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2020年12月

2020年12月31日 (木)

天神さんの牛

 Img_4324_20201230095301 Img_4323 Img_4322 Img_4321 Img_4315 Img_4311 Img_4309 Img_4308 Img_4328 Img_4306_20201230095101  牛がいるいる牛がいる。それはもう、たくさんいる。どの牛も腰を下ろして、どっしりしている。撫でて、頭がよくなり、病気だって直る撫で撫で牛である。ご祭神、菅原道真公と深く関わり、切っても切れない牛さん。京都北野天満宮へ、暮れにもう詣でて、撫でてきた。

 

 天神さん、京の五花街・上七軒ある東門からか、秀吉が都域を定めたお土居残塁の北門からか、チンチン電車始発駅だった南門からか~どこからでも入れる。全国1万2千の天神さんの総本社。和歌は5歳、漢詩は11歳で詠んだ神童、道真公が神さん。受験生が敬う学問の神様、~こちふかば~の飛び梅あり、初雪に神降りる影向松あり…、本堂は国宝である。

 

 道真公、生まれた時も亡くなった時も丑年というご縁。元服の日、牛の夢を見て、右大臣になり、左遷のおり、道中で刺客狙われて、牛に助けられた。遺骸を運んでいた牛がもう一歩も動かなくなった場所がいまの大宰府天満宮など、道真公と牛の挿話は様々にある。コロナ禍対策、初めての年末初詣。参道から境内へ、見る牛、見る牛、デジカメ撮りして、頭を撫でた。賢くなりますように…、毛髪が伸びますように…。目があった牛さん、もう遅い?。確かに!。

 

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2020年12月30日 (水)

年の暮れ、寒いのに…列

Img_4277 Img_4278 Img_4280 Img_4281 Img_4292 Img_4288 Img_4293 Img_4297 Img_4294 Img_4330_20201229074401  年の暮れ、寒いのに…、並んでいる。京都の祇園、八坂神社前の東山通り、人の並びは3か所。通りがかり、ナニナニ?とデジカメを向けた。銀しゃりのふっくらご飯店、韓国マカロンの専門店、天津飯の中華店。密で長く…並んでいる。コロナ禍のご時世、大丈夫かな。

 

 

 出歩き、祇園でバスを降りた。バス停は漢字能力検定協会ミュージアム前、今年の漢字「密」の展示、みなさんが写真撮り、「密」の戒め、人気がある。交差点渡り、祗園会館前、狭い歩道に人があふれている。米屋さんから米の料亭を出店の「第八代儀兵衛」。炊きようで、究極の銀シャリ。窓際に釜のおこげ。1客50分以内の制限、東京銀座にも進出という。

 

 知恩院バス停前の雑居ビル、またも並びは若物男女。東京・新大久保からの韓国マカロンの専門店。開店1か月、列にホカロンは必須?。三条通り南側は「マルシン飯店」。さりげない中華店で列あり。TVに出たトロトロ天津飯が絶品らしい。並びの長さなら「出町のふたば」の黒豆大福では!と、確認に行った。さすがに100年の老舗、長さが違う。年齢も違う。しかしまあ、ロングロングあろうろもソーシャルディスタンスはとろう。

 

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2020年12月29日 (火)

年の瀬デジカメ点描

Img_4197 Img_4218 Img_4219 Img_4229 Img_3951 Img_4022 Img_4026 Img_4090Img_4043 Img_4089 今年も年の瀬が来た!。コロナ、コロナの一年、空前絶後の一年、世の中を変えた一年…、それでも年の瀬が来て、丑年の新年がモウ来る。三密も不要不急も避けて、社会的距離をとり、心落ち着け、静かに、そっとお休み~前に歩いた歳末風景、勝負のデジカメ点描である。

 

 京都の繁華街、四条河原町に歳末恒例、救世軍の社会鍋が出た。軍人帽のマスク男性、鍋の街頭募金活動。開戦から今年75年、京都は先の大戦は応仁の乱で550年余前。戦争はもういい。お酒の神様、松尾大社で酒だる飾り。酔心、灘一、鳥海山、酔鯨…、これだけあれば酒はタル。松尾大社境内の霊泉で醸造すれば、酒が濁らない。酒造りに避けらない。

 

 地下鉄車内ポスター、毎月17日は減塩の日。目標は一日7・5㌘以内、好きでもラーメンは6・7㌘、要注意なり。コロナ寝正月、食べすぎ注意。府立医大病院は正しいマスク着用ポスター。アゴだけ×、鼻だし×。居酒屋すきやねんやきとり屋さん、午後9時営業終了でも、年末年始は村の鍛冶屋さん、♪~しばしも休ます鶏焼く煙~♪。京セラ京都市美の日展京都展、彫刻作品で鬼が出た。正月明けて節分、~福は内、鬼は外、コロナも外!~。

 

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2020年12月28日 (月)

注文の多い特製醤油ラーメン

Img_4174 Img_4163 Img_4159 Img_4160 Img_4167 Img_4168 色黒のスープ、背脂が浮いている。ネギが乗り、チャーシューとメンマが見えている。店で一番注文が多いという特製醤油ラーメン。味はどうかな、どうだろう。レンゲでスープひと掬い、う~ん…、あっさりしている。ネギを絡めると、香りがほんわかする。いいね、いいね。

 カロリー過多、自粛していたラーメン、いつ以来だろう。出歩きで、よく目にしていた派手な赤い看板の「京都北白川・魁力屋ラーメン」。京都市内あちこちあって、ここは大丸西側のお店、初めて入った。コク旨全部のせ、漆黒醤油、九条ネギ…店内貼り紙みて、メニューみて、目移りする。何にするか、悩んで、店員さんに最多の注文を聞いて、これだった。

 

 スープに◎つけて、麺はどうか。レンゲを左手に持ち替え、右手の箸で引き揚げた。スラっとしている。好きな細麺だ。記念の写真撮り。デジカメ片手持ちの、の自撮り、これは面倒?だったが、スープともども撮った。店名は、元力士の魁傑のごとく「かいりき」と読ます。まぎらわしくても魅力になっているようだ。創業から15年、京都本店が魁(さきがけ)になり、いま全国100店舗、売り上げ70億という。しょういう醤油ラーメンである。

 

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2020年12月27日 (日)

