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2020年2月

2020年2月29日 (土)

HAT神戸を歩く

Img_4666 Img_4681 Img_4684 Img_4686 Img_4694 Img_4704 Img_4714 Img_4729 Img_4738 Img_4740 新型新型、コロナコロナ、ウイルス、ウイルス…、こうも毎日聞けば~である。♪~知らない町を歩いてみたい、どこか遠くへ行きたい~。神戸灘、一人暮らしの叔母の100歳バースデーへ行っての帰り、ゴッホ展の兵庫県美前からから運河沿いの知らない道を歩いた。

 

 このあたり、東のハーバーランドに対し「HAT神戸」というらしい。HasppyとActivとTownでHAT…、頭に手をやりハットするハット?。県美前ポスターは色彩のゴッホ絵2枚並べてあり、ゴッホ、ゴッホ。入場1700円に少し腰が引けるし、ゴッホンは新型みたいに思われそう。入らず、運河の道を初めて東へハーバーウオークした。

 

 気温急降下予報なのに太陽がポカっと出ている。予報外れが嬉しい。出会う人は時折のジョガーだけ。そう遠くなくても、気分は♪~遠い街、遠い海、ひとり旅~♪。振り向くと、凪いだ運河の海面が陽光を浴びている。眩しい美しさ。東へ東へ…20分は歩いて、運河の突き当たり、漁港へ出た。六甲の山並み、阪神高速は摩耶ランプ、灘の酒蔵が近い。初めての西郷川河口公園、河津桜と菜の花が春を競っている。知らない町の出会い、コロナはない。

 

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2020年2月28日 (金)

嵐山の「スイてます」ポスター、効いている?

Img_4614 Img_4604 Img_4582 Img_4581 Img_4592 Img_4590 Img_4603 Img_4606 Img_4616 京都の代表的な観光地・嵐山が「スイてます」「スイでます」と言っている。手にシューとする消毒剤は置いてあります~とも言うている。新型コロナ拡大の影響でどうスイているのか。嵐電嵐山駅近くのギャラリーで知人の個展開催、鑑賞兼ねて行ってみたら~である。

 

 連休、ポカポカ陽気のせいか、それとも「スイてます」の逆効果か、人また人で、にぎわっている。中国人観光客は見当たらないが、日本人観光客がマスクして戻ってきている。渡月橋、天龍寺、野宮神社、竹の小径…、ソフトクリーム、胡瓜一本漬けなど食べ歩きながら「なんや、多いやんか」の声がする。土産物店の塀に「スイてます」ポスター4枚、キャッチがうまい。

 

 弘法さんの弟子、道昌が大堰川改修でどうしょう?と橋をかけ、亀山上皇が東から西へ月の渡る様子を見て名付けた渡月橋。「スイスイ渡れて、なんか…すいません」。橋を渡って岩田山モンキーパークは「人間よりサルの方が多いとか…久しぶり」。亀岡からの保津川下りは「今なら待ち時間なしで下り放題」。人気の竹の径は「竹には空気清浄、殺菌作用あります」と。どの「スイてます」ポスターもひと捻りが効いて、新型インフルでも「フエてます」?。

 

 ※ 嵐山行は2月連休の25日昼から。

 

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2020年2月27日 (木)

御苑のクスノキ、存在感を見た!

Img_4373 Img_4374 Img_4375  Img_4377 Img_4379 Img_4380 Img_4381 Img_4384  Img_4386  幹元がドドンとどっしりして、幹がググ~ンと高く伸びて、枝は横へエエダ、エエダ?と広がって、これが存在感というのだろうか。広い京都御苑の中、気になる木は数多くだけど、この巨木・クスノキ、樹齢はどれくらいか、どっきりして、じっくり見た。

 

 御苑の梅林、黒木の梅を見に行って~である。烏丸丸太町から北西、下立売門から入って100㍍ほど、地下水を循環ろ過する「出水の小川」が流れる芝地、それこそ何年も何年ものクスノキだろう。御苑内はマツ、ケヤキ、イチョウなど樹木は約5万本という。これまでも御苑歩きして、あの木なんの木気になる木と何本も出会ってきたが、これもまただった。

 

 手元の樹木図鑑を開くと、クスノキは漢字で楠、樟と書くクスノキ科ニッケイ属の常緑高木。樹高で20㍍、幹の直径2㍍にも。本州、九州など暖地に分布。神社の境内で巨樹、老樹になり、天然記念物に指定が多い~と出ていた。樟脳効果、医療でカンフル剤、家具でタンス、衣服の防虫剤もという。このクスノキの存在感、どうしたらデジカメ写真で表現出来るか。真下で懐に入り、ずっと離れて俯瞰し、生気をいただきつつ撮った。

 

 

 

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2020年2月26日 (水)

先斗町でライブペインティング

Img_4446 Img_4435 Img_4443 Img_4436  Img_4437 Img_4441 Img_4440 この世の中、どこでどんなライブに出会うかわからない。らいぶ、いや、だいぶ夜も更けてきた午後9時ごろか、懇親会すんで♪~富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町で降る雪も~♪のお座敷小唄が聞こえそうな先斗町の石畳を歩いて、お絵描きライブと出会った。

 

 かつて鴨川にフランス風の歩行者橋計画があった先斗町公園あたり。木屋町三条の黄桜ビル4階の居酒屋出て、四条通りのバス停へ帰り道である。水色のジャンバー、手ぬぐいバンダナの男性が大きな板に向かって、筆を動かしている。周りには、立てかけた板絵を展示、ポストカードも1枚250円で販売している。どんな絵描き屋さんだろう?声をかけた。

 

 絵筆を持って、こちらに顔を向けた男性、若そう。目が優しそう。受け答えも素直、はきはきしている。京都出身、35歳で、美術大学は出ていないが、絵が好きで昼間は働いて、この場所が気に入って、ライブペインティングによく来ているという。いま描いている絵は、ギターで弾き語りのライブ青年、隣はトランペットの男性、はつらつとした歌声が聞こえてきそう。立てかけた絵の一枚、は背広と帽子で自転車の青年…、絵は動いて、生きて、ライブしている。

