« 2019年6月 | トップページ | 2019年8月 »

2019年7月

2019年7月31日 (水)

インドのタラブックス社の絵本展

Img_2860 Img_2849 Img_2844 Img_2832   Img_2918 Img_2899   Img_2873 Img_2861 この絵本、どう言ったらいいのだろう。そりゃあ、タラブックスといったらいい。英語のスペルで「TaraBooks」。南インドの小さな出版社で、インドの少数民族に伝わるお話を手すきのシルクスクリーンで絵本にして、ぶっくりさせるブック・本を作っている。

 

 京都岡崎疎水べり、ロームシアター京都の西側にある細見美術館。酒井芳一、鈴木基一など江戸琳派の作品の所蔵では名を知られるが、いま、タラブックス社の「世界を変える美しい本」展を開催している。太身でも、いつも細見の「ホ」のワッペンを衣服のどこかに貼って入場だけど、今回はそのまま「ホ」抜きで3階から入って、写真撮影も自由だという。

 

 タラブックス社、女性2人で立ち上げ、創立から25年になる。インドでも知られてない少数民族・コンド族の「夜の木」の話を絵本にして、国際的な賞を受賞して、注目を浴び、民話、神話、小説、美術史など120冊を出版している。展覧会は東京・板橋区立からの巡回。「太陽と月」「猫が好き」「サルのしゃしんや」「神聖なバナナの葉」など絵本原画が並ぶ。縦で流し描く「絵巻物師」の民族画も。タラブックス展、ぶらり鑑賞して見たら…良かった。

 

 ※ 細見美術館の「世界を変える美しい本」展は8月18日まで。

 

| | コメント (0)

2019年7月30日 (火)

醍醐寺を歩く

Img_2694 Img_2697 Img_2687 Img_2719 Img_2723 Img_2709 Img_2716  山上と山下、二つ合わせて真言宗醍醐派総本山、醍醐寺である。山上は2月に五大力さんで餅上げヨイショの力比べ、山下では4月に秀吉の花見行列…最古の五重塔など国宝数々、世界遺産の境内を一人ぶらり。英国映画「第3の男」でない「第5(醍醐)の男」になった。

 

 平日の昼下がりの駐車場、品川、岐阜、名古屋ナンバーも数は少ない。総門から北へ、拝観800円はパスして、秀吉威光の意向で出来た特別名勝・三宝院唐門を見る。下乗の表札の向こう、黒漆門に五七桐と十六菊紋、金色に光る。国宝の無料鑑賞。平成の時代、140年ぶり修復という。さらに北、重文仁王門で金剛力士像。これも無料で見て、ええぞう?。

 

 門の中は金堂、五重塔あり、有料。どうするか、門前で悶々して入らず、また戻って秀吉ご縁の桜並木へ。秀吉桜をクローン増殖の桜、醍醐小学校が植樹、金網に囲って、育てている。朽ちた幹だけの桜、幹元でねじれた老木桜…400年の歴史を思う。東で黒門の向かい、白い芙蓉咲く所、幕末の歌人で陶芸家・太田垣連月尼が居住跡。塔頭のひとつ、報恩院入って、本堂前に下駄一足、僧侶が仏前で胡麻炊き祈祷。金色の袈裟、今朝からずっとだろうか。

 

 ※ 醍醐寺、京都市伏見区。jr山科駅、八条口から京阪バスが出ている。

 

| | コメント (0)

2019年7月29日 (月)

ガチャガチャの森

Img_2738 Img_2756 Img_2741 Img_2746  Img_2748 Img_2735 Img_2736 ガチャと回せば、ポンと出る。これ、ガチャポン、ガチャガチャ、ガチャピン…もっと略して「カチャ」。回して何が出る?と問いかけたらカプセル・トイ(玩具)が出るという。さらにどんなトイか?問いかけると、今や男女問わず全世代ターゲットのトイだという。

 

 京都駅八条口にある複合商業施設「アバンティ」。去年あたりからインバウンド対応、周辺にホテルが次々に建ち、そうも賑わっていなかったのに客が増えだした。回る寿司・長次郎、タリーズコーヒーなどに加え、地下一階に「ガチャガチャの森」が出来た。百円玉両替機、空ケース入れ箱あり、色んなトイのガチャ機400種以上。その森に分け入って、見た。

 

 かつて大流行、キン肉マン消しゴム、通称キンケシの新バージョンがある。カプセルレス、そのまま出てくるお人形がある。光る豚の蚊取り線香、伏見蔵元「月桂冠」のフィギュア、名探偵コナンキッド隊、機関車トーマス、おやつセレクション…200円、300円、400円…、ガチャガチャ探して、迷子になりそう。歴史、精巧、進化など、ガチャガチャ豆知識1、2、3の案内看板あって、道は開けた。ここで一句。「カプセルの中を見たさの今昔」。

 

 ※ ガチャポン自販機は米国のピーナッツが最初、日本では1940年代からで、キンケシで大流行、年々進化しながら、今もである。

 

| | コメント (0)

2019年7月28日 (日)

醍醐寺でご当地「三宝そば」

Img_2730 Img_2707 Img_2672 Img_2683 Img_2675 Img_2680 世界遺産の、秀吉の、桜の、五重塔の、国宝の…真言宗醍醐寺へ行って、どこか由緒ありそうな雨月茶屋。昼どき、ひとりで入って「三宝そば」を注文した。境内の特別名勝、三宝院に肖ってのご当地そば、気持ちわくわく、店内で登場を待った。

 

 醍醐寺行き、JR山科駅前から京阪バスが出ている。バス番は29のA。Aのない29は京阪バス醍醐車庫なので、Aがええ?。乗って終点の醍醐寺まで30分で行ける。知られてないけど、ちょっとした観光路線バス。京焼窯元が揃う清水焼団地、討ち入り内蔵助を祀る大石神社、桜と紅葉と庭園の勧修寺、小野小町とはねず踊りと梅の隋心院の停留所を巡って、終点が醍醐寺。

 

 JR山科駅前のスタバで、大津の知人との懇談がすんで、駅前バスターミナルへ行って、29のAである。ぶら歩きの日々、何となく乗って、醍醐寺。どんなかなあ~注文の「三宝そば」が出て来た。海老天二つの蕎麦椀、胡麻豆腐、湯葉巻き…三つがいっぺん。売り手、買い手、世間よし~の近江商人三方よしに通じるような三宝よしのそば、税込み1080円。雨が降ってよし、月が出てよし~を意味する雨月茶屋で、「三宝そば」もよし。みんなよしよし?。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年7月27日 (土)

