« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年9月

2018年9月30日 (日)

黄色い彼岸花、赤と白も…同時咲き

Img_8957

Img_8954

Img_8955

Img_8958

Img_8967

Img_8978

Img_8949

Img_8980

あれっ!、この彼岸花、黄色い。彼岸花と言えば、白いのもあるけど、赤いのが普通なのに、どうしてかなあ。赤でも、白でもなく、なんと黄色。群生する赤い彼岸花は季節の花、新聞に載る。赤い広島は球団史上初の3連覇。黄色彼岸花は信号色。注意してみた?。

 

台風21号の影響、倒木被害の視察に行った京都府立植物園。中秋の名月、観月の夕べの催しがある日だった。いつも通り、北山門から入った。逆さまのトランペットみたいな花、朝でなく夕方から咲くヨルガオ…、夜のイベントに合わせて咲いている。さすが植物園と感心して、園内を進んで、芝地に赤い花が見えた。彼岸花!と近づいて、この黄色である。 

 

赤い彼岸花の近くに白い彼岸花が咲き、それに黄色である。確認すると、間違いない。花の名札に「ヒガンバナ科ショウキズイセン」。原産は中国、ミャンマー。花髭が反り返って、鍾馗さんみたいなので、そう名前が付いたと。赤、白、黄色…、三色揃い踏みの彼岸花は珍しい。植物園、咲かせ方、見せ方はプロ。腰を低く、写真撮り。真ん中は白だけど、どこに焦点を合すか。赤からだと黄色が遠い。黄色からだと赤が遠い。阪神、ヒガンの優勝も遠い??。

 

 逆さまのトランペットはナス科ブルグマンシア。 ※ 9月24日夕、写真撮り。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月29日 (土)

お寺に似合う抽象画

Img_8844

Img_8828

Img_8824

Img_8822

Img_8836

Img_8820

Img_8827

Img_8815

お寺に抽象画はこうも似合うものなのか。古刹であれば、あるほどなのか。近江商人発祥の町の一つ、東近江市五個荘にある弘誓寺で、お彼岸のこの秋も抽象画展があった。檀家さんら市民の会が主催、もう14年目という。去年に続いてまた雨の日、本堂へ上がって見た。


 弘誓寺-真宗大谷派で、<ぐぜいじ>と読む。創建から728年の古刹。滋賀県内では、比叡山延暦寺の根本中堂に次ぐ大きさ。名物の錦鯉が泳ぐ塀沿いの水路を行き、山門に抽象画展の看板である。広い境内の正面が本堂。吹きっさらしの壁面、柱と柱の間、絵が飾ってある。縁が10㍍と広く、長い。作家さんは第1回以来の石井豊太さんら3人。

 100号の大きな作品、縁から鑑賞できる。晴れ、曇り、雨…、朝、昼、夕…、屋外展示なので、日により時間により光が変化、見え方も~である。国画会会員で長老の石井さん、ずっと「風の影シリーズ」。故郷の新潟新発田へ帰る車窓で見る日本海を抽象化した作品が多い。真っすぐな線と澄んだ色が今、生きているよう。~作品名は、風と影で風景なんですよ~と石井さん。ご本尊の如来さん前の衝立にも作品、本堂に本当に似あう?。

 展覧会は9月23日で終わる。来年もこの時期、15回記念展。 ※ 主催は、郷土の文化発掘と顕彰活動を行う市民グループ「文挙の会」。五個荘は近江商人出身の作家・外村繁や日本画の野村文挙など、送り出した地域であり、国の重要文化財である弘誓寺をPRしたいと、グループ展が実現した。弘誓寺は正応3年(1290)、「扇の的」の那須与一の孫・愚咄賢空坊(那須資長)が開いた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月28日 (金)

久々の会にタイラギ貝?

Img_8876

Img_8871

Img_8879

Img_8883

Img_8872

Img_8889

例によって、ポテトから入って、造りの盛り合わせである。造りは大皿、真ん中にアワビが貝ごと乗っている。何たってアワビ、見た目がいい。切れ目がちゃんと入り、かいい?ところが行き届いている。ヒラメもマグロも…。久々、魚料理の居酒屋「よこちょう」である。

 

 幹事の体調回復、2年5か月ぶり開催だという。京阪三条から鴨川沿いの川端通りを北へ、二条を東へ行って、通りに面していても「よこちょう」。懐かしさあり6人全員揃った。会が始まって、料理長が「タイラギ」という貝を持って、2階の席へ。~珍しいので、是非~と、おすすめである。三重産、平らな大きな貝である。料理長は会のこと知っている?。

 

 電力、携帯、汽船、ホテル…、現役にOBの異業種交流会。T幹事によれば、この日で、51回目という。85㌔、生涯最高体重に到達のNさん、90㌔台のSさん、ずっと95㌔、会NO1のNさん…、ダイエット意識はない。バター炒めになったタイラギ貝が出てきた。食欲旺盛、もちろん、たいらぎ?。秋の味覚は土瓶蒸し。今年初の松茸はどうか、よしよし…入っている。ビール追加、焼酎追加…、仕上げは鯖寿司1貫。体重過多は語らない?。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月27日 (木)

芸術作品「球体連鎖」~わかるかな。

Img_8790

Img_8794

Img_8788

Img_8787

Img_8793

Img_8789

わからないから芸術、芸術だからわからない~って、いうことか。いや、いや、わかる人にはわかる。いや、わかっているつもりで、わかっていない。いま、そんな芸術の秋である。町ぶら、芸術との出会い。わからないから気になり、なんやろ、なんやろ~と見てしまう。

 

 

 大津市役所前の歩道を北へ、中消防署を超え、国の財務事務所前である。ここに変な球体の芸術作品がある。真ん中で割れ、二つで一つ、題名「は球体連鎖」。平成8年(1996)に今井祝雄さんが制作した。当時は成安造形大教授、いま72歳で名誉教授。大阪生まれ、高校生の時、最年少で吉原治朗の具体芸術協会に入り、これ何?という作品を創り続ける。

 

 

