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2018年7月

2018年7月31日 (火)

遠江・浜名湖SAでうなぎ

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はるばるきたで~はサブちゃんの函館なら、ここは、とうとうきたで~遠江である。琵琶湖の近江に対し、静岡は浜名湖の遠江(とおとうみ)。朝、名神から新名神、伊勢湾道から東名高速を乗り継いで、浜名湖SAへ。大きな湖が見える、うなぎの看板が見える~である。

 

 運転は大阪からUさん(6?)、車のナンバーは4141。人柄も、運転も良い良い。もう300㌔走って、ここへ来たなら昼はうなぎである。うなぎもマリアナ海峡で生まれ1千㌔旅して、成長する。今や、どこ産であろうと希少価値。浜名湖SAのうなぎ店の看板は~うまい鰻のうわさにうかれ うましうるわし遠江 浮き世のうさも うたかたに消え…~。

 

 いや、うまい。句もうまいし、うなぎも~と、SA内の店を探し歩いた。今年の夏の土用の丑の日は2回、うなぎ屋さんはウシウシ?。一の丑は7月20日、二の丑は8月1日、台風12号逆走の情報が出始めた頃で、一・五の丑?。アツアツ、焼きたて、持ち帰り…、値段はうなぎ丸々一匹の松5400円、4分の三の竹4300円、半分の梅3200円。これ、浜名湖産。ほかには~と、探して2160円の外国産。うなぎも、はるばる遠江!である。

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2018年7月30日 (月)

ハス、スイレン、池…ベストショットは?

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ベストショット一枚を選ぶとすれば、どれかなあ。暑い日差し避けて、葉の下のピンクのハスかな。いや、水面に浮かぶブルーのスイレン、アップ撮りがいいなあ。観覧温室池に映る夏の青い空と白い雲も捨てがたい。誰からも選んで!と言われてないけど、選んでみたい。

 

 まあ、よく行く京都府立植物園。行くとつい、これもあれも~と写真を撮る。撮ったのをパソコンに取り込み、お気に入りを点検、前へ後ろへクリック、これかな、あれかな~である。夏の花、ヒマワリあり、サルスベリあり、朝顔あり…だけど、ハスとスイレンを意識して撮ってみた。どう撮るか、違いを知り、1枚、2枚、3枚、なかなかしまいにならない。

 

 ハスの葉は丸く、団扇みたいに大きく、水滴は水玉になる。ハス科ハス属である。水面かから茎が伸びて、朝咲いて、昼には閉じる。写真撮り、はすに構えるのも一考かな。スイレンは葉に切り込みが入り、水面に浮かぶ。切り込み?怖くはない。熱帯スイレンの花色、ブルーあり、ピンクあり。スイレン科スイレン属。似ているようだけど、昼にも咲いて、種類により、夜にも咲く。ハスと仲間ではない。ベスト写真、どれかな~、まあ、見てえなあ~。

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2018年7月29日 (日)

碁盤目のかぎ型歩きの発見

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唐の長安の都を模した平安京、京都は今も昔のままの碁盤目である。思いついて、町ぶらかぎ型ウオーク。四条大宮を起点にして、烏丸御池へ向かって右へ、北へ、ジクザクジクザク…、帰りも四条河原町へ、ジクザクジクザク…、見つけたものは~である。

 

 堀川六角東入ルあたり、ガラスの飾り窓。看板は鹿島紋章工芸。〇に日の丸扇、〇に違い鷹の羽など家紋を手描きで繊細に描く。~手描きの繊細な美、知って~の見出しで、2001年の京都新聞記事が貼ってある。もう17年前、今は~と調べると、印刷紋が増えて、手描き紋は減少しているという。伝統の継承へ、工房見学の企画など、苦悩が悶々と続いていると。

 

 手描き家紋を知って、商標、意匠を気にしながら、かぎ型歩きを続けた。老舗の宇治茶「小山園」の紋は、〇に久、外国人向けにMARUKYU。烏丸御池ビルの南都銀行はNANTOでナント。1700年創業の呉服商「外与」の意匠は、〇の外でなく、〇の内に「外」。牛丼の吉野屋は、牛さんの顔。洒落は、もういいかな。串揚げのミライザカは、〇に未来坂。ラーメン「たか松」の提灯は、丸に違い鷹の羽で、ヘイ!カモン。色んな紋の発見、文句なし。

 

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2018年7月28日 (土)

ダイアナ妃購入の版画は猿沢池

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そうやったんや。あのダイアナ妃がお気に入りやったんや。今、京都伊勢丹7階の美術館で開催中の「新版画展~美しき日本の風景」会場に一枚の写真が展示してある。英国エジンバラ宮殿ダイアナ妃の執務室、奈良・猿沢池と瀬戸内海の版画2枚が壁に掛かっている。

 

 版画は明治から大正、昭和と活躍した風景画の第一人者、吉田博さんの作品。故ダイアナ妃は日本に三度来日したおり、買い求めたと言われる。吉田さん生誕140年の回顧展が昨年、新宿の美術館であり、紹介された。伊勢丹京都展では、川瀬巴水さんらの作品も展示されいるが、吉田さんの「猿沢の池」がポスターになった。ダイアナ効果、ダイアナことである?。

 

 作品は昭和8年(1933)吉田さん57歳の制作。福岡県久留米生まれ、10歳の頃から才あり~の評価。水彩、油彩、木版画を描き、海外でも作品展、「絵の鬼」と呼ばれた。新版画チャレンジ、色刷りは10度にも及ぶ。猿沢の池は関西へ旅行したおりの作品の一つ。興福寺の三重塔、池回りの柳が美しい。吉田版画購入、ダイアナ妃だけでない。アップル社のS・ジョブス、精神医学者・故フロイトらも求め、「世界の吉田」…、良し、良しである。

 

 京都伊勢丹展は8月1日まで。 ※ ダイアナ妃写真は昨年の新宿展HPから転載。

 

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2018年7月27日 (金)

「オーキャン」と「2018年問題」

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「オーキャン」と「2018年問題」って、ご存知だろうか。各大学は来春入試へ、オープンキャンパスの誘い。それ「オーキャン」。大学受験年齢の18歳が今年の2018年から減少に。大学は生き残りをかける。それが「2018年問題」。オー!大学、どうなるか。

 

 受験人口14万人、日本の大学でトップを走る近畿大学。総務部長・世耕石弘氏の講演を聴いた。テーマは「知と汗と涙の近代流コミニケション戦略」。スライド使い90分、年間100回、頼まれ講演があるという。知と汗の知は、血でなく戦略する知。近大はマグロばかりではない。ハマチもあると笑わす。いかに常識を破り、リリース発信するか~と話した。

 

 講演会場に大学案内を配った。開く、近大美女・美男図鑑が出てきた。定番の学長の挨拶はない。紙の願書はない。近大エコ出願で、ええ子に?~。これ、世耕語録でなく自作の洒落、上手ですみません。SNS発信、炎上するほど、反響あるという。「2018年問題」は、10年後の受験人口が今年か20万人減り、99万人に。世耕さん、今までの対策では通じないと。各大学はいま、あの手この手の「オーキャン」…、10年先まで開いていたい。

 

 全国で大学は国公立含め781校。今年の18歳受験人口は118万人。

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2018年7月26日 (木)

高校野球100回記念展

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よく見れば、足元は草履…、朝日新聞・村山社主の始球式である。ストライクだったかなあ。大正14年のあの時から高校野球は、今年の夏で第100回を迎える。京都高島屋でバット、ボールなどゆかりの品、新聞記事と写真を展示、昔と今が甦って、同時に出てきた。

 

 豊中、鳴尾…スコアボードのない時代、選手名は掲示板で場内一周。甲子園初期、スコアボードは貼り紙。広告は仁丹。銀さん屋根の応援席は丸亀の金毘羅大団扇、風通しよく、内輪もめなし。甲子園名物アルプス席の広告看板は、右から~強い優勝、シーアイのサルマタ~。中等野球から高校野球へ、カラーの大会ポスター。グリコは1粒で300㍍…懐かしい。

 

 名勝負は延長また延長、明石と中京は25回。写真みると、スコアボードは継ぎ足し2度、0が次第に小さく。延長コードどこまで?。延長再試合も数々。魚津VS徳商、三沢VS松山商…、いつも筋書のないドラマが待つ。名選手数々。京商の沢村がいる。投手で無安打無得点の早実・王がいる。今も現役、横浜の松坂がいる。大リーガーの田中、大谷がいる。敬遠・松井のバットもある。展示の最後に100回目新調の第3代優勝旗…、ああ~栄冠は~。

 

 京都高島屋の記念展は7月30日まで。

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2018年7月25日 (水)

背の高いロシアヒマワリ

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なんと背の高いことか。それに顔、あっち向いてホイ!こっち向いてホイ!である。太陽の動きに顔を向ける夏のヒマワリさん、ここのは好き好きに顔を向けている。京都府立植物園のヒマワリ花壇、ロシアヒマワリの皆さん。高いし、大きいし、重そう~それに、暑い!。

 

 朝のNHKラジオで、7月23日の誕生花はハスと聞いて、植物園へ行った。ハスは早起き、昼からは寝てしまうというので、午前11時頃着いたが、もうだいぶ、しぼんでいて、それなら~と、園の南東、噴水のある沈床花壇近くのヒマワリ花壇へ。整列するように40本ずつ2グループで計80本。みんなノッポ、一番高い北側のは、軽く3㍍は超えている。

 

ヒマワリは色んな種類があるけど、今年の植物園は、背が高いロシアヒマワリを揃えて、「高~い!」と見ごろ情報で紹介した。ヒマワリはロシアの国花。寒い国だけど19世紀にスペインから入って来て、食用油などに栽培している。背の高いの、真上の太陽に向いている。大きく重いの、地面に向いている。暑そうなの、葉のかげに隠れて、ハアハアしている。時間は正午、太陽は真上。ヒマワリの花言葉「私はあなただけを見つめる」。照れるなあ~。 

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2018年7月24日 (火)

屋号は「屋」なのか「家」なのか。

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屋号には〇〇屋の「屋」が多いけど、□□家の「家」もあって、ややこしい。それ、なんや!とくれば、それは洒落や~である。日々の出歩き業務?、これなんや!と思う発見よくある。「屋」なのか「家」なのか、店の屋号がやや、気になり、デジカメ持って見て歩いた。

 

 ウエブ検索すると、屋号家号とは、一門・一家の特徴を基に付けた称号、企業やお店の名称を屋号と呼ぶ~と出てきた。そうややこしいことはない。新京極で、杖の「つえ屋」みて、近くで和傘の老舗「和傘屋」。三条御幸町あたりで、店前に草鞋を置き「ここら屋」。屋号はここらで一服と洒落る。どこだったか「魚酒屋」の「UZAKAYA」は、ややこしい。

 

 祇園会館南に漬物屋さん、お茶漬けで「ぶぶ家」。ここは「屋」やない。牛丼の「吉野家」と「すき家」も「家」や。ええっと、ちょっとまちや。「松屋」は「屋」やでえ。そうや、歌舞伎はどうや。成田ヤア~、成駒ヤア~、音羽ヤア~のヤは「屋」やなあ。池波正太郎書く鬼平犯科帳、剣客商売に出てくる越後屋、加賀屋、近江屋はやっぱり「屋」。それと忘れたらあかん。JR大津駅前、スタンド「林屋」は「屋」。祝開店9年、ヤンヤ、ヤンヤ!。

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2018年7月23日 (月)

どれだけ高いか、気になる気温

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この暑さ、こうも毎日続くと、感覚が変になっている。京都の気温39・8度。全国で最高と出ると、やったあ~。気温38度以上が連続7日間は明治15年の気象台開設以来、初めて。これは凄~い。今日は37度台、全国5番目。な~んや、低かった~と思ってしまう。

 

 南国・宮崎の知人からショートメールが届いた。~出歩き取材、熱中症にご注意。宮崎は最高気温せいぜい32度か33度。太平洋が近いからでしょうか~と。愛媛の知人はライン。~あじあじでんなあ。ご自愛くだされ~とスタンプ入り。塩飴なめて36度の2日間ゴルフ、94が2回出たと報告付き。お互い足の長さが悩みだったライバル、暑さのせいか、変や?。

 

 1200年続く盆地の京都、夏は暑く、冬は寒く~だけど、熱中症が相次ぎ、気象台は命に関わる危険な暑さと注意する。高校野球地方大会の日程変更、祇園祭の花笠巡行は取りやめ。毎日の出歩き、それでも、かっぱえびせん?で行く。どう暑いのか、デジカメ撮り。四条大橋を渡る人、JR山科駅の雲、電車のシャッターと太陽、忙しい救急車、広がる青い海のいいちこポスター…、夏はいつまで?、今日の気温は何度?、全国で何番目?と気になる。


※ 7月22日の京都は38・2度で、9日間連続猛暑日を記録。

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2018年7月22日 (日)

その一句…、法然さん、良寛さん、山頭火

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今月はどんな言葉が掛かっているのかなあ。月替わり、気になるお寺の伝導掲示板がある。浄土宗知恩院の末寺、天性寺。京都の寺町三条から北へ100㍍、画廊、古書店の多い商店街の中にある。法然さんの教えと並んで、良寛さん、山頭火の句が出て、心がほっこりする。

 

お寺の門前の伝道板、大きくてよく目立つ。高さ4㍍、幅3㍍で、屋根付きである。毎月の言葉は、大きな模造紙に2枚、ベニヤ板にピン止めしてある。気になり出して、もう一年になる。河原町通りから本能寺境内を抜け、寺町通りへ出て、南へ下がって天性寺である。門前、近くの交番のバイク置き場を兼ねている。境内、喧騒から静寂へ、春先に木蓮が咲く。

 

7月の伝道板は種田山頭火が出ている。「風は初夏の そっそうとして 歩け」。6月も山頭火。「雨にうたれて よみがへったか 人も草も」。編み笠と杖、旅する山頭火、自然の中で自分を鼓舞するように。田植え始まった5月は良寛さん。「青田涼しく 風わたるなり」。風景が浮かびあがってくる。天性寺の正式名は、曼茶羅山當麻院。「人柄はその一言にあらわれる」「心の弦 張りすぎず ゆるすぎず」は法然さんの教え、これも放念しないように?。

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2018年7月21日 (土)

まぐろが行く、ハモが行く、白焼きが行く…

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マグロが行く、アジもイワシも行く、玉子も行く…、回転寿司がサラの皿に握りを乗せて、祇園祭の山鉾巡行の如く行く。トロ、とろうかな?玉子、たまにどうかな。アジ、味は?、イワシやイワシ…、何度も言わしないな。洒落、定番やなあ。まあ、とりねえ、くいねえ~。

 

 大阪堺に本社がある大起水産の回転寿司の河原町三条店が開店した。大阪、兵庫、奈良、和歌山…京都ではタワーサンド、伏見店に次いで3店目、近畿では34店目。河原町と新京極の間の三条通り。開店からまだ1か月ほどかな。祇園祭前祭り、市役所前観覧席で巡行を見終わって、開店は知っていたし、昼も過ぎて、近くなので、どう回転しているか、入った。

 

 満席の1階カウンター、お1人でしたら!と真ん中へ座った。お茶でスタンバイ。まぐろの食べ比べが来た。2貫400円、まずはこれや。食べ比べ、そりゃあ、とろや。金目鯛、よう回っているなあ。1貫500円、目が出ても手が出ん?。ハモの落とし…祇園祭は鱧祭り、今はこれや、これ!。両隣のお二人さん、知ってるんかな?日本海の高級魚「方方」…、1か所からきた?。白焼きウナギ、火曜でも土用。特大穴子500円、今度や、待っててや。

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2018年7月20日 (金)

祇園祭、太子山の太子と胴掛け

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白い装束の聖徳太子が左手に扇、右手に斧を持つ。太子、16歳。大阪の四天王寺建立で、山へ良材を探し入った姿という。胴掛けは243年ぶり新調。日本とベトナムの職人が10年かけて縫い上げた孔雀絵などの刺繍という。祇園祭の太子山、どう書けばである。

 

 巡行前の日の朝だった。起きる前、寝ながらNHKのまいあさラジオを聴いていたら~である。全国各地の便りを話すコーナー。京都の清水さんが~へえ、おおきにどす~と京都弁で話し出した。今年の祇園祭の見どころ、太子山胴掛け新調の話が興味深い。その日が宵山、まだ明るいうちに会所へ行き、次の日は京都市役所前の観覧席で巡行、二日続けて太子山をまじかに見た。

 

 太子山の会所、山と鉾が集中する四条室町界わいの鉾の辻からずいぶん離れている。高辻通り油小路上ル。会所はむかし、漢方薬・奇応丸販売の商家で、真ん中に祭壇があり、新調の胴掛けなども展示してあったが、太子は厨子の中だし、刺繍も細部まではよく見えずだった。巡行当日、鶏鉾の次、長刀鉾から10番目に来た。太子が山で見つけた良材、杉を立てて山が行く。真新しい孔雀刺繍の胴掛け、山に立つ若い太子、どちらもよく見えた。たいしたもんや!。

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2018年7月19日 (木)

祇園祭前祭りの巡行、ぜんぶ見た。

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豪華絢爛、重さ12㌧の鉾が左へ、左へ、ギシリ、ギシリ…。竹皮を車輪に敷いて、掛け声はエンヤラヤ…、時計と反対回り、動くたびに沿道から拍手が起こる。京都で1200年続く祇園祭、巡行鉾の辻回し。市役所前の観覧席で、前祭り23基の巡行、ぜ~んぶ見た。

 

 去年は沿道で立って見て、今年は観覧席で座って見た。2時間30分、気温38度…長かった、暑かった。いつも先頭は長刀鉾、威風堂々と来た。鉾の上は屋根方さん。落ちなや、水飲みや。くじ引き一番の巡行は蟷螂山。カマキリが羽をバタバタ揺らし、見せて、魅せる。函谷鉾、高さ20㍍の鉾頭へデジカメのズームアップ。山に月が出て~函谷関のものならず~。

 

 芦刈山の前掛けはライオン、見送りは鶴3羽…、京都の日本画家・山口華楊が描いている。次から次へ登場の鉾と山。胴掛け、見送り…、梅原龍三郎、上村松篁、平山郁夫…、動く美術館ここにあり。鉾の車輪は大きい。観覧席の真ん前、引きての頭を超す。綾笠鉾の前触れは赤い日傘、傘の下の歩きはいいなあ。放下鉾まで2時間余、屋根なし観覧席は1人抜け、2人抜け…ガラン。放下鉾も、ほうか、ほうか~。巡行の最後は船形の船鉾、舳先に金の鳥、手引き書見たら、益ヘンに鳥で、ゲキ。終わりのトリは、劇的?。 

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2018年7月18日 (水)

写真見て、ここはどこでしょう?

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 さて、さて、ここはどこでしょう。同じ場所に立ってのデジカメ撮り。北に南に東に西にカチャッ、カチャッ、カチャッ…。ヒント?、ビルの4階くらいの高さかな。屋根はない。風もない。気温は38・7度。太陽カアッ、流行りの暑さ、半端ない。さあ、どこでしょう。

 

 デジカメで南撮り。赤いサボテンみたいな彫刻?ああ~あれは9代清水六兵衛さんの作品。岡崎の複合施設「みやこメッセ」にも似たんがある。まあ、新しい京都の彫刻モニュメント。その向こうの黒いビル?そやねえ。デジカメで引いて、アップしよう。う~ん、マンションかな。今度調べておこう。写ってないけど、ビルはJR在来線と新幹線の向こうかな。

 

 北側はタンク?黄色、ピンク、青の三色やねえ。これも現代アートちゃうかな。その向こう?アップして、ろうそくタワー。高さ131㍍の京都タワー。東側は大屋根があって、空洞、真下は人、人、人…、デジカメを思い切りひいて2、3百㍍先はチャペルかなあ。反対側の西は171段の大階段、怪談?怖い。ガラスに38度の太陽照りかえって、眩しい。どこ?わかりましたか。そう京都駅ビル、大階段前の室町小路広場でした。ちゃん、ちゃん!。

 

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2018年7月17日 (火)

祇園祭り、大船鉾の龍頭

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あの龍あって、この龍なのか?この龍あって、あの龍なのか?。祇園祭りさなか、大丸京都店1階飾り窓に相前後して、二つの龍頭の展示があった。最初は150年ぶりに復活した大船鉾の新しい龍頭、次は大丸創業の下村家が瀧尾神社(東山区)に奉納の古い龍頭である。

 

大船鉾の舳先を飾る新しい龍頭は長さ2㍍、220㌧。展示のガラス越し、怖そうやけど、どこか剽軽、いい顔をしている。滋賀県米原市、木彫りの里・上丹生の仏像彫刻家、森哲荘さん(71)と二人の息子さんで制作した。大船鉾が150年ぶり復活巡行した2年後、2016年にデビュー。舳先飾りは金幣と隔年ごと、今年は2度目のお披露目となる。

 

この龍頭づくりで、森さん親子が参考にしたのが、瀧尾神社に代々、伝わる長さ8㍍もの龍。大船鉾のむかしの龍頭は当代きっての彫刻家・九山新之丞の作で、天明の火事で焼失したが、瀧尾神社の龍はその息子、九山新太郎作で、焼けた龍と兄弟では~と言われる。JR醒ヶ井駅降り、上丹生の森工房へ行ったことがある。そこで制作された龍頭と、展示替えの古い龍頭、大丸へ二度行って、感慨深く見た。大船鉾は後祭り巡行、殿のトリで龍と出る?。

 

 森哲荘さんは、大船鉾の龍頭制作したことで、九山新之丞の名跡を引き継いだ。龍頭は今は木地のままだが、金漆塗りの計画が進んでいる。 ※ 龍頭と隔年で舳先飾りの金箔御幣は消失を免れ、往時のものである。 ※ 瀧尾神社は東福寺のある伏見街道沿いにあり、呉服商から大丸創業の下村家の守り神、昔から関わりが深い。

 

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2018年7月16日 (月)

3回目の移転、店舗拡大…担担麺「胡」

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黒ごまあり、チーズあり、あんかけあり~担担麵のメニュー色々あって、汁なし~もある。辛さ具合はどうか。ノーマルに始まり、1辛、2辛、3辛ときて、辛さあっての担担麺なのに「辛さ抜き」まである。好みは人それぞれ、お客さん本位、どうぞお好み次第で~という。

 

開店から10年で三度の移転、店舗拡大の担担麺「胡」さん。京都山科の国道1号、京薬大前に始まり、ドア開けて即カウンターの山科京極店、そして今である。外環状線から西へ200㍍の国道1号、3階建てビル1階の店舗。カウンターだけやない。奥にテーブル席が出来た。店員さん増え、メニューも増えた。人気の唐揚げに杏仁豆腐、プリンなども~。

 

「胡」の看板、「胡」の幟…よく目立つビル正面、その東側が入り口。移転開店は前々から知っていたが、全身もみほぐし「リラクル」へ行ったおり、近くなので入店した。狭かった山科京極店以来、1年半ぶり。店は大きく明るくなった。客本位営業、客の支持が増えてか。店前のお茶サービスは昔のまま、鉢底の肉メンチすくえる穴あきレンゲ、これは新サービス。注文したのは、西京味噌の野菜担担麵。野菜は5種。ヘルシー客、好みにピッタリ!。

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2018年7月15日 (日)

京近美のロビー作品は、英国のロング

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今更ながら、そういうことだったのか~と見つめ直した。西の壁に「泥の円」、向かいあう50㍍先の東の壁には「滝の線」。京都岡崎の京近美、左奥の1階ロビーに英国の造形画家、リチャード・ロングの作品がある。あの時、泥でドローイングして、その時のままという。

 

 京近美へ行くと、3階の企画展と4階の常設展見て、1階に降りてロビーで、疎水べりの緑を見て、まあ、鑑賞の余韻である。ロビーの大きな壁絵も、現代アート作品とは、承知していたが、だれが、いつ、どう描いたか?までは~だった。横山大観展へ行って、4階ロビーに館所蔵の作品の手作り手引き書があり、開いてみて、壁絵はロング作品とわかった。

 

 京近美は1996年、世田谷美術館に続きロング展を開催した。「山行水行」ー、自然と人間をテーマとするロングの日本初の個展だった。京近美へ来たロングは、このおり、この2作品を現場で制作、近美に寄贈した。1階降りて、そうか、これがロングか~と、改めて、西で東で、壁面を眺めた。絵の具の飛び散り、どこか自然への畏敬、神秘的に感じる。素材は陶器に適した滋賀県信楽の土という。あれから22年、これからもロングロングであろう?。

 

 リチャード・ロングは1945年、イギリス生まれ。大地をキャンパスに作品を制作するランド・アートの代表的な美術家。’76年ベネチア・ビエンナーレで英国を代表して国際的に注目を浴びる。’89年英国で権威のターナー賞を受賞。09年、世界文化賞受賞している。 ※ 京近美の作品、素材はロングが選んだ信楽の土で、土なのに乾いても剥落していない。

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2018年7月14日 (土)

京ことばシリーズ「いっかど」

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「ほめ言葉」にも色々ある。センスがある、頑張ったなあ~どうほめるかだけど、その一つに「いっかど」がある。~いっかどのもんになったなあ~は、同じほめ言葉でも、努力の積み重ね、汗と涙を感じる。京中信の京ことばシリーズで、ちょっと知りーず?である。

 

 信用金庫預金高で日本一の京都中信は、四条烏丸西入ルに本店を構える。京の老舗店、親から子へ、子から孫へ、一子相伝の姿を写真と京ことばで紹介する。支店にもポスター貼ってあるけど、本店前へ行った。祇園祭り鉾建て、本店前は中信支援の函谷鉾、四条通りの向かいは月鉾、烏丸通り東は長刀鉾、釘を使わない縄縛りは職人ワザ、いっかどのもんである。

 

 ♪~はるばる来たで~♪はサブちゃんの函館。ここは1200年伝統の鉾建て。カーブしたらあかん、真っすぐ建てんと。いや、ほんで、本題は、中信ポスターの「いっかど」。文化功労者の陶芸家今井政之さんと息子さん、お孫さん。同じ釜で作陶しても、三人三様、作品は個性があって、いっかどである。今井さんは~まだ道半ば、いっかどのもんと言われるように努力せんと~と言う。数々の賞を得てなお、このことば、いっかどのもんである。

 

 今井政之さん、1930年、大阪生まれ、広島・竹原で陶芸の道進み、京都に移り、楠部弥一の指示、清水焼団地の工房で、苔泥彩とよばれる独特の技法を生みだす。花や魚の模様を象嵌する技法の第一人者。海外で高い評価。日展顧問。

 

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2018年7月13日 (金)

平安神宮、名勝神苑を行く

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時代祭り、川端康成「古都」、桓武天皇を祀る平安神宮の神苑へ行った。明治28年創建、古そうで新しい。神苑は甲子園球場の倍の倍…広さ1万坪、国指定の名勝である。拝観料は600円。梅雨明け一番、南苑から入り、西苑、中苑、東苑と回って、何を見たか~である。

 

 南苑には源氏物語葵の巻に登場のフタバ葵。その一節~かざしける心に徒に…~である。古今和歌集、枕草紙に書かれたキキョウなど草木180種…解説付きで植わる。春の七草の一つ、大根の「須々代」もある。首が2本にゅっと、涼しかろう?。なぜか、日本で最古の電車、チンチン電車の展示。なんで?走り始めが明治28年、平安神宮創建と同期生だった。

 

 西苑の白虎池は、2千株の名物・花菖蒲。咲き終わって、先っぽの丸い実が今の見どころ。中苑の蒼龍池には臥龍橋。三条大橋、五条大橋の古い脚柱を使っている。龍の如くクネクネ、渡っていると、雷もゴロゴロ。東苑は日本画家・竹内栖鳳の栖鳳池。御所移築の橋殿と尚美館…、そうだ!JR東海、紅枝垂れコンサートの舞台。斜めに伸びる松、幹ねじれて、どこで屈折したのか。見上げた曇り空に松ぼっくり点々、写真になる。鴛鴦スイスイ…、先頭は雌、雄が追随…、時代かなあ。

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2018年7月12日 (木)

山科ワイン酒場は「コティーナ」

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場所柄、あうのかなあ。餃子の王将と眠眠があって、居酒屋ももじろうに昼呑みの山科酒場…、それに散髪屋さん、松屋、金券ショップの東海…、そこに颯爽と山科ワイン酒場「コティーナ」登場である。JR山科駅前から1分、浜大津行き京阪の踏切渡って、すぐである。

 

 前はずっと昔からの喫茶店「若林」さん。そこが半年ほど前から昼から入れるワイン店になった。地下鉄、バス、JR、京阪…山科は京都の東の拠点になって、駅前は年々、店の変化が激しい。帰りのバス待ち、おでん、串カツなどちょい飲み兼ねて、あの店、この店だけど、「コティーナ」という店名が、いっぺん、こっちにきいな~みたいで、それじゃ!と行ってみた。

 

 ワインは嫌いでない。昔の喫茶店とは様変わり。コの字型にカウンター。上にワイングラスが逆さ吊り。ワイン色のシャツは女学生バイトさん、ガールズバーみたいに喋る。メニューの品揃え、時代の先端を行っている。大根のボルチーニ茸クリームソースとポルトガルの白ワインのペアリングで690円。安いがな。店の地階は、焼き鯖ランチが500円の山科酒場、安さは場所柄かな。こんにゃくと赤ワインのペアも。まあ、こっちにきいな~である。

 ※ 「コティーナ」はイタリア語で料理の意。

 

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2018年7月11日 (水)

赤いひみつ、青いひみつ

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滋賀県信楽、ミホ・ミュージアムへ来て、長いトンネルの先の展覧会は夏休みスペシャル企画「赤と青のひみつ」だった。ひみつはアッコちゃんにもあって、色の赤にも、青にもあった。どんな「ひ・み・つ」があったのだろう。動なる赤、静なる青…その動静を見てみよう?。

 

 赤と青の内覧会、京都駅八条口からシャトルバスで1時間。着いて、会場までトンネル超えのカートがあっても乗らずに歩く。写真撮り、トンネルの明暗がいい。暗く入って、明るく出る。何か明日があるような。名物のつり橋を渡って、会場である。展覧会、赤色の代表は日本のみみずく土偶、紀元前生まれ、今年で3300歳、子ども向け鑑賞にわかりやすい。

 

 赤のひみつ?赤い石を砕いて、粉にしたり、粘土にしたり。青色の代表はエジプトからペスの神様、2500歳。青なのにあかんべえ~と舌を出すのはアカン?。青のひみつ、あかさないそうな?。赤の二番手は伊藤若沖の達磨、まだ200歳と若い。真っ赤な僧衣は絵の裏側から岩絵の具をゴシゴシ重ねて塗り。それが、赤達磨のひみつ。青のNO2はイタリアからきたお魚さん、100歳。コバルトブルー、歌は♪~ブルーブルーシャトー~♪。

 

 展覧会は8月26日まで。

 

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2018年7月10日 (火)

寿~把~屏~風=スーパービョ~ブ

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いま、京都は~コンコンチキチン~こんにちは!である。ハイライトの山鉾巡行をメーンに7月1日から各種行事、1か月間に及ぶ。四条通り商店街はずっと~コンチキチン、コンチキチン~のお囃子メロディーが流れ、団子串刺し提灯がぶら下がって、高島屋である。

 

 竹を敷いて、鉾の辻回しがある四条河原町。高島屋の1階は毎年「祇園祭なう」を祭る。今年のアート祭りは屏風と山鉾のコラボ。山科へ帰るバス、四条河原町からなので、高島屋通過のおり、毎日のように見る。屏風は6曲1双。屏風に宵山の提灯、長刀鉾など祇園祭り絵図が貼り付けてある。坊主が屏風に上手に坊主の~何度言えるかな。やって、ミルク?。

 

 屏風と山鉾コラボ、半端ない。提供は大迫さんでなく、京都永楽屋14世・細辻伊兵衛さん。イエイエ、へえ。車輪が重量挙げのバーベルのような永楽通宝。110番通報でなくて、江戸の貨幣。提灯は眼鏡絵の伊兵衛さん。手ぬぐいデザインなど和モノを販売する。屏風は名付けて、寿(ことほ)ぎ把(つか)む「スーパー屏風」。鉾の車輪は貨幣がクルクル回り、儲かる、儲かる~。そらあ、ええこっちゃけど、ここはスーパーとちゃう。デパートですたい?。

 

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2018年7月 9日 (月)

ウナギ、ウナギしてきて~

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どうも世の中、ウナギ、ウナギしてきた。集中豪雨すんで、梅雨が明け…、真夏日、猛暑日…酷暑の夏が来る。栄養補給、ビタミンBのウナギ、土用の丑の日が近い。京料理の美濃吉はうな重、うなぎ専門の江戸川は櫃まむし、コンビニも国産かば焼き予約受付中である。

 

 本屋へ行ったら、またウナギである。京都八条口イオンの大垣書店で、SF作家・倉田タカシ著「うなぎばか」と加藤元著「うなぎ女子」が並んでいる。ちょいと立ち読み。倉田さんの1頁目、鰻屋さんに生まれた主人公、2歳の時に「鰻」の漢字が書けた~というくだりから始まる。そんなバナナ?と思わすSF短編小説、うなぎが絶滅したら~の世の中を書く。

 

 こうもウナギ、ウナギしてくると~である。スマホで調べて、明治維新150年記念で岩倉具視隠棲の京都の奥座敷へ行った。出町柳始発の叡電、岩倉と木野駅の間にある「洛北・松乃鰻寮」。食べログ4点台、高そうな店である。まあ、思い付き、思い切りで行った。竹林の中、石畳の奥、白い暖簾は「鰻」の一文字。お店の子は2歳で覚えた?。肝、柳川、かば焼き…ウナギ、ウナギして出てきた。九州産のウナギ。旨かった?ウン、高かった!。

 

 今年の土用の丑の日は7月20日と8月1日で、「二の丑」。土用は秋分の日の18日前で、干支の丑が今年はその間に二度ある。 ※ 「松乃鰻」は南座から東へ4軒目にもあり、ここが昔からある本店。

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2018年7月 8日 (日)

ベンチャー企業~杖だけっ~

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ある、ある…、何がある。杖がある。1本、10本、100本…、一杯ある。アルミ、木製、花柄…、色んな種類の杖が一杯ある。百本、千本、1万本…、杖また杖、杖しかない杖のデパート。なんでそんなにあるのか。答えは、杖だけを売る「つえ屋」さんだから…。

 

 京都の新京極三条下ル、金の唐揚げ「金から」の向かい側である。店前からズラリ、つえや!。ローマ字で「tu e-ya」。英語で言うところのStickのステッキ。素敵って?いや、いや、そんなあ~。この「つえ屋」さん、2006年創業の京都発ベンチャー。京都4店舗、東京5店舗、海外にも出店、~竿だけえっ~に代わって~杖だけえっ~と伸びる。

 

 社長の坂野寛さん(53)はNHKTVの「ごご生」に生出演など、杖だけ稼業でメディア受け。なんせ、あんな杖、こんな杖で9千種類という。発光ダイオードのLED杖、座頭市の仕込み杖、折り畳みの2段式…、値段も5千円から35万円…、訪問販売にネット販売、敬老の日お祝い記念販売…、転ばぬ先の杖で売り込む。都はるみ歌う「夫婦坂」は♪~この坂を越えたなら…、杖になってね、抱いてね~♪。高齢者社会恒例の杖は、こうれ、こうれ?!。

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2018年7月 7日 (土)

増水・濁流の鴨川を行く

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雨は嫌いではない。だから、あまり傘は持って出ない。春雨で濡れ行く竹中半平太、気持ちはわかる。作家の室生犀星、エッセイストの辰野隆も雨好きという。サマセット・モームの「雨」もいい。上田秋成の「雨月物語」もいい。でも、あまり降りすぎると、辛い、怖い。

 

 集中豪雨はかなわん。むかし、絶対の権力者、怖いものなしの白河法皇は、我が意に染まぬものにサイコロの目と、叡山の僧兵と、鴨川を挙げた。増水、濁流の鴨川である。梅雨前線停滞、警報が相次ぐ京都。一日一度の町ぶら、雨が降っても出る。七条大橋から鴨川の左岸を北へ北へ上がった。京阪電車は地下へ入った川端通り、五条大橋から南座の四条大橋へ。

 

 増水で立入禁止の看板、河川敷へは降りられない。桜、楓の植わる遊歩道を行く。小やみだけど、茶色に濁った川、流れが激しい。上流からの雑木が流れている。京都府警のお巡りさん、橋の上にパトカー止めて、水位点検、警戒に来ている。河川敷の石段に鴨がいる。急流をじっと見ている。岸べ、アオサギもいる。マンボウー!の鵜もいる。鳩も雀も鴉もおとなしい。鳥、みんな、こまどり姉妹?。雨は子づれ狼の大五郎、シトシトピッチャンがいい。


 ※ 写真は7月5日午後2時半~3時

 

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2018年7月 6日 (金)

絵の中に大観の人生あり

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茨城県五浦(いずら)での釣りを思い起しての作品だろうか。崖から太平洋へ釣り糸を垂れている。その日、その日に食べる生活の釣りだったという。竿がしなって、鯛が跳ね上がっている。「お~い、釣れたぞ」と、声が聞こえてきそうな、大観描く墨絵「漁夫」である。

 

 奇想天外の日本画家・横山大観展は、京都近美で後期開催に入った。夜桜、紅葉に入れ替わって、群青富士と秋色の登場である。後期入り初日、入館する前、夜桜に代わる鹿を描いた秋色の看板を見ていると、年配の女性から~旦那さん、写真を~とスマホを差し出された。旦那さん!と言われれば~である。看板絵の鹿を2頭を入れて1枚、しかと撮れたかなあ?。

 

 美術館南、疎水側看板の「漁夫」は昭和21年3月の作品。部分アップしてある。会場内のビデオ見て、岡倉天心師事して、美術院独立して五浦の日々、絵が売れず、苦しかった時代があったと。「漁夫」は戦後、その思い出をさりげなくか。大観さん生存ならば、今年150歳。展示作品は明治、大正、昭和の順で並ぶ。屈原あり、無我あり、富士あり、ナイヤガラと万里の長城あり、生々流転あり…、朦朧体、片ぼかし…、絵の中に大観その人あり。

 

 後期入り前、6月24日、NHK日曜美術館で東京近美展の大観展の再放送があり、上の大観写真などはその放送からデジカメで撮った。 ※ 大観展は7月22日まで。

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2018年7月 5日 (木)

京都駅八条口に宇良がいる

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宇良が土俵で腰を落とし、仕切っている。大相撲、小兵力士の宇良である。表でも裏でもない正真正銘の宇良、多彩な技で人気がある。取ったり、居ぞり、けたぐり…、わざわざ言わずともよいほど技あり。JR京都駅中央口から八条口側へ降りる階段、写真の宇良である。

 

京都府立鳥羽高校で相撲部、関西学院大学から角界入り。幕内まで上がったが、右ひざの大けがで休場、今、幕下まで下がって、復帰が待たれる。レーザ、タッチパネル、ロボット…地元のハイテク企業、片岡製作所が、宇良の技を応援して、自社の技をPRしている。会社は高校野球100年、第1回優勝の京都二中が前身の鳥羽高校がある京都市南区が本社。

 

宇良写真の片岡製作所広告は、裏表がないせいか、よく目立つ。つい、山本リンダ歌う♪~うらら、うらら、うらうらよ~♪を思ってしまう。鹿しかない?ことはない奈良行きの近鉄京都駅横を通って、八条口側である。上りエスカレーターと並行して、真正面に宇良である。裏からは見えない。お茶漬けの永谷園の広告が隣りあって、人気力士・遠藤がいる。チャッ、チャッ、チャッと応援が多い。~世界が土俵、技術の片岡、技の宇良~、ガンバレ!。

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2018年7月 4日 (水)

ユーモア、センスの判じ絵

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鈴の絵に目が描いてある。これで、なんと読むか。さあ、頭を柔らかくして、考えてみよう。わかったかな!。鈴が鳴って、チンチロリン。それはサイコロ博打やんか。頭がまだ堅い、堅い。絵のとおり、素直に読んで、答えは「すずめ」。絵を読み解くナゾナゾである。

 

 江戸のむかし、こんな絵遊びが、流行ったという。太鼓の中を消して描いて「い」抜きのタコ。丹の字を八つ並べて、丹波。猫を逆さまに描いて「こね」と読ませ、上に歯を重ねて、箱根。描く方も、見る方も、センスがいる、ユーモアがいる。京都岡崎、京都会館改め、50億円の名前代で、ロームシアター京都南側、疎水べりの細見美術館で「判じ絵」展である。

 

 辞書によると「判じる」とは、サ行下一段活用形で、判断する。英語で言うところのジャッジ。細見美術館入り口で、入館チケットに代わる「ホ」の字の入館証を衣服に貼って、ホオッ!と1階から地下1階、2階へ、判じ絵100点。その一端を紹介すると、象と金太郎で、ぞうきん(雑巾)。顔のほうに蝶々が止まり、ほうちょう(包丁)。釜を切って、カマキリ。矢を負ぶってお守りして、ヤモリ。ガラスの中の絵を判じて、頭の体操イチニイサン!。

 

 細見美術館の江戸のなぞなぞ判じ絵展が819日まで。

 

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2018年7月 3日 (火)

小道具~この紋所、目に入らぬか~の印籠

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無い~ということは無い。有る。なんでも有る。無ければ、探して見つけるか、本物どおりに創り、注文に応える。映画、テレビ、舞台…小道具の調達100年。京都・太秦の高津(こうづ)商会、頼まれて、無い!と言えない商いである。節目の小道具展、見に行った。

 

 京都新聞に展覧会開催の記事が載った。映画、演劇が好きな記者の取材か、詳しい。見に行きたくなる。日銀の旧京都支店跡の会場、写真撮り兼ねて、二度行った。市川歌右衛門、旗本退屈男がいる。~この額の、三日月傷に覚えはないか~。小道具は、雲竜の蒔絵を施した刀の鞘と印籠。~この印籠、紋所が目に入らぬか~。水戸黄門さん証明の印籠は三つ葉葵。

 

いや、懐かしい。映画で、テレビで…、覚えている。そうか、これが映っていたんか。NHK朝ドラ、朝が来た~のそろばん、パチパチさんがある。五つ玉、上は二つ玉…、そろばんの発祥は大津なので、大津そろばんかなあ。座頭市の仕込み杖、必殺・中村主水の十手、刀に鎧…時代劇は何でも…勿論、千両箱も。勿論、見るだけ。明治、大正、昭和のちゃぶ台、蓄音機、黒電話…、平成??、今の今、W杯の優勝トロフィーがある。だから、何でも有る。

 

 高津商会創業100年、今は4代目社長。京都府宇治田原町に倉庫、刀だけでも1万本。京都文化博物館別館での展覧会は7月1日で終わった。

 

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2018年7月 2日 (月)

図書館で読書する少女像

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素足をスカートから出して、思い切り足を組み、肩だしシャツで、リラックスしている。髪が真横になびいて、涼しそう。夏休みの戸外かな。腕はがっちり、顔はふっくら、元気そう。どこの女の子だろう。これも、二宮金次郎さんVSの、現代ふう読書スタイルだろうか。

 

 平安神宮、朱の大鳥居前の京都府立図書館、1階から螺旋階段を降りて、地階東の窓側閲覧コーナー。窓の向こう、砂利を敷いた半円形の広場にこの彫刻像である。少女がコンクリートの台座に腰を掛けて、本を開いている。職員さん以外、そこへは行けない。ノンフィクション作家、青木富貴子さんの著作を読みに行き、この子はだ~れ、だれでしょね…である。

 

 館入る前、薪を背中に本を読む二宮金次郎像を見た。スマホのない時代の立ち読み歩き、お咎めはなかった。昭和15年、紀元2600年記念で、京都書籍雑誌協会が文展彫刻作家に依頼して建てた。館敷地の南側は吉田松陰の詩碑、北側に金次郎像、館内にこの少女像である。図書館HP検索して、分からないので、職員さんに窓の向こうを指さし、あの子は?と聞くと、その場で検索して「抜水政人作、木漏れ日です」と。検索調べ、どこでこぼれたのか?。

 

 抜水さんは京都彫刻家協会所属、阪神タイガースの鉄腕投手、村山実の像などを製作している。村山像は村山投手の母校、兵庫県尼崎市の尼崎産業高校内にある。

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2018年7月 1日 (日)

校門掲示板は金子みすずの詩

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校門わきの掲示板、足が止まった。金子みすゞの詩「雨のあと」が綴ってある。~日かげの葉っぱは泣きむしだ、ほろりほろりと泣いている。日向(ひなた)の葉っぱは笑い出す、なみだのあとがもうかわく。日かげの葉っぱの泣きむしに、だれか、ハンカチかしてやれ~

 

 東本願寺の飛び地、名勝枳殻邸こと渉成園の南側にある京都市立渉成小学校である。ろうそくのような京都タワーが見えている。七条通り、東洞院の信号を渡れば、間もなく開店時間の立ち飲み「いなせや」がある。となりは肉バル「銀次郎」。真ん前は、京都芸大移転で、遺跡調査中。そこで足が止まり、京都芸大卒、渉成レジデンス、杉本昌之さんの絵と文である。 

 

 小学校が毎月、OBか、父兄か、誰かに製作依頼する掲示板。梅雨入りの6月は金子みすずの「雨のあと」を杉本さんが取り上げた。葉っぱの絵、ゴッホのよう。詩に合わせ、日かげの葉っぱ、日向の葉っぱ…緑々して、力強い。何点?そりゃあ、8×8=64点?。いや、もっともっと。詩文の文字は、黄色いランドセルの一年生でも読めるよう、ひらがな多く、はっきり。校門を登下校の子どもたち、どう感じるかな。泣いて、笑って、毎日いいねえ。

 

 渉成は中国の詩人、陶淵明の「園日渉而成趣」の詞にちなむ。東本願寺渉成園の別称、枳殻邸は、周囲に枳殻(からたち)が植わっていたことから。

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