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2019年3月

2019年3月31日 (日)

都をどりはヨーイヤサア~

Img_7486 Img_7528 Img_7527 Img_7485 Img_7519 Img_7484 Img_7529 Img_7543 Img_7498 Img_7534 桜、チラホラどしたが、パッと開いて、春の踊りですえ~。♪~ハアッ、踊り、踊るなら、ちょいと~♪の、プロ野球・ヤクルトと違いますえ。都は都でも~都をどりはヨーイヤサアッ~どす。お姐さんの掛け声で、芸舞妓が春夏秋冬の場面を踊るんどす、綺麗ですえ~。

 

 祇園甲部、伝統の都をどりどす。場外馬券売り場に隣接の歌舞練場が耐震工事中なんで、明治5年以来、100回を超す今年は67年ぶり新開場記念兼ね南座開催です。余談どすけど、歌舞練場の隣、帝国ホテルが出来るんどす。京都はいま、ホテルがぎょうさんどす。話し戻して、今年の舞妓ポスターのモデルは、日本画家の堀泰明さん描く紗月さん、可愛いですね。

 

 お隣の宮川町では京おどりどす。一緒に4月1日始まります。踊りの「お」と「を」の違い?旧かなと新かなの差ちゅうだけです。オは大学で「オウオウ!明治」…新元号は間もなく、明治は古くなりにけり?。一足早く、上七軒で北野をどり。北野は道真さん祀る北野天満宮が近いからどす。5月に先斗町の鴨川をどり、秋に祇園乙部の祇園をどり…、これで京の五花街です。京都の町は、これから春に浮かれて、桜も、踊りも、ヨーイヤサアッどすえ~!。

 

 

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2019年3月30日 (土)

大徳寺山内の松を見た

Img_7434Img_7433 Img_7431 Img_7442 Img_7425 Img_7438 Img_7447 Img_7423 Img_7444    臨済宗の大徳寺の山内へ入って、松や!松や!と色んな松を見た。晴れて、雲って、また晴れて…のサンデー山内だった。広い境内、塔頭は20近く、ほとんど「拝観謝絶」である。観光化はしていない。旧大宮通りの東側から入って、石畳を歩き、ちょっと待ちや、松や!。

 大徳寺の塔頭のひとつ、曜変天目の国宝茶碗を所蔵の龍光院へ行って~である。いま、滋賀県信楽のMIHOミュージアムで龍光院の特別展を開催、内覧会を鑑賞したので、龍光院のお寺そのものも~と見に行って、大徳寺山内で「感じる松」の数々だった。青空に突き刺さるような細く高い松、グネグネした枝ぶりの松、石垣と同じ樹皮の厚い松…などである。

 大徳寺と言えば、屏風の虎の一休さん、秀吉で切腹の利休さん、総見院に墓の信長などあって、まつなら芳春院。加賀100万石・前田利家の夫人、松子さん建立で、まつに縁があった。只今、公開中で信長の看板ある総見院を超え、拝観謝絶の石田三成の塔頭超え、山内西南に龍光院。そこまでの道のり、赤松、黒松、何か御用か?五葉松など、松や!松やと写真撮り。龍光院のお隣、玉林院の山門の屋根に咲く桜と繁る松、大徳寺に春が来た!と見た。

※ 臨済宗大徳寺総本山は1319年創建。京都市北区紫野、市バス大徳寺前下車。常時拝観可の黄梅院などのほかは、特別公開以外は拝観謝絶の塔頭が多い。

  

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2019年3月29日 (金)

京都の染織作家28人衆

Img_7338Img_7344Img_7352Img_7483Img_7481Img_7347Img_7314Img_7333 Img_7353天然染料の紬織がある。中国の古代織がある。燃えるような型染もあれば、前衛的な立体織もある。1960年代からおりおりの織をつくり、見せてきた染織作家28人衆とでもいうのだろうか。いま、京都近美で開催中の「京都の染織」展。おりを見て、鑑賞に行った。

 主催の京都新聞は開催前、「自由に。詩的に。」の見出しで特集頁をつくった。執筆の美術記者は60年代、現代アート作品が生まれた経過から書き始め、志村ふくみ、森口邦彦、北村武資、村上良子の人間国宝らを紹介して~一本の糸から無限に生まれる色彩と造形のハーモニー~と結んでいた。記事を読んで行って、一本の糸が意図するところ、色々知った。

 ベトナムの光景描く鳥羽美花さんは型染。辿りついた場所Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ。織り成す色が映える。立体染織の林塔子さん、緑の旅。長い船を緑で織る。田島征彦さんは型染の牛頭天王。志村ふくみさんの紬織は、木々と花の天然染め。3、4階は写真不可も1階フロアは可で、現代アートの作者3人。小名木陽一さん、黄色い円盤に人工心臓、高木敏子さんは毛糸編みのBody、久保田繁雄さんは麻布で炎音。どれも、いとおかしくて、いとゆかし?。

※ 京都の染織~1960年代から今日まで展~は、4月14日まで。

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2019年3月28日 (木)

三井寺・法明院展、フェノロサ古写真のスライドショー

 Img_7147Img_7166Img_7172Img_7152Img_7169Img_7157Img_7154Img_7173Img_7164墓があるのに、はかない墓の写真が1枚、2枚…、厳かな法要も、棺も、生前の本人の写真も…。セピア色のモノクロ写真14枚のスライドショー、今となっては貴重な古写真である。大津市歴史博物館で開催中の~フェノロサの愛した寺~「法明院展」1階フロアで見た。

 京阪石坂線、浜大津駅から三井寺駅の次、大津市役所前駅で降りた。前の別所駅が改名、東側はびわ湖毎日マラソンのスタート、ゴール地点の皇子山競技場。大津歴博は開館から20年以上、今回の企画展は78回目という。穴太積みの石垣ある長い階段、踊り場で休み休み上がって、琵琶湖が一望できる会場、もう何度も来ていている。桜が咲き始めた。

 法明院は三井寺塔頭で長等山山腹にある北院。哲学者フェノロサは明治11年、日本に来た。岡倉天心、坪内逍遥ら教え、日本美術に興味を持ち、天心を助手に国内の社寺を見て歩いた。琵琶湖の見える法明院が気に入り受戒、ここに墓を~と遺言した。英国旅行中、心臓発作で客死、1年後に改葬法要だった。1階フロア、お寺にフェノロサが寄贈の椅子、蓄音機とともにその時の写真のスライドショー。そうか、ショーだったのか?と1枚また1枚と見た。

 ※ アーネスト・F・フェノロサ(1853~1908年)。米国生まれ、東洋美術研究家。ハーバード大卒。1878年に来日、東京帝国大学で哲学、経済学を教え、日本古美術の保存、伝統的な日本画の復興を力説した。息子の名を狩野派のカノーとつけている。55歳逝去。 ※ ウイリアム・S・ビゲロー(1856-1926)。浮世絵蒐集家。フェノロサの後輩、法明院で受戒して、同じように遺言で墓がある。

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2019年3月27日 (水)

山脇東洋、ここに顕彰碑あり

 Img_7204Img_7205Img_7206ぶらり発見というのか、歩くと、賢くなることがある。へえ、そうかあ、ここがそうだったのかあ~である。偶然が成せる歴史の甦り、歩く学び、つまり、ウオーキング効果。山脇東洋って、ご存知だろうか。日本で初めて、自分の意志で、人体解剖を行った医師である。  

 西洋でなく東洋、この山脇さんは、京都の人。人体解剖の始まり、江戸の前野良沢、杉田玄白と思っていたけど、違った。前野らが著した解体新書より17年も前、朝廷の医師でもあったこの人は、京都の六角獄舎で、京都所司代の許可、いわゆる官許を得て、医学目的で罪人のお腹を切った。宝暦4年(1754)1月。その記録、「臓志」を5年後に刊行した。  

 京都冬の旅の社寺特別公開で、浄土宗善想寺へ行った帰り。堀川通りを超えて西、姉三六角の六角通り、このあたりお寺が多いなあ~と歩いて「日本近代医学のあけぼの 山脇東洋観臓の地」の碑だった。縦2㍍、横3㍍、立派な顕彰碑。日本医師会らが建立の碑、功績を読んだ。そう言えば、確か日本史で山脇東洋を学んだ。京都の人で、ここが解剖現場だったのか~。歴史の勉強、いま一再びである。合わせて、尊王攘夷、福岡藩士・平野国臣殉死もここ~と知った。


※ 山脇東洋(1706~1762)江戸中期の医者。京都の人。本名、清水尚徳。初め移山と号す。医家・山脇家の養子となり、古医方の大家。

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2019年3月26日 (火)

京都はホテル建設ラッシュ

Img_7369Img_7380Img_7401Img_7383Img_7393Img_7404Img_7405thumb21252長いクレーンが立っている。何で?、マンション?いや、7階建て、9階建て…のホテルの建設。シャベルカーが掘ってる。何で?、ホテルの地階を掘ってる?。掘って、ホテル?、下手な洒落、顔まで火照る??。いま、京都市内のホテル建設ラッシュは、聞きしに勝る。

 東京五輪プラス大阪万博。外国人観光客誘致のインバウンド対応という。もう1年ほど前の京都新聞1面、独自の調査取材で「京の客室5年で4割増、2020年には4万2千室に、京都市の想定超す」と出ていたが、今、出歩くと、至る所でホテルづくり、この多さは普通じゃない。ニッカのウヰスキーは品不足でも、出歩きは日課、建設現場を写真撮りしてみた。

 清水寺が近い五条坂でバスを降り、国道1号の五条通りから烏丸通りへ、京都駅前から何時も列並びのラーメン店2軒のJR高架越え、八条口まで万歩計で6千歩、5㌔足らず。五条通りに4つ、七条通りに三つ…、建設現場から今は見えている京都タワーも見えなくなりそう。八条側、ここはラッシュもラッシュ…アワーである。JA、JR、ダイワ、相鉄…ロボット出迎えの変なホテルという名の変なホテル…、歩きの実感、需要を越す供給~と出た。

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2019年3月25日 (月)

五条大橋の歴史

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長刀を持つ弁慶がいる。笛を吹く牛若丸がいる。ここは♪~京の五条の橋の上…~♪である。何時からか、鴨川に架かる橋の東詰に橋の歴史看板が出来ている。天正18年に秀吉がつくり、洪水で幾度か流れ、今の橋は昭和34年に架け替えという。国道1号の橋である。

 

 南座前の信号を渡り、川端通りに沿う鴨川堤を南へ、団栗(どんぐり)橋を超え、松原橋をすぎ、歩いて10分で、下京納税協会が設置した看板である。弁慶と牛若丸、影絵イラストが目を引く。昔は六条坊門小路と言い、橋はなかったが、秀吉が当時の五条橋であった今の松原橋をここへ移築したという。幅6㍍の木橋、今は幅36㍍、長さ67㍍にもなった。

  真ん中にはなくても、端に橋の歴史あり~と看板を読んだ。江戸時代の擬宝珠、まだ2基あるという。橋を渡って、どこどこと探すと「洛陽…正保2年」と元号刻印の擬宝珠見つけた。昔の橋脚は京博の西庭園に保存だそうだが、一部は東詰めの公園に~と。行くと、長さ2、3㍍の石柱が4、5本。「津国御影石」と読めた。河原町側中央分離帯、牛若と弁慶と像見て、また橋を戻って、堤を降りた。ここは~京の五条の橋の下~、鴨川だった。

 

 

 

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2019年3月24日 (日)

会津若松の「めでたいや」

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えーと?何にするか、大東北展のイートインである。大阪難波の高島屋から京都の高島屋へ、また行った。上野不忍の横山邸を見せる大観展と同じフロアの7階特設会場。大震災から8年、食べて、買って応援しよう~と、巡回中。えーと、イート?、何にするか~である。

 

 イートイン、大阪会場は宮城松島の牡蠣、山形酒井のワンタンメンだったが、京都会場は秋田の比内や丼、福島会津の中華そば。どれも、食べてみたい地元の味なので、食べて応援するにも、えーと?えーと?と悩む。大阪では青森八戸の虎鯖棒寿司を店内席でイートしたが、京都では、あいつもこいつもと洒落たくて、会津は若松の中華そば「めでたいや」へ。

 

  会津名物ソースカツどんもあったが、ねぎチャーシュウ麺に。選びの理由は「常連さん人気NO1、定番の一品」の貼り紙。これぞ、会津では、あいつもこいつも?。だからか、店の名前も「めでたいや」。特設店内、ベニヤ板に桜満開の会津鶴賀城ポスター。JR会津若松駅から近そう。税込み1026円。白ネギ、しな竹、麺は自家製の中太…チャーシュウは食べてもチャーシュウ、1枚、2枚、3枚…10枚。これは、めでたいや、ありがたいや。

 

 

 

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2019年3月23日 (土)

吉野家の牛丼、新サイズメニュー二つ

Img_7286Img_7284Img_7278Img_7282Img_7277_1thumb1thumb1_1 全国47都道府県、どこにもある牛丼チェーン・吉野家の新メニューともなると、新聞のニュースになる。朝毎読など各紙の経済記者、発表があると、主力商品・牛丼の新サイズだけに、もう?無視できない。肉大盛りの2倍、ご飯大の超特盛りに加え、新小盛も~である。


 これで吉野家牛丼のラインナップは、これまでの並盛、アタマの大盛、大盛、特盛に新サイズ二つが加わり6つに。このうち、アタマの大盛?と言うのは、ご飯は並で肉だけが多いメニュー。まあ、アタマ出し。ともかく、これだけ、盛り、盛りと揃って、盛り沢山だと、時代を遡って、平家の清盛も敦盛も驚きそうである。このあたり、ちょっとした洒落盛り。

 広告でなく、ニュースで新聞に載ると、安心感みたいな気持ちになる。そういうわけで、町歩きの流れのなか、京都駅八条店で入った。店前に大きな垂れ幕、店の中も大きな看板…、肉盛り盛り写真の超特盛り。それはそれとして、頼んだのは新小盛とあさり汁。これで520円。カロリーも460kcal。超大盛だと1100kcal。小でも新サイズメニュー、盛りは盛り。あさり汁の貝も10個、牛丼の介添え、かいがいしい。そうかい、そうかい?。

  ※ ネット調べで全国の吉野家は昨年、1185軒。人口10万人当たりで多い順では①宮城②東京③沖縄④大阪。京都は23軒19位、滋賀は12軒24位。

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2019年3月22日 (金)

伝説の夜の蝶「おそめ」を読む

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よくも、こんなにも、調べて、調べて~である。次から次へ実在の著名人が登場する。夜の蝶、空飛ぶマダム、本名上羽秀の生涯を描いたノンフィクション作家・石井妙子著「おそめ」。石井作品、最新の文庫本「原節子の真実」を読み、その取材力に感じ入って、その前に石井さん執筆の「おそめ」だった。

 

 「おそめ」に登場するのは、服部良一、大仏次郎、川端康成、白洲次郎、白洲正子、門田勲、小津安二郎、川口松太郎、吉井勇…、愛人から旦那になった任侠映画監督・俊藤浩滋と前妻の二女、藤純子、京都の黒幕・山段芳春も…。綿密にして、詳細…実話でこれでもか、これでもか~。京都の木屋町三条、高瀬川沿いにあった最初のカフェ「おそめ」跡など、本を持って、書かれた舞台を見て歩いた。

 

 夏目漱石の句碑「春の川を隔て々男女哉」が木屋町御池にある。漱石が京都で宿泊した旅館「北大嘉」跡。鴨川を渡った向こうは、磯田多佳が女将の文人茶屋「大友」、漱石が多佳を思っての一句だった。上羽秀のおそめは、この「大友」の隣の茶屋で、芸妓していて、多佳に可愛がられた。祇園白川の「大友」跡の「かにかくに祇園はこいし…」の句碑は、詩人吉井勇。東京銀座3丁目「おそめ」開店案内文は吉井勇が書いた。ページを捲って、捲って…おそめ波乱の人生、ハラハラ?と読んだ。

 

  小説「夜の蝶」は川口松太郎がおそめをモデルにして話題に。京都と東京の「おそめ」を飛行機で行き来、空飛ぶマダムと。 ※ 東京銀座3丁目の店は後に銀座8丁目へ移転。京都では木屋町店から、現在、葬儀場かもがわホールになっている所に「おそめ会館」。 ※ 著者の石井さんは1969年神奈川県生まれ、毎日新聞囲碁記者からフリーライターに。「おそめ」は5年かけて取材。2006年初版。

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2019年3月21日 (木)

初公開、善想寺の仏さん3体

Img_7185Img_7186Img_7194Img_7193Img_7192お寺の名前、どうして「善想寺」か?、お寺を開いた想阿善悦上人の法名の善と想からという。~前奏に続いてお歌い下さい~の前奏、漢字は違うけど発音は一緒と思えば、覚えやすい。古い浄土宗のお寺である。今年の京の冬の旅で初公開、前奏に続いて?入ってみた。

  地下鉄二条城前で降りて南へ歩いて10分、六角通り大宮西入ル。ポカポカした日曜、冬の旅公開終わる前日だった。見どころは3体の仏さん。代々池坊家元のお墓などあり、その前に石仏の阿弥陀如来さん。お寺は平安時代の上皇跡(四条後院)で、石仏は元弘・建武の戦いのおり土中に埋めて、時の流れは今日まで800年。風雪か、お顔ははっきりしない。

 本堂は天正10年、秀吉が再興している。御本尊の阿弥陀如来はその時から。写真撮影は御法度なので案内パンフで撮った。これが見どころ、拝みどころの二つ目。三つ目は初公開看板写真の地蔵さん。最澄さん作と伝わり、1000年も。門入ってすぐ、地蔵堂の中、通りからも拝める。石仏同様、写真は可なり。降雨祈願、安産祈願…、庶民の力になった逸話多く、泥足地蔵、汗出地蔵、身代わり地蔵…と。永代供養の勧め、お寺初公開に後悔なし。

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 こぶし開花写真日記

Img_6946thumb3thumb1thumb2thumb1_1thumb2Img_7103thumb1thumb1thumb1thumb1thumb2Img_7262thumb1thumb1咲いた、咲いた…いや、開いた、開いたかな。サクラもだけど、その先触れで、こぶしの白い花が開き始めた。子どもの握りこぶし、電球のような花、漢字で「辛夷」と書くこぶし。千昌夫が北国の春で~白樺 青空 南風 こぶし咲く あの丘の~と歌うこぶしである。


 自宅近くバス停、自販機ある民家の庭先にこぶしの木。高さにして3㍍ほどだろうか。バス停の前は田んぼ。秋の刈り入れ、春の菜の花、モンシロチョウ、田んぼに水が入ると、オタマジャクシ、田植え…バス待ちで季節がわかる停留所。JR山科行き29番、四条河原町行き82番、84番…赤と白ラインの京阪バスが来る山科川田・清水焼団地前停留所である。


