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2015年12月

2015年12月31日 (木)

洒落が出る海転寿司

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どうや、この味、文句があるか、紋甲イカやでえ。ないない、プチプチして、うまかったでえ~。回転寿司へ行くと、古くならないうちにサラを取っては、つい洒落てしまう。これ、わかってもらえたかなあ。仕上げは積み上がった皿を数えて、イクラあったかなあ~~。

 

 京都駅南口のイオン八条店内の魚河岸さん。暮れから、飛び込みの回転寿司巡りやっていて、あそこは、ネタがええでえ~聞いて行った。回転寿司が「海転寿司」と洒落ているのがええ。名前を書き込み、丸椅子に座って、呼び出し待ち。少しずつ前へ進み、待っていても、明日がある。好みの握りはカウンター席から直接、中トロ一貫!と声かけ注文、寿司屋の気分も。

 

  

 海転寿司メニュー、さすが洒落ぽい。軍艦巻きで、ネバネバブラザーズだって。めかぶ、納豆、アボガド、山芋。確かにねばねば兄弟や。寿司のメニュー名、こうあらネバならないってことはない。まあ、食いねえ。京都っ子だってねえ。いや、寿司は江戸っ子がいいなあ。あっ!、変なのが回って来た。こぼれたコーン、こぼれたシラス。どうこぼれているか、二つ揃って取った。うん、確かに沢山こぼれている。だれに知らす、だれかコーンかなあ?。

 

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2015年12月30日 (水)

瓢箪から瓢箪が出た~

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 長浜へ行って、町を歩いて「太閤ひょうたん」という店を見つけた。古民家の2階、虫籠窓の前、ひさしから瓢箪がぶら下がっている。北国街道の町中。階下がステンドグラス館で、2階への上がり口~自由にお上がり下さい~の案内。お言葉通り、靴のまま自由に上がった。

 

 階段の壁に秀吉公のイラスト絵。大きな瓢箪にまたがり馬印の瓢箪を持っている。何度か、こんにちは~と声をかけたが、誰もいない。いるのは、いや、あるのは、瓢箪。ある~という表現では物足りない。まあ言えば、猫灰だらけみたいな、店じゅうが瓢箪だらけ。まさにところ狭しである。いいのかな思いながら、あんな瓢箪、こんな瓢箪、デジカメ撮りした。

 

 諺に「瓢箪から駒が出る」。小さな瓢箪の口から大きな馬(駒)が出て、思わぬ出来事を例えるけど、こんなに瓢箪飾りがあるとは、びっくりする。白壁に「長浜ひょうたん憲章」の貼り紙。~ひょうたんで、人と人との和を広げ、味わいのある文化のまちづくりをしましょう~など5つの憲章。制定は平成7年8月8日、ひょうたんの日と。瓢箪は○二つが重なっている形から「ひょうたんの日」らしい。8と8、なるほど~。ハイ拍手!パチパチ~。

 

 太閤ひょうたん店の所在は長浜市元浜町12号10番。全日本愛瓢会事務所も兼ねる。

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2015年12月29日 (火)

昭和のB級建築・長浜タワー

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町のシンボルタワー、全国に数々あれど~である。太閤秀吉の町、長浜にタワー、知らんかった。駅から歩いて3分、北国街道入り口。角っこにお食事処「北国亭」が入る雑居ビルがあり、上を見上げて、2階、3階、4階…、5階に展望台付きの長浜タワー、あったあ~。

 

 う~ん、そうか、タワーに間違いない。高さ?そうやなあ、展望台の上、大きいのから小さいのまで付いた輪っかの鉄塔があり、一番上で25㍍くらいかあ。ちゃんと「長浜タワー」と表示してある。赤色が錆びているようで、それがどこか、レトロぽくって、見る人により、昭和のワンダー建築といい、愛すべきB級建築だという。見続けていると、確かに~と思う。

 

 何時、誰が~と「長浜タワー」とネット検索したら出てきた。昭和39年、地元の資産家が長浜にも東京タワーみたいな名物を~と建てたという。開業時はビル側面にバラ飾りがあって、展望台は有料だったそうな。ビル正面にはNAGAHAMA TOWERBILL」と英語表記がある。正しくは「BUILDING」なのにスペルミスでBILL」となっている。そこがユニークで面白い。太閤さん、存命だったら、たわけ!かな。いや、怒ったらあかん、ご愛嬌、ご愛嬌~。

 

 駅に隣接する平和堂ビルで、「残したい、伝えたい、心に届く~ながはまふるさと百景イラスト展~」開催、その一つに長浜タワーも。

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2015年12月28日 (月)

焼き鯖そうめんで、よかろう~。

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まあ、よかろう~とお店へ入った。店の名前が「翼果楼」(YOKARO)なので、最初から、良かろう~と思う。長浜名物、焼き鯖そうめんのお店である。大津から新快速で1時間の長浜。来ると気になる焼き鯖そうめん、市内散策で何店か行ったけど、ここは初めて。

 

 長浜では一番流行っている鯖そうめんのお店かな。駅から徒歩5分。ガラス工房、黒壁のある北国街道沿い。古い商家さんを改造、玄関口に招き猫あり、屏風飾りの畳座敷あり、陽のよく当る粋な庭あり…、なるほどしょうか!と思う商家?の佇まい。平日の昼過ぎ、家族連れが2組と、縁先側に女性一人…、そっと!、見たところ、みなさん、焼き鯖そうめんか。

 

