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2015年6月

2015年6月30日 (火)

駅の企業看板は「創」

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 そうか、創造する「そう」か~。JR京都駅構内、企業のPR看板は多いけど、この「創」には、4字熟語でいう「創意工夫」がある。看板掲出企業をヨイショするつもりはないけど、二字熟語で「創案」のグッド、三字熟語で「独創性」を思い、そうやそうや!と見てしまう。

 

 デザイン看板は「創」という漢字一字、駅中央の正面改札の上にある。大階段へあがるESから良く見える。幅3㍍、長さ10㍍くらいか。東証一部上場のニチコンさんが出している。コンデンサのトップメーカーで、京都市中京区烏丸御池の北東に本社がある。デザインがどうして「創」か、新しいエネルギーシステムを創造し、未来へつなぐ「創」だという。

 

 創とは、音読みでそう、訓読みでつくる。部首はりっしんべんで、12画である。駅ビル11階グルメ街へ行った帰り、そうや!と思って、写真撮った。最初の一画目から二画目へ、筆墨が点点点と輪になる。面白さ、味わいが…ある。二画の入り口、笑福亭仁鶴さん???。筆順、かくかくしかじかと進んで、あっ!最後は女性や。頭の毛が筆順の流れでなびいて、黒い服着て、足を海老のように曲げている。改めて、創造する力、そうやったんか。

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2015年6月29日 (月)

滋賀初の江戸落語家

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 わん丈さんが出てきた。白い着物、短髪、かっこいい。高座の座布団に座り、最初にワン!…、そんなことはない。落語家さんの最初はやはり、ええっ~で始まり、ええっ、三遊亭わん丈と申しましてえ…。わん丈さんの地元、会場から拍手、最初から細い目をさらに細めた。

 

 滋賀県出身、初の江戸落語家という。創作落語では、左には出られても、この人の右には~という三遊亭円丈さん門下、10番目のお弟子さん。ミュージシャンから東京に出て27歳で入門、いま前座5年目という。浜大津の旧大津公会堂、3ヶ月1度のわらげん寄席は前売り完売。久々に里帰りのわん丈さん、ご両親、ご町内の前で、ええっ~と一席、披露した。

 

 芸名が何でわん丈?前ふりは多分と、思っていたら、期待どおり出た。師匠が犬好きで柴犬2匹飼ってましてえ~、弟子入りで芸名考えて貰っているおり、犬がわんわんと鳴きまして、師匠が、そや、わん丈や~と。円丈さんのお弟子さんの芸名、4番弟子で天どんさんもいるけど、10人中、らん丈、丈二、たん丈、玉々丈、ふう丈、そして、わん丈さんと6人も、丈がつく。これ、首尾上々?。ちなみに、わん丈さんも、お母さんも、戌年わんわん!。

 

 三遊亭わん丈さん、1982年12月1日生まれ、本名は延熈龍。大津市生まれ。膳所小、粟津中、石山高校から北九州市立大へ。DJなども。

 

 

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2015年6月28日 (日)

ご当地グルメは「とんちゃん」

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 誰がいつ名づけたか、味噌だれの鶏肉のことを「とんちゃん」と呼ぶ。豚肉ならわかるけど、鶏肉なのになんでなのか、トンとわからない。湖西の高島市安曇川地域のご当地グルメで、いま、美味しいと評判が広がっている~と聞き、地元の道の駅まで求めに行った。

 

 レストラン「うおさい」のウインドウ、出ている、出ている。とんちゃんメニューが出ている。ラーメン、丼、から揚げ、とんちゃん部門第1位の定食…。大阪ほんわかTVのお昼ごはんでっせ~で、安曇川名物として紹介があったという。ウインドウ上段には近江滋養豚のトンテキ定食も出ている。鶏肉と豚肉、とんちゃんが重なり、混沌としている。

 

 ウインドウの中はトトンがトンでややこしい。地元商品販売コーナーへ行った。鯖ずし、鮒ずし…ここも、すしはすしでも、鯖と鮒で、ややこしいけど、その隣に冷凍のとんちゃんや。銀紙包み、500㌘1100円。旨いとウワサのとんちゃん、どんなんかなあ~である。あっさりした鶏肉に、こってりの甘辛い味噌ダレを絡めてある。ホットプレートでジュジュ。一つまた一つ、トンヤレナ、トンヤレナ…、いや、確かにとことん旨いがな。

 

 鶏肉なのに「とんちゃん」と言うのは、お客が呼び出した愛称とか。一説では、韓国では味付けした牛ホルモン焼きをとんちゃんと呼び、高島市には在日韓国人が多く、牛ホルモン焼と味付けかしわの味が似ていて、そう呼び始めたのではないかと。(元祖とんちゃん販売の「鳥中」ホームページから)

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2015年6月27日 (土)

担担麺と麻婆豆腐セット、辛い、熱い~

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うわっ、辛っ~、うわっ、熱う~。そやけど、この熱さとこの辛さ、やめられん、こたえられんなあ。担担麺と麻婆豆腐丼のセット。これが17時まで入店なら980円という。担担麺も麻婆豆腐も、そりゃあ、辛いけど、好物や。ナイスセット、ええがな、ええがな。

 

 JR京都駅ビル11階グルメ街にある北京料理の百楽さん。職場の大津から山科経由JRふた駅9分の昼食遠征、ちょっと癖になりつつある。久々、新規店開拓で、長~い駅ビル大階段横のESで上まで行って、どこにしょ、どこにしょ。かつくら、田ごと、串の坊、伊の吉…開店時に入ったキッチン・ゴン…、何せ昼食やし、千円までと見て回り、百楽へ。

 

 店内は外から丸見え。午後1時回っても客は多い。好物で千円以内なら、これやこれこれ!と、人差し指1本立て、ひとり~と言うと、店員さんが、すんませんねえ~と断ってからの案内。相席?と思ったら、それが4人席の個室にひとり。すまんことあらへん。それで注文したんが一番安いランチ。いや、こっちこそすみません。出て来た担担麺と麻婆豆腐丼は思惑どおり。赤い汁を飲むたび辛い、熱い…。汗は出る出る~、これやがなあ。

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2015年6月26日 (金)

なんちゅうか?中華

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なんちゅうか、中華や。焼き豚が2枚、分厚いねえ。あれっ、蒲鉾1枚。うどんとちゃうけど、まあいいか。玉子焼きのぺラ一つ、彩り意識なんやろなあ。野菜、ネギにモヤシは沢山や。見るからにシャキシャキしてる~。こしょう?最初からふってあるがな。



 庶民の食堂はここやと思う「千成餅」さん。JR山科駅から歩いて3、4分、大丸と同居のラクト東側や。昼は相席、相席で混む。早めに行った。玉子巻き、南京煮、ごぼ天の小皿を棚から選び、6人掛け席に。何を頼むか、店員さんがなぜか、マルと言う日替わり定食は量が多い。千成そばは餅入りで重たい。カレーうどんは、シャツにカレーが怖い。

 

それでえ~、なんちゅうか、初めて注文の中華やった。そばは細めん、すくっても、すくっても出てくる。スープはお鉢に溢れるほど。こんなにあるんやったら、小皿の一品いらんかった。庶民食堂流の中華や。あれ、左のおじさん、右の老夫婦、いま入って来た定年退職間なしみたいな男性も中華や。一人が咳すれば、ついつい…ではでない。なんちゅうか、人気があるんや。小皿込み600円。庶民の味、庶民の値段ちゅう中華やったあ~。

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2015年6月25日 (木)

海津の重要文化的景観、一つ二つ三つ

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ヒューロロ、ヒューロロ~、湖上高く、トンビが旋回している。♪~トンビがくるりと輪を描いた~♪と、歌ったのは、三橋美智也さんだったかなあ。いや、のどかや。湖の水面、風がやみ、波はなく、まさに鏡のように凪いでいる。こんな景観、そうはないでえ?。

 

 近江歴史回廊大学で、JR湖西線マキノ駅を降り、海津の浜へ行った。西浜、知内と並ぶ湖岸一帯は、国の重要文化的景観。浜から毎年、花見客で溢れるソメイヨシノの桜並木が見える。近く民家の塀にポスター、見んかと?。浜から花見の屋形船は大井丸。一日6便、平日3千円、客も多い?。石積みは文化的景観の一つ。元禄年間、風波被害を防ぐのに積んだ。

 

 当時のお代官さんが幕府に陳情、積み上げた石垣は西浜から海津へ1㌔以上続く。宿場町は若狭からの北国海道と言う。湖北の木之本は北国街道。同じ「ほっこくかいどう」と発音するけど、漢字は「海」と「街」で違う。そうかい、そうかい?。洒落たあ。湖岸から朽ちて、黒い杭が何本も。明治3年、海津港から大津港へ蒸気船で航路を開いたおりの桟橋跡という。長さ20㍍はあるかな。古くは太湖汽船から今の琵琶湖汽船へ、悔いはなかろう?。

 

 高島市海津・西浜・知内の水辺景観は昭和20年3月、文化庁の重要文化的景観の選定を受けた。重要文化的景観は現在、全国で47件。このうち滋賀県では6件、長崎に次いで二番目に多い。 ※ 三橋美智也さんの歌は夕焼けとんび。

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2015年6月24日 (水)

知ってる花、知らない花

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 知っている花は、知ってる、知ってる、そやそや…と思う。知らない花は、う~ん、なんや、なんや、なんやろな…である。道端や民家の庭、田畑に咲く草花を見つけ、写真を撮るのって、どこか、ワクワク感がある。湖西の海津歩きで撮った草花、知ってる?知らない?。

 

 赤いサクランボみたいな実がついた黄色い花、なんかなあ。農家の庭先、一面に咲いている。花に近づいてアップで撮って、一歩、二歩下がって全体を俯瞰して…。近江歴史回廊大学「近江は道の国クラス」に同行、石垣のある梅津の浜へ出る辺りだったかなあ。デジカメ写真、パソコンで移し変えて見ると、よく写っている。花の名?なんて言うのかなあ~。

 

あっ、これは知ってる~。カサブランカや。ユリ科、かっこういい。沢田研二のカサブランカ・ダンディ。民家の玄関口の鉢植え沢山。カサブランカの色は白やけど、赤にオレンジ…色ものもや。雨降って、自宅出て、帰りは雨上がり、職場ロッカーに置き傘ブラリ、もう7本…、これもカサブランカや。立ち葵、紫陽花…知ってる、知ってる。酒造会社の竹生嶋さん、店先の酒タルに赤い花の鉢。なんちゅう花かな。「吾唯足知」―タルは知ってるなあ。

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2015年6月23日 (火)

国宝の天目茶碗を見る

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茶碗の天目に注目してみよう。曜変か、油滴か、その天目具合にも注目してみよう。大阪市立東洋陶磁美術館で、特別展「黄金時代の茶道具~17世紀の唐物」を開催していて、チラシで見た天目茶碗の本物が見たくて、京都山科からJRの昼得切符で、大阪まで行った。

 

