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2019年8月

2019年8月31日 (土)

国の史蹟、秀吉の「御土居」

Img_4405 Img_4397 Img_4396 Img_4388 Img_4390  Img_4389 国の史蹟「御土居」って、ご存知かなあ。本能寺の変から10年、天下を制した秀吉が首都・京都の町を造り変えた総仕上げの壁と言えばいいかな。北は上賀茂、南は東寺、西は北野天神、東は鴨川とぐるり一周。総延長22・5㌔。これが、所謂、「洛中洛外」の始まり。

 

 いま、京都市考古資料館が創立40周年を記念して、東寺あたりから発掘の出土品477点を陳列、「御土居」とは~の発掘経過など展覧会を開いている。応仁の乱の西陣、堀川今出川を西へすぐバス停前である。夏休みの宿題か、近所のお母さんが子ども連れて勉強に来ていた雨の日、学びに行った。今も残る「御土居」跡は9か所、合わせても1㌔ほどという。

 

 俵屋宗達がいた鷹峯、道真の北野天神さん、同僚が学んだ北野中学構内…、高さ4㍍の土塁と深さ2.3㍍の堀。土塁の塁はバスケット・八村塁の塁、野球で一塁から本塁へ…、これ類推?。「御土居」の役割は防御、治安、治水…。秀吉の威信で大名動員、わずか3か月で完成。入り口の「京の七口」は、時代とともに増えて、破壊と開発で消えて、今に至るという。堀跡から人形頭、百文銭…、「御土居」展示に420年前の秀吉の首都・京都を感じた。

 

 ※ 展覧会は11月24日まで。10月には「御土居」見て歩きの企画も。 ※ 「御土井」は天正19年(1591)3月に完成。 ※ 秀吉(1537-1598)

 

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2019年8月30日 (金)

夏の終わりに蝉の抜け殻

  Img_4482_20190830063101     あの日見つけて、写真撮ってから昨日も今日もいる。地面から5、60㌢、細い枯れ枝の先っぽ、蝉の抜け殻である。殻から抜け出たのは何ゼミだろう。そりゃあ、シングルよりセミダブル?、いや、せみません。昼でも、晩夏だし、ヒクラシか、ツクツクボウシかなあ。

 

猛暑の8月はもう終わり、いやまあ、35度、36度、37度…暑かった。この暑いのに何処へ~と言われても、デスクのカレンダーは篆刻趣味の知人から頂いた山頭火の一句。8月は「酔うてこほろぎと寝ていたよ」。暑くても我が家に拘束されない自由人でいたい~と、あてもないないのに出歩いて、空蝉だった。源氏物語第54帖、あの姫御前・空蝉ではない。

 

夢まぼろしでない現実の抜け殻。本物はどこで、どう鳴いているのだろう。ツクツクボーシ、ツクツクボーシ…、夏の終わり、はかなく、せつなく、光源氏が空蝉を思うごとくだろうか。忘れ置かれたような抜け殻、見るたびに、今日もまだいたの~と、しゃがんで写真を撮っている。大石内蔵助が祇園へ通って、その名も大石街道、今は赤いラインの京阪バスが走る。清水焼団地・川田のバス停すぐの三差路である。来る秋へ、蝉は蝉でもセミヌード?。

 

 

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2019年8月29日 (木)

京都駅ビルに「新幹線の庭」

Img_4346  Img_4345 Img_4342 Img_4327  Img_4322 いま、JR京都駅ビル2階広場に「新幹線の庭」が出来ている。竹囲いの中、石、砂、苔の枯山水様式。流線型の大きな石は先頭車両、続く青いラインの石は2号車、3号車…、プラットホーム、小石積み上げは見送り家族…、京都駅に「新幹線の庭」にわかに誕生である。

 

     このイベント広場で続く京都美風シリーズ、この夏は「日本庭園の美」。京都市内の社寺2千と言われ、庭園が多い。江戸っ子弁で、洒落るなら~どんな庭園があるってえんだ~。竜安寺、勧修寺、詩仙堂、無鄰菴…、禅世界の枯山水、借景と水流れる池泉回遊式、苔むした茶席の露地…、町家では通り庭、坪庭、奥庭…てな具合いに色々あるってえんだなあ~。

 

 「新幹線の庭」の作庭は、代々小川治兵衛の次期12代目、小川勝章さん(45)。立命館大法学部卒業して、江戸時代創業の「御庭植治株式会社」を継いでいる。有名なのは7代目植治こと小川治兵衛で、平安神宮、円山公園などを作庭、明治から大正にかけ活躍、自然を生かした近代日本庭園づくりの先駆けと言われる。父、11代目とともに作庭の勝章さん、「新幹線の庭」は、先頭車両の石発見に苦労したと。観賞早く早く…、間もなく発車で~す。

 

 

※ 展示は8月31日まで。

 

 

 

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2019年8月28日 (水)

「何?これ?」…そんな作品でいいのだ。

Img_4025 Img_4022 Img_4008 Img_4012 Img_4059 Img_4052 Img_4063 神戸へ行って、JR三ノ宮の一つ手前、灘駅で降りて、ぶらぶら歩いて、出会いの言葉、一つ、二つ、三つ。灘でナンダと思わず、そうナンダと思ってもらえれば…。その一つ。美術家・横尾忠則さんは言う。~「何?これ?」そんな作品でいいのだ。わかる作品は底か浅い~と。

 

 「美術はどこにでもある。そのどこにでもあるものを発見するのが美術」とも言う。王子動物園前の横尾忠則現代美術館の常設展に人肉缶詰、室内で危機一髪、その後の天国と地獄…、あれこれ見て、何?これ?…。けったいな作品は、底が深い。その二つ。前衛作家・元永定正さんは兵庫県美で、野外彫刻「くるくる黄色」。運河を借景に船が黄色でくるくる~。

 

 意味わからない?、そこが大事。教えても教えても、わからないのは、くるくるパー。伴淳三郎は、アジャパー。それがわからない人は若い。その三つ。灘駅南口のEV内にあるポスター。「少々、動作が遅くても年寄り笑うな、皆行く道。少々、泣いて騒いでも子供叱るな、皆来た道」。イラストは爺ちゃん、ばあちゃんら。皆、行く道、来た道…少し寄り道。再び横尾さん。「さて、どこへ向かっているかわからない。迷うことの楽しみを味わっている」。

 

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2019年8月27日 (火)

戦前のプロ野球人、古川清蔵さん

Img_4094 Img_4092 Img_4091 Img_4088 「おばんです。お久しぶりです」とでも言うように、あの古川清蔵がTV画面に出てきて、驚いた。戦前のプロ野球人最後の一人、元中日、元阪急、俊足強打の外野手、引退後は競馬記者だった古川清蔵さんである。思わず「お元気でしたか」と画面に声をかけそうになった。

 

 大きな台風10号が広島県内を通過中の夜だった。精霊迎えのお盆の15日、NHKBSは、東京ドームのプロ野球中継が切り替わり、終戦記念番組「戦前を駆け抜けた男たちのベースボール」。終戦からわずか3か月後、まだ進駐軍が接収中の神宮球場で、プロ野球東西対抗戦開催があったという。鶴岡、藤村、土井垣…戦地から戻った選手が駆けつけた戦後初のプロ野球。

 

 試合のビデオ、写真はなく、唯一あったスコアブックで再現、番組は1年前の再放送だった。赤バットの川上は故郷・熊本にいて、百姓中だったが、7球団33人が参加したという。古川さんは東軍の1番センター。選手は黄泉へ~だったが、ただ一人、96歳の古川さんは、宝塚市の老人ホームで取材を受けていた。その秋、彼岸へ旅立たれたと知ったが、古川さん70歳代の頃、新聞掲載の競馬予想の仕事でお世話になった。続いていた年賀状交換が途絶え、お盆の夜、あの画面で再会だった。合掌。

 

 ※ 番組によると、戦後初の東西対抗戦は11月23日行われ、東軍が13-9で勝利。入場料6円、観客6千人で満員だった。戦後のプロ野球は翌年4月開幕。 ※ 古川さんは1922年、鹿児島県出身。戦前、本塁打王2回。引退後、フクニチスポーツ記者、サンケイスポーツ競馬記者、京都新聞運動部でもアルバイトで競売予想担当した。上の写真はTV取材から。西宮在住のおり阪神大震災で奥さん亡くす。

 

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2019年8月26日 (月)

京の夏の旅で御室仁和寺

Img_4202 Img_4195 Img_4214 Img_4256 Img_4211 Img_4210 Img_4206  世界文化遺産の御室仁和寺、知らないことを知ること多いこと、多いこと…。地元の高校を卒業、何度も境内へ入っているのに~である。修復終えた国宝の金堂の中、御本尊・阿弥陀如来のまん前で、歴史通ガイドさんの話を聴き、そうか、そうか、いや、知らなかった。

 

 今年の第44回京の夏の旅、キャッチポスターは「暑い京都は、上等だ。」という。毎日のように35度、36度、37度…、全国にはそうないし、上等と言われば、そうかもしれない。文化財特別公開で仁和寺の金堂、経蔵、観音堂。仁和4年(888)に開基、元号のまま仁和寺。元号寺は、この仁和寺と建仁2年の建仁寺、延暦年間の比叡山の延暦寺だけ。

 

 仁和寺は第59代宇多天皇が建てた。仁和寺前を通過の市バス59系統の59は、宇多天皇の59代を意味するとか。御室の「室」は、天皇退位後の僧坊で高貴なので尊称、「御」を付け御室とか。ハイテク企業オムロンは、御室が創業の地でオムロン。おもろい?。仁和寺は応仁の乱で焼け、のちのち家光が再興にポンと2万両。金堂は京都御所から移築、現存最古の紫宸殿、屋根は檜皮から瓦に…、金堂だけでも、知らないことまだあり、今度また??。
 
 ※ 京の夏の旅は9月中。 ※ 仁和寺は真言宗御室派総本山。代々、皇室から住職を迎えた門跡寺院。境内はかつて大沢池から北野神社までも。境内、二王門、樹高低い御室桜、白書院、庭園、五重塔、裏山に88か所霊場。観音堂など千手観音菩薩など国宝、重文多数。

 

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2019年8月25日 (日)

人食いザメと金髪美女と???

Img_3997 Img_3998 Img_4000 Img_4037 Img_4038 Img_4035 人食い鮫ウオッ~、金髪美女キャア~と描き、パニック、ぱにっく、PANICと落書きして、下で裸体の男性は立っている?。芸術か、パロディか、一体なんなんだろう。世界の美術家・横尾忠則さん。これは、縦を横に、斜めを横に、横を横に~ヨコオワールドである。

 

 パンダがいる神戸の王子動物園の斜向かい、Y+Tの横尾忠則現代美術館。JR灘駅を降りて、叔母宅寄っての帰り、年何回かの企画展、今は灘でナンダ?とよく行く。まあ、何回行っても難解、南海電車。いや、阪急王子駅がJR灘より近い。西宮生まれの横尾さんが作品をドンと横尾どんぶりみたいに寄贈して、兵庫県美別館に併設して出来た美術館である。

 

 今年上期の企画展は「人食いザメと金髪美女~笑う横尾忠則展」。1階フロントでチケット購入して、2階会場入り口正面、タイトルそのままの絵が金ぶちの額に掛って、これは写真撮影してよいという。縦45㌢、横尾さんの横は38㌢。ポスター、看板よりうんと小さい。サメも美女も、画面いっぱいパニックっているけど、どこかパナソニックに見えたりする。画面下、首だけこちらに向け、仰向け裸体男性、なんで立っているのか、可笑しいなあ。

 

※ 横尾忠則(1936~)83歳。人食いザメ~展は8月25日で終了。現在のNHK大河いだてんのタイトルフ画、ポスターが横尾さん制作。

 

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2019年8月24日 (土)

回る寿司も今やタッチパネル

Img_3547 Img_3548 Img_3537 Img_3540 Img_3544 Img_3543 Img_3542 今やトレンドになってきた回転すしのタッチパネル注文、何を何個か、ワサビは抜くかどうか…、どうタッチするか、タジタジしてはいられない。新規開店の寿司屋さんが、~開店すれど回転せず~とPRしていたが、回転すしも回転せず、タッチの時代になってきた。

 