野外彫刻は「へ」「…だ~いすき」「反発」~

Img_3831 Img_3847 Img_3857 Img_3858 Img_3867_20201226102601 Img_3894 Img_3877_20201226102601 Img_3901 Img_3840 Img_3825  噴水の中、作品は「へ」だという。棒の先、造形が黄色い「へ」文字になっている。作者は貴志カスケさん。制作意図は、へえ~と洒落るおやじギャグに対抗して、世の中がコロナ禍でも、へし折られない、へし曲げられない「へ」だという。誠に純粋、変に匂うことはない。

 

 開催がコロナで年末になった府立植物園の京都野外彫刻展、毎年行くので寒くても行った。針葉樹林の中、大理石の腕ひとつ。だれも盗らなくても「トルソ」(大杉直)。つい、おやじギャグ。純な鑑賞眼が持ちたい。観覧温室前は「…だ~いすき」(岩本幹雄)と可愛い少女像。君は幾つ、好きながある~の問いかけ。煮穴子の握り、鯖寿司…これでいいのかな。

 

 クスノキ並木など回って、彫刻のようで、彫刻でないような作品…それは何かと尋ねたら…現代彫刻!、現代彫刻!。工事テープ張り巡らし「反発」。布切れカーテンで「43日目の朝」、ジャコメッティのように細く立って「道しるべ」…。お隣の陶板名画の庭では、鹿、兎、鼬が、滝つぼ温泉につかるが如く…。バーコード点検、作品は森を舞台にした物語という。流木で「ヲロチ」、お腹が出て「大地」…、作品意図はいといと?。これ、おやじギャルか。

 

 ※ 「反発」(長谷川湧希)「43日目の朝」(河田博子)「道しるべ」(北村香織)「ヲロチ」(清水直子)。「大地」(松村淑子)陶板名画の「鹿、兎、鼬」は大西治、大西雅子、大西野々さん。 ※ 彫刻展は12月20日で終わる。

 

 

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2020年12月26日 (土)

炭火焼きソーセージ酒場の昼

Img_3953 Img_3955 Img_3956 Img_3957 Img_3961 Img_3964 Img_3967 Img_3969 Img_3970  酒場は酒場でも、炭火焼ソーセージ酒場という。コロナ感染要注意の「接待」を伴う酒場ではなさそう。出歩き真っ昼間、夜ではない。ぷりぷりした大きなソーセージの写真を貼り付けた立て看板が店前に出ている。昼呑み「そーせえ、そーせえ」…、洒落ごごろが出た。

 

 店名は「Salumeria」。イタリア語「サルメリア」で、意味は後で食品加工専門と知った。京都御苑の西、鴨川の東、河原町通りの荒神口を南へ少し下がった所。知人の息子さん経営の本屋さんへ寄ってぶら歩きして~だった。初めてだし、昼の最中だし…と、ためらいもあったが、洒落が「そーせえ」と言っている。思い切って、ドアを開けて入った。

 

 これも後でわかったが、湖北の余呉出身、30歳の若い店長さん、席はどこでもどうぞ~と言う。ワープロ打ちのランチメニュー。スープ付き、自家製ソーセージのホットドッグ、特別価額の1000円という。コロナ禍、今日から午後9時営業終了なので、ランチはじめ、店前に看板だして、最初の客という。炭火焼きに10分、大きいソーセージ、肉詰めぎっしり。別メニュー、角ハイ1杯500円追加するかどうか。酒場やし「そーせえ、そーせえ」。

 

 

 

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2020年12月25日 (金)

京都御苑、玉砂利の道

Img_4021 Img_3977 Img_3976_20201224100601 Img_3975_20201224100601 Img_3998 Img_3982 Img_4016 Img_3993 Img_3971 Img_4001 じゃりじゃり、じゃりじゃり…行っても行っても、玉砂利の道が続く。苑内の広さ90㌶という京都御苑の中である。どうして、こんなに玉砂利が敷かれているのか。玉砂利の玉は、美しい宝石、魂しいの御霊の意で、どの神社仏閣にもあるように神聖な場所だからという。

 

 京都市内真ん中の国民公園、よく行く。苑内は紫宸殿がある明治まで天皇お住まいの京都御所、現天皇が里帰り宿泊?の大宮御所、和風迎賓館…、松枯れ樹木に花を咲かすサクラ、学習院大学発祥の地、暴れ猿を閉じ込めた猿が辻、糸桜の近衛邸、禁門の変の蛤御門、葵祭り出発の建礼門などある。ずっとむかし、苑内内回り3・8㌔の駅伝練習、何度も走っている。

 

 コロナ禍の今、密はない。社会的距離も遠い。格の高さ示す五本線の塀沿い。♪~ヘイヘイホー、ヘイヘイホー~♪、歩きは安心安全である。玉砂利道は直線まっすぐ、道幅も広い。自転車のチャリンコ、幾本も跡がある。車はこない。どこの伯母さんか、砂利道のど真ん中で井戸端会議。自転車一服の伯父さん、ベンチで仰向け、冬至の日記念か、眼を閉~じ?ている。砂利道を北へ南へ、万歩計往復で4千歩。じゃりじゃり、じゃりじゃり…じゃりン子チエ?

 

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2020年12月24日 (木)

デミタスカップ&ソーサー

Img_3661 Img_3676 Img_3678 Img_3683 Img_3695 Img_3710 Img_3724 Img_3728 Img_3732 Img_3737 カップはカップでも優勝カップではない。ぐっと一杯、ワンカップ大関?でもない。濃い目のコーヒーを飲む小さなカップ、デミタス。それにカップと揃いの皿、ええっ何といったけ。焼きそばソースでなく、ホレ?、そこ掘れワン。わかった。ソーサー!、そう、そうさ?。

 

 デミタスカップ&ソーサー。形が違う、素材が違う、絵柄も色も違う。コーヒー好きが高じた村上和美さんのコレクション。時代も国も超えて、集めに集めて、いま2200点という。このうち400点を並べたデミタス展が京都伊勢丹で開催中。手元に招待券、日々の歩きの流れで行って、写真撮影可という。それならとガラス越し、これも、あれも~と撮った。

 