チラシの天目茶碗は、油滴の国宝で、東洋陶磁美術館所蔵という。JR車内、チラシをデジカメで車窓の風景と一緒に撮った。青い斑点、幾つも幾つも…、チラシの写真は真上からと横からと重ねてある。中之島の東洋陶磁美術館は初めて。大阪駅から御堂筋を歩いて行った。安宅コレクションを譲り受けての美術館、中央公会堂の真ん前、特別展入館料1200円。

 

最初に常設展鑑賞。写真撮影、許可していたけど、撮影マナー悪くなり、いまは禁止という。館を怒らしたらあかんのに…、ああ、残念や。瓶、壷、扁…、どの一品も逸品や。次が注目の特別展会場、看板の写真なら撮影はいいか~と聞くと、どうぞと許可が出た。青い斑点、ズズッとアップ、いい色や。国宝、国宝、国宝やでえ。本物は会場。日曜の午後、結構、鑑賞者多い。展示はどこかな、どこかな~と、ガラスケース前に人だかり。天目注目、ここにあり。

 

 特別展は大坂の陣400年記念事業で開催、6月28日まで。 ※ 展示の国宝・油滴天目茶碗は中国南宗時代、12~13世紀の建窯。7.5㎝、口径12.2㎝、底径4.2㎝、伝来:豊臣秀次…西本願寺…三井家…若狭酒井家→安宅コレクション大阪市立東洋陶磁美術館蔵。 ※ 茶碗の表面に油滴のように斑文が現れる天目を、油滴天目という。

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2015年6月22日 (月)

裸婦像は高い高い

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見上げて、調べて、そうか、そうか~である。大阪には美味いもん沢山やけど、見るもんも結構多いでえ~。堂島川と土佐堀川の間の中之島、大阪市役所があって、図書館があって、中央公会堂があって…、散策のプロムナードがあって、この高い高い裸婦の彫像である。

 

 写真、どう撮るか、背中合わせの二人の女性裸婦像にデジカメ向けた。滑り台みたいなコンクリート台座の上、女性は両手をしなやかに伸ばしている。台座まで3㍍はある。等身大の二人の女性は段違いに立っている。アングルは下から上へ、縦長かなあ。彫像の回り、くるくる。曇天、ビルをどう入れるか、堂島川は?どうじま?アングル悩ましく、アングリ?。

 

 彫像の題は「緑の賛歌」。昭和48年、大阪市の緑化運動に賛同して、鉄鋼会社の創業者浅井鉞次郎氏が寄贈したという。当時の市長は4期16年も在職した第14代の大島靖氏。題字も誰が書くか大事で、住銀頭取19年、住銀の法皇と言われた堀田庄三氏の筆跡。そして、制作は誰か。札幌生まれの彫刻家・本郷新さん。高村光太郎氏に師事、具象彫刻では日本を代表する作家さんという。これ、ウイキペディア調べ。皆さん、黄泉の国へ逝って、高い像を見下ろす。

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2015年6月21日 (日)

あの出前店はいま~。

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 あるかな、あるかな、まだお店あるかな。洋食の白扇さん、味噌うどんのやまびこさん、出前おそいち?の満る市さん…、もう30年前かなあ。京都府庁近くに出先の職場があって、よく出前を頼んだ食べもん屋さんや。府庁旧本館で会議があり、始まる前に見に行った。

 

 地下鉄烏丸丸太町駅を降りた。京都御所の西側、アオキ書店はとっくになくなっているのは知っていたが、西南角のカレー屋さんもカメラ屋さんの店もない。南北の衣棚(ころものたな)通りすんで、あっ、白扇さんや。個人経営、2階の壁が色あせているけど、昔のままや。「白扇で~す」と頭から声出して出前のお兄さん、どうしているかな。懐かしいなあ。

 

 第二日赤と府庁へ通じる釜座通りのやまびこさん。西南角、ある、ある、まだある。会議まで40分、店に入った。お客さんが多い。いつも頼んでいたすき焼きうどん、1050円でまだある。店は70年、出前はもうやめているという。スポーツ紙見るようで見ず、待って、10分少し。土鍋の蓋取ると、湯気がシューシュー。蒟蒻あるでえ。葱、玉葱、玉子、煮込みの細いうどん…、これ、これ、これやがな。うん、味は変わってへん、アジアは一つ?。

 

 満る市さんは写真右、府庁北側にまだ健在。

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2015年6月20日 (土)

ロースかつ、ろうする??

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 これはトンカツのロースの話である。京都駅前のヨドバシカメラ6階レストラン街へ行って、昼食はどうするかなあーと各店のウインドウ・ディスプレー見て回って、ごはんととろろの「とろ麦」前で足が止まった。大きなカツ見本があって、ロースかつ1080円。



 暫く食べていないカツにも心が動いたけど、それ以上にダ洒落心が浮かんできた。どうする、ろーする~と、ダ洒落が変化して、ロースdeカツ。いい洒落や。カツなら、ほれ、はれのヘレもやけど、ロースや。もう、ロースルこともアイドントノット?。山いもは古来、山うなぎと言い、栄養価が高い。これに麦めしで、とろろ。お店は流行っている。

 となりのトロロの、ロールスロイス気分で、初めて店に入った。席にあるメニューを開いて、ろーするか。そりゃあ、ロース。それも、ちょっと値段の高い1130円の味噌ロースカツ。メニュー写真みただけで、美味しそうやがな。なんか、心が弾むなあ。♪~ミソミソ、ドミソ~♪。ご飯は紫蘇ジャコ、別料金でとろろ。ひじきとキャベツ付きで味噌ロースカツが出た。味噌汁にとろろご飯も…、さあ、食べ順、ろーすりゃあ、いいの。

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2015年6月19日 (金)