ウインドウは金魚

Img_2650 Img_2649 Img_2644 Img_2643 Img_2641 Img_2637 Img_2630 大きな眼、飛び出ている。デメキンや。頭にコブがボコボコしている。ランチュウや。小さく、ほっそり…和金かな。赤いの、黒いの、斑点あるの…、尾っぽヒラヒラ、涼しいねえ。~金魚ええっ、金魚~、街角からそんな声が聞こえてきそう。梅雨明け、金魚の夏が来た。

 

 大阪は梅田、阪急うめだ本店のコンコース。動く歩道へ、大きなウインドウが7つも並んでいる。いま、浴衣まつりPR、金魚がディスプレイで応援している。谷町6丁目であった創作落語作家・Sさんの「古典落語もむかしは創作落語」という落語講座を聴いての帰り。笑点の林家木久蔵さんなら、金魚と浴衣がゆかった?!と駄洒落そうなウインドウだった。

 

 一つ一つのウインドウ画面、思わず足がとまる。どの金魚ものびのび、見惚れる。芸術性あり、美的で巧みな構図になっている。誰の制作だろう。右端のウインドウわきに名前があった。アクリル樹脂使い独自の手法で、世界的に名前が出ている深堀隆介さん(46)。金魚養殖日本一の町、愛知県弥富市の生まれ。美術作家活動、スランプのおり、自宅の金魚で目覚めた。金魚に救われ、金魚しか描かない絵師。~金魚ええっ、金魚~と、描き続ける。

 

 ※ 浴衣まつり金魚ウインドウは8月10日まで。 ※ 深堀隆介さん、1973年1月生まれ、愛知県立芸術大学美術学部デサイン科卒、現在横浜市に住む。西武池袋の個展で観客10万人など国内外でファンが多い。

 

 

| | コメント (0)

2019年7月26日 (金)

京都御苑、横伸びの松

Img_2591 Img_2590 Img_2587 Img_2594  Img_2596 この松、何という伸びようだろう。樹木はふつう、樹齢を重ねると、上へ上へ、江戸時代の大名行列は下へ下へ?だが、この松は、横へ横へ。幹は太く、樹皮は厚く、枝は右に左に勝手気ままに伸びている。松は松でも、そうはない松、ちょっと待ちや!と、眺めてしまう。

 

 京都御苑の樹木は5万本という。楡、榎、楠、桜…いろいろあるが、一番多いのは松。♪~松の木ばかりがまつじゃない。…今か今かと、あなた待つのもまつのうち~♪って、お座敷小唄あったけど、数ある松の中でも、この松の姿形は子どもであっても、おやっ!?と思わす。松茸とは縁のないクロマツだけど、枝は芝地囲いから砂利道へ、はみ出て伸びている。

 

 京都府文芸会館開催の美術展へ行っての帰り。昔の立命館大学広小路学舎、境内にマンションが出来た梨の木神社近くで、京都御苑が傍なので、清和院御門から散歩がてらに中へ入る。今は何時でも一般公開の大宮御所から仙洞御所の塀ぞいの砂利道をジャリジャリ行って、西南の芝地にこの松である。幹を中心に横へ横へ、20㍍はある。美術展帰り、鑑賞はもう一度ならず…。♪~好き好き好きよ、みんな好き、あなたヨコ伸び、みんな好き~♪。

 

| | コメント (0)

2019年7月25日 (木)

忘れられていた天才絵師・横山崋山

Img_2602 Img_2601 Img_2600 Img_2599 Img_2598 「絵師・横山華山」-、どこかで聞いたようで、やはり違うような。今、京都文博で開催の、サブタイトル~まだいた、忘れられた天才絵師~という展覧会を見た。京都新聞特集で美術記者が「横山大観と渡辺崋山を足して2で割ったような名前」との紹介、いい得て妙である。

 

 会場4階から3階へ、作品は120点。江戸時代後期、崋山が描いた作品が並ぶ。ボストン美術館、大英博物から里帰り作品が何点もある。「崋山」と載った当時の有名絵師番付表の展示も。明治の文豪、夏目漱石の小説にも登場し、明治天皇も作品お買い上げという。それだけ有名で人気絵師だったのに、昭和の時代に入り、名前が消え、忘れられたという。なぜなのだろう。

 

 崋山は京都の絵師。奇想の曽我蕭白に親しみ、虎絵の岸駒に学び、日本画の祖・呉春に私淑した。会場展示、9歳で描いた牛若丸と弁慶に才が見える。作品は人物、花鳥、山水、風俗と多彩で緻密さは虫の眼の如く。どこから見たのか、京都の俯瞰図。何年見続けたのか、長さ30㍍もの祇園祭図は圧巻である。なぜ、忘れられたか、狩野派など流派に所属しなかったこと、海外へ作品が多く流出したことなどか…、天才・横山崋山、いま、再登場である。

 

 ※ 横山崋山(1781-1837)。 ※ 文博での展覧会は8月17日まで。 ※ 祇園祭図には今、休み山で3年後に復活巡行計画のある鷹山も描かれている。

 

| | コメント (0)

2019年7月24日 (水)

瀬田川ぐるり散歩道

Img_2545 Img_2505 Img_2483 Img_2474 Img_2537 Img_2549 Img_2503 Img_2470 琵琶湖から流れ出る瀬田川、京阪石坂線の石山寺駅まで行って歩いた。南郷洗堰渡って右岸と左岸、瀬田川ぐるりさんぽ道。平日、梅雨の晴れ間、気温は28度、暑かった。知らず知らず歩いてきて、蓄えた滋賀の知識が、♪~川の流れのように~♪(美空ひばり)に出た。

 

 石山寺の仁王門。元商社マン、ご養子のお座主が「頼朝が建て、燃えて、上は淀君寄進のツートンカラー門です」と。石山寺港に停泊の観光船は一番丸。土日祝運航、ミシガンなど琵琶湖汽船は瀬田川では航行しない。日本一古いマラソン、びわ湖毎日マラソンは川沿いを走る。来春は名古屋女子と同時、日本陸連は記録アップへ昼でなく朝号砲。まだ内緒かな。

 