 雲、彼岸花、萩…琵琶湖ホテルの会食会出て、秋探しで、ここまで来た。面白いモニュメントがあると、聞いていて、ああ!これか~だった。石か、直径1㍍半、どっしり。梃子でも動かぬ~という意志を持つ作品である。真ん中、身体ごと入って、中に作品名があった。「球体連鎖」…どうつながるのか。旧態依然でない芸術を志向しているのか。写真撮り、球体周りを回った。一つに見え、二つに見え~わからなくなった。やはり、芸術作品である。

 

 

 今井作品は滋賀県主要地方道である伊香立浜大津線マイロード事業の完成を記念しての制作。 ※ 具体美術協会は関西の前衛美術集団として1954年結成。リーダーの吉原さんは「人の真似をするな」「今までにのないものを」と唱えた。国内の旧来の審査・評価の体制から自由な活動を目指した。今は解散している。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月26日 (水)

台風21号と瀬田GC、京都御苑、府立植物園

Img_8865

Img_8868

Img_8916

Img_8922

Img_8923

Img_8929

Img_8964

Img_8972

Img_8976

どてん、ごろん、ばたん…、聞いてはいたが、聞きしに勝るとは、このことである。あの台風21号、瀬田ゴルフコース、京都御苑、京都府立植物園で倒木被害を目の当たりにした。室戸台風以来、瞬間最大風速40㍍から50㍍の近畿直撃…、風聞ではない現実があった。

 

 「根こそぎ」―、念のためにネットの辞典で調べると、根絶、何もかも~である。9月4日の台風21号襲来から10日目の瀬田ゴルフ場東コース。どのホールへ行っても、1本か2本、樹木が根っこからひっくり返り、土まで見えている。目印の木が消えて、パートナーは~瀬田の景色が変わりました~と。二日置いて、連休中の京都御苑と府立植物園である。

 

 地下鉄烏丸丸太町駅を降りて、御苑内を北へ歩いた。欅、松、桜…、根から外れ、樹皮が捲れあがり、枝が飛び散り、まだ手付かずの所が多い。紫宸殿のある御所は一般公開中。どうかな~と入って聞くと、そう被害はなかったと。倒れた樹木は根が浅いか、古い木です~と警備担当者。地下鉄北山まで乗って、去年の台風9号で100本倒木した植物園。今度もまた…である。立ち入り禁止の黄色いテープ、倒木を切るチエンソーの音やまずだった。

 

 写真は瀬田GC東コース、京都御苑、植物園の順。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月25日 (火)

東山魁夷の「道」

Img_8671

Img_8668

Img_8899

Img_8659

Img_8670

Michinoishibumi_01

この白い道はどこまで続くのか。足元から真っすぐ伸びて、突き当りの丘陵から右へ曲がり、細くなって、見えなくなっている。道の両端は瑞々しい青い草むらが覆っている。丘陵の向こうは空と海だろうか。風景の日本画家・東山魁夷の代表作「道」である。

 

生誕110年記念の回顧展が京近美で開催されている。副題は~本当の「あお」と出会う~。平安神宮、朱の大鳥居前の会場、京都での回顧展は30年ぶり。ポスター、看板、図録…、この「道」になっている。終戦前後、両親と兄弟をなくした魁夷42歳、昭和25年、画家として生き抜く覚悟を決めた第6回日展作品。青森県八戸市種差で描いた「道」である。

 

魁夷は種差海岸の大平牧場へ、戦前と戦後と二度行っている。この「道」は種差海岸と並行する県道1号線。うみねこの鳴き声が聞こえる。JR八戸線鮫駅から道草なしで徒歩50分、晴れた日に海岸線見ながら歩きたい気がする。軽く1万歩は超えそう。魁夷が描いた現場、記念碑も立っているそうな。京近美の「道」を見に行った。政府買い上げ「残照」の向かいに「道」はあった。30年前、京都市美で見たこの「道」。~いつか来た道、ああ!そうだよ~。

 

※ 魁夷展は10月8日まで。魁夷作品80点のほか、奈良・唐招提寺御影堂の障壁画も特別展示され

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月24日 (月)

「国家安康」「君臣豊楽」

Img_8502

Img_8504

Img_8509

Img_8494

Img_8495

Img_8512

「国家安康」「君臣豊楽」。これこれ…これが歴史を動かした銘文なのだ。高さ3㍍の梵鐘に刻み込まれた4文字二つ。石段を上がり、囲いから吊るされた梵鐘を見上げると、ここ!ここ!と白線で示されている。徳川一強時代の始まり、大坂の陣へ口実を与えた4文字である。

 

 京都国立博物館の北側、かつて秀吉と秀頼が建てた奈良・東大寺と同じスケールの大仏さんがあった方広寺跡がある。方広寺殿も大仏さんも地震、焼失、落雷が重なり、今は何もない。境内にあった寛政10年(1617)鋳造の梵鐘だけが残る。昭和43年に国の重文指定。口実は、家康は分断、豊臣は繁栄~を意味して、徳川を呪詛しているという。

 

 家康の参謀、金地院崇伝が知恵をめぐらした。大坂の冬の陣が慶長19年1614)始まり、大坂城の巨大な濠は埋まり、夏の陣で秀頼は自決、豊臣は滅びた。京阪バスの馬町で降り、東山通りから裏道へぶらり、今は発掘すんで緑地公園の大仏殿跡を見つけ、西側にこの梵鐘だった。秀吉を祀る豊国神社と隣り合っている。だれに報告と言うことは無かったが、「君臣豊楽」の豊楽は、崩落でもあったのか~と、今さらながら歴史の銘文を読んだ。

 

 秀頼再建の大仏さんは慶長17年(1612)から落雷で焼失する寛政10年(1798)まで、186年間、「京の大仏つぁん」と親しまれた。梵鐘は三条釜座の鋳物師、名越三昌の制作。方広寺の伽藍は南北260㍍、東西110㍍、本殿は西向き、前のとおりは正面通りと言う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月23日 (日)

すみっこ暮らし5年の皆さん

Img_8688

Img_8726

Img_8727

Img_8728

Img_8729

Img_8730

Img_8722

Img_8716

Img_8731

Img_8739

どこであろうと、落ち着く場所があるって、いいなあ~。しろくま、とかげ、ペンギン、ねこ、とんかつ~の皆さんは、部屋のすみっこが落ち着くと言って、5年前からすみっこ暮らしを続けている。性格はネガティブだけど、個性的で、ユニークな皆さんを紹介しよう。

