供養の山吹、山吹地蔵前に咲く
今…、今がまさに歴史のロマンの時、供養の時なのだろう。山吹地蔵の前、黄色い山吹が一輪、二輪と咲きだした。慕う木曾義仲を病身で追い、ここまできて、敵の刃に倒れた山吹御膳を弔うお地蔵さんと句碑が立つJR大津駅ロータリー南側、TX乗り場の前である。
山吹御前って、ご存知だろうか。義仲の愛妾、巴御前なら~だろうけど、山吹御前も木曾から京都まで一緒に~の愛妾の一人。木曾義仲はモテたということが基礎になって?話は進む。大津駅が大正10年に出来るまで秋岸寺という古寺があり、逢坂山を超えてきた山吹御前は、粟津が原の戦いで敗れた義仲に会えないまま、このお寺の竹藪で討ち取られた。
お寺は移転して、鉄道宿舎の主婦らが境内にあった山吹御前のお地蔵さんを守ってきて、昭和50年の駅改修と同時に祠が出来、山吹と山桜などが植わった。以来、誰言うとなく「山吹地蔵」と。大津勤め10年以上、何度も見ている。満開の桜も知っているが、地蔵前で山吹咲くタイミングは初めて。信楽行き、同乗マイカー待ちの間、今が供養の時とデジカメ撮りしつつ、刻まれた「木曾どのを したい山吹 ちりにけり」に、山吹御前の無念を感じた。
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