狸の化け寺で出た落ち
落語はどう落ちるか、オチオチしていられない。京阪浜大津駅近くの旧大津公会堂、3か月一度の寄席、よさずにずっと聴きに行っている。米朝一門ざこばさんのお弟子さん、桂ひろばさんが演じた上方落語「狸の化け寺」は、一度ならず二度三度と、よく落ちた。
どんな落語かというと、まあ今の土建屋さん一行20人ほどが工事現場へ行き、地元でお化けが出るという無住のお寺に泊まってのおはなし。演じる桂ひろばさん、大阪・阪南市出身、37歳。手品がうまく、身体は182㌢、100㌔と大きく、通称落語界の若乃花とか。触りは幽霊。死んだら誰でも幽霊になれない。美人だけ、ほかは化け物と笑わす。
本題の落ち。最初のは荒れ寺でみんなが草抜きやったら糞が沢山出てきて、臭かったあ。次は井戸の水が濁っていて、くみ上げ、くみ上げした結果、水がきれいになって、いいど~。これって、落ちか、洒落か、と思うけど、まあ落ち。話は続いており、マグロでいうナカ落ち。落語は佳境入り。本堂の阿弥陀さん3体だったのにいつの間にか、4体になっている。これは一体どうしたことか?。狸が化けで増えたのだが、一体で落ちついたあ?。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント