インドのタラブックス社の絵本展
この絵本、どう言ったらいいのだろう。そりゃあ、タラブックスといったらいい。英語のスペルで「TaraBooks」。南インドの小さな出版社で、インドの少数民族に伝わるお話を手すきのシルクスクリーンで絵本にして、ぶっくりさせるブック・本を作っている。
京都岡崎疎水べり、ロームシアター京都の西側にある細見美術館。酒井芳一、鈴木基一など江戸琳派の作品の所蔵では名を知られるが、いま、タラブックス社の「世界を変える美しい本」展を開催している。太身でも、いつも細見の「ホ」のワッペンを衣服のどこかに貼って入場だけど、今回はそのまま「ホ」抜きで3階から入って、写真撮影も自由だという。
タラブックス社、女性2人で立ち上げ、創立から25年になる。インドでも知られてない少数民族・コンド族の「夜の木」の話を絵本にして、国際的な賞を受賞して、注目を浴び、民話、神話、小説、美術史など120冊を出版している。展覧会は東京・板橋区立からの巡回。「太陽と月」「猫が好き」「サルのしゃしんや」「神聖なバナナの葉」など絵本原画が並ぶ。縦で流し描く「絵巻物師」の民族画も。タラブックス展、ぶらり鑑賞して見たら…良かった。
※ 細見美術館の「世界を変える美しい本」展は8月18日まで。
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