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2019年6月

2019年6月30日 (日)

大阪鶴橋駅前、店の看板見て歩き

  Img_1353  Img_1368  Img_1361 Img_1358 Img_1371 Img_1367_20190630065001 Img_1365 Img_1352 看板は「崔おばさんのキムチ」。似顔絵はおばちゃん、韓国家庭の味、キムチいい。キャベツ焼きで「キャベ焼酒場」。キャベジン、胃薬不要?。青ホルで黒ホル~の看板は「情熱ホルモン」で情ホル。牛の臓モツはホルモンでなく、食べてこそ「ホルモン」…。こりゃあ、まあ、派手派手な看板が並ぶ。

 

 ここは大阪の鶴橋駅前。JR大阪駅から環状線外回りで7つ目、近鉄と地下鉄千日前線が隣り合う。知人と待ち合わせ30分早く着き、駅周辺を歩いた。「昼飲み有り〼」看板見て「たぶん日本一短い回転寿司」、どう短い?、気になる。「サムギョプサル食べ放題」で1980円。安う~。駅前通りから高架下、店がひしめき合う。看板に目が〇△□、酔いそう。

 

 ホンマに店が沢山ある。ある~ってなもんや三度笠。衣服、雑貨、金券ショップ、喫茶…飲食店だけでない。質屋さんもある。屋号は「近江屋」。→で見に行ったら3階建てビル。先祖は滋賀県出身かな。焼肉はタイガースの帽子で「本家とらちゃん」。あのノボリはなんじゃ?「もんじゃ焼き」。大阪やけど、東京月島あり、なんでもあり。勿論、粉もんの、たこ焼き、お好み焼き、焼きそばの「てなもん」店。店の看板、まずは見せて魅せて、これナンボ。

 

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2019年6月29日 (土)

田辺聖子文学館

Img_1390  Img_1377  Img_1376 Img_1379  Img_1387 Img_1384 聖子と言えば?、そりゃあ、歌姫の松田聖子。いや、そうでなくて…。う~ん、それなら、スケートと自転車の二刀流、いま国会議員の橋本聖子。違う、違う。ほれ、この間91歳で黄泉の世界へ逝った、旦那さんがカモカのおっちゃんの…。ああ、田辺聖子。そう、正解!。

 

 文化勲章受章、小説家・田辺聖子は生粋の大阪人。作品は軽妙しゃ脱な味わいがある。大阪樟蔭女子大・国文科卒で、大学創立90周年記念で学内に田辺聖子文学館が出来た。落語作家のSさんの知りあいSさんがこの大学出身で、近鉄奈良線河内小坂駅降りて、三人で大学へ行った。神戸の松陰女子は松、大阪の樟蔭は楠木正成ご縁の樟、しょうしょう?違う。

 

 受付で首掛けぶら下げ札もらい、学内の文学館へ。スヌーピーのいる書斎復元、好きだった万華鏡、宝塚コーナー、1170もの作品棚…、見ごたえある聖子ワールドである。館長は万葉集の大家・中西進さん。知らん、知らん~と本人は言うも、みんな知っている令和元号生みの親。中西館長、3つ折りパンフで、礼は?述べている。田辺小説に「言い寄る」「愛してよろしいですか?」、エッセイの「男の長ドス、女の長ぶろ」…、聖子さ~ん、ステキ!。

 

 ※ 田辺聖子(1928-2019)在学中から同人雑誌活動、昭和31年に「虹」で大阪市民文化賞、小野十三郎ら講師の大阪文学学校で学び、放送台本を書き、同人誌・航路に寄稿の「感傷旅行」(センチメンタルジャーニー)で芥川賞。ドラマ「芋たこなんきん」大ヒット。

 

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2019年6月28日 (金)

駅からホテルへ、瀬田川を歩く

Img_1532 Img_1542 Img_1534 Img_1543 Img_1549 Img_1551 Img_1547 Img_1560 ゴトン、ゴトンとJRが渡っている。新幹線はシュッと行ってしまう。琵琶湖から流れ出る瀬田川に架かる長い橋。反対側は信長、秀吉、家康ら京へ上った瀬田の唐橋。いま、歩いているこの橋は、真ん中の国道1号線・瀬田大橋。クルマがそばをビューと通り過ぎる。

 

 JR山科から石山駅で降りて、会議があるロイヤルオークホテルまで、TAXに乗らなかった。スマホマップでは、車で10分、歩いて50分。会議時間まで55分ある。我が足幅ならマップ予測より早いと計算した。京阪石坂線と隣り合う高架の石山駅前、東海道を旅する芭蕉像が立つ。石山寺で源氏物語執筆の紫式部とともに石山の観光案内の役割を担う。

 

 いつもTAXで行く道筋。国道1号の橋は混むが、歩きに停滞はない。瀬田川は琵琶湖から出る一つだけの自然川。橋は水道、ガス…共同溝など、幾つも架かっている。対岸へ出て、川沿いを北へ、瀬田川と琵琶湖の区分表示看板。瀬田川は国、琵琶湖は滋賀県の管理、川の中が境界線。各大学の艇庫が並んで、県営の琵琶湖漕艇場へ。ここまでの歩きは想定以上?。比叡山、近江大橋が見え、川そばの会議場へ。スマホ予測より7分も早い。足は、長かった!。

 

 ※ 琵琶湖から流れるもう一つの川、琵琶湖疎水は人口川で、京都市内へ。

 

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2019年6月27日 (木)

バス停前、田んぼのオタマジャクシ

Img_1301 Img_1300 Img_1296 Img_1294 Img_1558 今日はどうだろう?、いるかな?、いる、いる。小さな尾っぽ、チョロチョロ、いる。少し大きくなったかな。手と足はまだかな。猛暑の干上がり、大丈夫かな。自宅近く山科の京阪バス、川田・清水寺焼団地停留所前の田んぼ。バスが来るまでの間、オタマジャクシの毎日が気になる。

 

