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2015年4月

2015年4月30日 (木)

色違い電車、チンチン!

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おやまあ、オレンジ一色…派手やなあ。今度は上がブルーで下は黄色、ツートンカラーや。次は何かな、あれっ!黄金糖飴やがな。来る電車、走る電車、乗る電車…、どの電車もボディの色が違って、毎日毎日、エブリボディ??。チン電、1両編成、皆、派手な広告である。

 

どこの電車かおわかりだろうか。鉄道マニアの鉄ちゃんなら即回答かな。道路の真ん中、昔ながらにチンチンと走る路面電車、阪堺電車である。大阪市と堺市を大和川挟んで行き来する。大人600円の一日乗車券。始発の天王寺、終点の浜寺公園、途中駅は利休の宿院、お寺ロードの御陵前、刃物の綾の町…、色違い電車に乗って、降りて、乗って、降りて…。

 

大阪第2の都市・堺、京都からめっちゃ遠くないのになんか遠い。初めての堺、阪堺電車の読み方、なんで<はんかい>なんかなあと調べたら、堺の読みは訓で<さかい>、音で<カイ>やった。意味は文字通り、土地のさかい。閑話休題で、この難解さを洒落ると「そうかい、そうかい!」。駅数は20以上あるけど、全区間大人210円。ずっと昔から庶民の足や。軌道に鉢植え、停留所は道路の真ん中…、今度は何色の電車かなあ。来たあ、チンチン!。

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2015年4月29日 (水)

与謝野晶子のコクリコ

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コクリコ、コクリコ…、そう口にすると、いいイズムや。コクリコ、コクリコ…。もう少し、言葉を足して、「君もコクリコ われもコクリコ」…、やっぱりいいなあ。居眠りのこっくり、こっくり…みたいやけど、そうやない。漢字で書くと、「雛罌粟 雛罌粟」や。

 

 雛罌粟のコクリコ、これは花のひなげし、ポピー、虞美人草。「君もコクリコ われもコクリコ」は与謝野晶子の詩歌。ちゃんと紹介すると「ああ皐月 仏蘭西の野は火の色す 君も雛罌粟 われも雛罌粟」である。晶子は大阪堺の出身で、近代日本を代表する歌人。大阪堺は千利休さんも出身で、この二人の記念館「さかい利晶の杜」が春に出来て、見てきた。

 

 利休さんは1階、晶子さんは2階。SACAYと横文字化された堺、利休の茶の湯文化も晶子さんの文学世界も、ビジュアルに見せる、魅せる…。2階の入り口は晶子の表現世界が音と映像になっている。鎌倉大佛が映って「鎌倉や 御仏なれど釈迦牟尼は 美男におわす夏木立かな」…、画面の大佛さん、なるほど男前や。夫、鉄幹に会いたくて行った5月のフランス・パリ。愛、恋の、真っ赤なひなげし、野に咲き乱れて、コクリコ、コクリコ……。

 

 「ああ皐月 仏蘭西の野は火の色す 君も雛罌粟 われも雛罌粟」の解釈。~あなたを追って、ようやく仏蘭西にたどり着いた。五月の仏蘭西。野はヒナゲシで真っ赤に燃えている。思えば、あなたも、私も…燃えるヒナゲシ~。

 与謝野晶子(18781942)は明治11年に堺甲斐町の和菓子商生まれ。短歌だけでなく、古典研究や女性自立の評論活動など多様な分野で活躍する。

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2015年4月28日 (火)

すみよっさん本宮の千木

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何で?何で?と思って、説明聞いて、そうか!そうか!だった。神社建築史上、最古で特殊な様式で、ご本殿は第1も第2も第3も、第4の本宮もみ~んな国宝という住吉大社である。大阪人は<すみよっさん>と、友達感覚で呼ぶ。JR天王寺駅から阪堺電車、鳥居前で降りた。

 

京大で建築学を学び、今、大阪の私立大学教授・NH先生の案内、初めての<すみよっさん>見物は心強い。木造りの大きな太鼓橋、先生もまた太鼓腹…気があうような。反って、渡るので、反り橋とも。渡る世間に神??~で、渡ると、柱が円形でなく、方形という珍しい「住吉鳥居」と聞いて、ほうけ!、ほうけ!とうなずいて、本宮が4つも国宝のご本殿や。

 

先生が本宮の屋根を指して、~屋根の両端をよく見て下さい~という。屋根から二本の飾り木が×に交差して突き出ている。これを「千木」(ちぎ)というそうな。かつては建物を支えるのに重要だったけど、今は神社の装飾になっている。先生はさらに言う。~千木の先端、第1から第3と、第4が違んです~と。どう違うか、1~3は、垂直に切られ男神、4は水平で女神という。デジカメを屋根に向け、そうか!、そうか!、ちぎい?がわかった。

 

 第1本宮は底筒男宮、第2は中筒男宮、第3は表筒男宮で、第4は神功皇后。

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2015年4月27日 (月)

ユズリハは譲り葉

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これこれ、これがユズリハか。漢字で「譲り葉」と書くと、わかりやすい。新しい葉が生え揃うと、古い葉が枯れ落ちて行く。譲る~という言葉、謙虚さがある。花言葉も「若返り」「世代交代」「譲渡」。春から初夏へ、今がユズリハの新旧交代期、京都府立植物園で見た。

 

 雨降る日、植物園会館で、宇宙サクラ展を見たあとだった。薄墨桜など全国の有名桜の種がスペースシャトルで打ち上げられ、国際宇宙ステーションで4ヶ月過ごし、帰還した種子が鉢植えで育っている。雨中に宇宙桜を夢中で見て、自販機コーヒー飲んで一服して、外へ出てだった。ユズリハ書くのに、宇宙、雨中、夢中…と、洒落たいばっかりに長くなった。

 

 バラ園へ行く前、ユズリハは枝先にブドウみたいな赤紫の実を一杯つけていた。高さは10㍍以上、大きな樹や。幹のところに説明板が括りつけてある。福島県以西の温暖帯、常緑樹とあり、花は4~5月で、花びらがないという。ちょうど今の時期や。赤紫の実、そうか花なんや。旧葉が落ちる前に出る新葉は美しい~とも。もう一度、よくユズリハの葉を見た。ハハ~ン?…、黄色いのが旧葉、羽子板の羽根みたいのが新葉か。交代、譲り、大事やなあ。

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2015年4月26日 (日)

もしもし、百舌鳥はなんで<もず>

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漢字3文字の百舌鳥は、平仮名2文字で〈もず〉と読む。さて、どこが〈も〉で、どこからが〈ず〉なんだろう。大阪堺市役所ビル21階展望台へ上がって、仁徳天皇陵などがある百舌鳥古墳群を眼下に案内板にある百舌鳥の〈もず〉読み。もお~、ずっ~と考えた。

 

 ラックにあったチラシ、百舌鳥古墳群を世界文化遺産に~と出ている。百舌鳥にルビが振ってある。どの漢字が〈も〉で〈ず〉かという指定はなく、漢字と漢字の間に平仮名が挟んである。どうも気になる。百舌鳥は秋か冬にかけ、公園や畑地、川沿いの草原の近くで、「キィーキィーキィー」という甲高い声を上げ、「モズの高鳴き」で知られる鳥である。

 

 初めて行った堺市役所21階ロビーの喫茶店名がミ・エールという。何が見え~るのか、それが仁徳天皇陵など前方後円墳あり、円墳あり、方墳ありの40個もの古墳群。展望台の地図見て、眼下見て、いや、凄いスケール。なるほど世界遺産の価値あり。これぞ、ふんふん?や。話は戻り、どうして漢字3文字なのに読み2文字か。同行のうちの一人が少しもずもずして?百舌では鳥とわからないので鳥を加えた~と。う~ん、正解もずかしい。

 

 漢字3文字で2字読み、ほかには七五三で〈しめ〉香具師で〈やし〉など。漢字2文字で3文字読みは紅葉で〈もみじ〉土産で〈みやげ〉などあり。

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2015年4月25日 (土)

青、緑、青、緑…との出会い

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思わず、アッ!と思う光景に出会うことがある。イッ!でも、ウッ!でも、エッ!でもない。もちろん、オッ!でもない。それは、アッ!でしかない。雨降るあの日の府立植物園、池の端の青モミジがそうだった。偶然の出会い、何とも言えぬ至福のとき…見惚れた。

 

 植物園会館で開催の第4回サトザクラ展が最終日だった。平日、昼食タイムを延長して、午後から雨の中を地下鉄乗り継いで行った。北山門から入り、ワイルドガーデンに咲く赤白黄色のチューリップを注意深く見て、なからぎの森近くへ歩いて、アっ!だった。秋の紅葉シーズン、またこようと思う所である。一度は止んだ雨がまた降り出した頃だった。

 

 どこを見ても、青、緑、青、緑…、眼が吸い込まれる。緑の色が浅く、柔らかく、優しい。雨がシトシト…、新緑、いま流行りの青モミジが瑞々しい。池は落ちる雨で、幾つも幾つも小さな波紋を広げている。池の端、モミジ葉が二重にうつり、池との境がわからない。黒い幹と葉の緑、色のコントラストが何とも美しい。雨音が傘にあたる。周りに人はいない。森閑、静寂…。予期しなかった光景、心が騒いでいる。心さん、静かに、静かに…。

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2015年4月24日 (金)

コシのないせいろ蕎麦

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まるでコシがない。ふにゃふにゃしている。大阪堺、阪堺電車の宿院駅近くの生蕎麦屋「ちく満」のせいろ蕎麦である。元禄8年(1695)の創業から320年、コシのないように蒸して出し続けている。メニューは1欣と1欣半のせいろ蕎麦しかない。

 

 大阪出身の落語作家、SUさんに連れられるままに行った。不定期開催の「学ぶに遊ぶの会」である。落語の時そばに登場するかけそばの値段は江戸の頃から100年間、ずっと16文だったとか。落語勉強のSUさんがそばの原点を知りたい~と、イースト○醤油の社長の導きで、10年前に行って、店のレトロさと、コシのない味わいを知ったという。

 

 店は電車道から見ると写真のとおり、工場みたいだけど、店内は広い座敷に座布団とテーブルが並ぶ。食べ方?、生卵と葱、わさびを徳利の出汁に混ぜ、せいろの蕎麦を箸で持ち上げて、出汁につけて、ツルツル、ツルツル…。味?コシはないけど、ぬるっとして、もっちり…、もちっと欲しく?。蕎麦?、粘りがあるのか、コシがないのに崩れない。ファッションデザイナー・コシノジュンコさん、びっくりかなあ?。それで、また、おこし!。

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2015年4月23日 (木)

岡山はしらす丼とバイキングとままかり

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 岡山で何を食べたか、誰にどう知らすか、その一つがしらす丼。釜揚げ、若竹のお吸い物付きで、おすすめ限定という。春ごろ、かつての東京勤務経験者が岡山へ集うゴルフ大会。新岡山カントリークラブの昼食、一緒にプレーの4人がしらす丼とは、皆知らず?。

 

