« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »

2018年4月

2018年4月30日 (月)

嵯峨の古仏を訪ねて

Img_2391

Img_2393

Img_2394

Img_2401

Img_2418

Img_2411

ありがたや、ありがたや…いや、誠にありがたや。お釈迦さん、お地蔵さん、千手観音さん、一度に拝観、これほど、ありがたいことはない。京の文化財探訪シリーズ、嵯峨の古仏を訪ねて~の特別観賞会で、古仏のお顔を拝み、心も洗われ、ありがたや、ありがたや~。

 

 どこからどう乗っても220円の嵐電、始発の四条大宮から30分乗って、終点の嵐山駅へ。桜散っても観光客溢れ、外国人溢れ…天龍寺、竹林の小径超え、北へ歩いて15分、突き当りが嵯峨の釈迦堂、正式には清凉寺である。境内に受付テント、知人からの鑑賞案内はがき見せて、本堂で国宝のお釈迦さん。印度、中国、日本と三国伝来、生きる如く~である。

 

 身長160㌢、像内には絹の五臓六腑、生身の釈迦如来という。徳川家光の乳母、春日局が帰依してお寺も大きくと。写真撮影はご法度、写経の間でお釈迦さん図撮影。清凉寺境内、別寺院の薬師寺に地蔵菩薩像。ボランティア解説では、昼は朝廷、夜は閻魔庁と多忙な小野篁の作、生六道地蔵と。清凉寺出て、愛宕参りの道筋に慈眼堂。歌の藤原定家の念持仏だった千手観音像安置、700年来、里人が守ってきたという。ありがたや~、ありがたや~。

 

 鑑賞会は4月20日から3日間で終わった。 ※ 看板の写真は左からお釈迦さん、お地蔵さん、千手観音さん。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月29日 (日)

京都にでてきた金沢まいもん寿司

Img_2742

Img_2744

Img_2745

Img_2746

Img_2756

Img_2748

回る、回る~まいもん寿司の皿が回る。まいもんは、能登弁で美味しいもん。社長が日本回転寿司協会の会長という「金沢まいもん寿司」が京都に出てきた。京都駅地下街ポルタの東エリアがリニューアル、初めてそこで回り出した。まいもん皿、どんなんか?と入った。

 

 おすすめのネタ、まずこれから~と、加賀百万石握り。日本海のど黒、甘えび、かに身、ばい貝、それに富山から白えび。5貫で1300円、いいねえ。座った隣は外国人カップル。米国人かな。男性が、マ・グ・ロッ!と、パネルでなく口頭オーダー。日本語まいもん?。長いカウンター、客は端から外国人、日本人、外国人、日本人…、寿司は世界を回っている。

 

 店の向かいは焼酎1杯90円の宮崎酒場。焼酎なら10杯、13杯…の、加賀百万石握り。板前さんがじきじき握っている。のど黒にカボス、白えびに金粉が乗る…、いいネタ、これぞ、まいもん。食べるの、あとにしようっと…。値段差で色変わりの皿、古くも、新しくも、さら?、皿に生き方の書き込み。赤い皿「人生泣いても笑っても日は暮れる」、黒い皿「人生夢があるから生きられる」。煮穴子、生さば…、好きならさらに喰いねえ~、頼みねえ~。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月28日 (土)

新パン線は人気上々

Img_2419

Img_2533

Img_2429

Img_2452

Img_2466

Img_2494

Img_2428

Img_2440

Img_2503

新幹線じゃないよ。新パン線だよ。クロワッサンじゃないよ。雲のクモワッサンだよ。パンもクロワッサンも見立てれば、こうなる、そうなる。何事も、発想、発想…、義経・壇ノ浦の八艘(はっそう)飛び?。毎日発想のミニチュア写真、なるほど、こうなるか~と見た。

 

 京都高島屋で「MINIATURE LIFE展」である。副題は~田中達也 見立ての世界」。田中さんはミニュチュア写真家、37歳。本は読む物、服は着る物~の常識を本は積み重ねてビル、服は広げて大草原…と発想を変え、日用品とミニチュア人形を駆使して、写真撮り。新パン線の発想、ネット乗客は日に日に増え、今やフォロワー100万超えとか。

 

 会場は写真撮影可…、展示作品100点、面白くて、つい、あれも、これも撮り。トイレットペーパーで、スキーに行っトイレ。海苔巻きで、頂上までの道海苔。どっちも洒落が効いている。ジョッキービールで、夕日浴び~る。写真が美しく、遊び心が満点。カリフラワーの森、大型ショッピングヒール、リンゴスター…いいねえ。園芸がしゅげい(手芸)は、ちょっと苦しい。一日も休まないインスタグラム投稿、アプリはあぷりかえっている??。

 

 田中さんが1981年熊本生まれ、鹿児島在住。2011年から日用品とジオラマ人形で、見立てアート作品をネットで発表。2017年のNHK朝ドラ「ひよこ」でタイトルバックを担当した。 ※ 京都高島屋の展覧会は4月22日で終わった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月27日 (金)

杵屋のサイコロチャレンジ

Img_2654

Img_2383

Img_2381

Img_2386

Img_2653

Img_2655

連敗は避けたい。対巨人戦、今年最初の甲子園で、阪神は3連敗。金本監督の~悔しいと思わんかったらアカン~の談話がスポーツ紙1面に載った。あんな連敗は何としても避けたい。夜に居酒屋になるうどんの「杵屋」。最初にハイボール・サイコロチャレンジである。

 

 杵屋さん、まず一杯、運試し!と誘う。ゾロ目か、足して5は無料、5と5はメガで無料、奇数は半額、偶数はメガで610円である。実績はある。何時だったか、壺にサイコロ二つ落として、1と1、たて続けに2回出たことがある。2杯無料。来ると、つい、勝負したくなって、いつものカウンター角っこに座って、振り落とす。小さいドキドキ、どやっ!。

 

 全国チェーンの杵屋さん、旅人狙いか、ターミナルに多い。なんせ、一品が390円。今は春のおすすめ、あさりの酒蒸し、キャベツと揚げベーコンサラダ…全品390円。京都駅八条口のアバンティ店、懐が軽くなると、行く。今年は4月に初めて行って、5と3の8が出て偶数。メガのでっかいハイボール。下戸でないけど中戸?、少し残した。連戦は避け、4日後に行った。悔しさバネにどやっ!、5と2の7で、奇数の半額。連敗は避けられた。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月26日 (木)

京都御苑は緑と歴史の中~

Img_2602

Img_2610

Img_2611

Img_2615

Img_2621_2

Img_2629

Img_2632

Img_2620

Img_2642

それはもう緑、緑している。英語でグリーン、グリーン。GWでは憲法記念日とこどもの日に挟まれた祝日、みどりの日、宝くじは役所広司が広告塔のグリーンジャンボ、競馬はそれ行け!グリーンカップ。初夏の風吹く京都御苑、今、若葉、青葉萌えいづる如く~である。

 

 京都新聞1面コラム「凡語」で、御苑内の親王家の一つ、閑院宮跡で明治維新からの御苑歩み企画展と知り、地下鉄烏丸今出川で降りて行ってみたら…月曜休館である。凡語の結びは~御苑の風に吹かれ、たどってきた150年の歴史に思いを~。来たからには…苑内散策である。苑内は5万本の樹木という。欅、楠、榎、黒松…、歩いても、歩いても、緑また緑。

 

 御苑内、ベンチも多い。桃林の芝地で一服、右足を左足に…まだ余裕がある。長いのかなあ。向こうに東山三十六峰の如意が岳、送り火の右大文字が見える。建礼門近くの砂利道に樹齢300年の椋木。駒札は元治元年(1864)蛤御門の変のおり、長州の遊撃隊長・来島又兵衛がこのあたりで討死と。江戸大火で、閉じていた門が焼き蛤の如く開いて蛤御門、銃撃の痕跡一つ二つ…。ベンチ前、朽ち割れた幹元の中、草木の芽生え…、輪廻転生を思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月25日 (水)

堂島名物マウンテンカリーは高い

Img_2583_2

Img_2582_2

Img_2579

Img_2584

Img_2589

Img_2587

Img_2588

Img_2596

大阪の堂島、ドージマ地下センターを歩いて、店前のポスターに「まるで、山の様です」と出ている。何がそんなに高いのか~、よく見ると、堂島名物マウンテンカリーが高いという。ウインドウに高さの見本、う~ん、確かに高そう。ここは堂島、さあ、どうじますか?。

 

 お店は、ダル食堂。暖簾は大阪のおっちゃん、おばちゃんみたいなイラスト。どこか、だる~い。ウイスキー、今は王様ニッカだけど、昔サントリーのダルマ専門だったからと。ダルビッシュ?関係なかった。入店、どうじますか?勿論、入る、入る。どう高いか、登りたい?いや、食べてみたい。中之島フェスティバルタワーに開館の香雪美術館帰り、行った。

 

 牛でビーフ、豚でポーク、鶏でチキン~のカツカリー、みんな高そう。メニュー開いて、女店員にどれが一番高いか、聞いた。プライスやない、まあ、標高かな。~鶏でしょうか~とキチン?と回答。~すごく辛いです~と。カリーはカレー、辛え、覚悟の上である。来たあ、高い!。テーブル前、目勘定で20㌢、いや、30㌢はある。カツは、頂上まで4段重ね。ルーは赤唐辛子入り。これぞ、辛え!。高い、涙、高い、涙…、値段980円、涙…。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月24日 (火)

練馬へ行ってサヴィニャックのポスター展

Img_2278

Img_2279

Img_2285

Img_2289

Img_2296

Img_2294

一度では、覚えられない名前、サヴィニャックのポスター展へ行った。サヴィニャック、サヴィニャック…と二度、三度と復唱、フランスを代表するポスター作家、サヴィニャックと覚えた。会場は東京練馬区立美術館。NHK日曜美術館アートシーンで紹介があった。

 

練馬と言えば、練馬大根。練馬は、関東ローム層で表土が深く、江戸の頃から有名。そこにある美術館、都内23区のうちだけど、とないして行くか?。芭蕉記念館行って、地下鉄大江戸線の門前仲町駅から練馬で降り、西武池袋線に石神井公園方面行きへ乗り換え、ひと駅の中村橋駅である。石神井の読み「いしかみい」でなく、舌かまずに「しゃくじい」。

 

石神井公園は有名でも、慣れないと、サヴィニャックと同じで、読み覚えて、当たりマエダのクラッカー?。駅から3分、美術館のある公園の入り口、展覧案内看板に練馬大根の馬がアートに、うまい?。サヴィニャック展の副題は~パリにかけたポスターの魔法~。入り口へ長~い鑑賞の列。NHK日曜美術館のせいか、サヴィニャックの魔法か…、大変な人気ぶり。チケットは牛乳石鹸、会場入り口は象の鼻シャワー…、鑑賞者はきれい、きれい?。

 

 レイモン・サヴィニャック(1907-2002)パリ生まれ、独学で学ぶ、94歳没。商業ポスター革新、はっきりした色彩、ユーモラスなデッサンで知られる。1950年代から60年代にかけ、ルノー、ダンロップ、ビック、ミシュランなどが広告主だった。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月23日 (月)

芭蕉ゆかりの町・深川を歩く

Img_2220

Img_2184

Img_2189

Img_2196

Img_2206

Img_2203

Img_2209

Img_2225

Img_2228

 隅田川べりの芭蕉像、新大橋の向こうにランドタワーが見える。大川端の庵で~しばの戸に ちゃをこの葉かく あらし哉~(延宝8年)と詠んだ芭蕉さん。今、634㍍のタワー見つめて、詠むとすれば、どんな句かなあ。東京江東区の深川、芭蕉ゆかりの町を歩いた。

 

