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2016年10月 6日 (木)

コーヒーの最初は「コッヒー」

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本を読んでいると「ああ~そうだったのか?」と思うくだりによく出会う。オランダの解剖書「ターヘル・アナトミア」を苦心惨憺して翻訳、「解体新書」にした大分・中津藩の藩医・前野良沢の生涯を書いた吉村昭著「冬の鷹」。長崎で良沢は初めてコーヒーと出会った。

 

 新潮文庫の66頁と67頁、ここんところを紹介すると…。長崎の通詞宅で「珍しいものを差し上げたい」と、出てきたのがコーヒー。「黒ずんだ液体。物のこげたような異様な匂い。強く鼻をさした」と述懐する。良沢をもてなした通詞は「これ、コッヒーと申しましてな」と説明する。コーヒーはオランダ語、日本語の当て字は珈琲。長崎の出島では「コッヒー」。

 

 通詞はなお補足説明を加える。「オランダの茶と申すべきもので、一種の薬でござる」と言う。コッヒー豆を炒り、土鍋で煎じて常用。「五臓六腑の調子がすこぶるよい」と絶賛する。淋疾にもよく、小便もよく通じる~とも。コッヒーの利尿作用、昔から~である。白糖で薄めたコッヒーを飲んだ良沢さん。あまりに苦い飲み物で、舌に不快さが残っているので、通詞宅を辞すと、井戸をみつけ、桶の水を汲み、何度も口をゆすいだ~と言う。良沢さん、「良薬は口に苦し」?。

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