 

 ※ 青年は「keino」と落款。沖縄本部、京都出町の枡形商店街などにライブペインティングした板絵が展示してあるという。

 

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2020年2月25日 (火)

「カラスの行水」の現場

Img_4387 Img_4399 Img_4402 Img_4403 Img_4404 Img_4406 Img_4407 Img_4408 Img_4409 見た、見た!これ、これ!これが「カラスの行水」や。黒い身体ごとドボン、羽根をバシャバシャ、水しぶきが飛び散った。ひと浴び、ふた浴び…撮った、撮った、写真、撮った!。ウワサどおり、あっと言う間、短い短い「カラスの行水」に立ち会った。

 

 目撃した現場は、京都御苑の「出水の小川」。烏丸丸太町から北へ最初の門、下立売門から東へ5,60㍍ほど行った芝地の中である。かつて、御所の防火用にひいた琵琶湖疎水だけど、今は井戸水を循環ろ過させて、安曇川石で囲って、せせらぎのように水を流している。芝地の中30㍍ほど、川幅は1㍍少し、きれいな水である。長い足?軽く一歩でまたげる。

 

 もう7分咲きという御苑梅林の写真撮りへ行って~だった。「出水の小川」由来の駒札を見ていて、カラスが川へ降りてきた。川の中、短い足でちょこちょこ歩きだした。距離にして3㍍ぐらい。くちばしが太くアーチ状、ハシボソでない方、目もきついので、獰猛なハシブトガラスに間違いない。デジカメを向けても、ゆうゆうとしている。餌を探しているのかと見ていたら違った。水浴び、行水だった。バシャバシャ、わずか3秒足らず、我がデジカメはその瞬間を見た。

 

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2020年2月24日 (月)

京都御苑「黒木の梅」

Img_4353 Img_4411 Img_4369 Img_4367 Img_4360 Img_4357  Img_4363   Img_4372 Img_4397 Img_4395 梅は梅でも「黒木の梅」だという。樹高5,6㍍、左右に枝を張って、八重、濃紅の大輪を咲かす名木。堺町御門から京都御苑に入って、九条池の北側にある。鷹司邸跡地、竹囲いの中、開花を始めた。例年、3月になってからの遅咲きだが、暖冬の今年、早め早めである。

 

 新聞の梅だよりでは、和歌山の南部梅林は散り始めと出ている。京都の梅の名所・北野神社もTVで見ると満開が近いようだし、京都御苑はどうかと見に行った。御苑の梅は200本、このうち梅林に150本あり、白梅、紅梅は7分咲き、少し離れた「黒木の梅」は5分咲き。「黒木の梅」は1本だけでも由緒があって、御苑案内の中でも表示され、現場では由来の説明板まである。

 

 この梅は九条家で生まれ育った英照皇太后が子供のころからあったという。英照皇太后は孝明天皇の皇后さん、明治天皇のお母さん。説明版によると、大正天皇即位大礼のおり、九条邸からこの場所に植え替えになったが、枯れてしまい、現在の梅は接木により植継された2代目という。黒木はハイノキ科の常緑高木。樹皮は帯黒色、平らで滑らかという。近づいて香りのほどをクンクンして、近づいて離れて青空も入れてデジカメ撮り。うめく?撮れたかなあ。

 

※ 写真は2月20日。

 

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2020年2月23日 (日)

京田辺市の「一休品」

Img_4256 Img_4242 Img_4247 Img_4255 Img_4244 Img_4245 Img_4249 Img_4254 Img_4252 四条通りを歩いて、ウインドウに目をやると「一休品」の表示が出ている。一度通り過ぎて、ちょっと待てよ、何かおかしい~と確認に戻ったら~である。とんちの一休さんのお寺が町にある京田辺市のブランド商品が「一休品」だという。足を止めて、ひと休み?した。

 

 ウインドウは野村證券京都支店、四条堺町角。一日に何度か、祇園祭長刀鉾のからくりがコンチキチンと出て来るフロアがある。野村證券さん、ポスター、チラシ配布などで京田辺市を紹介、ふるさと納税返礼は抹茶チョコなど一級の「一休品」で~と、支援している。京田辺市は京都市と奈良市の中間、近鉄で新田辺駅、JRで京田辺駅、京都から快速25分内。

 

 同志社大学田辺キャンパスがあって、全国有数の玉露の産地であり、一休さんが63歳から88歳まで25年間住職だった一休寺こと酬恩庵がある。近鉄とJRと一休寺を結ぶ600㍍はとんちロード、電柱に22枚のとんち案内という。その一つ、足利のお殿さんが、屏風絵の虎を捕まえて見よ~と言われた一休さん、縄を持ってきて「準備が出来ました。追い出して下さい」。頓智とは、その場に応じて即座にでる知恵。「一休」=「一級」の頓智でありたい。

 

 

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2020年2月22日 (土)

「鳥せい」の酒粕ラーメン

Img_4165 Img_4150 Img_4162 Img_4166 Img_4169 Img_4155 Img_4156 この間、「鳥せい」で、酒粕ラーメン食べたって?。せいやねん。そうや~言うとこ「鳥せい」のせいで洒落たんかいな。ようわかるなあ、せいやねん。「鳥せい」って、京都伏見が創業の鳥料理の店やろ。何でまた、酒粕ラーメンなん。そこそこ、ええ質問やなあ。

 

 ラーメンのスープ言うたら、豚骨、煮干し、醤油、味噌やのになあ。せいやねえ。また洒落かいな。もうよせい?。そやなあ、あんまりしつこいのは嫌われるなあ。もうよそう。鳥料理の店がなんで酒粕ラーメンかと言うとやなあ。伏見は昔、地下水が多くて「伏水」と言う地名で、今も酒蔵が多いけど「鳥せい」は、そこの老舗の蔵元、山本屋と業務提携したんや。

 

 ほな、伏見まで行ったん。いや、京都タワーサンド地階のフードコートに出店してたんや。最初は鳥めし、これがうまかった。その時、酒粕ラーメン知ったんかいな。そうやねん。味、どうやった。スープは白濁、とろっとして、あっさりかな。細麺で、鶏肉3枚、しな竹に葱で800円や。ほかのメニューは?。焼き鳥と酒のほろ酔いセット、とりカツ丼、とり梅茶漬け…それにとりラーメン…。まあ、とりどりみどり?結構、結構、コケコッコーやった?。

 

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2020年2月21日 (金)

ならず者で天才画家・カラヴァッジョ

Img_4176 Img_4184 Img_4186 Img_4185 Img_4190_20200218101301 Img_4192 絵が光と影なら、人生もそうだという。喧嘩好きの暴れ者、殺人、投獄、逃亡…それでいて、人物、静物などリアルな表現力、絵は天才だった。イタリアが誇り、10万リラ紙幣の人物にまでなったその男は、カラヴァッジョ。17世紀、バロック絵画魁の画家である。

 

 日本では3度目のカラヴァッジョ展が札幌、名古屋に続いて大阪のあべのハルカス美術館であり、行った。看板は、娼婦から聖女になったマグダラを描いた代表作「法悦のマグダラのマリア」。~罪を犯した者は罪から救われることが最高の喜び。キリストと出会って得た彼女の喜びを描いた~と、絵解きのキャプションで、カラヴァッジョにそう語らせている。

 

 見開きのチラシで見どころを紹介している。体を反らし、天を見て、半眼から流れる涙、ピンクに染まる瞼、長い金髪、組まれた手、それと頭蓋骨、十字架…などと。展示は真ん中の会場、右下に頭蓋骨を確認したが、涙は?十字架は?…光と闇の中だった。1606年制作、ナポリからローマへ恩赦願いの途中、38歳、熱病で亡くなる4年前である。看板右上に「赦したまえ」の文字。天才画家でならず者、カラヴァッジョの人生を示す一枚である。

 

 ※ カラヴァッジョ(1571-1610)イタリア・ミラノ生まれ。 ※ 展覧会は2月16日で終了した。

 

 

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2020年2月20日 (木)

「口運(くちうん)」

Img_3999Img_3993Img_3992 Img_3981Img_3980Img_3983Img_3988Img_3986   こなれた文章を書く元女優、沢村貞子さんのエッセイ「老いの楽しみ」を読んでいたら「口運(くちうん)という言葉が出てきた。どの辞書にも載っていない俗語、つまりは食べ物のツキ。食いしん坊にとって何よりうれしい言葉~と書いて、幸運な「口運」を紹介している。

 

 京都文化博物館1階ろうじてんぽ内、京都なだ万賓館へ入って、出来てきた日本料理の数々、思い起こすと、あれが沢村貞子さんの言う「口運」だった。~老舗はいつも新しい~と、日本一の和の膳を目指す「なだ万」は、フランスで7月革命のあった天保元年(1830)灘尾萬助が大阪で創業、明治、大正、昭和、平成を越え、令和の今年190年目という。

 

 漱石、鴎外の小説に出て、東京サミットではホテルニューオータニ内の本店・山茶花亭が晩餐会場になっている。国内26店舗、海外6店舗、4年前に京都に初進出してきた。文博の展覧会鑑賞帰り、知人と偶然会う幸運があって、なだ万の「口運」が次々に。よもぎ胡麻豆腐、穴子寿司、鯛やヒラメの造り、鱈の旨煮、湯葉餡、イベリコ豚の香味焼…、ご飯は冬野菜の釜炊き、抹茶プリン…。沢村貞子さんが言う「口運(くちうん)」=幸運、ここにあり。

 

 

 

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2020年2月19日 (水)

東寺の「東大門(不開門)は歴史の門

Img_4015 Img_4019 Img_4020 Img_4022 Img_4024 Img_4026Img_4036 Img_4032 Img_4035 Img_4029 これかな?、この穴がそうかな。京の冬の旅、東寺へ行って、重文「東大門(不開門)」の柱を見た。後醍醐天皇側の新田義貞軍が、東寺に本陣を敷く足利尊氏を攻め込んだおりの矢の痕だという。天下分け目の決戦を示す幾筋もの矢の痕、やあ、やあ~と確認した。

 

 平安京を象徴する東寺、教王護国寺・真言宗の東寺、空海・弘法さんの東寺、日本最古・五重塔の東寺…、100㍍日本人初めて9秒台の桐生選手の出身高校・洛南高校が境内にある東寺…、国宝の仏さんも数々だけど、あの建武3年(1376)6月の戦いから640年、「不開門」は、鎌倉、南北朝から足利の室町幕府誕生へ、あけず、あかず~の歴史の門である。

 

 書棚にあった東寺住職、三浦俊良さん執筆の名書「東寺の謎」を持って「不開門」と対面した。第3章はドラマを生んだ三つの門、その一つが尊氏が九死に一生を得た「不開門」である。新田軍など2万、尊氏軍は敗戦必死だったが、本陣の門を閉めたことで、戦いの流れが変わったという。戦国時代、信長、秀吉も尊氏にあやかり、縁起がよいと、東寺を本陣にしている。三浦著~今も残る、なんすじもの矢の痕が戦闘のすさまじさを物語る~の頁を開けて、柱の穴、穴が開くほど見た。

 

 

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2020年2月18日 (火)

冬あり、春あり、花は咲く

Img_3881 Img_3874 Img_3839 Img_3838 Img_4018 Img_4085 Img_4087 Img_4114 Img_4119 Img_3560 節分、立春すんで、令和2年この2月如月、まだ冬なのか、もう春なのか、気温の変化がややこしい。江戸の端唄は♪~梅は咲いたが、桜はまだかいな~♪だけど、出歩くと、花屋さんにチュウリップ、庭木の寒椿も元気だし、旬の梅は、白く紅く、桜だって咲いている。

 

 江戸の端唄は、♪~ああ、しょんがいな、しょんがいな~♪とはやして、意味は、ああ、そうかいな、そうかいな。冬あり、春あり、また冬ありの、毎日だけど、♪~花は花は…花は咲く~♪である。方丈記の里近く日野の果樹園で見たビワの白い小さな花、山科の自宅から徒歩3分のバス道でみつけて、烏丸通り六角の花屋さんでは、温室栽培のチュウリップ。

 

 「冬の京都は贅沢だ。」とキャッチコピーする京の冬の旅。五重塔の東寺へ行って、境内で白梅と紅梅が重なり、競い合っている。北門から出て、宮本武蔵が隠れていた観智院はしだれ梅が満開。麒麟がくる~の大河ドラマ記念で、光秀位牌がある妙心寺仏殿へ行って、南門すぐの龍泉庵にピンクの椿、苔庭に落ちている。御池通の北側歩いて、日本最古の小学校、柳池校記念碑前にサクラ、桜、さくら~と、寒桜が咲く。気温変化に戸惑いつつ、花は咲く。

 

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2020年2月17日 (月)

トンビと鴨の共演?競演?

Img_3369 Img_3360 Img_3358 Img_3368 Img_3357 Img_3356 Img_3367 これは競演なのか、それとも共演なのか。上を見ると、トンビが大きな輪をかいている。1羽、2羽…7羽はいる。油揚げ注意?。下を見れば、鴨が群れて泳いでいる。1羽、2羽…やはり7羽はいる。鴨鍋シーズン、葱しょっている?。上を見て、下を見て…、忙しい。

 

 舞台は鴨川の二条大橋の上と下である。鯖街道の終点・出町で高野川と一緒になって、川の名前は賀茂川から鴨川へ変わっている。平安神宮から西へ西へ、東大路通りを越え、魚料理で人気の居酒屋「よこちょう」前を過ぎて、川端通り前の橋である。北東に比叡山、西南に京都市内で高さ1番、60㍍の京都ホテルオークラが見える。橋上通りがかって、トンビ&鴨だった。

 

 鷹はホークス、鷲はイーグル、鳶はとび職?。いずれもタカ目タカ科という。みんな高く飛ぶ。鷹、鷲は、鵜の目鷹の目で生きた動物を狙うのに対し、鳶はピーヒョロ、ピーヒョロと鳴いて、はばたかず、何でもOKの雑食という。鴨川の鴨は、江利チエミが歌ってヒットした「カモナ・マイ・ハウス」…何でもあげましょ!私のおうちへ、ヘイ、カモン!。写真は橋から撮ったトンビと鴨の皆さん。競演か、共演か、デジカメ撮り上へ下への大騒ぎ?。

 

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2020年2月16日 (日)

ナフタリン作品は「うたかたのかさね」

Img_3837 Img_3812 Img_3821 Img_3814 Img_3836Img_4010 Img_3830 Img_3828 Img_3822 Img_3834 Img_3817   ナンなんこれ!。寒いのに氷柱なんか置いて…氷室?。こっちはキャンパス、ナニが描いてあるのか。小さいアワツブ、気泡かあ?。理解、途方に暮れるナア。グランドピアノの上はナニ!、ガラス球体やけど…旧態のまま?。どれもこれも透けて見えて、ナンなんですか。

 

 これは、現代美術作家、・宮永愛子さん(46)の作品。ナンなんか~答えを言うと、ナフタリンを素材にしたインスタレーションアート。京都出身の宮永さん、東京藝術大学大学院出て、外国にも留学して、ナフタリンや塩を使って、さりげない日用品のオブジェを制作する。透き通った作品で過去を視覚化して、変化する現代を現わし、作品の評価は高い。

 

 京文博であった京都府新鋭選抜展に特別出品。日銀京都支店だった別館会場に「うたかさねのかさね」と題して、氷柱、額、ガラス球体を並べた。カウンターの扉から光を漏らし、ナフタリンの結晶も見せている。三条通りぶら歩き、ちょっと覗きに入ったら、宮永さん作品だった。氷柱作品、冷たいかなあ。気泡の絵は透けて、誰か向かい側に立つと、新しい絵になる。110年前の銀行は、ナフタリンの結晶で今に蘇って、ここは何処?と浦島太郎?。

 

 ※ 京文博の宮永展は2月9日で終わった。 ※ 宮永さん、現在横浜市在住。昨年の瀬戸内芸術祭など出品、個展など作品は多い。 ※ 宮永さん写真はチラシから転写。

 

 

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2020年2月15日 (土)

卒業制作は「eat、eat、eat」

Img_3588 Img_3587 Img_3583 Img_3569  Img_3580Img_3578 Img_3575 Img_3576 Img_3574 Img_3573 ポスターのイラストをズズっとアップすれば~である。お椀か、弁当箱か、中に絵具のチューブ、色鉛筆、フィルム、ピン止めなど画材、それにUSBまで詰まって、「三度の飯より制作が好き」とキャッチ。うまい!。昔ならオロナイン軟膏三つ、いまは座布団三枚。

 

 京都市美別館であった成安造形大学卒業制作展2020、イラストレーション領域イラストレーションコースを見に行った。絵本、漫画、アニメ、挿絵、ポスター、広告…、イラストレーションは、日常生活の中に溶け込み、社会を豊かにする身近な美術だという。会場1階から2階へ、飯より好きなイラスト、これは漫画、それはアニメ、あれは広告…である。

 

 制作も好きだけど、食べるのも好きという作品はタイトルが「eat、eat、eat」。2階奥の展示、岸田ゼミの藤原遥奈さん制作である。これも食べました、あれも食べました~のイラスト。「いただきます」からイート入り。ダブル・ハンバーガー、フォークでステーキ、玉子焼き乗せトースト、肉まんに豚まん、甘いスイーツ、粒々ピタカ…、食の経験を生かす卒業制作「eat、eat、eat」。これはええっと、いいぞ…、ご馳走さまでした。

 

 ※ 市美別館の成安卒業展は2月9日で終了した。

 

 

 

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2020年2月14日 (金)

登録有形文化財「Kaikado Cafe」

 Img_3772 Img_3765 Img_3766 Img_3753 Img_3751 Img_3756 Img_3761 Img_3757 Img_3764 古そうなビル、壁に「登録有形文化財」の文化庁銘板がはめ込まれている。表のドアは「Kaikado Cafe」。どんな店か話のタネ、本読み兼ねコーヒー一杯と入ったら~である。店内パッと明るい。客も一杯。一つだけ空いていた窓際カウンター席に座った。

 

 東本願寺別邸、渉成園・枳殻邸の向かい。七条から河原町通りを少し北へ、バス停の真ん前である。席からバス、枳殻邸の土塀が見える。振り向かないと店内全体は見えない。お決まりになりましたら~と、メニュー表が届いた。ブレンドコーヒー850円…、う~ん。ヴェローチェ210円に慣れているけど、これしかないだと注文して、振り向いて店内をみた。

 

 天井が高い。深煎り焙煎、湯気が上がって焦げっぽく匂う。いろんな茶筒展示、ケーキもある。850円コーヒーが来た。淡いブルーのカップ。宇治の朝日焼きかな。ヴェローチェなら4杯分のコーヒー、味わって、味わって、うん、やっぱり値段どおり。店内視察へ、トイレに立った。奥へ広く、テラスも。聞くと、むかし京都市電の車庫だったという。TVにも出た茶筒の老舗「開化堂」が買い取り、5年前に外観そのままに店内を改装、カフェに。それがレトロ人気で開花したという。

 

 

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2020年2月13日 (木)

忍びの里・甲賀を歩く

 Img_3607 Img_3631 Img_3664 Img_3635 Img_3620 Img_3627 Img_3625Img_3626 Img_3611 Img_3613 Img_3636  Img_3414 ドロンドロン、あらっどこに…、アラン・ドロン!。高いビルもひとっ飛び、空を見よ!スーパーマンだ!。手裏剣もほらシュシュシュ、金比羅フネフネ!。ここは忍びの町・甲賀じゃ。この忍者どうじゃ!、信楽の狸も出るんじゃ。スカーレットもか?そうじゃ!。

 

 JR草津線に乗って、甲南と甲賀の駅を降りた。町を歩いて、出るわ、出るわ、あんな忍者、こんな忍者、どこからともなく、デルデスデムデン?。どう出たか、証拠に写真、写真と撮っておいて、パソコン保存で確認したら~である。ドロンと消えた忍者がまた出るわ出るわ。ここでまたデルデスデムデン!ちゃうか。いや、ようわかってもらって、以心伝心!。

 

 山一つ越えた伊賀は「いが」と濁り、甲賀は濁らず「こうか」と読む。効果どうか?。まあ、ともに日本を代表する忍者の里。甲賀は秀吉、伊賀は家康のお抱え忍者でライバル。そんなこんな~を思って、町並み拝見「ぶらり近江はっけん伝」の取材である。甲賀駅舎構内の壁面は火遁、水遁の術イラスト、甲賀市の市章は手裏剣、支障はない。通学路は飛び出し忍者坊や、信楽からは忍者狸、マンホールも忍者…。撮ったにんじゃ写真の数々、どうじゃ、どうじゃ?。

 

 ※ 「ぶらり近江はっけん伝」は、びわ湖芸術文化財団(びわ湖ホール内)発行「湖国と文化」で連載中。

 

 

 

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2020年2月12日 (水)

仏壇・仏具と仏さんキャラのコラボ展

Img_3311  Img_3350  Img_3334 Img_3347 Img_3328 Img_3323 Img_3319 Img_3316 世の中はコラボ新時代、ナニとナンとがナニしてナンとヤラア~である。この間は、ゲームのアニメと仏壇・仏具が展覧会でコラボした。これは初めて、これは珍しい~と、デーリースポーツと京都新聞に載った。会場は京都・岡崎のみやこめっせ。一体どないなってる?と行った。

 

 会場入り口は高価そうなお仏壇とアニメの大日如来が並んでいる。京都府仏具協同組合が毎年開催する京仏壇・京仏具展で、今年で55回目。そこへ、アニメ化された人気ゲームの「なむあみだ仏つ!蓮台UTENA(ウテナ)!」の仏さんキャラ数々。展覧会は2日間限定。お寺さんも、檀家さんも、若者も…、これはほっとけない?と見に来ていた。

 

 職人さんの仏壇、仏具づくりの実演と展示販売があって、袈裟を来たお坊さん2人、今朝来たのか?相談コーナーに。仏壇新時代、アート仏壇も販売している。展示会場の奥が今回初のコラボ展。仏さんキャラ、こんなにもと思うほどある。釈迦如来など如来さん、観世音菩薩など菩薩さんなど、みんな若くてカッコいい。ゲームは「悟り」VS「煩悩」、「現世」VS「末世」…、戦いの舞台は梵天寺という。これが今の時代、現実のコラボでおまっせ?。

 

  ※ 展覧会は2月1、2日で終わった。

 

 

 

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2020年2月11日 (火)

丹波焼の里

Img_3266 Img_3263 Img_3256 Img_3186 Img_3222 Img_3237 Img_3250 Img_3223 Img_3227 Img_3274 Img_3272 Img_3284 陶、陶、陶…、「陶」一文字の案内が出ている。とうとう?日本六古窯の一つ、丹波焼の里へ来た。JR駅からバスで15分、黒豆、栗、デカンショの丹波篠山である。土と語る森の中の美術館「兵庫陶芸美術館」の展示作品を見て、里山に軒を連ねる窯元の路地を歩いた。

 

 バスを降りた美術館は高台。大河ドラマ「麒麟がくる」の光秀が丹波攻めの八上城跡も近い。入口、陶芸家・清水九兵衛さんの赤い抽象彫刻が目立つ。開館から15年記念展は「TANBA NOW」(丹波の今)」。地元作家の作品と、堆滋(ついじ)という独自の技法で紫綬褒章の神農巌さん作品展である。大津市在住、神農さんから招待券が届いたので行った。

 

 展示の始まりはモザイクアート。窯焼きのかけらが甦っている。神農作品、淡いブルーが神秘的、今は祈りがテーマという。地元の作家展。ギャラリートークの大上磯松さん、丹波焼ルーツの穴窯にチャレンジ、5日間マキ500束で文鉢を焼いた~と話す。火力もだが、どこに鉢を置くか、窯詰がポイントと言う。朝ドラ「スカーレット」はそこの描写が??とも。外へ出て、得意のぶら歩き。復活登り窯は、丹波焼き800年の象徴。長さ46㍍、ロングロングでアロー?。

 

 ※ 丹波篠山市は令和元年5月に篠山市から市名変更。

 

 

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2020年2月10日 (月)

「とけコロ」と「あふれメンチ」

Img_3300 Img_3299 Img_3302 Img_3304 Img_3450 Img_3451 Img_3454 Img_3455 コロッケは「とけコロ」だといい、メンチカツは「あふれメンチ」だという。新しモン好き、珍しモン好きの初物ぐい~の性格としては気になる。フードメニュー得意のコンビニ、ローソンが1月14日から大々的に売り出した新メニュー、気になって、気になって~だった。

 

 2万店舗突破のセブンイレブン、サークルK合併で1万6千店舗のファミマに次いで、ローソンは1万4千店舗、コンビニ店舗数ランキング第3位である。正月明けのいま、全国どの店の前にも派手なノボリ旗が2本立つ。赤い旗は「じゃがいもとけとけ~とけコロ」、青い旗は「スープがあふあふ~あふれメンチ」。コロッケ160円、メンチ180円である。

 

 出歩き業務、ローソン前通るたび、例によって、そのうち、そのうちで、取材兼ねて滋賀県甲賀市、忍者の里・甲南町を歩いて~だった。町の中心を流れる杣川沿いの県道、歩き疲れで見つけたローソン、ノボリ旗を確認して入った。新メニュー二つ、チンしてもらったがイートインはない。近くの杣川堤防に座り、箱を開けた。メンチは真ん中を割ったら肉汁ジュッジュッ、とけコロは衣の中のじゃが芋がトロトロ…と出た。二つ合わせて、メンコロ!。

 

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2020年2月 9日 (日)

「スカーレット」と「麒麟がくる」の滋賀県

Img_2817 Img_2811 Img_2812 Img_2939 Img_2818 Img_2806 Img_2829 Img_2831 Img_2808 NHKの朝ドラ「スカーレット」の視聴率はトップだし、今年始まった大河ドラマ、光秀の「麒麟が来る」も追随している。「スカーレット」は女性陶芸家がタヌキの信楽、「麒麟がくる」は光秀の居城が坂本である。ブランド力が低い滋賀、認知度が上がってきて、ドヤ!。

 

 県出身の直木賞作家、姫野カオルコさんの新著が出た。タイトルは「忍びの滋賀」~いつも京都の日陰で~。帯は~朝ドラ「スカーレット」の舞台は日本一スルーされる県でした~。びわ湖は何県か知らない。千葉県、佐賀県と間違えられる。比叡山は京都と思われる。鮒ずしの食べ方わからない…。地味な出身県のことオドオドしながら、面白くエッセイしている。

 

 東京在住の姫野さん、ふるさとを心配しているけど、大津駅構内は今、スカーレットと光秀博のポスター並び、注目度は高い。信楽の陶芸とタヌキ、光秀の菩提寺・西教寺の写真もある。駅隣の大津市観光協会、光秀のノボリが立つ。観光ビデオ、光秀の坂本は?スカーレットの信楽は?と見ていたら~出た。なんと、駅前で今年創業10年、スタンド林屋の林亮二さんが出た。駅前マルシェ出店である。個人的に我が認知度は高く、今年もスルーできそうにない。

 

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2020年2月 8日 (土)

JR相野駅は都会?田舎?

Img_3156 Img_3174 Img_3160Img_3158 Img_3161Img_3165 Img_3159 Img_3166 Img_3171 Img_3164 Img_3291 都会なのか、田舎なのか?宝塚線なのか、福知山線なのか?JR相野駅である。京都から1時間半だけど、はるばる~来たような。丹波焼の里・兵庫陶芸美術館へ行く駅前からのバスは1時間に1本、まだ時間はある。正午は回っている。さて昼食、店はあるだろうか。

 

 駅前に食堂、カフェはない。コンビニもない。クルマ通りへ出た。但馬牛の血を引く地域ブランド・三田牛の看板が見えた。ここは大阪の近郊、開ける兵庫県三田市。JR線は空港がある伊丹駅、阪急と乗り入れ宝塚駅…、そこから先は福知山へ各駅停車で、駅着いて自動ドアでなく、開けるボタンで下車する相野駅である。都会か、田舎か、その判断は分かれる。

 

 田舎としても、お腹である?。三田牛の看板の下に「肉のマルセ」、店の外にスレート屋根の食堂。貼り紙メニューは、豚しそ入り巻きずし400円、ジャンボ牛串500円。紅白幕の中、椅子がある。ここしかない、これしかない…んだよ。太い巻きすし、切ってもらって7切れ。安い、うまい。大きな肉串も追加して、店員さんとしばしも休まず雑談。お名前、勢戸さんの「勢」で屋号がマルセ、牧場3か所に700頭、精肉を全国販売…、ここは、モウかっているか否か?。