 宿泊の東横イン門前仲町永代橋から隅田川へ出て、川沿いを北へ行った。永代橋、隅田川大橋、清洲橋…、赤穂浪士が仇を討ち、品川泉岳寺へ凱旋する道筋とは反対に両国、本所方面である。地下鉄大江戸線で言えば、森下駅方面…、隅田川の風が快い。藤棚の藤も下がりだした。前方にランドタワー、歩いて15分か、萬年橋の先に芭蕉庵史蹟展望庭園が見えた。

 

 隅田川に流れ込む小名木川にかかる萬年橋を渡ると、芭蕉庵があった旧跡である。今は芭蕉稲荷の赤い幟。ここで「古池や 蛙飛び込む 水の音」の句が生まれた。芭蕉名句中の名句、石に刻まれたこの句碑は全国で146基もという。芭蕉が大事にした石の蛙、化石のように見つかり、区立芭蕉記念館に。様々な芭蕉像、記念館で、模型の庵の中で、隅田川沿い庭園で、奥の細道旅立ちの庵跡などで見た。さすがゆかりの町、芭蕉像は色んな場所に?。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月22日 (日)

銀座で銀座ライオン

Img_2163

Img_2127

Img_2133

Img_2130

Img_2121

Img_2158

Img_2161

ここ!、ここ!…ここがええやん!と入ったのは、ビアホールの銀座ライオン。車体色変わりの創業90年メトロ、銀座線の銀座駅降り、ライオンの三越前で落ち合い、さあ、どこへ~と交差点を銀座4丁目から5丁目へ。昔は日産自動車展示のビル地下、ええやん!。

 

 地下を2階まで降りて、金曜夜でどうかな?だったけど、フロアは広い。さすが日本のビアホール始まり。真ん中に近いテーブル、宮崎県夫婦、香川県夫婦とともにフーフ、フーフと座る。コースターは星マーク一つ…、箱根駅伝スポンサーのサッポロビール。創業示すSINCEは1899…、今年で119年目…、古さ一番。ここは銀座、ギンザ、きんざあ!。

 

 ♪~二人だけのところを誰かにみられ…~♪は、黒沢明の「たそがれの銀座」。1丁目も二丁目も柳、三丁目でサロン、4丁目で彼氏、5丁目はフユ子、6丁目はナツ子、7丁目は酒場、新橋に近い8丁目はクラブ。今宵は2年前にリニューアルした5丁目の銀座ライオン。真ん中に手回しオルガン、人気はローストビーフ、注文はろうする?熊本産の玉葱天ぷら、玉葱サラダ…、玉手箱を開けたようなたまたまの出会い、そこは、銀座ライオン、うおっ!。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月21日 (土)

国立西洋美術館の前庭で考える。

Img_2061

Img_2062

Img_2059

Img_2066

Img_2068

ロダンと言えば、考える人…、考える人と言えば、ロダン。フランス、いや世界の近代彫刻の父である。77歳で亡くなって、昨年11月が没後100年。国立西洋美術館の前庭、地獄の門、カレーの市民など、代表作が並ぶ。そのロダンについて、考えてみた。

 

ロダン、ロダン…と、短く言うけど、正式なフルネームは、フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン。いや、長い。やはり、ロダンがいい。東京へ行って、上野の西郷どん像見て、公園を歩いて、プラド美術館のベラスケス展開催中の西洋美術館へ。館内は入らず、前庭散策でロダン作品を見て回った。京都近美にある同じロダンの考える人、ここでも同じように考えている。

 

フランス政府が認める原型鋳造のオリジナル作品の一つ。作品に「拡大作」の表示がある。なんで拡大作?と、考えた。そうか、ロダンはダンテの「神曲」を思って、何年もかかって制作の「地獄の門」の一番上に「考える人」を彫り込んでいる。ダンテの如く、或いはロダン自身の如く思索させている。拡大作は地獄門から取り出しての作品なのだ。「カレーの市民」「アダム」「イブ」見て、大きな「地獄の門」を見上げた。いた、いた!考えていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月20日 (金)

建仁寺の法堂に咲く牡丹

Img_2352

Img_2353

Img_2360

Img_2367

Img_2365

Img_2355

あっ!今年も咲いている。牡丹かな、芍薬かな…、立っても、座っても、美しい。歩く姿?、そりゃあ、百合の花。いずれが、アヤメかカキツバタ…、それは、わかんないけど、ここは、牡丹。淡いピンク、赤、清楚な白、黄色…、さて、どう撮る、どう撮る…、ドキドキする~。

 

 鎌倉時代の建仁2年(1202)に建ったので建仁寺。開山の栄西禅師、中国からお茶を持ち帰った禅寺である。京都市内へ出るのに東山の清水道でバスを降り、町ぶらで八坂通りを西へ、よく境内を抜ける。今日は暑い、しょうか!もう初夏なんや~と思った日の建仁寺である。本堂前の<はっとう>と読む法堂回り、牡丹の花が咲き乱れ、なんと美しいことか。

 

 法堂天井画は、小泉淳作画伯が描いたぎょろ眼の双龍図。法堂へ入ると、二つの龍が何処からでもこちらを見ている不思議さがある。法堂は、本堂から方丈へ、境内を横切ってだけど、何時から回りに牡丹が植わったのか、今が見ごろである。偶然、境内へ入って、予期せぬ出会いだった。デジカメ撮り、法堂を二回りした。禅宗建築の特徴、白壁にアーチ型の火灯窓と牡丹の対比がいい。ここで久々に一句。~禅寺に 牡丹見染めて はっとする~。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月19日 (木)

東京の下町食堂

Img_2274

Img_2272

Img_2259

Img_2265

Img_2267

Img_2261

山の手じゃないよ、下町だよっ!。「下町」…、この響き、性に合っているなあ。「庶民」と友達みたいで、どこか哀愁がある。偉そぶらず、気取らず…そのまま、ありのまま…かな。東京の練馬区、西武池袋線の中村橋駅降り「下町食堂中村橋」見つけて、すっと入った。

 