 もちろん、仲間入りして、待つこと3分。女性店員さん、ごゆっくりどうぞ~と優しい。客慣れか、鯖慣れか、客裁きはうまく、サバサバ?。これ、常套句の洒落。店前にお店紹介の読売新聞切り抜き。読むと、経営は辻達也さんと郁子さん。焼き鯖は大鍋で2日間じっくり煮込む。魚臭さが消え、骨まで柔らかくなると。醤油色した輪切りの鯖、山椒の葉が乗って、そうめんは茶色に染みている。ああ、アアメン、ソーメン。味?そりゃあ~よかろう!。

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2015年12月27日 (日)

長浜・豊公園のサル

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 来年はサル年、長浜の豊公園に来たからには~である。公園の中、ずっと前からサル舎がある。あのサルさん、元気にしているかなあ~、長浜文芸会館の県秀作展鑑賞帰り、駅へ戻る道筋、寄って見た。サル舎の錆びた金網の向こう、いた!、いた!、去らずにサルはいた。

 

 まだ2匹いる。顔が赤い。久しぶり再会、恥ずかしいんかなあ。ちゃう、ちゃう。生まれた時からや。一匹は柵の近い所で、カイカイしている。お笑いタレント、間寛平さんの「かい~いの、かい~の…」かなあ。もう一匹は奥で、ポリポリ、何か食べている。ポリシー?あるのかなあ。二匹とも、お猿の尻は真っ赤か~のニホンザル。それ!お尻の色で知った~。

 

 長浜城主だった豊太閤・豊臣秀吉にちなんで「豊公園」。秀吉と言えば、信長が名づけ親のサル。それで、公園管理の長浜市がおサルさんを飼っているようだ。10年前には隣にシカもいたが、亡くなったとか。今はサル舎だけ、しかたがない?。サル舎に犬散歩のおじさん。近づいたらあかん。犬猿の仲やでえ。サル舎の注意看板。えさはやらないで~、近づかないで~と。サルの名前はなんと言うのか?、そうか!、見ざる、言わざる、聞かざる~。

 

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2015年12月26日 (土)

季語の冬木に感じる

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 新聞を捲っていると、ええなあ~思う言葉に出会う。その一つ、ちょっと紹介しよう。「ひとり立つことで冬木とまたなれり」。これは、俳人坪内稔典さんが毎日新聞朝刊の連載コラム「季語刻々」で、取り上げた一句である。その中に出てくる季語「冬木」に感じ入った。

 この句の作者は京都の俳人豊田都峰(とほう)さん。俳号の「都峰」は比叡山で、ご本人は今夏84歳で亡くなった。句界の皆さん、途方にくれた~と洒落るのは、不謹慎である。そうわかっているのなら、洒落なければよい~と、反省しながら洒落てしまう。どこか洒落中毒にかかったみたいと思う。いや、困ったものである。もう一度、襟を正して「冬木」である。

 冬木の条件は、群れて立つ「冬木立」(ふゆこだち)に対して、葉を落として「ひとり立つ」こと、すなわち、自立していることだという。森の中、繁った木が沢山立つのが「夏木立」なら、葉が落ちて並び立つのが「冬木立」。その中で一本だけ離れて立つのが「冬木」。坪内さんは「都峰さんは自分に重ね合わせて詠んだ句だろう」と言う。「冬木立いっぽんづつのあひだがら」も都峰さんの句。これなら、葉を落とした木の仲間がいて、冬木も、都峰さんも、途方にくれることはない??。

 

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2015年12月25日 (金)

お西さんのイチョウ散る

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師走が過ぎて、何時ごろから、散り始めたのだろう。銀杏の葉は、もう大方、散り切っている。樹木の周りは黄金色に染まり、歩くとフワフワの絨毯。世界文化遺産に登録のお西さんこと、西本願寺の境内である。師走も半ば、何となく入って、冬の光景を見た。

  

 親鸞さん800年の大御忌記念で修復なった国宝御影堂、阿弥陀堂…、境内は広い。御影堂前の銀杏は、樹齢を重ねて、もう400年という。京都市指定の天然記念物、根っこが天に広がっているみたいで「逆さ銀杏」と言われる。葉が落ちて老樹の輪郭がよくわかる。確かに枝が左右に広がって、根っこのよう。幹回り、6㍍はあるとかで、どっしりして、太い。

 

 境内見渡して、イチョウどう撮るか。いちよう、デジカメ持参している。何所の県からか、お寺さんが檀家さんを団体で引率、散りじりにならないよう案内している。ここはチリではない。広いと言っても大丈夫や。洒落ている場合やない。洛陽でイチョウの落葉。黄はいい色や。黄色の財布は、お金が貯まる言うし、高倉健と倍賞智恵子の「幸せの黄色いハンカチ」、あの映画も良かった。出し巻きもうまい。お西さんは南無阿弥陀仏、黄色はありがたい~。

 

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2015年12月24日 (木)

居酒屋いざかっぱのこれから

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職場から直近、徒歩2分、冬でもビニールドアの居酒屋「いざかっぱ」へ、気持ちを高め、いざ!と行く。開店から4カ月、もう何度行ったかなあ。カッパご縁か、なぜか、よく雨が降る。傘を借りて帰ったことも。店内、今はコート着たままで調度いい。

 

かっぱ店主の名前は、板倉正宗さん。戦国時代、独眼流の伊達政宗、お酒の銘柄・菊正宗を思わすけど、頂戴した名刺、正宗はローマ字で「MASAHIRO」と。まさむね~でなく、まさひろ。一人経営、31歳。ビニールドアが開くと、すきま風が入るけど、今年は暖冬。そうは気にならない。ビニール越し、外の景色が見える。冬でもオープンカフェ気分?。