  回転寿司、国内で業界トップの「スシロー」、北大路欣也CM起用して2位の「無添くら寿司」…ちょっと水が開いて一皿100円キープの「かっぱすし」「はますし」が全国展開しているが、大阪本拠の「握りの長次郎」がこのところ、タッチまたタッチで関西中心に新規店が増えてきた。この半年、京都駅前の八条口アバンティ、伏見の竹田出橋、国道沿いにも登場した。

 

 評判も良さそうなので、どちらの長次郎にもちょい寄り、そうろとタッチした。回転にも、握りにもこだわりがない。鮎の塩焼きがある。枝豆にもずくがある。メニューが幅広い。造りと握りの桶入りセット、隅に置けない?。江戸前、コハダはないけど、ここしかない今が旬の鮎の酢〆がある。生け簀で泳がしたシマアジの造り、まだ頭がピクピクして動いている。骨と皮になって、唐揚げにも変身登場。漬物は茄子、仕上げは葛餅…、夏の思い出、そんな風にタッチした。

 

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2019年8月23日 (金)

西陣織の「風神雷神図屏風」

 Img_3890 Img_3893 Img_3896 Img_3888 Img_3889 そうか、これがそうか~。ギザギザの爪先で絹糸を1本1本、たぐって一日1㌢四方の織り込み、足かけ7年かけて制作した作品とは、これがそうか~。左に風袋の風神、右に太鼓の雷神、俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」の西陣織爪掻本綴織とは、これだったのか~。

 

 いま、西陣織物会館3階史料室ギャラリーで、世界博物館会議(ICOM)京都開催を記念、4年前の琳派400年のおりに完成披露されて以来、久々に特別展示中。新聞で記事を読んで、初めて見に行った。同志社大キャンパスがある烏丸今出川で地下鉄を降りて、西へ歩いて10分、学生時代バイトした老舗饅頭「鶴屋吉信」がある今出川堀川の南側である。

 

 7月初めのNHKブラタモリ、応仁の乱の西陣は?、東陣は?、伝統の西陣織は?~で、雨の日のタモリ町歩きを懐かしく見た。西陣は会館あたりで山名守全の本拠。東陣は細川勝元で、同大あたり。織の職人は戦争中、堺へ移り、戦争がすんで、技術を大陸から仕入れ戻って来て、西陣織に~と。伝統の織り方、職人さんのギザギザ爪もTVで見た。特別展示の西陣織「風神雷神図屏風」はガラスケースの中、額くっつけ、これが制作に7年、凄い!と見た。 

 

 ※ 特別展は9月8日まで。大きさは縦1.5、横1.7㍍で、現在、京博で建仁寺から寄託展示の本物とほぼ同じ大きさ。 ※ 西陣爪掻本綴織(にしじんつめがきほんつづれおり)は、国産の400色絹糸を1000色に組み合わせて仕上げている。伝統工芸士の資格を持つ4人で制作。

 

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2019年8月22日 (木)

運試しサイコロハイボール

Img_4226 Img_3565 Img_4068 今度こそ、今度こそ…、丁か、半か…、振って、振って、もう3回振ったけど、まだ目が出ない。運試しサイコロハイボール。京都駅八条口のアバンティ地下街、夕方から居酒屋になる「おらが蕎麦」へ入って、最初はグーの壺振り。ハイボール無料の目がまだ出ない。

 

 パチンコ、麻雀、コイコイの花札…博才があるとは思っていない。どれもみんなちょっとはやって、一時は夢中になったけど、目はです、今は全くやってない。競馬は京都競馬場も祇園の場外も少しは通ったけど、続かなかった。競輪は見ただけで車券は買ってない。競艇、発祥の地・長崎大村へ行ったおり、本命買い。損はしなかったけど、エンジン音わからない。

 

 賭け事、博打と言えば、まあ、そんなもんだけど、サイコロハイボールは、遊びと最初の一杯兼ねた運試し。やらねばならないとやってしまって、8月の成績は上の写真のとおり。女店員さんに「惜しい」と言われたメガハイ無料の5と5へニアミスの5と4、それに2回連続で6と2の偶数。むかし、姉妹店うどん杵屋で出た1と1のぞろ目、まだやはり忘れられない。足して5の目か、ぞろ目のハイボール無料。阪神とともに、そのうち、そのうち…。

 

 

 

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2019年8月21日 (水)

地球温暖化防止「エキからエコ」

Img_3978 Img_3582 Img_3575 Img_3578 Img_3574 Img_3576 毎年、この盛夏の頃、駅構内と電車内は、エキエキして、エコエコして、アートアートする。なんのことかと言うと、JAFRA(日本鉄道広告協会)の地球温暖化防止キャンペーン「エキからエコ」。始まって13年目、有名作家4人のポスター、全国で50万枚という。

 

 いま、駅構内を歩いて掲示板で見て、電車に乗って車内吊りで見る。ポスターは京都駅では地下東口から八条口へ行く長い通路に4作家4枚が並ぶ。毎日乗る京都市地下鉄、神戸の叔母宅JR、送り火の左大文字観賞の阪急でも見た。JAFRAは、電車はレールを走ってCO2排出しない。地球の温暖化に一役買う。自然も動物たちも守っている~とPRする。

 

 趣旨に賛同、ボランティア協力の作家さんポスターは毎年、自然と動物を描く。金工作家、いま、文化庁長官の宮田亮平さんは、波間を飛ぶイルカ。平山郁夫さんを師と仰ぐ院展画家、手塚雄二さんは枯れた蓮、現代アートの日比野克彦さんは抽象画のコンドル、独立美術の洋画家、大津英敏さんはトラを描く。どこにイルカ、正面でもハス、電車はコンドル、阪神どうなっとらあ…、これ、洒落まとめ。えっ、駅でヘキエキ(辟易)する洒落だって…、すみません。

 

 

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2019年8月20日 (火)

「筒があれば笛になる」

Img_3973 Img_3960 Img_3957 Img_3953 Img_3948 Img_3941 団扇の柄を横笛にして、吹いている。竹ぼうき、柄杓、日傘、七夕飾りの笹、幟…、柄のある筒道具、持ち替え、持ち替え、音を出している。思わずエッ!と立ちどまって、聴いた。バッハも、童謡も、フルートふうに吹き、ふるっている。ノボリは「筒があれば笛になる」。

 