 展示は19世紀からのアンティークカップ。絵柄にアール・ヌーボ、アール・デコがあ~る?。有田焼などジャポニズムもある。デザインは小さなカップに超絶技巧、これ以上ない繊細さ。飲み口、先が細いハート形。どう飲むのか。持つ手はロブスターのハサミ、はさみなや。展示は上から横から見せて工夫がある。年代モノの磁器カップが揃っている。じきには帰れない?。エスプレッソコーヒー1杯、カップは小さなデミタス、どうノミタスか?。

 

 ※ 展覧会は12月25日まで。

 

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2020年12月23日 (水)

師走の大津絵展に思う

Img_3765 Img_3775 Img_3751 Img_3754 Img_3760_20201222093101 Img_3764 Img_3781 Img_3778 Img_3777_20201222093201 Img_3769 鍾馗と為朝の大津絵はコロナ封じにええ絵という。京都駅に通じる地下ギャラリー、師走恒例の大津絵を習う生徒さんの作品が並ぶ。鬼の念仏、藤娘をはじめ、信仰絵、風刺絵など通りがかりに見て、そやなあ、そうか、そうか…、草加せんべい?~思う年の暮れなり。

 

 東海道、京都と大津の間、逢坂山の追分で旅人のお土産販売だった大津絵、350年も経って、今なお続く。伝統を受け継ぐ絵師・高橋松山さんは5代目。大津絵は110種近く、去年はパリ展、今年は東京ステーションギャラリー展、NHK日曜美術館でも紹介があった。その良さを明治の時に世に問うて民芸運動をけん引した柳宗悦さん、先見の明ありである。

 

 着飾って、鏡に写した姿は鬼。心が写っている。鬼は外、福は内…鬼は内??。芸事習い、酒を四升も飲んでいては師匠入らない。見ざる、言わざる、聞かざるの3猿に猿2匹追加して、そうでござる。今年は疫病退散。伝染病の玄宗皇帝、強面の鍾馗が夢枕にでて、正気になり、八丈島で流行の疱瘡菌を剛弓の為朝が退治、大津絵になった。二人の絵を門口の貼っておけば、コロナ菌はカ、カ…堪忍やと逃げるという。ワクチンまで、これでラクチン?。

 

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2020年12月22日 (火)

肉まん、こうべdeこうて…

Img_3415 Img_3416 Img_3417 Img_3418_20201221095201 Img_3421 Img_3423 名人が作った肉まんだという。お肉屋さん店先の保温室、白い皮の肉まんが2段重ねで、湯気をあげている。赤い貼り紙が目立つ。一つ100円、神戸牛の肉まんだという。どうしよう、どうしよう~、一度は通り過ぎて、戻った。100円玉、悔いのないよう手にした。

 

 有馬街道、有馬道、有馬商店街…赤茶色のお湯が沸く有馬温泉へ行く道筋である。阪急御影駅近くの香雪美術館出て、坂道を下って、JR住吉駅へ行く途中だった。近くには、神功皇后を祀る本住吉神社、灘の生一本…上等の清酒をつくる酒蔵、住吉駅から人口島・六甲アイランドへ行く無人の六甲ライナーが出る。閑静な住宅街を抜けて、商店街は賑やかである。

 

 肉まんのお店は、神戸市長田区に本店がある創業50年、お肉のデパート・マルヨネの住吉店。店先に「こうべdeこうて」のポスター。洒落っぽいなあ~とよく見たら、神戸市がコロナ対策で消費喚起のプレミアム付きお買物券。500円綴り12枚、6千円分が5千円という。神戸市民対象。店内から肉まん名人?の店主出てきた。一つでも客と自分に言い聞かせ100円玉出した。ヌクヌク持って、大阪行き電車待ちベンチ、こうべでこうて食べた。

 

 

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2020年12月21日 (月)

京博西庭の石の仏さん

Img_3152 Img_3150 Img_3154 Img_3155 Img_3149 Img_3158 Img_3161 雨の日も風の日も、暑くても寒くても、じっと動かずに立つ。だから不動明王?。背中に火炎、右手に剣、左手にロープ、顔じゅうで怒っている。笑ったことはない。これぞ憤怒。大日如来の前払い、室町時代の石像だという。ゴホン、が違う。ストーンの仏さんである。

 

 京博の西の庭、企画展ないおりよく行く。噴水前、ロダンの考える人の南側である。三条大橋の脚柱、石灯篭、方広寺の礎石…年がら年中の野外展示なので石の文化財ばかり。見どころは、石の仏像4体。国内では、木彫仏像のように多くない。風雪で怒りの鼻がへっこんだ不動明王立像がその一つ。あと三体は大日如来坐像、阿弥陀三尊像、地蔵菩薩坐像である。

 

 平成知新館の仏像は国宝、重文なので写真撮影がダメだが、ここは、至近距離から撮っても、どうぞ、どうぞ!。人間が出来ている。いや、仏像が出来ている。地蔵さんは美空ひばりが花笠道中で歌う。♪~これこれ、石の地蔵さん、西へ行くのは~♪、道案内までしてくれる。頭がツルっとしているのも親しみやすい。この庭の石仏さん、京博の調べだと、平安、鎌倉、室町時代の制作、彫り人知らず。まあ、偉そぶらず、心が通う。これぞ、意思疎通?。

 

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2020年12月20日 (日)

神戸と大阪で聖徳太子展

Img_3435 Img_3437 Img_3412 Img_3398 Img_3410 Img_3395 Img_3399 Img_3436 神馬で富士山をひとっ飛びした。ホンマかなあ~。仏舎利を握って生れて、生後2か月で喋り始めた。ええっ~そんなあ。同時に10人の話を聞く耳があった。そら耳ちゃうの?。これ、み~んな聖徳太子。伝説は伝説なれどと、神戸御影と大阪中之島の香雪美術館で開催の聖徳太子展を梯子した。

 

 御影の香雪美術館。館内に高校野球の始まり、袴姿で第一球を投げた朝日新聞創始者、村山龍平の写真がある。香雪は、茶人でもあった龍平氏の号。東洋美術蒐集家で知られる。阪急御影駅から東南へ5分。広大な村山邸宅の一角、美術館は小さく…ある。入り口庭に赤く小さなロウヤ柿、ロウヤ!と成っていた。展示品の古裂れ、古写経、断簡…、いにしえの太子資料…古そう。

 

 次はJRで住吉駅から大阪へ、フェスティバルタワー4階の中之島香雪美術館。聖徳太子像と絵伝が修理後の初公開。南無と2歳で唱えた南無仏太子像もあった。厩前で生まれ、厩戸皇子。聖徳太子没後名。日本初の女帝・推古天皇のおり、20歳で摂政。蘇我入鹿はどこにいるか?!と共に仏教導入の勝ち、四天王寺、法隆寺を建てた。憲法17条、遣隋使…50歳で没し、来年で1400年という。太子のなぞなぞ、その1、その2…解けるかな。

 

 ※ 二つの展覧会は12月13日で終了した。上の写真はチラシ、看板などから。

 

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2020年12月19日 (土)

ネコ型の食パン

Img_3567_20201218195201 Img_3562 Img_3563 Img_3560 Img_3558 Img_3557 Img_3554 何がブームになるかわからない。いま、食パンがどう売り込むか、戦国時代だという。味か、高級度か、形か、商品名か、インスタ映えのSNSか…。パン党が多い京都へ全国から新規業者が相次いで参入している。出歩いて、その一つ「ねこねこ食パン」と出会った。

 

 京都駅地下、複合商業施設・ポルタの中央エントランス。期間限定の移動販売、最終日だった。食パンの形がネコ耳になっている。袋は髭はやし、片目をつぶって、ニャンとも可愛い。全国展開の名古屋の業者が「京都ねこねこ」で販売している。バターたっぷり、ニャンと1本1200円。食パンにお絵描きのチョコペンは1本150円。ニャンか、売れている。

 

 見るだけでは冷やかし。一切れニャンぼ?と聞くと、180円だというので、一切れ買って、店回りニャン回もデジカメ撮り。東京では「東京ねこねこ」だという。毎月22日はねこねこパンの日だという。ヤフー、食品の部門で検索大賞受賞という。国産小麦、ハチミツ、生クリーム入って、食べるとほんのり甘いという。三つ折りパンフに~ご縁招きねこねこ、お土産に最適~という。一切れ持ち帰って、トーストの味わい、ニャンとも言えない?。

 

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2020年12月18日 (金)

お寺の2020掲示板大賞決まる

Taisyo_image_001 Img_3248 Img_3251 Img_3253 Img_3257 Img_3260_20201217095601 Img_3263 Bunkajiho_image_011 Nozomi 今年の漢字は「密」、流行語大賞は「三密」…、それでは新聞、TVにでない「輝け!お寺の掲示板大賞」は何だったんだろう。(公財)仏教伝道協会が主催して、2020年で3年目である。ネット調べで出た。「コロナよりも怖いのは人間だった」(熊本県のお寺さん)。

 

 募集は通りがかりの人らが門前の掲示板をみて、スマホのSNS投稿という。お寺さんの、寺離れ対策、今の時代のナウいアイデア。今年は1677件、昨年の925件を上回った。大賞の賞品は、クオカード1万5千円。今年大賞になった「コロナより~」は、マスク騒動、コロナ差別などの一年、仏教通して人間の煩悩を見つめ直そうの趣旨で掲示だった。

 

 西本願寺前の龍谷ミュージアム1階、みんなの仏教展で、昨年の掲示板大賞作品を見た。「衆生は不安よな。阿弥陀動きます」「私」「隣のレジは早い」「ボーッと生きてもいいんだよ」と掲示作品が並んでいた。私=自己とは何かと問い詰めて、「ボーッと~」作品と出会って、肩の力が抜けた。ちなみに初年度2018年大賞は「おまえも死ぬぞ 釈尊」。洒落が効いていた掲示は、夜遅くの新幹線。「のぞみはありませんが ひかりはあります」。

 

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2020年12月17日 (木)

いま伏見稲荷大社は

 Img_2999 Img_2988 Img_2964 Img_2960 Img_2973_20201216100101 Img_2975 Img_2977 Img_2875 Img_2873 Img_2863   伏見稲荷大社と言えば~である。神のお使い・キツネが沢山いる。朱の鳥居が1万もあっても千本鳥居という。商売繁盛、五穀豊穣…全国3万社ある稲荷社の総本山である。外国人観光客、5年連続で人気度1番という。コロナ禍、GOTOトラベルの師走、行ってみた。

 

 鴨川の十条・陶化橋から師団街道を歩いて5、6分。途中、雑貨屋さんは看板は古都から「狐都」…なるほど。朱の駅舎・京阪から裏参道、JRから表参道である。JRの稲荷駅は遠く明治、旧東海道線の始まり駅、今もランプ小屋で旧国鉄の遺蹟保存。裏参道へ行って、食べ歩きいなり寿司、食べて甘し。一つ150円。参道に外国人の姿なく、修学旅行生…。

 

 本殿前の駒札読む。ご本尊の神様は4人も、名前が難しい。本殿は全国の神社で最高級。境内あちこちに狐、口加えは、巻物あり、稲わらあり、鍵あり…、ポップコーン?ないなあ。千本鳥居はインスタ映え、外国人の人気のほどがわかる。密警戒の右側一方通行。奥社まで行って「おもかる石」参拝。石を持ち上げ、軽いと感ずれば、念願かない、重ければ努力必要という。賽銭10円で持ち上げた。重い、重い。さいぜんの賽銭足らんかったナ。 

 

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2020年12月16日 (水)

立喰い寿司「寒極まる」

Img_3472 Img_3473 Img_3477 Img_3479 Img_3481_20201215091801 Img_3484_20201215091901  Img_3489_20201215092001 「寒極まる」だという。「三寒王」だという。大阪中之島、立喰い寿司・魚河岸日本一の店前にある立カンである。「感極まる」と「三冠王」の洒落だとピーンとくる。「寒」も「感」も「冠」も、漢字の音読みはみんな「カン」。少し「勘は狂う」が、鐘三つ、カンカンカン?。

 

 JR大阪駅から四ツ橋筋を歩き10分、朝日新聞フェスティバルタワー。堂島川沿いのタワーは東と西に二つ、立喰い寿司は先に出来た東の地下1階。西の香雪美術館へ行くと、地下道越えて必ず寄る。あの日も修理後初公開という聖徳太子像に感極まって?、昼の午後2時半ころ、行って、立った。回る寿司にはないコハダ、好物の穴子に続いて「寒極まる」。

 