 

客?う~ん。何時だったか、3グループ6人あったけど、大体が1人か、2人…、まあ、落ち着く。メニュー?、工夫がある。煮込み大根の天ぷら400円は秀逸で評判。冬場はおでんに加え、かっぱ鍋が出る。あったか湯豆腐580円、山海寄せ鍋800円…。かっぱ店主描くメニューイラストは、素質あるのか、味がある。気のせいか、行くたびに店長がカッパらしくなっている。夢は?と聞くと、水の綺麗な琵琶湖…。いや、模範解答?。カッパ人生、これから、これから~。

 

 お店の住所は大津市松本1丁目、電話077-574-7608。滋賀県庁前から東へすぐ。 ※

 昼は味噌汁付き600円ランチも始めている。

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2015年12月23日 (水)

国宝「飛雲閣」の模型

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いや、まあ、これは、これは~である。西本願寺の総合案内所に展示の国宝「飛雲閣」の模型、それはそれは見事に出来ている。「飛雲閣」は金閣寺、銀閣寺と並ぶ「京の3名閣」の一つ。天下人・秀吉が建てた聚楽第の遺構と言われ、どこか威光がある。さあ、遺構へ行こう?。

 

模型の制作は元京都市職員、山田政博さん。図面を取り寄せ、7年がかりで仕上げ、平成16年に本願寺に寄贈したという。龍谷ミュージアムでアンコールワットの仏像展を見ての帰り、前の西本願寺へ行って、見つけた。ホンモノの「飛雲閣」は原則非公開。初層は舟入りの間、二層は歌仙の間、三層は摘星楼の楼閣建築である。そうは見られない

 

年に一度は特別公開あり、二、三度行ったけど、庭を含めて写真撮影は禁止。この模型なら~と断らず、デジカメを向けた。反射を防ぐには、ガラスにレンズをピタリと当てればよい。模型はまことに精緻に作ってある。内装再現、150畳の畳まで糸で敷いて…。小野小町、蝉丸など小倉百人一首の歌仙人は写真を縮小して貼り付けて…。舟もある。庭もある。実物40分の一の総檜造り、見れば見るほど、凄い。昼でも、夜でも、朝が来ても、びっくりポン。

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2015年12月22日 (火)

六甲おろしの日の六甲おろし定食

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そうか、そうか、6日、16日、26日は「六甲おろしの日」か。六甲の六が付くからか。阪神タイガースが大好きなお店、単純やけど、まあ面白い。球団歌は甲子園に風船が舞い飛ぶ六甲おろし。どうおろすか、2枚か、3枚か。そりゃあ、すりおろし。オロオロしたらあかん?。

 

 「六甲おろしの日」には「六甲おろし定食」が六個出る?。そうではなく、大根おろしを添えた焼肉定食がメニューに出る。ドリンクサービスあり、税抜き900円。シーズン中は阪神が勝った翌日も出る。お店は阪神が勝つと、半信半疑?で嬉しい。このお店、ろこにあるかというと、京都山科駅前の大丸・ラクトの地下1階にある。店名は「カフェ&グリル木船」。

 

 おでん定食に始まり和風中華、かす汁定食と通い続けて、やっと「六甲おろしの日」の16日がきた。「六甲おろし定食」どんなかなあ。ショーウインドウケースの中、この日だけ阪神の球団旗とメガホン飾り。テーブルに焼肉定食が出てきた。期待通り、大根おろしがモリモリ…。目玉焼きはトラトラ色の黄色…。♪~六甲おろしに颯爽と 蒼天かける日輪の~オウ オウ オウオウ 阪神タイガース フレ フレフレフレ~♪。ウン、うまい!うまいがな。 

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2015年12月21日 (月)

南座の吉例顔見世

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中村雁治郎さん4代目の襲名披露か。いいな、いいなあ~。夜の部、舞台上で口上。紋付袴の雁治郎さん、扇子を前にどう喋るかなあ。客席から「成駒や~」の掛け声飛ぶんかなあ。幹部役者も勢揃いで、晴れやかやろな。一等席で見たら2万5千円、そらあ、ええでえ~。

 

 今年も師走恒例、南座の顔見世興行。祇園石段下でバスを降り、四条通りから河原町へ、宴席会場へ行くおり、足が止まった。午後5時半、夜の部そろそろ口上の頃か。勘亭流のまねき看板、役者絵の看板、昼の部、夜の部の演目、出演者を見て、デジカメ、デジカメ…。松竹創業120周年「當る申歳 吉例顔見世興行」。當る~、年末ジャンボも当るかなあ。

 

 看板だけでも見どころ、ある、ある~。夜の部、最後は歌舞伎十八番のうち、勧進帳。弁慶は海老蔵、富樫は愛之助、義経は初の壱太郎や。新聞に海老蔵さん、同時期、京都で撮影が入っているけど「どうしても出演したい」と登場という。人気上昇の愛之助さん、昼から夜へ最多の5演目出演、疲れるやろなあ。忠臣蔵の「土屋主税」は、上方歌舞伎大看板、鴈治郎と仁左衛門が初顔合わせや。上から目線の4等席で5500円、見たつもり、見たつもり~。

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2015年12月20日 (日)

鷹が峯の蕎麦は新旭の針江

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ひょっとして…と聞いたら、カンは当たっていた。それが当たって、景品が出るわけではないけど、話はう~んと広がった。京都洛北鷹が峯を歩き、琳派の光悦寺まで行って、帰りはここで~と行きしに決めていた町家ふうの蕎麦屋さん。お店の名前は「はり江」。

 

 蕎麦は石臼挽きの手打ち、本日は滋賀県高島産~、そんな木札がかかり、どこか、粋だし、蕎麦は減量対策にもいいし、迷わず入った。土間を通り、福の字の暖簾を分け入って、靴を脱いで上がり、畳にテーブル、そこがお店。注文はせいろ蕎麦。いま読んでいる真田太平記の作者、池波正太郎さんなら、ここで熱燗やけど、職場があり、そうもいかない。

 

 午後1時半回っている。客はだれもいない。出汁にそば、どぼっとつけず、ちょっとだけで、スルスル~と。これがツウちゅうもんや。高島産の蕎麦、いい味。店の名前「はり江」なので、もしかして滋賀県湖西の針江からですか?~と女将さんに聞いたら、卓球やないけど、ピンポン、ピンポン。そこのご出身で、生活用水になっている湧き水を今も週一回運んできて、蕎麦を湯掻いているという。針江の湧き水蕎麦、スルスル~ワクワク~。

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2015年12月19日 (土)

琳派のふるさと、鷹が峯を歩く

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京都洛北・鷹が峯と言えば、琳派発祥の地。本阿弥光悦の始めた芸術村から宗達、光琳、抱一へ、琳派400年である。歴史の深み、文化の香りを思い、師走の鷹が峯を歩いた。起点は市バス土天井駅。「つちてんじょう」、地名の読み方からして、なんか曰くがありそうな。 

 

バス停降りたらそこは、文化2年(1805年)創業という松野醤油。初代は松野新九郎さん、苦労あったのかなあ?。店構え、見るからに老舗。濃い口、うす口、刺身の醤油各種にゆずポン酢、もろみ、つゆが店内に並ぶ。店の奥は、薄暗く、もう100年も使っているという木樽が10個も。見上げる大きさ。醤油造りの丹波大豆、発酵、発酵で丸2年という。

 

しょういう松野醤油の近くに秀吉が造った御土居の旧跡。外敵に備え、鴨川氾濫から守った堤防、往時は22・5㌔も。内は洛中、外は洛外。鉄柵の向こう、こんもりした土塁が見える。鷹が峯名物は御土居餅、もちもち!、どんな餅?。農家の玄関先、すぐき、白菜、ねぎなど、取立て京野菜の直接販売、どう言わばいいのか湯葉の老舗店…、坂を上りきって、禅寺の源光庵、そして光悦寺…、石畳に散り落ちたもみじ、自然の琳派芸術、今ここに~。

 

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2015年12月18日 (金)

おにぎりの山下清

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 いかん、いかん、どうもいかん。京都・鷹が峯の曹洞宗の禅寺「源光庵」の伝道掲示板で~足ることを知れば、欲しても迷うことはない~の教えがあって、我なりに納得したのに、足ること知らず、欲してしまった。何を欲したか?「大きな大きな、おにぎりの山下清」。

 

 そうそうではないけど、時に行くJR山科駅前の居酒屋「ももじろう」。店長さんが代わって、壁の貼り紙メニューも一新。座った席から「おにぎりの山下清」が見える。副題が~大きな、大きな~。放浪の画家、山下清さんはおにぎり大好き。それにあやかったアイデアメニュー。見るたびにどんなんか、気になる。一度、二度…辛抱したけど、ついに…だった。

 

 いや、大きい、大きいがな。手のひらにズッシリくる。三角おにぎり、海苔はぐるり~とはいかんけど、底から巻いてある。梅干、鮭、漬け物を添え、777円。味はどうや、両手で持ちあげ、上からがぶり。うん、うまいやんか。お米は近江米…、そう聞くと、余計にうまい。2かぶりから3かぶり目…鮭のフレークが出てきた。お腹一杯、ここらでブレークや。お握り一つ、お米1㌔やって…。そんなに~。もう、十分足ったあ。持ち帰り、持ち帰り~。

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2015年12月17日 (木)

特選になったセミの抜け殻

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えっ!セミが芸術の仲間入り、特選受賞~。横倒しになった四角垂の箱の中、セミの抜け殻が一杯や。一匹、二匹、三匹…、そんな少しやない。塊りになって、セミセミしている。第69回滋賀県美術展で立体部門の中日新聞社賞という。どうセミをみせたのか。

 

抜け殻セミの塊り、大津市瀬田の滋賀近美ギャラリーの中にいた。制作は川上正昭さん(53)で、米原市・柏原中学の美術の先生。作品のタイトルは「未来の記憶」。鑑賞の皆さん、腰を屈め、箱の中を覗く。内側には泥土が塗ってあり、箱の入り口に豆電球、中のセミを照らしている。このセミが何で特選か?審査員は講評で「内部空間を注視させたのが良い」と言う。

 

セミがら入りの作品、立体造形としては見せていない。鑑賞者に思考空間としての場を与え、考えさしている。まあ、ロダン制作の考える人みたいなセミ、新鮮な作品~と審査員の先生は言う。史上初のセミ芸術、いやあ、評価が高い。制作の川上先生、特選受賞の日、会場で作品の自撮り。話を聞くと、セミはあぶらゼミで、この夏、伊吹山が見える三島池周辺で、子どもと一緒に200匹、探し集めたと。セミ芸術、みんなでミ~ン、ミ~ン~。

 

 

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2015年12月16日 (水)

羽子板、達磨、和草履、羽織…

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 羽子板かあ、お正月やなあ。絵はほれ、ほれ~、恋人を海と山で、暗号かして呼び合った、ほれ、大正ロマンの、ほれ?、ええっと、ええっと?来年の干支はサル。見ざる、聞かざる、言わざるの猿や。いや、いや、その、ええっとやのうて…、そやそや、美人画の竹久夢二。