 前夜は泊まったホテルの、隣のホテルで、ずわい蟹食べ放題!春かにバイキング。倉敷に住む岡山地元のNYさん(7?)の好みで、去年に続いて2年連続。豚しゃぶにカレーライス、一品の数々は料理長自慢の40種とかで、酒、ワインなど何でも飲めるビアバイキングもあり、それでお一人様3500円。4月一杯までの特別バイキング、お腹の膨れもバイキング?。

 

朝食も宿泊ホテルでバイキング。去年は昼のゴルフ場もバイキングで、夜、朝、昼と連続だったけど、幹事さんから今年は定食と事前連絡あり、寂しいやら納得するやら。バイキング慣れの朝食は、量より質と美。上の写真が左から二番目がそう。岡山来たからには~のままかりを中心にカイワレ、ひじき、玉子、牛蒡それにお粥、味噌汁、デザート。いや、美しい。帰りの夜、岡山駅構内の居酒屋。そりゃあ、またこ~ないかと、炙ったままかり押し寿司!。

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2015年4月22日 (水)

JR山陽線に有年駅あり、和気駅あり・・・。

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 「次は~うでっ!、うでっ!」~。えっ、腕? けったいな駅名やなあと思っていたら、着いてみると駅名は「有年」の「うね」。聴き間違えだった。岡山行、JR山陽線の相生駅で、糸崎行き普通に乗り換え、すぐの駅だった。腕駅でなく、有年駅…、初めて知る駅名が次から次へ。

 

 播州赤穂行きは海側、相生駅からの山陽線は山側を走る。安い得々切符買って、京都から在来線で3千円3時間の岡山行き。車窓うっとり、山桜、ミツバツツジ、渡り鳥の編隊飛行、田んぼまた田んぼ…、文庫本1冊手元にゆっくり旅。「かみごおり」と読む「上郡」は鳥取行きの智頭急行の始発駅。童謡・赤とんぼの舞台になった竜野、熊が出そうな駅名は熊山…。

 

停車の駅名、一つ一つが楽しい。ちょっと停まるホームに名所ガイド。「わけ」と読む「和気」駅には、日本一の藤神社と和気神社の表示。そうか、ここは、和気清麻呂の出身地なんや。日本史の794年、鳴くよウグイス平安京。桓武天皇に将軍塚から見て都造りを勧めた和気清麻呂や。和気駅、わけありやった。「じょうとう」と読む「上道」駅あたりから次第に乗降客増え、岡山着。新幹線京都→岡山1時間7千円で味わえない旅だった。

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2015年4月21日 (火)

ピネライスー、ピネは薄い、ライスはチャーハン。

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ピネライスって、おわかりだろうか。ピネはフランス語の俗語で、薄いという意味だそうで、豚カツを幅5㌢ほどにして、チャーハンに乗せて、ピネライスと言うそうな。京都駅ビル11階のグルメ街、京都西陣の老舗洋食屋さん「キッチン ゴン」が初めて出店した。

 

 創業昭和45年で、権藤さん経営の洋食屋さん。それで、店名はキッチンのゴンのようで、このピネライスが目玉メニューという。グルメ街はザ・キューブ、昔の京都駅観光デパートのエリア。外国人観光客を意識して3月末に改装オープン、9店舗が店を出す。あまり薄い、薄い~と言われるのも気になるけど、ゴンさんのピネ、どんなもんか、見に行って、入った。

 

駅ビル、10階の拉麺小路のもう一つ上、EVを降りると、グルメ街全体がオープンな外国感覚で、それでいて和を意識している。ゴンさん、通路側にカウンター、店内はそう広くないけど、全面ガラスの向こうに世界遺産の東寺が見える。イーストテンプルタワーや。外国のお客さん1人、頭がピネや。店がピネ客を呼ぶのだろうか。ピネはピネでも、普通のピネに赤ピネ、黒ピネ、ガーリックピネ…と色々、ピネからキリまである。やはり薄さが気になる。

 

 ピネライスは800円、写真の赤ピネはケチャップ入りで860円、税抜き。 ※ 味は◎◎◎。

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2015年4月20日 (月)

「まあ、飲みなはれ」「ほな、一杯もらおか」

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街か、町かー、どちらの漢字か、ちょっと待ちや!と考え、街角ウオークで見た町内のことを書く。えっ!、ナニ?と思う気づきの世界。まあ、我がセンサーみたいなもんで、パソコンに撮り貯めたデジカメ写真から、これはこれは~と思う街角風景、1、2、3である。

 

 狸夫婦の陶器人形。「あんたはん、まあ飲みなはれ」みたいな場面。「そうか、ほな、一杯もらおうか」。これ、彦根市役所前を歩いて発見。居酒屋さんの店先やったかな。JR車内の広告。ひらパーの岡田園長が入園者100万人達成で、電気の差し込み延長コード持って、園長=延長。座席から眺めていて、面白味がじわっと伝わって、なかなか、ええちょう!。

 

 北海道展開催の高島屋京都7階。「食べ物ばかりやない。おらもいる~」と旭山動物園ご縁のオランウータン人形。大津は県庁前の天孫神社境内の名物たぬき。えらく早く散ったサクラに感慨深そうな。動物写真家、イワゴーさんの世界のねこ展を伊勢丹と大丸で見たせいか、ねこがいるとにゃんとも気になる。京都岡崎の市美別館あたり、ニャン匹もいて、岩合うさん並みに「サクラとねこ」のワンショット。いや違う。ワンやない、にゃんショット。

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2015年4月19日 (日)

回る寿司のデジカメ撮影

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 焼きサーモンのレモン乗せか、いいね、いいね。まあ、これからや。あっ、そんなこと言わしないな!のイワシが来た。好物やがな。あっ、行ってしまう。まだ、サーモンあるけど、取っとこっと。よう脂乗っている。煮穴子も来たあ。これも好きや。次に来たらにしよう!。

 

 回る、回るの、回る寿司。河原町通りの京とんぼへ行った。坂本龍馬と中岡慎太郎が遭難した近江屋跡、店出来て2年かな。外国人もよく入っていて、満席が多いけど、冷たい雨の降る夜、高島屋の写真展帰り、覗いたら空いている。37番席のカード、一人で回る寿司さん。儀式的に湯飲み取って、粉末のお茶。隣の隣は39番さん、随分と食べ皿が積んである。

 

 となりのトロロ、気になる。あっ、会計ボタンや。生ビール2杯、皿枚数はイクラ入りかどうか、幾らかな。女性店員、1枚、2枚…、怪談・番町皿屋敷のお菊さんと違う。皿数えは眼勘定や。回る寿司、来る、来る。豪快イカ焼き、旬のたたき、しめ鯖、厚焼き…、前を通過中、デジカメ撮影や。どう撮れるか、面白い。彩り豊かな洋風ロール寿司、ろう撮れるか、皿取った。甘海老ロール、美しい。皿取り、写真撮り、会計は千円少し、いいね、いいね!。

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2015年4月18日 (土)

「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」

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これ、なんぼ?それ、いくら?~ついつい、値段が気になるのはーなんか浅ましいけど、この展覧会はその値段価値が鑑識眼に繋がって、大事なんだという。京近美で開催中の「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」である。なにを言ってんのか、長い長いタイトルの展覧会だけど、それがハードなテーマになっている。

 

 絵画コレクションでは世界の十指に入る台湾財閥、ヤゲオ財団収集の作品展である。ヤゲオは電子部品の会社で、そこのCEO、ピエール・チャンさんが、自らの目利きで、西洋と中国の近現代作品を落札また落札して、買い集めた作品という。展示テーマの世界の宝とは、作品の値段が高価なこと、作品価値が素晴らしいこと…という。チャンさん蒐集のお宝、ちゃんと見て回った。

 

 展示作品、マチスやセザンヌなど印象派じゃない。いわゆる、近現代アート。サンユウ(常玉)、アンディ・ウォーホール、写真の杉本博司、マーク・ロスコ、フランシス・ベーコン…、どの作品も1億円クラス。それだけあったらどう暮らす?。いや、これは洒落。滋賀近美所蔵、黒一色のロスコ作品は知っている。購入時の10倍で10億とか。展示の70作品を願いましては~70億円。作品わからず、値段聞いてそれなら良し!。そんな見方はよしこさん?。

 ※ 展覧会は東京、名古屋、広島から京都へ巡回、5月31日まで開催。

 

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2015年4月17日 (金)

写真撮影許可の写真展

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 展覧会、撮影は大体、アカン、アカン…、米国はア~カンソウ州やのに、いま、京都高島屋で開催中の写真展はどうぞ、どうぞ~という。遠藤湖舟さんの写真展「天空の美、地上の美」である。フラッシュ、動画と鑑賞者入らなければ、沢山撮って、発信して~という。

 

 何ともおおらかである。展覧会、何時もは看板、ポスター、チラシから接写しているけど、会場内展示作品、どうぞ、どうぞ~と言われると、なんか萎縮して、戸惑う。入場入口の警備員さんも幅があった。展覧会は閉館30分前入場だけど、あの日は地下鉄市役所前から急いで急いで、エレベーターで6階と7階間違って降り、入り口着いて1分オーバーだった。

 

 受付は女性に代わって、警備員さん。本日終了―の立て看も出た直後で、アカンかなーと行ったら、まあどうぞ~と言う。息きらしていたので、同情して、どうじょ~やったのか、心の広い警備員さんだった。遠藤さん作品、サブタイトルは「見つめることで、美は姿を現す」という。会場内、月、太陽、空、星が出ていた。第一楽章、第二楽章…と会場BGMの音楽とともに展示構成。流れ星、落陽、月食、虹…、撮って、見ほれて、癒されて…だった。

 

 写真展は4月20日まで開催。 ※ 遠藤さんは1954年、長野県生まれ。天体に興味を持ち写真家に。写真集「宇宙からの贈り物」など出版。

 

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2015年4月16日 (木)

アオサギ、東本願寺前の歩道に立つ

 

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オイオイ、なんでやねん。なんでここやねん。アンタ、なんかちゃうでえ~。足スラリ、首も長いアオサギが街中の歩道上に立っている。魚を求め、池など水辺にじっとしているのは、よく見かけるけど、人が行き来する歩道上。これにはかなりまあ、ほどほどに驚いた。

 

 休日の散策ウオーク、四条烏丸から烏丸通りを南へ、東本願寺の向かいあたりまで来た時だった。真ん前にアオサギ。えっ、なんで?と、思わず足が止まった。距離は2㍍くらい、眼と眼があった。口ばしを動かしいる。こっちを見ても動じない。どうじたんだろう。後ろにそっと回り、デジカメ、デジカメ…。歩行者が次々に来る。皆さん、びっくりしている。

 

 アオサギはコウノトリ目サギ科。全長90㌢くらい。首が白く、羽は灰色、頭の黒い冠羽がかっこいい。目の前のトリ、見立てどおりアオサギ。最近は人慣れして、釣り人の魚を奪う横領サギもいるとか。それにしても、ここは親鸞さんの東本願寺前。付近に池もないし、人がよく歩いて、いけないと思うけどなあ。不思議や。二人連れの若い男の子が、手で追いたてたので、少し飛んで、近くの街路樹へ移動したけど、なんでここか、親鸞さん、しんらんかな。

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2015年4月15日 (水)

日本のマラソン発祥はどこだろう。

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どうだろう。日本のマラソン発祥の地はどこ?と質問したら、どうだろう。今や、大変な市民マラソンブーム。銀座4丁目を走る首都の東京マラソン始め、1万人ランナーの大阪、京都、神戸などなど、観光呼び込みに町おこしに走る、走る、マラソンを走る~である。

 

マラソン、世界では古代オリンピア発祥、ギリシャのマラトンの丘に始まる。それはまあ、そこそこご存知と思うが、日本では?となるとである。日本の駅伝の始まり、これは京都三条大橋と東京上野・不忍池間で、東軍西軍が昼夜兼行カンテラ点けて、地下足袋で走った。この駅伝発祥の記念碑、全国女子駅伝20回記念で、どちらにも出来たのは知っている。

 

駅伝発祥やなくて、質問はマラソン。さあ、どこかな、どこかな。答え言うと、これは神戸で、市役所前のフラワーロードに記念碑がある。神戸市博へ行くおりに見つけて前から知っていた。台座の上、茶色の御影石に5人のランナーをくり抜いたモニュメント。その発祥は1909年、明治42年で、湊川埋立地から大阪の淀川大橋まで片道32キロのコースだったそうな。碑は神戸LCが2011年、今の神戸マラソン記念で寄贈と。ジャンジャン!。

 

 開催日は3月21日で、鳴尾競馬場の予選会には406人参加、20人が走った本大会では岡山の在郷軍人、金子長之助さbが2時間10分54秒で優勝した。ちなみに群馬の安中でも1885年に藩士が走った侍マラソンがあり、こちらにもマラソン発祥の碑がある。

 

 

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2015年4月14日 (火)

彦根城の内堀、桜を見て歩く

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満開は過ぎていたけど、この桜写真のアングル、どうかな。いや、なかなか、いけてるでえ。誰も褒めてくれない時は自画自賛が一番や。ピンクの桜と芽を吹きだした瑞々しい柳、色合いがいいなあ。石垣とお堀も写って、ほりぼれするなあ。どうや、ええやないか!。

 

国宝彦根城のお堀端、デジカメ持って、歩いた。天守閣へは1時間待ちで、花見客は一杯だけど満開は先週だったという。もう7、8年前か、それ以上か、彦根城の溢れんばかりの桜、お城と似合って、日本一や~と感激した思い出がある。桜咲く時期に行くのは、それ以来や。お城に登らず、外堀、中堀、内堀のうち、中を取ってウチは中堀を歩いた。

 

桜と柳アングルの次は、花筏や。これは満開の時は見られない。散り出してからやないと…。今、今や。お堀端を行く花見遊覧船と花筏、一瞬が大事や。桜の筏模様、いかがな?。菜の花と石垣と桜の3点セットはどうだ。場所は彦根西中学超え、内堀突き当り。お城で言うと、西の丸三重櫓が見える。大手門橋の全景もええがな。白鳥と桜。こっちはどうや。サクラやないでえ、ホンマやでえ。アングル、もう一つやて…、そんなはくちょうな?。

 

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2015年4月13日 (月)

パラ・ソフィア、わからず見る楽しさ

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わからずに見るって、いいなあ。わかろうとすると、肩が凝るし、頭もズキズキしてくる。何が芸術、どれが文化って、定義ない。見て、ホッとすること。見方は人それぞれ、ほっといてもらって、言うなれば、まあ、ホットケーキ。京都で初の「パラ・ソフィア」がそれ!。

 

「パラ・ソフィア」とは京都国際現代芸術祭。無料の屋外展示から大垣書店のウインドウ見て、今度は京都市美会場へ。招待券あって良かったけど、チケット1800円。年末の日展京都展で、全館の作品展示は知っているけど、これはそれ以上。第一、切符売り場が木材作り。何で?そりゃあ、現代アート展。館内の展示順路、上がり下がり、迷路みたい、めいる?。

 

 何せ、テーマは難解ホークス?、それが楽しい。展示内容、う~ん、曰く言い難し。忘れ傘一杯の展示あった。よう忘れるし、ないかなあ。眠る森のふくろうさん、3Dで起きている。絵の具を口から出すロボットアート、点々が絵…、テンとわからない。手書きアニメは8百頁、パラパラ漫画。外は雨がパラパラ。寝転んでみる映像…、タイのホタルが出て、シャムの山田長政。どれもこれもインスタレーション、日常と非日常、不可解さが素晴らしい。

 

 京都国際現代芸術祭は5月10日まで。

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2015年4月12日 (日)

神戸発のシンガーソングライター

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成るか、成らぬか~、これもメジャーへの道のりなんだろうなあ。JR三ノ宮駅を降りて、フラワーロードの三ノ宮センター街入り口前、若者がギター片手に歌っている。透き通った優しい声…、曲名はわからないが、若い女性が何人か、立って、聞き惚れる如く…である。

 

神戸発、シンガーソングライター・信政誠さん。ストリートライブの看板が出ている。神戸市博へ行く途中、腕を組んで、聞き役の一人になった。女性スタッフか、小さなチラシを持ってきた。長崎県出身、神戸在住、愛称はノブマコとか。1984年11月生まれ、スマホの年齢早見表で確認すると、今、30歳。マスク、優しそう。歌声、甘くて淡く切なく…。

 

中学生の頃、尾崎豊に憧れてギターを始め、高校生の時からストリートライブという。関学を卒業して、東京にも出て、テイチクデビューの実績を持つ。いま、姫路、神戸が音楽活動の拠点。まあ、現代版の小林旭。ご存知かな。そう、ギターを持った渡り鳥~の旭さん。1曲、2曲…、語るように歌うラブソングが多そう。スタンドマイクの前、投げ銭箱。CD販売もだけど、投げ銭も大事なようだ。箱を覗くと、1円玉、10円玉…。ええい、百円や!。

 

※ 関西中心に活動。神戸から音楽を発信、街に根付くアーティストを目指し、神戸から全国へ、歌を届け続ける。今最もブレイクに近いアーティストとか。

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2015年4月11日 (土)

ホタルイカは富山、北陸電力はホタル電力…

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テーブルに料理が出てくるたびに「これは、どこのん?どこのん?」である。京都・木屋町二条東入ル、魚料理の「よこちょう」。何時からか、聞くのが癖になっている。大体2か月に一度の懇親会、前回は4人。誰が注文したのか、ホタルイカと若竹煮が出て来た。

 

 ホタルイカは、富山やがなと言うと、いや、富山とは限らん!と誰かが反論する。客席の2階から階下の調理場に確認してもらうと、やはり富山やった。懇親会メンバーに電力会社に勤務のSR氏。北陸電力はホタル電力、関西電力はたこ焼き電力ちゅうんやと。なるほど…知識が広がる。若竹煮の筍。そら、京都やろ。いや、京都でも色々あるでえ~と。

 

確認してもらうと〈もずめ〉と答えが出た。漢字で「物集女」。京都向日町で筍産地や。柔らかくて旨い。糠でゆがかなあかんのや?と言うと、掘りたては、そのままでも食べれんや~と。ああ言えば、こうゆう。色んな交友関係がある。メーンは4人分の刺身盛り。穴子焼霜は淡路、甘エビと生ウニは北海道…、これは後ろの白板に表示してある。きずし、ハマグリ吸物、のど黒…、それぞれ甲論乙駁…、最後に鯖寿司1カン出て、一巻の終わり?。

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2015年4月10日 (金)

ミロ、ムンク、クレーマティス、ルソー、ゴッホ…

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どこをミロというのか。どうムンクがあるのか。だれもモネできないなあ。何をクレーと欲しがるのか。ちょとだけ、マティス。そんことは、ルソーやろ。風邪ひいた?ゴッホ、ゴッホ。それダリが言うてたん。そこをドガんとあかん。あんまり洒落すぎて、キリコがない。

 

 神戸市博で開催のチューリヒ美術館展へ行った。スイスのチューリヒは金融の街。その街にある美術館、冨を象徴するような…という。印象派から舌を噛みそうなシュルレアリズムまで、有名画家の作品が10万点あり、日本スイス国交樹立150年記念で、代表作74点が初めて日本へ。東京から神戸へ巡回、サブタイトルの「巨匠いっき見!」どおり、一気に鑑賞した。

 

 展示のハイライトはモネの睡蓮。妻子亡くし、眼を悪くした最晩年、幅6㍍もの大作だった。夕暮れの微妙な色合い、さすが光の画家や。ダリもマネも、モネできない。これは一気に見ずゆっくり見た。トルコ帽を被ったアンリ・ルソーの「X氏の肖像」は、展覧会の看板になった。X氏はフランスの海軍士官で作家、面識のないルソーは、新聞・雑誌を見て描いたという。税関職員で、絵は独学、40歳からとか。ええっ、そんなに遅くから?ルソー!。

 

 展覧会は5月10日まで開催。ピカソ、セザンヌ、シャガール、ゴーギャンなども。

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2015年4月 9日 (木)

沖縄市場食堂は琉金

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 沖縄市場食堂―琉金かあ。戦前、戦中、戦後か、旭日の輝きみたいな赤い看板に提灯、メニューも雑々として、目移り、焦点が合わない。けどまあ、去年入って安く旨かったロースビーフ店がどこかへ引っ越したようだし、沖縄は好きだし、まあ、入ってみるかあ。

 

 神戸三ノ宮の展覧会帰り、阪急高架下の細い食堂街。餃子、ラーメン、丼、たこ焼き…、入店は隣となりで新規開拓してきて、今回は久しぶり。赤ワインで、ローストビーフの店にもう一度の思惑は外れて、沖縄料理店が、なんで魚の琉金なんや?と、細い階段を2階へ上がった。ドアを開けると、長いカウンター席に男客1人、奥のテーブルに女性2人だけ。

 

 男客と反対の席に座った。コースターは金魚、そうか琉金か。午後6時までは生中半額、時間見たらまだ5時や。注文、そりゃあ、沖縄らしく、沖縄餃子に沖縄そば。店内BGMはずっと島唄。えっ、もう扇風機、そうか沖縄は暑いんや。前の貼り紙、泡盛の初心者は残波から~と親切や。雑々しているわりに、なんか落ち着く。追加の注文は串2本。グルクンとゴーヤの肉詰め、それに沖縄コロッケも。折角、来たんやし、心おきなく?。琉金の意味、そや、聞き忘れたあ。

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2015年4月 8日 (水)

京を描くー洛中洛外図の時代を見る

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やっているかなーと電話で確認して、京都文博の特別展「京(みやこ)を描く」へ行った。金曜の夜間鑑賞。午後6時からギャラリートークも~と案内があったが、職場の大津からでは間に合わない。閉館30分前の入館締め切り午後7時前、電車乗り継ぎ、ぎりぎり入った。

 

 会場は4階から3階へ。文博近くに完成したNHK京都放送局オープン記念という。テーマは洛中洛外図の時代。室町から江戸へ、京の都の内と外を描いた歴代の屏風が、左隻、右隻で一双と並ぶ。社寺や人物や祭り、屏風に一杯。~坊主が屏風に上手に絵を描いた~。早口言葉、どれだけ言えるかな。いや、早口やない。駆け足鑑賞や。閉館まで急いで急いで~。

 

 国宝の上杉本あるかな。狩野永徳が足利義輝の依頼で描き、織田信長から上杉謙信へ渡り、今も米沢博物館が所蔵する屏風。展示4階の第2章、複製やけど、あった。金箔、金泥の雲霞の中、社寺仏閣に人物2500人…、複製でも国宝。闘鶏を見ている少年時代の足利義輝が描いてある~と、直木賞作家・故山本兼一氏「花鳥の夢」で読んだけど、何処かな。確か、左隻の隅と…。背を低く屈んで近づいたらガラスに頭が。あ痛!、そんなこと、義輝?。

 

 文博の特別展「京を描く」は4月12日まで。

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2015年4月 7日 (火)

題は「この機械を持って失せろ!」

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うん、これは、何だ?と言われも、それは、難題やなあ。わからない芸術、わからない所に意味があり、意義がある?。今、京都市内で開催中のパラ・ソフィアでは、わからないけど、京都国際現代芸術祭と訳すと、なんとかわかる。その一つ、本屋さんのウインドウで見た。

 

 岐阜でもないのに本社が京都の大垣書店烏丸三条店。縦2・5㍍、横4㍍はある大きなウインドウ。どこのジャングルか、緑色の同じ毛糸のニットを着た同じ顔の女性がいる。ウインドウ前で確認すると、本を読む、一輪車に乗る、パソコンを見る、編み物をする、木に登る、棒を持つ、ボウリングのピンを持つ…、様々にくつろぐ7人の複合写真が写っている。

 

 右端に毛糸のニットが吊るしてある。英語で何か書いてある。どうも、これが、この作品のポイントのようだ。米国のリサ・アン・アワーバックさん(48)09年の作品で、「この機械を持って失せろ!」というタイトルだそうな。英国の産業革命で手仕事が無くなったことを風刺している。ジャングルは富の再配分を行ったロビン・フッドの森とか。写真は非日常と日常の交差、作者のリサさん自身が写る。そうわかると、我が顔もニィット?。

 

 ※ 京都国際現代芸術祭は3月7日から5月10日まで、京都市美、京都文博の有料会場と大垣書店など無料5会場で開催中。

 

 

 

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2015年4月 6日 (月)

これはこれは~のウチワエビ

 

 例の、ス037031030ド林屋さ032んである。JR大津駅近く、開業5周年記念もすみ、奥に座る席も出来、店舗を拡張した例の林屋さんである。よく通うからといって、礼を言われることはない。この間は少しご無沙汰して、4、5日ぶりに行くと、第一声は~これはこれは~である。

 

 座る席あっても、やはり一人だと奥の、例のスタンド席がいい。食器洗いの流し、調理場が見える例の席や。例のとおり、白ワインが最初に出て、さて何を~とおススメメニュー見ていると、オーナーシェフの林さんが、べちゃっとした団扇型のウチワエビを調理している。おススメメニューにはない。殻から身を取り出し、味付けして、フライパンで焼きだした。

 

 誰に出すのかなあ、注文しようかなあーと思っていたら、空の殻も、身も乗せて、タルタルソースとレモンつけて、ホイッ!とカウンター前に出した。以心伝心…、既に注文客になっていたようだ。今度は、こちらから~これはこれは~である。まだ夏には早いけど、ウチワ?林屋に通って、開業以来初のメニュー。メニュー名も値段も、まだ付いていない。聞くと、高級タルタルソースのウチワエビのグリルかなあと。値段?いつもどおりでタルタル?。

 

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2015年4月 5日 (日)

クッキーとせんべい、違いがわかる男

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パリッ、ポリッ、パリッ、ポリッ…、いや、やめられん。ついつい、一枚が二枚、二枚が三枚…、うまいやんか。湖国名物という「大名ピーナッツクッキー」。職場のNMさん(59)が退職記念で、米原市の自宅近くにある芙蓉製菓で買って、職場の皆さんに配った。

 

 兜の絵を描いた細長い箱入り。開けたら大名駕籠デザインのビニールに包みに12枚。大きさ、直径10㌢、皮付きのピーナッツ入り。少し堅いけど、パリッと割って、ポリッ、カリッ…。かじりつつ、せんべいみたいやなあーと思い、箱をみると、刀の鍔デザインに<せんべい>とも表示してある。クッキーとせんべいでは、違いがあるんでは?と疑念が沸いた。

 

 この際、はっきり、くっきりしたい。コーヒーCMじゃないけど「違いがわかる男」になりたい。辞書、今はパソコンかスマホ時代。検索一発、違いがくっきりと出てきた。クッキーは小麦粉、バター入りで甘い。これに対し、せんべいは、うるち米の塩入り、ややしょっぱい。それにクッキーは洋菓子で、せんべいは和菓や。食の文化圏がちゃう。クッキーで売り、せんべいとも表示する芙蓉製菓さん。ふたつの違い、こんなところで、ようがすか?。

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2015年4月 4日 (土)

イワゴー写真、癒しのねこ展を見る

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 にゃんと言ったらいいのだろう。そりゃあ「見ているだけで、癒されるにゃん」。イワゴーさんと、片仮名呼びした方がぴったりの岩合光昭さんの写真展「ねこ歩き」。京都大丸6階ホール、ねこ型の招待券で、癒されに行った。世界を歩く写真のねこ、にゃん度も見た?。

 

 今年2月、JR京都伊勢丹で、猫かライオンか、ライオンか猫か、イワゴーさんの「ネコライオン」展見て、今度はねこ歩き展。写真は世界のねこ、日本のねこ、岩合さん宅のねこ―の3コーナーで200点余り。会場入り口はギリシャ・ミコノス島のねこ。眼を閉じ、顔を下に岩垣に頭をくっつけている。にゃんでやろう。頭がかゆいんやろうかなあ。

 

 この写真、入場記念で撮影ができる。にゃんぼ撮っても、にゃんともない。イワゴーさん、40年以上ねこを撮影、~ねこの動きを見れば、ヒトの動きが見えてくる~という。もうねこ人間。ポスターは桜の木にぶら下がる日本のねこ。落ちたらあかんにゃん。伊勢丹展で見た「がっちゃん」の写真もある。東北の農家、1年家出して、子猫つれて戻ってきた雄ねこや。知ってるにゃん。イワゴーさん宅は、雌の「海ちゃん」。かいい~にゃん。

 

 写真は左からねこ型入場券、ギリシャ・ミコノス島のねこ、サクラの木にぶら下がる日本のねこ、イワゴーさん宅の「海ちゃん」。 ※ 大丸展は4月6日で終わる。

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2015年4月 3日 (金)

JR米原駅の季節弁当「湖春日和」

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 桜咲く春、今だけの、季節限定弁当「湖春日和」って、どんなんやろう。細長い木箱入り、桜絵の包み紙を取り、蓋を開けた。ワアッ!~春や春、春やがな。仕切りは三つ、なんともまあ、ビューティフル。見ただけで、ノドがゴクンと鳴って、唾が舌先から出たあ。

 

 JR米原駅と言えば、ホームの立ち食いそばやし、東海道線開業以来、創業120年という井筒屋さんの駅弁や。昔は葦が多く、迷う原だった土地で、それが米原という地名になったそうな。仕事でちょいちょい行くので、弁当も何度かで、売れ筋NO1の風呂敷包み弁当「湖北のおはなし」も知っており、今日は何にしようか?と「湖春日和」だった。

 

 弁当の中は上の写真のとおり。左の仕切りは花見団子と海老豆コーナー、真ん中は鯛と海老に錦糸玉子にイクラとグリーンピース、ここの仕切りが華やかで春を思う美しさ。右はたらの芽、舞茸の天ぷらさんコーナーや。弁当名の「湖春日和」は、晩秋から初冬にかけての小春日和にかけてある。駅構内の弁当売り場、売り子のおばさん、ええっ~弁当っ、弁当!。イクラ入り「湖春日和」弁当、いくらかって?、味で湖の春を楽しみ1200円!。

 

「湖春日和」は3月20から4月20日まで発売という。

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2015年4月 2日 (木)

最後の晩餐を感じるう~

Images2012_works25Imagesnwyz8wws033この絵、ちょっと待てよ?。う~ん、何かに似ている。そや、そや、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」や。そや、間違いない。大きなテーブル、食べ物入りの器が並んでいる。真ん中、ウサギさんみたいな女性は、最後の晩餐やったら、キリストさんやなあ。

 

 下半身が鹿か魚、頭が蝶…、半人半獣という現代アートやけど、なかなかユニークな絵や。みんな少女かなあ。同じような黒い眼をして、一杯開いている。京都市立芸大卒、唐仁原希さん(30)が2012年に制作した代表作「さよならのあと」や。唐仁原は〈とうじんばら〉、希は〈のぞみ〉と読む。滋賀県竜王町出身で、何事にも、どうじない作家さんかな?。

 

 鹿児島に同名の焼酎あり、ご先祖は九州らしい。平成26年度滋賀県次世代文化賞を受賞記念で、3月末にびわ湖ホールであった「びわ湖・アートフェス」に作品を展示、前日準備のおり見た。会場で本人に出会えず、パソコンのUチューブで作品意図を知った。「漫画と西洋の古典絵画、相反するものを一つにして描いてみた」と。確かに漫画みたいで漫画でない。古典みたいで古典でない。それが何かと尋ねたら、絵画、絵画、そう!かいがあ~?。

 

 唐仁原希は、1984年生れ、京都市立芸術大学で油画を学び、京都、東京だけでなく、パリなどヨーロッパでも注目を集めるアーティスト。「京展」で市長賞、京都市美術館賞を受賞している。

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2015年4月 1日 (水)

地産地消の琵琶湖ビュッフェ

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いやあ、手が込んでいる。手間がかかっている。何人がかりだったんかなあ。食材、幾つあるんかなあ。誰が考えたんやろう。カフェ真ん中の大きなテーブル。琵琶湖があって、湖西線、琵琶湖線、北陸線…JR各駅が取り囲む。こんな形式のビュッフエ、びゅっくりや?。

 

 成安造形大構内、カフェテリア「結」で、ブランド力アップを目指す滋賀県が「湖と、陸と、人々と、MUSUBU SHIGA交流会」を行った。会費3千円、地産地消の食材を並べるというので、どんなんかなあ?とJRおごと温泉駅から大学行き無料バスで行った。琵琶湖と湖西線が見える会場の「結」は、県職員含め150人、食の魅力か、満席である。

 

 乾杯の赤ワイン持って、テーブル見たら…。♪~線路は続く、どこまでも~♪でごぼうのフライが線路に。枕木は大根のピクルス。これは、ピックリ。みんな県産という。滋賀ブランドNO1の近江牛はミンチ、小判型のコロッケ。作るとこ、誰がミンチ?。当然、湖魚も。琵琶湖エビにブラックバスまで。高校同窓の「結」社長におススメは?と聞くと、<にごい>の似鯉と言う。鯉に似ているから、ちょっと来い?。いやあ、食材多く、洒落すぎるう~。

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