しさがある「私は飛びたい」は、谷口淳一さんの作品。例年のまほろばシリーズか、東京都知事賞に。京都学園(京商)に怪腕・沢村栄治像がある。何年前か、除幕式思い出す。

 

 洋画、ようがあってもなくても洋画?。赤ちゃん背負うおばあちゃん、背景は干し大根。入選連続20回以上、滋賀・湖西の岡島晴美さん。滋賀・武田修二郎さん「宿る」は、ブーメランのような神木。どこの神社だろう。日本画、あれもこれも、目移りする。日展副理事長、土屋禮一さんの「紅葉譜」の赤、芸術院会員になった村井正之さんの「リンドスの宙」の青、色にうっとり。家族の計、鵞鳥、花魁・司大夫、鮭…、鑑賞者の眼でいいね、いいね。

 

 ※ 改組新第7回日展は1月15日まで。以降、全国へ巡回する。

 

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2021年1月 2日 (土)

元日付け新聞各紙は~

Img_4490_20210101191601 Img_4494_20210101191701 Img_4488 Img_4492 Img_4500 Img_4503 Img_4502_20210101191801 Img_4497_20210101191801 Img_4505 Img_4495  全頁紙面の見開き、右にも左にも、渋沢栄一が出た。「私がお札の顔になるまでにニッポンは立ち直れますか?」と問う。正面の顔、横向きの顔…あと3年先、1万円札の顔になる。「ニッポンよ、ものづくりだけじゃダメだ。考えづくりだ」と、渋沢広告は訴えている。

 

 元日恒例、コンビニで新聞各紙を買い、宅配分と合わせ、全部見た。渋沢広告が紙面丸ごと顔また顔…、目立ち度で群を抜いた。読売、朝日、日経に掲載。新規事業を考え、学ぶ先端教育機構の広告。TV特集面も今年はNHK大河で麒麟の次に渋沢が来る。タイトルは「青天を衝け」。若き吉沢亮が若き渋沢を演じる。各紙紙面は、企画もコラムもコロナまたコロナ…、スポーツ紙は嵐が来て、嵐また嵐…。

 

 1面特ダネは読売と朝日。読売は~「中国千人計画」に日本人~。日本頭脳流出をスクープ。朝日は「元農水相吉川氏、1300万円受領」。だから入院、辞任…早め、早めか。京都新聞は、1面から社会面へ、コロナ社会深堀り。広告では牛乳石鹸。~手洗いにお正月はありません~。菅首相は、朝日の世相マンガで登場。支持率急降下で、今年の書き初めに総理続投祈念して「続」の一字。ネット全盛、新聞受難の時代も、新聞には新聞の見ごたえ、読みごたえ、良さあり。

 

 

 

 

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2021年1月 1日 (金)

新年、丑年の神社絵馬は~

Img_4221 Img_4224 Img_4216 Img_4211 Img_4212_20201231101501 Img_2895 Img_2893Img_4361_20201231102501Img_4362 Img_3538 Img_3540 江戸後期の俳人、小林一茶は52歳の正月に「めでたさも中くらいなりおらが春」と詠んだ。貧困の人生を振り返って~の句意とか。一茶の~めでたさも…~が、あうようなコロナ禍の新年。分散初詣の推奨、歩き兼ね、暮れに各神社へ参拝、干支の丑絵馬を見て回った。

 

 嵐山から下流、酒造りの松尾大社。絵馬はゴルフの尾崎ではないジャンボ。横5.5㍍。縦3.2㍍、京都市内で一番大きい。版画家・井堂雅之さんの原画が拝殿を覆い隠すように架かる。松竹梅に亀と徳利…とっくりみた。近くに杜若の梅宮大社。控えめの絵馬は松尾さんの半分ほど。マンガぽい牛に梅。社務所わきに子年の絵馬が据え置き、要チュウイ?。

 

 烏丸通り、京都御所西は護王神社。平安京設営、和気清麻呂を祀る。健脚祈願のいのしし神社で、狛犬はイノシシ。日本画家・曲子明良さん制作の絵馬。菅原道真祀る北野神社は、日本画家三輪晃久さん描く絵馬。暮れに丑年記念、本物の牛がモウ~と詣でた。神戸の生田神社、おば宅行って参拝。二紀会の画家片山光波さん作、どっしり。京博北は、秀吉さん祀る豊国神社。唐門前に京女デザイン科の学生さん制作絵馬、猿の秀吉が牛顔…ウッシシ?

 

 

 

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