 

 思い出すんに時間かかる。年はとりとうない。この正月きて、幾つになるんか、知らんことにしょう。羽子板の羽根も綺麗や。ひと目、ふた目…、なんぼ続くか、そんな正月光景、今は昔かなあ。明治2年創業という趣味の和雑貨「かつらぎ」さんの店前で、なんか足が止まった。懇親会のあった京都先斗町の店を出て、師走の河原町をふらり、ふらり、歩いて…。

 

 丸善の入った新装のBALの近く河原町六角下ルあたり。よく歩いているのに、気づかなかったお店である。もう夜の9時、人通りが少ない。店先、正月商品の品揃え、気持ちがなごんだ。店は奥へ奥へ、かなり広いけど、店員さんの姿はない。しばらくたたずんで、デジカメ取り出して、正月気分の先取りや。まだ目のない達磨さんが大中小…。招きの縁起猫、デデンガデンの太鼓、鼻緒の綺麗な和草履も。羽織も沢山。店員さんいたら、根掘り葉掘りやのに~。

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2015年12月15日 (火)

450円のハムカツ定食

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 ハムかつのハム、歯にがぶり、一回、二回、三回…これぞハムハム。一つが大きくて、ラッキーハムハム?。これが3個も。皿には、ポテサラと野菜サラダ、どこかサラサラしている?。味噌汁は豆腐入り。箸つけて、最初に少し、味わうようにすすって…ええ汁と知る?。

 

 大津から山科へ、JRでヒト駅4分の府県越え昼食。京阪電車の踏み切り渡って、ちょい飲みセット700円、正午から開店の山科酒場。階段降りて、地下店。昼から飲める~が店の売りやけど、勤務中はあかん。ランチタイムセットのおしながき、定食にするか、丼か~で、定食の中からハムかつ、税込みで450円。食べてどうか、安かろう~、良かろう~、◎やろう。

 

 カウンター席に座る。はい、どうぞ!とジョッキー。昼から飲んだらあかんやんか。違う、違う…ウーロン茶ジョッキー。でも、気分は出る。ご飯もどんと入っている。少なめに~言うとくのやったあ。米粒一粒でも残したらあかん。お百姓さんの苦労知ってるか~って、言われたん思い出す。一つ向こうのカウンターは、男子4人組。2合、2合…と追加注文が重ねて、昼から飲めるランチで、乱痴気騒ぎか…いいなあ。昼でもひるまず、いいのかなあ~。

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2015年12月14日 (月)

源光庵、名残りのカエデ

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まだあった、あった。行ってみるもんや。風が強く、雨も降ったり、止んだり…、上り坂を歩いて、歩いて…、毎年ならもう散りきっているモミジ、まだあった。境内入って、庫裡近くの大きなカエデ、真っ赤じゃないけど、紅くて黄色く、この色合い、心にぐっと来たあ。

 

 ここは京都・鷹が峯の源光庵。琳派400年の始まり、本阿弥光悦のお寺の、まあ、お隣さん。去年だったか、JR東海のそうだ!京都へ行こう~で、紹介された曹洞宗のお寺さん。本堂には悟りの丸窓、迷いの四角窓がある。切り取った○と□の向こうに真っ赤な紅葉がポスターになっていた。ビニール傘を置き、靴脱ぎ、本堂上がり、庭みて、拝観代は400円。

 

 ええなあ、来て良かったなあ~と思ったカエデ、本堂の庭から見た。樹高にして5、6㍍はある。○□の窓からの紅葉は消えていたけど、境内カエデの色づきは、名残というより、盛りのごとく色づいている。境内の伝道掲示は「足ることを知れば欲にも迷わない」の教え。足りる心の平常心、これが大事なんや。本堂からデジカメ、ズームいっぱい、また戻って、カエデの下からもズーム。思ったら行く~、迷わず行く~、結果は得られる。これ、経験則。

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2015年12月13日 (日)

茄子畑、どうなすったのか?

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 いったい、どうなすったんだろう。ぶら下がった茄子が、しぼんで、しおれて、しぼんとしている。いや、しょぼんかな。一つや二つでない。広い茄子畑の茄子、全部かなあ。ほんと、どうなすったのか。何があったのか。畑見て、成すべきこと、なすったか、気になった。

 

 討ち入り前、大石内蔵助が隠棲した京都・山科の岩屋寺から、5分くらいだろうか。岩屋寺と隣り合い、内蔵助を祀る大石神社なら徒歩3分か。神社近くの恩師のお宅を尋ねての帰り、バス停への道筋だった。何気なく歩いて、何やこれは?と気がついた。晩秋すんで師走入り。秋茄子の取り入れ時期はとうにすんでいる。紫色の茄子、どれもこれも朽ちている。

 

 せっかくの収穫物なのに獲りいれてない。いや、もったいない。しおれるまま、なすがままである。畑は目測で30㍍×20㍍ぐらい。ビニールを敷き、芽を出させ、伸びた茎をパイプで支え、成った実はビニール紐で結び…、やっと獲り入れ時がきたというのに…、どんな事情があったのだろう。休日の朝、畑周りに人の姿はない。12月14日、討ち入りの日が近づいている。義士祭りのノボリ旗、はたと困った?とでも言うようにハタハタしていた。

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2015年12月12日 (土)

水一豆腐の絹、うまいでえ~

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うまいもん、うまいもん…数々あれど、これは真からうまい。まっことうまい。それが、なんとも、さりげなく、店を構えて、知る人ぞ知るで、今も店は続く。それ、何か?というと豆腐。たかが豆腐、いやいや、されど中のされど豆腐。ほんまにうまいでえ~。

 

 お店の名前は「醍醐 水一豆腐」。ご主人の名前は水口景一さん。聞くと、学校を出て、豆腐づくり一筋で半世紀という。年齢は聞かなかったが、65歳くらい。京都市地下鉄石田駅から徒歩で5分位か、日野・法界寺へ行く道筋に店がある。豆腐は天然造りの絹だけ。化学添加物も消泡剤も使わない。滋賀県産の豆、伊豆大島のにがりで造っている。

 

 法界寺へ行くおりお店を知って、どこか気になって、帰りにどんな豆腐かな?と入った。引き戸を開けて、こんにちは~と声かけると、暫くして頭にバンダナのご主人、水口さんが出てきた。そう広くない店内、豆腐造りの機材と、水槽の中に豆腐。やわらぎと読ませる「和」の絹は一丁320円。水槽の中からすくい上げた豆腐、真っ白、白い、白い、これぞ絹や。ふにゃ、ふにゃ…、そうろと、そうろと、見るだけで、うまいでえ~。

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2015年12月11日 (金)

厠の中の世界

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厠(かわや)には厠(かわや)の世界がある。どんな世界か、それは後回しにして、厠(かわや)とは、今で言う便所、トイレで、古事記に登場する古来の言葉。意味は、川の小屋で用を足すので、かわや。そうか、そうか、かわいや、かわいや~、うん、うん?。

 

 店名「晴天屋」で、雨でも「ハレルヤ」と読ます山科のおでん屋さん。ちょいちょい行くようになって、便所の表示が「厠」。けっこう、中は広くて、厠の世界が広がる。おまかせ5種盛り1000円、おでんも持ち帰りが出来る~の貼り紙。麦のいいちこ、芋の黒霧島はボトルキープ1000円。安いなあ。厠の内、見渡して、そうか、そうか~と、気づかせる。

 

 イラスト絵の日本てぬぐいもある。これがまた、ぐっとくるグッド商品。真ん中に招き猫が描いてあって、豆、人参、蕪、茄子の絵。~豆に働き、人が参り、蕪(かぶ)を上げ、財をなす~の添え書き。上品に洒落ている。「福」の鈴を首につけた招き猫は「春夏冬 二升五合」の漢字。意味は秋の無い商いは二升で益々、五合で繁盛や。これは永楽屋さん発売の商品。京都在住で、画工の肩書きのある殿村栄一さんの作という。厠のひととき、う~んと感じる。

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2015年12月10日 (木)

テレビの辛坊治郎さん見た。

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毎朝、10チャンネルで見る辛坊治郎さん、右斜め15㍍で見た。10チャンのTV局、チャンというと、関西では読売TV。ニュース解説の辛坊さん、ラーメンと阪神タイガース好きの同僚の森たけしさんとコンビで、午前5時からのナマ番組「す・またん」に出ている。

 

 とぼけた味とわかりやすさで、食事のおり画面で見ているけど、ご本人をこんなに間近に見るのは初めて。頭は黒々して、おでこは広く、眼は細い。テレビと一緒や。背丈はそう高くない。足より、胴が勝っているかなあ。ネクタイは薄いブルーに水玉、スーツはグレー。もう還暦とか…。TVの出演で、毎日午前2時半起きで、講演のこの午後2時はもう眠いと。

 

 講演、大阪であった関西電気保安協会創立50周年で聴いた。辛坊さんは演台、こちらは前列左側3列目の客席。デジカメをズームにして、辛坊アップ。隣の客席もスマホ撮り。「日本の不都合な真実」が演台、ええ題や。辛坊さん、何でここに呼ばれか、心当たりは自宅がオール電化やからかなあ~と。大阪内政、長生きリスク、自らの海難事故…、水飲まず、時計見ず、一気呵成に話し、講演1時間20分の終わり、ぴったし。凄い。もう一度、拍手~。

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2015年12月 9日 (水)

しょうゆらーめんにはまった~

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ちょっとはまる~って、言う言葉あるけど、あれにはまった~。あれって、何かと言うと、JR駅中や、駅前や、駅構内にある麺家の新メニュー、しょうゆらーめん。な~んやと思う向きにはどうぞである。このら~めん、面と向かって言うのもやけど、ホンマうまいんや。

 

 鉢の色が粋やなあ。ほれ、鶴田浩二が歌った赤と黒のブルースや。♪~夢をなくした 奈落の底で~♪やがな。ネギ、モヤシと短冊切りのシナチク3枚。歯ごたえあって、これがないと、ラーメン言わへん。チャーシュは柔らかくて、大きいのが2枚…。値段は500円、自販機で1000円入れると500百円硬貨出てくる。これ、500円玉貯金、ぴったり効果や。

 

 はまる~ちゅうのは、川にはまる、罠にはまる、深みにはまる…というのもあるけど、このしょうゆらーめんは、夢中になる、のめるこむ、熱中すると言うはまるや。JR草津駅構内、講演へ行くのに時間がないし、麺家で何か、何か、早く、早く~で、出会ったのが始まり。スープ、ええ味なんや。あんまり、飲んだら体重増とはわかっているけど、レンゲ抜きで鉢を傾け、ズルズルズル~。翌日昼、JR山科駅前の麺家でまた…、いや、はまってるう~。

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2015年12月 8日 (火)

イロハカエデの遅い紅葉

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そうか、そうか、我慢に我慢を重ねて、今が紅葉だったのか。昨日夕、読売TVの「ニュースten」を見ていると、アナウンサーが「イロハカエデが今日、平年より12日遅くに紅葉に~」と。食事しながらで、何所の場所かまで見ていなかったけど、だからなのか~と。

 

 JR瀬田駅からバスで10分、図書館や美術館のあるびわこ文化ゾーン。この日曜、滋賀県美術展へ行ったおりだった。晩秋、何度か足を運んで、世評どおり、今年はあかん、アカン~と思っていたイロハカエデ。それが、えっ!どうしたん~と思うように赤く染まっていた。バス停降り、坂道を行って、茶席夕照庵あたり。毎年、穴場にしている紅葉ポイントや。

 

 夕照~、これを「せきしょう」と読めれば、滋賀ツウ。近江八景の一つ、瀬田の夕照が「せたのせきしょう」。ゆうしょうは、優勝してから?。これ、故三平さんの冗談はよしこさ~ん。読売TVは10チャンネル、それで午後6時でもニュースtenなのかと見て、夕照庵の紅葉が今年はうんと遅かったと知った。「ten」を見るまで、テンとわからなかった。洒落はここまでえ~。あの日曜に撮ったイロハカエデの美しく遅い紅葉、まあ、どうぞ~。

 

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2015年12月 7日 (月)

京都御苑のセンダン

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こんなにツブツブの実が一杯、なんの木やろう。葉は落ちて、枝先という枝先、成るように成っている。自然体かな。実はまだ青く、大きさは1.5㌢くらいか。樹高は5㍍を越している。見上げると、高いところにも一杯ツブツブ…、なんの木かなあ?一人でブツブツ…。

 

京都御苑内の京都御所、皇宮警察の詰め所向かい側の緑地帯。晩秋から冬枯れへ、木々の葉が朽ち始めている。御苑と御所、違いがわかるかな。京都御苑は環境省管轄、京都御所は宮内庁管轄…、管轄の違いで、わかるはずや。また、一人でブツブツ…、~1粒で2度おいしい~?なんやった。そうや、アーモンドグリコや。ツブツブ、問答無用で確かに旨かった。

 

話がアニカソレンスタム。LPGAツアー通算72勝、女子ゴルフの元女王や。またそれそうや。ツブツブの実の成る木、周りクルクル回って、そばにこの木に出来たコブの標本があって、センダンの木とわかった。「栴檀は双葉より芳し」のセンダン?~と思ったが、そのセンダンは白檀。これはセンダン科センダン属の落葉高木。違い?、発芽したおりから芳香を放って、優れているかどうかの差。枝先の青い実近づき、フンフンフンフン…フーン。

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2015年12月 6日 (日)

法界寺の国宝・阿弥陀如来さん

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浄土真宗の祖、親鸞さんが生まれ、応仁の乱を招いた女傑、日野富子にゆかりがあり、近くに方丈記の鴨長明の庵もあって、お堂と阿弥陀さんは国宝で、毎年1月14日は五穀豊穣願う裸踊りがあって…など色々と話を聞き、ほうかい、ほうかい~と知った法界寺へ行った。

 

いや、いかん。お薬師さんをご本尊とする真言宗の法界寺で、ほうかい、ほうかい~なんて、洒落ては、いかん。ほうかに?洒落はなかったのか~と反省する。重文の本堂にある薬師如来の胎内には最澄さん自彫り仏もあり、ありがたいお寺さん。そこは、どこにあるかというと、京都市地下鉄東西線の石田駅で降りて、山側へ歩き、足が長ければ、15分で着く。

 

案内パンフは徒歩20分の表示、歩幅の差かなあ。京の文化財探訪-日野の史跡を訪ねて~11月末に2日間限定の特別鑑賞。もう15、6年前か、阿弥陀堂の中、堂内いっぱい大きな阿弥陀さん見て、感動した。それで、あの思い出再びだった。築千年のお堂、宇治・平等院と同じ、定朝作と言われる如来さん。眼をつむり、ふっくら、口元細く…、もの静か。堂内の撮影はあかんけど、お堂の扉少し開き、如来さんが見える。堂外撮影、どうかいなあ。

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2015年12月 5日 (土)

おお、しょうや!王将

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いきなり、洒落から入るのは、どうかと思うけど、悪戯心が面白いもんは面白い~言え!言え!と催促する。その一方で、良心がイエイエそれはなりませぬ~と戒める。二律背反…、どうしよう、どうしようと、迷って、ええい、言ってしまって、ここは読み手の判断や。

 

 たかが昼食、されど昼食のことである。滋賀近美の県展帰り、バスでJR瀬田駅前に着いて、ちょうど正午だった。駅ロータリー周辺、どこで食べようか、そばの出雲屋さんか、インド料理のナンか、なんにするか、あれこれ迷って、おお、しょうや!王将や。これが言おうか、言うまいか、悩んだ洒落。ちょっち気恥ずかしいけど、もう、どうしょうもない。

 

 「おお、しょうや!の王将」~、どうかなあ、面白いかなあ。そうでもないかなあ。洒落の出来具合が気になるけど、その、おお、しょうやの王将瀬田店へ行くと、師走入りから麻婆豆腐フェア開催という。好きな麻婆豆腐、ちょうど食べかった麻婆豆腐。山椒が効いて、ピリッと熱々!と店内ポスター。フェアは12月20日までの期間限定で、通常価額450円のところ430円という。20円でも値引きは値引き、おお!しょうか、しょうか??。

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2015年12月 4日 (金)

この写真、まあ見てえなあ~

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 これこれ、この写真、どれもこれも、ええやんか。みんなベストショットやでえ。デジカメ撮りして、パソコンに取り込み、もう一度見て、ええやんか、ええやんか。ひとり相撲やけど、ええもんはええでえ~。それで、ちょっと自慢したくて、まあ、見てえなあ~。

  

 今年の紅葉は昼間の気温が高くて、アカンと言われたけど、いつも穴場や~と思っている京都府立植物園。ひょっとして~と、11月最後の日曜に京都御苑から地下鉄に乗って、足を伸ばした。京都気象台がイチョウの葉が8割散って「落葉の日」と発表した翌日やった。植物園北山口から入り、毎年うっとりする池周りの紅葉、どんな具合か?見に行った。

  

 う~ん、遅かったのかどうか、葉先がちじれて、感動がない。あきらめて、ぶらぶらして、園内東南のアジサイ園へ行って、ああっ!と感動が走った。黄色のイチョウと、赤々したヤマモミジが重なりあっている。ええ色合いや。二つの木の回り、近づいて、離れて、いいな、いいな~と撮ったのが、この見て!、見て!写真や。すぐ近くに大きなフウの紅葉、これも下から見上げて撮った。緑に薄くピンク、ええ色や。これもまあ、見てえ~な。

 

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2015年12月 3日 (木)

「すた丼」が京都に来た

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昼食はどこに~と河原町三条でバスを降りて、回りを見渡して、通りに向かい側に「すた丼」の看板。東京名物という「すた丼」が京都に来ていたんや。この間、東京へ行って、三鷹で泊まった朝、待ち歩きで開店前に見た、あの「すた丼」。信号渡って、真っ直ぐ行った。

 

老舗喫茶「六曜社」の南、1軒置いて「伝説のすた丼屋」の看板が上がり、店前にすた丼は、どんなんか、ビデオが流れる。~創業は昭和46年…今は亡き、先代のオヤジが…~など画面が切り替わって行く。兎に角入店。京都開店何時からか?思いつつ、奥の奥の二人テーブル席へ座った。塩すた、とろすた、ピーカラ…、メニューの丼、どんどん進化しているようだ。

 

注文?そりゃ、すた丼。創業地の東京・国立市の名前とって、国立競技場かいな?と思う「東京国立名物」のカンムリ付き。すき焼きみたいに生玉子と味噌汁が先に出て、ややあって、すた丼や。肉は北イタリアのホエー豚。伝説らしく、名物らしく、丼らしく…どんと出た。タレ、作り方はたれも知らない秘伝のニンニク醤油。並み630円でも、盛り盛り。看板どおりの圧倒的なボリューム…、すた丼とは、どんなんか?、どんどん!わかっていった。

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2015年12月 2日 (水)

風神雷神はスーパーマリオ

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 いやまあ、いろんな風神雷神絵があるもんや。光悦に始まり、宗達、光琳、抱一、基一、雪佳…、徳川の時代から数え、数えて、琳派400年。その琳派の代表絵は、宗達の風塵雷神であり、時代を超えて、絵師たちは、あの絵はえ~しと、それぞれに真似て描いてきた。

 

 自ら片仮名でニッポン画家という今、今の絵師・山本太郎は、琳派の今年、最も新しい風神雷神屏風を描いた。山本さんは熊本生まれ、41歳。京都造形芸術大の学生時代から伝統と現代が同居するニッポン画を提唱、世に問いかけてきた。光琳の国宝、紅白梅図の水を缶から流して紋様をつくるなど、えっ?!と思わす絵。絵の世代間交流で昔と今を結びつける。

 

 最新作の風神雷神は、任天堂のスーパーマリオが雷神、鉢巻はMのイニシャル入り。対極の風神は鉢巻Lのルイ―ジ。二曲一双の屏風。雲の技法は琳派のたらしこみ、マリオには点々のドットも。京都伊勢丹美術館で、琳派記念の神坂雪佳と山本太郎二人展。会場内のビデオで和服の山本さんは「最初は思いつきでしたが、琳派400年とマリオ30周年の両方をお祝いしようと。任天堂さんもノリノリで…」と。作品意図、自らもノリノリ話す。

 

 伊勢丹展は11月29日で終わった。

 

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2015年12月 1日 (火)

巾着おでんの近着情報

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俳優、リリー・フランキーさんは言う。「やっぱりおでんの具をまじまじと眺めると、主人公になり得るのは、もち巾着しかないんだよ。頑張っている感じがするよね。ハチマキっぽい感じがいいねえ」と。う~ん、そう言われれば、巾着おでん、どこか魅惑的やあ。

 

なんで急に巾着おでんか~というと、最近行った居酒屋で、おでんのメニューに3度、巾着があって、興味がわいたからである。それで、パソコンで巾着、巾着…とスクロール検索した。弁当入れる袋巾着の作り方から、おでんレシピの餅入り、肉入りの巾着が出て、みんな近着やったけど、リリー・フランキーさんのコメント、これが面白かった。

 

居酒屋のおでん巾着、いつもの林屋さんは袋にイワシのすり身入り。これ、手が込んでいた。うまい、うまい~何度もいわしなや。林屋さんと親しいビニール戸の「いざ、かっぱ」店長、店名どおり、河童に似てきて、巾着に刻みねぎを詰めて「ネギ袋」。アイデア、ねきにおけない。いや、すみに~や。もう一軒は山科のおでん屋、雨でも「ハレルヤ」(晴天屋)。ここは木の子入り。袋のはちまき締めは、ようじのない爪楊枝。これ、洒落締め。

 

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