 夕方、京都市地下鉄の市役所前駅改札前「サブウエイ・パフォーマー」である。出歩いての帰り、ガラス囲いだけの簡易ステージ。笛の「すうり」さん、伴奏する銀盤の「あべいゆ」さんの女性ユニット。入り口にここで5回目、~5度目まして~と案内がある。ビデオも写真もどうぞ~とあり、山科行き乗車遅らせ、次はナニを笛にするか、デジカメ構え観客になった。

 

 ~シャボン玉飛んだ~の曲、柄杓に石けん水か、会場にシャボン玉が舞う。満員の観客20人、飛んだ、飛んだと喜ぶ。ステーに立てかけた長い幟も筒、笛にしてツーツーレロレロ?。拍手また拍手。お二人は堀川高校の先輩後輩。先輩の福谷一美さんが「すうり」、後輩の北村麻也子さんが「あべいゆ」。二人で「すうり・あべいゆ」の愛称は、仏語でネズミとミツバチ、まあ、チュウチュウ&ブンブン。お二人の筒音パフォーマンス、つつがなく?。

 

 ※ 福谷さん、相愛大主席で卒、クリスタルフルート国内第一人者。北村さん、京都芸大卒、ピアノと声楽。イタリア国際音楽祭で伴奏音楽部門で最優秀賞受賞。

 

 

 

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2019年8月19日 (月)

大盛100円カレー

Img_3562  Img_3561  Img_3560 ほんまやろか、気になるなあ。どんなんやろう。そんな値段でほんまに出来るんやろか。どんな味かなあ。何を一人でブツブツ、ブツブツ、言うてるやな。あっ、聞いてたあ。いやなあ、カレーの立て看板見つけたんや。そら、食べもん屋さんやったら、看板あるやろな。

 

 そうやけど、それが100円カレーの看板やね。それも大盛やって。安いやろな。へえっ、今はダイソーなんか「新生活は100円ショップから」って、たいそう?に宣伝しているけど、カレーで100円はあんまりないなあ。そやろっ!、それで気になっているんや。それ、どこやね。京都の三十三間堂から京都駅へ七条通りを西へ、鴨川の橋を超えたあたりやねん。

 

 入ったんかいな。いや、まだやねん。店の名前は?。看板が出ている駐車場の南側、3階建てビルの1階やけど、店名が出てないんや。外から覗いたら、ちゃんと厨房あって、大きなテーブルも見えたんや。へえっ、けったいやなあ。そやろっ!この間、お盆3連休のおり、若い女の子2人が出てきて、100円の食べたって、聞いてみたんや。~100円と違うカレーでしたけど、美味しかったです~やって。そらあ、余計に気になるねえ。そやねん!。

 

 

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2019年8月18日 (日)

五山送り火、左大文字へ行く

Img_4164 Img_4151 Img_4149 Img_4169 近い、近い、これは近い。すぐそこに、メラメラ、メラメラ…炎が上がっている。どこかの国の大統領夫人、メラニー?。いや、冗談は故三平師匠の奥さん、よしこさん!で、ここは京の五山の送り火、右でなく、左の大文字である。まじかに、どうだい!?と点っている。

 

 台風10号が去った8月16日の夜は五山の送り火。お盆に迎えた先祖の霊を送り出す京都の伝統行事である。午後8時、東山の大に始まり、北山の妙と法、西賀茂の舟形と、5分ごと、時計と反対回りに点って、左の大、最後に鳥居。毎年、何処かで写真撮り、今年は左の大文字へ行った。点灯予定は午後8時15分、この時間に合わせ、阪急西院駅を降りた。

 

 左大文字は標高230㍍の大北山。世界遺産の金閣寺のすぐ隣、山の上から金の輝きが見える。今は、個人所有の岩山、ふだんは登れない。年末の高校駅伝、新春の女子駅伝の1区とアンカー区間の西大路通り。NHKTVで金閣寺とともに沿道紹介がある。エスカレーター出来、トイレも新しくなった西院駅から北へ歩き、バスにも乗って、金閣寺道まで、時間はぴったり。距離は至近2㌔ほど。大の点灯、一画、二画、三画…、特等席鑑賞に死角(四画)なし?。

 

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2019年8月17日 (土)

日本画「夏座敷」

Img_3790 Img_3788 Img_3792 Img_3789 風通しのよい庭に面した奥座敷、大事なお客さんだろうか。そろり、そろり、ゆっくり、ゆっくり、お上品に…、女中見習い中か、ほっぺを赤くした娘さんが、青い葡萄を盛ったガラスの器を持って、夏ごしらえの部屋へ。見ていて、夏の「涼」を感じる絵である。

 

 京都近美のコレクション展、夏の日本画に入れ替わていて、これは磯田又一郎さんが描いた2曲一双の屏風絵「夏座敷」。昭和11年(1936)、第1回改組帝展作品で、2000年に近美所蔵という。磯田さんは京都生まれ、京都市美卒で、都をどりのポスター、舞妓さんをずっと描いていた。会場展示、上村松園、菊池契月、西村五雲らの作品と並ぶ一点。

 

 絵を見るのは、あれもこれもいいけど、一点をじっくりもよい。夏の京町家かな。娘さんの着物、縞柄は何やろう。素足やなあ。部屋の襖絵は瓢箪が一杯、市松模様の棚に花瓶、白い花は芙蓉かなあ。部屋の隅に団扇もある。青い葡萄、岡山名物のマスカット?見えない庭先、風鈴がチリン、チリンと鳴って、大事なお客さんかなあ。季語俳句、この絵の場面にあう名句となれば、何かなあ。やはり場所を知る芭蕉。「山も庭に動き入るるや夏座敷」。

 

 ※ 磯田又一郎(1907-1998)。菊池啓月に師事。関西美術展審査委員。人物画で帝展、日展入選多数。 ※ ここに取り上げた芭蕉の句は奥の細道途中、栃木の那須黒羽で開け放たれた夏の屋敷に招かれ詠んでいる。

 

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2019年8月16日 (金)

江戸前寿司、ツウならコハダ

 Img_3454 Img_3449 Img_3451 Img_3452 Img_3456 ワンでもツウでもないけど?江戸前の看板がある立ち食い寿司へ行って、ちょっとまあ、ツウぶった。「シンコはあるかなあ。なかったらコハダしてくんねえ。マグロは赤の漬けがいいね。トロじゃねえよ。ギョクも頼んまあ。コノシロはまだはやいやねえ」……。

 

 江戸前の寿司ツウと言えば、東京生まれの作家、嵐山光三郎さん。著作は芭蕉紀行に文人悪食、文人暴食など、文章力に感じ入っている。この間、京都岡崎の図書館で嵐山さんが東京の有名寿司店を回って、その職人ワザを書いた「寿司問答」を見つけた。開くと~江戸前寿司は前衛であり、アートだ。酢〆のコハダは握りワザが基本…」などの書き出し、借りて読んだ。

 

 コハダはニシン科の出世魚で、シンコ、コハダ、コノシロなどと名前が変わる。酢〆、どんな〆か、知りたくなった。京都の回る寿司にはなく、大阪中之島の立ち食い寿司「魚がし日本一」へ行った。東京新橋が本店、江戸前を看板に出店して5年。あるかな?と行って、あった、あった。背びれが銀色、切り目が美しい。酢〆にワザがあるような。マグロの赤漬け、玉子も頼んだ。みんな2個2貫のツーで200円。~関西では、あまりコハダがなくってねえ~。ワンでなく、ツウになったかなあ?。

 

 

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2019年8月15日 (木)

「走り坊」のお寺さん

Img_3057 Img_3056 Img_3055 Img_3053 Img_3044  エッサ、エッサ…、妊婦さんのおうちはどこじゃいなあ、安産の御守り持ってきたでえ…、エッサ、エッサ~と叫んで、駆けたのだろうか。明治から大正へ、京の洛中洛外を駆け回ってお札を届けた奇特なお坊さんがいた。「走り坊」と言われ、町中でそれはそれは有名だったそうな。

 

 洛陽33か所観音巡り、浄土宗大蓮寺の境内にこのお坊さんの立て札があった。右手の扇子をパッと開いて、傘を抱えこむように走っている。足元は草鞋に脚絆、エッサ、エッサ、スタコラ、スタコラ…、軽快な足運びである。万歩計意識、町ぶらするなら観音巡りもいいなあ~と京都の東山通りから二条を西を歩いていて「洛陽観音巡り8番札所、大蓮寺」の→看板を見つけたので、行った。

 

 少林寺拳法のお寺さんなど、隣近所にお寺さんが多い。大蓮寺の本尊は阿弥陀如来、安産祈願で有名なお寺さん。関ヶ原の戦いがあった慶長5年(1600)開基という。境内、寺名どおり蓮の花が咲く。あんさん~何処から?でなく、安産の平仮名「あんさん」の石柱が建つ。阿弥陀如来、十一面観音は本堂の中、お腹の出た布袋さんは庭に。ご住職は走りに出たのか?、不在。安産と足腰健常の御守りがある。最近は走り坊のご縁、市民ランナー参拝が増えいるそうな。

 

 ※ 「走り坊」は18世住職のまな弟子、旗玄教。貧困層への施し、奇行など、大正時代の新聞に「今一休」と書かれ、有名人だったという。

 

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2019年8月14日 (水)

ジャコメッティと矢内原伊作

Img_3435 Img_3430 Img_3431  Img_3446 Img_3444 Img_3434   あの世界の彫刻家、ジャコメッティがいる。絵を描いている。粘土を模っている。モデルになった哲学者・矢内原伊作がいる。ネクタイ締めて、真っすぐ向いて、ちゃんとしている。大阪の国立国際美術館の展覧会へ行って、二人を絵で、彫刻で、写真で見た。

 

 ジャコメッティが描いた矢内原の肖像画「顔」を所蔵していた国立国際美術館。こんど新たにジャコメッティが創ったブロンズ彫刻「ヤナイハラⅠ」を収蔵、これを記念して特別展を開催した。ブロンズ彫刻「ヤナイハラ」は2点しかなく、そのうちの一つで、矢内原モデルの肖像画と彫刻を並べて展示した。寝転ぶジャコメッティと矢内原など、その制作場面の写真もある。

 

 矢内原がフランス国立科学センターの研究員で、1956年帰国のおり、ジャコメッティのアトリエへ帰国挨拶に行ったことがきっかけ。哲学者サルトルの実存主義に共鳴する二人は話が弾み、その日から矢内原モデルが始まり、帰国まで延びて、以来、渡仏のたび5年間も続いた。1時間、2時間、3時間…矢内原はじっとして動かない。「見えるものを見えるままに」を探求するジャコメッティにとって、矢内原は実存する?最適のモデルだった。

 

 ※ 展覧会は8月4日で終わり、8月27日からパートⅡを開催する。 ※ ジャコメッティ(1901-1966)スイス生まれ、針金のような細い彫刻制作、主にフランスで活動する。矢内原伊作(1918-1989)愛媛県生まれ、京大卒、哲学者で評論家。           

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2019年8月13日 (火)

この暑さ、この高さ、このアングル…

Img_3835 Img_3833 Img_3832 Img_3830 Img_3829 この暑さ、工事現場の大屋根に上がって、働いている。この日、気象庁は最高気温39度と予報、命に関わる暑さの注意呼び掛け。青いヘルメット、見るからに暑そうな作業服。午後3時過ぎ、真上の太陽はギラギラ照りつけている。平気そうだけど、大丈夫なのだろうか。

 

 この秋完成、来春開館予定の京都市美術館である。昭和8年(1933)大礼記念で出来た日本で一番古い公立美術館。京セラが50年間50億円でネーミングライツ、新しく「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープンする。まだ大きな囲いがあるけど、北東にできる現代アートの新館など、旧館と同じ色の煉瓦造りで、もう8割方出来上がっている。

 

 神宮通りを挟んで向かい側は国立の京近美。ここの4階展示室前フロア東側は、広いガラス張り。遠く東山連峰、ふもとに南禅寺、知恩院さん、黒谷さんの甍が見え、真ん前は高さ24㍍、朱色も鮮やかな平安神宮大鳥居である。近美所蔵のコレクション展を鑑賞に行って、ガラス越しに市美工事現場が目に入った。市美は2階建ての吹き抜け22㍍で、近美4階、鳥居と同じ高さである。この日のこの暑さ、このアングル…、大丈夫?と思いつつ、撮った。

 

※ 写真撮りは京都市が全国で最高の38.6度を記録した8月10日。

 

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2019年8月12日 (月)