 純白に咲いて開くこぶし、出かけるおり、毎年、毎年、見続けてきた。モクレン科モクレン属の落葉広葉樹。花言葉は多く、愛らしい、友情、友愛、自然愛…と、どれも清純である。今年はつぼみが膨らみ始めた頃から、バス待ちのおり、毎日、毎日デジカメを向けた。まあ言うたら、こぶし開花の写真日記。晴れた日、曇りの日、寒の戻りの日、春一番の風が強い日…、三寒四温で、春へ春へ向かい、彼岸入りの昨日今日、白い花が開き、こぶしになった。

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2019年3月20日 (水)

浮世展で見た北斎の橋

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どうして、こんなブリッジになるのだろう。手すりはない。崖から崖へかけたロープ、その上をそうろとそうろと身体のバランスとって…、あっ!あびない、いや、あぶない。落ちたら水あびるよ。橋渡しの助っ人、だれか必要かなあと思う北斎描く橋、ブリッジである。 

 

 大阪難波の高島屋であった浮世絵展。米在住、リー・ダークスさんが空軍士官で日本駐留中、浮世絵の興味を持ち、服務後も新聞記者、経営者として、収集した浮世絵のコレクション160点余り。浮世絵の祖・菱川師宣から絵師作品数々であったが、やはり90歳93回引っ越しの葛飾北斎の作品は魅せる。その中で諸国名橋シリーズの6点、はしばしまで見た。 

 

 ロープだけのサーカス橋は飛越の堺つりはし。飛騨高山と越中富山の間という。図録解説によると、場所の特定は出来ていないという。絵は北斎さんの遊び心かな。太鼓橋も好きだったのか、面白さは太鼓判押せる。山口は岩国の錦帯橋、東海道は岡崎の矢作橋、江戸は菅原道真祀る亀戸天神の太鼓橋…、長い長い橋、人一杯渡る橋、山を登るが如く急峻な橋…ホンマかな?~と思う浮世絵の橋、北斎絵の橋、どれもこれも、箸にも棒にも……おける?。

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2019年3月19日 (火)

京の春、一足お先に~と平野神社の桜咲く

 

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彼岸入り、陽射しポカポカの朝、京都新聞朝刊一面にサクラの写真が出た。「京の春 一足お先に」の見出し。去年の台風21号で拝殿が倒壊した平野神社、早咲きのモモザクラという。朱の鳥居を背景に淡くピンクに咲き、見ごろはあと2、3日と、紙面真ん中に載った。 

 

 平野神社は暮れの高校駅伝、新春の女子駅伝1区と最終区の西大路道路沿いにある。皇室との縁が深く、格式高く、境内60種400本の品種があり、早咲きから遅咲きまで1か月間も咲き続け、「平野の夜桜」と名前が通っている。新聞に出て、暖かいし、山科からバス乗り継いで写真撮りに行ってみた。西大路通り側から入って、寒桜が満開、よく咲いている。 

 

 境内、もう花見客向け、床几と紅白幕取り付けが始まっている。本殿の前、台風被害の拝殿は取り壊し、テント敷きで更地に。再興へ、修復募金を呼びかけている。参道わき、新聞掲載のモモザクラを見つけた。満開過ぎ、色が褪せてかけているけど、新聞と同じ角度で撮った。写真比較どうかな。春の台、越天楽、御車返し…お公家さんが奉納して名付けたサクラも間もなくという。御所、祇園、醍醐、嵐山…京の名所も早めの開花情報、そろそろかな。

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2019年3月18日 (月)

滋賀ゆかりの人物、朝ドラと大河の主人公に

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いま、滋賀県がドキドキしている。NHKの朝ドラと大河ドラマに滋賀県ゆかりの人物が登場する。今秋の朝ドラ「スカーレット」は信楽の女性陶芸家が主人公。来年1月の大河「麒麟が来る」は、坂本城主・明智光秀を描く。NHK注目番組二つ、滋賀また滋賀の同時進行である。

 

 県庁所在地のJR大津駅、まだエスカレーターはない。県内乗降客数は草津、南草津、石山に負けるけど、隣の京都から山科経て大津へ9分。この4、5年で駅前ロータリー整備、スタバも来て、駅周辺は店も増えてきた。駅構内、「スカーレット」はどうか、「麒麟が来る」はどうか~と点検するとポスターあった。信楽の狸たち、光秀菩提寺の西教寺の写真が並んでいた。

 

 滋賀のブランド力は低く、県名は「びわ湖県」か「近江県」では~と県民調査したが、結果はいやいや、やはり「滋賀」が良い~と。去年の甲子園センバツでは滋賀からいっぺんに3校も選出、100㍍9秒9の桐生君だって、滋賀彦根出身である。しがない滋賀でなくなってきた。信長の安土城跡、国宝の彦根城、びわ湖…歴史も自然もある。県民人口140万人余、ずっと減っていない。朝に「スカーレット」、日曜に「麒麟がくる」…、どうシガシガするか、どう話題になるか、気になる。

 

 朝ドラ「スカーレット」は人気女優・戸田恵梨香さん主演。信楽で男性社会の中、女性陶芸家として頑張った神山清子さん(8?)がモデル。息子さんが白血病で骨髄バンクキャンペーン展開。かつて田中好子主演の映画「火火」でもモデル。 ※ 大河「麒麟が来る」はシン・ゴジラで主演男優賞の長谷川博己が光秀役。美濃から始まる前半生を描く。

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2019年3月17日 (日)

もう一つの美術史ここに~

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「美術品には時に数奇な運命をたどるものがある」という。そんな書き出しのコラムを読んで、どんな美術品なんだろう~と記事に書かれていた美術館へ行った。堂本印象美術館リニューアル記念第3弾企画「漆軒と印象」展である。コラムは京都新聞朝刊1面の「凡語」。

 

 漆軒(しっけん)さんは漆芸家、日本画家・印象さんの2つ上のお兄さん。展覧会の副題は~明治生まれの堂本兄弟、うるしと日本画の競演~。この企画展で、漆軒さんが世界一周の豪華客船「あるぜんちな丸」一等食堂に制作した蒔絵飾扉の展示。豪華客船は太平洋戦争で空母になり、機雷に触れて解体されたが、蒔絵飾扉はその前に陸揚げされていたという。

