曜変天目茶碗の輝き
ガラスケースの中、小さなお椀が瑠璃色に輝いている。斑文一つ、二つ、三つ…小さく、大きく…宇宙に浮かぶ星の如く~と形容される不思議な優美さである。お椀だけに光があたったガラスケース、背伸びして、時計回りで、ゆっくり、ゆっくり、上から覗き込んだ。
奈良博で開催中の藤田美術館所蔵、国宝お椀の輝き。日本にある世界で3つしかない曜変天目茶碗の一つ。4月半ば開催から1か月少し、会場前に祝10万人突破~の表示、人気が凄い。輝き見たさ、ガラスケース前へ平日でも40分、60分、80分待ちという。行ったからには~で、そろり、そろりして、ドキドキして…、世界の輝きへ、40分でたどりついた。
世界で三つの輝き。今、この奈良博と滋賀県信楽・MIHOと東京・静嘉堂文庫美術館で同時開催である。みんな中国・南宋時代、12世紀から13世紀、福建省の建窯で焼きだされて、日本に渡り、なぜか、本家の中国にはない。不思議、不思議…不思議の曜変天目茶碗。MIHOに展示の大徳寺寂光寺所蔵の輝きは、内覧会で見た。奈良博で二つ目の輝き見て、次は三つ目である。東京静嘉堂の曜変天目茶碗鑑賞はいつ?、よう返事はできない。
※ 三か所の曜変天目茶碗展、奈良博の藤田美術館展は6月9日まで。静嘉堂は6月2日まで。信楽・MIHOは5月19日で終わった。
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