 

 京都大丸6階、いま、すみっこ滞在5周年記念の皆さんがいる。絵本やら、キャラクターになって、~すみっこは、いいよ、いいよ~と展覧会を開いている。誰から紹介しようかなあ。とかげ君、実は恐竜の生き残りで、つかまるので、とかげのふりをしている。これ、秘密だって。しろくま君は寒い北から逃げてきて、いつも、すみっこで熱いお茶を飲んでいる。

 

 恥ずかしがり屋のねこ君は、すみっこで後ろ向いて、爪をといでいる。端を残されたとんかつ君は、肉1㌫、脂身99㌫の身体だって。ペンギン君は頭に皿があったか、どうか、自信がないそうな。そんな皆は、気があって、家族みたいに共同生活している。とかげ君はすみっ湖にスミッシーが出て、親子対面とか。富士山にあこがれる山くん、ブーケになりたい雑草くん…、仲間入りの希望者が増えて、最近は、すみに置けなくなってきたんだって??。

 

 大丸京都のすみっコぐらし展~5周年でもここがおちつくんです~は24日まで開催。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月22日 (土)

ミラクルな麺、三楽麺

Img_8603

Img_8610

Img_8600

Img_8604

Img_8610_2

Img_8630

「三楽めん」って、どんなんやろう。イラスト絵が屋台テント前にある。赤いラーメン鉢に箸が伸び、山盛りの麺をすくいあげている。楽譜のオタマジャクシが三つ、ランランランと踊っている。三楽に<みらく>のルビ付き、ミラクルな麺の「みらくめん」というらしい。

 

国際マンガ・アニメファア、レッドカーペットなど平安神宮一帯で開催の京都岡崎ハレ舞台。秋始まりの9月最初の連休、毎年のイベントは5年近く。前日、東京ディズニーパレードに7万人もの賑わいあった次の日、世界中から公募のプロジェクションマッピング作品の上映が京都市美別館に映しだされるというので、見に行って、この「三楽めん」である。

 

舌を噛みそうだったプロジェクションマッピング。普及は著しく、プロジェクションで区切って、マッピング…、すっと言える。「三楽めん」は市美別館前の会場に出ていた。首にタオル、赤シャツの店主に聞くと、まあ、パスタのジャアジャア麺ですよ~と言う。値段は500円、それじゃあ~と洒落て頼んだ。紙箱の鉢、汁がないことを知る?。奈良の葛城郡から出店、一年ごと新メニュー考案して、それでミラクル麺という。来年も、また来る麺??。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月21日 (金)

そうだ!秋を見に行こう

Img_8757

Img_8756

Img_8754

Img_8769

Img_8771

Img_8772

Img_8775

Img_8778

Img_8780

Img_8783

Img_8785

ホームから見上げた空、箒で履いたような雲が浮かんでいる。こっちは架線の上、魚のあばら骨みたいな芸術雲が出ている。天高く~の秋の雲は、巻雲かな、層雲かな…、そうだ!秋を見に行こう。大津の琵琶湖ホテルで会食会へ、JR山科駅電車待ちホームで思い立った。

 

 自宅出て京阪バス停前のたんぼ。コンバインが出て稲刈りが始まり、畔に彼岸花が列をつくっていた。あれが秋観賞の始まりだった。山科から大津へ、JRはトンネル超えて、ひと駅4分。駅から湖岸へシャトルバス3分、昼食会の琵琶湖ホテル内で秋入りのポスターを見た。ススキと満月の観月祭と、滝をのぼる鯉山の大津祭。デザインがともに秋、秋している。

 

 ホテル出て、京阪京津線駅名変更のびわ湖浜大津駅へ。凪いだ琵琶湖のずっと向こう、標高432㍍の近江富士(三上山)が見える。三井寺駅へひと駅、びわ湖浜大津駅ホームで空を眺めた。NTT滋賀支店の電波塔の上、長等山の向こうに浮かぶ秋雲、うっとり見た。石坂線名物ラッピング電車に乗って、琵琶湖疎水から三井寺へ。ウサギの三尾神社参道の彼岸花、大津市役所近くで萩を見た。空、湖、風、草花、電車…、秋歩き1万歩、飽きなかった?。

 

 京都・山科から大津へ、秋歩きは9月19日。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月20日 (木)

能・狂言の世界へようこそ~

Img_8366

Img_8358

Img_8357

Img_8345

Img_8359

Img_8347

Img_8365

Img_8364

歩いて気づく生涯学習というのだろうか。JR京都駅正面から2階の南北通路へ、ギャラリーがある。古都・京都のおりおり、春夏秋冬、伝統行事に合わせた企画展示がよくある。今は「古典芸能を楽しもう~能・狂言の世界へようこそ」。町ぶら、入って、見て、学んだ。

 

 能と狂言、二つ合わせて、能楽という。室町から600年余も続く舞台芸術。2001年ユネスコの無形文化遺産に認定、世界最古のミュージカルという。展示会場、能楽とは~の能書きで全体像がわかる。面をオモテと読む能面が並ぶ。女、男、尉…、主人公のシテ役が羽衣、忠度など演目に合わせ被って、舞う。うまく舞えると、シテやったり。拍手?!。

 

 漫画で絵解きしてある。シテ方、シテを支えるワキ方、地唄方、囃子方…、シテの衣装直しで貢献する後見…。能楽堂の正面はどこか、見取り図も。能は代々、シテ方はシテ方、ワキ方はワキ方、小鼓、大鼓、笛、太鼓の囃子方。囃方はヨオッ、オオツッ~と世襲制で囃す。流派は五つ。観世、金剛、宝生、金春、喜多。ビデオ上映は観世流の家元・片山九郎右衛門。平家の忠度(ただのり)を舞う。立ち見鑑賞はただ?見る。外国人女性はこれが~オオッ、ノオッ~。

 

 京都駅2階ギャラリーの「古典芸能を楽しもう~能・狂言の世界へようこそ」は9月27日まで。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月19日 (水)