ブラ歩きブラ寄り、大阪のまち

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まあ、言うてみれば、ブラ歩きのブラ寄りかなあ。一人ブラブラ行は、思いのまま、誰にも気兼ねせず、足まかせに好きに歩いて、面白い店と思えば、好きに入って…である。これもまあ、青春ちゅうもんや。あの日は、大阪曾根崎のお初天神商店街のブラ歩きブラ寄り。

 

 ♪~あの人もこの人も そぞろ歩く 宵の町~♪の歌い出し、御存知かな。姉妹漫才の海原千里万里さんの大阪ラプソディー。妹さんは上沼恵美子さん、今もTVで喋って、すっかり大阪のおばちゃん。御堂筋、道頓堀、法善寺…、宵闇の大阪を歩くと、二人じゃないけど、まあ、ええ気分。曽根崎心中のお初天神出て、商店街ブラブラ行って、居酒屋のぶちゃん。

 

 いかつい顔にねじり鉢巻、漁港ある和歌山雑賀崎の出身。のぶちゃん、のぶちゃん…と、ノボリ、看板に似顔絵が出て、鮮魚あるでえ~と呼び込む。ちょい寄りのブラ寄りで入って、カウンターに座って、メニュー見たら浮気女乳。そうかメニューは女乳に通ず?か。いや、面白い。そんならワイはワインや。握りはグーでサーモンや。もう一品、100円のスルメや。これ、本日の赤札やって。注文の仕方、脈絡がないって。そうやなあ、もうスルメえ~。

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2015年6月18日 (木)

群青色の紫陽花探し

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あんな紫陽花、どこに咲いてるんやろうなあ。堂本印象美術館で見た三輪晁勢さんが描いた、あの群青色の紫陽花である。手元の図録をみると、昭和53年(1978)六甲山で咲いていたという。大きな花が一杯、群青、群青…している。ブルブルとするいいブルー色や。

 

群青色、ちょっと調べると、やや紫みを帯びた深い青色という。読み方は<ぐんじょういろ>だけど、訳語はウルトラマリンブルーだって。ほれ!、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が被っているターバン、あの色がそうや。その群青色の紫陽花、ウルトラマリンブルーの紫陽花…、梅雨で旬の今、どこかに咲いてないかなと、街をブラブラと歩いてみた。

 

京都の三室戸、府立植物園へ行けば、だったけど、日常の中で探して、アジ、サイサイやったけど、なかなか、晁勢さん描いたみたいな色の紫陽花ない。あの図録みると、紫陽花の元の色は、日本画家・山口蓬春さんの奥さんが群青色と言っていたという。それと、晁勢さんのお父さんが紫陽花の花が大好きで、郷里の新潟の庭で咲いていたのを覚えていて、六甲山では思う存分写生して、亡き父を思って描いたと。絵の中の群青色の紫陽花、一番やなあ。

 

 写真は左から晁勢さんが描いた紫陽花、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、街歩きで撮った紫陽花の花…。 ※ 三輪晁勢さんは明治34年、新潟県生まれの日本画家。堂本印象さんの一番弟子。82歳没。

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2015年6月17日 (水)

三井寺の老樹

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 うわっ!この苔、ただもんじゃない。幹から枝先へ、べたっとこびりついて、老木全体が緑々している。何時の時代から生きてきたのか、老樹の命を思うと、コケにはできない。ちょっと!、ちょっと!、折角、命の尊厳を感じているのに、また洒落るなんて…直らんなあ。

 

 大津歴博帰り、大体、三井寺方面へ歩く。かつて円山応挙の幽霊絵があったけど、いまいずこ?の円満院。この境内の開運そば、いつも客が待つ。アミンの岡村孝子はソロシンガーになっても♪~わたし、待つは~♪と歌うけど、勤務中、そうは待てない。園城寺こと三井寺、そりゃ創建は古い。天智・天武・持統天皇の三帝が産湯に用いたという井戸が今も…。

 

 その井戸が、尊い御井なんで、三井寺なんや。日本史に必ず出る壬申の乱との関わりも深い。だから…、創建は古いけん。そうけん、そうけん~いや、またや。境内の森、かつて椎(しい)の木が群生して、いま見た苔に覆われた老木はその一つ。幹の真ん中が空洞になり、向こうの木まで見える。樹齢3百年、いや千年…、大丈夫か、きがきでない。老樹さん、苔ぐらいでこけたらあかん。まだまだやでえ~。

 

 淡海の杜の会が平成18年6月、三井寺に今もある、しいの木を元気にする取り組みを行っている。写真のしいの木もその一本。

 

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2015年6月16日 (火)

CAF・Nびわこ展のバクさん

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 漠然としているからバク(獏)なんだろうか。身体はブタ、鼻は長いのか、短いのか、まあ、象みたい。足の指、これがまたけったい。前足の指が4本、後ろが3本。耳はウサギさん。大きさは熊ぐらい。分類上はウマ科という。やはり、バクはどこを見ても、漠然としている。

 

 今年で6回目というCAF・Nびわこ展が大津歴史博物館であり、毎年鑑賞しているので、行った。CAFの意味?、Cはコンテンポラリー、Aはアート、Fはフェスティバル。それでNはネブラで、星雲とか銀河とか。詳しいなあ?って、いや、パンフに書いてある。現代美術作家がジャンルを越えて、完成作品の感性を鑑賞者に問いかける。そんな展覧会かなあ。

 

 作家さん46人、立体あり、平面あり。写真撮影は?と会場で聞くと、どうぞ、どうぞ、宜しく!とお願いされて、なんか嬉しい。平面作品、面識がある藤原和子さんが「こころのかたち」並河冨美代さんが「いま、ここに」。抽象作品、色と線…、う~んと観る。立体作品はどれもこれも、へえ!。裸の男の子、チンと乗ったバクさん。面白くて、あちらからこちらから撮ったのに作家の名前、作品名、確認わすれて、今もバクとして、夢みているが如し~。

 

 展覧会は6月14日で終わった。

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2015年6月15日 (月)

八宝菜研究、番外編

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これは、昨日報告した八宝菜調査のエピソード編である。JR山科駅前、ラクト内の中華店「東東来」へ入って、八宝菜メニュー見ると、ミニラーメン、ライス、杏仁豆腐付きのセットメニューなので、調査は八宝菜だけが目的なので、単品を注文したら…だった。

 

 お店のベテランの女子店員さんが言う。「お客さん、お客さん、セットしなさい。単品は高いよ」と。改めてメニュー見ると、セット1296円に対し、単品1580円である。セットにしても、単品にしても、前日王将の2倍から3倍なので、女子店員のお勧めどおり、セットにセットし直した?。調査にそう予算かけてなく、いや、あの親切店員さんに感謝、感謝!。

 

 スタンド林屋さん、八宝菜メニューなかったけど、心安さあって、店長に直々、研究中なので~と、特別注文してみた。フライパンに油ひき、具を炒め、塩コショウして、店長得意のあんかけ味で、出てきた。即席なのに、これがまあ、◎で、さすがや~と褒め、生中1杯おごったけど、特注と生中の値段、注意?しなかった。日替わり、月替わりメニュー800円の塔苑さん。八宝菜単品は880円、具も8種で、考えると、「八」のこだわり、蜂のムサシ??。

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2015年6月14日 (日)

八宝菜の具、どんなんかな。

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 これは、ちょっとした八宝菜調査研究の記録である。いささかオーバーで気恥ずかしいけど、八宝菜って、どんな具がどれだけ入っているのかなあ?と思い、店を渡り歩いて、調べてみた。行ったのは、王将、東東来、塔苑、林屋の4店舗である。どんな結果だったかな?。

 

 店舗調査は3日間続けて行った。夕方に始まり、翌日の昼と夜と、最後に昼である。どの店でも写真を撮り、パソコンに取り込んだ。具の数は、JR瀬田駅前の王将とJR山科駅前にあるラクト4階、東東来が12種類入り。京都タワー地下の塔苑、JR大津駅前のスタンド・林屋は八宝菜の「八」に拘って、8種類だった。次にどんな具が入っていたか?である。

 

 具は海の物と山の物に分けて、調べた。海の物で各店舗共通は海老。ホタテ、キクラゲとイカは店によって如何にも?。山の物は、豚肉と人参が共通していた。あとはブロッコリー、しめじ、椎茸、ピーマン、玉葱、パプリカ、白菜、キャベツ、葱にウツラウツラして、うずら。まあ、野菜中心。八方美人、四方八方、ピストル発砲、月亭八方…、八方手を尽くしての八宝菜研究の結論?。八宝菜の「八」は「8種類」でなく、「多くの」という意味だった。

 

 写真の八宝菜は左から王将、東東来、林屋、塔苑の順。

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2015年6月13日 (土)

サボテンの花

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あれえっ、なんでこんなとこにサボテンの花や。こんな所とは、大津市大萱の国道1号沿いの民家。クルマががやがや通るから大萱(おおがや)という地名でもないだろうけど、そこの民家わきに真黄色のサボテンの花が、ほれ、よう見んか!というように咲いている。

 

 滋賀近美帰り、バスでJR瀬田駅へ戻って、電車が出たとこだった。じっと待っているより石山駅までひと駅、1日1万歩の目標もあり、トコトコ歩いて発見だった。レンガの鉢植えサボテン、幅1㍍くらい。サボテンはサボテン科の多肉植物、南蛮から渡来という。痛そうなトゲトゲが一杯出ている。美しい物にはトゲがある。人間関係、トゲトゲいかん。

 

 黄色の花、ふわっと優しく咲く。サボテンの花って題のTVドラマなかったかなあ。そうや、歌手・財津和夫が作詞・作曲のヒット曲あった。民家据え付けレンガ鉢の中、蕾や、開いたのや、萎んだのや…。花言葉は燃える心、枯れない愛、暖かい心…、愛は何時までもや。折角の出会い、写真や写真。デジカメ取り出し、屈みこんで、あっちから1枚、こっちからも1枚…。花の芯にめしべ、回りにおしべ。花の中、よ~く見て、サボらずに撮った。


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2015年6月12日 (金)

夕照の庭、撮影センスの有無

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いや、ええがな、ええがな。見ていて、うっとり、ほっこりや。それは、何処かって?、大津市瀬田、びわこ文化ゾーン内の日本庭園「夕照の庭」。広さ2000㎡、大きな池を取り込んだ池泉回遊式の庭や。春夏秋冬、いつも憩える。行けない池ではない。行ける池や?。

 

 文化ゾーン内、滋賀近美があって、よく行く。JR瀬田駅から帝産バス210円、10分乗ったら着く。展覧会鑑賞して、池畔をデジカメ構えて歩く。どこをどう撮るか、美的センスがいる。センスは春、秋、冬はいらないが、夏はことにいる?。公文教育研究会所蔵の浮世の子ども展見て行った。青い空、緑の柳、赤いサツキが池に二重で映る。

 

 まだ夕照でなく、陽は高く日照やけど、ええ景色やなあ。「夕照の庭」は〈せきしょうのにわ〉と読む。近江八景の一つ、瀬田の夕照にちなんでいる。まあ、普通は〈ゆうしょう〉と言ってしまう。4年後にリニュアルする滋賀近美の建築設計会社コンペの公開プレゼンで、~ゆうしょうに庭を活かして~と説明した会社があったが、ゆうしょう?は出来なかった。知らないと、ちゃんと言えない夕照の庭の散策写真、センスの有無はどうかなあ。

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2015年6月11日 (木)

滋賀県庁の敷石は京阪電車の軌道石

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普段、何気なくなのに話を聞いて、そうだったのか~と思うことが多い。滋賀県庁本館前、噴水の周囲にある敷石がそうだ。あれ、写真に撮って、これ…である。それで、あれこれ? いや、脱線してはいけない。あの敷石、京阪電車京津線の逢坂山辺りの軌道敷だったという。

 

昭和40年代、噴水が出来た当時、国から県に出向して、環境関係の仕事をしていた加治隆さんが当時の谷口知事命で、やった仕事だという。加治さん、80歳かな。今は東京・成城に住み、NPO法人日本アメニティ研究所の理事長をしている。アメニティ関西支部の信楽まち歩きで、ご一緒したおり、そう聞いた。職場の行き帰りと昼、よく敷石の上を歩く。

 

 そう聞いてから、改めて、噴水を中心に埋め込まれた敷石を見ると、100や200ではない。千、2千…、1万個、いや、わからない。廃線軌道の敷石、大変な数や。火曜日に県庁本館前に鹿肉駆除カレーを特別出店する「ここ壱番」の店員さんが、敷石の合間に伸びてきた雑草を屈んで抜いていた。さすが、ここ一番のボランティア作業、えらいなあーと思いながら加治さんから聞いた敷石話が甦った。あまり知られていない敷石話、軌道に乗せたい。

 

 滋賀県庁本館は、総工費200万円で昭和12年より改築に着手、同145月に竣工した。設計は早大大隈講堂、栃木、群馬県庁などを設計した佐藤功一氏。鉄筋コンクリートの4階建て、正面玄関には大きく車寄せを配したその容姿は、ルネサンス様式らしい格調高い存在感があり、滋賀を代表する近代建築の一つ。内装には信楽焼の装飾パネルや、ステンドグラスの階段がある。

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2015年6月10日 (水)

ここは駅ホーム、憩いのベンチ

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 モノゴトは考えようかなあ。このところ、いい憩いの場所を見つけた。それって、どこか、そっと言うと、JR山科駅上り線ホーム東側のベンチである。前方は、緑が日々、深く濃くなっていく山が見え、ちょっと暑い日に座っていると、風がよく通って、気持ちがいい。

 

 そこで、手持ちの本を読む。今は直木賞作家、杉森久英著「天皇の料理番」。日曜夜にテレビドラマになっている。フランスで学んだ日本の料理人・秋山徳蔵さんの一代記、人生訓を感じるところ多くて、面白い。野洲行き、米原行き、敦賀行きの電車が来ては出て行く。電車が着いたら、乗らねばならない~ということはない。読書、今、暫し~である。

 

 横にコーヒーなどの自販機もある。駅前にスタバあるけど、本読み、コーヒーはカフェでなければ~ということはない。電車待ちの間、駅ホームベンチは、静かな時もあり、風もよぎって、読書が進む。真ん前、びわこ成蹊スポーツ大学の看板。前滋賀県知事の嘉田由紀子さんが学長で、平仮名と片仮名と漢字が混在する大学は、ここだけよ!と自慢気に言っていたのを思い出す。大学は湖西線志賀駅、山科は乗り換え駅。読書できる憩いのホームベンチ、ここだけ!。

 

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2015年6月 9日 (火)

旧東海道・日ノ岡に牛車道の広場

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米俵が前の大八車に7俵、後ろには6俵積んである。U字型、2本の轍(わだち)の跡が出来た敷石もある。これは何かというと、江戸時代の荷物運搬の牛車道を模した広場。京都市が平成16年1月、山科の三条通り4車線化整備事業の完成を記念してつくったという。

 

車でさあっと、通り過ぎては、見過ごす。かないと、有ることわからない。京阪京津線のかつて日ノ岡電停あたりから三条通りを外れ、旧東海道の九条山の坂道を10分ほど歩いて、再び三条通りと一緒になった場所。旧東海道を歩き続け、京まだとおかい?と思うあたり。山越えの頂上、ここに歴史を刻む車石の轍(わだち)跡があるとは、わたちは? 知らなかった。


米俵一杯、重たい大八車を引っ張った牛さん、あんまり洒落ると、もう~と言うかなあ。大津から京都へ、峠は二つ。逢坂山と日ノ岡。越すに越されぬ逢坂山は何かと知られているが、日ノ岡の坂も同じようにきついのに、有名度はそれほどかな。地下鉄東西線が出来て、京阪京津線が廃線になって、軌道敷が車道・舗道になって…。江戸時代に花崗岩の牛車石の敷石レールをつくった先人の偉業、この広場で今一度と、わたちは? たたずんだ。

 石は、旧東海道の大津-京都間に5~6万個。1800年当時、大津から京都へは、年間60万俵の米が運ばれていた。

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2015年6月 8日 (月)

堂本印象美術館の三輪晁勢展

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日程を調整して、晁勢展へ、ではない。早朝の民放TV番組「美の京都遺産」で、堂本印象美術館の三輪晁勢展を見て、いてもたっても…だった。TVは、印象美術館の館長で、息子の晃久さんが画面に出て、父親の絵を解説。縦から緩やかな線へ、描きの変遷がわかる。

 

 JR京都駅から市バスで立命館大学衣笠学舎へ。始発から終点へ、堀川から丸太町を抜け40分、印象美術館は大学の真ん前。TV放映のせいか、駐車場は満車の看板が出ている。三輪晁勢さん、堂本印象に憧れ、ずっと師事して、一番弟子だった。個展は銀座松屋などで開催以来、43年ぶりという。雅号の<ちょうせい>と読む晁勢は、最初、超生だったとか。

 

 館内2階スロープに水彩画が並ぶ。吉野、輪島、富士…、いきなり絵の具でパッと写生したそうだ。チケット、ポスターの鬼百合は蓼科高原、昭和43年の水彩画という。TVで見た本画が第2会場に。昭和31年、縦と横の線で描いた木屋町の家は、技法の変わり目とか。20年後の椿と紫陽花、どちらもいいなあ。紫陽花は父親が好きで、群青色が紫陽花の元の色と聞いて、父を思いつつ、思う存分写生したという。TVから本展へ、調整せずに良かった。

 

 三輪晁勢展は6月14日まで。TVは5月31日放送だった。 ※ 三輪晁勢さんは、芸術院下院、帝展で特選多数。

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2015年6月 7日 (日)

馬面のホウボウはうまい

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なんか、うまづらみたいな顔をしているう~。それで、うまいか?というと、これが実にうまい。そんなうまいこと言ってえ~。いやいや、洒落やない。よくグロテスクな魚はうまい!というけど、そのうまさや。魚の名前はホウボウ。あちこちから声がかかるホウボウ?。

 

JR山科駅前の居酒屋「ももじろう」さん、久々に入った。隣の隣に昼からちょい飲みの山科酒場が出来て、こちらも開店時間を前倒し、午後3時になっている。と言うても入ったのは午後8時すぎやったかなあ。奥の空いているテーブル席へ座ったけど、その奥に立ち飲みコーナーが出来ている。客は、店内のほうぼうにいる。話、うまい魚のホウボウに戻す。

 

漢字で、魚ヘンに方・魚ヘンに弗と書く魴鮄。カサゴ目ホウボウ科で、水深100~200㍍の砂泥地に生息する。ももじろうさん、白板書きの移動メニューが席まで来て、福井の小浜からホウボウが入荷、造り699円という。名前の面白さから頼んでみたら、この顔である。頭でっかち~というけど、尾に行くほど細く、円錐形の体型。身をそぎ落とされたせいか、目をむいて、怒っているみたい。馬面のホウボウ記念、ほうぼうから写真撮った?。

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2015年6月 6日 (土)

注文は「しょうしょう」

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一度、ああ、言って、注文してみたかった。店員さんに向かって「しょうしょう!」と。最初、隣の席で聞いたとき、常連客の格好良さを感じた。何が「しょうしょう」かなあ?と思って、出て来たのを見ると、それが、ラーメンの小と、焼き飯の小の「小小」だった。

 

 京都府立医大前の中華そば「新福菜館」である。河原町広小路西北、病院の定期診断のおり、ちょこちょこ寄る。プラ容器に自分で水を入れ、カウンターに座って、いつもは人気の黒ラーメン並を頼む。あの「しょうしょう」と言う注文、今度行ったら、そう言おうと決めていて、その日が来た。開店間なし、店内は客がもう、しょうしょう?入っている。

 

 辞典によると、「しょうしょう」とは、少少とも、小小とも書く。塩、少々~であったり、少少のことは大目にみる~などと使う。ラーメンと焼き飯の小二つで「しょうしょう」とは、ちょっと珍しい。だったら、大と大は、だいたいのところ「だいだい」かなあ。兎も角、「しょうしょう!」と言って見た。常連やないけど、通じたかどうか。店員さんはすぐ反応「ハイ、しょうしょう」と、奥に通してくれたけど、しょうしょう、照れ臭かった。

 

 しょうしょうの値段は、中華そば小600円、焼き飯小400円で、合わせて1000円。

 

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2015年6月 5日 (金)

青い花・ポリジはマドンナブルー

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そうか、そうか、この花の色はマドンナブルーか。いや、なるほど、このブルーはどこか優しい。それでいて、気高い。いや、確かにマドンナ色や。画家さんがこの花の花弁で顔料をつくり、聖母マリアの青い衣服を描いた~とネット検索で出ていたけど、わかる色やなあ。

 

和名でルリジサ、英名でボリジ。花は小さい星形や。大津市柳が崎の琵琶湖大津館前、英国庭園で見つけた。上の4枚が撮った写真や。なかなか、いいアングルで撮れているって?、いや、そんなあ~、いや、確かにそうかもしれない。屈んだり、覗きこんだりして、まあ、工夫して撮ったからなあ。茎についている白い綿毛のモヤモヤも、いい感じやんか。

 

自画自賛すぎる?う~ん、そうやなあ。上手くても、謙虚やないと、いかん。ちょっと反省。花のこと、ネット調べの結果を報告すると、地中海沿岸に自生する一年草で、ハーブの一種。ムラサキ科で、春から夏にかけ、群れて咲く。草丈は1㍍ほどになり、株も良く広がる。花は料理の飾りによく、葉は胡瓜風味で、サラダや香りづけ、薬草としてもという。画材によし、食材によし、薬用によし~、さすが、英名のポリジ、花にポリシー?。

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2015年6月 4日 (木)

創作陶芸の足は「階段」?

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ニュニュッ~と足が出ている。お相撲さんみたいな太い足、よく焼けた赤銅色の足、しゃなりしゃなりとほっそりした白い足…、コンクリートから足が3本、足裏を空に向けて、ニュニュと出している。立ち入り禁止?、鎖が回りにしてある。アッシは知っているのかな。

 

 これ、信楽陶芸の森にある野外展示作品。大きさ1㍍四方かなあ。いや、なんとも妙で面白い。作品名、何かなと見たら、どういう意味か、「階段」という。作者は伊藤環(いとうかん)さんで、今から20年前、25歳の頃、陶芸の森に滞在、創作研修で、各国の若手作家と競い合って作り上げた作品。上から横から覗きこんだ。いい足、水虫はなさそうや。

 

 足が出る~と言えば、予算オーバーを思う。お金は世の中を駆け回るので「お足」と例えられるけど、この作品の足はどうなんだろう。なんで作品名が「階段」なのか、足より腕を組んであれこれ考えた。伊藤環さん、2006年にマグロの町、神奈川県三浦の三崎に工房を持ち、全国で個展開催多く、食器皿、花器など日常用途の作陶で人気があるようだ。そうか、作家への階段、一歩、一歩~との思いからだったのでは~。私こと、アッシはそう見た。

 

 伊藤環さん、1971年生まれ。大阪芸術大卒。京都にて山田光氏(走泥社創始者)に師事。郷里・福岡県秋月で、父 ・橘日東士氏と共に作陶。2006年神奈川県三浦市三崎に開窯。磁器・白泥・柞灰・枯淡釉。

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2015年6月 3日 (水)

日向大神宮の伊勢神宮遥拝所

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 何と!伊勢神宮遥拝所もあるのか。内宮、外宮があって、京都のお伊勢さん~と呼ばれる日向大神宮である。宮崎・高千穂から神蹟を移し、それで神社名を日向と言うらしい。京都に多い神社の中では最古の一つ。京都観光の穴場スポットと聞き、どれどれと行って見た。

 

 山科から三条通りを歩き、きつい上りに苦情が出ないかと思う九条山を越えて、10分ほどか。日向大神宮の案内板どおり、坂道を上がり、滴る緑の参道の先にあった。外宮は屋根葺き替え中、内宮の屋根に千木や。大阪の住吉さんへ行ったおり、教えてもらった<ちぎ>ちぎいない?。春日、多賀、厳島、稲荷…、境内に各地の代参神社が沢山、建っている。

 

鳥居のおおトリは、伊勢神宮遥拝所。京都一周トレイルの山道と同じ200段近い階段をハアハア上がってあった。後ろから来て、追い越した若い男女が先に参拝した。鳥居正面から伊勢神宮の方向見て、4礼8拍。参拝は普通2礼2拍1礼なのに~と、調べたら神社関係の職にある方は4礼8拍という。どおりで、呼吸もぴったしやった。後ろ振り返ると、朱の鳥居の平安神宮と京都御所がみえる。これ、鳥居を巧みに取り入れた穴場のパワースポット。

 

 日向大神宮は「ひむかいだいじんぐう」と読む。5世紀末・顕宗天皇の時代に創建。社殿は伊勢神宮と同じ神明造り。京都地下鉄蹴上下車、市浄水場の向いにある。

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2015年6月 2日 (火)

ポテそば人気、朝日新聞1面トップ

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こうも新聞に大きく載ると気になる。それも、朝日新聞夕刊1面トップである。どんな記事かというと、阪急そばのポテそばが人気熱々という。夕刊離れが進み、町ネタ掘り起し作戦はわかるけど、それにしても、ポテそばが1面のトップ扱いの記事とは、とっぷりした?。

 

 載ったのは4月の花見頃で、ファイルに新聞を挟んで取り置いていた。ポテそば販売は阪急十三駅の構内店から始まり、阪急の上新庄駅、桂店でも販売している。十三店では、海老天そばを超え、ポテそばは月3千食突破という。新聞を読み直し、人気の味はどんなんか~と、大津の職場からJRで京都駅、地下鉄で烏丸駅と乗り継ぎ、一番近い阪急の桂駅へ行った。

 

 駅2階の改札を出て、東口の階段を降り、正面に阪急そば。立て看板に「ついにざるでも登場!ポテざる」と。ポテトさん、なんでも応用が効くようや。店内へ入り、お目当てのポテそば。前払いで350円。あんなに大きく新聞に載ったのに安い。ポテトは別盛りの竹網皿に一杯。まず、ポテトはポテトで少し食べて、あとはそばの鉢に流し入れた。ポテトしゃぶしゃぶ?。出しがしみて、ふにゃふにゃ。味?記事の通りそばとは相性よく、ポテトぶくれで、もうポテポテ~。

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2015年6月 1日 (月)

昼から飲めても、飲まない酒場

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昼から飲める居酒屋に昼から入って見た。JR山科駅前に出来た山科酒場である。大津の職場からJR定期でひと駅4分。平日の勤務中、どんなやろう~と興味があって、「乗るなら飲むな」でなく、「行くなら飲むな!」と戒めて、夜行って以来、二度目の階段を降りた。

 

 いい!と言われるのは、分かっていても、お酒飲まなくても良いかな~と、バイト店員さんに問いかけて、回りを見た。昼から生中おじさんが3人、だいぶ飲んでいる若い2人連れ男客1組…、これが午後1時過ぎの入店状況。50人は入れる店内、夜の賑わいとはちゃう。飲まないメニュー探すと、定食あり、丼あり。そうか、昼から飲む客ばっかりや、ないんや。

 

 お茶代わりか、座ったカウンターにジョッキのウーロン茶が出た。お酒を飲まないと言ったからかな。やはり昼でも酒場の雰囲気や。注文は、とりから丼500円。みんな大好きと赤文字で書いてある。本当にみんな好きなんかなあ。メートルが上がってきた2人客の声が大きくなっている。~旅行先のオーストラリアは、日本と違って、時間がゆっくり、流れていたなあ~。時間ゆっくり、いいなあ。とりから丼が出て来た。昼から飲まない酒場に時は流れる。

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