古株・切り株の今

Img_3413 Img_3411 Img_3410 Img_3409 Img_3408 Img_3407 モノは見方って言うけど、時計と思って見れば、時計。縁回りのカビが文字盤と思えば、文字盤。短針はないけど、来たのが単身?、長針は背が高く長身?。ということで、洒落を重ねて、時計と見た。また行った京都府立植物園、これは園内ぶらり、古株・切り株の探検記である。

 

 去年秋、台風21号が直撃して、園内200本もの樹木が倒木した植物園。暫くは黄色いテープで立ち入り禁止地域多く、倒木はチェーンソーがう~ん、う~ん…と唸り、樹木の泣き声のよう響いた。あれから間もなく1年。倒木した幹の株が、切り株になって、いま、株をあげている。値下がりはしない。園内で存在感を示す古株・切り株、ここそこにあり、魅せている。

 

 これは幹の中が空洞、ペッタン、ペッタン…餅つきの木臼に見える。幹回り1㍍以上、朽ち方に年輪を感じる老木。こっちは、切り跡がハートになっている。樹齢の年輪がハート、ハートしている。若そうでないけどなあ。鼻が出た動物のアリクイ、顔のない身体だけの土偶…見え方いろいろ、切り株彫刻のよう。そろそろ、よっこらしょ~の椅子もある。一つ、二つ、三つ…、どの古株に座ろうかな。暑い時の園内ぶらり、木陰で一服、台風はもう御免!の涼風が気持ちいい。

 

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2019年8月11日 (日)

太陽の子、ひまわり

Img_3398 Img_3386 Img_3390    Img_3377 Img_3379 Img_3400   Img_3392 ドーン、ドーンって 感じかな。デジカメをズームにして、こっちのひまわり、あっちのひまわり…と撮り回って、でっかい、でっかい、何とでっかい。36度、37度、38度…、猛暑日当たり前になった夏、今年もこんなに大きくなって…さすがに太陽の子・ひまわり。

 

 どう暑くても、一年に一度は元気なひまわり見たくて植物園へ行く。朝早くなら、爽やかで、朝顔展もあるのに一日で気温が最も高い午後2時ころ、地下鉄北山駅降り、北山門から入る。芙蓉、百日紅など見て、南へ歩いて、ひまわりの密集は植物園会館からバラ園超え、噴水の所。ゴッホのひまわり、モネのひまわりなど…多種多様なひまわりが競うように咲く。

 

 背が高く、花輪が大きい品種はロシア。下から覗きこむように見上げる。落下しないか、心配になるほど大きい。舌が出たみたいなのも花なら、真ん中の黒いのも花という。タネは一輪で500個から3000個。このタネを食用にするロシアは、ひまわりが国の花という。成分、長寿のいいらしい。和名で向日葵、英語でサンフラワー。真上に太陽がキラリ。花言葉の一つ「わたしの目はあなただけをみつめる」。いや、恥ずかしい。花は黄色のイエロー、イエッ!?。

 

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2019年8月10日 (土)

今年もびわ湖花火を見た

Img_3607 Img_3598 Img_3652  Img_3700  Img_3722  Img_3753  ドド~ン、ドド~ン…。立秋でも猛暑の夏空、今年もびわ湖に花火が上がった。来年のNHK大河、ご当地ご縁の明智光秀「麒麟が来る」に肖って、湖面上の仕掛け花火は、戦国ワールド滋賀。観賞は前半だけ現場へ、後半の山場はTVビデオ、朝には朝刊1面で確認した。

 もう何年見続けているかなあ。1万発の打ち上げに1億円だったけど、明石の花火惨事で警備費がかさみ、今は年々、有料観覧席を増やす。混雑緩和、土日開催避けても35万人の人出。滋賀県長浜、むかし鉄砲鍛冶だった国友火薬さん、今は花火屋さんになって、全国を回っている。国道は渋滞、JR、京阪は超満員。観賞は遅めに行って、早めに帰る~である。

 

 観賞ポイントは転々、今は県庁の噴水前で見る。真ん前、来年末にNHK大津放送局が出来るが、前あった滋賀会館が更地、びわ湖への展望がきく。花火は1時間、最初の30分で写真撮り。JRで山科へ戻って、独立U局提携、びわ湖放送の中継画面を買ったKBS京都ビデオで後半の山場を見た。光秀の桔梗紋、真っ赤な戦い場面、ドド~ン、ババ~ン…画面の迫力十分。朝刊カラー写真は毎年、京都新聞1面。びわ湖花火観賞、時代とともに~なり。

 

※ 今年のびわ湖花火は8月8日、木曜日あった。来年は8月に東京五輪あり、11月6日に開催する。

 

 

 

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2019年8月 9日 (金)

夏野菜の育つ現場

Img_3364 Img_3363 Img_3359 Img_3357 Img_3351 Img_3347 Img_3343 Img_3341 タンパク質多くて「畑の肉」、エダマメが下がっている。1つ、2つ、3つ…。莢(さや)が茶色になって、頃は冷えたビールのアテによし。海援隊の武田鉄矢がお袋に「こらっ、てつや、なんばしちょる!」と、タバコ吸って怒られたナンバもスクスクと伸びている???。

 

 ここは京都府立植物園の四季彩の丘。北山門から入って北西、ハスの鉢やヒョウタンの棚がある前の畑である。坪にして5,6坪か。夏野菜の育ち方を見せている。粘りあって、蓮根みたおで「オカレンコン」とも言うオクラがある。1年草、背が高い。洒落どうするかな。お蔵入りは単純やし、大きくなって、大蔵大臣、いま財務大臣。やはり、お蔵入りかなあ。

 

 まだか、まだか、もうすぐです~で、ズッキーニ。観賞用で形、色様ざまあり「ペポかぼちゃ」とも。キャロライナという品種出るまでは激辛一番のハバネロ。ナス科で赤、黄色のピーマンも育っている。京野菜の代表選手、舞鶴産の万願寺とうがらし、辛そうで辛くない伏見とうがらし。何事も成すの茄子は、皇室献上だった賀茂なすに昔は京なすと言えば~これだった電球型の山科なす、みんな解説付きで育つ。夏野菜の生きた教材、学び生ナマしい。

 

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2019年8月 8日 (木)