 

 

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2020年2月 7日 (金)

国の天然記念物「うつくし松」

Img_3039 Img_3050 Img_3079 Img_3061 Img_3076 Img_3071 Img_3065 Img_3066 ここまで来たら~と、国の天然記念物・うつくし松の自生地へ行った。滋賀県湖南市平松、JR草津線の甲西駅から歩いて30分。うつくし松は、東海道名所絵図に載り、歌川広重が浮世絵に描いている。円と山の扇型、傘型、箒型の4種…、変わった松は美しく~だった。

 

 湖南市はいま3期目の谷畑市長がコニャンと洒落て、蝶ネクタイをしている。平成の合併で甲西町と石部町が合併して出来た人口5万4千人の町。季刊誌「湖国と文化」の連載取材で町歩きするのに草津線に乗った。甲西は始発草津から手原、石部の次。スタンド林屋・林店長の~というより、防衛12回、元世界バンタム級王者、山中慎介選手の出身地である。

 

 市東庁舎にも、山中看板が出ていた。我が町自慢の有名人看板、左のストレートが効いている。うつくし松は庁舎とは反対、駅の北口から。旧東海道まで出て、酒屋さんを左へ~と聞いた道順、道路工事現場、東山台の団地を超え、坂道900㍍だった。標高227㍍、美松山の南東斜面…、昭和天皇の行幸もあった変わりアカマツの大小数々…、土質と劣性遺伝の影響から、幹元から枝分かれ、日本ではここだけよ~と、未だに反省せず自生していた?。

 

 ※ うつくし松は県内では、種苗採取で、名神菩提寺SA、MIHOミュージアムに数本植わっている。 ※ 自生地では大小200本以上あったが、松枯れなどで今は90本ほど。 ※ 昭和天皇の行幸は昭和56年(1981)滋賀国体開催のおり。

 

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2020年2月 6日 (木)

真宗興正寺、紅白の梅2本

Img_3121  Img_3499 Img_3105 Img_3490 Img_3494Img_3496Img_3502 Img_3108 紅梅と白梅が左右にほころんで、見事である。真宗十派の一つ、興正寺派の本山・興正寺境内に咲く梅の古木二本。三門入って、御影堂から見て、右に白梅、左に紅梅である。紅梅が先に咲き出し、白梅が追いかけ、まるで紅勝て!、白勝て!みたいに競っている。

 

 お寺は西本願寺の南側に隣り合う。堀川七条の西北かどで、境内から西本願寺の国宝・飛雲閣の後ろ側がよく見える。本読み兼ねた一服で、山科から京阪バス803号に乗り、直通で終点の西本願寺聞法会館へよく行く。興正寺の紅梅、白梅はその帰り道に見つけた。1月の終わりと立春の日と2度、境内に入った。今、台風で破損、修理中の御影堂の前である。

 

 左右の紅白梅は、山門屋根近く伸び、5,6㍍ほどか。お寺の創建は鎌倉時代の山科からで、何度か移って、明治9年(1876)にこの場所へ~と駒札に出ているので、梅もその頃からだと140年以上の古木である。梅は馥郁として、京都御所・紫宸殿の左近の桜、右近の橘のように御影堂前で左右対称、見ごたえがある。尾形光琳「紅白梅図」の如く~でもある。山門の内と外、境内の正面、左右から…、対のほど、ついつい?見惚れる梅である。

 

※ 興正寺は開祖親鸞、本尊阿弥陀如来。寺名は聖徳太子の業績「正しい法を興しさかえさす」から。真宗十派、仏光寺派から独立。敬語は「やっぱり阿弥陀さん」。

 

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2020年2月 5日 (水)

ウン、ナニ、コレ?

Img_2940 Img_3104 Img_3101 Img_2314 Img_3126 Img_3102 Img_3504 出歩いて、思わず足が止まる店名、看板、告知がある。ウン?ナニ?コレ?と来て、なるほど・ザ・ワールド!なら決まり。町で見かけた、そんなワンフレーズ、ツーフレーズを紹介しよう。まずは、パチンコ屋さんの店名「De・MASSE」から~である。

 

 業界の店名は、キング、ラッキー、マンモスなどが主流だが、大阪弁の「でまっせ」をドス・パンチョスみたいな横文字の店名にして、「De・MASSE」という。~みなはん、でまっせ、ようでまっせ!~の呼びかけ。なんかジャラジャラ出そうな気になる。京都市役所から北へ河原町通りを歩いていてタマタマ見つけた。次は「やっぱり阿弥陀さん」。真宗十派の一つ、興正寺派本山・興正寺の垂れ幕である。

 

 西本願寺の南隣、いま改修中の御影堂前に掛かっていた。開祖は親鸞さん、ご本尊は阿弥陀さん。何をさておいても、拝むのは、やっぱり阿弥陀さん!。ワンフレーズ効果、印象深い。京阪バス803号系統の終点、西本願寺の聞法会館。そこの入り口看板は「西本願寺のお宿」で「宿」が赤文字になっている。スズメのお宿??ではありません。「うまいヤサイあります」、西本願寺「和顔愛語」(わげんあいご)、逆さま看板「焼き鳥」「京野菜BAR」などなど、ウン?ナニ?コレ?と目立っている。

 

 

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2020年2月 4日 (火)

商標登録「画写花」の個展

Img_2577 Img_2599 Img_2602 Img_2600 Img_2597 Img_2594 Img_2592 Img_2585 Img_2580 Img_2598 「画写花」(がしゃばな)-、商標登録した和紙創作切花という新しいジャンルのアートだという。考案者は元看護師の工藤了子さん。海外出展作品など個展開催、通りがかって見に入った。和紙が画になった作品の数々、花あり、人あり、ガシャッ?と写真を撮った。

 