 

 凡語士は印象さんが戦艦大和の館長室に描いた絵が出撃前に降ろされたことは把握していたが、兄・漆軒さんの作品もまた同じように生き残っていたのは初めて知った~と。金閣寺から徒歩10分、立命館大前の美術館2階真ん中、昭和14年に制作の蒔絵飾扉はあった。縦1㍍、横2㍍の4枚扉にススキ、キキョウの秋草が貝細工螺鈿でいま光るが如く。往時の「あるぜんちな丸」の写真も。凡語士は「これも京都美術史の一つ」と筆の扉を閉じていた。

 

 展覧会は3月17日で終了。 ※ 上の写真は、会場の廊下にあったNHK京都放送局が取材放映(夕方、京いちにち)のビデオから。

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2019年3月16日 (土)

夏橙は代々、夏橙

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だいだいの「橙」って、何時からそう言うのだろう。そりゃあ、代々じゃない。実はそれ、ホンマのホンマ。夏蜜柑、夏柑、夏橙。色はクレヨンしんちゃんのだいだい色。実は成っているのに新しい実がまた成って、代々、ぶら下がって成っているからそう言うのだそうな。

 

 香りはいいけど、それはそれは酸っぱい。その酸っぱさが夏になると随分薄くなって、砂糖すこし乗せて食すと、ビタミン多く夏バテによいという。ネットで調べると、大分・津久見だとか、山口・萩だとか、色々出てくるけど、やはり蜜柑の本場、愛媛県のHPに詳しい。伊予柑の始まりだそうな。京都では菓子の老舗「老松」が夏橙の厚い皮にゼリー入れている。

 

 この夏橙の木、京都御苑へぶらりと入って見つけた。堺町御門の北、むかし、鷹司宮邸があったところ。樹高5、6㍍、丸い実が一杯ぶら下がっている。最初、桃栗3年柿8年、柚子は大馬鹿18年の柚子かな~と思ったけど、実が大きくて夏橙とわかった。広い御苑内、松、楠、榎、梅、桜など樹木は5万本という。その1本がこの夏橙、御所ツウにはよく知られているそうな。今、どれくらい実が成っているか、20から30。これ、だいたいである?。

 

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2019年3月15日 (金)

大東北展で八戸の虎鯖棒すし

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美味しい!は美味しいでも、その美味しさにも色々あるけど「脂が乗って、とろけるほど美味しい」と言うのがあって、それが、これ。あれ、ほれ~やない、これ。口を大きく開けて、パクリと入れて、モグモグして…、目を細めて、う~ん、これ、これ、これやがな~。

 

 もちろん、好物ということもある。鯖寿司である。まあ、目があっても、目がない方である。人を見る目がなくても、鯖寿司を見る目はある。目があるのか、無いのか~言い様ややこしいけど、大阪難波の高島屋7階の浮世絵展へ行って、同じフロアの大東北展で、青森八戸から出店の虎鯖棒すしである。宮城の金華さばもいいけど、八戸の鯖も脂が乗っている。

 

 鯖は鯖でも、「虎鯖」というネーミングもさばけている?。~魚嫌いな方にこそ食べて頂きたい感動の一本~と、PRの仕方も控えめで、それでいて自信が伺える。大きさ700㌘、6切れで1728円。買った、買った~と言われなくても買った。要冷蔵、生もんですので、お早めに~という。京都まで持ち帰り、時間がかかる。フロア席で紙箱を開けた。一つ、一つ、また一つ、もう一つ…、脂のってる、とろけてるう~。生もの現場主義、美味しいねえ!。

 

 虎鯖棒すしは、八戸ニューシティホテル魚菜工房七重。大阪難波の高島屋「大東北展」は3月11日で終わり、13日から京都高島屋へ巡回。

 

 

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2019年3月14日 (木)

森田曠平描く「惜春」と「京へ」

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満開の桜、花びらがヒラヒラ、ヒラヒラと画面いっぱいに舞い落ちて、子どもが持つ扇子に1枚、2枚、3枚と降り積もるような。物語絵を得意とした日本画家、森田曠平(こうへい)が谷崎潤一郎の盲目物語を題材にした「惜春」。浅井長政、お市の方、花見の宴だろうか。

 

 離れて見て、近づいて見て、200号の大作である。京都国立近代美術館4階、新年度のコレクション展、テーマは日本画の春。森田作品は右隣にもう一つ、同じ200号が並ぶ。京都市中京区生まれ、京三中(現山城高)卒の森田さんが、ふるさとへ思いを込めた「京へ」。柴を頭に乗せた大原女を描いている。これは昭和48年、第57回院展の内閣総理大臣賞。

 

 近美所蔵作品は写真撮影可。木を見て森を見ず~の諺があるけど、絵画の鑑賞は全体を見て、部分も見て、写真も撮って~である。「惜春」「京へ」…、どちらも、絵の中に絵がある。エッ!と思う場面がある。扇子を広げて散り落ちる桜を受ける子ども、垂れ下がる桜の中、盃を手にする殿、踊り子…。「京へ」は大原女の皆さんの足元と草履、柴に差した花々、椿の葉を口にあてる娘さん…。森田さんの筆は、歴史の人あり、自然あり…春から初夏へ動く。

 

 森田曠平(1916-1994)京都市烏丸二条生まれ。洋画から日本画へ。独学から安田靫彦などに師事、歴史人物画に定評がある。院展同人。78歳死去。

 

 

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2019年3月13日 (水)

ゴロンしたこけしの「花子」

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こけしの「花子」さん、どうしたんかな。大きさは日本一、いや世界一かな。背は7㍍もあるもんね。それがゴロンと横になって…寝てるん?。でも、大きな眼をあけてる。ちょっと横になっただけなん?。石焼き芋、ポン菓子の車と一緒にいるけど、ホンマ、どうしたん。

 

 京都の平安神宮近く、岡崎のロームシアター広場というか、京都市美別館前というか、なんかイベントあると、よく来て立っているけど…。市美別館の美術展行くので、よく会って、去年も、この2月も立っていたのに…。今は京都文化力プロジェクトというイベント、シボレーの石焼き芋、大砲みたいなポン菓子車と合わせ「ヨタの鬼セレブレーション」だって…。

 

 現代アートって、結構、びっくりさせるなあ。えッと思う楽しさかな。岡崎の幟は「街のアートがPOPUP」。ヨタって、横文字で「Yotta」。京都造形大卒業生らのユニットだね。ヨタは、落語の与太郎みたいによたっている?。まあ、深く考えないってこと。それで、花子さんは何でゴロンしている?これ見る人に質問していて、監視の方に答えを聞いたら、市の条例で高さ制限がわかって…。それで縦を横に…。まあ、それだけのことだって。

 

 こけしの「花子」さんは2011年生まれ、後輩もシボレー石焼き芋などとイベントあると全国各地へ。 ※ 今回の文化力プロジェクト、「ヨタの鬼セレブレーション」は3月17日まで。

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2019年3月12日 (火)

ふなっしーは何でもあるっしー

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人気ゆるキャラと言えば、彦根城の猫のひこにゃん、熊本の熊のくまもん…ときて、あとはなしっしー。いや、まだ、あるっしー?。それ、千葉県船橋市の名産、梨のふなっしー。梨の妖精で、よせばよいのに着ぐるみの「中の人」と一体。いったいどうなっているう~。

 

動いて、喋って、パフォーマンス満点のふなっしー。誕生日が7月4日で、性別は男でも女でもなしという。千葉県、船橋市の公認もなしで、民間人が立ち上げて、博報堂がバックアップ。テレビ、映画に登場…グッズはお菓子、人形、ハンカチ、靴下のイラストであるっしー。京都河原町のロフトは着物姿で書道。京都弁の「好きどすえ」を「好き梨え」と書く。

 

河ぶらして、ロフトのウインドーに姫になったふなっしー、あるっしーと見た。今年のカレンダーはふなっしーの姫カレンダーという。1月、2月、3月…着物をなんぼも着替えて、姫になって、ひめい?をあげて撮影だったとか。店内に入ったら、物販なんでも営利絵入りふなっしランド。ランドはランドでも新一年生のランドセルはふなっしー。店内1階の南側は期間限定のふなっしー。ポスト、お絵描き、ビデオ…、ふなっしーは何でもあるっしー。

 

 ロフトの期間限定ふなっしーランドは3月6日で終了。

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2019年3月11日 (月)

白もの三昧、赤もの三昧、カッパ…

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これこれ、いいね、いいね!。やっぱり、ここへ来たら、これやねえ。金粉まで乗ってねえ。そりゃあ「富山湾の宝石」なんて、言われるほどやからねえ。それ、ナニって?白えびの握り。指南とおり、醤油やなく、能登塩をちょいとつけて…、ふわっと、とろけちゃう~。

 

 去年3月、JR京都駅構内のポルタに開店した金沢まいもん寿司。カウンター席、これで3度目かな。ここの回転寿司、評判どおり、うまいもんなあ。タッチパネル注文、握り3貫から白いもん三昧。のどぐろ、するめいか、それと、この白えび。古くないサラ?色で値段差10種類、これは2番目に高い780円皿。この店だけの3貫ホワイト、色白やもんねえ。

 

 のどぐろはレモン絞って…。これは「白身の王様」、日本海でしか獲れないしねえ。するめいかの握り、洒落たくなるなあ。如何にも如何にも。タッチパネルは白もの三昧あれば、赤もの三昧も。本まぐろの中トロ、甘えび、いくら…赤揃えや。戦国時代の井伊や真田軍団みたい。皿値段はいくら?って、三番目の660円。赤の中では、中トロがうまいもんねえ。仕上げ、胡瓜巻き6個のカッパ。皿値は10番目150円。回転寿司も格差社会ということ。

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2019年3月10日 (日)

蹴鞠の鞠は鹿皮鞠

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桐箱に乗せて展示の蹴鞠の鞠、どうぞ!と言われ、手に持って見たら~である。スベスベ、フワフワ、なんと、軽いことか。鞠は、丸いことは丸いけど、まん丸ではない。鞠は30㌢ほど、鹿の皮を2枚繋ぎ合わせて、真ん中でくびれている。それでも鞠は鞠、まりい?

 

通りがかり、京都三条寺町北のギャラリーOPTで「蹴鞠展」開催を知って入った。平安時代から続く日本伝統の宮中球技、蹴鞠である。主催は蹴鞠保存会で活動歴40年、元大工の池田游達さん(68)夫婦。京都市内から2年前、京丹後市へ引っ越し、知人の猟師が撃った鹿の皮を切り、古い文献どおり、皮を乾かし、なめして、試作を重ねて、やっと作り上げた古来の鞠の展示という。

 

会場で話を聞くと、以前、心地よく弾む江戸時代の鹿皮鞠を蹴った感触が忘れられず、同じ鹿皮鞠を作りを思い立った。同時に鞠作りの体験も誘い、生涯スポーツ「KEMARI」として、蹴鞠文化を継承したいと話す。奥さんの蒼圭さん(54)さんは蹴鞠装束。絵がお得意で、額に蹴鞠絵、鞠にイラスト絵も。展示会場前の京都銀行「I LOVE KYOTO」ポスター。下鴨神社の蹴鞠写真、烏帽子姿の池田さんが写っている。蹴鞠の鞠は鹿皮。♪~これしかないんだよ~♪。

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2019年3月 9日 (土)

白髪の宗教画家・杉本哲郎

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なんとフサフサした白髪だろう。白いアフロヘア、毛が盛り上がっている。羨ましい?かって?いや、いや、こんなにまでは…。宗教画家・杉本哲郎さんの在り日の写真である。着物に黒縁の眼鏡、お顔に深い皺…4×8=32?ではなさそう。晩年の一枚だろうか。

 

 湖北・長浜ゆかりの~タイトルで、明治生まれの杉本さんの生誕120年記念展。京都山科のおでん屋さんで、知り合ったお孫さんの杉本太郎さん通じて、展覧会案内があり、会場の虎姫時遊館へ足をのばした。長い足を~かって?いや、いや、そんなに…まあ、長いかなあ。戦時中、杉本さんが疎開したおり、交流を深めた湖北の皆さん所蔵の杉本作品などの展示である。

 

 宗教画家・杉本哲郎。明治32年(1899)大津市生まれ。日本画家・山元春挙に学び、近江富士で帝展などに入選したが、仏教画への道を求め、インド・アジャンタ、スリランカ・シーギリヤなどで壁画模写や美術調査を行い、世界十大宗教壁画を完成させた。畳部屋の展示会場、仏像の掛け軸、聖母絵の額装、不老長寿の衝立などが並ぶ。世界各国を回り、独自の宗教画を極めた杉本さん「人住む所に宗教あり、宗教ある所に芸術あり」の言葉を残す。

 

 杉本哲郎(1899-1985)。京都絵専卒、昭和10年に京都山科で壁画制作、インド、サンフランシスコなどで個展、国内でも大阪高島屋で画業50年展など。滋賀県文化賞、京都市文化功労賞。86歳、山科で死去。

 展覧会は長浜愛好家グループ主催、2月24日で終わった。

 杉本壁画は現在も琵琶湖文化館(休館中)ウエスティン都ホテルに。

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2019年3月 8日 (金)

「撮り鉄」を撮る

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 どんな列車が来るんだろう。ホームの端の端、カメラを提げた男性が1人、また1人と来た。それ以上行くと線路という端である。ジーパン、スニーカー…ラフな中年のおじさん4、5人。あっ!列車が来た。カメラ構えた。撮った、撮った…。「撮り鉄」さんたちである。

 

 弥生3月入り、最初の土曜昼下がり。琵琶湖線と湖西線のレールがあるJR山科駅。成安造形大がある湖西線のおごと温泉駅へ行くのに上り線ホームの端で電車待ちしていたら~だった。向い側の下り線ホーム、「鉄ちゃん」と呼ばれる鉄道マニア。ヘイヘイ~の竹輪と蒲鉾より、ホルモン臓物より、列車の写真撮り大好きという「鉄ちゃん」の皆さんである。

 

 いい天気、春を感じる陽光。湖西線電車来るまで時間がある。線路を挟んで、「撮り鉄」さんたちの向い側ホームまで15㍍ほど。列車にカメラを合す「撮り鉄」さんにデジカメを向けた。「撮り鉄」を撮る!である。大津からトンネル越えて列車が来た!。方向は北ではない東から来た。コンテナの貨物列車、ガタン、ガタン…「撮り鉄」さんの狙いは貨物を引っ張る先頭車両。カメラの構え、足を踏ん張り、腕を固め…、「撮り鉄」さん!格好いい。

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2019年3月 7日 (木)

チーボでパンチョッタでカルボナーラ

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前菜は前菜として、メインのパスタをどうするか。ジェノベーゼ、ボンゴレ、ボロネーゼ、ペペロンチーノ…。赤青白のイタリア国旗を掲げたレストランである。パスターメニュー色々ある。赤線引きで、豚の塩漬け肉…と添え書きのパンチョッタ・カルボナーラにした。

 

 京都山科から新快速で湖北の虎姫駅で降りて、昼どきである。コンビニでもあれば~と思ったら駅舎に隣り合って、このレストラン。店名はイタリア語で食べ物を意味する「チーボ・CIBO」。ウッディな~というのか、木造りの粋な店である。覗いてみると、なんと満席。ひとり~と言うと、壁側カウンター席へ案内、1440円のチーボ・ランチを注文して…。

 

 店名がチーボ、ちぼっと?軽く~で入ったけど、季節のスープと4種類の前菜付き。鴨燻製など前菜の説明あって、食べ終わった頃、パスタが来た。カウンター左隣は母娘、右側は家族連れ。真ん中のテーブルは虎姫のおばさんら20人ほどか。壁にパスタの量は90㌘を茹でると200㌘に~などと説明付き。パンチョッタ・カルボナーラ…、フォークで巻いてスプーンに乗せて、ひと巻き、ふた巻き…これがパンチョッタと、軽くカルボナーラ~だった。

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2019年3月 6日 (水)

虎御前山の展望台から見えるモノ

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ポッコリ、お椀のような山本山が見える。標高325㍍、上から読んでも、下から読んで~海苔のような?山本山が見える。かつて織田VS浅井の戦国舞台、今は雌の大わし1羽・おばあちゃんが毎年越冬で飛来する。カメラマンも撮るのは、ワシや、ワシやと来る??。

 

 虎御前山の展望台。JR虎姫駅から10分も歩けば行ける。木造り2階建てで新しい。道筋、畔にスイセンの花が多い。調べると、虎姫の町花がスイセン。ちょうか、ちょうか~と納得する。畑に首がゴロン、ゴロン?でなくて、頭を括って丸くした白菜だけど、戦いの歴史を思わす。県内最古、古墳時代の丸山古墳に興奮?して虎御前山へ。山というより丘陵。

 

歴史を記す看板のある公園から上がって、矢を射る矢合神社の先に展望台。ビルはひとつもない。広い平野と山と琵琶湖。ぐるりを見渡し、写真!写真!と、山本山を撮って、県内最高峰・1377㍍の伊吹山、琵琶湖の竹生島。真下には田んぼアートの跡。これホンマの「あ~と」?。展望台に去年はこんなんやったんや~のアート写真の展示。三成くんと元三大師・魔除けの角大師。あとあと?まで写真で残る田んぼアート、今年はどんなアートかな。

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2019年3月 5日 (火)

おみくじの始まり、元三大師

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吉は、大か、中か、小か、それとも、今日は凶か?…のおみくじ占いは、比叡山中興の祖・元三大師が始めた。第18代天台座主・良源大僧正である。今の東塔、西塔、横川の三塔十六谷を再建した。正月の三日が命日なので「元三大師」という。麻雀の大三元でない?。

 

 お生まれは、今の長浜市虎姫。産湯をつかったところに母の供養かね、天台宗玉泉寺を建てている。宗教画家・杉本哲郎氏の展覧会で、虎姫へ行ったおり、駅前の案内板「おみくじの元祖、元三大師お誕生の地」で知った。展覧会を鑑賞してから行った。展覧会場で聞いて、20分ほど。青い二層のお寺の屋根が遠くからよく目立っていた。徒歩でも、とほうにくれることはない。

 

 本堂前の立派な石柱の刻みは「国宝元三大師」。お誕生所を示す赤い幟が何本も並んでいる。好天の日曜、参拝客はいない。民家の集落あるけど、誰にも会わない。お寺の回り、ぐるり一周した。厄除け、鬼の角大師を描いた石像前に賽銭箱、気持ちだけ入れた。駅前に元三太子のいろはかるた紹介。「と」の項は~虎姫の誇りと言えるお誕生所~。町の自慢、お手付きなしで、は~い…かな。称号は元三大師に角大師、豆大師、厄除け大師…など、たいしたものである。