 師走入り、24節気の小寒は年明け。まだ「寒極まる」ほどではないが、メニューはメニューである。甘エビ2貫250円、なまこポン酢2貫300円とあって「三寒王」は、あん肝、蒸しカキ、寒ぶりの3貫450円。カウンターのずっと向こう、若い夫婦客一組、右も左も客はいない。入り口側は開けっ放し。コロナ対策は十分。ハイボール1杯、追加はネタが違うという2貫400円の「上穴子」、仕上げは漬けマグロ…、旨さと安さに、感極まれり。

 

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2020年12月15日 (火)

疎水にカワウが来た~

 Img_3332 Img_3333 Img_3339_20201214094401 Img_3343 Img_3344 Img_3352 Img_3356 Img_3358 Img_3360 カワウがずいぶん群れている。20羽、30羽…、多い。頭が黒く、嘴が白いオオバンもだいぶいる。今までいなかったのに、新しい営巣地になったのか、生態現象が変化してきたのか。新聞のニュースにまだなってないなあ~そのうち載るかなあ~と、デジカメを向けた。

 

 琵琶湖から流れ出て、幾つもトンネルをくぐり、京都へ長い長い水路になった疎水。南禅寺のインクライン(傾斜鉄道)を下って、動物園のそば、高い噴水が上がっている。疎水だまりである。近くに琵琶湖疎水記念館、山形有朋別邸・無鄰菴。京都市国際交流館で開催の障害者アート展を見て、疎水道へ出ての発見だった。こんなにいるとは初めてである。

 

 カワウは湖北の竹生島が営巣地、糞公害で松枯れしたが、今は減っている。最近、鴨川でもよく見ており、居住地の変化だろうか。水鳥のオオバンはいま、琵琶湖で増えて増えて、カイツブリを超えて、いま一番多いという。コロナ密避けて、越境だろうか。疎水だまりから動物園南の疎水沿い仁王門通り、平安神宮大鳥居、極楽橋まで歩いて、また発見があった。晩秋すんだのに真っ赤な紅葉、朱の鳥居映る水路を泳ぐ鴨1羽…、これも新聞のスケッチになりそう。

 

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2020年12月14日 (月)

もう幾つ寝ると…もう丑年

Img_3495  Img_3366 Img_2589 Img_3141  Img_2894 Img_2896_20201213100601 Img_2889 Img_2819_20201213100401 Img_3205   Img_3288_20201214071401  ♪~もう幾つ寝るとお正月~♪、年の瀬を迎え、丑年がもう?近づいて来た。十二支で今年の子に続く第2位。日本の牛は黒色、鈍重…、「暗闇から牛」「牛の籠抜け」「牛のよだれ」「牛の角文字」「牛歩戦術」「汗牛充棟」…牛を例えた諺、熟語など、それはもう?沢山ある。

 

 師走の町に牛の様々を見つけた。肉のスーパー・山村は、看板が牛。関東は牛鍋、関西はすき焼き。来年がまだコロナでも、♪~上を向いて歩こう~♪。牛肉は江戸後期から日本へ入って来て、徳川慶喜が好物だったという。鹿肉は紅葉、猪肉は牡丹、馬肉は桜というが、牛肉は牛肉、異称はない。土用の丑の日、ウナギ高騰、丑は牛!と、すき焼き党も増えている。

 

 学問の神様は道真の天神さん、境内に寝そべった牛がいる。食事してすぐ寝たら牛になるという教え。江戸時代は正月最初の丑の日に手習い始め。牛の角文字と言い、いろはの「い」が牛の角に似ているからと。チャンバラ時代劇、草木も眠る丑満どき。今の午後2時から2時半、鞍馬天狗、新選組が出た。イノシシの護王神社は絵馬牛がイノシシとコラボ、京博は丑づくし展、年賀状は牛でハッピー…。来年はコロナが消え、ウシシ、ウシシと願いたい。

 

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2020年12月13日 (日)

「考える人」も考えてはいるが……

 Img_3169 Img_3170 Img_3172 Img_3174 Img_3177 Img_3180 もうそろそろ考えはまとまっただろうか。フランスの彫刻家・ロダン作の「考える人」である。京博前庭、噴水前で、右腕を顎にあて、いつ行っても、裸でずっと考えている。この春行ったおり、コロナの収束について、何かいい考えはないか、問いかけておいたのだが…。

 

 「考える人」とは言うが、名前はない。ロダンが制作した詩人ダンテの神曲「地獄門」から抜けて出て、独立して、ずっと「考える人」である。世界で21体、日本では東京・西洋美術館、静岡美術館と、ここ京博の3体。京博には1950年、個人所蔵の寄託、国の管理になって、半世紀以上。日本の古美術が中心の京博に西洋美術が居座って、シンボル化している。

 

 京博は、展覧会の準備期間中、庭園鑑賞だけ出来る。シニア70歳以上は年齢証明あれば、無料で入れる。町歩きの日々、石像の西苑、茶室の東苑を回り、考える人前のベンチへ。持ち歩き本開き、歩んで来た道、どうだったか、考える。あとどれくらい~とも思う。今はコロナが外せない。開いた本、奈良時代に天然痘が猛威、権力の中枢にいた藤原4兄弟が亡くなったと。コロナの猛威もういい。考える人の表情、どうも考えが深みにはまっていそう。

 

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2020年12月12日 (土)

雄琴温泉駅の「六角足湯」

Img_3057_20201211194801 Img_3060 Img_3061  Img_3068_20201211194901 Img_3069 Img_3073Img_3062 Img_3074 靴と靴下脱いで、ズボンのすそを捲った。アルカリ性単純温泉だという。三角形の湯船の縁に座り、透き通ったお湯に足をつけた。ほんのり、ほんわか、温かい。詩人石川啄木の気持ち、じっと手を見る。いや、足を見る。一日最低8千は歩く足、改めてじっと見る。水虫はない。

 

 JR湖西線、おごと温泉駅東口側にある「六角足湯」である。山科駅で琵琶湖線と分かれて、比叡山坂本駅の次、快速は止まらない。駅から徒歩20分、昔からの温泉街、各旅館のシャトルバスが出ている。成安造形大へ行くのに駅を利用しており、ついこの間、帰りの電車待ちで久しぶりに入った。無料で、タオルは、駅構内の観光案内所、100円で販売している。

 

 足湯は、平成20年3月に駅名が雄琴からおごと温泉駅に変わったおり、おごと温泉観光協会が設置した。おごとの温泉は天台宗開祖・最澄が見つけ、開湯したという。坂本の日吉大社参道にある早尾地蔵に安置の六体地蔵は、最澄さんが刻んだと言われ、建物はそれに肖って六角になっている。今はコロナで密回避、3人掛けに縁に1人座り。5分、10分、ぼんやり、ポカポカのひと時…、足のアッシャア~幸せだなあ。そろそろ、爪は切らんとなあ~。

 

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2020年12月11日 (金)

赤茶ける

Img_2606 Img_2634 Img_2760_20201210094001 Img_2775 Img_2792 Img_2800 Img_2840 Img_2908 Img_2910 Img_2914_20201210094201  赤茶ける~って言葉あったかなあ。スマホでそっとボイス入力した。「日に焼けたり、色褪せたりして赤茶色に変色すること」と出た。例文で襖が赤茶ける。う~ん、それもそうだけど、晩秋から初冬へ、樹木が枯れて落葉する前に赤茶けるのも~と思うけど、どうだろう。

 

 季節は24節気の大雪過ぎて、日に日に最低気温を更新している。新聞のスケッチ写真、雲海あり、メタセコイア並木あり、ユリカモメ飛来あり…である。収まらないコロナ、人を避ける独り歩き、寒くなっても止まらない。師走に入って、歩くたびに一日一日、冬枯れして行く風景を見つめ、これが「赤茶けるだ」と、デジカメ撮り、パソコンに保存している。

 

 京都御苑の芝地、遅く赤くなった楓が葉を落とし砂利道を染めている。東本願寺前の広場、イチョウとケヤキは競うように色替わりしている。鴨川の土手に続く並木、眩しい夕陽で色濃くなっている。植物園の背の高いメタセコイア、丸ごと赤茶けている。西日あたる比叡山をデジカメズーム撮り、赤茶色に照り返している。茶道のわび、さびの光景とでもいうのか。新潟の人、江戸の高僧・良寛は「うら見せて おもても見せて 散るもみじ」と辞世を詠んだ。

 

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2020年12月10日 (木)

冬は大根が熱い!

Img_2809 Img_2771 Img_2602 Img_2603 Img_2574 Img_2496 Img_2335_20201209091601 Img_1485_20201209091601 Img_3027 冬は大根がいい。グツグツ…、鍋によし、おでんによし、身体が温まる。手元の国語辞典を引いた。~アブラナ科。畑に作る一年草。長く白く太い円柱状の根をおろしたり、煮物にしたり、漬けたりする~と出た。古事記でスズシロ、役者で大根、足でも大根?…多彩多様である。

 

  晩秋から冬入り、町歩きで縁があったのか、よく大根に出会った。鴨川丸太町橋近くの野菜屋さん、大根イラストの立てカン。「今、大根が熱い。食べたい食材NO1!」。身体を温める働きあり、喉の痛みも緩和して、葉も栄養満点という。色白で太い青首の大根。京都市右京区に組み込まれた京北町の農家から直送、販売中といいう。ノーか、イエスか、栽培が農家?。

 

  漬物にするのか、民家に吊るされた大根も見た。農家でない民家、どう見んか?。大津市瀬田の画家YSさん宅は庭で大根栽培、引き抜きの2本頂戴した。地面から出て、陽が当たった所、葉緑素で青く青首になる。三浦大根、練馬大根は、地中ごっぽり、陽当たらず白首である。丸いの、小さいの、赤いのなど大根は100種近いが、甘くて柔らかい青首が一番多いという。植物園で、絵画展で、おでん屋で、大根、大根…と、熱く見た。

 

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2020年12月 9日 (水)

買い物袋190個の展示

Img_3078 Img_3079_20201208095001 Img_3080 Img_3081_20201208095101 Img_2242 Img_2239 Img_3075 Img_3101_20201208094901 Img_3084 Img_3117  デパートの買い物袋が、かつてこれほどまでに展示されたことはあるだろうか。たわわに実ったリンゴをデザイン化した買い物袋。下から上へ、上から下へ、逆ピラミッド型で並んでいる。大きな壁面に15段、大、中、小で190個あるという。とても数え切れない。

 

 友禅の人間国宝・森口邦彦さん(79)のインスタレーション作品である。岡崎の京都近代美術館1階フロア、無料展示してあった。鑑賞用に腰掛け椅子2脚置いて、ここだけが撮影可能だった。伝統技法に幾何学模様をと取り込んだ森口さんの友禅作品は3階有料展示。岡崎ぶら歩きのおり、1階の無料フロアへ何度か入って、この買い物袋を眺め、写真を撮った。

 

 デザインは、第60回伝統工芸展に出品した友禅着物「白地位相割付文・実り」で、森口さんの代表作。リンゴを幾何学的に抽象化、三越でデパートの買い物袋に。「高価な友禅着物は特定の人だけだが、買い物袋のデザインならみんなのモノになる」と、森口さんはその意図を話している。友禅のデザインに伝統と現代、買い物袋に個人と社会の結束点があるという。壁の買い物袋を眺めて、写真を撮って♪~ナンボ、ナンボ、これナンボ~♪(笠置シズコ・買い物ブギウギ)??。

 

 ※ 森口邦彦さんは、1941年、京都生まれ。同じ友禅人間国宝、父華弘さんの次男。京都市芸大卒、フランスで学んだ。この秋、文化功労者に選ばれた。 ※ 森口展は12月6日で終了した。

 

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2020年12月 8日 (火)

初めての「近江国衙跡」

Img_2560 Img_2563 Img_2565 Img_2561 Img_2568 Img_2569 Img_2570 Img_2573 Sg037504 まあ、言うたら、奈良時代1300年前の滋賀県庁跡だろうか。瀬田川東の丘陵にある国の史跡「近江国衙(こくが)跡」である。地域全体を国府、建物を国庁という。そのトップは今で言う知事、国司である。近くに住む知人の案内で、古代が甦る丘陵地に初めて立った。

 

 滋賀勤め20年近く、滋賀ツウ~のはずなのに、知らなかった。ちょっと驚いた。背の高い石碑、国府説明案内板、発掘跡を示す遺構が少しあるだけで、1300年前からの芝地が広がっている。瀬田の唐橋、建部大社の東、名神高速の北…旧東海道からすぐだけど、案内がないと、行きにくい。今の町名は大津市瀬田大江6丁目。役所跡、俳優の役所広司、関係は?ない。

 

 奈良時代、天皇家は中国の律令制度にならって統一国家づくり。全国に68の国府を置いたその一つである。徴税、裁判、軍事を担った。1964年、前の東京五輪の頃、この地域の団地開発で瓦が出て、発掘調査が始まり、国府跡とわかったという。当時の知事、近江守には、政権争い渦中にいた藤原仲麻呂もいた。仲麻呂は、瀬田の対岸に平城京の北京として「保良宮」を造営という。遺構未だ見つからず、発掘なら、ほら!保良宮と、また大発見である。

 

 ※ 近江国府は平城京から平安京後期まで存在。 ※ 藤原仲麻呂は親子2代で近江守、天皇家高位も兼任していた。政権争いで破れた「藤原仲麻呂の乱」でも名がある。

 

 

 

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2020年12月 7日 (月)

秋田の冬は「ハタハタ」

Img_2901_20201206102901 Img_2902 Img_2900 Oip Pixta_29832808_m 095 秋田の冬の味覚と言えば、しょっつる鍋の「ハタハタ」という。漢字では、雷ゴロゴロ鳴る11月ころから獲れるので、魚ヘンで雷の「鱩」と書く。日本海に波が多く「波多波多」とも、もう一つ漢字で「鰰」もある。鍋よし、寿司よし、唐揚げよし…、今が旬の魚である。

 

 土曜の朝、NHKラジオの「いきもの&いろいろ」で、ハタハタが出てきた。話すのは、東海大海洋学部の西源次郎特任教授。もう6年前か、秋田国民文化祭へ行ったおり、駅近くの秋田市民市場で、見たのを思い出した。鱗なくツルツル、体長20㌢ほど。海底200㍍の深海魚、今ごろ秋田沖に産卵に来る。卵は千個ほどの塊でブリでもないのにブリコというらしい。

 

 西教授、テンポよく話す。乱獲で3年禁漁して、その成果で資源回復した魚でも知られている。胸鰭、バタバタして泳ぎ、深海では砂から眼をギョロっと出している。スズメ科だけど、仲間の少なく、東北の水族館で見られるかどうかという。話を聞いて、図書館の魚図鑑でハタハタの写真を撮り、ネットでしょっつる鍋を見た。秋田へ行ったときの写真点検、鍋はキリタンポだった。しょっつる鍋はネットで食べた気分、秋田の冬はしょっつる!。

 

 ※ しょっつるとは魚醤。ハタハタに塩を加え、一年かけて発酵させる秋田名物。

 

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2020年12月 6日 (日)

日本一の観覧温室

Img_2640_20201206070201 Img_2645 Img_2653_20201205104501Img_2651 Img_2663 Img_2672 Img_2702 Img_2724 Img_2726 Img_2733 Img_2741 Img_2694 椰子なら、ナツメヤシ、テーブルヤシにトックリヤシ…、ぐいと一杯、じっくり見るがいい。Xマスのポインセチアは色んな形の赤い苞が見どころ。ホオッ~と見るがいい。気になる木は、ソーセージノキ、ローソクノキがある。府立植物園の観覧温室は、冬でも夏である。

 

 冷える日の出歩き、ここなら暖かい。金閣寺のような、北山連峰のような、見方でUFOのような。ジャングルあり、サバンナあり…、4500種25000株、国内最大という。4年後開園100年の植物園の中、4700㎡の観覧温室は築30年という。雨漏り注意のところもある。昼に月下美人咲く昼夜逆転の部屋、いまはコロナ、密室対策で休んでいる。

 

 どこをどう見ても暑い。コロナで空気入れ替えても室温20℃、観覧ちゅうに上着は脱いでしまう。バオバブは星の王子さま、青いケシは日本画家堀文子の絵を思う。トロピカル室はマンゴ、カカオ、アラビアコーヒーの木が繁る。直径90㌢、球形もサボテン・金鯱は日本で最初の移植という。昆布のようなナミビアの奇想天外は、寿命がなんと1000年という。誰がいつ見届けるのだろう。松竹新喜劇生みの親、渋谷天外さんが、あの世からかな。

 

 

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2020年12月 5日 (土)

「天平礼賛」展へ行く

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ノスタルジックさ漂う「天平」とは、どん時代だったのか。平城京、聖武天皇、東大寺盧舎那仏、正倉院宝物、遣唐使、鑑真…など思い浮かべ、大阪市美の「天平礼賛」展へ行った。観覧料金1500円の招待券あって、阪急電車で錦秋の京都発、コロナ禍拡大の大阪梅田着…。

 

 乗った特急、車内刷りポスター、全車両が聖徳太子像である。中之島香雪美術館の~時空をつなぐものがたり~展の誘い。再来年、没後1400年の太子さん、たいしたもん?と見上げた。太子の飛鳥時代から聖武天皇の天平へ。なぜか展覧会は大阪の中之島と天王寺で開催である。「天平」は地下鉄で天王寺着、芝生公園1周年の「天芝」を通り、高遠なる理想の美展へ。

 

 展示会場、鑑賞者は1人、2人、3人…。大阪が日に日にコロナ感染拡大のせいなのか。せっかくの国宝5件、重文23件なのに会場は暗い。写真は不可。聖武天皇の宸筆、正倉院裂、金剛仏立像…、天平様式、天平写経、天平技巧…と天平の美が揃う。図録で井上靖「天平の甍」の紹介、第二会場で明治の画家、藤島武二と青木繁が描く神秘的な天平美人…。元号の天平は、聖武天皇の時代の20年間である。静かなる会場、コツコツ靴音がやけに響いて、コロナの密ならず。

 

 ※ 展覧会は12月13日まで。鑑賞に行ったのは11月21日。

 

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2020年12月 4日 (金)

イタリア料理、ナンノコッタ??

