日吉そばの「古代そば」
「古代そば」って、どん何ですか?~と聞くと、湯葉とおろし生姜入りと言う。そう古代でも、誇大でもない。わりに新しい。お店は古い。もう90年以上、店主は3代目。昭和2年に建て替えて、それ以来、そのままという。坂本名物「日吉そば」。看板、それは大きい。
お店は京阪石坂線の終点、坂本駅からすぐのところにある。坂道を日吉神社へ向かって歩いて2、3分。天台宗の始まり、最澄さん生誕のお寺の真ん前。そこって、そばで有名な「鶴喜そば」のところではないのかって…。そうそう、そこそこ。鶴喜さんは「味は1番、電話は2番、店は角から3軒目」のキャッチで売っているけど、日吉そばはというと…である。
日吉神社へお参りしての帰り、昼には少し早かったが、入った。二度目で、7、8年ぶりかな。テーブル、窓際の畳席…、変わっていない。客がいないのも同じ。ストーブの前に座り「古代そば」って?と聞いた「古代そば」。値段は650円。ひと口、ふた口なんか、からだが温まる。何でか、しょうか、生姜効果か。鶴喜さんに対し「店は角の1番、電話は4番、さて味は何番?」と、女将さんに問いかけてみた。「お客さん次第です」。もっとも!。
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