ウナギの「いっせい」

Img_3248 Img_3245 Img_3240  ご飯が見えない。フタを開けて、重箱がウナギウナギしている。上や!並やない上。蒸して、蒸して、脂落とし、タレ付けて、表返し、裏返し、備長炭、焼いて、焼いて…、ええ色している。これが、本格的な江戸前のウナギ。さあ、どこから、箸入れる?、そら端からや。

 

 どこのウナギ屋さん。かねよ?違う違う。江戸川?違うなあ。美濃吉、のと与、梅乃井、松乃、わらじや…でも無さそうやし、ほな、今、京都で一番有名な嵐山の廣川かいな。う~ん、近い近い。主人がそこで包丁握った上桂の「いっせい」。漢字で一成、旨い!って、評判や。今は減量意識で蕎麦中心やけど、この暑い夏乗り切り、栄養補給で行って見たんや。

 

 店は阪急上桂駅から物集女街道の山田口。今はスマホマップあるし、スマホから直接空き具合聞けるし、勝負は早い。ビル2階、座敷とテーブル。20人で満員。丼か重か、十分考えて重。並と上は量の違いと言われ、ご飯が見えない上。この際、思い切って、単品の白焼きも、吸いもんも。端から入って、タレしみたご飯も一緒に…、う~ん。柔らかい、ええ味わい。白焼き、ワサビ効かして、いいねえ。店名「いっせい」、皆さん、いっせいに旨い!?。

 

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2019年8月 7日 (水)

顔の中から顔~宝誌和尚像

Img_3263 Img_3264  面白いというか、奇妙というか。真ん中で顔が二つに避けて、顔の中から顔が出ている。中国南朝時代の偉人、宝誌和尚立像という。平安時代の鉈で一木彫りの逸品、重文である。新しく出てきた顔は、十一面観音菩薩だという。いつも京博平成知新館1階に立っている。

 

 左手に壺を持ち、右手をこちらに向け、眼を閉じている。蓮の台座の上、身長は1㍍59という。鉈彫り、身体にゴシゴシ感がある。この9月、京都で日本初の国際博物館会議世界大会、ICOM(アイコム)があり、京博はこれを記念して「京博寄託の名宝」展を事前開催する。その英語版チラシに奇を衒ってか、顔割れの宝誌和尚立像の写真が使われている。

 

 展覧会は~美を守り、美を伝える~がテーマ。建仁寺、俵屋宗達の風神雷神、神護寺の源頼朝像など各社寺から寄託の名品が並ぶ。いつも1階で展示の宝誌和尚立像もその中に入る。京都の大宮高辻西にある西住寺からの寄託。謂れは、中国の皇帝が画家に偉人、宝誌和尚の肖像を描かせたところ、和尚が自ら顔の皮を爪で裂いて、これが我が心~と観音様の顔になった~など、様々な伝説がある。僧はそうであっても、ちょっとゾオッとする像?である。

 

 ※ この伝説、日本では宇治拾遺物語に「宝誌和尚影の事」として、十一面観音化身が出ている。 ※ ロラン・バルトの『表徴の帝国』(宗左近訳, ちくま学芸文庫)のカバー写真に採用され、その存在が広く知られるようになった。

 

 

 

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2019年8月 6日 (火)

鷺、鴨、鵜…水鳥たち

 Img_1864 Img_3273 Img_2979 Img_2984 Img_3066 Img_2793  とりたてて?ではあるが、水鳥たちの写真紹介しよう。出歩いて、川辺などで撮って、パソコンに撮り貯めておいた鷺、鴨、鵜である。鷺はアオサギ、ダイザギ、ゴイサギ…騙さない。鴨はマガマ、コガモ…鴨ロースにはまだ早い。鵜はカワウ…マンボウッ!とは踊らない。

 

 自宅近くバス停前の田んぼ。稲穂が伸びて、青々しだした頃、まだ梅雨最中の7月初めころだった。バス待ちしていて、白い鷺がいる。日本にいる鷺の仲間では一番大きいというアオサギか、ダイサギか。田んぼのカエルなど餌をさがしているらしい。首が長い。足もスラリ、一歩、二歩…ゆったり歩いて、いい格好や。田んぼの青と鷺の白さが際立って撮った。

 

 鴨川の鴨たち、ホームグラウンドの如くいる。祇園祭後祭りすんで、やっと梅雨が明けた頃、頼山陽が山紫水明処と住まいした丸太町橋下がった所で、堤に鴨の親子がいる。ご近所の女性か、餌やりで集まってきている。コガモたちが可愛い。岡崎の疎水にも親子鴨がいて、写真向けたら、こちら寄ってきた。人懐こい。百日紅の咲きよう見に鴨川堤を歩いて、四条大橋下がった中州、鵜が3羽。等間隔にじっとしている。何に鵜ちゅうになっているのなあ。

 

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2019年8月 5日 (月)

今年も「ぼくの絵、わたしの絵」

Img_3286 Img_3301 Img_3291 Img_3307 Img_3303 Img_3299 Img_3315 Img_3297 わら縄を二つ、ねじり合わせて、グイッと「しめ縄作り」。この手、この表情、うまいなあ。アニメーションの如く、絵が動いている。ザリガニの赤い背中を洋服に見立てて、〇△□を描いて、「おしゃれなザリガニ」。どこからこんな発想が生まれるのだろう。楽しいねえ。

 

 今年も「ぼくの絵、わたしの絵」と題する第78回全国教育美術展、全国47都道府県ごとに開催中。京都展ははっけよい!の8K大相撲観戦でよく入るNHK京都放送局1階、特設ボードに特選196点が並んでいる。京都府内の保育園、幼稚園、小・中学生から応募があった28、358点の中の特選。去年初めて見て二年続けての鑑賞、一点一点ぜんぶ見た。 

 

 作品はボード3列で裏表の4段掛け。顎あげて上見て、屈んで下見て、どの絵にも明日がある。教室のお絵描きの時間に描いた作品だという。「しめ縄作り」「おしゃれなザリガニ」はじめ、いいなあと思ったのは、デジカメでパチリ、パチリ。この指にとまった羽根が美しいトンボは「棚倉の秋」、樹間から見上げた「空」の構図、そらあ?見事なり。「怪魚ハンター」「空想画」「踏切の信号」「モチモチの木」など沢山見せてもらってありがとう。

 

※ 全国教育美術展は大正時代に始まる。全国で8月中に個人特選展開催、京都は8月31日まで。滋賀は大津の西武6階で開催。

 

 

 

 

 

 

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2019年8月 4日 (日)

久々のサイコロハイボール

Img_3219 Img_3213 Img_3221 Img_3214 Img_3216 Img_3217 これ、これ、ようわかっている。サイコロ二つ壺に落とし、数字はどやっ!。運試しサイコロハイボール。夜から居酒屋のうどんの杵屋で、何度もチャレンジしている。京都駅八条口のアバンティ地下、その杵屋近くに開店の「おらが蕎麦」に同じ看板が登場、やってみた。

 

 前に杵屋でやって、ハイボール無料の1のぞろ目が2回も出た思い出がある。あの成功体験忘れられない。この前に杵屋へ行ったら無くなって、姉妹店「おらが蕎麦」が同じのをやり出したようだ。ここも午後5時から居酒屋メニュー。蕎麦で減量対策、昼は2度入っている。初めての夜、まずは久々のサイコロ落とし。両手合わせナム…!5と3、偶数8が出た。

 

 メガハイ無料は5と5の限定、普通ハイ無料は1と4、2と3など合わせて5が出るか、1と1.2と2などゾロ目が出ればよい。奇数だとメガハイで519円、偶数は普通ハイ291円。今回は8で偶数、まあ、仕方がない。注文は、キャベツのワサビ味噌に豚角煮棒串、スプリングロール棒1本ずつ。〆にちょい蕎麦。これで合わせて1177円と安い。運試しサイコロが成功すれば、千円切りは確実である。ちょい呑み500円セットも。また、チャレンジしそう。

 

 

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2019年8月 3日 (土)

太っ腹

Img_3003  男女七歳にして席を同じうせず(礼記)~と言うが、男同士60歳、70歳にして席を同じうして、お隣さんが、このお腹である。ベルトがお腹に食い込んで、お相撲さんの回しになっている。左隣に座ったご縁、お腹に興味津々、つい無断で、ズームアップしてしまった。

 

 「太っ腹」とは、如何なる意味か。手持ちのスマホ、マイクマークに向かって、小声で音声入力したら、出てきた。デジタル大辞泉のコトバンク。(1)太った腹。ふとばら(2)度量の大きいこと。大胆で物事に動じないこと~と。(1)は形態、(2)は心の様。お隣さんは典型的な(1)だが「太鼓腹」と言った方が分かりやすい。まん丸、ナデナデしたくなる。

 

 回数はちょっと減ったが、三条京阪から鴨川沿いの川端通りを二条まで上がり、東へ50㍍の魚料理「よこちょう」の例会。元異業種交流6人の会、15年近く続いている。お隣さん、実名は避けて、〇〇さん、64歳。滋賀出身、今勤めは大阪、住居は兵庫の、おらあ~三田だ。どこにいてもドコモ、このお腹は不変。身長1㍍65、体重90㌔。仕事が楽になったら、毎朝4㌔歩く予定とか。もう一度眺め、これぞ太っ腹!、どすこい、どすこい!。

 

 ※ 〇〇さん、お腹を借りてすみません。紹介、ご容赦を。

 

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2019年8月 2日 (金)

宗教画家・堂本印象

Img_1797 Img_1823 Img_1801 Img_1809 Img_1821 Img_1818  Img_1819 文化勲章画家である日本画家・堂本印象は、抽象画家であり、同時に宗教画家であるという。いま、印象が自ら設計した美術館で、印象の「ほとけを描く、ほとけを愛でる」展が開催されている。印象が所蔵した仏像も初公開。両手合わせ、色即是空の心で見に行った。

 

 印象美術館、年に4回は企画展がある。印象作品、美術館など丸ごと寄贈を受けた京都府が指定管理者の公益財団法人京都文化財団に運営を任せている。観覧料500円、高齢者は証明あれば無料という。バス停、立命館大学衣笠学舎の真ん前、竜安寺、金閣寺、それに京都市内の右にあっても五山送り火・左大文字の山に近い。企画展が変わるたびに鑑賞に行く。

 

 今回の企画展、チラシ、ポスターは仏、仏、仏…、ほっとけない?。観音さん、阿弥陀さん、地蔵さん…線画の仏さんが清らか。帝展入選、京都市芸大教授など、印象が画壇で名を高めた昭和初期から宗教画が増えた。大徳寺、東福寺、仁和寺、四天王寺など板戸絵、屏風絵、天井画。般若心経に精通し、描く時は井戸水で身体を浄め、全国の社寺に障壁画600面という。会場、法然さんの一切起請文、ルネッサンス調の仏像など、印象ボトケが印象に!。

 

 ※ 展覧会は9月23日まで。

 

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2019年8月 1日 (木)

夏の鴨川堤を行く

Img_3076 Img_3093 Img_3072 Img_3090 Img_3104 Img_3067 Img_3064 Img_3063  ♪~夏が来れば、思い出す~♪と、夏を歩いた。福島、新潟、群馬にまたがる高原・尾瀬、遠い空でなく、百日紅が咲く京都の鴨川の堤。気温30度超す真夏日、御池から三条、四条、松原、正面を越え、七条大橋まで、お~い!お茶と、ペット1本飲みつつ鴨川左岸を行った。

 

 勾配はやや下り、木陰が多く、ベンチもある。足は長い。減量効果、お腹の出が平になってきた。鴨川堤は春に桜、秋に紅葉、夏が来れば~で、百日紅が咲く。樹皮はサルも滑り落ちるというツルツル、我が頭に似て親しみがわく。赤い百日紅、赤ければ、赤いほど夏が暑いと言われる。今年はどうだろう。暑い夏、咲いては散り、散っては咲き、百日も咲き続ける。

 

 百日紅の写真、京都意識で撮った。三条大橋、四条大橋で歌舞伎発祥・阿国の像と柳を入れて…どうかな。堤に昔の三条大橋の脚柱ゴロンとあり。川端通り側、ビルの壁に描いたような時計、動いている。午後3時半、見ただけで暑い。宮川町あたり、祇園祭八坂神社の神輿洗いの注連縄囲い、御神水の桶。駒札に宮川の「宮」は八坂神社のことと。蝶が来て、何の花か、蜜を吸う。シャッターチャンス。蜜に夢中、ピタリ一枚。鴨川の中州に鵜3羽、マラカスマンボ!ウッと見た。
 

 

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