 京都の烏丸三条上ル、NTT西日本三条コラボレーションプラザ。日々の出歩き、近くのNHK京都8K映像見て一服、信号渡って、向かい側で~自由にお入り下さい~の立て看板見て~だった。1階フロア、展示スペースが広い。作品とともに朝日新聞記事、エルミタージュ学芸員との対談した雑誌切り抜きが貼ってあり、どうして「画写花」なのかわかった。

 

 宮崎県日南市出身の工藤さん、京都で看護師35年勤めあげた。退職後、勤務時代に骨腫瘍の青年が「どうせ枯れる命」と言った言葉が忘れられず、それなら枯れない命と和紙の切り花づくりを考えたという。加賀和紙、丹後和紙見て回り、絵画も勉強して、患者さん励ましの折り鶴の経験など取り込んだ。イチから作品づくり始め20年、やっと人生観を描き出す作品が出来たという。工藤さん、命の大切さ思う「画写花」を日本中に咲かせる夢を持つ。

 

 ※ 個展は1月31日で終わった。 ※ サンクトペテルブルクの国際芸術祭など作品出展のほか、著書も。京都市右京区在住、地元で作品教室も開催。

 

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2020年2月 3日 (月)

台湾味の「ルーロー飯」

Img_2929 Img_2937 Img_2922 Img_2920 Img_2918 Img_2919 「台湾味ルーロー飯」って、どんなんだろう。地下鉄・京都市役所を降り、ゼスト御池地下街を歩いて、見つけた看板である。最初に見た頃「10食限定」と出ており、余計に気になっていた。通りがかって、そのうち、そのうちで、ついに入った。食べた!。それ、日本の「丼飯」だった。

 

 台湾生まれの黒い粒々・タピオカが去年、日本でブームになった。生タピオカ入りのミルクジュース販売の店は若い女性があふれ、みるみるミチル?だった。このブームにあやかってか「ルーロー飯」の店も去年8月末に開店した。店名は「BOBO TEA 台湾―生タピオカ」。黒い粒々タピオカジュースに加えて、台湾では定番という「ルーロー飯」がメニューの一つになっていた。

 

 「まだある?」と昼過ぎに確認、店内の壁側でカウンターでイートインした。ジュース付き900円だったが、単品500円にした。「ルーロー」は、中国語で魯迅の「魯」に肉をつけ、魯肉飯。肉は鶏でも、豚肉よし。この店は、ミンチ肉に葱、香こ2枚、煮抜き玉子。「ルーロー飯」は、台湾独特のスパイス、八角か、五香粉を混ざれば、それで台湾の家庭の味になるという。レンゲで口に運びながら、これが「ルーロー」「ルーロー」…、各国回って、ルーレット?。この洒落、もう一つ、いや、もう二つ。

 

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2020年2月 2日 (日)

因幡薬師参拝

Img_2207 Img_4 Img_2188 Img_2191 Img_2193 Img_2205 Img_2199 Img_2198 Img_2197 Img_2195 Img_2201 宗教心がそう高い訳ではないが、近くを通ると、お参りするのが習慣になっている。線香50円で先攻するか、後攻で100円のロウソクを灯すか。本堂前、心持ちお賽銭して、鐘を鳴らし、手を合わせ、頭を下げる。安産、長寿、家内安全、がん封じ…、ご利益数々という。

 

 平等寺というより、ご本尊が薬師如来で、因幡薬師。千年前、鳥取の因幡から縁あって、ご本尊がここへ尋ねてきた~と伝わる。京都の烏丸通、四条と五条の真ん中。むかし、近くに銭湯、葬儀場あったが、今はない。真言宗のお寺さん。本堂内と境内、広くはないけど、薬師如来、地蔵さん、大黒さん、閻魔大王、毘沙門さん、愛染明王、びんずるさん…仏さんが沢山である。

 

 お寺は家族経営のよう。お経、お札販売、朱印帳…よく行くので住職の奥さん、親戚ら4、5人の切り回しのほどがわかる。神社なら二礼二拍一礼のお参り作法だけど、お寺は?と、ご家族のお坊さんに聞くと、手を合わせてもらえれば…という。ご本尊の薬師如来は赤頭巾ちゃん。なぜか?火災対策、倒して外へ運び出すのに頭を打たないようにとか。これもスキンヘッド?。友達意識?、びんずるさんが愛くるしい。いつも頭をナデナデ、ナタデココ?。

 

 

 

 

 

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2020年2月 1日 (土)

「十二単」の衣は何枚?

Img_2835 Img_2841 Img_2849_20200128093801 Img_2839 Img_2838  Img_2844 Heiannjyuunihitoe Img_2836 「十二単」(じゅうにひとえ)って、言うけど、本当に12枚も着ていたの?。見た目、何枚も何枚もだし、12枚は~思っていたが、答えはノーという。「十二」は「十二分に」という言葉があり「たくさん」を意味、12枚の衣(ころも)ということではないという。

 

 京都駅ビル2階、南北自由通路へ入るギャラリー。月替わり企画、1月は「御所文化―典雅の世界」だった。御所の内裏とは~イラスト説明、紫式部、清少納言とは~で解説あって、ガラスケースの中に「十二単」展示だった。平安時代中期、貴族女性の正装で、正式には「五衣唐衣裳」(いつつぎぬからぎぬも)。漢字に衣が多く、ころもころもしていても、大人の衣装?である。

 

 では、衣は何枚つけているのか。手を合わせナンマイダ、ナンマイダ?と掲示の解説を読んだ。衣装の構成は時代により変化するが、基本的には「唐衣」「表着」「打衣」「五衣」「単衣」。それに「裳」をつけ「長袴」をはいて、重さは20㌔という。解説は衣の写真部分に吹き出し→入れ、どれがどこか、わかるよう工夫してある。見どころは色合い重ねた「五衣」のグラデーションという。ガラスケースを覗いて、全体見て、部分を見て、ひとえにナンマイダ!?。

 

 ※ 御所文化ギャラリー展は1月28日で終了。

 

 

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