天神さんの牛
牛がいるいる牛がいる。それはもう、たくさんいる。どの牛も腰を下ろして、どっしりしている。撫でて、頭がよくなり、病気だって直る撫で撫で牛である。ご祭神、菅原道真公と深く関わり、切っても切れない牛さん。京都北野天満宮へ、暮れにもう詣でて、撫でてきた。
天神さん、京の五花街・上七軒ある東門からか、秀吉が都域を定めたお土居残塁の北門からか、チンチン電車始発駅だった南門からか~どこからでも入れる。全国1万2千の天神さんの総本社。和歌は5歳、漢詩は11歳で詠んだ神童、道真公が神さん。受験生が敬う学問の神様、~こちふかば~の飛び梅あり、初雪に神降りる影向松あり…、本堂は国宝である。
道真公、生まれた時も亡くなった時も丑年というご縁。元服の日、牛の夢を見て、右大臣になり、左遷のおり、道中で刺客狙われて、牛に助けられた。遺骸を運んでいた牛がもう一歩も動かなくなった場所がいまの大宰府天満宮など、道真公と牛の挿話は様々にある。コロナ禍対策、初めての年末初詣。参道から境内へ、見る牛、見る牛、デジカメ撮りして、頭を撫でた。賢くなりますように…、毛髪が伸びますように…。目があった牛さん、もう遅い?。確かに!。
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