神戸・湊川神社で尊王の歴史と出会う
神戸・湊川神社と言えば、尊王の歴史である。御祭神は大楠公(だいなんこう)こと、楠木正成。後醍醐天皇を崇拝、戦い抜いた。社殿の紋どころは天皇家の菊紋と、正成が討死した湊川を重ね合わす菊水。境内行くと、水戸光圀、吉田松陰…横山大観ら尊王の顔が出てくる。
境内の神能殿であった能楽鑑賞に行っての出会いである。阪急河原町から十三駅で乗り換え、三ノ宮から各駅停車で高速神戸駅、改札出たら湊川神社である。海側はJR神戸駅、ハーバーランド。能楽鑑賞は観世流の羽衣と牛若丸の烏帽子折。休憩でフロア出たら世阿弥の像。何でかな~と謂れを読むと、楠木正成の妹が能楽の祖、観阿弥・世阿弥の親戚だった。
能楽、どうして湊川神社と思ったが、神能殿はそんな縁で出来ていた。3時間の鑑賞すんで本殿参拝、境内歩いた。横山大観描く武者姿の楠公とその一代記が絵で掲示してある。~青葉繁れる桜井の~場面、赤坂千早村の戦い…。酒どころ灘、社殿に菊正宗の酒樽も。尊王攘夷の水戸光圀が書いた「嗚呼忠臣楠子乃墓」の墓碑あり、お墓4度も来て、墓碑拓本して松下村塾に掲げ、楠公崇拝の吉田松陰のイラストも。明治へ、尊王の始まりは湊川にあり。
※ 湊川神社は明治5年の創建。戦後、建て替え。本殿の狛犬、獅子は平櫛田中の制作。
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