Img_2579 Img_2580 Img_2578 Img_2581 Img_2582 Img_2583 Img_2584 Img_2585 Img_2844  誘われるままに行って、店名は「オステリア チエロ アルト」と言う。ジビエ料理と聞いていたが、イタリアの地方料理という。店の入り口、店名表記はイタリア語で「Osteria cielo alto」。ワインと地元食材、湖のほとり~という意味だという。

 

 大津の瀬田の唐橋から西へ、川沿いの洒落た、どこか隠れ家ぽいお店である。案内は地元の本願寺派の住職さんだけど、散歩で通っているのに初めてだという。マスク外して、4人掛けテーブルに4人で座った。スープから始まるコース料理。前菜、パスタ、メイン、ドルチエ…、オーナーシェフが~これは、それは…~と、手の込んだ料理の食材説明があった。

 

 イタリア1年、京都のイタリア料理店10年、この店オーナー10年という。枝豆のスフォルマート、ポレンタのグリル、カリフラワーのパンナコッタ、豚肉のゼリーよせ、さつまいものフリッタータ…、種類沢山あって、聞く耳はナンノコッタ?。パスタは自家製のタリアテッレ、メーンはポークヒレ肉、ドルチェは柿のタルト…。丁寧な説明、十分タルト?。コーヒーすみ、そら耳だったオーナー説明、手書きにお願いして、アイシー、オイシー。

 

 ※ 「オステリア チエロ アルト」、大津市瀬田唐橋町、077-534-5588。昼、夜あり。不定休。予約してがベスト。

 

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2020年12月 3日 (木)

門前の掲示板、2020大賞は?

Img_2616 Img_2486 Img_2481 Img_2247 Img_2245 Img_2196 Img_2192 Img_2191 Img_2190 Img_2830_20201203092501   門前のお寺の掲示板は、人を悟らす、生かす、考えさす。ときに社会に警鐘を鳴らし、コロナのいまは、人を励ます。ぶらり歩いて、立ち読みするお寺の掲示板、どこか~門前の小僧習わぬ経を読む~に通じる。最近、目にした門前掲示板の言葉、以下に如何に???~。

 

 京都の寺町三条上ル、交番のお隣さん、天性寺は月イチ変わる。11月は山頭火の一句「しきりに落ちる大きい葉かな」と、浄土宗月例訓の「ちょっと不便でちょうどいい」の二本書き。晩秋とコロナ生活感じさす。囲碁の本因坊・算砂が出た東山仁王門西入ルの寂光寺は「強くなるほどやさしくなれ」。~勝って兜の…~に通じる戒め。強くなる道筋は、次回掲示?。

 

 江戸で八百八町、浪花で八百八橋ときて、京都は八百八寺。市内歩けば、犬より寺にあたって、五条通りから南一方通行の富小路通り。長宗我部元親の墓あるお寺、ありがたい極楽寺などある。掲示板は「去りゆく命あれば生まれ来る命あり」(徳林寺)「大丈夫 次は 良くなる」(長講寺)など、あれやこれや。大賞ばやり、4年前から(公財)仏教伝道協会主催「輝け!お寺の掲示板大賞」、今年はどんな掲示選出か。悪疫はコロナ、言葉はチカラ、気になる。

 

 ※ お寺の掲示板大賞は誰でも投稿できる。11月1日で締め切り、いま選考中?。昨年の大賞は「衆生は不安よな。阿弥陀動きます」(福岡・本願寺派永明寺)。

 

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2020年12月 2日 (水)

近江国一之宮・建部大社へ行く

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鳥居をくぐった参道、御本尊・ヤマトタケルの絵、古代に始まる飛鳥、奈良、平安…と、神社の歩み看板が出ている。その歴史、1300年前に遡る近江国一之宮・建部大社である。境内に三本杉、大灯篭、本殿に菊花石、さざれ石、マスク姿の狛犬、コロナ時代の今あり。

 

 天皇家が争った壬申の乱があった瀬田川を渡って、行った。近くに築60年のアトリエがある洋画家YSさんの誘いと案内だった。瀬田の唐 橋からすぐ、草津から京都へ、旧東海道も近い。日吉大社、多賀大社と並ぶ近江の三大大社である。昭和20年発行千円札の図柄は建部さん本殿と日本武尊。発行部数少なく、幻の千円札、あれば、お宝!お宝!…とYさん。

 

 宝物館は拝観200円。平安時代作、木造女神像は袂を口にオホホ、オホホ…とほほ笑む重文のお宝。拝殿から本殿へ。阿(ア)も云(ウン)も言えないマスク狛犬前で参拝。本殿裏に天皇家八重菊の特別天然記念物「菊花石」。花弁16個が鮮やか。隣は石灰岩が溶けて固まった天然記念物の「さざれ石」。近づくと、センサーが働いて♪~君がよおっワ…さざれ石の巌(いわお)となりて…♪の国歌・君は代のメロディーが突然鳴る。思わぬ仕掛けに起立、脱帽!。

 

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2020年12月 1日 (火)

お西さん、お東さん、そしてカラタチ

Img_2379 Img_2384 Img_2391 Img_2406_20201130103701 Img_2410 Img_2412 Img_2480 Img_2442 Img_2455 Img_2471     晩秋のぶらり独り歩き。本願寺派のお西さん本山・西本願寺へ行って、東へ10分歩いて、大谷派のお東さん本山・東本願寺へ。さらに2分、足を延ばして、お東さん飛び地境内・渉成園だった。お西で色づくイチョウ、お東で報恩講の紫幕、渉成園でカラタチの実…と見た。

 

 京阪バス308号、自宅の山科から西本願寺へ15分で行く。終点の聞法会館で一服して歩き始める。月2、3度ぐらいかな。お西さん、いまは樹齢400年、天然記念物指定のイチョウが旬、黄色い。幹は壁のように厚い。天明の大火を超えてきた風格を思う。国宝御影堂とともに~である。イチョウの石柵の回りをグルリ一周、年輪、風雪、命を感じさす。

 

 東本願寺は大きな紫幕、阿弥陀堂に5つ、御影堂に6つかかる。親鸞さん命日しのぶ報恩講。幕の内から弁当?いや読経が聞こえる。紫幕は、蓮如さん500年遠忌記念、縦横3㍍。幕の写真を撮って、石川丈山作庭という渉成園へ。園内、枳殻・カラタチが生えて、別名は枳殻邸。広大な印月池は浚渫工事中だったが、柚子のようなカラタチの実がなる。シマッタ、シマッタ~島倉千代子は♪~カラタチ、カラタチ…カラタチの花~♪と歌った。

 

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