京都の御大礼、ジオラマで見た

Img_8528

Img_8547

Img_8548

Img_8454

Img_8461

Img_8462

Img_8465

Img_8464

Img_8551

煌びやかさ、麗々しさ、荘厳さ…、加えて文化の精粋さがある。天皇即位の屏風絵からのジオラマ展開、見事である。天晴れである。慶賀である。京都市美別館での「京都の御大礼」を見に行った。即位礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび。如何にも、如何にも……であった。

 

 ところで、開催趣旨の序文は?。知事でも市長でもなかった。やはり、皇室ごとならの~所功さん。京産大名誉教授。~今年は明治改元150年、平成改元30年記念の年であり、来年は5月1日即位、10月22日即位の礼、11月14日大嘗祭…、今一度、京都御所であった大礼を思い起して…~と書く。ところでM、T、S、Hでない新元号、所さん当てるかな。

 

 会場2階が宮廷衣装の老舗、井筒提供のジオラマだった。井筒創業330年、西本願寺前の堀川六角に本社左女牛(さめがい)ビル。5階に宮廷のみやびを見せる風俗博物館がある。そのノウハウを活かしたジオラマは、第112代の霊元天皇から第113代東山天皇へ、親から子への大礼である。行幸と即位。屏風絵見て、実際の4分1、会場いっぱいに再現してある。写真、どう撮って良いという。上皇行幸の列、紫宸殿の即位、高御座の13歳の天皇…、殿上人の如く撮った。

 

 京都の御大礼は3会場開催。市美別館は9月15日で終わったが、細見美術館は10月8日まで、みやこメッセは9月19日から27日まで開催。 ※ 霊元天皇から東山天皇への即位は貞享4年(1687)4月。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018年9月18日 (火)

ピカソの描いた「~~~~女の肖像」

Img_8524

Img_8521

Img_8484

70a1997b

Img_8341

これは、まあ、なんとも長い。何が長い?。足が?挨拶が?文章が?…そんなんじゃなくて、絵の題名が長い。どう長いか「ポンポンのついた帽子をかぶりプリントブラウスを着た女の肖像」と長い。ピカソ晩年の版画の一つ。題名は描いた絵のとおりにつけ、どうだい!?。

 

京都伊勢丹7階の展覧会「国立フランス図書館版画コレクションーピカソ版画をめぐる冒険」である。新潟、福井と巡回してきて、展覧会名もずいぶんと長~い。駅ビル10階、拉麺小路へ行ったおり、会期早々、見に入った。展示会場すぐ、これぞ、ピカソ絵画と思う遍歴の女性肖像が並んでいる。その一点がこの長い題名の「ポンポンのついた帽子~~~」だった。

 

顔は半分赤く、半分黄色い。ぱっちり開いた目、濃い眉毛、帽子にポンポン、プリントのブラウス…、題名どおりの女性肖像。展覧会を主催する京都新聞の特集、作品紹介の写真が特別に大きい。紙面の5段分。ピカソ82歳、1962年の制作。モデルはジャクリーヌ・ロックさん、40歳は年下の最後の奥さん。可愛く、可愛く~描いてある。絵の題名もだが、ピカソの本名も「パブロ~~~~ピカソ」と長い。みんな、ロングロングアロウ~である。

 

 ピカソの本名はパブロ・ディエーゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」。

 展覧会は10月8日まで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月17日 (月)

京都岡崎にディズニーが来た!

Img_8570

Img_8569

Img_8584

Img_8576

Img_8579

Img_8575

Img_8581

Img_8592

この人出はなんだろう。何があるんだろう。京都岡崎、昔の名前で京都会館、今はロームシアター、昔の名前で勧業館、今はみやこメッセの間の二条通り、両側歩道は人、人、人…、人で埋まっている。まだか、まだか~と座っている。大五郎、ヒトヒトピッチャンである。

 

 即位の礼の展覧会開催の細見美術館を出て、ロームシアターのある疎水べりまで来て、この人出である。大五郎か、子連れが多い、みんな若い。警備のバイト女学生に問いかけたらこれから東京ディズニーのパレードがある~と言う。あと30分…、秋始まりの3連休初日である。これも、たまたまの出会い、玉手箱である。かき分け、かき分け、人の輪へ入った。

 

 シアター東側の広場、屋台が一杯出ている。平安神宮応手門前の道路はレッドカーペットが長い。毎秋、学生ら参加の「京都岡崎ハレ舞台」イベント。今年は開園35周年記念で東京ディズニーがスペッシャルパレードという。沖縄を皮切りに春から全国20都市で展開、京都は今日だった。大鳥居前、祝祭トラックにミッキーマウスが出た。手を振った。ワア~、キャア~、ミニ―も、グーフィーもいる。ドナルドもいる、みんな音楽に合わせ踊る。ワア、キャッ…、パレード、7万人が見た。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月16日 (日)

地下道は「マックの向こうから」

Img_8173

Img_8166

Img_8167

Img_8168

Img_8169

Img_8170

Img_8175

Img_8176

ナニしているんですか~?ゲームですか?ペイントでデザインですか?ワードでお手紙ですか?映画見ているんですか?アニメですか?音楽の曲創っているんですか?データづくりですか?皆さん、ナニしているんですかねえ~。写真はフォト、フォトがいいですよ?

 

 京都四条通りの地下道、世界のアップルが広告写真を出した。テーマはパソコンの「マックの向こうから」。一枚の写真は縦3㍍、横5㍍…、歩道の両側、右に左にズズズッと続いて、150㍍以上ある。写真は米国の人、インドの人、英国の人、アジアの人、日本人…みなさん、画面に向かい、夢中、集中している。あまり過ぎると熱中症?…気をつけないと。

 

 時代はグローバル、ネットの時代。世界のアップルは、マック、アイフォン、ウオッチなど新機種を次々に出す。日本でも本格的な広告展開、東京、名古屋、大阪、仙台、福岡にアップルストア。京都にも8月末に大丸の東、四条高倉に店を開いた。焼肉の叙々苑がジュジュッと7階に入る京都ゼロタワー1、2階、勉強会付き商品販売。広告写真の地下道はそのビルの下である。「マックの向こうから」…、世界が見える、人が見える、時代が見える~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月15日 (土)

京都拉麺小路に大阪の彩色ラーメン「きんせい」入り

Img_8333

Img_8313

Img_8322

Img_8318

Img_8331

Img_8323

Img_8324

まず、レンゲで一杯…どうかな。うん、うん、舌にシュワッとくる。濃くはない、薄くもない。和がある、品がある。そっと舌に絡み、深い。これが「黄金の塩」か。レンゲでもう一杯、確かに確かに…!。店の自慢どおり、いい出汁出している。洒落た?うん、洒落た!。

 

 京都駅ビル10階、ご当地ラーメン9店が競い合う拉麺小路。この6月、大阪のラーメン店が「あらうま堂」から彩色ラーメン「きんせい」に入れ替わった。拉麺小路が出来て15年、これまで何店か入れ替わっているが、今回は2年ぶり新店舗という。しばらく、ラーメンとご無沙汰している。大阪のだし文化を京都に~と登場した「きんせい」、行ってみた。

 

 平成13年創業、高槻に本店がある。初めの豚骨出汁を魚介出汁に切り替え、人気がでた。ラーメンの各賞受賞、食べログ上位50店入り。茨木、南森町など大阪で支店も増えている。オーナーの中村悟さん、夜空に輝く金星のような色鮮やかなラーメンを~という。拉麺小路内のお店は、京都の人気ラーメン「ますたに」前。自販機メニューから特製「黄金の塩」を選んだ。スープ彩色、うすく光る。麺も喉ごし良し。また、ちょこちょこ、きんせい?~。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月14日 (金)

松下幸之助アーカイブスで語る

Img_8286

Img_8116

Img_8115

Img_8114

Img_8117

~わたしはねえ…、思ったんですよ~。丁稚松吉どんから独立、実業家の幸之助へ、米誌タイムに載った世界の松下幸之助さんの肉声が聞こえてくる。NHKらじる・らじるの「ラジオアーカイブス・声で綴る昭和人物史」。1962年7月、松下さん67歳の声である。

 

ちょっと手持ち無沙汰なおりはスマホのNHKらじる・らじるで聴き逃し。ジャンルからドキュメンタリーを選んで、カルチャーラジオのアーカイブス。この間は、平成元年、94歳で亡くなった松下さんだった。私の自叙伝・ある凡人の成功、3回シリーズ。和歌山から9歳の時、大阪へ出てきて、火鉢屋、自転車で丁稚奉公からの松下人生の語りが今のよう。

 

自転車屋時代、大阪市内を走る電車を見て、電気の時代と閃き、電灯会社へ勤めたあと20歳代で自立した。ソケットを考え、100円の資金で起業、それから新案特許数々、大企業に。功成って松下さんは喋る。~人間は天命が70~80㌫、地上での働きは20~30㌫ですよ。男か女か、金持ちに生まれるか、貧乏か、自分の外です。1億人、みんな顔も心も違う。成功も失敗も運命、そこに人生を見出すことですよ~と。松下哲学、ここにあり。

 

 「ラジオアーカイブス・声で綴る昭和人物史」は毎週月曜放送。NHKが保存した録音テープから昭和の時代に輝いた文化、経済などの人物をノンフィクション作家・保坂正康さんの解説まじえて綴る。 ※ 松下語録追記。商売の動機と経営者として成功は、身体が弱かったこと、学問がなかったことの二つという。~病気がちで会社はよく休むし、学校出てないし出世できないし、商売の道へ~。水道哲学、PHP研究なども詳しく話している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月13日 (木)

明治の京都、タイムトンネル展

Img_8181

Img_8203

Img_8204

Img_8199

Img_8192

Img_8202

Img_8216

Img_8210

Img_8211

Img_8195

Img_8212

チンチンと電車が走った。番組と言う名の小学校が町内別に出来た。公立の絵学校、枝垂れ桜の円山公園…みんな日本初めてである。四条通地下道で「明治の京都」が写真で甦った。地下道の四条通りで史上初のタイムトンネル展。歩くのちょっとタイム、その昔を見た。

 

 四条通りの地下道は昭和38年、阪急電車が西の烏丸駅から東の河原町駅へ伸びて出来た。1100㍍、店はない、信号はない。普通に10分、長い足で7分…、ウオーク&ウオークである。写真展は富小路から御幸町まで200㍍。四条繁栄会、阪急、京都市3者が地下道の文化的活用を決め、市民要望に応えた。歩きながら見る地下道文化の始まりである。

 

 写真の一枚一枚がああ~懐かしい、ああ~そうだったのか。セピア色のモノクロが明治の京都を呼び起こす。~花いりまへんかあ~、白川女の花売り。~かぼちゃ、どうどすか~、天秤のザルに聖護院がぼちゃ。人だかりの動物園の猿園舎、ライオンの子ども。南座の招きに中村冨十郎。新京極は鈴虫香油の看板、初代の京都駅、舗装のない祇園石段下、絵学校の実習風景、鉄の四条大橋、チンチン電車の始発だった北野神社…、昔があってこそ今がある。

 

 「明治の京都」タイムトンネル展は9月9日で終わった。次回は子ども絵画展。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月12日 (水)

「の」か「?」か、ハテナ~。

Img_8097

Img_8100

Img_8095

Img_8093

Img_8087

Img_8096

暖簾の一文字くずしは、「の」かなあ、「?」かなあ、どちらだろう。何時歩いても人、人、人…、京都の四条と三条の間、新京極商店街である。ちょうど真ん中の南東かど、三角公園に新しい店が出来た。その暖簾が「の」のようで「?」みたいで、それがハ・テ・ナだった。

 

 たかがかき氷、されどかき氷~、かき氷の店を見つけてはウインドウで写真撮り。三条から歩いて、このあたりまで来て、店前に立つ若いお姉さんが声をかけてきた。この8月に開店、店の紹介と誘いだった。その店の看板が「の」か「?」なので、聞くと店名が「nonahan」(ノナハン)で、頭文字の野菜の「の」という。店名ノナハンは野菜飯から~。

