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2018年1月

2018年1月31日 (水)

節分豆菓子の競演

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「立春大吉」―、正面から背面からも同じに見える。真ん中で縦に線を入れると、立も春も大も吉も、左右対称だからである。間もなく2月3日の節分、翌日は立春。節分で豆を巻いて一年の厄を払って、翌日は春の始まり。~春よ来い、早~く来い~、お札は「立春大吉」。

 

 JR京都駅構内、正面改札の地下1階東側に京名菓「匠味」(たくみ)。京都の老舗のお菓子屋さん50店舗が自慢のお菓子を出し合う。老舗がみんな一緒でおかしい?いや、おかしいことはない。おかしはおかし、ハハハ?。「匠味」は今、2月3日まで期間限定で節分お菓子を集め、無病息災、豆まきにどうぞ~と各種取り揃えて販売。なかなか、まめまめしい。

 

 五色豆の老舗「豆政」は、吉田神社・節分祭の吉兆福豆。~鬼は外、福は内~。オリジナルの節分菓子は「豆富」。鬼さん太鼓、鬼に金棒、鬼のあしあと、小鬼の小袋…、豆はみんな京都嵯峨野の二尊院でパ~ン、パ~ンのお祈祷。甘党の「京阿月」は、柚子あん饅頭を袋に包んで、お福わけ。創業享保3年の「鶴屋良長」は、立春大吉の干菓子。「俵屋吉富」は、こし餡の福豆饅頭。どの店も節分菓子を競い~鬼さんこちら手の鳴る方へ~。面は鬼にお多福…、面食らう?。

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2018年1月30日 (火)

広辞苑改定、「焼く」と「炒める」の違い

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「焼く」と「炒める」の違いは?~の見出し。日曜付け、朝日新聞の読書のページである。10年ぶり改定の広辞苑。苦労とロマンの辞書編集小説「舟を編む」で本屋大賞の作家・三浦しをんさんが編集責任者と対談。類義語の書き分けに力点と、改定版のこと、書いている。

 

 改定前の第6版の「焼く」は~火にあてる。あぶる~。「炒める」は~食品を少量の油を使って加熱・調理する~。今回の第7版では「焼く」は~火を当てたり、熱した器具の上に乗せたりして~、「炒める」は~食材同士をぶつけるように動かしながら~と、書き加えた。三浦さん「ぶつけるように…」を評価して、言葉に動きが出て、違いがはっきりした~と。

 

 「出し惜しむ」と「出し渋る」も似ている。相手が嫌なやつなんで「出し渋る」ことも…と対談の編集者。記事を読み、改めて、類語の違い、使い分け、微妙やと思い、町ぶらのおり、書店を回って、広辞苑コーナーへ。言葉は自由だ!のキャッチ看板。充実の最新版、満を持して登場!のチラシ。小説の縁、広辞苑製作の現場を訪ねた三浦しをんさんもPR登場。女性作家しをんさん、名前なぜ?、三寒四温、失礼!。言葉は自由?…、だんだん春です~。

 

 三浦しおん 1976年、東京都生まれ。しをんは本名。母親が自宅の庭に紫苑の花が咲いていたから~とか。

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2018年1月29日 (月)

大津の居酒屋いざかっぱ

 

 

 

 

 

 

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かっぱ~と言えば、さて皆さん、何を思い浮かべますか?そりゃあ、何か用かい~の妖怪!、そうですね。伝説上の動物、未確認動物~の河童。そのとおりなんですが、ここでは、かっぱ寿司、かっぱえびせん…、それにもう一つ、忘れてはいませんか?で、「いざかっぱ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それ、ナニ?何処って?、大津市の居酒屋さん。ほれ、氷点下でも、風がぴゅ~と吹いても、磁石止めのビニールドアの…ほれ!。ああ、そやそや、名神大津インター近くで、車は通っても、滋賀県庁が近くても、人はそうは歩かない大津市松本1丁目の…確か、かっぱに似た若い店主で、黄色い提灯の…。そうそう、そのかっぱ、この夏で開店3年目やってえ。

 

 

 

 

 

 

 

 へえ~、よう頑張っているんや。そやねん、近江野菜メニュー出して、隠れみたいな2階に店広げ、ストーブも大きいのに入れ替えて、昼は昼でランチやって、今年は正月2日から店も開けて…。独身?そうなんや。35か36かな。お父さんは喜寿、お母さんは古希…そろそろ両親安心させんとなあ。近くに元勤めていた会社のビルの建て替えセレモニーあって、今年初めて行ったけど、前より似てきたかなあ。ナニにって、そらあ、いざかっぱ!。

 

 

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2018年1月28日 (日)

明治維新、そのとき京都は?

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どうなる、どうなる…、京都はどうなる~。天皇が江戸・東京へ、一緒に公卿、商人、官吏も行って、京都の人口は3分の2に。大政奉還、戊辰戦争、時代は慶応から明治へ、今年は維新150年。あの時の京都が、どうなる?、どうなった!と漫画で展示、その時が甦った。

 

 京都駅正面右手のESで2階へ、京都伊勢丹前にある南北自由通路のギャラリー。いま、京の冬の旅案内を兼ね、明治維新の京都が漫画と写真で紹介されている。主役は京都衰退にカツを入れ、近代化へ道筋を開いたリーダーたち。その一人は槇村正直二代目知事。京都の芸者・幾松を嫁にした桂小五郎こと木戸孝允推薦で長州から来た。若いのに頭はピカリ、政策も光って冴えた。

 

 いま、読んでいる司馬遼の長編歴史小説、西郷どんの「翔ぶが如く」第4巻に槇村さんが出てくる。京都の金融業小野組までもが東京へ行くのに反対、後に佐賀の乱を起こした当時の司法卿・江藤新平とバトル。その項で司馬さんは槇村知事の京都での先進的な政策を評価。ギャラリーの漫画展では、小学校、博覧会、都をどり、新京極、女紅場…、「始まりは京都」の数々を紹介する。たかが漫画、されど漫画…、京都検定必須なり。

 

 ギャラリーの漫画展示では、会津の同志社創設・山本覚馬、西郷隆盛の子どもで京都市長・西郷菊次郎、琵琶湖疎水の田辺朔郎…など人物紹介。当時の番組小学校の写真も。

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2018年1月27日 (土)

冬の植物園の冬の花は~

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寒椿、スイセン、ロウバイ…、冬の花はどう咲いているかなあ~と、府立植物園へ行った。ブルブル…長い列島がずうっと氷点下になった日。閉園まで1時間の夕方、いつも通り、北山門から入った。入園者少なくても、植物園は植物園、冷えても、冬の花は冬の花…だった。

 

 寒椿の赤い花、朝の白い雪をかぶっている。これが小林幸子のヒット曲、雪椿の景色。♪~やさしさとかいしょのなさが裏と表についいる~。梅林園のロウバイ、細い枝が黄色い。そう狼狽せずともよいのにもう満開。知る人ぞ知る冬の花、スノードロップ。スズランのように淡く、白く咲く。雪のドロップ、甘いかな。黄色いスイセン、冬に垂涎の的?の輝き。

 

 冬枯れの睡蓮池、鷺に鶴がいる。カワセミ、飛んで止まった。青い羽、綺麗…、遠くからデジカメ、静かに、静かに…。撮れたかな。木立の向こう、防寒服の男性がスケッチ黙々。どんな絵か、そっと後ろから写真撮り。冬の樹々、上手や。断らず、写真すみません。倒れた大木、幹から切って、年輪が見える。高齢者スポーツ大会、ねんりんピック続いているかなあ。こも被りの樹木と葉ぼたん、枯れ葉と竹林…、冬の植物園は見所多く、洒落多く…。

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2018年1月26日 (金)

現代アート「胡蝶の舞」の作品意図

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糸には、いといとある。いや、違った。いろいろある。明日を定める運命の赤い糸、獲物に網をはる蜘蛛の糸など、いといとある。またや、いろいろや。京都文博の別館、昔の日銀京都支店は、いま、インスタレーションの白い糸、創作芸術の白い糸が張り巡らせている。

 

 現代アート作家・塩田千春さんの作品「胡蝶の舞」である。塩田さん、現代アートのオリンピックと言われるベネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表として作品を出展、ベルリンに在住で、いま、注目の若手作家。「胡蝶の舞」は、京都精華大学出身という縁もあって、京都府新鋭選抜展に特別出品。新聞紹介あって、どんな作品意図?か、見に行った。

 

 吹き抜けの高い天井、かつて、キャッシュやりとりの窓口…、重文の別館ホールは、どこから、どう紡いだのか、糸また糸、白い靄のようでもあり、繭が糸を吐いたようでもある。まゆつば?ではない。本当に凄いスケール。フロアに白いベッド。手を透かすて見ると10台ある。作品意図、夢の中で蝶ヒラヒラの「胡蝶の舞」か。コチョ、コチョしたら目覚める?。生きること、存在することを探求する塩田作品、現代アートの明日を感じる。誇張ではない。

 

 塩田千春、1972年生まれ、大阪・岸和田市出身。オーストリア、ベルリンなど留学。国内外で個展、東京国立近代美術館、金沢21世紀美術館、豊田市美術館、国立国際美術館などにコレクションがある。 ※ 京文博の作品展示は2月4日まで。

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2018年1月25日 (木)

酒場放浪記の吉田類さん、大津の「利やん」へ

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酒場放浪記の吉田類さんが初めて大津の居酒屋へ来た。駅前から徒歩3分、路地奥営業40年の居酒屋「利やん」(としやん)。いつものハンチング帽かぶって「こんにちは」と入り口のカウンター席に座った。BS-TBSの人気番組。11月撮影、元日夜の放送だった。

 

 常連のTさん、Yさん、Nさんらが隣りあって、店内は満席である。おでん出汁を沁み込ませた名物料理、豆腐だし巻きが出た。湖魚絶品のビワマスの造り、滋賀ならではの鮒ずしも出た。番組開始から15年、全国の居酒屋を巡りに巡る酒場ライター吉田類さん、飲んで、食べて、俳人として一句も詠み、人気もグンとあがって、こうした幸せ、ほかに類はない?。

 

「利やん」は10年来の馴染みだけど、TV登場して初めて行った。その時、同席のTさんらと一緒で、あの日あの時、再現である。吉田類さんの色紙が店内に。色紙一杯、手慣れた筆跡である。三代目店主・光山幸宏さんがVサインで一緒の写真も。DVDで、あの日が甦った。膳所神社から大津絵へ、町案内がすんで、「利やん」である。吉田類さん、客慣れ、飲み慣れ、カメラ慣れ…、表情がいい。詠んだ一句。「初夢に 膳所の琵琶鱒 乱舞せり」。

 

 吉田類 1949年生まれ、高知県出身。画家、作家、タレントなど。BS-TBSの酒場放浪記は毎週月曜午後9時から放映。

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2018年1月24日 (水)

気づかされた1本松の美

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いつも気づかなかった松、どうしたことか、今日はいいだろう~と立っている。京都国立博物館チケット売り場、七条通りの南門から入ってすぐの1本の松である。高さ、傾きよう、枝ぶり…、平成知新館の白い壁面、ちょっと曇った空も、今日はこの松をひき立てる。

 

手入れが新年向きということもない。いつもと変わったとも思えない。それが、いいなあと思うのは、なぜなのだろう。ふだんは通り過ぎるだけで、美しさにきづかなかったのかも知れない。いいなあ~と思った我が心模様、どう写せるか、立つ位置を考え、デジカメを構えた。松茸の出る赤松やない。なんか御用あるか?の五葉松でもない。黒松のようである。

 松は松竹梅の筆頭。威厳があって、寿命が長い。行く末を「待つ」、神が木に宿るを「待つ」、冬でも葉が緑のまま、雪や霜を「待つ」も意味する。1本松の写真撮り、心映えしたかどうか、左端がその1枚である。噴水、ロダンの「考える人」など、京博の庭には、ちょっと待ちや!と見ると、そんな松が沢山ある。平成知新館の新春特集展示「いぬづくし」入館前、この松、あの松…、松づくし写真撮り。松は気づきの時を待っていた。

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2018年1月23日 (火)

日本の朝食が弁当になった

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日本の朝食、弁当にしたらどうなるのだろう。それがタイトルもそのままズバリ「日本の朝食弁当」と商品になって出た。横長の箱入り。箱の赤い丸、日の丸と考えるもよし、梅干しと思うもよし…、箱を開けた。おおっ!これ、これ、これぞ!日本の朝食弁当である。

 

 京都駅構内2階、南北通路を南へ、近鉄側の階段おりて「みやこみち」。本屋、土産物店、レストランがズズっと続く商店街があり、最初に食料専門館「ハーベスト」。湯葉、漬物、ちりめん山椒、それに酒も避けられずあり、総菜に弁当も各種ある。そこで、兵庫県明石の弁当屋・淡路屋が出す「日本の朝食弁当」発見だった。税込み520円、買った。

 

買ったのは夕方でも、朝食弁当。持ち帰り、賞味期限は少し過ぎていたけど、朝に手作りの味噌汁つくり、箱の蓋をとった。あっ!お握りが二つ。胡麻と梅干入り。日本人はお米のご飯がないとねえ。おかず?鮭の塩焼き、昆布巻き、だし巻き…いいやん、いいやん。蒲鉾、ひじき、鶏の旨煮…栄養バランスもいいねえ。味付け海苔も5枚…気が利くねえ。箸を置いて、箱の底に左右イラストの間違い探し。朝の頭の体操、弁当食べて、イチ、ニッ、サン!。

 

 三つの間違い探し。箱裏に回答あり。①お母さんのスカーフの長さ②妹の髪の長さ③お父さん頭の上の枝の鳥。

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2018年1月22日 (月)

伝説の鵺池、ここに~

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夜ヘンに鳥と書く「鵺」が、夜な夜な、ヌエっと出たそうな。平安時代の第76代近衛天皇の住む内裏に奇妙な鳴き声をあげて出たそうな。天皇怖くて、寝られず、弓の名手・源頼政が一発必中、射落としたそうな。めでたし、めでたし、パチパチパチの巻子ちゃんである。

 

 二条城の堀端で沢山の鴨飛来という情報を確認に行った日だった。城の北側は二条公園で、むかしむかし、大極殿、内裏など平安宮跡。公園のさらに北には、烏丸御池に移転するまでNHK京都放送局もあった。堀端で鴨の写真を撮って、公園に10月サクラが咲いている情報もあり、足を伸ばして、なるほどとサクラを見て、伝説の鵺池との出会いになった。

 

 春とまでは~だけど、冬にして暖かい。広い公園散策中、女性のガイドさん先導で町歩きのお年寄り15人ほどが来た。仲間の如く付いて行くと、公園北側の小さな池の前で説明が始まった。~ここが鵺池です。源頼政が鵺を射止め、やじりを洗ったと言われる池です~。傍に云われ書きの石碑と鵺大明神の祠。~鵺とは、頭は猿、胴は狸、手足は虎、尻尾は蛇という怪鳥です~と説明は快調。それにしても恐ろしそうな鵺…、あまり見たらいけない?。

 

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2018年1月21日 (日)

老舗の看板・扁額を調べ歩いて…

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老舗の格は、看板の扁額にあり~ではないかな。100年、200年、300年…と続く老舗の店へ行き、店内に入らず、店前に佇み、扁額を見上げて、写真を撮り歩いた。それって、ヘン?変かなあ。どうかなあ~、返事がないけど、老舗店の扁額調べ、変やないよなあ~。

 

 古都の京都、市内には、さすが老舗が多い。何をもって、老舗というか、写真撮りに先駆け、ウイキペディアで調べると、定義は色々あっても、100年以上、3代にわたって営業の店という。古本屋さんやギャラリーが多い寺町、市役所近くの御池通りから入って角、京都御所ご用達の御池煎餅の亀屋良永。ひさし上に扁額、旧字の亀、ほんまに亀の甲羅みたい。

 

 買わずに、何時までも見ていると、店からコウラ~と言われへんかな~と、気にしつつ写真撮り。緑の書は武者小路実篤。煎餅と一緒、味わい深い。寺町を南へ、お香の鳩居堂、蒲鉾の茨木屋。三条下がって肉の三嶋亭。西へ少し行って、富田歯科医院…、西北には、川端康成の常宿だった旅館柊家…。さらに歩いて、高倉通りの饅頭屋・大極殿…、四条河原町の永楽屋などなど、調査の結果、老舗は扁額文字の始まりが右。これが老舗、エッヘン?!。

 

 なぜ老舗の扁額は右からかなのか。日本語は通常、縦書きで右から左に行を進める。額の書が右から左へは、不思議ではなく、縦書きと思えばよい。一文字で一行。横書きの普及は、明治以降のこと。西洋の文化取り入れまでは、日本人には左から右に文字を連ねる習慣はなかった。

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2018年1月20日 (土)

二条城の堀に鴨の群れ飛来

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いる、いる~、こんなに多く鴨がいるとは、キムイルソン?。いや、のっけから洒落てしまって、こまどり姉妹?。去年の大政奉還から年が明け、151年目の二条城堀端である。何時もいないのに何処から飛来か、鴨また鴨…、ヘイ、カモン、ベービィー!と群れている。

 

 毎月恒例、高校陸上部OB有志の会のおり、二条城回りを散歩する後輩が、今年は鴨が来て、藻を餌にして、堀の水が綺麗になっている。例年、こんなことはなく、これはニュースと地元の新聞社に電話したけど、まだ記事になっていないと話す。去年秋、大政奉還記念で行って、東大手門から城回りを一周、堀は藻がいっぱいで、もうもうして、淀んでいた。

 

 聞いた話は確認しなければ~である。自宅の山科から地下鉄東西線で御陵、蹴上、東山、三条京阪、京都市役所、烏丸御池の次、二条城前まで乗って、堀端へ行った。南端、時計回りに歩いて、神泉苑前あたり、いた、いた、確かにおお!と思うほど沢山いる。マガモ、コガモ、子育ての夫婦ガモ…。はるばるシベリアから来たのか。緑々した藻の中にも。石垣にマンボ鵜!も1羽。目勘定で鴨は500以上、1000以下か。鴨ロースに、ろうする??。

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2018年1月19日 (金)

英国人技師、マー君との再びの出会い

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今頃はタイの彼女の実家へ訪問かなあ。それとも英国へ戻り、ドーバー海峡で油田開発の仕事かな。去年9月末、京都四条大宮の立ち呑み「庶民」で隣り合わせた英国人技師、マーク・シェル君(44)と、お寺の境内でまさかの出会い。あれには、まあ~、びっくりした。

 

 京都のえびす神社、十日戎前の日だった。禅寺・建仁寺を抜け、ラーメン店へ行くおり、境内の法堂前あたり、向こうから、あのマー君が来た。着物姿の女性と一緒。立ち呑み屋で一期一会の出会いから3か月半ぶりか。日本語得意、気があって2軒目のおでん屋にも行って、長期休暇があると来日、京都は再三と聞いていたけど、再びの出会いが女性連れとは。

 

 マー君、前と会った時と同じ、帽子は後ろ、カメラぶら下げ、相変わらずの髭もじゃ。覚えている~と言うと、ニコニコ顔でもちろん!。一緒の彼女はタイ人。ネットで知り、心が通じ合い、彼女以上の彼女と。マー君は独身。日本のあと、バンコクの彼女の実家へ行って、両親に挨拶と話す。白いショールをかけた彼女の着物姿、よく似合う。よく知った京都、これから清水寺へ案内と。本堂バック、二人の写真撮り。今度はどう会えるか、幸せに!。

 

 写真右は去年9月26日、立ち呑み屋で撮ったマー君。

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2018年1月18日 (木)

大津へ行けばスタンド林屋

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ここんところ、少し間が空いているけど、大津駅で降りれば、スタンド林屋である。季刊誌「湖国と文化」のぶらり歩き取材の彦根帰り、今年初のスタンディングに行った。寒い土曜の夕、奥の座る席は詰まっている。最近の林屋、奥へ、奥へ、立つより座る傾向である。

 

 立つ席しかなかった8年前のむかしを知る客、立つことに愛着がある。彦根は中山道の高宮宿まで歩きに歩いて、1万5千歩なのに、林屋へくると、慣れというのか、歩き疲れは忘れている。指定席はテレビの斜め下、洗い場の前のカウンター席。入り口から長い足で4、5、6…7歩目かな。自分で指定席と決めている。寒いので、麦焼酎のお湯割りから入った。

 

 カウンターの前、玉子が10個。手書きメニューによると、燻製の玉子の天ぷら。どこの玉子?と聞くと、名古屋コーチン。魚の造りは、大間!が多い。オーナー店長、林さんの鼻の膨らみで真偽のほどがわかる。名古屋コーチン、だいぶ膨らんでいる。座る客のコース料理に出すと、玉子天ぷらが始まった。粉をまぶし、軽く揚げて、細かく切って…手際よい。黄身は半熟、旨そう。見ていると、小皿に二切れ、どうぞ!と。ええとこがある。林さん、イケメンや~。

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2018年1月17日 (水)

演歌の夢まつりに、坂本冬休み

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それにしても~である。いくらモノマネタレントと言っても~である。タレント名が「坂本冬休み」。夜桜お七、祝い酒などヒット曲多い演歌の人気歌手「坂本冬美」ではない。春でも夏でも、その名は「坂本冬休み」。とりわけ、この冬にこの名前、なんとも紛らわしい。

 

 彦根へJRで行くのに山科駅の改札へ入り、上り線ホームへ地下通路を歩いて…、赤い大きなポスターに目がいった。ポスターは、2月20日、大阪城ホール公演の「にっぽん演歌の夢まつり」告知である。大御所、五木ひろし始め、秋田出身の美人歌手、藤あや子、津軽海峡~の石川さゆりらの写真がずらり。新快速の到着まで足を止め、ポスターに見入った。

 

 有名な演歌の皆さん、あまりTVも見ないし、カラオケも行かないけど、だいたいわかる。ポスターによると、演歌の夢まつりは今年も名古屋に始まり、大阪、福岡、仙台、東京と全国5会場を回り、16年目。司会はコロッケさん。ほかにどんな歌手が?坂本冬美さんは?~とポスターを点検して、下段に「坂本冬休み」。今回は坂本さんお休み?と思ったら「坂本冬休み」と言うご本人。この紛らわしさ、ええんか?。いや、だから、縁あって、演歌?。

 

 坂本冬休み、本名は加藤かずみ。坂本冬美さんのモノマネを得意とする。46歳。坂本冬美は50歳で、本名。

 

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2018年1月16日 (火)

三十三間堂の通し矢へ行く

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ヤヤッ!~これは凄い混みよう。新春恒例、京都・三十三間堂の通し矢。振り袖姿の新成人が弓をひく写真撮り。通して、通して~と、行ったけど、皆さん思いは一つ。前へ~、前で~と、動かない、進まない。仕方がない。後ろから両手を高く、1枚、2枚、撮れたかな。

 

 宮本武蔵が吉岡一門を返り討ちにした三十三間堂。天台宗門跡寺院、妙法院の院外寺院、正式には蓮華王院本堂、国宝である。通し矢は、鎌倉に始まり、武芸百般、どれだけの矢を一日に射るかを競った。今は成人の日の行事、正式には大的全国大会、今年は68回。練士、教士のベテラン含め、2千人もが60㍍先の的へ矢を射た。一日じゅう、ヤア、ヤアである。

 

 拝観料がいる千手観音など千体の本堂は、頭痛治癒のご祈祷水を楊枝(柳)の小枝でそそぐお加持もあり、無料という。武蔵決闘の長さ120㍍、柱と柱が三十三間の本堂前の庭園では、たこ焼き、焼きそばの屋台も。よく行く京博の真ん前、通し矢の写真撮りを思い立って、初めて行って、この賑わい、この混雑である。デジカメ撮り、出番待ちの着物姿、頭ごしで射場、的中〇、外れ×掲示板、登るな!の木の貼り紙など…、写真の的、だいぶ外れた?。

 

 今年の大的全国大会は14日にあった。来年は1月13日開催。

 

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2018年1月15日 (月)

真央ちゃん展、高島屋を回る

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 真央ちゃん、回って、回って、東京、横浜、名古屋、大阪と回って、いま、京都で回っている。浅田真央ちゃんの展覧会。昨年、日本橋の高島屋で始まって、フィギュアスケート20年を回顧、全国の高島屋を巡回している。入場は無料、くるっと、会場を回ってみた。

 

真央ちゃん、笑顔がいいねえ。5歳でスケート靴はいて、滑って、滑って、回って、回って…、「美しき氷上の妖精」と言われ、昨年引退するまで20年である。全日本、世界選手権、五輪…、舞うようなスケーティング、くるりくるりの高いジャンプ…、氷上での表情が妖精。あどけなさと可愛さ、その妖精ぶり、もうよせ~と言われるまで滑り、回り続けた。

 

高島屋開催は、ブレーレイ&DVD発売記念。京都展の7階、華やかなスケート衣装、獲得したメダルの数々、愛用のスケート靴など展示100点してある。会場外、グッズ販売コーナーにおむすび。なんでか、靴ひも、何度も結び直したから?かな。会場の大型スクリーンは、真央ちゃん自身が選んだ映像15分。世界初のトリプルアクセル3回転ジャンプが甦る。ここで、どう洒落るか?。期待に応えて、なかなか、えいぞう?。着地?決まったかな。

 

 京都高島屋展は1月22日まで。

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2018年1月14日 (日)

京都のたこ焼き老舗は年中無休

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ほおれ、出てきた、出てきた。竹舟に乗って、アツアツ~と出てきた。削りかつお、ちじんで伸びて…、熱いしねえ~。ソースたっぷり、青のりは青々…、タコさん8個入り。真ん中を選んで、まず一つ、どうかな。外カリカリ、中ふんわり、タコが大きい。よし、よし…。

 

京都で商い、50年では老舗とは言えないけど、たこ焼きの専門店で30年となると、それは老舗である。それも、年中無休とくれば、すごい!えらい!。東山の古川町商店街入口のタコ焼きさん紹介したら、平安神宮北側、丸太町通りの「蛸安」さんもいいよ~とコメント情報が届いた。それならと行って、お腹は膨れていたのに8個ペロリ。なるほど…である。

 

お店は平安神宮の土塀が切れた東隣にあった。黄色いビニールひさし、鉢巻のタコ八ちゃんイラスト。情報どおり、店内はカギ型に席5つのイートイン。TVを見上げ、サミュエル・ウルマンの詩「青春」貼り紙を見て…、待つことしばし、8個600円のたこが出てきた。紅生姜、刻みキャベツ入り…、大阪のタコとは、ちゃう。~青春とは人生のある期間でなく、心の持ちよう…~や。たこ焼きも、美味しい~と思う食べよう、それが大事なんやでえ~。

 

 蛸安は岡崎店が本店、京都では七条大宮などにも出店、東京・足立区にも。たこ焼きは各種、梅、にんにく、チーズなども。岡崎店は午後4時から11時まで。蛸安の店名はオーナー名・安岡の安から。京都のたこ焼き老舗では蛸虎も。

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2018年1月13日 (土)

四条河原町のクスノキ

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誰も気にとめてないけど、気になる樹がある。日立のTVコマーシャルに出てくるような洒落た樹じゃない。丘の上に1本、な~んて樹ではない。そんなに老樹でもない。そう珍しい樹木でもない。普通のクスノキ。それが、気になって、つい、デジカメを向けてしまう。

 

 そこは四条河原町…、人口142万人の京都市では、一番の繁華街である。東京の新宿、池袋、渋谷ほど寝ない場所ではないけど、年がら年中、人が行き交う。京都高島屋のある西南角に1本植わっている。高さは20㍍くらいだろうか。メモリアル的なことは何も印してないけど、樹齢は50年…、いや、もっとかな。朝昼晩、どれだけの人を見てきたのか。

 

 去年の暮れ、Xマスで賑わう頃だった。若者のはしゃぎ、喧噪が増してきた夕方、帰りのバス停へ、四条河原町の東北角の交差点で信号待ち。デズニィーの商品を扱うビルの前から向かい側の高島屋の明るい壁面にこのクスノキが映っていた。光と影…何となく、アッと感じて、デジカメ撮りしたのが始まり。それから町ぶらで歩くたび気になる樹になった。時計塔がある真下から、マルイ百貨店の東側から、写真撮り。誰も気にしてなくても、いつも見ているよ!。

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2018年1月12日 (金)

祇園のえべっさん船が行く

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賑やか、賑やか…、太鼓を叩いて、ヤレヤレ~、ソレソレ~の掛け声…。町ぶら、京都の繁華街、四条通りを歩いていたら…である。テープは繰り返し、繰り返し…「商売繁盛の笹持ってこい!」。ヤレヤレ、ソレソレ…、気分も浮き立ち、つい「もっと酒、持ってこ~い!」。

 

 祇園の八坂神社、えべっさん船の巡行である。バイトが曳く屋台みたいな長い船に七福神が乗っている。真ん前は主役のえべっさん。竹の釣り竿に鯛ぶら下げ、愛嬌たっぷりの恵比寿天。勝負に強い髭の毘沙門さん、頭が特別長~い福禄寿、お金は出る出る…打ち出の小槌の大黒さん、布袋さん、弁財天、寿老人…、福の神揃いぶみ、これは誠にめでた~い。

 

 八坂神社の境内には「北向蛭子社」。これが、祇園のえべっさん。大国主命の子で、商売繁盛の神様。1月10日がバースデーとかで、毎年9日に巡行、10日祭りがある。ちなみに大阪の今宮えびすは、祇園の氏子さんが行っての始まり。四条河原町で出会ったえびす船は、八坂神社から四条烏丸の長刀鉾の会所まで行っての折り返し。羽織袴の役員、烏帽子の福娘、えびす船の列が続く。ヤレヤレ、ソレソレ…、景気のあおりヤレヤレ!。2時間の巡行はヤレヤレ?。

 

 八坂神社の「北向蛭子社」は1646年創建、重文指定。大国主命の子、事代主命(ことしろぬしのみこと)=恵比寿天=を祀る。社は大体、南向きか、西向きで、北向きは珍しいという。 ※ 日本三大えびすは、大阪の今宮、兵庫の西宮、京都は大和大路のえびす神社。祇園のえべっさんではない。

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2018年1月11日 (木)

祇園黒そばは、ラーメン

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どうしてこうなる?と思うほど、どろっとして、ヌメヌメして、黒い。何がって?そば、いや、ラーメン。兎も角、スープが黒い。いわゆるブラック。酢は黒酢、具は黒胡麻、焼き海苔…、店員さんのバンダナも黒い。どんなに黒いか、写真、写真、まあ、写真のアップ!。

 

 しばらくご無沙汰のラーメン。こんど行くなら~と決めていたラーメン「無双心・祇園店」である。禅寺建仁寺の北西、通りで言うと、花見小路の場外馬券場前の道を西へ100㍍ほどかな。町ぶら、店前を歩き、前から「祇園黒そば」の看板が気になっていた。ラーメン屋さんなのに黒そば…、店名の無双心も、るろうに剣心みたいやし…、それで、ついに入った。

 

 引き戸開けて、自販機。黒そば探して、千円入れ、お釣り60円。カウンター10席の真ん中へ。後ろのテーブルから「替え玉お願い」の声。若い客が多そう。そばなのか、ラーメンなのか、~どうぞ~と鉢が出てきた。レンゲで黒いスープ一杯、う~ん、コクがある。細麺、そばみたいやけど、ツルっとしている。これはラーメンや。半熟玉子、シナ竹、焼き豚…、泥田の深みにはまるようにツルツル、すすって、店名どおり、これは、双つとして無い!。

 

 ラーメン無双心は、亀岡に本店、高槻にも支店がある。

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2018年1月10日 (水)

びわ湖ホールで奈落の底を見た

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落ちる、落ちる…、静かに、静かに、2㍍、5㍍、7㍍…、何処まで落ちて行くんだろう。あっ!止まった。ここは、どこなんやろう。ここは、奈落の底!。娑婆には戻れない地獄の3丁目!。最初の舞台から10㍍下、琵琶湖の水面より低い。よう来た!、よう来た!。

 

 客席から舞台を見て、音響具合、照明具合を知って、移動して舞台へ上がって、1848席の広い客席を見て…、マイク具合の感度を知って、時計回りの舞台回転を知って、舞台に上がったまま、ずんずん下まで降りて…、奈落の底だった。そうは経験出来ない西日本一のオペラ劇場「びわ湖ホール」のステージツアー。表は表、裏は裏…、行って見て、知った。

 

 JR大津駅からスタンド林屋を通り、黄色い提灯のいざかっぱも越え、日本一の琵琶湖岸へ出て、徒歩15分。滋賀県が250億かけた総合芸術劇場である。広いホワイエ、ガラスの向こう琵琶湖汽船ミシガンが行く。比良比叡の山並み、天気が良いと遠く伊吹山も。壁面は桜材、床は楢材…、音響の良さは国内外のアーティストにも評判である。もう築20年という。見学ツアー1時間半、こっちも、あっちも。楽屋は10室以上、こんなにあると楽や?。

 

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2018年1月 9日 (火)

旧蹟・神戸海軍操練所跡を見る

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まあ、歩いてみるものである。コースも変えてみるものである。暮れ、叔母宅帰り、三ノ宮の花時計を見て居留地へ回り、神戸市博から海へ出た。いつもは西のポートタワー方向へ歩くが、あの日は真っ直ぐ、第1突堤へ行った。小春日和か、とっても、穏やかな陽ざしだった。

 

 よい洒落が出ると、笑みがこぼれる。とってつけた~言いまわしはいかんけど、自然体は気持ちがいい。洒落の話ではない。第1突堤へ行って、それから~である。阪神高速道路下、NTT神戸ビルの前に大きな錨の碑を見つけた。ひょっとして、勝海舟の~と思いつつ、道路を渡って真ん前へ行った。ひょっとしなくても、勝海舟の「神戸海軍操練所跡」だった。

 

 江戸末期の元治1(1864)幕府は軍艦奉行だった勝海舟の建言を入れ、この場所に日本海軍の足場を作った。天下の俊英200人が集まった。坂本龍馬もいた。陸奥宗光もいた。今から154年前。反幕の藩士がいる~と、1年だけで閉鎖になったけど、国防と世界飛翔へ、その志が芽吹いた場所である。当時は1万坪、今、史蹟になっている。記念の碑、錨を下ろす鉄鎖がどっしり。分厚い本を開いた碑文を読むと、その歴史がとっても、よくわかる。

 

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【碑文の内容】(要旨)
万延元年(1860)1月、幕府は遣米修好使節団を派遣した。勝海舟は、咸臨丸の艦長として大任を果した。日本人最初の太平洋横断であった。文久3(1863)4月、攘夷の世論急を告げ、徳川家茂は摂海防備のため阪神海岸を巡視した。海舟は神戸港が国防の要港であることを力説、ここ小野浜の地に海軍操練所の創設をみた。元治元年(1864)、海舟は禁門の変に操練生の一部が反幕軍として参加したため、激徒養成の嫌疑で解職され、操練所もまた翌慶応元年(1865)3月、閉鎖された。当時はこの「記念の錨」から東へ長くひろがり、南は京橋詰から税関本庁舎を望むあたりの、長方形の入堀約一万坪の一帯が海軍操練所であった。昭和四十三年十月建之 

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2018年1月 8日 (月)

京阪バスのDJ運転手

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言葉には不思議な魔力がある。冷えた身体も暖かくする。待ちくたびれたイライラも解消させる。言霊(ことだま)とは、よくいったものだ。京都きっての繁華街、四条河原町から山科へ、京阪バスの運転手さんである。車内マイクに温もりがあり、心があったかくなった。

 

まだかな、まだかな~と、バス待ちの停留所。ダイヤはだいぶ乱れている。乗客も随分、溜まってきた。始発だけど座れるかなあ。正月3が日が過ぎた夕、寒い。赤と白のツートンカラー、やっとバスが来た。動き出す前に運転手さん。~四条通が渋滞でした。寒い中、長いこと、お待たせしました。動きます~。乗って、座って、最初にこのアナウンスである。

 

なんで遅かったんや~の気持ちが和らぐ。停留所から停留所へ、運転手さん、よくマイクを握る。~ほんとに今日は冷えますね。外気はいま、4度です~。後ろの乗客に語りかけるような話ぶり。~坂道になります~。~車が多くなってきました~。W杯サッカー日本が勝ち、若者で溢れた東京・渋谷、会話調で混乱さばいたDJポリスを思い出す。~停留所名、間違っていました。すみません。ボケていました~。間違いはだれにも、いいよ、いいよ!。

 

 乗った京阪バスは醍醐バスターミナル行き84号系統。運転手名は小嶋豊博さん。

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2018年1月 7日 (日)

着物でゴルフ

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どやろ、入るかな。草履はいて、べべ着て、パット。そんなんホンマはあかんけど、絵やから、まあ、ええか?。グリップは左手が下、右手が上やでえ。そうそう、そうや。パタークラブは真っ直ぐ後ろに引いて、ボールをよく見て、顔を上げんと。ほうれ、入ったやん!。

 

いま、京都伊勢丹美術館で、新春らしく「描かれた“きもの美人”」展。町ぶらの流れで行って見た。京都市美が来年度リニューアルオープンへ、改修中なので、PRを兼ね、市美所蔵のきもの美人の作品40点を選んで、展示している。みんな、ええべべ着た別ぴんさん。べべは、運動会なんかで、最下位をべべたこ~と京都弁で言うけど、ここは着物のこと。

 

ポスターは上村松園さんの「春光」。空色の振り袖、白い蝶見て振り向く仕草が絵になっている。展示は戌年らしく、犬2匹を連れた菊池契月の「散策」に始まり、きもの美人が次々に登場する。いいな、いいな~とうっとり見て、丹羽阿樹子さんが昭和初期に描いた「ゴルフ」。京都新聞美術欄は「大正から昭和へ、行動的なモダンガールが登場する。和装とゴルフの取り合わせが斬新だ」と書く。場面はデパートの遊技場としても、パットは決まった!。

 ※ 京都伊勢丹での展覧会は21日まで。

 

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2018年1月 6日 (土)

山形名物、玉こんの「玉三郎」

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 ツルッと、マルマルして、見た目が可愛いねえ。丸ごとほおばるように口に入れて、噛むと、プリプリして、歯ごたえあってねえ。醤油が染みていると、旨さが倍になるねえ。からし、ちょいとつけて、鼻にツーンとくるのも、いいねえ。山形名物の玉こん、好きやねえ~。

 

東寺の弘法さん、北野神社の天神さん、毎月一度の露店巡りは、好きな玉こん。タコ焼き、焼きそばよりも、串刺しの玉こん店を探す。どのあたりに店が出ているか、検討はつけていて、天神さんは鳥居を超え、参道を50㍍ほど行った左側。暮れの25日の終い天神、先に本殿参拝して、帰りに寄った。ビニールテントに下がる暖簾は山形こんにゃく「玉三郎」。

 

串に刺した玉こんは三つ、150円。食べ歩きは止めて、店の前でほおばった。店番のおばちゃんは一人。~醤油がよう染みているねえ~と言うと~京都の醤油は薄いんで、山形の醤油を取り寄せて、使っているんよ~と。旨さ、しょういう?ことだった。店名の「玉三郎」は、歌舞伎の坂東玉三郎?、と聞くと、~よく、そう言われるけど、玉こんが三つだから玉三郎なんよ~と。そうすると、玉こんが4つで玉四郎?。串刺し確認、たまにこんとあかん。

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2018年1月 5日 (金)

谷口吉生さんの代表作、豊田市美術館

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ケヤキの1本1本高さが同じ、枝は左右対称…、二列縦隊で等間隔に20本はある。真ん中に陶器が一つ。創られた自然の美。水平と垂直だけの建物、妙にすっきりして景観に溶け込んでいる。人口池の水面、夕日が伸びて、揺れている。どこからどう見ても見応えがある。

 

昨年暮れ、初めて行った豊田市美術館である。ジャコメッティ展の鑑賞で、京都山科から行くのは、百人一首の~大江山いく野の道の遠ければ~みたいに遠かったけど、行くのは、良かった。展覧会もだが、建築家・谷口吉生さんの代表作という美術館そのものが良かった。1995年の開館、20年以上なのに新しい。デジカメ写真、内からでも外からでも映えた。

 

名鉄豊田市駅降りて、歩道に美術館までの道筋表示が続く。800㍍、600㍍…、初めてでも案内が親切。長足で徒歩10分、美術館は七州城という小高い城跡にあった。豊田市は世界のトヨタが本社を置く企業城下町。市名は元の挙母市(ころもし)から豊田市に変わった。トヨタ効果、市政豊かなのか、美術館は3階建て、スケールが大きい。展覧会1階、2階、3階と巡り、外へ出て回りを歩いた。館内もだが、館外の景観、どこからも感慨深い?。



 谷口吉生(1937~)。東京都出身。日本建築学会賞など受賞多く、芸術院会員。山形の土門拳記念館、京都国立博物館平成知新館など。

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2018年1月 4日 (木)

迎春に「葩餅」、どう読む。

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もしもし??、いや、もちもち…かな。「葩餅」と書く、この餅、どう読むか?、これは難しい。何回見ても難解、読めない。う~ん、わからない。正解は「はなびらもち」。へえっ!、なんで?と、知りたくなる。餅なしの葩」で「はなびら」…、もちろん書けない。

 

茶人なら~わかるかな。初釜で出てくる京都生まれの生菓子。一年の健康、長寿を願って、歯を固める意味があって、お餅の真ん中に牛蒡が挟んである。牛蒡は、猪、鹿、塩漬け鮎(押鮎)など、固い物の例え。ピンクぽく「花びら餅」とすれば、わかるけど、老舗のお菓子屋さんとなると、そうはいかない。葩餅」に平仮名を付けて、正月だけ~と販売している。

 

京都駅前の駿河屋さん。JRの東側地下通路を行くと、京都タワーとヨドバシの間、駿河屋ビルがある。地下ウインドウに隣接して正月の特売店。ヨドバシでインク購入帰り、迎春生菓子葩餅」の貼り紙を見た。花びら餅、東京勤務時代の裏千家初釜、お点前一服で出た。クロモジ添え。どうちぎるか、もじもじして、半紙に包んで持ち帰ったけど、餅に求肥、白味噌の餡…ちょっと塩味だったのを思い出す。その時の花びら餅が葩餅」…忘れんように。

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2018年1月 3日 (水)

チャウチャウとチャオチャオ

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チャウ、チャウ…それはチャウ。チャオ、チャオやがな。発音のお尻は、「ウ」やなくて「オ」。~違うがな~のチャウでなく、スペイン語のチャオ。軽く手を挙げて「こんにちは」「さようなら」みたいに使う挨拶言葉や。チャオチャオバンビ―!そうそう、それや!。

 

 餃子のチャオチャオ、あれもチャオやけど…。そやねえ、ひとく餃子でチャオチャオってあるねえ。京都四条河原町のマルイデパートの南側に店が出来たなあ。大阪梅田の1号店に始まり、全国展開中やちゅう。四条河原町は去年12月にオープン、京都で二つ目。山科帰りの京阪バス停が近くにあるんで、実は大晦日の夕、どんな餃子かいな~と入ってみたんや。

 

 いつも流行っているけど、大晦日は6時閉店で、カウンターに客2人。餃子メニューは色々、20種以上も。迷うけど、ここは人気NO1のチャオチャオ餃子やねえ。パクリひとくち、食べやすそうや。それに野菜対策で塩キャベツ、もう一つは創作餃子のロング棒餃子…、アスパラと海老入りで長さが180㌢も。店員さんも元気やし、味もいけるねえ。チーズ餃子、しそ餃子、プリプリ餃子…、みんな面白そうや。餃子の王将とは?チャウ、チャウ?。

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2018年1月 2日 (火)

初日の出は将軍塚

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今年の初日の出、京都東山の将軍塚へ行った。毎年、琵琶湖か、京都タワーか~で、将軍塚は3年ぶり。マイカーで行かず、自宅の山科から歩いた。山科盆地の夜景、旧東海道のトンネル、高倉天皇陵、清閑寺、阿含宗…ずっと上り坂、真っ暗な道を1時間歩いて、着いた。

 

将軍塚は東山三十六峰の一つ、大日山にある。桓武天皇が平安京を定めた場所、征夷大将軍の坂上田村麻呂の武功の塚など、様々に言われる。新しく青蓮院門跡の清龍殿も出来た。山を下れば、知恩院にも清水寺にも近い。朝陽は京都市内を背に、滋賀県側の山から出てくる。一年の計は元旦にあり。マイカー10分やけど、歩ける幸せを思い、頑張って歩いた。

 

左手に持って見るスマホはTVでないTV、AbemaTV。大晦日は朝青龍を押し出したら1千万円!のライブを見た。覆面レスラーら8人挑戦も勝てなかった。そのAbemaTVで午前6時40分に富士の初日の出を見た。右手のデジカメで写真を撮り、さらに歩いて、やっと来た。将軍塚は300人。新年ご来光、富士からだいぶ遅れ、午前7時21分に出た。おおっ!戌年、ワンダフル!。この洒落で、ここまできた。もう一度、ワンダフル!。

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2018年1月 1日 (月)

そば湯割り元年

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おおっ!ええやんか!あう、あう、ようあうやんか。蕎麦屋さんの、白く濁った熱~いそば湯、それで割った蕎麦焼酎。しょっちゅう?やのうて、ちょい飲みの一杯。とろ~りして、ふわっと温まって、いいねえ。冬場の一杯、正月の一杯。今年は、そば湯割り麦焼酎元年!。

 

 おかんが頑張る四条富小路下ルの居酒屋トミオさんは、元はそば屋。今も〆で、きつねそばあり、ざるそばあり。暮れに入って、初めて焼酎瓶キープ。芋でなく蕎麦にして、お湯割りにすると、熱々のそば湯が出てきた。控えめに割ると、とろ~り、◎◎◎。お母さんにうまい!~と言うと、うちはそば屋やねん。この飲みよう、気にいって、はまり始めの兆し。

 

 信州そばのそじ坊四条烏丸店で頼んでみた。飲む方は上戸か下戸か~と言えば、中戸?。ウーロン茶時代もあり、何時からか、赤か白か~わいのワインになり、今はビールよりも低糖質のハイボールが多い。そじ坊では、得意のカウンター席。熱々のそば湯と蕎麦焼酎がカップで出てきた。湯のみ器に移し、少しずつ割って…、うん、ええ、温まる。あては信州安曇野のおぼろ豆腐、〆はザル…、なかなかの粋人やねえ、ツウやねえ。気分は池波正太郎!。

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