 平成から令和になった長い連休が終わった頃、毎年の田植えがすんだ。回りは宅地が進んでいるけど、バス停前は田んぼが続いて、毎年どこに卵があったのか、オタマジャクシが生まれ出てくる。今年は田植えがすんでも、暫くいなかったので、農薬の影響かなあ~と心配したけど、少しお遅くなって、やっぱり出て来た。水面に浮かんだり、泥田にじっとしたり…大きいの、小さいの、一杯いる。

 

 バス停の時刻表、3方向が一緒の時間。山科駅行きか、四条河原町行きか、西本願寺行きか、どれが先に来るか。大石街道、未解決の餃子の王将社長射殺事件の現場方向から来る。バスは赤と白のツートンカラー、同じでよく見ていないと。お玉くんも頭でっかく、尾っぽ小さく、誰が誰やわからない。餌はプランクトン、足から先に出て、手も出て、アマガエルなら1か月半で変態、蛙にかえる。稲はお米に、バスは車庫へ、無事にカエル~がいいなあ。

 

 ※ 大石街道、討ち入りまで京都山科に隠棲していた大石内蔵助が祇園一力へ通った道。

 

 

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2019年6月26日 (水)

大阪で文人墨客、江戸前・竹葉亭のうなぎ

Img_0917 Img_0921 Img_0914 Img_0920 Img_0916 ちょっと待ったけど、来た、来た…、見て、見て、見てや。ジュワッとしてエエ色してるなあ。これ、これ、これやがな。箸はまだ早いがな。写真、写真…ますはデジカメからやがな。ここは大阪やけど、江戸の老舗うなぎ屋・竹葉亭のひつまぶしや。まあ、見て食べて~。

 

 土用の丑には、まだ早いのに、大阪へ行って、どうしたことか、うなぎが食べたくなった。帰りの梅田あたり、スマホの現在地でうなぎ!と音声入力したら、出てきた。大阪大丸隣接のステーションシティ14階の竹葉亭。魯山人、斎藤茂吉ら文人墨客が本によく出てくるうなぎ屋さんや。夕方まだ早い時間やけど、スマホから直接電話。やってます、どうぞ!と。

 

 暖簾はえんじの白抜きで「大阪・竹葉亭」。京都に店はない。客はまだ。店の壁にお相撲さんの手形、貴景勝、稀勢の里…、来た?と聞くと、お客の提供と。直、具、お茶漬け…三度のひつまぶし。江戸前で白焼き。うざくも良さそう。江戸末期、東京新富町で始まり、大阪は昭和の始めにのれん分け。開いて直焼きの大阪に対し、江戸前流は蒸して、蒸して、秘伝のタレつけて…、ウムウム…、美味いがな。これで土用の丑にどうようすることはない?。

 

 

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2019年6月25日 (火)

御苑の青空ベンチ

Img_1310 Img_1314Img_1331   Img_1336 Img_1334 Img_1321 Img_1340 Img_1343 Img_1349  ちょっとのつもりが、どれだけ座り続けただろう。10分、20分、30分…いや、もっと、60分以上かな。京都御苑の中の青空ベンチ。3人掛けのところをひとりで掛けて、ぼんやり「とき」が行く。気温30度超えの昼下がり。木陰に緑風…、立てない、動けない。

 

 御苑南、丸太町通りの裁判所近く、ギャラリー「洛」へ寄って、堺町御門から入った。5月の葵祭、10月の時代祭りが建礼門を出発して、町中へ出て行く門。梅雨入りしていない夏至の前々々日、砂利道をジャリジャリ歩いた。西へ200㍍、大きなクスノキが日傘になったベンチに腰を掛けた。拾翆亭、厳島神社の庭池がある旧九条邸のすぐ近くである。苦情?ない。

 

 嵐山光三郎著「年をとったら驚いた!」と、消えて無くして、再びの帽子を脇にボオッと…。だんだん、ベンチが住まいになってきた。目が慣れてきた。木々の上に青い空、木々の隙間の太陽がダイヤモンドの輝き、砂利道の陰影は木枝の現代アート、ハッとして鳩群舞、どこからかアオサギ。足が長いって?、分かった、分かった。一緒やがな。日傘の人、芝地にアジサイ、外国男性の本読み…、青空ベンチに陽がさしてきた。そろそろ、行こう!。

 

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2019年6月24日 (月)

来ぬか、来ぬか~と、お薬師さん

Img_1222 Img_1221 Img_1234 Img_1230 病気が治るから拝みに「来ぬか、来ぬか」とお薬師さんが言ったので、お寺の名は「こぬか如来薬師」だという。直球、ストーレート、分かりやすいと言えば、分かりやすい。正式には、伝教太師こと最澄が彫った薬師像を本尊とする「医徳山薬師院」である。

 

 京都府庁のある丸太町通り釜座から南へ歩いて、竹屋町通、夷川通を超えて、二条通りの手前まで来て「福こぬか、寿こぬか」のノボリ。大きなお寺ではない。駒札を読むと~である。信長入洛のおり、岐阜のお寺をここに移した。お薬師さんは最澄16歳のおり彫った7体の一つ。住職の夢で仏に拝めば病気治癒、それで~来ぬか、来ぬか~と言ったら治ったと。

 

 京都市内には社寺仏閣多く、よく、えっ?と思う社寺と出会う。「湯たくさん茶くれん寺」(千本今出川)「満足稲荷」(東山仁王門)「首途神社」(西陣)「御金神社」(御池西洞院)などあって、この「こぬか薬師」も~である。♪~小ぬか雨降る御堂筋~♪でなく、病気も治るし、福も寿も来て、めでたい、めでたい~、お参りに来ぬか、来ぬか~と誘う。奥は駐車場の境内へ、本堂に手を合わせて賽銭あげて~来ました、来ました~。どんな福、来るかな。

 

 ※ 「こぬか薬師」因幡薬師・平等寺などとともに、京都市内にある京都十二薬師霊場の一つ。

 

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2019年6月23日 (日)

初めてのヌマスギの根、実

  Img_1116 Img_1111_20190621074901 Img_1112 Img_1117 Img_1120 Img_1119  えっ!これは何なんや。花しょうぶが咲く沼地わきからゴツゴツ、ボコボコと出て、いったいナンなん。岩石かな、いや、彫刻の現代アート?、いや、鍾乳石?…やっぱり、そんなんやないなあ。植物園これだけ来ているのに初めて。いや、お初にお目にかかります!。

 

 順次アジサイが見ごろ~と新聞を見て行った、この間の京都府立植物園。比叡山が遠望できる大芝生広場の東北側に花しょうぶ苑があり、生態園の森から抜け出ての発見だった。これ、ヌマスギの根っこ。気根、膝根、呼吸根などと言われて、土中から出て呼吸するという。沼湿地で育つヌマスギは、正式にはラクウショウ(落羽生)。北米原産の落葉針葉樹という。

 

 植物園の、このヌマスギは高さ40㍍。昭和17年(1942)に京大高槻農場からの移植、今年で77年目、喜寿の喜樹という。ヌマスギは老いると、このボコボコが出始めるらしい。沼地のほとり、大きいの、小さいの…、まあ、いろんな形、ぶ気味である。このスギ、球状の実がまた、けったい。一つ2センチほどで、緑の皮表面がブツブツ、怪獣の顔みたいに枝先から幾つも垂れ下がる。奇妙なヌマスギの根、実の皆さん、今後ともよろしく!。

 

 

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2019年6月22日 (土)

記念講演は「史記と私」

 Img_1183 Img_1173 Img_1184 Img_1167 Img_1210  Img_1181 輪読、論考、解読、注釈…10年から30年すぎ、もう50年という。中国3千年の歴史書、司馬遷の「史記」をどう読み解くか。この道一筋、現代語訳では、司馬遷研究の第一人者と言われる青木五郎さん、頭髪も口髭も白い。京教大名誉教授、80歳、傘樹を超えた。

 

 京都四条大橋西、鴨川の向こう、南座が見える北京料理の東華菜館。ここで年二回の春秋会があり、青木さんは、宴に先立ってミニ講演、中国の詩文を紹介する。毎回行って、宴席テーブルが近く、よく杯を重ねあい、知己を得ている。~全国の漢文教育学会で記念講演するので来聴いただければ幸甚~と、案内状が届き、行かねばならぬ~と行った。

 

 会場は青木先生が36年間、教壇に立った京教大の大講義室。講演テーマは「史記と私」。青木先生手作りの資料、A4で40頁。150人分で足りず、40人分追加に。階段式講堂、一番上で聴いた。~学会初日夜、懇親会で飲みすぎて、頭痛、眼鏡も失い、これ百均の眼鏡です~と、机にドリンク置いて、話が始まった。恩師のこと、著作のこと、朝日カルチャー講義のこと、史記正文52万語の解読のこと…、傘寿から白寿へ「史記と私」はまだまだ続く?。

 

 ※ 記念講演会は6月16日開催。 ※ 朝日カルチャーセンター(大阪・中之島)での講義は年4回で20年以上続いており、項羽本記に始まり、まだ4分の1という。

 

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2019年6月21日 (金)

佐藤春夫が書いて、高村光太郎が描く佐藤春夫

Img_0847 Img_0848Img_0874   Img_0815 もう何人目の読者だろう。奥付け、昭和31年10月5日発行。黒いがっちりした表紙、216頁、定価は580円という。旧仮名づかいだけど、活字は大きい。平成から昭和へ遡って60年以上前である。詩、小説、評論など佐藤春夫著の単行本「小説高村光太郎像」である。

 

 佐藤春夫と言えば、あはれ/秋風よ/情(こころ)あらば伝へてよ/―男ありて/今日の夕餉(ゆうげ)に ひとり/さんまを食(くらひ)て/思ひにふける ~秋刀魚の歌を思い出す。高村光太郎と言えば、智恵子抄が出て、僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る~の道程である。東京には本当の空はない~と言った智恵子など、教科書に主役登場の皆さんが懐かしい。

 

 平安神宮近くの京都府立図書館、佐藤春夫著の小説智恵子抄に続いて、小説高村光太郎像を読んでいて、光太郎が描いた佐藤春夫の肖像画がカラーで出てきた。本は光太郎没後3年、二人の関係を追想ふうに綴り、前半の著述。若い佐藤が年上の光太郎を知り、3週間自宅へ通い、モデルになったくだり。光太郎は描きながら英留学を回想している。絵は12号、正面を書き直した横向きポーズという。光太郎が描く佐藤春夫肖像、本読み効果の発見なり。

 

 ※ 写真は佐藤肖像画のほか、晩年の高村光太郎、智恵子と箱根大涌谷で撮った新婚写真。 ※ 佐藤春夫(1892-1964)高村光太郎(1883-1956)高村智恵子(1886-1938)

 

 

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2019年6月20日 (木)

85カレー

Img_1046 Img_1028 Img_1045 Img_1214 Img_1038 Img_1033 こうそカフェの85カレーって、どんなんやろう。「こうそ」は漢字で酵素、「85」はハッコーで醗酵という。体喜ぶ現代風の精進料理~と、朝日新聞京都版「おあがりすやす」企画で紹介が載った。健康に良さそうだし、洒落っ気があって、面白そうだし、行ってみた。

 

 お店は京都府庁の釜座前、丸太町通りから南へ150㍍ほど南の京町家。こうそ店、こそこそ行くことはない。釜座や、かまへん、かまへん。どこやろ?と歩いて、「85」の暖簾発見、ここや、ここや~と格子戸開けた。土間から床板の絨毯敷フロアへ…。あっ!お客さん、スリッパに~。しまった、しまった島倉千代子。絨毯に靴跡が一歩、二歩…散歩ではない。すみません。

 

 失敗、続くときは続く。京町家に手を加えた狭い店内、小さな2人掛けテーブルで、メニュー見ていて、バタン、ドッスン。テッシュケースの床落ちや。しまった!、またお千代さんや。隣テ―ブル、頭にスカーフのイラン系外国女性にも一緒に拾ってもらい、アイアムそーり。安倍総理、知っているかなあ?。この女性、有機米🍙と焼き魚の注文。食事前、トイレへ行って長い。酵素料理、便秘にいい?。熟成10年の唐辛子入り85カレー、慎重に、慎重に~。

 

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2019年6月19日 (水)

新聞記事は「アジサイ鮮やか、順次みごろ」

Img_1062 Img_1070 Img_1076 Img_1085 Img_1104 Img_1109 Img_1125 Img_1153 Img_1155 Img_1159 そろそろかな~と新聞捲っていたら、出ている。京都府立植物園のアジサイ180種2500株が梅雨入り目前、順次見ごろと。隣の囲み記事「植物園つうしん」には別名ツユアオイと言われるタチアオイも咲きだしたと。ついこの間行ったけど、何度行っても~と行った。

 

 予報は降水確率80㌫以上、傘持つのは嫌だけど、アジサイは雨が似合う。降れば降るで良い。北山門入ってすぐのワイルドガーデン。空はどんよりのまま、何時降るのかな。タチアオイは茎が2㍍、伸びが目立つ。トケイソウ、6月10日の時計の日が過ぎても長針短針、止まったままで咲いている。白い綿のような樹木、何度も来ているのに初めて。何だろう。

 

 高さ3㍍あって、枝先が白く綿毛のよう。木札は「メラレウカ アルテルニ フォリア」。原産地は豪州、フトモモ科と。初見山、今が見ごろか。植物生態園へ入って、百合のようなノカンゾウ。縄張り意識が強い。葉が半分、白いハンゲショウ(半夏生)も。生態園抜けて、花しょうぶ苑へ出た。知らなかったが、肥後系、江戸系、伊勢系…200種1万株が咲き誇っている。最後はアジサイ苑。雷鳴が轟いて雨、傘差してのアジサイ鑑賞、味わい彩々なり。

 

※ 新聞は京都新聞6月15日付け朝刊、植物園へ行ったのはその日午後。

 

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2019年6月18日 (火)

壁面アートは眼また眼

Img_1008 Img_1007 Img_1009 Img_1001 Img_1000 Img_1010 Img_1003 どこかで、お目にかかったような。ええっと、う~ん…、この眼、確か、お会いした気がする。えっ、女流画家初の文化勲章、上村松園さんが描いた「晴日」の花嫁さんの眼って。そうか、そうか~、澄んだ嫁ぐ日の眼か。京都市美術館の展示室で見た絵の中の眼やったなあ。

 

 いま、平安神宮大鳥居前、国立の京近美前の京都市美、新しく大改修中である。北側に現代アート館が出来て、ネーミングライツで京セラ美術館になる。来春までに完成、地下鉄東山駅へ着くと、すでに~京セラ美術館前です~のアナウンス。京セラ50億円供出効果、早め早めの対応である。新美術館、大きなクレーンが暮れも働いて、だいぶ輪郭が見えてきた。

 

 工事現場を囲う北側の壁面、2年前に市美で開催した「私と市美」のワークショップで講師を務めた皆さんの作品が並ぶ。その一人、岡本光博さんは眼シリーズ。市美所蔵作品から眼だけを大写しにした。「晴日」の松園さん、大観と並ぶ栖鳳さん、原田直次郎さん、秦テルオさん…、今に名を遺す作家が作品に描いた眼また眼…まるでヤギの如く?えっ、ヤギって?、メエメエ子ヤギ!。壁面10㍍、縦に横に30個もの眼作品…、目から鱗が落ちた。

 

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2019年6月17日 (月)

光秀の塚

Img_0864 Img_0938 Img_0866 Img_0865 Img_0859 Img_0941 Img_0867 Img_0869 ツカ、ツカ、ツカ…と行って、光秀の塚である。桔梗紋の光秀饅頭を出す饅頭屋「餅寅」さんの角から路地奥へ30㍍。来年の大河「麒麟がくる」で主人公になる明智光秀を祀る祠、首塚がある。どうしてここに~を書いた駒札が新しくなり、塚まで30㍍、石畳まで出来た。

 

 平安神宮近くの図書館、本を返却しての帰り。NHKの京都ローカルで、光秀の塚の石畳と駒札新調のニュースがあったのを思い出し、近くなので見に行く気になった。三条通りの白川から知恩院南門へ150㍍ほど。川筋、青い柳が美しい。比叡山の千日回峰行で満行の阿闍梨さんが京都市内を行く道でもある。光秀塚は、饅頭屋さんが目印、何度か行っている。

 

 路地は突き当り、ろっちにも行けない。学生マンション、アパート…道幅は狭い。光秀塚はお参り2人で一杯。光秀公の扁額、赤い提灯、小さな祠、如何にも古そうな石塔、光秀末裔?、本能寺の変の真相を書いた明智憲三郎さんの著書紹介、光秀像写真…、それに墨跡鮮やかな駒札、経緯が詳しい。そうか、そうか~と草加せんべい?である。参拝すんで、創業110年、7代目の餅寅さんで、大河効果を聞いた。「まだ、たいがしたことは~」と。

 

 ※ 光秀塚由来、上の駒札写真の詳細記述あり。

 

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2019年6月16日 (日)

金網フェンス、更地の中……

Img_0928 Img_0932 Img_0931 Img_0948 Img_0942 Img_0944 また、ホテルが建つのだろうか。道路側金網フェンスの向こう、前は何だったか、建物は消えて、更地になっている。ぶらり、ぶらり出歩いて、よく目にする光景である。更地に接してレンガ造りの煙突、更地の中で幹の太いクスノキの大木…、どう取り込まれるのだろう。

 

 東へ行って清水寺、北西なら建仁寺、いつもマイカー、観光バス、タクシーが重なる渋滞の五条坂。かつて京焼、陶器の町。窯元など大方は山科の清水焼団地へ移ったが、まだ陶器販売のお店多く、夏には陶器市で賑わう。この北西かど、北行きバス停前に更地。金網フェンスの建設概要をみると、地上5階地下1階、客室68のホテルが来年4月に完成という。

 

 更地西側の塀に接して高い煙突が見える。高さ15㍍、いや20㍍かな、むかし、窯元・藤平さんの登り窯から出る煙を出していた煙突という。今は京都市が伝統遺産指定。ホテルが出来て、どう見えるのだろう。煙突、黙して語らず?。平安神宮へ続く神宮道通り、阿含宗総本部の向いか更地、金網フェンスには施設概要の表示はない。更地の中、どっしりした美しいクスノキ。樹齢5、60年以上、更地に何が建つか、切ったらあかん。活かしてや!。

 

 

 

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2019年6月15日 (土)

コメダ珈琲名物かき氷

Img_0650 Img_0652 Img_0677   Img_0645Img_0681Img_0685 Img_0647 コメダか、ヨネダか、イノダか、マエダか!。なんダか、ややこしいけど、大津と京都で続けて2度、珈琲所コメダ珈琲店へ行った。6月に入って、コメダ名物のかき氷が始まり、店前に赤い氷の旗が…。氷メニューは「ふあっ、ヒヤッ、じゅわー」と出ている。

 

 出歩くと、スタバ、ドトール、タリーズ…FC店か直営店か、コーヒー店が増えて、増えて、コメダも~である。1961年、名古屋市東区に1店舗で始まって、FC化とともに今年1月に青森店も出来て、全国835店舗に。創業者の稼業が米屋さん「コメ屋の太郎」だったので、店名がコメダ。元阪急投手の米田、ヨネダではない。京都の老舗・イノダでも、後ろだ、前だ~のマエダでもない。

 

 ヨネダの…、いや違った。コメダの、マークおじさんは、中世ヨーロッパの紳士がコーヒーを飲んでいる姿。店の常連さんデザインという。コーヒーに豆菓子がサービスで出る。一つまた一つ、やめられない。帰りのレジ、一袋50円、ついつい~である。名物のかき氷、毎年メニュー変わり、今年はリンゴ。ちょっと待ちや~の抹茶、これは毎年ある。舌が赤くなるイチゴも。注文はミニサイズ、京都でイチゴ、大津でリンゴのアップル…まだ少しプルプル。

 

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2019年6月14日 (金)

謎の蒔絵師・永田友治

Img_0710 Img_0725 Img_0724 Img_0731 Img_0721 Img_0714 Img_0722 Img_0723 謎や!謎や!言われていたけど、だいぶ謎が解けてきたかな。~尾形光琳の後継者を名乗った男~、謎の蒔絵師と言われる永田友治である。江戸中期の京都に住んで、光琳ふうの琳派作品を作って、光琳の号「青々」に子つけ、光琳の弟子を意味する「青々子」と号していた。

 

 見たあ~、見た、見た!~と、評判だった大徳寺寂光寺所蔵の曜変天目茶碗の展覧会。会期中13万5千人の鑑賞者があり、過去最高だった若沖展8万人を大きく超えたMIHO美術館で、いま、「謎の蒔絵師・永田友治展」。名前の「友」にチョン、ここからして謎だけど、読みはチョンあっても無かっても、友は友で「ゆうじ」。友あり遠方より来たる~と鑑賞に行った。

 

 内覧会で、熊倉功館長の挨拶。~謎というより、知られざる蒔絵師です。美術館は発見、研究して世に出すことも~と。同時に散逸している友治作品集めた学芸員、友治作品にほれ込み個人研究して、著書も出した化学会社の社長を評価した。挨拶聞き、輪島塗工房の友治作品復元ビデオ見て、二度展示会場を回った。青漆使った友治ブルー、錫で蒔絵高くの友治上げ…、硯箱、盃、菓子箱、盆を見て、光琳に似て光琳でない友治風の謎が見えてきた。

 

 ※ 滋賀県信楽、MIHO展覧会は7月15日まで。 ※ 永田友治は生没年不詳。正徳 (1711~16)から享保(1716~36)のころ,光琳、乾山近くの京都に住んでいたという。蒔絵を得意,多くの作品を遺す。代表作「波千鳥蒔絵提重」(東京国立博物館蔵)など。

 

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2019年6月13日 (木)

魚メニューの洒落尽くし

Img_0744 Img_0751 Img_0747 Img_0745 Img_0740 Img_0743 Img_0753 Img_0741  魚のカマ、ハマチでもかまへんか?かまへん、かまへん。そのハマチ、ハウマッチ!。ところは大阪の京橋、居酒屋がズラズラズラ…そうずら、そうずら~と続いて、入った店は鮮魚レストランが看板の大起水産。「鮮度がご馳走」がモットーの店、洒落はもっともっと?。

 

 京阪沿線、ひらかたパークのある枚方公園駅近くのホールで言葉座(ことわざ)の朗読劇を見ての帰り。朗読劇は東北秋田の民話が4題。あんちゃに対し、次男三男のおんちゃ、母はアバ、子どもはわらし、動転して、びっくりしては、ドデンして…と、秋田弁を知って、有志3人で入店の魚居酒屋のメニューは、魚、さかな、肴…。斜めから見てもサ・カ・ナ。

 

 本日のサービスはイカの造り270円。いかが~。アジのフライはどんな味?と洒落て、アジャパーって、知ってる?伴淳三郎のギャグ。奥さんは誰って?えっ、清川虹子!そうやったあ。水上勉原作の映画「飢餓海峡」の伴淳刑事役、ズーズー弁で上手かったなあ。オールドファンは知っている。イワシの天ぷら、鮮度がある。おろし醤油につけて、うまい!。わかった、わかった、何度も言わしないな。定番の洒落、オールドファンは忘れない。

 

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2019年6月12日 (水)

この星をiPhoneで撮影した

Img_0596 Img_0604 Img_0598 Img_0601 Img_0603 Img_0600 Img_0602 ウオッ~、百獣の王・ライオンや!眼がランラン、水を飲みに。どこの草原かな。NHKのダーウィンが来た!見たら、ライオンは降雨とカンカン照りが苦手なんだって。ウワッ~たてがみの毛が1本1本写っている。さすが4K、8K時代の毛、うん?ケがけったい??。

 

 京都四条の地下道、上は日本で9番目の直営店アップル。去年8月オープン、2階へ上がる階段手摺は大理石。西隣は高倉通り挟んで京都大丸、向かい側はルイヴィトン。その地下道の壁面がアップル広告で「この星をiPhoneで撮影した」。大きな写真が8枚。iPhoneが撮影した星は、強くて美しい母なる地球。アースデイ記念の4月22日から登場した。

 

 オスのライオンがいて、毛がいっぱい。羨ましい?、でも、あんまりあると暑苦しい。毛はないのも、涼しくて経済的?、でも、帽子がないと、直射日光はきつい。毛の話はこのへんでOにしよう。キリンが一匹いる。何が見えるのかな。首、伸ばさなくても伸びている。得やなあ。ペンギンは2羽。塗りたて注意やって。それ、違う気がする。カエル、えっ、北島三郎やって。♪~帰ろかな、帰るのよそうかな~♪。地下道は帰る道筋??。

 

 

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2019年6月11日 (火)

びわ湖大津館の英国バラ庭園

 Img_0636 Img_0778 Img_0637 Img_0638 Img_0619 Img_0639 Img_0615 Img_0640 ちょっと、まあ、見てえなあ~と咲いている。赤に白にピンクに紫に…庭園の中、バラがばらばらに咲いている。旧琵琶湖ホテル、びわ湖大津館前のイングリッシュ・ガーデン。JR大津京から15分。その昔、水泳場があり、モロコ釣りできた大津市柳が崎、湖岸にある。

 

 何度かだけど、京都新聞に今見ごろ~と出たので久々に行ってみた。バラは300種3000株。庭園はNHKの趣味の園芸でバラ講師だったローズソムリエ・小山内健氏プロデュースという。晴れて、風爽やか、緑が濃い。エリザベス、モネ、ピサロ、チャイコフスキーなどバラの名で皇室ゾーン、画家ゾーン、音楽家ゾーン…、バラエティーに富んでいる。

 

 バラを漢字で書くと薔薇。草冠に土に人人で回り、草冠に微んでまんかなにー入れて、薔薇。これ、覚え方。花言葉、赤は情熱、白は純潔、ピンクは感銘~色で違うし、本数でも変わる。1本は一目ホレ、2本は世界で2人だけ~、結婚して下さい!の108本もある。花言葉、バランスとれているのかな。親鸞さんの東本願寺は~バラバラでいっしょ~と教える。独りでありながら一人でないと。日本へのバラは英国から来て500年、そんな古さ、ばらさないで?。

 

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2019年6月10日 (月)

この大作の値段は?

Img_0576 Img_0573 Img_0572 Img_0563 Img_0571 Img_0608 Img_0609 なんと大きな作品だろう。展示壁面いっぱい、おおかた縦2・5㍍、横4㍍ある。画の号数で言うと500号を超える。新制作協会会員、馬淵哲さん(53)が板にアクリルなどで描いた作品2点。テーマは「幻視」。会場のギャラリートークで、「幻視」の制作原資(材料費)を聞いた。

 

 今年で9回目、いつも大津歴史博物館である「しがの風」展。日展、国画、二科、独立、新制作、無所属など、ジャンルを超えた油絵作家が作品を持ち寄る。最初は3回で区切りの予定が、もう1回、もう1回と続いてきた。今回は18人の作家、一人2点から4点の出品で、第1回からの馬淵さんも~である。京教大卒、大津市内の中学で美術教員をしている。

 

 昨年末は京都市内で馬淵個展も見た。ずっと、万物は生成と消滅を繰り返し、一瞬もとどまらない無常を「幻視」というテーマで描き続ける。京展で京都市長賞、新制作会展で入選重ね7年前に会員。今回展示2品の幻視は「歯車」と「画家とモデル」。この大作、一度に入らないので、描いた板をばらし、会場で組み合わせる。絵はクリムトふうで、どこかエキゾチック。さて、幻視の制作原資の答え。~ホームセンターでベニヤ代など購入、大体3千円位です~。

 

 ※ 「しがの風」展は9日で終わった。出展作家さんのギャラリートークは初日に4日にあった。

 

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2019年6月 9日 (日)

鶏卵の日の鶏卵カレーうどん

Img_0658 Img_0662   Img_0655 Img_0657   財布を忘れた。小銭入れはある。チャラン、チャラン…割に膨れている。100円硬貨、10円銅貨、1円玉…、幸か不幸か、合わせて1000円以上はありそう。バス代など、これで半日どうか。硬貨で幸か不幸か、銅貨でどうか。気持ちは一円玉の旅がらす、まあ、行こう!。

 

 自宅近くのバス停は田んぼ、苗が伸びて、青さが増してきた。蛙がいつ、どう産卵するのか、田んぼの中、オタマジャクシが出てくる。小さい尾っぽ、チョロチョロ、可愛い。田植えがすんで暫く、見なかったので、どうかナ~と心配していたが、出てきてくれた。やがて手が出る、足が出る。バスが来た。片道250円、タランことはない。チャランと乗った。

 

 一円玉の旅がらす、友はスマホ万歩計。硬貨と銅貨で、こうか?、どうか?と歩き疲れて、JR京都駅構内で、何度か入った九十九島の「つくもうどん」。本日水曜日は「鶏卵の日」、店一押しの鶏卵カレーうどんは30㌫引きの大サービスという。680円が480円。小銭のチャラン、帰りのバス代を計算してもまだある。入った。鶏卵あんかけカレーと濃厚カレーの二層構造、混ぜ合わせて、いい味である。これで、もう、けえらん(帰らん)っと。
 

 

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2019年6月 8日 (土)

京都新京極のお寺に一遍上人

Img_0405 Img_0413 Img_0409 Img_0407 Img_0408 Img_0414 Img_0672 老舗の甘栗屋さんがある。交番がある。漢方薬さんもある。英国でもないのにロンドンやがある。カッタン、カッタン…小さなカステラふう饅頭が回って出てくる。買ったん!。ここは、京都新京極、四条通り側の入り口。そこに安産祈願のお寺がある。ご存知かなあ~。

 

 新京極側の入り口は狭く、すうっと通り過ぎてしまいそうだが、染殿院、そめどの地蔵、時宗開祖一遍上人念仏…遺跡の石碑がある。四条通り側からは戦後創業、甘栗の林万昌堂の奥である。小さいけど、ちゃんと本堂あって、7、8歩の参道、安産、保護の提灯、駒札もある。お寺の由緒書き、これは懇切丁寧に書き込んである。外国人も何かナ?と入っている。

 

 人知れずだけど、808年空海開基のお寺で、今は時宗四条派金蓮寺の塔頭のひとつ。本堂に50年に一度開帳する空海が彫った裸形の地蔵を祀る。染殿院の謂れは、文徳天皇の奥さん、藤原明子が染殿皇后と言われ、このお地蔵に祈願して、清和天皇を産んだからという。以来、安産のお寺に。鎌倉時代には、全国遊行の一遍上人が大津から京都に入り、ここで南無阿弥陀仏のお札を配り、民衆と共に7日間連続で踊りに踊り、エライコッチャたという。

 

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2019年6月 7日 (金)

京都ー大津、会議までの時間計算

Img_0667 Img_0665 Img_0525_1 Img_0532_1この距離で、この時間計算、うまく行くだろうか。自宅は京都の山科・清水焼団地、行くのは滋賀県大津駅前の滋賀ビル9階。年に2、3度の評議員会は日曜の午後1時から。昼食の時間含め、会場まで1時間30分の計算。出発は自宅近くの田んぼ前のバス停、午前11時35分発である。

 

 計算、思惑は狂いが生じる。やはり、京阪バスは5分遅れできた。山科駅でなく、京都駅八条口行き。無料になった高速道路を走るので、後れを取り戻し20分ほどで着いた。昼食は駅構内の回転寿司の予定だったが、観光客で満員、ホーム上の麺家に変更した。大津行き上り2番線ホーム中央に麺家の自販機。前に高齢夫妻、どう押すか、時間がかかっている。IT時代、仕方がない。

 

 和風牛カレーうどん450円の食券で、一杯のカウンター席へ。割り込むように入って、スルスル。電車もスルスル入ってきている。遅れはない。会議までまだ30分ある。クールビス、カレーの汁飛ばないようにスルスル…。麺家から電車乗るまで6歩。近すぎるほど近い。京都から大津へ、山科まで5分、山科から大津へ4分、合わせて府県越え9分。評議員会の始まる15分前に大津へ。ロータリー渡って2分、会議のあるビル9階北側の窓から青い琵琶湖が見えた。

 

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2019年6月 6日 (木)

88歳、宗教学者・山折哲雄講演を聴く

 Img_0447 Img_0548 Img_0450 Img_0451 飄々として、訥々として、吾は吾というのだろうか、宗教学者・山折哲雄さんは思いのままに淡々と話す。齢、88歳の語り、何とも言えぬ味わいがある。申し込み不要の大谷大学春季公開講座、地下鉄の車内吊りで山折講演を知り、平日の午後、大学講堂へ聴きに行った。

 

 司会が「山折さんの著書、大学図書館で調べたら250冊もありました」と紹介して、いつも和服姿の山折さんが登壇した。日文研所長など京都でもう30年、出身は岩手県花巻。「故郷が花巻と言うと、昔は宮沢賢治でしたが、今は大谷翔平です。ここは大谷大学、ご縁ですねえ」と話し始めた。テーマは西行、芭蕉、親鸞の美と信仰、3人の二刀流について。

 

 洒落がつながっている。講演は質問含め1時間半。大谷大学は西の龍谷大学に対し、お東さん、東本願寺の宗門立。地下鉄北大路駅上がって、すぐキャンパス。初めて行ったが、5,600人は入れる講堂に学生聴講含め、7割の入り。講演中、写真撮影は禁止なので、最初に後ろ席から1枚。山折講演、相次ぐ病気経験のこと、蔵書を処分した解放感、西行ら3人は半僧半俗の二刀流、死への道などを話し、最後に「ありのまま、そのままが一番」と結んだ。

 

 ※ 大谷大学2019年度春季公開講座は5月29日にあった。

 

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2019年6月 5日 (水)

春の院展、音が聞こえる絵を探す

Img_0506 Img_0505 Img_0507 Img_0499 Img_0508  京都高島屋であった第74回春の院展へ行って、音を感じる絵はどれかな~と、テーマ鑑賞してみた。岡倉天心に始まり、大観から御舟、郁夫と続く伝統の日本画展。今回も公募入選作、同人作家37人の作品など150点の陳列、音が聞こえてきそうな絵を探し回った。

 

 同人作家の作品が並ぶ第3室、あった!あった!。毎回、故郷・和歌山を描く清水達三さんは「山の中の滝」。見た瞬間、白いしぶきをあげて、ザアザア~と滝が流れ落ちている。那智の三の滝をモチーフに早春の原始林の中で描いた。水の勢いが力強く、画面から音がする。北田克己さんの「蒼(そら)の風」。白馬のたてがみが吹き流れ、ピュッーと聞こえてくる。

 

 会場入り口、同人作家37人の作品解説の目録がある。北田さんは、速く走らねばならない競馬馬の宿命、花の中、雪の中、何を感じているのだろう~と書く。田淵俊夫さんは「落雷」。成田空港着陸寸前、稲妻が走り、脳裏に焼き付いた、その一瞬を描いたという。ゴロゴロ…絵に雷鳴が轟いている。三人三様、音が聞こえる絵、さすがベテラン同人作家さん、何事にも動じない?。出口で1枚100円、ポストカード3枚、テーマ鑑賞記念で買った。

 

 ※ 清水さん、和歌山出身、77歳。田淵さん、東京出身、82歳。北田さん、64歳、東京出身。 ※ 高島屋京都展は6月3日で終わり、全国へ巡回。

 

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2019年6月 4日 (火)

立ち飲み屋に開かずの金庫と三条小橋の碑

Img_0455  Img_0453   Img_0466 Img_0467 なんでかなナ? 不思議やナ?。立ち飲み屋さんの坪庭に三条小橋の石碑がある。カウンターの向こうに開かない金庫がある。押しても引いても開かず、ダイヤルも鍵もない。この3月、スイーツ店から昼弁当兼ねて、京都の烏丸通りに開店した立ち飲み「紙秀」さん。

 

 京都の四条烏丸から北へ…オフィス街である。錦通り超え、六角通りの手前、西側歩道に弁当と立ち飲みの赤い幟が立った。黄色い暖簾は、創業時の紙屋さんの「紙」と出世の秀吉に肖る「秀」で、「紙秀」屋号の墨字。町ぶら、烏丸通りを北へ上がるか、南へ下がるか、スマホ歩数計のカウントアップ、よく歩いており、何度か「紙秀」前を通りがかって、ついに入った。

 

 間口は狭いのに、奥へ奥へと広い。夕方早く、客は一人。カウンター前に立って、ハイボールと牛、銀杏などの串揚げ。どちらが店長か、若い男性店員さん二人。飲みつつ、食べつつ、お店のこと、聞きつつ…。この3月、引っ越し業から転業という。店員さんも去年は重い荷物担いでいたけど、今は立つばっかりという。~ここは倉庫でして、まあ、見てください~と、まるで開かない金庫と、店奥の庭に三条小橋の碑…、なんで、なんで、なんで!。

 

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2019年6月 3日 (月)

針すなおの風刺マンガはすなお?

Img_0484 Img_0489 Img_0486 新聞捲って、1枚、2枚、3枚…出てきた、出てきた。安倍首相が似顔絵で出る漫画家・針すなおさんの風刺漫画。朝日新聞オピニオンのページ。見出しだけしか見ない社説、読者の投書欄・声、川柳もだけど、3週間に3回載る針マンガはピンポン、ピンポン、ピンポン!。

 

 政治・社会風刺漫画は、山田紳さん、やなせたかしさん、針すなおさんの3人が週替わりで担当。針さんは安倍首相を似顔絵にして風刺する。絵が面白くて、エスプリ効いて、堅い紙面がこの漫画だけでふにゃふにゃになる。最近の傑作、マスクを外した安倍首相さん、国会議事堂背にハ~ハックション!。小見出しは「解散風の兆候」。政治の流れ、一目でわかる。
 
 針すなおさん、佐賀県出身。本名は高閑者順で、「たかがわ・すなお」と読むが、漫画はどこが素直?。86歳のご高齢だけど、絵は切れあり、若い。トランプ大統領来日して、ゴルフ接待。参院選後の貿易交渉、打席の安倍首相にトランプ大統領がティアップ、~この高さでどうかな~。衆参同時選挙では安倍首相が右手に衆、左手に参のボールの変則ピッチング。さあ、どう投げる?。前の東京五輪はアベベ、アベベ、来年の五輪はもうアカンベエ?。失礼!。

 

※ 写真の朝日新聞朝刊の針まんがは5月29日から31日まで掲載分。

 

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2019年6月 2日 (日)

トラロープのトラ

Img_0424 Img_0423 Img_0430 Img_0427 Img_0433 Img_0435 Img_0429 口は結んでいるけど、今にもウオッ~と叫びそうなトラロープのトラがいる。ロームシアター京都西側、疎水べり近くの窓ガラスの真ん前。黄色と黒のロープの囲い、中はトラロープで制作のトラ…、トラトラタイガース!。いったい、とらいなっているのだろう?。

 

 平安神宮の大鳥居、京近美、改修中の京都市美、みやこメッセをすぎ、若沖展の細見美術館へ行く途中、ロームシアター京都で、トラロープのトラである。なんで、どうして~と近づくと、日本ポーランド国交樹立100周年記念の現代芸術展の作品という。立て看板、英語でお祝い意味する「セレブレーション」と出ている。トラロープのトラ作家は岡本光博さん。

 

 工事現場のトラロープでトラアート、何とも洒落っ気がある。ウオッ~と面白い。阪神トラもだいぶ強くなってきた。作家の岡本さん、1968年、京都市生まれ。滋賀大大学院卒、NYから北九州、今は成安造形大学非常勤講師で、京都で制作事務所を持つ。ドラえもんを川に浮かべ「ドザえもん」、巨大な焼きそば容器で「謎の飛行物体UFO」…、次々に作る作品、言葉で遊んで現代社会を照らす。トラロープのトラは野外展示、とられないように。

 

 ※ 日本ポーランド国交樹立100周年記念の現代芸術展はこのほか、二条城、元明倫小学校跡の京都芸術センターでも開催中。6月23日まで。

 

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2019年6月 1日 (土)

また行った植物園

Img_0332 Img_0350 Img_0342 Img_0334 Img_0305  Img_0321 Img_0354 Img_0365 Img_0345  Img_0362_1 Img_0355 また、行った!って、言われそうやけど、また、行った。やっぱり、初夏の植物園は、園内どこをどう歩いても、ほっこりする。意味?心がなごむ、癒される…って、とこかなあ。今、植物園ポスターはナデシコ。源氏物語第26帖、常夏の巻から引いた一句が添えてある。

 

 ~なでしこの とこなつかしき 色を見ば もとの垣根を 人や尋ねん~。源氏が養女の玉鬘の美しさを詠んだ歌である。園内、ナデシコはどこかな~と歩いて、一週間前に雅子皇后のお印の花、ハマナスが咲いていた園北西の四季の丘で見つけた。赤いの、白いの、一つ、一つ、これが、源氏が詠んだ玉鬘の如くか、どこか、か細くて、可憐で、いと美しい。

 

 長さ200㍍のクスノキ並木へ行くと、クイズが出ていた。~このクスノキ並木は日本で有名な作家の小説舞台。どれでしょう~と三択である。ア)走れメロスー太宰治、イ)羅生門―芥川龍之介、ウ)古都―川端康成。そりゃあ、市川崑監督、山口百恵が双子姉妹を演じた古都、コトコトコットンで正解。クスノキ並木、家族で歩く場面、一度ならず二度三度かな。杜若と蓮池、アイリス、バラ園…、何度行っても、植物園はやっぱり、いいな、いいな!。

 

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