 暖簾、風呂敷を広げたみたい。「下町食堂」が目立つ。黒板メニュー見たら、鯵フライ定食490円。何と安い。自販機購入、千円札で500円硬貨の釣りが出る。チョッキン、チョッキン…貯金ができる。午後2時近いのに店内のテーブル、カウンター20席はいっぱい。フラダンスの女性肖像画がある壁前の席が一つ空いている。カバンを足下に置いて座った。

 

 ポスター展開催の練馬区立美術館へ、鑑賞する前の昼食である。白い割烹着のおじさん2人、忙しい。出てきた鯵フライは4つ。味噌汁はワカメ、ごはん、それに胡瓜のキュウチャンも。お隣のおじさん、東京スポーツ広げ、競馬欄に夢中。注文、590円のロースかつ定食か。向こうのテーブルは学生さん4人、みんな鯵フライ定食や。鯵の味?衣はこんがり、身は柔らかい。ご飯にキュウちゃんもいいねえ。下町、下町…、下町は飾らないよねえ~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月18日 (水)

上野公園の西郷どん像

Img_2043

Img_2044

Img_2078

Img_2076

Img_2042

Img_2038

今更ながら~と言うか、NHK大河ドラマの今まさに~と言うか、東京・上野の西郷どんは、どん~としている。今から120年前、明治31年に建った西郷隆盛像である。西郷夫人の糸さんが除幕式で~うちの人はこんなんじゃなか~と叫んだ隆盛像、久々見に行った。

 

 見上げた銅像、大きい。どっしりしている。お腹出て、顔大きく、明治維新へ時代を拓いた目は飛び出るよう。連れ歩いた愛犬は薩摩犬。銅像の足元、小さく、可愛いい。ツンツンしていなのに名前はツン。糸夫人が~こんな人じゃなか~と言った意図、それは人前に出る時は正装で、浴衣姿じゃなか~ではと。顔が似ていないという意図ではなか~と言われる。

 

 井沢八郎歌った、ああ~上野駅、ずいぶん変わっても、今もどこか故郷の香りがする。京都から深夜バスで東京駅へ着いて、朝の通勤ラッシュの中、なぜか11両編成の山手線で、修学旅行を思い出す上野駅へ。いま、西郷どん、どんなかナ~と、京成上野駅側、アメ横側からかえるの噴水前を通り、階段を上がった。西郷像不変も、外国人観光客の維新ツアか、一組、二組…。銅像に隆盛の好きな言葉「敬天愛人」の文字。西郷遺訓、今も生きている。

 

 西郷隆盛(1827 - 1877)像は、明治31年(1898)の建立で、筒袖に兵児帯姿、わらじばきの像は高村光雲(1852 - 1934)の作。連れ添う犬は後藤貞行(1849または1850 - 1903)の作。除幕式には時の総理、山県有朋ら出席。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年4月17日 (火)

橋悟のはしご、外されたことはない

Img_2082

Img_2085

Img_2086

Img_2089

Img_2083

Img_2090

Img_2091

赤褐色の辛そうなスープ、レンゲでまず一口…、辛いかって?うん、辛い。辛いけど、これが喉ごしにピッタリくる。麺はどうかって?これが細麺で、コシがあってねえ~。またお越し?って、なるんや。それで、東京行くと、有楽町の店まで足が勝手にスイスイと伸びる。

 

 今年もそうやった。よう行くなあ?と言われそうやけど、夜行バスで東京駅着いて、開店すぐの午前11時すぎに入った。担々麺の「はしご」、漢字で「橋悟」。ずっとむかし、東京勤務時代から行っているけど、あの辛みの旨さ、はしご?まだ外されたことはない。ご飯いりますか?必ず聞かれて、必ず、はい~と答える。儀式やけど、白飯と漬物は、欠かせない。

 

 店に入ってすぐ、初めてL字型の長いカウンターの壁際席へ座った。突き当りの調理場、座っている客…、店の全体がよく見える。一度は座りたかった席、1番乗り効果である。メニュー表は全部で9種類。これまで色々注文したけど、やはり1番最初に書いてある800円のだんだん麺が良い。煮込んだチャーシュウ、美しい緑の野菜二つ。ちょい辛のスープ、細い麺にご飯…、レンゲで掬うスープ、だんだん?鉢の底まで見えて、そこまで飲むか?。

 

 店はJR山手線有楽町駅降りて、数寄屋橋から外堀通りーみゆき通りと行って、外国製に制服で話題になった泰明小学校から西へ100㍍。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月16日 (月)

春の公開、京都御所の松を撮る

Img_1932

Img_1942

Img_1969

Img_1976

Img_1966

Img_1926

Img_1975

Img_1933

Img_1974

あの松、この松…、みんな松…。京都御所春の特別公開で、いっぱい松を見た。松竹梅の松、不老長寿の松、神を待つ松…、築地塀から出る背の高い、回遊式庭園で灯篭、石と一緒の松…、どの松も手入れが行き届き、枝ぶりが格好いい。そんな松写真の数々、紹介しよう。

 

 京都御所は、明治天皇が東京へ移られるまでは、元弘元年(1331)に光厳天皇が即位されて以来、500年間、ずっと天皇のお住まい。築地塀に囲まれた敷地は、南北450㍍、東西250㍍と広い。諸太夫の間、建礼門、紫宸殿、清涼殿、小御所…、どの建物も古代以来の日本宮殿建築である。宮殿内の屏風見て、御内庭、御池庭を歩き、松の多いのに気づく。

 

 腕章付けた職員さんに松はどれくらい?と聞くと、600本と。さらに種類は?と聞くと、赤松、黒松、五葉松…、6種類くらいでしょうかと。赤松にマッタケは?と聞きたかったが、♪~わたし、待つは…いつまでも待つは~♪(唄・あみん)とは、行かない。松枯れ、松くい虫はない。一本、一本、庭師の手入れが素晴らしい。デジカメ、松や松…、ちょっと待ちやと、あの松、この松、みんな松…と撮り続けた松の枝写真、東北弁で~え~だ~かなあ。

 

 京都御所は宮内庁管理で、環境省管理の広大な京都御苑内にある。春秋の特別公開とは別に2年前から時間、人数を限って通常公開もしている。春の特別公開は4月8日で終わった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月15日 (日)

明石海峡大橋へ行く

Img_1809

Img_1818

Img_1820

Img_1827

Img_1831

Img_1822

神戸の明石海峡、それはそれは潮の流れが速い。海峡泳いで渡った事例、英国のドーバー海峡などではあるが、明石海峡ではない。明石と言えば鯛に蛸。明石の蛸は速い潮の流れに8本足を踏ん張り、プランクトンを食べる。それで足が鍛えられ、立って走る?と言われる。

 

 NHKTV、1960年代の日本風土記で、そう放送された~と聞いたことがあるが、それをあかした人はいない。その明石海峡に長さ3.911㎡、世界一のつり橋・明石海峡大橋ができて、20年が経った。學ぶに游ぶの例会、神戸市垂水区舞子のマンション6階に住み、朝夕、橋をみて暮らす世話人・SYさん案内で、須磨浦公園から山陽電鉄経由で行った。

 

 雨と風、桜は散って、寒の戻りで寒い。SYさん、雨男を自認している。マンションから夕日鑑賞企画で訪問したおりも、待てど夕日は出ずだった。JRと隣接する舞子駅から対岸の淡路島岩屋へ続く海峡大橋、煙って見えた。高さ297㍍の主塔と主塔の間の長さは1.991㎡、文句なくギネスブック。展望ラウンジ8階へ。波立つ海峡が真下に見えました。真下で洒落ました。屋上がオレンジ色のSUさんのマンションも見えました。案内、感謝!。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月14日 (土)

半世紀ぶりリニューアル、堂本印象美術館

Img_1491_2

Img_1500_3

Img_1522

Img_1496

Img_1507

Img_1505

Img_1561

Img_1511

Img_1521

Img_1519

Img_1506

何処をどう見ても見飽きない~とはこのことだろうか。作品は勿論だけど、建物の外観も内側もである。文化勲章画家、堂本印象が自ら創造して造った美術館が51年ぶりにリニューアルオープンした。絹をかぶせたような衣笠山の麓、何度もだけど、改めてまた、行った。

 

 京都市バス、JRバスで立命館大学前。リニューアル記念展は「創造への挑戦」。大正8年(1919)28歳で描き、第1回帝展に入選した「深草」から最高裁判所会議室壁面の10㍍もの作品まで並ぶ。具象から抽象への変遷みて、建物である。昭和41年(1966)居宅隣に設立、平成3年(1991)作品と共に京都府へ寄贈、去年リノベーションへ。

 

 半世紀の垢が落ちて、白亜のようである。印象さん、欧州でみた宮殿、美術館を印象に独自の世界を創造している。壁面のデザイン、様々な線が凹凸で描かれ、よく見るとギリシャ神話の女性の顔もあり、色んな形の石も埋め込んである。館内入口、~この館は神仏や善意に充ちた多くの人の贈り物である」と印象さんが銘板に書き込む。室内の番号、取っ手、椅子…何から何まで、凝りに凝った印象さんの作品である。撮った写真、印象に残ったかなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月13日 (金)

須磨寺「源平の庭」は直実VS敦盛

Img_1765

Img_1763

Img_1764

Img_1752

Img_1780

Img_1770

Img_1766

Img_1767

Img_1754

波打ち際、源氏の熊谷直実が扇を振って、平家の船へ向かう若武者・平敦盛に「返せ、返せ」。振り向いた平敦盛、それならと~と返して、一騎打ちの戦い。組み伏せた直実、首をかき切ろうと顔を見たら、わが子と同じ年頃の少年、腰に横笛…さあ、どうする、どうする~。

 

 時代はう~んと遡って、驕る平家は久しからず~で、平家は源氏に追われて、源平合戦、一の谷戦いの場面である。學ぶに游ぶの例会は、JR須磨駅集合で、源平ゆかりの古刹・須磨寺へ。海中から出現した聖観世音菩薩を本尊とする真言宗のお寺さん。正式には上野山福祥寺も、通称の須磨寺でないと、すまされない。駅から坂道歩き12分、境内は山へ山へ~。

 

 仁王門超え、長い参道を行き、高い本堂への階段上がる前に「源平の庭」。等身大の直実VS敦盛である。歴史再現、今、まさに~よく出来ている。子規、芭蕉らが一句寄せ、蕪村は~笛の音に 波もよりくる 須磨の秋~と、笛の名手・敦盛を詠んでいる。笛は宝物館に保存。直実が涙ながらにかき切った敦盛の首を祀る塚もある。お寺は敦盛菩提寺。「源平の庭」は散り行く桜、波はザザッと寄せる。後に直実は、すまぬ?すまぬ?~と出家した。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月12日 (木)

土佐清水の藁焼きのカツオたたき

Img_1734

Img_1733

Img_1740

Img_1742

Img_1745

Img_1735

カウンターの前、ガラス越し、目の前で赤い炎がパッと上がった。一瞬、エッと?と思ったけど、藁焼きのカツオのたたき、実演販売である。黒シャツの店員さん、マスクに手袋。たたんだ藁を炭火で燃やし、網の上でカツオのたたきを炙った。本場の再現、いいねえ~。

 

 土佐清水ワールド三宮雲井通本店。神戸のJR三宮駅降り西へ、京都から通じ、九州まで~という昔の西国街道の碑を見て、信号二つ超えたところ。學ぶに游ぶ~の例会、午後1時に須磨駅集合なので、昼食で途中下車、一度行きたかった店である。南国の高知、人口1万3千人の土佐清水市、足摺岬があり、ジョン万次郎が生まれた。カツオのたたき発祥の地である。

 

 店の中、大漁旗、漁船のガラス玉…潮の匂いがする。カウンターとテーブル、昼前なのに流行っている。高知新聞がある。地元情報、大事にしている。7切れ千円、10切れ1300円もあったけど、5切れ800円の藁焼きカツオたたき定食。少ないかな~と思ったけど、トロ箱御膳で出てきたカツオ、一切れが大きい。ニンニク、玉葱…、ポン酢掛けて…。赤身が肉厚、藁焼きの香り、いいねえ。宮中の姫ならどう言うか。そりゃあ~わらは満足じゃ~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月11日 (水)

地元の勧修寺、特別公開へ行く

Img_1622

Img_1597

Img_1604

Img_1612

Img_1613

Img_1643

Img_1621

 案内の女性が~ご住職の特別のお計らいで、今回、写真撮影はいいんです~と言う。江戸時代前期、明正天皇の旧殿を移築した宸殿から廊下を渡り書院へ入り、上段の間と次の間、宮廷絵師・土佐光起、光成親子が描いた重文指定の近江八景と竜田川紅葉の襖絵である。

 

 京都山科の門跡寺院・勧修寺、春の特別公開。ふつうは宸殿に上がれないのに重文の襖絵撮影までも、これぞ、特別である。近江八景図の真ん中下、瀬田の唐橋に大名行列が描かれている。右上は紫式部の石山寺。大和絵の近江八景は国内最大級という。せっかく、撮って良しなのに、緊張したか、写りはいま一つ。本堂の千手観音菩薩像、これははっきり撮れた。

 

 自宅から徒歩で30分、勧修寺は小学校も公民館も公園も<かんしゅうじ>だけど、お寺は<かしゅうじ>と読むと、今更ながらで、知った。寺は醍醐天皇が平安時代の昌泰3年(900生母の菩提寺として建立。随所に菊御紋、皇室とゆかり深く、格式高い。およそ2万平米の庭園、四季折々に梅、桜、楓、椿、菖蒲が咲く。今年は桜開花に合わせ2005年来のJR東海「そうだ京都、行こう」、土日に約4千人もとか。地元に勧修寺あり、改めて思う。

 

 春の特別公開は4月15日で終了。 ※ 千手観音像は醍醐天皇の等身像と伝えられる。そうだ京都、行こうのキャンペーン写真は庭園の観音堂。 ※ 写真は弘法大師像も。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月10日 (火)

ハイボール1杯90円!

Img_1705

Img_1207

Img_1712

Img_1214

Img_1211

Img_1707

えっ!ハイボール1杯90円。ほんまあ~、びっくりするなあ。2杯でも、3杯でも、1杯の値段は90円。そんな値段でええんかいなあ~と思うなあ…。飲む人は飲むし、お代わりもするし!。えっ、午後5時までの時間限定。それでも、ええやん。1杯90円は90円やし…。

 

 その店、何処って?多分、聞くと思ったなあ。「宮崎酒場えびす」ちゅうて、こんど京都駅前地下街ポルタの東エリアが新しうなって、そこに出来たんや。カウンターとテーブル、外から丸見え。1杯90円のハイボールは2種類。宮崎焼酎使用のえびすとブラックニッカ。炭酸多く、薄いんちゃう。宮崎焼酎飲んだけど、う~ん、まあ、普通ちゃうかなあ。

 

 

 何回行ったかって?ええっと、午後4時頃に2回。1杯90円からや言うても、2回とも2杯だけ。それだけやったら、180円やし、店に申し訳ないし、それで、あてに最初は、がりトマトとピリ辛こんにゃく、2回目は霧島鶏の鉄板焼き。それでも2千円出したら、500円硬貨のお釣りがあり、貯金ができたんや。レジで「1杯90円は安いねえ」と言うたら~ハイ、昼飲みお客さんに来てほしいんで~と。そう言われ「一服にまた昼、来るよ」。

 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年4月 9日 (月)

京博で「今が春」と「行く春」を見た

Img_1670

Img_1674

Img_1680

Img_1689

Img_1692

Img_1693

Img_1694

Img_1695

Img_1699

Img_1656

わあっ~、いいなあ。新婚さんの写真撮影会か。ロダンの「考える人」と噴水、いいロケーションや。思い出、大事せんと。ロダンさん、ナニ考えているんかな?二人のこれからのこと?あんな坂、こんな坂あって、夫婦坂。そら、そやけど、二人は今が、幸せなんやでえ。

 

 町ぶらでよく行く京博は三十三間堂前、85年ぶりの特別展・池大雅展。始まる前に庭園鑑賞、寛ぎに入った。「今が春」の新婚さん見て、木々と草花の「行く春」を見た。園内の庭園、東に西に広い。入り口近くの西園では、不動明王と山桜。コラボ撮り、ポイントをどちらに絞るか。椿、桜が散り始め、青モミジが目立ってきた。しょうか、初夏や?洒落は定番も良し。

 

 駐車場の北、東の庭園へ足を伸ばすと、こりゃあ?李朝王朝の庭。様々に石造あって、つつじがピンクのつぼみを出す。出番、出番…と言っているような。枝がくねくねした木が1本。槐と書いて「えんじゅ」。植物園学習、知ってるよ~。いい枝ぶり、ナニ松、写真になる。目の前の高さに八重桜。淡い色、フワフワと咲く。幹根は朽ちているのに、脇から伸びた細い枝に咲いている。自然の命、生きる力を思う。旅の画家・大雅展、大賀、大賀を祈る。

 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年4月 8日 (日)

野外彫刻展、作家名と作品の面白さ

Img_1533_2

Img_1529

Img_1536

Img_1546

Img_1531_2

Img_1532

Img_1535

Img_1539

面白いのは、彫刻?それとも作家名?いや、二つ相俟って?、どう面白いのか、ひとりで勝手に楽しまず、写真があり、紹介しよう。京都府立堂本印象美術館庭園での野外彫刻展。堂本美術館は京都市北区の立命館大学衣笠キャンパス前、彫刻展はリニューアル記念の開催である。

 

 何処から紹介しようかなあ。作家名の面白さだと、ドン達哉ムチャチョさん。作品は「生命の虚空」。竹籠を丸くして多様化の象徴を表す。ムチャクチャでなくチャンとしている。ドン達哉ムチャチョさん、名前だけでなくお顔もみたい。もうお一人、窪田萬太郎さんの作品は「MAN」。現代の埴輪が二つ。作家久保田万太郎の関係?漫然と考えてしまう。

 

 作品を主体にみると、半田哲生さんの「天正の上洛」がユニーク。紫、ピンク、緑の蛸を樹脂で作り、吸盤を見せる。天下布武の信長が吸いつきそう。金色の男性と女性の靴が向き合う「KISS」(佐藤浩一郎さん)。昔を思いだし笑い、クツクツ~。高橋克明さんは「たまご」。石の卵が100個、物事の始まりを表す。雛はどうかえる?、石は硬いよ。日展作家の西見智之さんは犬一匹ワン!、宇治川久司さんはサックス、宇治川でなく賀茂川で吹く。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 7日 (土)

「風の画家」中島潔が描いたイワシ

Img_1335

Img_1303

Img_1319

Img_1321

Img_1328

 鰯と書いて、イワシ。絵にいっぱいのイワシ。何尾いるのか、みんな銀色に光って、同じように泳いでいる。50匹、100匹…300匹…、画面中、イワシ、イワシ…。わかった、わかった。何度もイワシないな?!と洒落から始めて、風の画家・中島潔さんについて書く。

 

 風の画家は、絵にどんな風を描くのか~、大阪文化館・天保山で開催中の展覧会を見に行った。中島さん、今年74歳。佐賀県唐津市出身、母と死別、父再婚、温泉採掘などしながら独学で絵を学んだ。NHKの「みんなのうた」のイメージ絵が反響を呼び、名前があがった。朝日新聞が展覧会を主催、2月末に出した特集で、イワシ絵の「大漁」を紹介していた。

 

 「大漁」は金子みすゞさんの詩。~朝焼け小焼けだ 大漁だ 大羽鰮(いわし)の大漁だ 浜は祭りのようだけど 海の底では何万の 鰮(いわし)のとむらいするだろう~。中島さんは、これを絵にした。イワシの中に少女がひとり。イワシのような弱い生き物、生命への情熱が強い。少女にそれを受け止めさせた。朝日新聞の特集は、中島さんの絵の原点は人の温かさ、それを包み込む自然が…と書く。風?、描いてあった。風は見えない。だから、心で見ないと~。

 

 中島潔(1943~) ※ 5月20日まで開催の展覧会は、清水寺・成就院、京都・六道珍皇寺の襖に描いた地獄絵など中心に~~「今」を生きるーそして伝えたいこと~がテーマ。 ※ 「風の画家」の命名は、歌手さだまさしさん。喫茶店で展示の中島作品「雨宿り」を購入したのがきっかけ。さださんもこの絵のイメージで「雨宿り」を作詞作曲した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 6日 (金)

大阪天保山で見た夕日

Img_1423

Img_1398

Img_1372

Img_1386

Img_1424

Img_1427

Img_1433

大阪港の天保山は、夕日を見る名所という。海遊館の隣、文化館の展覧会鑑賞で、初めて天保山へ来たからには、夕日が海にどう落ちていくのか、見定めようようと、その時まで待った。日没は午後6時10分、夕日は大きく、燃えるように赤くなって、静かに海に落ちた。

 

夕日までどれだけ待ったかな。ぶら歩きは得意、何でも見ようと、暮れるまで1時間半は歩いた。天保山公園入口に竜馬とおりょう新婚旅行へ出発の地の看板。名物の大観覧車は高さ112㍍、世界最大級という。帆船サンタマリア号の乗り場。海遊館の魚の命を運ぶ海水船、対岸のユニバーサルシティまでの10分クルーズ…。突堤歩き、とっても気持ちがよい。

 

 初夏の陽射しだった太陽、西へ傾いてきた。安治川と名前を変えた淀川が大阪湾に流れ込む天保山ハーバービレッジ。右に六甲山、手前に淡路島、左に高層ビル群のコスモスクエア…、大阪市の友好都市、デンマーク・コペンハーゲンから来たマーメード人魚、夕日に影が濃くなった。造船所のドッグか、キリンのように林立して、夕日がその中に割り込んで落ちて行く。ポンポンポン…、小さな船が夕日の沈んだ海を行く。一日の終わり、天保山で見た。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 5日 (木)

茶碗蒸しラーメンとの出会い

 

Img_1291

Img_1448

Img_1459

Img_1453

Img_1454

Img_1458

Img_1461

ラーメンはラーメンでも「茶椀蒸しラーメン」とは珍しい。店前飾り、店名表示がわからないほど、路上の電光看板も、大きな提灯も、ひさし下の看板も黄色くて、どこを見ても茶碗蒸しラーメン。どんなんかナ~と思うよりも、思わせられる「茶碗蒸しラーメン」である。

 

 大阪地下鉄中央線の大阪港駅を降りて、天保山まで行く途中、大阪築港郵便局の隣の隣に店はある。北側の歩道を歩いていれば、すぐ目につく店構えになっている。大阪文化館の中島潔展へ行くおり、通りがかりに知った瞬間から、帰りに~と、その気になっていた。大阪港に夕日落ち、暗くなって午後6時半頃、入った。店はカウンター20席、奥の席へ座った。


 茶碗蒸しラーメンの案内メニュー。「丼ぶりの上層が茶碗むし。レンゲでまず、そのあと下の麺と混ぜて~」の説明。850円。「時間がかかる場合も」と断りもあったが、客は一人、7、8分で出てきた。白くお椀型の丼ぶりは蓋つき。あたふた?蓋を取った。茶碗蒸し、レンゲで掬った。うまい。一人店長と話す。店は8年目、北新地の日本料理店「鶴恩」で修行しての茶碗蒸し。TV紹介多い。店名は「丹頂」と。麺と混ぜて、味は単調ではなかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 4日 (水)

天保山は高さ4㍍の山

 

Img_1375

Img_1376

Img_1377

Img_1369

Img_1378

Img_1374

低い、低い、鼻?でなく、山が低い。♪~富士の高嶺に降る雪も~♪の富士は、3776㍍、。大阪の天保山は4・53㍍。低さは日本一の富士に比べようもない。それでも山は山。京都の先斗町も、天保山も、お座敷小唄で、降る雪は♪~溶けて流れりゃ、みな同じ~♪。

 

 天保山は天保2年(1831)安治川の洪水対策などで土砂を浚って積み上げた人工の山。大阪梅田・御堂筋線の本町駅で中央線に乗り換え、大阪港駅で下車、歩いて10分、大観覧車が見えたら天保山。ジンベエザメがいる海遊館に隣り合う文化館で、風の画家・中島潔展見て、リゾート地になった天保山、どんな店舗があるのか、海回り、テンポよく歩いて見た。

 

 天保山公園の入り口、歌川広重の天保山浚渫の浮世絵銘板がある。由来と日本一低い山の案内があり、どんな山か?、どこが山頂か?~、一度も登らず歩いた。明治天皇が日本の艦隊を観閲した観艦之所の記念碑がある所、そこに国土地理院の二等三角点と天保山山頂、日本一低い山の看板があった。標高は4・53㍍。向こうに渡し場と高速道路、反対側に山頂を見下ろす展望台。ここが山、ここが山頂!と思いたいのは、山々なれど~だった。

 

 国土地理院によると、現在、日本で一番低い山は、宮城県仙台市の日和山(ひよりやま)で、標高3㍍。2011年の東日本大震災で標高6㍍だったが、地盤沈下で消滅。天保山は日本一低い山だったが、地震から3年後、消滅したと思われた日和山が、国の調査で3㍍の山として確認、日本一低い山に。それで天保山は二番目に低い山に。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 3日 (火)

切り株の年輪

Img_1252

Img_1251

Img_1246

Img_1256

Img_1262

Img_1267

切り株の年輪はどこからどう数えるのだろう。木の真ん中からか、それとも表皮の外側からか。切り株は木を切り取った根本部分。年輪は木の横断面に見える同心円状の輪。その年輪の数え方、正解は真ん中から一つ、二つ、三つ…、その数が木の年齢、つまり樹齢である。

 

覚えておられるだろうか。去年10月、台風21号の暴風。台風の中心からはずいぶん離れていたのに京都でも強い風が吹き、府立植物園では、朝になって約100本もの樹木が倒れているのがわかり、臨時休園した。倒木は、1924年の開園当時からの高さ25㍍のヒマラヤスギもあり、園では根本から切って、これが年輪!と、現在、観察の材料にしている。

 

さすが植物園、樹木は転んで、倒れても、ただでは起きない。春らんまんで行ったおり、切り株の年輪を見た。倒れた現場、切り跡が痛々しいけど、樹木の大きさ、台風の強さがわかる。切り株の一つは植物園会館フロア、解説付き展示。切り株は両手を広げたほど大きいヒマラヤスギ。年輪は1年に一つずつ。真ん中から数え出した。1、2…、30、31…、輪は段々、大きく、まあ、90年か、100年か。輪がわからなくなるほどの樹齢だった。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 2日 (月)

池田遥邨さん朧夜にキツネ

Img_0668

Img_0669

Img_0670

Img_0671

Img_0672

何度、行ったかなあ。1度、2度、3度…、ようそんなに~と通った。文化勲章画家、池田遥邨(ようそん)作品の「朧夜」。いま、明治150年展開催中の京近美、常設展示の4階で、春の日本画をテーマ展示、その一つが遥邨さん。好きなので、ようそんなに~だった。

 

 作品の真ん中、尾っぽの太いキツネが田んぼの畔にいる。写真撮影可~というので、作品全体を撮って、狐をアップした。キツネさん、こっちを向いて、写真撮ってもいいのかナ?というような表情、どこかおどけている。浮世絵の歌川広重に傾倒、広重の足跡を追い、東海道を3度も旅して歩いた遥邨さん。自然、風景の中にさりげなくタヌキやキツネを入れる。

 

 近美に寄贈のこの作品は、昭和57年、第14回改組日展に出している。遥邨さん86歳。春の暮れ、遥邨ブルーと言われる青が作品の基調になっている。手前に菜の花かな、上は藁ぶき屋根の農家2軒、夕飯すんだ団らんか、小さな灯かりが優しい。朧月、田んぼの水に農家の影を映し出す。もう少ししたら、田植えがだろうか。作品のブルー、ようそんなに淡く描けるなあ~と思うブルーである。何度見ても、ブルブル…とくる。もう一度、見に行こうかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 1日 (日)

~聖者が街にやって来た~

Img_1107

Img_1108

Img_1110

Img_1111

Img_1109

ガラス越しにJAZZのメロディーが聞こえてくる。♪~パッパパ、ゴマチニ、パッパパ、ゴマチニ~♪。ニューオーリンズの黒人霊歌、聖者の行進、聖者か街にやってきたかな。トランぺットはルイ・アームストロング。♪~パッパパ、ゴマチニ~♪。いいね、いいリズム!。

 

 テナーサックス吹くのは、誰かなあ。ソニー・コリンズかなあ。写真の女性ボーカルは誰かな。ルイ・アームストロングの愛称はサッチモ、がま口の口のように大きいからとか。にっちもさっちも?、ちょっとひどい愛称。どうすることも、アイキャンナット?。ここまで来たら、テナーサックスでも洒落一つ。てなわけで、JAZZとアーティストのことである。

 

 京都大丸の西側通り、楽器、CDを扱う「JEUGIA」のウインドウ。アーティスト人形がよく出来ているので、店の前を通るたびに、つい、覗き込む。「JEUGIA」さん、3年前から東京銀座8丁目発祥の「プロント」とコラボして、1階の昼はカフェ、夜はパブになって、にぎわう。「JEUGIA」音楽商品は地階にあり、ヤマハの音楽教室などはこれまでどおり。店は東洞院の交差点前、信号待ち、♪~ゴマチニ、ゴマチニ~♪と、待つ?。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »