あの「ベルリンの壁」ここに!
大阪天王寺公園近くのお寺の境内に「ベルリンの壁」がある。高さ3㍍の鉄筋コンクリート壁が二つ。大阪の元高校教諭で落語作家、SUさんの案内があり、JR天王寺駅からホテル街を抜け、どこどこ!と行って、ホンマにあった。お寺のシンボル、信者さんの持ち込みだという。
お寺は「統国寺」、聖徳太子創建と伝わる。百済古念仏寺、黄檗宗寺院など変遷を経て、今は在日本朝鮮仏教徒協会傘下という。南北に分断された朝鮮民族の国家統一を願う。信者団体が奉納の「ベルリンの壁」もその思いがこもっている。行ってすぐ壁を触った。幅はそうないけど堅い。重々しい。ところどころ削られた跡、裏側には壁番号か「A7」の文字…世界の歴史を感じる。
冷戦から一転、東西ドイツ統一で壊された壁。その一部分が、ここ大阪天王寺へ、どうして運ばれてきたのか、経緯はわからない。壁の下に石碑。「1961年8月東ドイツが建造、1989年11月ドイツ統一で崩壊、京都耳塚還国実行委員会―喜捨」と記してある。行った翌日、ベルリンの壁崩壊から30年だった。新聞、テレビの報道で知った。壁はさまざまにある。土の壁、心の壁、記録の壁、守りの壁、ゴルフ100の壁…、冷戦・ベルリンの壁…、壁はいつか破られる!。
※ 京都耳塚は、京博近く、豊国神社前にある。秀吉の朝鮮攻め、討ち取った兵士の耳を切り落として持ちかえった慰霊している。
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