 瀬田川に日本で一番新しい橋、その名も令和大橋。アーチ型、6月に出来た。水量調整、洗堰の向こうに見えて、ズーム撮り。そのむかし壬申の乱のあった唐橋など、幾つ目の橋かな。瀬田はむかし勢多。特産のしじみ不漁、しみじみ寂しい。外来魚ブラックバス駆除の看板、今は減る傾向。4人乗りボート、ミズスマシのよう。琵琶湖漕艇場は千㍍、国際化へ2千㍍構想。南郷資料館・アクア琵琶にビワコ大鯰のキャラクター・ビワズ、何もイワズ?。

 

※ 瀬田川ぐるりさんぽ道は唐橋-洗堰3・8㌔。

 

| | コメント (0)

2019年7月23日 (火)

祇園祭、山伏山の山伏さん

Img_2418 Img_2417 Img_2414 Img_2416 この山伏さん、お父さんを蘇生させたり、傾いた八坂の塔を真っすぐにしたり…、どこにそんな秘めたる力があるのだろう。修験道、鍛えに鍛えて取得した念力、法力、霊力だという。日本三大祭り、祇園祭前祭に登場の山伏山の山伏人形。じっくり、お顔を拝察した。

 

 雨が降る宵々々山。巡行の前の前の前の日である。漢字3文字、上からも下からも「山伏山」、会所は室町通り蛸薬師下ルにある。四条通りに近い菊水鉾の北側、お隣さんは東に占出山、西に霰天神山。山伏さんは、会所の2階からひょいと顔を出す。左手に数珠、右手に斧、腰にきびだんご?いや、桃太郎と違う。ええっと…。ホラ、ホラ、そうや、法螺貝を持つ。

 

 室町通り、傘をよけて下から見上げた。頭に顎ひも掛けた山伏帽、これから大峯さんへ修験に行く姿だという。お顔、デジカメでズームアップ。顎ひげ、鼻ひげは濃い。それに比べ、眉毛は薄すぎる。つり合いとれてないかな。鼻は薄汚れ、眼うつろ。なんか、ぼおっとしている。どこに法力があるのか?と思う。男は顔やない。力は鍛えた心に芽生えるんや。この山伏さん、平安時代の生まれ、名前は淨蔵貴所(じょうぞうきしょ)さん。来年もよろしうに。

 

 

| | コメント (0)

2019年7月22日 (月)

恥ずかしながら…秘蔵3枚の写真

Img_2250 Img_1720 Img_2129 秘蔵というか、まあ、色々あって、そうは撮れない写真3点、紹介しよう。夜中に真っ白に咲く月下美人、トルコはチューリップ宮殿の玉座、徳川家康34歳の手形。出歩いてのデジカメ撮り、いまパソコンの中に納まっているが、3枚の写真は恥ずかしながら~訳あり。

 

 月下美人は府立植物園観覧温室、6年前に出来た昼夜逆転室。この部屋は、夜中は電気付け、朝になって電気消して、月見草など夜に咲く花を昼に見せる。月下美人もその一つだが、時期と時間があり、そう咲かない。ハス写真撮りのおり、ここにも入って、白い花が気になって、撮っておいたら、テレビで植物園の変わり花紹介があり、あの時の花が月下美人だとわかった。

 

 チューリップ宮殿の玉座は、京博で開催のトルコの至宝展。正面の階段上がらず、EVで3階から入って、出口側にガラスケースの中にエメラルドの王座飾りが吊るしてあった。オスマン帝国の王が代々、世界の中心はここ!と座った玉座の展示。撮ってもいいのかな?と撮ったら、係り員が「ダメです。写真は消して下さい」と言われたが、残ったままに。すいません。徳川家康手形は遺骨納めた久能山東照宮の参道鳥居。天正6年11月、34歳の時という。天下取り手相の写真、ここにあり。

 

 ※ 植物園月下美人紹介は7月14日朝、コトノハ図鑑で。トルコ至宝展の玉座写真は1冊3千円の図録でも紹介。家康の手形は1万Ⅰ500円で販売。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年7月21日 (日)

メザシの土光さん木札と1番ホール

Img_2333 Img_2330 Img_2355 Img_2339 Img_2337 Img_2351 Img_2338 アウト1番は、打ち下ろしパー4。静岡県掛川、JR駅から車で15分のミオス菊川CCである。グリーンに一番遠いバックティ周辺は樹々多く、その1本に「贈・土光敏夫」の木札が掛っている。JR、NTT、JTの行改、メザシの土光さん。ここは何を目指すべきか?。

 ゴルフ場の開場は1974年、もう半世紀以上たつ。安田幸吉プロ設計、1988年には日本プロ選手権も開催している。森林を開発した丘陵コース。第1ホールの看板にリス、ウサギ、キツネ、タヌキも出る~と。毎年7月、ここへ来て、今年は4年目。そのたびにどうして土光敏夫さんがこの木を贈ったのか、今や20㍍の大木は何の木か、気にかかっていた?。

 

 フロントで確認したが、昔のことなのでわからないという。一緒にプレーする経済ツウの一人は、土光さんのメザシは、一尾600円の高知産ですよ~とは聞いたが、岡山出身の土光さんとここ掛川との関係は何でかナ?と言う。木は葉の形から~明日はヒノキになろう~のアスナロ(翌檜)らしい。戻ってSNSで調べ、なんとなく見えてきた。道徳と経済の調和を理念した先代の南オーナーと土光敏夫さんの交流、~明日をメザシ?大きくなろう~。

 

 ※ ミオス菊川は元ミナミ菊川で、オーナーは電気無線で起業の南グループ。スキー場、ホテルなど経営。掛川は二宮尊徳の唱える道徳・経済調和を推進する財団法人大日本報徳会の本部があり、渋沢栄一、松下幸之助、土光敏夫らが訪れて、親交があったという。 

 ※ 土光敏夫(1896~1988) ※ ミオス菊川の現在のクラブハウスは定礎2002年、南岳正昭となっている。

 

続きを読む "メザシの土光さん木札と1番ホール"

| | コメント (0)

2019年7月20日 (土)

今年も三保の松原

Img_2221 Img_2212 Img_2225 Img_2220 Img_2226 Img_2228  ややこしいけど、御穂神社は三保、その離宮・羽車神社は羽衣に通じるのだろうか。二つの神社を結ぶ松並木の参道500㍍は神の道。世阿弥の謡曲「羽衣」の松はその中にあり、砂丘から富士を見る景観、これが世界文化遺産富士山の構成資産「三保の松原」である。

 

 この7月、2年続けて行った。去年はここから清水港へ行って、次郎長親分の生家見て、今年は清水港の河岸の市からここへ。テレビや写真で見た、ここからの富士山が見たかったけど、今年も晴れているのに見えず。富士が見えればあの辺~と海の写真を撮って、今年は天女が羽衣をかけた伝説誕生650年の松、板柵囲いの真ん前まで行って、しっかりと見た。

 

 室町時代、世阿弥の謡曲に始まる伝説の松は、平成22年10月に世代交代、今は3代目という。幹から枝先を広げたクロマツ、高さ10㍍か。松は御穂神社の御神体。天女さんが掛けた衣の端切れ、宝物館に~という。これも、まあ、伝説か。清水港には、伝説生かして、缶詰のはごろもフーズ倉庫もあった。右に駿河湾、前は見えない富士山、左側は砂丘と延々と続く松林。松は何本?ちょっと待ちや、5万4千本だって。さすが、三保の松原、見放題?。

 

※ 日本三大松原は、佐賀唐津の虹の松原、福井敦賀の気比の松原、三保の松原。 ※ 日本新三景(大正5年制定)は北海道大沼、大分耶馬渓と三保の松原。

 

| | コメント (0)

2019年7月19日 (金)

家康を祀る久能山東照宮

Img_2277 Img_2280 Img_2259 Img_2244 Img_2235 Img_2273 Img_2265 Img_2268 遺体を納めた神廟は、遺言で西を向いている。生まれた愛知岡崎城、天下を競った京都を向いている。傍に神木の楠。駒札に「金の成る木」。遺訓のほど良き、慈悲深き、正直~の三つの「き」を示す。神、権現さんになった徳川家康を祀る静岡の久能山東照宮へ行った。

 

 家康は関ヶ原から16年後、75歳、駿府城で亡くなった。元和2年、生涯いろいろあった西暦1616年である。遺言その1が、遺体は久能山にだった。栃木の日光始め、全国数ある東照宮の始まり。信玄の山城・久能城が逝去から1年7か月後に家康の神社に変わった。国宝の本殿へ、石垣いちごの麓から1159段、いちいちごくろう~の洒落上りは長~い。

 

 去年は猛暑、25段で引き返した。今年は富士の見える恋人たちの聖地・日本平まで行って、往復1100円のロープウエー、5分で東照宮へ降りた。チケット売り場、ブラタモリと鶴瓶の家族に乾杯の初夢スペシャル番組、二人が来たおりのサイン色紙。参道へ三方ヶ原の敗戦忘れじ~の教訓、家康しがみの像。樹齢650年の大蘇鉄。家康が好んだ一富士二鷹三茄子で、本殿前に三保の折戸の茄子が一つ実をつけている。徳川天下、なすとげた茄子か?。

 

| | コメント (0)

2019年7月18日 (木)

海鮮丼は清水港の河岸の市

Img_2171 Img_2207 Img_2179 Img_2198 Img_2200 Img_2196 Img_2193  来た、来た、来たあ!~、新名神、伊勢湾、刈谷で一服、東名へ。朝一番に京都山科を出て4時間、ここは遠州・清水港の河岸の市。さあ、食いねえ~、海鮮丼に桜えびのかき揚げ。まあ、食いねえ!~と、言われて、食って…、おおっ!、新鮮、天然…!、旨いがな~!。

 

 案内人は東大阪市のUさん。今年の春、息子さんと一緒に来て、舌でその旨さを確認済み。同乗の車のナンバーからして4141。もう一人、Yさんも乗って、Uさんがずっとハンドル握り、ここ、ここ、この港と着いた。いちば館は水曜定休、隣のまぐろ館は年中無休。入ったのは、1階の漁師めし「岸家」。海が見えて、広い。地元客が次から次、流行っている。

 

 桜えびのかき揚げが先に来た。ここでしか獲れない地元名物。揚げたてヌクヌク、山盛り…Yさんととりわけ、これで500円。カリカリ感…旨い。海鮮丼も、ど~んと来た。甘えびが大きい。頭とって、汁すすって、透けた身は丸ごとスルリ。しらす、まぐろ、ハマチ、ヨコア…海鮮の具がご飯より多い。味噌汁、漬物つけて980円。具が多くてグー、安くてグー、旨くてグー、天然と鮮度がグー、チョキに勝つならグー?。はるばる4時間でもグー。

 

| | コメント (0)

2019年7月17日 (水)

神戸灘で灘本唯人展

Img_1923 Img_2054 Img_1914 Img_1970 Img_1917 Img_1920 Img_1971  どういんだろう。じっと見ていて、ほんわかして、艶っぽさがあって、人そのものがあって、社会性があって…、飽きないというより、飽きささない。ポスター、書籍表紙絵、さし絵など日本のイラストレーションをけん引してきた灘本唯人さんの作品をまとめてみた。

 

 神戸のJR灘駅を降り、海側へ歩き、阪神岩屋駅過ぎ、ビル1階にBBプラザ美術館。鉄のリサイクル会社が100周年で開館、今年10年目の記念展が「イラストレーター・灘本唯人の全貌~男と女のレシピ~」展。灘へ来て、灘本さん展、どんなだ?と、灘ご縁で初めて入った。灘本さん、神戸生まれ、8人兄弟の末っ子、90歳で3年前に黄泉へ~という。

 

 入り口の看板ポスター、金髪女性の鼻が横向きでも、美人に見えて、面白いし、会場の生涯年譜見ると、灘本さんの人生そのものも面白い。子どもの頃、動物園カンガルー園舎に入り込んでカンガルーパンチをくらい、餅つきが嬉しくて頭を突き出し杵に叩かれ、お父さんの死に際の絵を描いてお母さんに叱られ…。会場入り口の40分の生前対談ビデオ。最初「na」崩しサイン、なんだ、ダサい!と知人に言われ、「nada」に~と。それで、なだらかになった?。

 

 ※ 灘本展前期は8月4日まで、後期は8月6日から9月16日まで。入場料400円、70歳以上は証明書あれば200円。 ※ 上のイラスト写真は会場ビデオとチラシから。 ※ 灘本唯人(1926-2016)紫綬褒章など受賞。
 

 

| | コメント (0)

2019年7月16日 (火)

飛び込み銭湯は大正湯

Img_1877 Img_1889 Img_1891 平成から令和になっても、大正湯…、たいそうに言わなけいけど、いい湯やなあ。頭に手ぬぐい乗せて、ハハン~いい湯だな、てなもんや。町なかのぶら歩き、ムシムシの梅雨どき、手ぶら、着の身着のままで銭湯へ。ザブン!とつかれば、そこは飛び込みニューヨーク(入浴)?。

 

 銭湯の暖簾、昔は富士山が多かった。今は男湯ひょっとこ、女湯おかめが主流かな。ついこの間、でんでんむしむしカタツムリや、シャボン玉の暖簾を見たので、いろんな暖簾デザインあるのかな~と思ったが、どうゆう訳か、ほとんどの銭湯はおかめひょっとこ。暖簾探しはそれで結論だして、時代を遡って、京都駅八条口から徒歩3分の大正湯へ行った。

 

 入浴代430円に貸しタオル、石鹸、髭剃りで合わせて530円。靴箱は何番にするか、選ぶ楽しみ。むかしは近所のさくら湯で、巨人・川上哲治の16番やったけど、ここは期待を込めて阪神・大山祐輔の3にするかな。脱衣箱は9番、誕生日番号。深風呂、座り湯、ジェット湯、森の香り素材でひのき湯…、あっちへ、ザブン、こっちへザブン。両手いっぱい、タオルを背中へ回しゴシゴシ。上がって、扇風機のいい風。令和の大正湯、いい湯は不変!。

 

| | コメント (0)

2019年7月15日 (月)

タグボートのタンカーえい航

  Img_1933 Img_1945 Img_1937 Img_1942 Img_1955   ドッド、ドッド…、小さな船やのにロープ1本、あんな大きな貨物船を引っ張って!。いったい、何馬力あるんやろう。ドッド、ドッド…、ここは神戸港に続く運河、兵庫県美前の階段、タグボートのタンカーえい航がまるでショーのように見える。ドッド、ドッド…。

 

 ゆっくり、ゆっくり…、自転車より、ゆっくり。何ノットぐらいかなあ。わからないって。じゃあ、アイドントノット?。どこへ、引っ張っていくのだろう。目の前を通過した。ドッド、ドッド…。あっ!ユータン。そうか、対岸の倉庫か。コンテナ船がたくさん着岸している。うまく回れるかな。真上は阪神湾岸高速道路。サンスター人形も青いりんごも見ている。

 

 タグに引っ張られるタンカー、船首から5,60㍍はある。大きくて長い。船名が見える。隆盛丸か。広島の表示がある。瀬戸内海を渡って、神戸港まで、何を運んできたのだろう。えい航のタグボート名は何かな。あれまあ?有馬丸。お湯は赤土色の有馬温泉、思い出すなあ。ドッド、ドッド…、ありまあ?また洒落かいな。いや、いや、船に犬。舳先に足を乗せて…、運河の風が気持ちよさそう。柴犬かな。名前は?。ここは港湾、ワン公に違いない。

 

 

| | コメント (0)

2019年7月14日 (日)

青春、青いりんご

Img_1952 Img_1948 Img_1961  Img_1930 Img_1966 Img_1960  どの辺かなあ。まあ、行ったらわかるかな。コンクリート外壁、兵庫県立美術館のどこか。JR灘駅降り、坂道を海側へ。阪神岩屋駅を超え、国道2号を高架橋で渡り、運河が見える兵庫県美の階段へ来た。この辺では~と見あげて、あった、あった、青いりんごがあった!。

 

 今年の何時だったか、テレビで見たあの青いりんごがあった。兵庫県美3階、海が見えるテラスの中、青いりんごのオブジェが下から半分見えた。あそこや、あそこや!、サンスター人形の立っている方へ回り、階段上がった。青い、ブルー、りんご、アップル。県美のガラス面にも映っている。曇り空に青さが際だつ。来た、来た!、これや、これやがなあ~。

 

 青春の象徴、青いりんご。今年の初め、兵庫県美を建築設計した安藤忠雄さんの着想で生まれた。これから、これから~の、まだ酸っぱい、未熟なりんご。横へ並んで見たら大きい。縦も横も奥行きも2.5㍍。触って、叩いて見たらトントン…乾いた音がする。繊維強化プラスチック製という。そばのステンレス板は米国詩人・サミユエル・ウルマンの「青春の詩」。~青春とは人生の期間ではない。心のありよう~。そや、そや、青いりんごでエイジレス!。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年7月13日 (土)

福家=ふくはうち=ハッピーハウス

Img_1994 Img_2009 Img_2006 Img_2002  おやっ!福家さんの店…、まさかっ?。神戸灘の兵庫県美から六甲山が見える山手へ、国道2号の交差点で信号待ち中だった。横断歩道の向こう正面に「福家」の看板。隣はさぬきうどん、家庭の味~と出ている。香川の四国新聞役員、元東京支社長だった福家さん???。

 

 交差点は6車線、広い、長い。信号変わって、「福家」さんちへ行くと、焼き鳥やさん。よく見ると、屋号は「福は家(ふくはうち)」。家のイラストに福の一字の書き込み。東京勤務時代に足幅にずいぶん差はあったが、勝どき橋近くのゴルフ練習場帰り、あの店、この店とよく連れ持って歩いた。福家は「ふけ」さん、よく冗談でハッピーハウスですなあ~と。

 

 そのハッピーハウス、福は家(うち)の焼き鳥やさん。さぬきうどんは栄食堂で隣の隣、関係なかったが、四国ご縁は感じた。阪神岩屋駅か、JR灘駅か、駅周辺で軽く~と思っていた矢先、焼き鳥千円セットで、引き戸を開けた。まだ、明るい。いいですか~と聞くと、カウンター席へどうぞと。窓の向こう、ガラス越しに青信号で渡って来る人が見える。ハイボール1杯、炭火の焼き鳥5本、皮の1品…、福家さん、皮が好きだったのを思いだした。

 

| | コメント (0)

2019年7月12日 (金)

お~い!羅漢さん展

Img_1908 20190530005_1_u01thumb Img_1910 Img_1909  展覧会のタイトルは「お~い!羅漢さん」。仏教の悟りを開いた最高位のお坊さんなのに、友達みたいに親しそうに~、いいのかなあ。羅漢さんは偉くても剃髪した僧、そうでいいそうな?。神戸御影の香雪美術館へ行って、図に描かれた16人の様々な羅漢さんと対面した。

 

 羅漢さん、正式にはサンクスリットで阿羅漢。映画でむかし、鞍馬天狗を演じた嵐寛十郎の「アラカン」と音読みが一緒、阿羅漢を略して、羅漢か。これ、私的解釈、まゆつばの極致。羅漢さんはお釈迦さんとともに印度から中国へ、中国から日本へ。禅が全盛?の鎌倉時代、姿と形は様ざまに16羅漢、18羅漢、500羅漢…。尊敬と親愛を込めて、お~い!羅漢さん。

 

 晩年、仏教に帰依した伊藤若冲、伏見の石峰寺に隠棲、裏山に羅漢像を並べた。一部はボストン美術館へ~だけど、まだ裏山に残る。銀閣寺近く橋本冠雪の白沙山荘でも、庭で見た。大津市の聖衆来迎寺の16羅漢図は国内最古で国宝、東博にある。香雪美術館の羅漢は朝日新聞社主、村山龍平氏の所蔵。雲に乗って、木にもたれて…尊者1、尊者2、尊者3と…、16羅漢がガラスケースに並ぶ。NHK日曜美術館でも紹介、この尊者、見なそんじゃ?。

 

 ※ 展覧会は仏具含め50点展示、開催は7月15日まで。

 

| | コメント (0)

2019年7月11日 (木)

赤ってどんな色?

Red_2019_tmb Img_1869   両手を腰にあてた男の埴輪、ドンガバチョみたいに帽子を深くかぶっている。赤い線がペンキみたいに顔の両目の下にも、帽子にもついている。いたずら?アカンのにと思うけど、さて、どうしてなのか。京都国立博物館は「赤って、じつはどんな色?」と問いかける。

 

 夏休みの子どもさんにも鑑賞を誘う毎年の特集展示。平成知新館1階、常設の仏像さんが並ぶ奥の奥の部屋。赤色ついた埴輪、朱塗りの高杯、赤い着物の節句人形、江戸琳派・酒井抱一の2曲一双楓図などが並び、この赤なあに~と解説してある。赤は、触ったらあかんし、舌を出したらアカンベェだし、仏像見て怖い言うたらあかんたれやし、信号は停止やし…。

 

 チラシは英語でかっこよく「Seeing Red!」。女性学芸員が裏面で解説している。太陽、炎をイメージするパワーの赤。お祝いなどめでたい時に着飾る赤、戦いで目立つ存在感示す赤。器など美としての赤、様々に紹介している。赤にいのり、赤をまとい、赤でいろどる~だという。埴輪の赤は、亡くなった人を守り、悪霊を追い払う意味か、生き返りを願った祈りの赤ではないか~と解説する。6世紀、古墳時代のレッド、こうふんする?。

 

※ この特集企画展示は8月12日まで。

 

| | コメント (0)

2019年7月10日 (水)

聖なる花、ハスを見に行く

Img_2087 Img_2144 Img_2089 Img_2093 Img_2146Img_2147 Img_2109  Img_2113 Img_2133 Img_2135   ハスって、聖なる花というか、拝みたくなるように清らか。確かに、確かに…、インド原産、お釈迦さんとご縁。白もピンクも、透き透るよう。泥から出て泥に染まらず、朝早く咲き、朝のうちに閉じる。開閉は4日間。毎年、見ていても京都府立植物園、今年もまた見に行った。

 

 ハス観賞は午前中がいいけど、昼は回っている。急ぎ足で北山門から入って、はす池へ真っすぐ。梅林超え、半木神社近くの半径100㍍ほどの池。まだ開いているの、もう閉じたの、白いハスがろうそく花壇のよう。写真、はすに構えず、正面撮り。北側へ行って、四季彩の丘。ハスの鉢植え各種、並んでいる。ハスのこと、スイレンとの違いのこと、立て看で学んだ。

 

 ポ~ンと咲く音を聞くと、お金持ちに~というのはハスの構造上、ないという。カエルが跳び込んだ水音では~と。それ?、芭蕉。ハスの葉は丸く、水玉が出来て、スイレンは切り込み、水玉はできない。ハスの花は茎が伸びて咲き、スイレンは水面上で咲く。ハスは釈迦、スイレンはモネ。ハス様々に学んで、園内散策して、光秀紋のキキョウ、早咲きヒマワリ、バラ園でバラ、噴水花壇でカンナ。帰りのあじさい苑で、またハスと出会って、今日一日ありがとう。

 

 ※ 有名な大賀ハスは2千年前の古代ハスで、昭和26年、千葉の検見川で植物学者の大賀一郎氏が実を発見、発芽して広まったという。 ※ 青色、スイレンにあってもハスにはない。 ※ ハスの真ん中は蜂の巣みたいなのは花拓、そのままハチスと呼ぶ。

 

| | コメント (0)

2019年7月 9日 (火)

「トルコ至宝展」~お宝はチューリップ

Img_1718 Img_1717  Img_1696 Img_1716  Img_1715 Img_1709 サファイアかな。いや、ルビーかな、真珠かな、ダイヤモンドかな。地下鉄東山駅の改札出て、通路貼りポスターから、もう輝いている。~オスマン帝国の華麗な美、いまここに咲く~「トルコ至宝展」。平安神宮近く疎水べり、京都国立近代美術館で、今、開催している。

 

 大阪であったG20サミットで来日のエルドアン・トルコ大統領も会議終わって、わが国の宝展と鑑賞に来て新聞記事になった。観覧料1500円。招待券1枚あって、大統領来る2日前に見に行った。入ってすぐ手荷物検査、いつもないのに~と思ったが、大統領鑑賞、事前チェックと後でわかった。玉座、花押、ターバン、短剣など、お宝の展示は170点。

 

 かつて地中海域を制覇したオスマン帝国。その象徴は、チューリップの宮殿と言われるトプカプ宮殿。チューリップはトルコ語で「ラーレ」。られか、知っていた?。オスマン600年余の歴史、チューリップは聖なる花として、敬われ続けた。宮殿の絨毯、お皿、花器など調度品はチューリップ文様。品種改良で2000種、文学にも登場するなど、オスマンの歴史はチューリップとともに~。オランダ、トルコは国花、新潟、富山は県花。球根で求婚、今更?、それ勘違い。

 

 ※ 展覧会は7月28日まで。

 

| | コメント (0)

2019年7月 8日 (月)

京都文化力ポスター

Img_1669 Img_1671 Img_1672 Img_1673    Img_1670  Img_1674  なんと面白いデザインだろう。赤いほっぺの可愛い舞妓さん、結い上げた丸髷を見たら~である。八つ橋に京野菜に五重塔に三味線…、京都が一杯のかんざしを差している。東京オリパラへ向けた京都文化力プロジェクトのポスター。ついつい見惚れて、いいね、いいね!。

 

 地下鉄東西線、山科から乗り、東山、二条過ぎ、終点の太秦天神川の一つ手前、西大路御池駅。改札を出て、このポスター。芸妓さんの口紅は上も下もだけど舞妓さんは半玉、口紅は下だけ。舞妓さん、三個でなく、ニコッと?。惹き寄せられて、丸髷を眺めた。右と左の大文字は五山の送り火。朱の鳥居、幾つもある。これは外国人観光客人気のナンバーワンの伏見稲荷大社…。

 

 茶道の茶筅も。侘び、さび…裏か表で、せんとなあ?。伝統工芸で漆塗りのお椀。これ一つ、だからワン。二つなら?ワンツーパンチ、ワンツーフィニシュ?。つなぎ団子は花街、祇園甲部の提灯、水鳥で先斗町提灯も。このポスターは郡司毬子さん制作。京都が詳しい、よく知っている。2016年、京都文化力プロジェクトの公式ポスター募集で採用に。当時は京都芸大デザイン科4年生。三味線のバチも描いてある。表現力に拍手!バチバチバチ!

 

続きを読む "京都文化力ポスター"

| | コメント (0)

2019年7月 7日 (日)

立ち呑みの店名は「三日月」

Img_1839 Img_1842 Img_1838 Img_1837 Img_1836 Img_1833 どこにどんな立ちのみ屋さんがあるか、わからない。ここは滋賀県知事と同じ店名の「三日月」。町歩きで見つけて、初めて入ると、毎月3日の「三日月の日」は飲みもんが半額。ビール、酒、焼酎…みんな半額、いつも最初に飲むハイボールはビームで95円という。

 

 それ、何処かというと、京都市地下鉄の西大路御池駅出て、北西へ徒歩2分ほど。7月3日の水曜日は定休日で、毎月3日の「三日月の日」は、一日繰り上がって7月2日だった。半額を知っていたわけでなく、どんな「三日月」か~と、行って見たら、大流行り。詰めて、詰めて、さらに詰めてもらって…立った。飛び込み入店、どう注文するか、減量中でもあるし、さて~である。

 

 まず、ビーム95円にして、造り盛り合わせ!と言ったら、「三日月の日」に盛り合わせはなく、造りは一品ずつと。それで、ヨコア、ホタテ、サーモン!と、盛り合わせ感覚で注文したら~である。狭いテーブル、どどっと出て、一切れの身が厚い、でっかい、多い。うわっ、こんなに~と思ったら、この店の常連さんか、左隣のお兄さんが~ここは、その造りが安くて有名です~と。ビーム2杯と造りで1200円。曇天でも、三日月は「激安」で出ていた。

 

 

| | コメント (0)

2019年7月 6日 (土)

紙の昆虫たち展

Img_1652 Img_1654 Img_1665 Img_1645 Img_1648 Img_1649 Img_1644 兜かぶって、カブト虫がいる。ツヤツヤ、黒光り…格好いいなあ。ギザギザのはさみ、クワガタもいる。挟まれたら痛そう。カブトVSクワガタ、どっちが強いかなあ。七つ星のてんとう虫もいる。チェリッシュさん、しゃしゃり出てきて、サンバで、踊るかな、歌うかな?。

 

 チョキ、チョキ、チョキ…、パー、グーはない。紙を切っての昆虫たち展。小さいボトルの中にはアリさん一杯、カマキリ…、ボトルシップ昆虫版。みんな本物そっくりの紙づくり。京都駅地下構内ポルタギャラリー華で展覧会。通りがかって、見に行って、神技みたいな紙ワザ作品の数々である。髪を切ったらお坊さん、これは紙を切って昆虫たち、無視できない。

 

 作品は斉藤卓治さん、健輔さん親子。奈良の大和高田に工房を持つ。お父さんの卓治さんは63歳、この道30年。息子の健輔さんは35歳。大阪芸大出て、会社勤めのあと、父を師にこの道へ。全国各地のデパートを回り、京都は2年ぶり。会場にお父さん、机に紙切りハサミおいて、作品説明。アリさんのスイカ山制服、蟻漢字の中、地中アリ生活の断面図、昆虫たちの音楽会、食事会…。ペッパー(紙)警部、♪~私たちいいところ、邪魔しないで~♪

 

 

※ ポルタ華での展覧会は6月30日で終わった。展覧会日程などは「紙技工房」でネット検索。

 

| | コメント (0)

2019年7月 5日 (金)

のど黒、するめいか、軍艦

Img_1632 Img_1627 Img_1630 Img_1641 Img_1634 Img_1640 Img_1637  なんか、うまいもんあるかなあ。ある、ある。「う」はないけど、金沢まいもん寿司やなあ。そこでなにする。そりゃあ、今が旬のするめいかはスルー出来ない。うん、うん…いかにも、いかにも。それと、究極の一品と看板に出ているのど黒。いいね、いいねえ~。

 

 京都駅構内地下東の「ポルタ」ぶらり、ぶらり。いつも入店待ちの金沢まいもん寿司、午後2時を回って、空いている。カウンターへ一人座って、板さんにのど黒600円は、大きめの声で言い、するめいか200円は声のトーン落として頼んだ。上から~あいよっ~とた。醤油より塩、真ん前に能登塩。のど黒もするめいかも能登、さすがに脂のっとるねえ~。

 

 この魚、どの港で水揚げするか。詳しくはアイドント・ノットやけど、日本海の輪島の先の半島、七尾港、宇出津港、蛸港あたりか。そこが能登、ノートに書くかな?。漁船は何ノットで航行?。親孝行、大事?。あかん、洒落すぎ、この辺で、洒落するめえ。注文、もう一品、ここは腹具合を考えて、軍艦メニューの中で、能登サラダ軍艦150円。減量中、これで〆て、この店最高値のど黒を含めて値段はいかに。税込み1090円。うまいもんや!。

 

| | コメント (0)

2019年7月 4日 (木)

京都御苑樹木5万本の1本

Img_1752 何気なくデジカメ向けて、撮って見て、いいいなあ~と思うときがある。この一枚の写真がそうだ。京都御苑の南西、九条家跡北側、新しくなった休憩所のまん前、4、5日前の暑いとき、ベンチでボオッと一服した所に近い。雨上がり、休憩所出て見た芝地の中の一本の木である。

 

 御苑堺町御門前、ギャラリー「洛」で、86歳Nさん、72歳Yさんの二人展を見ての帰り。梅雨入り、朝から強い雨。傘差して昼から出て、ギャラリー着いた頃、上がっていた。二人展鑑賞すんで御苑へ入った。御苑は広い。東西700㍍、南北1300㍍。外回り4㌔、内回り3.8キロ。門は九つ。明治維新の前はこの中に200もの公家屋敷があったという。

 

 遷都で東京へ行った天皇が荒れように驚き、明治10年から再整備始まり、今のようになった。植物は500種以上、樹木はマツ、ケヤキ、クスノキなど5万本も。砂利道に芝地、よく整備されている。学生時代は冬の駅伝練習、就職した職場も近く、何度も何度も入っている。撮った木は、年輪重ねたカエデ。黒い幹がどっしり。今、青モミジともてはやされる緑葉は雨の水滴を含んで瑞々しい。御苑5万本の1本、この時、この写真で際立った。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年7月 3日 (水)

邪気払いの白馬

 Img_1265 Img_1264 Img_1266 Img_1281 Img_1260 パカパカ、パカパカ~白馬が行く。粉雪舞うのか、静かである。万年筆はパーカー?バカ!。パカパカは馬の足音や。正月7日にこの馬を見ると1年の邪気払うという上賀茂神社神事の白馬や。ハッ、ハクション!大魔王。違う、白馬!。ちょっと真面目に聞きいなあ~。

 

 平安京1200年余の歴史。その始まり、人々はどう生きたのか。モデルから写真家に転身した東京生まれの安珠さんが、怨霊、神事など「目に見えぬ平安京」をテーマに4年かけて写真を撮り、京都伊勢丹の展覧会で作品を披露した。その一つが枕草子にも出てくる上賀茂神社の、邪気払いの白馬。展示の始まり、これは写真撮影が出来たので、パカッと撮った。

 

 正面、右、左と撮って、確かに邪気も逃げそうな清々しい目。これ、神馬で「しんめ」と読む。めえ、めえ~子ヤギ?。またや!ねえ、ねえ~真面目に。写真のタイトルは白馬でなく「青馬」。解説読むと、中国では馬は陽の獣で、青色は春を象徴した。淡灰色の馬が次第に白くなって、神事読みは昔のまま青馬とか。ポスターは美しい蛾・ヒメヤママユと女性のコラボ写真。鳥獣戯画もじって「蝶獣戯画」。蝶よし、蛾よし…、谷敬もガチョン?で平安京?。

 

 ※ 展覧会は6月30日で終わる。  ※ 安珠さん、ジバンシーにスカウトされ、パリコレなど国際的なモデルとして活躍後、1990年『サーカスの少年』を出版し写真家に転身。広告、雑誌連載、文筆、映像監督など幅広く活躍。

 

| | コメント (0)

2019年7月 2日 (火)

「鶴橋風月」本店へ行く

Img_1453 Img_1445 Img_1444 Img_1449 Img_1451 Img_1350_20190630083601 豚肉にキャベツ、粉もんの生地…これをカンの中でグニュグニュ混ぜて、鉄板に移して、ペタペタとコテでこってり広げて、お好み焼きの始まり、始まり。イカ玉、肉玉、豚玉、二つ合わせてイカ豚玉などあるけど、豚玉にトンとご無沙汰していたので、たまには豚玉?。

 

 お好み焼きの「鶴橋風月」と言うたら、大阪鶴橋が最初で、もう60年。ネットワーク化で関西中心に広がり、今やアメリカにもという。京都山科駅前のラクト4階にもあり、昔は仕事帰りに寄ったけど、ここはJR鶴橋駅前の「鶴橋風月」本店。大阪出身のSさんら二人と、ここは本店味!との案内で、初めて入った。生ビール、豚玉3人分、焼きそば1人分。

 

 待つこと暫し、ジュジュッと、焼き上がって、赤いバンダナのおねえちゃんが再登場。コテでひょいと裏返して、ソースとマヨネーズをかけ、青のり良かったらどうぞと。3人共通の焼きそばは、わけわけ。取り立てて、わけはない。豚玉は1人ずつ。こげ茶色に焼けて、こってり、たっぷり。減量気にしつつ、少し、少し。生ビール1杯カラになって、壁貼り紙の飲み物メニュー見て、何にするかで、珍しい韓国焼酎チャミスル、それにする?する?。

 

| | コメント (0)

2019年7月 1日 (月)

司馬遼記念館、須田克太の喫茶美術館へ

Img_1401 Img_1400 Img_1407 Img_1406 Img_1437 Img_1425 Img_1423 Img_1433 Img_1435  どこをどう歩いたか、一人でもう一度と言われても~である。俊徳道、下小坂、八戸ノ里、宝持…、司馬遼太郎が生きた東大阪の町。ずっと行きたかった記念館、隣の布施高校教諭だったSさん案内で、街道を行く同行画家、須田克太作品のある喫茶美術館と合わせて行った。

 

 お城があります~とSさんが布施高校へ通った裏通り、散髪屋さんの2階に手造り城。城好き高じて~という。今は頭も白く?か。お寺、神社抜け、安藤忠雄建築設計のコンクリート打ち記念館へ。書斎がある。庭がある。館内入って、地下から見上げて11㍍、司馬が資料にした本また本、4万冊が積みあがっている。写真撮影は禁止、目で見てアイシー?。

 

 隣は大阪府立布施高校。卒業生で、母校の国語教諭10年のSさんと校内、もう来ないと通り抜けて、次の喫茶美術館へ。整体、お好み焼き店経営で司馬さんと親交あった主人が建て、須田さんが作品を寄贈した。喫茶店か、美術館か、コーヒー注文して見て回った。書、抽象・具象、あれえ~画面一杯に🐜さん、漢字の蟻も、いい感じ?。出口に絵の具の盛り上がった遺品パレットも。独りで行けるならもう一度の、俊徳道、下小坂、八戸ノ里、宝持…。

 

 ※ 司馬遼太郎、1923年大阪生まれ。直木賞の「梟の城」から始まり、「竜馬が行く」など作品多数。文化勲章受章。 ※ 須田克太、1906年、埼玉県生まれ。官展で特選3度も外野に転出。西宮に転居、84歳没まで命の線と色彩の画家として評価得る。週刊朝日の司馬・街道を行くで挿絵担当。

 

| | コメント (0)

« 2019年6月 | トップページ | 2019年8月 »