 良源(りょうげん)延喜12年9月3日(912年)~永観3年1月3日(985年)。平安時代の天台宗の僧。慈恵(じえ)。一般には通称の元三大師。(がんざんだいし)で知られる。

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2019年3月 4日 (月)

湖北、北陸線の「虎姫駅」

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どうして、町の名前が「虎姫」なんだろう。虎の姫がいるのだろうか、阪神タイガースのご縁はどうか?と、JR北陸線虎姫駅へ降りた。京都山科から新快速敦賀行き、1時間少し、長浜の一つとなり、湖北の町である。正面に伊吹山が見える。人口は5千人余、過疎化が進む。

 

 近江ゆかりの宗教画家・杉本哲郎生誕120年展が虎姫時遊館で開催の案内があり、初めて虎姫へ行った。改札出て、町案内マップの上に「虎姫から甲子園へ」の貼り紙。黄色と黒縞の球団旗と虎の置物。駅舎正面は虎明神の祠である。ガラス扉の祠の中、覗くと張りぼての虎人形3頭。優勝祈願の賽銭箱、幾ら入れる?虎姫阪神のご縁5円!。

 

 駅前には名水・虎の力水。どうも枯れている。阪神優勝も…、矢野阪神とともに名水の復活も願いたい。横笛吹く虎姫の高い銅像。石碑に「虎姫」の謂れ。~泉のほとりに絶世の美女、長者の妻となり、生まれた15人の子供は蛇、姫ははかなんで泉に身を投げた。子どもは人間に育ち、それぞれ町の長に~と。展覧会場へ道筋、当地米は虎御前、信長が小谷城の浅井攻め拠点は虎御前山、虎校章の学校、バス停は虎高前…虎づくし…などと、なっとらあ?。


※ 全国の市町村で他に「虎」のつくところはなく、駅名でも、地下鉄メトロで虎ノ門などはあるが、JRの駅名ではない。 ※ 虎姫は明治22年に村、その後町になり平成19年、となりの湖北町、高月町などともに長浜市に。

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2019年3月 3日 (日)

日本画家が描いた冬の鳥たち

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雪の熊笹の中、一歩また一歩と雉が行く。鳴いたらアカンよ、撃たれるよ、そっと、そっと歩きや。日本画家麻田辨自さんの作品「暮雪」である。展示目録では、1980年制作という。京都近美4階コレクション・ギャラリー。撮影可、作品中の鳥たちをアップ撮りした。

 

 京近美の所蔵作品は日本画、洋画、工芸など1万点という。年5回テーマ設定して、公開する。平成30年度5回目のテーマは「冬の日本画」。黄泉の世界へ逝った13人の日本画家の作品が並んだ。1900年生まれ、麻田辨自さんもその一人。文化勲章・堂本印象さんは白鷺が群れる「冬朝」。昭和7年の帝展作品で文化庁が買い上げ、近美に所蔵替えという。

 

どこで描かれた白鷲なのか、200号の大画面から7羽を切り取った。将来嘱望、43歳で逝去の西内利夫さんは、題名は風ヘンに令。1972年の作品。何と読むの鳥か、雪の中にうずくまって、寒そう。榊原紫峰さんは1930年制作「雪中群禽」。禽は鳥、きんと読む。群れて「ぐんきん」。小さいと小禽で「しょうきん」。お金は伴わない。今尾景祥さんは鴛鴦、泥谷文景色さんは目白を描く。日本画の中の鳥さんたち、よりどりみどり??に見た。

 ※ 作家写真は左から記事掲載順。 

 このコレクション展は2月24日で終わった。

 

 

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2019年3月 2日 (土)

回転寿司・長次郎、60店舗目の記念開店

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早よ早よ、そのうちそのうち、いや、早く早くや~と行った。京都八条口、アバンティに開店した回転寿司・にぎりの長次郎。オープンしてから1週間目、10㌫割引のチラシの切り抜き券を持って、午後4時過ぎ、どんなんかなあ~と、案内のカウンター席へ座った。

 

 JR京都駅の地下東改札から通路を南へずっと進み、アバンティ・レストラン街の入り口。1階は関空へバスが発着する。インバウンド、外国人も増えている。それを意識してか、店名は長次郎に加えて「CHOJIRO」。同じフロア、ハイボールはサイコロ勝負の夜から居酒屋、うどんの杵屋へ時に行くので、開店予告を知っていて、割引チラシを持ち帰っていた。

 

 行ったら~である。このアバンティ店は京都、大阪などで店舗展開する長次郎60店舗目という。記念の極上カニフェア開催中、サンキュウの思い込め、39㌫OFFという。行ったのは、その期間限定最終日。茹でズワイ、かにみそ軍艦など蟹食べ比べセット993円が606円。注文、そらあ、これやこれ。ハイボールに赤だし、長次郎巻き、桜鯛にぎり。割引券で、支払いすんで、また宜しくと、3月中300円金券サービス。また、早よ早よ~かなあ。

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2019年3月 1日 (金)

雛段、男雛と女雛の並び

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いま、出歩くと、右かな、左かな~と気になる。3月3日は桃の節句、雛まつり。雛飾りの雛段、男雛と女雛の並び、右と左、どっちかな~である。答えは京都国立博物館。毎年、この時期、「雛まつりと人形」の特集展示、鑑賞ガイドを発行する。さて、右かな、左かな。

 

 講演会で行った大津びわ湖プリンスホテルの正面に「人形の島津」の雛飾り。宮中の内裏雛は、右に衣冠装束の男雛、左に十二単の女雛である。同じ西武系列の瀬田ゴルフ場は「東京・久月」の親王官女飾り。これは、左に男雛、右に女雛。東京・三井記念美術館と名古屋の徳川美術館で今、雛まつり展。ポスター見ると、左右反対である。正解、どっちがどっち。

 

京博さん、鑑賞ガイドを捲った。~正しい並び方、よく話題になるが、左右両説とも根拠あり、どちらも正解~と書く。伝統的な宮中の席次なら右が上位で、男雛が右、女雛は左だが、明治になり、宮中に西洋式儀礼が入り、男女の位置が逆になって皇室の規定もそうなったという。裕ちゃんラストソング「我が人生に悔いなし」2番目の歌詞は~右だろうが、左だろうが…我が人生に悔いはなし~。利き手、政治、歩行、看板…、右もあれば、左もある。

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