 

野菜の生産、流通、販売を手がける(株)トレード(京都市)初めての外食事業。レタスと野菜総菜を選んで、お握り、スープのセットにするか、フレッシュジュースで一服するか~である。説明が可愛いお姉さん、つい入った。ノナハン=野菜飯の店名が洒落ている。野菜は身体にいい。店は2階もあり、フレッシュ。初注文はフレッシュ・ジュース。店内見渡し、ベジタブル、ベジタブル…野菜、野菜…、暖簾「の」は、オオッ、ノ~!~素晴らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月11日 (火)

知恩寺の重文「蝦蟇鉄拐図」

Img_8225

Img_8227

Img_8226

Img_8231

Img_7705

Img_8233

Img_8232

Img_8235

Img_8236

なんと怪異な仙人像だろう。双福の軸絵、向かい合った2人の仙人が、精緻に描かれている。左は肩にヒキガエルを乗せた蝦蟇仙人、右に魂を吐き出した鉄拐仙人。重要文化財「蝦蟇鉄拐図」である。この顔、この身体、この手と足…この異相…、どこにもいそう?にない。

 

 この軸絵、京都の百万遍知恩寺が所蔵している。法然宗祖とする浄土宗七本山の一つ。寺院は京都大学吉田キャンパスの北側。毎月15日は手づくり市、晩秋の11月初めに古本市がある。境内北西の庫裏で駅伝合宿。御影堂で疫病封じの数珠回し~の思い出がある。東大路今出川の百万遍交差点、暮れの高校駅伝、新春の女子駅伝では、レース前後半のヤマ場である。

 

 このお寺、名宝が多い。建歴2年(1212)イチニイチニと創建は古い。応仁の乱などで焼失、何度か移りながら、浄土曼荼羅図、十体阿弥陀像などを受け継いできた。京都国立博物館はこれまで400件以上を調査。ついこの間まで知恩寺の名宝を特集展示して「蝦蟇鉄拐図」も披露した。中国・元時代の画家・顔輝の代表作、数少ない真筆という。達磨絵の明兆、岸竹堂などが模写している。特集展示の京博行き、蝦蟇に鉄拐、看板をデジカメで模写した。

 

 京博の特集展示は9月9日で終了。 ※ 岩上に坐る鉄の杖の鉄拐仙人は、魂を吹き出した所、もとの体は脱けがら、死色を帯び始めている。一方、蝦蟇仙人は不老長寿の桃を持ち、肩に大きな蛙をのせている。顔輝は江西吉安出身。宋末元初の13世紀後半に活躍した道釈人物画家。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月10日 (月)

アメリカ古代文明展を見る

Img_8139

Img_8224

Img_8217

Img_8220

Img_8223

Img_8222

Img_8157

Img_8158

Img_8154

Img_8218

Img_8219

Img_8163

 古代、古代…3千年も前の、古代である。大げさな誇大でない。紀元前1500年~1400年の頃の古代。メゾアメリカのメキシコ、南へ下がってペルー、コロンビア、エクアドル…、旧大陸に対する新大陸…、そこに自然、神、宇宙との関わりを示す古代文明があった。

 

見れば、見るほど~なんとまあ~である。滋賀の甲賀、信楽は山の中のMIHOミュージアム、秋季特別展が始まった。アメリカ古代文明~超自然へのまなざし~。MIHO所蔵品、7年ぶり3回目の公開である。京都八条口からバス仕立て、内覧会へ行って、メキシコ最古のオルメカ文明、暦のマヤ文明…、南米・アンデス…そこはもうアンディウイリアムス?。

 

展示は仮面に始まり、神々、染織など10テーマ。過去2回の展覧会以上に見せ方に工夫、魅せる。最初は展覧会チラシの仮面。翡翠で丸ごと、王様がかぶったという。顔右半分の線刻、宇宙への入り口を示す。展示室真ん中はコロンビアの黄金マスク。飾りまで金づくり。王の権力と権威の象徴という。シャーマンから人間へ変身の像、痩せてニヤリと笑う不気味な老人…、アニメ世界のよう。日本土偶に似た女性像も…。古代アメリカ遺物はこうだい?。

 

 2004年の第1回展の図録から。 ※ 今回の展覧会は10月8日まで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 9日 (日)

かき氷の今~

Img_8075

Img_8003

Img_8102

Img_8111

Img_8077

Img_8078

Img_8069

いつからこんなにゴージャスになったんだろう。氷を削って、シロップかけて、ああ!冷たいだったかき氷、今やスイートブームに乗って、冷た~い、甘~い、高~いである。たかがかき氷、されどかき氷~の時代である。町ぶらのテーマ「ウインドウのかき氷」で歩いた。

 

 どこから情報があるのだろう。たかがかき氷で、いつも客並びのお店がある。京都の寺町三条、交番の前、カニが動くかに道楽の隣で、甘党喫茶の梅園。なんで人気~とウインドウ覗いたら~である。宇治金時の餡がど~んと乗っている。口をあ~ん?と開けるのが良いのかなあ。濃い抹茶に白玉二つ、美しい。あずき餡メニュー多彩、まるで、アンコ椿は恋の花?。

 

 かき氷は、フランス語でフラッペ。和から洋へ、かき氷の明日は前途洋々。河原町三条下ルのコーヒーの唐ふね屋。かき氷の新メニューで、氷の山。氷山を真似て、イチゴのこおり山、マンゴーのこおり山…。新京極へ行くと、たこ焼き屋さんもかき氷。かき氷にする水が自前という。氷にすれば、水は見ず知らず?。四条通りの老舗、とらやさん。2階へ上がると上等な餡入りの宇治金時、お値段は1400円!。たかがかき氷、されどかき氷~を思う。

 

 掲載写真は順不同。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 8日 (土)

新聞配達の少年とラジオ塔、今は昔~

Img_7936

Img_7930

Img_7934

Img_7937

Img_7942

Img_7941

半袖の丸首シャツ、半ズボン、帽子と運動靴…、今でいうスニーカー履いて、雨の日も風の日も、新聞の束を抱えて、朝に夕に「朝刊で~す」「夕刊で~す」。もうすっかり、見なくなった新聞配達する少年の像である。国指定の名勝、京都・円山公園の中に立っている。

