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2018年5月

2018年5月31日 (木)

「Oh!Me」の読み、ローマ字?、英語?

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 大津市の打出浜に商業施設「Oh!Me 大津テラス」が出来た。20年来続いた大津パルコを引き継ぎ、GW前に開業して1か月。大津駅前の居酒屋林屋で懇親会のあった夕、どんなんかナ~と行ってみた。大きな看板、「Oh!Me」の「オオ!ミ」読みが気になった。

 

 ローマ字読みなら「オオ!メ」だし、イラストもお客さんが眼を〇で囲んで、Meの眼を意識している。英語読みなら、I My Meの「アイ・マイ・ミー」で、Meのミー。これなら近江のオオ!ミ。なんか、あいまいミー?。店舗は湖岸通り、大津警察署の真ん前にある。この曖昧さ、大目に免じ、ご近所のよしみで、警察もおおめに?、これは洒落れ。

 

 大津パルコ時代、滋賀県庁前にあった職場から昼ぶらでよく行った。「Oh!Me 大津テラス」になって、どう変わったか。オープン前の京都新聞滋賀版によると、大阪市のアーク不動産の経営で、家庭、職場に次ぐ第3の居場所を目指しているという。1階は、スーパー、パン屋、ちゃんぽん、2階へ上がって、本屋さん。オープンスペースでカフェと一体、ゆっくり出来る。塾もあり、日常を視野に。Oh!Meの大津テラス、どこまで照らす?。

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2018年5月30日 (水)

高嶺の花は、高値の花

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毎日パソコンで見るネットニュース、この間、アメリカの絵画オークションがあり、伊のアーモンド眼の画家で有名な、モディリアーニの作品「横たわる裸婦」がなんと170億円の高値をつけた~と出ていた。世界で高額売買の絵で、トップ15番内に入ったという。トップ15、どんな高額なのだろう。

 

 ネットニュース、15位まで写真付き、値段付きで紹介してある。抽象画・ポロックの15位150億からマウスを回し、最後の1位まで見た。値段、奥へマウス回すほど、億、億している。200億、300億、400億…、久々に山本リンダさんが歌うウララの如く、値を見て♪~クララ、クララ、クラクラよ~♪。みんな高嶺の花、どれもこれも高値の花である。

 

 何とも高い高値の絵、画面を右クリックして、名前をつけて画像をピクチャーに保存した。幾つか、紹介しよう。NHKの日曜美術館で放送のあったクリムト13位、若者人気の、絵の?ベーコンは14位、オークション170億のモディリアーニはまだ11位である。では、トップ10は?。ピカソがある。セザンヌも、ゴーギャンもある。さて1番は、だれだ、値はどうだあ?。ジャンジャカジャ~ン!。はい!、1番はレンブラント、495億円!。ねえ、ねえ~、やはり、いいねえ?。


 ※ 写真は左からレンブラント、ゴーギャン、クリムト、セザンヌ、ピカソ、モディリアーニ。

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2018年5月29日 (火)

「百歳カレー」って?

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どう「百歳カレー」なんやろう。世の中、日に日に百歳人口が増えて、元首相の中曽根康弘氏も百歳。高齢社会に生き抜くカレーライスかな~と店前の看板を見て、何事も確認が大事と、細い急な階段を上り、2階のお店に入って、すぐ~百歳カレーお願いします~。

 

 京都四条河原町下ル、京阪バスの停留所、山科への帰り道。なんで百歳カレーか、気になって、右端のカウンターに座るなり、注文した。お店はそう広くはない。ギターが置いてある。カラオケもある。棚に洋酒が並ぶ。若者のお店?。金曜午後6時すぎ、若い女性客が3人。オーナーか、若いマスターと頭にバンダナの元気そうなママさん。入店はしたけど、ちょっと違和感がある。いいのかな…。

 

 店内は薄暗いけど、雰囲気は明るい。女性客ともども、なんで百歳カレーか、話が弾む。オーナーの25歳、祖母の75歳…二人足して100歳のカレーとわかった。な~んや?と思ったらアカン、ネーミングは意表を突く。だから入ってしもうたボート?。カレーは普通のビーフだけど、ルーしっかり。ところで~と、店の名前を確認すると、BOMB♪BAR。ボンブの意味、もじゃもじゃアフロ頭と言う。聞いて我が頭に手、ない。場違い?と思いつつ、カレーは百歳!。

 

 オーナーによると、百歳カレーは最近、昼に営業するようになって、メニューに入れた。夜は夕方早い時間だと、ハッピーアワーで、飲み物は安いと。お店は京都高島屋の向かい、丸井百貨店から南へ100㍍、立ち飲み屋さんの2階。

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2018年5月28日 (月)

気温30度、梅雨前に咲くアジサイ

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 初夏なのに、梅雨前なのに、気温30度超えて…、この暑さの中、少し早く咲く出したアジサイはどうなっているのだろう。町ぶらり、3、4日前から見ていた京都市役所前から西へ、御池通北側にある街路樹下の花壇である。パンの進々堂前、どうかな~と見に行った。

 

 地下鉄東西線、山科駅から乗り、御陵、蹴上、東山、三条京阪の次、市役所前である。陽射し避け、地下商店街ゼストを歩き、川端康成が逗留した旅館柊家あたりで、地上に出た。青いアジサイは、富小路通りと柳馬場通りの北側歩道沿い150㍍。この猛暑でくたびれているのでは~は杞憂だった。しっかり咲いて、賢治の教訓どおり、暑さにも負けず…である。

 

 写真撮り、歩道側から、車道側から…、進々堂の店内側から、1枚また1枚…。進々堂の店内には、フランスの画家・アイズビリーの石版画、少年も見ている。歩道の北側は日本で最初の小学校、今は小中一貫になった御池小である。通りがかり、写真撮り同好の士が多い。帰り、烏丸六角かどの花屋でアジサイの種類を確認すると、西洋のホンアジサイ。花言葉の一つ「辛抱強い愛情」。七変化、幽玄に見える梅雨、まだ先やけど、それまで辛抱しいや。

 

 写真撮りは京都市内で今年最高気温30度になった5月25日午後3時頃。

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2018年5月27日 (日)

大観展予告の「夜桜」

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大観と言えば、横山やすし?違う。じゃあ、横山エンタツ…、違う。横山は横山でも漫才師やない。困ったもんや。日本画の大家、横山大観。不二と題す数々の富士、朱色鮮やかな紅葉、川の流れを描く生々流転…、岡倉天心、日本美術院…、どう大観して観るか~である。

 

 明治維新に生まれた大観、生誕150年の大回顧展。東京から京都へ巡回展は6月8日から京近美で始まる。地下鉄車内吊り、東山駅通路、京近美前庭、いま、予告で大観、大観…。ポスター、看板は、大観が昭和4年に描いた「夜桜」。東京のホテルオオクラに隣接する日本最古の私設美術館「大倉集古館」が所蔵している。六曲一双、長さ7・5㍍、大観の傑作。

 東京勤務時代、休日の都内ぶら、虎ノ門まで行って、何度か見ている。大倉喜七郎が日本の文化をイタリアで~とローマで美術展開催したおりの、大観描き下ろしである。大観が親しかった京都の画家、富田渓仙の「祇園夜桜」がモチーフという。展覧会予告の看板は左隻。山の端から満月、松の緑、真っ赤な篝火…、煙りは垂直、風がない。画面に溢れる桜、枝垂れ桜でない。山桜かなあ。円山公園?上野?…、いや、どちらでも…、大観が大事である。

 

 京近美の大観展は7月22日まで。「夜桜」は前期の7月11日まで展示。

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2018年5月26日 (土)

「日本詣で」に登場、広島のタコカラ

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これはおいしそうや。こうも上手く書かれると、食べたくなる。揚げたてのタコカラ。「レモンをぎゅっと絞って齧ると、タコがグリグリとして、舌をキックしてきた。オオーと声が出た。生ダコを醤油につけて、カリッと揚げてある」。タコカラか、文章か、これはうまい。

 

 エッセイスト嵐山光三郎さんの「日本詣で」。33年かけ日本列島巡って、大学ノート78冊分のうちの広島の記述。広島出身の映画監督大林宣彦さんに親指ぐらいの生タコをさらっと揚げた尾道のタコ天は、サクッとして極上の味~と聞いていた嵐山さん、広島空港のレストランで思い出した。尾道とは比べ物にならないと思いつつ、注文して、食べたら…だった。

 

 嵐山さんの文章、洒落っ気があり、庶民性があって、面白く、上手い。「芭蕉紀行」「文人悪食」「文人暴食」など読み「日本詣で」は古本屋さんで見つけた。広島のタコカラ記述と出会い、広島までは行けないので、近場でぶらり、タコ天、タコカラ注文して、タコがグリグリして、舌をキックするか~である。寿司屋と居酒屋。生タコでなく、茹でタコで出て、噛じると、シガシガ、グニュグニュ…。やっぱり、生タコ天は「広島詣で」かなあ~。

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2018年5月25日 (金)

京都御苑、閑院宮旧邸の「床みどり」

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貼り紙に書いてあるとおり、少し屈んで、見たら…である。なるほど、なるほど…映っている。黒く光る床に庭の青モミジが映っている。床が青い。これが「床みどり」。秋には「床もみじ」になる。京都御苑内、閑院宮(かんいんのみや)旧邸の一室。いや、ゆかった?。

 

 閑院宮旧邸は環境省が管理、無料で公開している。地下鉄烏丸丸太町駅を降りて、東へ行ってすぐ。いま、明治150年記念「激動の幕末・維新と京都御苑誕生」と題した企画展開催と知って、行ってみたら、展覧会より、思わぬ「床みどり」である。蛙股、舟肘木、天井化粧張り…などある部屋。中庭前にボード、京都新聞夕刊に載ったカラー写真が貼ってある。

 

 新聞の見出しは「新緑しみ入る床みどり」。ボードはマジックペンで、眼のマークを印して、~この位置から矢印の方向をご覧下さい~と。御苑公園管理事務所さん、粋な案内である。矢印の方向、部屋の障子が大きく開いて、緑の庭が見える。青モミジの木々、紫のあやめ…。腰を屈めて、~おお、牧場はみどり~、いや、床はみどり!。遠く岩倉の実相院門跡の「床みどり」まで行かなくても、旧公家邸は洛中の隠れスポット。~おお!床はみどり~。

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2018年5月24日 (木)

武将・藤堂高虎の能面

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刀傷が絶えなかった先陣切りの戦国武将・藤堂高虎の能面をどう打つか。能面師・伊庭貞一さん(67)は、高虎の肖像画、イラスト絵と面と向かい、イメージを膨らませて、打ち上げた。初開催の個展、思索した結果の試作として、高虎の創作能面を初展示した。

 

 個展の開催は、京都駅構内ポルタのギャラリー「華」。滋賀県東近江市在住の伊庭さん、~近江の能を訪ねて~と題し、20年来の自作25点を並べた。近江ゆかりの謡曲、竹生島、蝉丸などの能面の中に創作面・藤堂高虎である。京都新聞に記事が載った。前の勤め先時代に知りあい、秋田、鹿児島の国民文化祭へご一緒した伊庭さんである。話を聞きに見に行った。

 

 豊臣秀長、徳川家康などに仕え、武勲数々の高虎は、近江の犬上郡甲良町生まれ。来年の秋、甲良町は、町おこしで、郷土の誇り、高虎を題材に新作能を上演する。その高虎面の制作依頼が伊庭さんにきた。高虎は築城名手、愛媛の宇和島、今治城主、三重の津城主、72歳まで生きた。歴史小説、エピソードも多い。伊庭さん、こうら?大変と、制作を続けた。頬に刀傷をつけ、武将の気迫たっぷりに目と口をグワッと開かせた。秋の能舞台、高虎面との対面?待ち遠しい。

 

 伊庭個展は5月15日からあり20日で終わった。ギャラリー「華」開設10年、能面展示は初めてで、一日に200人の鑑賞など好評だったという。 ※ 伊庭さん、大津市生まれ。金沢、横浜などの能面展で優秀賞数多い。「滋賀能楽文化を育てる会」副会長など勤め、県内で能面教室を開く。

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2018年5月23日 (水)

歌はどう聴く、三条大橋で聴く

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歌はどう聴くのか?。場所で聴く?歌い手で聴く?有料ライブで聴く?テレビ、ラジオで聴く?、Uチューブで聴く?一人で聴く?…、聴き方も色々あって、あの日は土曜の昼下がり、京都の町中で聴いた。東海道膝栗毛の弥二さん喜多さんがゴールした三条大橋である。

 

鴨川の河原、弥二さん・喜多さんの銅像がある西南側…、そうそう100年前に東京上野・不忍池へ、駅伝が始まった所…、近くには150年前、新撰組が長州の攘夷派を襲った池田屋跡もある。聴いた場所の説明は、このあたりにして、誰の歌を聴いたか。シンガーソングライター・大西拓馬君、ソフトな歌声である。橋の上から聴き、河原へも降りた。

 

あの日、改修中の南座の北、縄手通りの画廊でKHさんの個展を見たあと、鴨川左岸を北へ。風に乗って、爽やかな甘~いメロディーが聞こえてきた。何処かな、何処かな~と歩いて、三条大橋の河原。通りがかりの皆さん、欄干から覗き込んでいる。自分で鍵盤叩きながら歌っていたのが、大西拓馬君。橋上から見えるよう表示幕があり、名前がわかった。紺のジャンパー、スニーカー、若い。一人で歌う拓馬君、名前通り、たくましい。頑張れ!。

 

 ネット調べで、大西君、京都府在住の22歳。「僕の手」というCDも出し、全国ライブこなすなど、期待のホープ。

 

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2018年5月22日 (火)

五条大橋近くのナンジャモンジャ

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 雪を被ったようなあの木はナンジャ?何かモジャモジャしている。そやそや、あれは「ナンジャモンジャ」の木や。牛若丸と弁慶の像が建つ京都の五条大橋の西南側にある大木。山科帰り、京阪バス最後部の座席に座っていて見えた。「ナンジャモンジャ」に間違いない。

 

 いつだったか、新聞に「境内にナンジャモンジャの雪の花」と載っていて、近江八幡市の紗紗木神社へ見に行ったことがある。小さな十文字みたいな花弁がかたまって、モジャモジャしていた。正式にはモクセイ科のヒトツバタゴ(一葉田子)。クスノキ、ニレなども樹種により、そう呼ばれるらしい。バスから見た目が正しいかどうか、五条大橋へ確認に行った。

 

 五条坂から西へ歩き、橋を渡って、木屋町沿いを流れる高瀬川の傍。隣の5階建てビルと同じ高さ、20㍍はある大木。小さな花弁、だいぶ散っていても、紗紗木神社で見た白いモジャモジャと同じ花が咲いている。~このあたり、源氏物語の主人公、光源氏のモデル・源融の大邸宅「河原院」があった~と駒札が立つ。大禮記念植樹の碑も。榎、楓とともにナンジャモンジャ…、もんじゃ焼きコラボ、どんなもんじゃ?それは、なんじゃ?。いや、失礼!。

 

 写真撮影は5月19日午後。

 

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2018年5月21日 (月)

暖簾は「やらと」?「とらや」?

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町歩きは、あっちを見て、こっちを見て…、増える外国人観光客見て、店見て、看板を見る。歩道が広くなった京都の四条通り。烏丸から河原町へ、よく立ち寄るのは、ファミマ、くまざわ書店、ドトールコーヒー…、気になるのは、平仮名暖簾「やらと」か、「とらや」か…である。

 

堺町通り、富小路通り…東へ東へ、御幸町通りへもう少しの南側、白い暖簾がかかる。読みは「やらと」か、「とらや」か。正解はもちろん、お菓子の老舗「とらや」。室町時代後期の創業、御所御用達である。漢字なら一目瞭然「虎屋」。京都で100年以上、3代以上の老舗の扁額は、右彫り、右読みが多い。「とらや」も左から「やらと」でも、右から「とらや」。

 

わかっていても…である。今は左からの読みが普通、つい「やらと」と読んでしまう。店内には虎マークの商標入り立て字看板。四条商店街振興会の旗は左から「とらや」とわかりやすい。「やらと」と見えるのは、どうやら老舗故の勲章?。5世紀に及ぶ老舗菓子経営…、明治天皇とともに京都から東京へも出て、全国のデパートにも出店し、パリ店はもう30年という。名物の羊羹から各種の商品開発、時代とともにトライ、またトライ…、年商180億円!。

 

 写真の「とらや」は四条店、2階はカフェ。京都の本社は烏丸一条。東京は赤坂などに。ホームページに年表など出ている。

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2018年5月20日 (日)

肖像画は国会へ~

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輝きの舞台は、大津市瀬田のアトリエから国会衆院第4委員会室へ。昨秋、政界を引退した川端達夫前衆議院副議長の肖像画である。川端夫妻と肖像画を描いた画家山尾才さんら関係者が集まり、国会で掲額式があり、京都新聞朝刊に載った。肖像画のこと、以下に書く。

 

 画家山尾才さんのアトリエは、瀬田唐橋に近い。川端さんの住まいも同じ所で、前からのご近所付き合い。川端さんは滋賀選出の国会議員10期、議員生活最後の3年間は衆議院副議長を務めた。功績は国が肖像画を掲げて顕彰する慣わし。川端さんは山尾さんに直々、制作を依頼、山尾アトリエに通い続け、今年1月4日、新年会兼ねて、完成披露があった。

 

 山尾アトリエの新年会誘いあって、国会掲額より早く見た。縦91㌢、横72㌢の金縁の額の中、赤いネクタイ、紺の背広、籐椅子に座る晴れやかな川端さんがいる。川端さん饒舌なので、口をつぐんだ瞬間をとらえるのに…と、描いた山尾さん。油彩画家・山尾さん、人物画には定評、さすがの肖像である。川端さんに初対面の川端さん、満足そうに自分撮り。国会掲額のおり「この場に私の分身がいることが誇らしい」と。瀬田から国会へ、慶賀なり。

 

 京都新聞記事は5月18日付け朝刊5面掲載。 ※ 山尾さんは東京藝大卒、小磯良平に師事、71歳。現滋賀県美術協会理事長。写真右の中の右。

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2018年5月19日 (土)

羽生さん、羽生さん…・人気の写真展

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羽生さん、羽生さん…どっちの羽生さん?、国民栄誉賞の羽生さん!。それ、どっちも国民栄誉賞。じゃあ、羽生読みで、将棋で<はぶ>さん、スケートで<はにゅう>くん。これではっきり。どっちも人気だけど、将棋の羽生さん、女性的には、羽生くんにゆずる?かな。

 

 いま、京都高島屋で「羽生結弦展」開催中。五輪の男子フィギュアスケートで66年ぶり2連覇、仙台の優勝パレードで10万人…、人気沸騰の羽生くんの写真が会場に並ぶ。メダルも衣装も靴も…。入場無料。同じ7階フロア、大九州展のお客さんも吸収?。朝から人、人、女性、女性…、20代、30代、40代、50代、60代…である。

 

羽生写真展皮切り、東京の日本橋高島屋で、開店前に2千の列~とニュース、京都ではどうかな~行ってみたら、まあ、似てる。会場入り口にピョンチャン五輪リンク、滑り終えて、両手を広げた大きな写真。会場係りの女性に聞くと、写真に羽生ハグする女性もとか。場内は写真撮影禁止なので、女性の皆さん、ちょっとショット…ツーショット?。さて、羽生さん、次の一手は?うん、羽生違いになったかな。

 

 京都高島屋の羽生展は5月21日まで。

 

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2018年5月18日 (金)

創建1250年、奈良の春日大社

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奈良の春日大社は今年、創建1250年を迎えた。世界遺産、国宝、奈良博の特別記念展…。藤原鎌足から47代目の宮司、花山院弘匡さんが講演していたのをNHKのらじるらじるで聴いた。神社の謂れ、境内の鹿は神の使いなど、宮司は1時間半、かくかくしかじか…と。

 

 ~春日大社は原生林に中にある。県庁所在地の原生林は、奈良にしかない。常陸の鹿島から鹿とともに神が来た。平城京の鎮護で1250年前に建った。隣の大仏は2度焼けたが、一度も焼けていない。春日の<かすが>は、すがすがしい~を意味する。梅、椿、藤が咲く。太刀、鎧などは天皇、関白、将軍の奉納。だから神の宝である。全国の燈籠は春日燈籠が始まり…~。

 

 宮司の熱い語りを聴くと、行くしかない、見るしかない。近鉄特急35分、京都から奈良へ行った。奈良博は「国宝・春日大社のすべて」展。さすが平安の正倉院、展示は国宝また国宝…、講演で宮司が是非~とすすめた鎧、とても7、800年前とは…。館の外は土砂降りも、来たからには~と本殿へ。参道の両側、青木が原のごとく原生林…、3千基という春日燈籠は苔がこびりつく、古い。本殿の神木、杉は千年、幹はどっしり、雨の中、しかと見届けた。

 

 奈良博の特別展は6月10日まで。会期中、5月16日、5月26日、6月6日など。鹿の6のつく日、鑑賞料は割引。 ※ 春日大社は古都奈良の文化財の一つとして世界遺産登録。

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2018年5月17日 (木)

奈良で「天スタ」と出会う

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続くときは続く~というか、ラーメンが二日も続いた。好きが高じて、ラーメン店を開いた知人の「麺屋とも」へ行って、翌日夕である。奈良博物館から春日大社へ行っての帰り、近鉄奈良駅前で、「天スタ」という店名に興味がわいた。地元で評判のスタミナラーメンだという。

 

 昨日もラーメンだったしなあ~という躊躇はあった。奈良まで来て、またラーメンか~という思いもあった。いつもは、ちょっと遠出すると、地元料理を探すところだか、土砂崩れ注意情報が出た大雨の奈良である。「天スタ」は天理スタミナラーメンの略だし、同じ奈良県、ご当地と言えばご当地である。なぜ「天スタ」か、店前看板にたっぷり書き込んである。

 

 昭和の頃、ライブが終わり、今の社長が提供したラーメンが評判よく、天理郵便局前に屋台を出したのが始まりという。うまさの秘密も書いて、絵看板で豚骨スープ、ニラ、豆板醬、白菜と図解してある。傘を畳んで、入った。店内、壁前にカウンター8席、調理場は見えない。雨か、旨さか、客は次々…、壁に向かって一列である。右隣に男女ペア、その右も、さらに右も…、みんなスタミナラーメンすする人である。ここはさすが奈良、右へならへ?。

 

 「天スタ」こと天理スタミナラーメンの本社は天理市内にある。創業は昭和55年。FC制をしき、奈良県内15店舗はじめ、大阪、兵庫、三重、滋賀に店舗拡大中。海外ではタイ、ミャンマーにも。

 

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2018年5月16日 (水)

好きが高じて、ラーメン店

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 ここ、ここ~この店や!。テレビで見た暖簾がかかっている。白い暖簾は「麺屋とも」。京都障害者スポーツ振興会事務局長だった金子知拓(ともひろ)さん(63)、一年で400食、好きが高じて、自ら念願のラーメン店を開いたともありで~、引き戸を開けた。

 

 ラーメン店主になった金子さんがいる。麺の如くつるッとしたヘッドに変わりはない。黒いシャツの背中は「とも」。手伝う奥さんも、ともに「とも」。振興会で全国車いす駅伝など28年世話してきて、昨春退職した。ラーメン店は1年間準備しての開店。地元のKBS京都、京都新聞が「一年ラーメン400食の男性が店」「車いすで気軽にラーメン」と取り上げた。

 

 お店は叡電の出町柳からひと駅の元田中駅、降りて東大路通り西側である。百万遍から歩いても5分。元ラーメン店を引き継ぐ。L字カウンター8席。車いす向けバリアフリー、ゆったり。自販機の食券は、醤油、塩、ごはん、ワンタン、カレー…、シンプルである。毎日、食べ歩いて、自ら店を持った金子さん、究極のおすすめは塩ラーメン。それが一番、ええん?と話す。こってりより、あっさりとも…。金子知拓さん、ラーメンとともに?~である。

 

 写真は一部、3月16日夜放送のKBSテレビから。 ※ お店は午前11時30分から午後3時半まで。休日は火曜中心に不定期。 ※ 一年400食は昼3食、夜3食だった若い時代の経験に基づく。

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2018年5月15日 (火)

淀には淀古城と淀新城

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 淀には、二つの淀城跡がある。秀吉の側室・茶々が鶴松を出産した古い淀城と、徳川二代将軍・秀忠が築城を命じた新しい淀城である。古城は、廃城になり跡形はない。そこから南へ5百㍍の新淀城跡は公園になっている。昔日の二つの淀城を思って、ぶらりと行ってみた。

 

 淀は、与杼、与渡、澱とも書く。宇治川、木津川、桂川の三川合流地点で、標高11㍍の低湿地帯なので、水がよどんで、地名が淀に。大阪に通じる京都の最南端。むかしは交通、軍事の要衝の地、今は競馬のJRA、東の中山と並ぶ西の拠点である。鳥羽伏見の戦いの激戦地でもあり、古い淀城跡は今も本堂の柱に幕府軍の砲弾痕が残る妙教寺あたりという。

 

 新淀城跡の公園は、妙教寺の砲弾痕を見て、納所交差点から旧京阪国道を渡り行った。足幅次第では10分かかるところ、7分で着いた?。石垣と堀がある。堀端、黄色い花菖蒲が咲く。ここで咲く蓮は、全国品評会で「淀姫」。松は棟方志功が現場で「松昔嵐」(しょうせきらん)と名付けた。お城へ水を引き込んだ直径8㍍の水車跡もある。城跡の公園内、石碑がある。駒札がある。石垣から京阪電車が見える。昔の淀、今の淀…、歴史によどみはない。

 ※ 淀水車模型は京阪淀駅前ロータリーにある。

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2018年5月14日 (月)

神社雑学クイズ

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どんなクイズが何処から出るか、わからない。新聞、テレビ、雑誌などで多いが、世界文化遺産の宇治上神社で「神社雑学クイズ」が出た。朱の鳥居くぐり、境内へ入って、拝殿近くにお守り売り場、持ち帰り自由、ピンクのA4ペーパーに神社クイズが7問載っていた。

 

 本殿まで考えながら歩いた。ほんで?どんなクイズだったか~である。まず、おみくじの凶が出た場合。悪いというのでなく、神様の注意事項なので、真摯に耳を傾け、生活を改めれば、悪い方向に向かわない。おみくじ、良ければ持ち帰り、悪ければ、結んで帰る~という単純さは、ペケポン。金運、恋愛…、神様に直接、尋ねる気持ちで、引くことが何より大事!と。

 

 お守り札が800円のとき、500円硬貨のお釣りが欲しいので、千円札と300円出すのは×。神社の支払いは、お供え、欲しい硬貨を得ようとするのは、自分の財布を軽くしたいだけの利己主義…お参り効果もなくなる。身内不幸、鳥居くぐらず、脇から境内入り。鳥居はここから神域を意味している。穢れある場合は脇からも×。受験で色んな神社のお守りを持つ。これは〇。だって神様は喧嘩しない。クイズ正解の賞金?、こころの世界広く?。

 

 その他のクイズ。本厄は祈祷受けなければならない。×。本人の考え次第。神社で祈祷する人はみんな宮司さん。×。宮司は会社で言えば社長。お焚き上げ、お寺のお守り、神社のお守りは、それぞれに分けて。〇。神社とお寺ではお祓いの仕方が異なる。

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2018年5月13日 (日)

お寺の伝言板は「心の洗濯」

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ああ、そやなあ~、なるほどなあ~。出歩いて見るお寺さんの伝言板、宗派を超えて、ぐっとくる。反省し、肝に銘じ…、ごもっとも、ごもっとも~と、その都度のデジカメ撮り。社寺の多い京都ならこそであり、門前にたたずみ、伝言板を読んで「心の洗濯」である。

 

京都の四条河原町から路地へ入って裏寺で一つ。どこのお寺さんだったか。イラスト付きで「あき缶ひとつ ひろう人あり 捨てる人あり」。缶捨て、アカン人や。江戸の絵師・若冲さんのお墓がある宝蔵寺の門前。「人間は欲が無限 とらわれると 人生苦となる」。もっともっと~のモットー人生は、しんどくて、苦しいんや。やっぱり、ほどほどが一番かなあ。

 

季節を感じる伝言板もある。「青田涼しく風わたるなり」。初夏、田植えの情景が浮かびあがる。京都の寺町三条上ル、浄土宗天性寺。良寛作という。人気のTV番組「プレバド」の夏井いつき先生も、天才、即名人のお墨付か。伏見の淀で念仏寺。「小さな継続 大きな実り」。コツコツ、コツコツ…大事やあ。西本願寺の北側、天霊山松林院イラスト付き。「今度こそ我慢できる自分になる」。お皿のお魚、食べたら泥棒猫!我慢、我慢 棒になって辛抱?。


 
※ 浜ちゃんのプレバト(木曜夜、毎日放送系)に出演、有名人の俳句添削で人気の夏井いつき先生、1957年生まれ、愛媛県出身、宇和島東高校、京都女子大出身、俳人、エッセイスト。

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2018年5月12日 (土)

近江牛の新店舗へ行く

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 近江牛がぎゅ~と詰まっているのかなあ。詰まっていたら、も~う嬉しいなあ~。日本3大和牛の近江牛の新しい店が出来た。リニューアルした京都駅地下街ポルタ東エリアの「近江スエヒロ京都茶屋」。新店舗が出来ると、好奇心わくわく、つい、どんなかナ~である。

 

 あのあたり、ようウロウロして、また!と、言われそうだけど、気持ちは正直…、また、行った。向い側のハイボール1杯90円宮崎酒場、斜めの金沢まいもん寿司、角の京のカレーうどんと入って、4軒目。近江肉で、スエヒロで…、高いんちゃうと、値段見たら、定番メニュー「黄金の牛めし重―並970円」がある。これ、これ、まずはこれから…と入った。

 

 注文は新方式?、席を決めて注文という。真ん中のカウンターにして、注文に行くと、サラダ付けますか?。野菜は大事、ハイ!と言うと、値段は三桁から四桁へ。紙で10番札、出来たらお呼びします~と。苔玉飾ったカウンター席へ戻って、5分、10分…、声がした。10番のかたあ~。肩ロースとちゃう、マイクとちゃう、肉声…。牛めし重のトレーを持って、また自席へ。セルフ方式は自責の席?。黄金の重箱の中、近江牛がぎゅ~、うっしっし?。

 

 

 

 

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2018年5月11日 (金)

鳥羽伏見の戦い、本堂に砲弾痕

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競馬の淀、水車の淀、淀姫の淀へ行って、法華宗の妙教寺である。非公開文化財特別公開、鳥羽伏見の戦いで、本堂に撃ち込まれた砲弾痕を初公開した。ドドーン、ズドーン、幕府軍の砲弾痕、今も生々しい。あの時から150年、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経…である。

 

 京阪電車、宇治へ乗り換え駅の中書島駅で乗り換えずに次が淀駅。天皇賞、菊花賞…10万人収容のスタンドをホームから見て、競馬場口と反対へ出た。スマホのGPS見ながら妙教寺へ。最初の目印、納所(のうそ)の交差点から千本通りへ!と、矢印は示す。千本北大路、千本丸太町の千本通り、大阪へ続く昔からの街道という。京都北側の千本は昔の住まい、懐かしい。

 

 千本通りだいぶ歩いて、特別公開の看板が出た。靴をビニール袋に本堂へ上がった。大阪の豪商が発願のお寺と説明あって、期待?の砲弾痕である。本堂の壁を突き破った砲弾は、ご本尊の阿弥陀さん前を通り、柱に命中している。慶応4年1月4日、鳥羽伏見に戦い2日目、あたり一帯、砲弾雨あられの如く~と、その時の模様を当時の住職が日誌に書いている。いま、壁穴にガラスをはめ、柱はそのまま~、砲弾はお宝保存…。本堂の砲弾痕…、ホンドウだった?。

 ※ 公開は5月6日で終わった。

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2018年5月10日 (木)

宇治上神社は世界文化遺産

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宇治上神社、世界文化遺産って、知ってました?。さあ、どうです?ご存知でした?。うじうじせず?、答えて下さい!。えっ、知らなかった。やっぱりねえ~、そうでしょうなあ~。ちょっと、地味なんですけど、ちゃんとした世界文化遺産の一つなんです。

 金閣、銀閣なんかと一括りで世界文化遺産に登録された「古都京都の文化財17件」のうちの1件なんです。観光客人気の清水寺、二条城なんかと一緒ですし、同じ宇治市では平等院もそうなんですが、目立ちませんねえ。それじゃ、なんで、世界文化遺産かって?。そこそこ~いい質問です。もちろん、国宝ですが、本殿が日本で最古の神社建築なんですねえ。

 拝殿も国宝ですし、境内全体が登録対象です。本殿は1060年創建、古いです。実は大型連休のおり、京阪宇治駅を降りて行って来たんです。登録は1994年、もう24年経ちます。前は神社があるだけだったのに参道や境内が整備され、観光客がたくさんで、驚きました。宇治川対岸に平等院があり、行政の町歩き一体観光の成果でしょうか。日祝日だけのガイドさんが~拝観料が無料の世界文化遺産は、ここだけでしょう~と言ってましたが、確かに無料でした。いや、これは世界的?に値打ちです!。

 ※ 古都京都の文化財17件は以下のとおり。 <京都> ①上賀茂神社②下鴨神社③東寺④苔寺⑤仁和寺⑥天龍寺⑦醍醐寺⑧高山寺⑨金閣寺⑩銀閣寺⑪清水寺⑫竜安寺⑬西本願寺⑭二条城 <大津> 比叡山延暦寺 <宇治>①平等院②宇治上神社

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2018年5月 9日 (水)

国指定史跡になった岩倉具視幽棲旧宅

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坂本竜馬、中岡慎太郎が来て、大久保利通も来て、王政復古、公武合体で、何やらヒソヒソと…だったのだろうか。徳川から維新へ、日本の歴史舞台の転換は、ここからという。京都洛北、人里離れた旧岩倉村の岩倉具視宅。今や、国指定史跡の「岩倉具視幽棲旧宅」である。

 

鞍馬寺へ行く叡電、鯖街道が終わる出町柳駅から乗って、無人駅の岩倉駅である。多分、竜馬らも歩いた川沿いの道、北へ15分ほどか。庭園が紅葉名所の実相院とは、まあ近い。春の京都非公開文化財特別公開で初めて行った。和宮降嫁など策した岩倉具視が攘夷派からにらまれ、頭を剃り、表舞台から裏へ回って、3年間棲んだ元大工さんの民家という。

 

幽棲(ゆうせい)とは、俗世間から離れ、ひっそり暮らす。そういう民家とみんか?。貧乏公家と言われた具視、幽棲してのち表舞台へ出、維新政治に貢献、訪欧全権大使、右大臣、59歳で没し国葬、昭和の500円札に。幽棲旧宅は今、白い土塀に囲まれる。通用門から入って、正面は資料を集めた対岳文庫。はるかに見える比叡山と向き合って対岳、具視の雅号という。主屋は茅葺の鄰雲軒、庭に遺髪塚もある。歴史の転換はここからか~の感慨あり。

 

 岩倉具視の幽棲は元治元年(1864)から慶応3年(1867)までの3年間。 ※ 鄰雲軒、対岳文庫は具視の孫、周子の命名、揮ごう扁額がある。 ※ 京都市の指定管理者、植爾加藤造園が管理している。

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2018年5月 8日 (火)

雨の植物園は観覧温室

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自分で撮って、どれがいいか、自分で選ぶ。まあ、独り相撲というか、自作自演というか。第三者の眼、欲しいとこやけど、自分を信じることも。何のこと?いや、あの、その、また京都府立植物園へ行っての写真撮り。ひと月一度は行かないと、忘れ物したみたいで……。

 

 大型連休明け、雨の午後。いつもは北山門から入園も正面入り口から。入園者?まあ、いない。雨がだんだん強くなって、300円ビニール傘は辛い。こういう時は観覧温室が一番。人が歩いていないクスノキ並木とポピーなど撮って、温室入り。思いは同じ、入園者がいた、いた…孤独感から解放されたような。傘畳んだのにポトリ…、温室も雨漏り、上も見んと。

 

 パッと開いたハス、いいなあ。斜かいからアップ。温度計は20度超えのジャングル室、トックリヤシが1本、2本、3本…徳利みたい。とっくり見んと。えっ?イランイランノキ。これ、ホンマ。どうイランのか、証拠の名前撮り。カカオ、パパイヤ、バナナ…トロピカルや。沖縄のシークワーサーの実。クワーサーは食わせるものとか、そのまますぎて洒落になりもはん。青いケシ、赤い唇など、まあ、好きに撮って、好きに選らんだ写真ですたい~。

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2018年5月 7日 (月)

お釈迦さんワールドという名の展覧会

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 えっ!添い寝して、写真撮って下さい~って。お釈迦さんと添い寝?…、ホンマにいいの?。受け付けフロアの右隣、お釈迦さん入滅の涅槃図イラストが壁にかかり、前に畳が一畳敷いてある。横になり、お釈迦さんと添い寝どうぞ!~という。ホンマである。

 

「お釈迦さんワールド」~ブッダになったひと~。展覧会のタイトルからして、くだけているけど、びっくりした。JR京都駅正面ロータリー西へ、京都中央郵便局前に黄色い看板があり、会場まで徒歩12分、西本願寺前と案内が出ている。会場はもう何度も行っている龍谷ミュージアム。正面、陶づくりの簾、エスカレータで地下へ降りると、会場である。

 

展覧会は、2500年の昔、インドで生まれたお釈迦さんの生涯を紹介している。釈迦の名は、ガウタマ・シッダールタ。知ってた?。展示は、右手を頭に天上天下唯我独尊と生れ出た小さな誕生仏、悟りを開いたブッタ像、弟子らに見守られる涅槃図…、アトムでない手塚治の漫画「ブッタ」の原画も。会場内では、釈迦の弟子、アーナンダが展示品をお爺さんのコーナンダらと一緒に説明している。わかりやすい。「人間・釈迦」、ソーナンダ!?。

 

 展覧会は6月17日まで。

 

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2018年5月 6日 (日)

どこに入るか、「味味香」へ入る~

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さ~て、あなたな~ら、どうする?。カレーうどんにする?、それとも肉牛の重?たまにはオムライスもいいなあ。いや、やっぱり寿司かなあ。ラーメンも捨てがたいなあ~。まだあるなあ~。フランスパンでとコーヒー、焼き鳥で焼酎…、さあ~、どうする、どうする~。

 

 リニューアルの京都駅地下街ポルタ東エリア、どの店を選ぶか~である。焼酎の宮崎酒場と金沢まいもん寿司は入った。今度はどうするか、東エリア内をくるくる、いつ来る?~と回って、京のカレーうどん「味味香(みみこう)」へ。財布は一つ、お腹も一つ、まあ、順番、順番…。近江牛スエヒロ、オムライスの北極星、博多ラーメン一風堂…ちょっと待ちや。

 

 「味味香」店前、きつね、玉子とじなど表札メニューの木札がずらり。格子から中が見える。店構え、京都らしい。1969年、京都の木屋町屋台が始まり。今は祇園の八坂神社南、バス停前が本店。町ぶらでよく歩くのにご縁がなかった。ポルタ店、外国人は少ないけど、年配客、家族客、一人客が多い。京都へ来て京都らしい店…、東エリア内では、イチニのはやりよう。頼んだ豚しぐれ豆腐カレーうどん、これが味味なる香り~と、耳から聞こえた?。

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2018年5月 5日 (土)

知恩院の色々

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 知恩院さんと言えば~である。浄土宗の総本山、開基は法然さん。寺名は華頂山知恩教大谷。家康が帰依して、土地を寄進、国宝の三門は2代目秀忠、御影堂は3代目家光が建立して、徳川様サマ…、屋根瓦も、まん幕も~この紋どころ目に入らぬか~の葵の紋である。

 

 春の京都非公開文化財特別公開で、重文の大方丈と小方丈、庭園へ行った。三門からの勾配きつい男坂さけ、女坂から境内へ。走り幅跳びの故山田宏臣選手は冬場、この石段を3段、4段と跳び超え練習、日本初の8㍍ジャンパーに。知らない?、昔のことかなあ。坂の途中、放浪詩人・坂村真民の~念ずれば花開く~の石碑…、それで躑躅が咲いている?。違うかなあ。

 

 本堂の御影堂、クレーンが出て屋根がない。平成23年の法然上人800年大遠忌、8年かけて解体改修、来年完成とか。ご本尊の阿弥陀さん、甚五郎の忘れ傘、大方丈と繋がる鶯張り廊下…どこに行ったかなあ。知恩院は、法然の弟子、源智が文暦元年、西暦1234年、法然さん廟所として建てた。1234年、わかりやすい。大方丈は54畳敷、狩野派描く襖絵は鶴、菊、梅、柳の間…、部屋は上段、中段、下段の間…、間から間の驚き、まあっ!?。

 

 特別公開は5月6日で終了。写真は案内看板と方丈庭園など。

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2018年5月 4日 (金)

東福寺で、堂本印象の龍が出た

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また龍が出た。禅宗のお寺へ行き、法堂で天井見上げると、だいたい、龍がいる。建仁寺は小泉淳さんの双竜、南禅寺では明治の画家・今尾景年さんの龍、相国寺は狩野光信の鳴き龍がいる。春の京都非公開文化財特別公開で行った東福寺では、堂本印象さんの龍が出た。

 

 東大寺の「東」と興福寺の「福」を合わせた臨済宗総本山の東福寺。国宝・三門など日本最古にして最大の大伽藍である。室町時代、摂政の九条家が19年の歳月かけ、苦情なく創建という。また来よう~と思わす紅葉の通天橋、今は青モミジである。京阪電車でもJR奈良線でも駅は東福寺。伏見の原点、伏水街道を歩いて、買えば800円の招待券で入った。

 

 特別公開は法堂と光明宝殿の2か所。案内の看板で運慶作と伝わる金剛力士像の写真撮りして、光明宝殿の本物を見て、向かい側の法堂へ。正面に釈迦三尊像と四天王像。天井が堂本印象さんの龍。爪でつかむ宝玉は1㍍もの大きさ~とガイドさん。撮りたかった写真、法堂内はご法度。外へ出て、賽銭箱から覗くと、見える、見える。パンパンと拝み、堂内にどないなるか、デジカメを差し込んだ。見上げてズームアップ、細工は流々、龍がでたあ~。

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2018年5月 3日 (木)

蜷川実花の京都五花街と四季

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 蜷川はん、こんなに綺麗に撮ってくれはって、おおきに~、うちら、うれしおす~。いやほんまに、どの写真も綺麗どすなあ~。どないして、撮らはんたんどす。大変でしたやろ~、うちらみな、喜んでますえ。写真、大事にさしてもらいます~、ほんま、おおきにどす~。

 

 蜷川はん、「ニナミカ」と愛称される蜷川実花さん。いま、国内外で評判の女性写真家、映画監督でもある。演出家・故蜷川幸雄さんの娘さん。いま、京都伊勢丹で京都の四季と五花街の芸舞妓さん15人を撮った写真展「UTAGE」開催、見に行った。どれもこれも、綺麗、綺麗…、ドキドキして見た。桜、雪景色、竹藪の京都と芸舞妓さん…、よろしおました。

 

 写真撮るのに2年も京都へ通わはったって、京都新聞に出てましたえ~。記者さんのインタビューどしたか~、うちら伝統を背負う芸舞妓には、凛とした美しさ、強さがあると言うてくれてはりましたなあ~。へえ、おおきに~、この世界で生きて行くうちらの覚悟わかってもらえて~。京都の四季写真、前は力量不足で負けると思ったはったけど、今は勝てると正面からとか~。力つけはんたんや、映画も写真もみな評判やし、うちらもうれしおます~。

 

 蜷川写真展は5月13日まで。 ※ 主催・京都新聞の蜷川インタビューは4月28日付け朝刊27面、情報ワイド版に掲載。 ※ 蜷川実花(1972~)小山登美夫ギャラリーに所属。2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事。

 

 

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2018年5月 2日 (水)

雨の日、南禅寺へ行く

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雨の平日、何とはなく南禅寺へ行った。地下鉄東西線の蹴上駅を降りて、疎水のトンネルをくぐり、何有荘、金地院など通って、境内へ入った。観光客、そう多くはない。傘さして、デジカメ持って、ぶらり、ぶらり。艶やかな苔、青モミジ、ピンクの石楠花…静寂である。

 絶景かな~の石川五右衛門録の三門見上げて、赤レンガの水路閣へ。琵琶湖からの水、哲学の道へ通じる。絵になる、写真になる。三門と法堂の間、楓の古木と苔…、こけないように歩いて、お釈迦さん祀る法堂。天井に想像上の動物、龍がいる。空中を飛行し、雲や雨を呼び、稲妻を放ち、仏法を守護する龍。境内にお墓がある明治の画家、今尾景年が描いた。

 

 境内歩きだけのつもりが、小堀遠州作「虎の子渡しの庭」を見て、写真を撮りたくなった。一人歩き、足のまま、心のままに。拝観代500円で方丈へ。靴はビニール袋、上り口「照顧脚下」の木札。さすが禅寺である。長い廊下はギシギシ…ろうかな?とスリッパで歩く。大きな石は親虎、小さい石は小虎、白砂は川…枯山水の庭である。欄間に虎、甚五郎作と伝わる。板戸には龍、見るだけの襖絵は狩野探幽作の水呑みの虎…、写真、様々にトライした?。

南禅寺散策は連休前、雨降りの4月24日。

 

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2018年5月 1日 (火)

18歳と81歳の違い

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評判の鍋焼きうどんを頼んで、テーブル横のA4の書き込みを見たら~である。ワープロ打ちで18歳と81歳の違いについて。これが、まあ、何とも面白く、鍋待ちの一人笑いクスリ、クスリ…。滋賀県湖北の木之本、JR駅近くの飲食店「福田屋」さんでのことである。

 その違いを紹介すると、まず一つ。恋に溺れる18歳、風呂で溺れる81歳。その二つ、暴走する18歳、逆走する81歳。いや、違いが手に取るようにわかる。どうぞと、680円の鍋焼きが出て来た。ひな鶏の出汁がポイント。ちちんぷいぷいなどでTVの取り上げも多いという。昔ながらの店内。芥川賞作家の羽田圭介さん来店など有名人色紙ずらり並ぶ。

 

 福田屋さん、家族経営80年で、今は4代目という。北陸線で木之本へ来て、取材先の江北図書館で昼食先を聞いて、一押しだった。うどん、小鉢に取り込む。ひな鶏の出汁、脂が浮きたつよう。うどん、フーフーしつつ、さらに18歳と81歳の違い。心がもろい18歳、骨がもろい81歳。クスリ、クスリ…、笑いは百薬の長。極めつけの違い、自分をさがす18歳、みんなで自分をさがす81歳。いや、笑ってられないけど、その違い、笑ってしまう。

 

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