 

半世紀以上前の昭和37年、新聞販売店連合会などの「働く少年をたたえる会」が建てた。高い台座に等身大のブロンズ。あまり人が行かない公園東南、繁みの中にある。たたえる会の会長は裏千家の千宗室さん。像の制作は日本を代表する彫刻家、朝倉響子さん。もう少し南へ行くと、有名な枝垂れ桜の近くの広場に音が出ないNHKのラジオ塔がある。

 

NHK京都放送局開局記念で昭和7年に出来た。高さ3・5㍍ほどか、J00Kの英字が見える。ラジオ体操、野球中継などあり、四角い塔の西面に野球を聴く人だかりの写真がはめ込まれている。戦中、資材供出があったが、京都放送局開局50周年の昭和57年、修復した。メーデーも、学生デモも、行進はラジオ塔まで~の呼びかけが懐かしい。塔回り、音は出ないけどベンチはある。新聞配達の少年、みんなで聴くラジオ…、昭和メディアは遠く~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 7日 (金)

脱ソース宣言のへんこ焼き

Img_8009

Img_8012

Img_8018

Img_8024

Img_8016

Img_8086

ああかな、こうかな、いや違う、やっぱり、こうや~と、考えに考えた末に出た答えは、脱ソース宣言のへんこ焼き。たこ焼きの「京都たこ壱」である。移動たこ焼きから始め、店を構え5年。京都から全国展開、目標は200店舗。たこ焼きへの想い、へんこ焼きにあり。

 

 むかしの平安京・朱雀大路、いまは千本通り。地元の人は、千北、千今、千中、千丸…と呼ぶ。お店は千中、千本と中立売通りが交差する北東かど。水上勉の「五番町夕霧楼」すっぽんの老舗「大市」が近い。まあ、西陣の中、庶民の町。子どものころ、よく千ぶらしたあたりでもある。新しい立ち飲み店の情報があり、探しているうち、このたこ焼き店だった。

 

看板が目立った。たこ焼き酒場、脱ソース・へんこ焼き、8はたこの日…。立ち飲み探しはまたにして、たこ酒場に入った。丸椅子3つ、前は壁。メニュー見ると、三つ折りの後ろにオーナーが脱ソース宣言のいきさつ。ソース、青のり、かつお節というたこ焼きの常識破りをあれこれ考えた結果という。福岡出身、立命館大卒、23歳で屋台引きからの開業、今、京都で4店舗という。注文はへんこ6個、う~ん、これが、脱ソースだすか?なるほど、へんこな焼きや~。

 

 真蛸、桜えび、出汁は工夫したオリジナルという。千中が本店で、JR円町駅近くの馬代通り、東福寺、新京極に出店がある。 ※ 写真右端は新京極店、オーナーが焼いている。

 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年9月 6日 (木)

京都観世会館で能楽鑑賞

Img_8036

Img_7981

Img_7983

Img_7985

Img_8034

それは、そうろとそうろと~である。静かに静かに~足が進んでいる。音はしない。稽古、稽古の歩き技というのか。運びの足元へと目を凝らした。床を滑るが如く、そうろとそうろと~である。日本の伝統芸能、能楽公演。京都観世会館の脇正面で、静かにそうろと見た。

 

 平成30年林定期能第4回である。能楽600年、林能も寛永2年(1625年)に始まり、代々続く。金剛、宝生、金春、喜多と並ぶ観世のシテ方流派の一つである。能面師のIさん購入のチケットで、観世会館へ一人行った。蹴上から流れる疎水べり、いま、日本画家・東山魁夷展開催の京近美の南である。客席2階もあり500席。4千円券、埋まっている。

 

 始まりは12時半の解説から。観阿弥、世阿弥の能楽は生活が舞台と話す。受付のチラシと演目解説を持って、公演を見た。舞台床下には大きな甕があり、ど~んと足を踏むと、それで反響が大きいと、前に聞いた。演目の能は二つ、歌占(うたうらない)と海士(あま)。合間に狂言と謡いに合わせて踊る仕舞。道明寺、船弁慶…8人登場、そうは終い?にならない。能の主役はシテ、脇役はワキ・ツレ…、鑑賞4時間、ハテ?、サテ?シテ~と見続けた。

 

 林能は昨年、第13世林喜右衛門氏が亡くなり、子息の林宗一郎氏(38)が跡目を継ぐ。9月1日の公演演目「海士」は、龍女になって成仏したことを示す舞い。父へ手向け、追善の意味と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 5日 (水)

京カレーのグリーンカレー

Img_7969

Img_7960

Img_7971

Img_7967

Img_7965

京カレー、どんなんやろう。メニューは2種類、チキンカレーとグリーンカレーやけど、グリーンカレーって、どんなんやろう。京野菜の万願寺唐辛子をベースって、書いてあるけど、それでグリーン色なんやろか?。まあ、あれこれ思わんと、兎に角、入った、入った。

 

 京都の四条通り、河原町の高島屋から西へ、新京極超えて、寺町へ出る角っこ。八坂神社の御旅所の隣の隣、表通りに黒板のチョーク書きで「京カレー」。今日もカレー、明日もカレーではない。コロッケでもない。京都冠の京カレーである。お店はビルの2階、狭く急やけど、急にトントンと上がった。店名は「nomad」(ノマド)、遊牧民、放浪の意味とか。

 

 あてもないぶら歩き、ぴったりの店。扉、そっと開けた。おおっ!砂漠~、ちゃうちゃう、冗談…。床フロアはツルツル、丸見えの厨房が美しい。女性店員2人もウツクシイ…。昼前、店内に客はまだいない。二人テーブル席、水とポテトが出て、注文のグリーンカレーが来た。これこれ、これが万願寺唐辛子の緑色…、ちょっと濃い。恋はステキ?またちゃう。具は鶏、葉っぱはスパイシー、ご飯は古代米入り。京カレー,はどうか。今日からアジア大会??。

 

 

 インドネシア開催のアジア大会は9月2日で終わり、日本は金メダル75個の史上2位。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 4日 (火)

現代アート展、センターって?展

Img_7910

Img_7903

Img_7904

Img_7896

Img_7895

Img_7906

Img_7907

Img_7883

発想が飛びまくる現代アートは八艘(八双)跳びのようである。庄野真代が歌う「飛んでイスタンブール」でなく、源平合戦の義経。壇ノ浦の戦いで、船から船へ、ホップ、ステップ、ジャンプと義経は八艘跳び。今は現代アート発想跳び。これは、洒落の発想跳びである。

 

現代アート作家、木内貴志さん。いま、京都の室町、元明倫小学校跡の京都芸術センターで、個展を開催している。展覧会のタイトルは「キウチ芸術センター展」。副題は~キウチ、ゲイセンで個展するってよ~。京都生まれ、成安造形大卒業して20年。ちょっと駄洒落て世の中を見る現代アート作品を発表し続ける。今回テーマは、センター、中心とは~である。

 

地下鉄東山駅で展覧会ポスターを見た。~ショッピングセンター、バッテッィングセンター、センター試験、センター争い、センター返し…、そもそもセンターって何だ!~と。この展覧会、何か面白そう~と行った。教室そのままの会場に入って、掛け軸、パネルに「中心」の透かし文字、センター試験のマークシートに自画像、グラウンドの中心に鳥居の遙拝所…、恵方巻の毎年の方向…、今一度、何でもセンターを考えようと、作品のはしばしに?。

 

 展覧会は入場無料、9月9日まで。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 3日 (月)

京博の明治古都館は片山東熊さん設計

Img_7714

Img_7730

Img_7728

Img_7720

Img_7716

Img_7712

そうか、この人が京博の建築・設計なのか。礼服に口髭、どこか威厳がある。明治の偉勲の一人、お名前は片山東熊さん。<かたやま・とうくま>と読む。山口県萩市出身、長州藩士の家に生まれ、高杉晋作の彰義隊、戊辰戦争も経験という。京博知るには、まず東熊さんから!。

 

片山さん、いや東さん~と言った方が馴染みいい。それ、くまる?くまらない?。東熊さんは宮内省内匠寮技師。東京駅設計の辰野金吾らとともに工部大学校の第一期生で、京博はじめ、東博などを設計した。京博は明治30年開館、レンガづくりで、国の重文。今は明治古都館の名称。改修計画があり閉館中だけど、この間、特別公開があって、館内へ入った。

 

特別公開は来年9月、京都で開催の国際博物館会議の1年前イベントの一環とか。町ぶらの流れで行って、館内マイクで知った。今の本館は5年前に出来た谷口吉生建築・設計の平成知新館。明治古都館は神護寺の国宝・鳥獣戯画展以来、閉まっており、入るのは3年ぶり。玄関から中央ホールへ、内部はギリシャ風、採光はよく考えてあり、最高?。説明の始まりは、立て看写真の東熊さんから~。東熊さんの設計図案、今も残り、くまることはない~と。


 ※ 京博は東山七条、三十三間堂前。特別公開は8月25日にあった。 ※ 国際博物館会議は来年25回で日本初開催。世界140か国加盟、会議には3千人参加、宝ヶ池の国際会議場中心に開催する。通称ICOM。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 2日 (日)

植物園の中の植物園

Img_7829

Img_7809

Img_7789

Img_7768

Img_7797

Img_7791

Img_7814

Img_7830

Img_7800

Img_7799

Img_7767

近づいて、腰を屈めて、マクロの写真撮り、一つまた一つ。みんな小さいけど、一生懸命に生きて、咲いている。それは可憐…、アンナ・カレーニナみたいにカレン。ロシアの文豪トルストイの長編小説は「アンナ・カレーニナ」。そんなカレンな?草花たちである。

 

 植物園の中の植物園、いつも行く京都府立植物園の生態植物園。園内15000㎡、国内の山野草1000種。慶応4年(1868)に開庁した京都府庁の開庁100年記念で出来た。不調でなく快調?と洒落たくなる。8月の終わりの平日、今はどんな山野草が咲いているのかなあ~と入った。鬱蒼とした森、分け入っても分け入っても…、山頭火気分である。

 

 園内は寒冷、温暖など地区ごと8ゾーン。右からか、左からか、足が行くとおりに。ツルの先に紫の花、何かな?そうか!ツリガネソウか。こっちはまだ夏やのにユキミバナ、池回りの紫はサワキキョウ、粒一つはタヌキマメ。花名の表示札があるとわかる。怖そうなキツネカミソリ、青いのにシロネ、雄花かオトコエン…。なんせ春夏秋冬1000種…、園内どこかで見て!見て!と咲いている。撮ったマクロ写真も見て見て!。まあ、見てえなあ~。

 

 ※ 写真が左からツリガネソウ、サワキキョウ、タヌキマメ…あとは???。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 1日 (土)

統計グラフのコンクール

Img_7874Img_7842Img_7855Img_7850Img_7859Img_7844

うん、うん…、そうか、そうか~。統計グラフで家庭が見える、生活が見える、世の中が見える~。小2児童のお父さんの怒った回数調べ、家庭が少し見える。片付けしない二つの弟君、1日で51回。お父さんが怒るのは、疲れている時、暑い時…、よく調べたねえ~。

 

 姉弟は6人、調べた本人、緑の棒グラフで49回、二番目に多いねえ。でも、お父さんは映画に連れてくれて、美味しいご飯を作ってくれるので、好きなんだって。まとめは~これからはあまり怒られないようにしようと思います~。京都府図書館入り口フロアの壁面、小学生から一般までの京都府主催の統計グラフコンクールの入選作。これはその一つである。

 

 壁面いっぱいの入選作、思い思いの統計結果が出ている。小3児童の「ニュースは何から入手する」は102人アンケート。分析の結果、TVは決まった時間、新聞は遅れる、ネットは都合のよい時、知りたいことがわかる。年代別、お爺さんは新聞、お母さんはテレビ、お父さんはネット。数字は的確に出ている。このほか、サッカー京都サンガの新聞掲載率?、新聞チラシの傾向?、女性の介護率、気温調べ冬が消える…、身近な統計は明日の時計?、羅針盤!。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »