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2014年1月

2014年1月31日 (金)

学祖・荒木俊馬さんの砂像

 

Img_7893Img_7889Img_7890京産大学祖・荒木俊馬さんの砂像だという。JR西日本の交通広告、通勤の行き帰りに車内で見ていて、どういうことかなーと気になっていた。JRは混んでいて、写真までは…だが、あの日は阪急電車で見つけ、終点の河原町駅、降りる前に1枚、2枚と撮った。

 

 荒木さんは京大出身の天文学者で、50年前に京都産業大を創始、初代の総長兼理事長だった。白く長い顎鬚、若い頃にインタヴューした思い出がある。長男の雄豪さんはローマ、メキシコ五輪の馬術代表、やはりお会いしている。そんな昔日があって、交通広告といっても、何でかな?だった。ちょっと上を見て、縁の大きい眼鏡の俊馬総長、懐かしい。

 

 何で荒木さんの砂像かというと、大学の「今しか出来ないことを、思いっきり」という企画があり、4年生で鳥取出身の市村千香子さんが、あまり知られていない故郷・鳥取のPRをするのに鳥取砂丘の砂で大学学祖の砂像を考えた。これにボランティアサークルの後輩、和田慶子さんが応援した。砂丘の砂3㌧、像は高さ1.7㍍、縦横1㍍。鳥取砂の美術館の支援で、4カ月がかりの完成だった。そんなことすな!と言われず、良かったね。

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2014年1月30日 (木)

愛の泉の投げ銭カエル

 

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愛の泉のカエルさん、後ろの観音さんに守られて、さあ、投げてみんしゃい!と構えている。カエル親子までの距離は3㍍あまり。真ん前に半径50㌢くらいの鉄輪があり、そこ目がけて、1円、5円、10円…、時には50円、100円とコインの投げ入れが続く。

 

 世界遺産の大本山天龍寺の庭園の中だ。開山の夢窓国師が作庭した特別名勝・曹源池の北側、百花苑を歩くと見つかる。「平和観音と愛の泉」の駒札。読むと、観音さんは夢窓国師の母の念持仏で、中国伝来という。国師は南北両朝の和平に尽くし、何時からか平和観音と称されるという。愛の泉は地下80㍍からの湧き水で、飲めば、愛と幸ありーとある。

 

 庭園にきた観光客、飲むより、投げるだ。泉の中、赤ちゃん背負った親カエル、どんとしている。両隣の子ども、腕を組み、お手並み拝見と見ている。浅い泉、水清く、コインが見えるけど、まあ1円、まあ10円…、100円?ない。500円?ないない。どうも小銭形平次が多い。来たからにはチャレンジ。小銭入れから、やっぱり10円。大川橋蔵のつもりで投げて、1枚、2枚、3枚…、外れて外れて、カエルケロケロ…もうケエロ?。

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2014年1月29日 (水)

精進料理のオリジナル膳

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 どんな精進料理が出るのかなーと大本山天竜寺境内の「篩月」へ行った。竹かんむりで「篩月」?さすがに禅寺、意味があるだろうなあと思いつ、そんなこと<しげつ>と、達磨大師の軸絵が睨む大広間入り。座布団でない低い座椅子に座って、朱色の膳が次々に…。

 

 どんなが出るのか、全然わからなかったが、幹事心配りで、A4ペーパーの献立書きが回ってきた。東京勤務経験のある京都企業の皆さんの会の集まり。精進料理といえば、修行僧の食事だが、今や健康食に加えて、お寺では観光客向け、雪のコース、月のコース…値段次第のようで、この日も京野菜を特別に持ち込んだオリジナル膳、珍味また珍味や。

 

 最初の木皿は盛り合わせ。京野菜の堀川牛蒡の旨煮がある。京都の一乗寺の畑でしが収穫できない長くて、堅い牛蒡。炊くとふにゃふにゃ…肉をつめると最高やけど、輪切りで肉抜き。精進、精進…。麩に百合根…、はじかみは生姜と知らず、ああ!はじかしい。2膳目の坪は菜の花の辛子味噌和え、3膳目は胡麻豆腐、次は大根風呂炊き、天ぷらのタラの芽にこごみ、お汁は梅麩、粟麩、しめじに湯葉入り…、旨か旨かの感謝、どうゆば?。

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2014年1月28日 (火)

中山道愛知川宿は雪景色

 
 
 Img_7736Img_7767Img_7772雪景色の記憶、パソコンに取り込んだ写真で蘇った。駅構内の電車、車窓の景色、お寺のサザンカ、街道案内板…、雪の中の一コマ一コマ、今のように思い出す。近江歴史回廊大学・近江は道の国クラスで、中山道の愛知川宿へ行った日の記憶、プレーバックである。

 

 愛知川は<えちがわ>と読み、旧中山道では66番目の宿。明治天皇が一服され、歌川広重が木版画を残している。愛知郡愛知川町だったが、隣の秦荘町と合併、今は人口2万人の愛知郡愛荘町に。行くのは電車なら近江鉄道。JRと接する近江八幡駅から大凧で有名な八日市駅。ここも合併で東近江市、そこから米原行きに乗り換え、愛知川駅へ―である。

 

 記憶再生の写真、左は雪の八日市駅。乗り換え待ち40分、構内の電車、なかなか来ないなあと撮った。到着の愛知川駅に隣りあう観光案内所は「る~ぶる愛知川」というが、寒さでブルブルや。真ん中の写真は八幡神社の雪だるま。愛知川宿とはーの座学すみ、雪道の現地研修で見つけた。参道で二度三度と眺め、可愛さに賛同?。右の写真は歌川広重の木版画コピー石碑。積もった雪を手で払うと、恵智川と記した愛知川の無賃橋が甦った。

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2014年1月27日 (月)

おでんDE電車でんでん

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 おでんDE電車が京阪浜大津駅を出た。2両編成、乗車率100%の満席御礼や。通路にテーブル並べて1人1個のおでん鍋。蓋を開けると、蒸気がシュッとあがり、ちくわにじゃがいも、赤こん、大根、玉子…、温かいおでんが一杯、デンデンムシムシ??。

 

 車内は赤暖簾に赤提灯…、派手な車内は、まるで居酒屋や。カップ酒、缶ビールにおつまみ、おにぎり弁当も付いている。おでんは百貨店に総菜店を出す大津の豆藤さん仕入れ。先代がリヤカー行商で煮豆売ったのが始まり。味がようしみている。皿に取りだし、辛子つけ、缶ビールをぐいとあけて、どこを走っているかなーと曇りガラスを手でふけば…である。

 

 電車は近江八景・唐崎の松から百人一首カルタの近江神宮駅も過ぎて、終点の坂本駅へ。ちょっとトイレと折り返して、今度は紫式部ご縁の石山駅へ、再びおでんでゴーゴー。時速30㌔、毎夜毎夜の一日一回の完全予約運行。1月16日から1カ月間の限定ダイヤは、ネット販売で即完売、今はキャンセル待ちとか。石山駅でまたもトイレタイムで折り返し、運行時間で2時間余のおでんDE電車。さて、乗車賃は幾らか、1人3500円でんねん。

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2014年1月26日 (日)

ひこにゃんに届いた年賀状

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ひこにゃんに届いた年賀状が過去最高になったという。ここは驚きの洒落フレーズ、にゃんとなあーだ。毎日新聞1月24日付け朝刊の滋賀版に記事が載っていた。ひこにゃんへの年賀状1万3802通届くーと出て、カット見出し「過去最高 驚きにゃん」である。

 

 熊本のくまもん、奈良のせんとくくん、千葉のふなっしーと、可愛いゆるきゃらがブーム化しているが、この現象に火をつけたのは、にゃんと言っても彦根のひこにゃん。記事を読むと、年賀状は今年で7季目、最初の2008年は1762通だったが、年ごとに増え続けて、昨年は1万3795通に達し、今年はそれを追い越し、1万5千通予測という。

 

 ゆるきゃらの年賀は届け先をネット紹介するなど、ゆるきゃら同士で競い合っているが、ひこにゃんは2位のふなっしー1万通、くまもんの7千通を上回り、王座はゆるぎない。差出人は全国47都道府県に外国から米国、台湾、それに私の国もヨルダンとヨルダンからもとか。彦根市は書き初めのひこにゃんを写真に撮って、彦根城など招待券を付けて1月中に返信とか。記事では宛名書きの職員さんは「猫の手どころか、人の手もかりたい」。

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2014年1月25日 (土)

近江鉄道八日市駅、万葉のレリーフ

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 ~ああ、そんなに手を振っちゃあ駄目です。人が見ていますよ~と姫が言えば、元カレの殿が~ムラサキ草のいい香りがするので、見たら貴方じゃないですか。もう人妻ですよね。辛いなあ…~と答える。姫と殿、言うに言われぬ二人の仲がレリーフになっている。

 

 これ、万葉集に登場する額田王(ぬかたのおおきみ)と大海人皇子(おおあまのみこ)の相聞歌、現代風に脚色してある。現場はあかね色に染まる蒲生野、現在の滋賀県東近江市。狩猟中の殿とムラサキ草を摘む姫がうたを詠みあっており、575ヒチヒチと伝わってくる。レリーフは近江鉄道八日市駅の正面。08年、新駅記念で地元ライオンズが寄贈した。

 

 JRの近江八幡駅から近江鉄道で八日市駅へ行っての出会いだった。地元の布引焼きで制作してある。作者は地元の陶芸家、小嶋太郎さん。確か、万博で太陽の塔制作の岡本太郎さんを手伝い、同じ太郎で、小太郎といわれたという小嶋さん。縦3㍍、横10㍍はあり、右の大きな円にはムラサキ草を持つ額田王、左の円には白馬に跨り、弓を背に左手を振る大海人皇子が描かれている。後ろのタイルはあかね色だ。そんなとこで、あかんねえ?。

 

 ※ 二人の歌は「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」(額田王)と「紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻故に我れ 恋ひめやも」(大海人皇子)

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2014年1月24日 (金)

野菜たっぷりラーメンの見本と本物

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お待たせしました!と野菜たっぷりラーメンが出て来た。ガラスケースで見た見本、美味しいそうや。値段は750円、まあ、そんなもんかなーと、寒かったけど、席に座って咳もせず注文した。席で咳…、ちょっと寒いかなあ。兎も角、見本と本物、さてどうか。

 

 JR近江八幡駅2階から直結のイオン近江八幡4階、レストラン街だ。八日市へ近江鉄道乗り換え、1時間に2本、発車まで時間がある。外は吹雪いてきた。駅で500円傘買って、イオンへ行って、野菜たっぷりラーメン発見だった。ずっと前、反対側の讃岐うどんの竹とんぼへ行ったが、ここはファミリーレスの「キッチングルメ」。老いも若きもだ。

 

 店名どおり、見本どおり、キッチンと出来ているか。もうグルメと思わなくていいか。見比べはデジカメ撮影で…。カラー写真が載ったメニュー表をホンモノの隣に置いて、バシャッ、バシャッ…。これって、周囲の目も多少は気にしないといけないし、写真の角度もだし、結構難しい。お鉢に人参、レタス、細切り葱…たっぷりかな。海老にホタテも、いくらはどうかな。デジカメ撮影、2度3度…、上の写真がそれだ。食べる前から既にたっぷり。

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2014年1月23日 (木)

彦根城を知る現場力

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現場力って何かな。まずそこへ行って、ハハ~ン、なるほど、そうやったんかーと知る事かな。近江歴史回廊大学の戦国の道クラスで、国宝彦根城へ行って、現場力で得た知識の幾つか、自慢そうにちょいと紹介しよう。まずは彦根城の馬屋、国の重要文化財という。

 

 これ、知らんかったなあ。近代城郭数々あれど、馬を21頭つなぐ、これだけスケールの大きな馬屋遺構が残っているのは、ここだけだそうだ。L字型の建て物、ハハ~ン、いや、ヒヒ~ン。彦根と言えば、人気のひこにゃん。表御殿を復元した彦根博物館入り口に「本日のひこにゃん」の看板。出番は一日3度、30分だけ。さすがブームの火付け役や。

 

館内展示、井伊家の赤備え、刀剣と武具、茶道具に能装束…、解説シートを取りながら見て回り、殿さま寛ぎの部屋へ。木札に御亭、ふり仮名つきで、「おちん」と読むそうな。ちんも様々、御のつく高貴なちんや。能舞台、羽目板に老松に若竹の絵。四隅三間、㍍換算で6㍍四方。能役者が能面つけ、オ~オ~だ。御殿の能舞台遺構はここだけ。殿は、正面やや右寄りで見るとか。ここで見ると、能ツーだそうな。この知識みな、現場力なり。

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2014年1月22日 (水)

白馬ははるさめ、濡れて行こう?

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 ナニナニ…、白馬の胴体が全部、はるさめ…。それが何とまあ5㌔も使ってあるちゅう…。幕末の土佐藩士、武内半平太はどう言ったかな。そうそう~はるさめじゃ、濡れて行こう~。同じはるさめでも、こっちは鍋もんに好かれるはるさめ。それが馬になっている。

 

これ、近江八幡の左義長祭りの「だし」飾りの造作物。「だし」は「だし」でも鍋もんの「だし」(出汁)ではない。山車の「だし」と同じ発音だけど、左義長祭りの「だし」は担ぐので、漢字の山車ではない。はるさめしかり、だししかり…、日本語の使い分けは、聞きよう、書きようで奥深い。話は元に戻り、はるさめが今年の干支の馬になった驚きだ。

 

近江商人の伴庄右衛門家住宅へ行った。いま、近江八幡市立資料館を兼ねている。はるさめの馬は1階土間に左義長保存会が観光向けに展示していた。藁で編んだ大きなたいまつの真ん中、白い馬は毛艶が美しい。はるさめ効果、ヒヒン?としている。手前に造作物の説明。すべて海の幸、山の幸を使用という。蹄はどうするめえとスルメ、口はかむからガム…、矢入れは焼き海苔、白いばらはうんぺい…、どれもこれも、うんぺいだろうなあ?。

 

 ※ 近江八幡は織田信長亡きあと豊臣秀次が八幡山城を築き、それにつれて安土から移住した人々を中心に開かれた町。左義長祭のルーツも安土にあり、「信長公記」には信長自身も異粧華美な姿で躍り出たと記されている。 左義長の本体は新ワラで編んだ高さ約3メートルの三角錐のたいまつ。竹を立て、赤紙や薬玉、巾着、扇などを飾り、中心に据え付ける「だし」はその年の干支(えと)にちなみ、海産物、穀物で作られる。 祭りは3月中旬の土・日曜日に行われる。

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2014年1月21日 (火)

茶の湯の釜師400年展

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 実は一度ならず、二度三度だった。何がか、というと、JR京都伊勢丹の美術館・駅で開催の「大西清右衛門」展の鑑賞である。手元に招待券あって、最初はなんとはなしに入って、副題どおりに茶の湯の釜づくり400年の世界に魅せられて…、構わず3度も見た。

 

 代々続く茶釜づくりの大西家、京都市中京区三条釜座通りにある。地下鉄烏丸御池駅降りて西へ7分、玄関に竹矢来と幔幕、仕事場と美術館を兼ねる。何度か、前を通ったが、入ったことはなかった。伊勢丹美術館の正月、初釜を意識、代々の釜が並んだ。鉄は熱いうちに…、狸化けて文福茶釜…、鉄はアイアン、私はアイ、阿波のおつるはアイアイ…。

 

 これは脱線、ここは御釜師の展示。ポスターの鶴の釜は2代目浄清さん、江戸初期の人という。大西家は世襲制で今の清右衛門さんは16代目。隠居すると、必ず浄がついて、会場の系譜みると、浄林、浄清、浄玄、浄頓、浄入、浄雪…と浄々と続いている。窯の形は、粒々の霰あり、茄あり…、解説に利休あり、織部あり…。「あなたが選ぶ釜ベスト3」の投票用紙、選定に行って戻って、また行って…、茶の湯の歴史は奥深く、まさに悠々?。

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2014年1月20日 (月)

札幌ラーメンの、うまい記憶

 

Img_7481Img_7483Img_7480うまいと思うからうまい…、脳がそう決めていると、まあ、うまい。先入観って、大事だし、うまかった!という記憶も大事だ。ずっと昔、北海道へ行って、札幌のラーメン横丁で食べた札幌ラーメン。それがそうで、JR京都伊勢丹の冬の北海道展で、それだった。

 

 札幌から出店していたのは、黄色い暖簾の白樺山荘。濃厚な味噌が自慢で、毎年開催の北海道展で初めて登場という。ラーメンには醤油に塩もあるけど、札幌ラーメンと言えば、やっぱり味噌や。記憶にある脳味噌が、それならノ―ミスや!と言っている。840円の食券買って、臨時店舗の壁際に座った。女子店員さんの制服、レストラン風でおしゃれ。

 

 ラーメン屋さん、前掛け姿、へい!いらっしゃ!なのに、これって、記憶にない。進化かなあーと感慨にふけって、出てきた味噌ラーメン。うまいぞ、うまいぞ!と、レンゲでまずスープ。喉にピリピリピリッ…、これこれ、これやがな。麺はかためで縮れている。黒い海苔、キクラゲ、葱、シナ竹、モヤシと揃って、チャーシュウは角切り、やわらかく、よう煮てある。いいがな、いいがな。白樺ラーメンの記憶、白バカになりそう!。

 

 ※ JR京都伊勢丹10階の冬の北海道展は1月13日で終了。 ※ 札幌ラーメン白樺山荘は札幌市豊平区などで営業。

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2014年1月19日 (日)

生涯年齢28歳の豊臣秀次

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お幾つ?かな。30歳代?、40歳代?、いや、威厳もあり、50歳代にも見える。でも秀吉に切腹を命じられたのは28歳の時である。だったら、上の写真の銅像も、肖像画も、20歳代になる。秀吉の甥で、関白になりながら、若くして命を閉じた豊臣秀次だ。

 

 近江歴史回廊大学・戦国部会の現地研修で、近江八幡市へ行った。秀次の銅像は八幡公園の高台にあった。衣冠装束をつけ、すっくっと立っている。台座に「従2位左大臣関白豊臣秀次公」の銅版。どんな顔かなと、下から眺めた。顎鬚まであって、どう若く見ても40歳代?。八幡山城は天正13年(1585)18歳の時に築城というから恐れ入る。

 

 日牟礼神社境内からケーブルで標高286㍍の山頂へ上がった。お城は秀次が高野山で自刃して、わずか10年で廃城になり、城跡は秀次を弔う日蓮宗の門跡寺院、村雲御所に。北の丸跡、二の丸跡を歩き、展望台へ。秀次の肖像画が近江ゆかり戦国武将として飾ってある。瑞泉寺所蔵とあり、どっしりと座って、貫録がある。誰が描いたのか、見ると、もみあげも見える。やはり、衣冠つき。う~ん、20歳代、勝手な推測はいかん?。

 

※ 近江43万石の領主、秀次は、安土城下の民を近江八幡に移し城下町を開いた。楽市楽座を施行、八幡堀を琵琶湖とつなぐなど、5年間の八幡山城在城の間に、商いのまちとしての繁栄の基盤を築いた。若くして悲運の最期を遂げたが、近江八幡の開町の祖として市民に慕われているという。

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2014年1月18日 (土)

「たこぜん」に前途あり

 

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始まりは「たこぜんまで38歩」の案内看板だった。蛸イラストにたこ焼き250円~、焼きそば350円と出ている。阪急三宮高架下の1軒1軒の飛び込みツアーは5軒目に入り、さて今度は?と、生田口の看板見て、それじゃあ~と1歩、2歩、3歩…と歩いた。

 

 足の長さには自信はあったのに38歩では届かず。でも、お店は発見した。店内入口は透けて見えるビニール吊り、座席は4人で満員御礼。先客2人で3人目の入店、店内全体が見える横の一人掛けに座った。名物は半熟たこ焼き、トロ~リして、モチモチという。それに決めて、忙しい店主にモチモチ?と藤山寛美さん(故人)みたいに喋って注文した。

 

 店内の貼り紙メニュー。甘口、辛口、塩に柚子醤油…、ひとり鍋、そば飯…、焼酎銘柄は与那国…。店内見回し、ここまで38歩は無理やった!と言うと、1歩2㍍の計算でして…と。まあ、愛きょうや。店は3年、店名は居酒屋・膳を引き継ぎ、たこぜんとか。先客の一人が宮崎から出張と話し出した。お隣さんは佐賀出身…、店主の祖母は沖縄こしき島にいてまだ元気とか。半熟たこ焼きの味は◎、店は狭くてもほのぼの…、たこぜんに前途あり。

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2014年1月17日 (金)

イラストで見る牛の内臓ホルモン

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 店内の床を見たら…である。おやまあ…、いや、おやモウだ。大きな舌をタンと出した牛の内臓を描いたイラスト絵が敷いてある。カラー版、縦1㍍、横2㍍。目がくりくり、可愛い黒和牛だ。牛の内臓はホルモン、みな食べられて、何一つホルモンはないという。

 

 JR近江八幡駅から日牟礼神社へ歩いていて、飛び込み癖がでて、入ったお店が「おうみ牛モツ本舗」だった。近江商人の邸宅跡のある小幡町、ビルの1階だ。手作りコロッケに近江牛モツ煮込みのノボリ旗…神社集合に早く、昼食すまそうと入店した。店内はお姉さん一人、近江牛ホルモン焼きを頼み、店内の商品視察で足元の内臓イラスト発見だった。

 

 牛の顔あたりのリップは?と聞くと、賄い中で忙しいお姉さんが「唇です」と。これ、リップサービス?。頬肉は、この面見たかーのツラミ、舌はなんでもたんとう食べるタン、心臓はお初におめにかかりますハツ、食道は締めてもないのにネクタイ…。レバーは肝臓、ミノもハチノスもゼンマイもみんな胃、多くてイイする。これは何?、これ何?と聞いて、トレーのホルモン焼きは何と聞くと、小腸だと言う。最後に尻尾は?と聞いて、テールエンド?。

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2014年1月16日 (木)

ターナー展のターナー松

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 その風景画には物語がある!と言われれば…である。どんな物語があるのかな?とつい思う。神戸市博で開催中の英国最高の風景画家ターナー展。その物語?それは漱石の小説坊っちゃんにターナー島として出ていた。絵は「チャイルド・ハロルドの巡礼」である。

 

 どんな絵かというと、温かい光に包まれた情景で、横幅2㍍余りのカンバスの左側に一本の松を描いている。枝が上で広がり、ふんわりして傘みたいだ。ターナーが1832年、50歳代にイタリア旅行したおり見た景色で、これに同時代の英国詩人バイロンの詩「チャイルド~の巡礼」という作品名にしている。英国留学中、漱石はこの絵を見たようだ。

 

 松山を舞台にした坊っちゃんでは、教頭の赤シャツと美術教師・野だとのやりとりに登場する。「あの松を見給え、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」(赤シャツ)「どうです教頭、これからあの島をターナー島と名付けようじゃありませんか」(野だ)と話しあっている場面。このターナー松が生えるのは、松山の青嶋で、名勝「四十島」がモデルとか。確かに風景に物語があった。さて、あなたな~らっ、どうみる?。

 

 ※ ターナー(1775-1851)は英国を代表する画家。ロンドンのテート美術館から油彩、水彩など113点を展示する回顧展で、神戸展は東京都美から巡回、4月6日まで開催する。

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2014年1月15日 (水)

トレード先、決まらない皆さん

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 私たちは何処へもらわれて行くんでしょう。玄関の狸親子、舞台に出た案山子、置物の象の夫婦、カメ、カエル、ペンギン…、それに大ホールの緞帳刺繍だった大津絵の女虚無僧に大ワシ…。築60年閉館中の滋賀会館内、いまだ行く先が決まらない皆さんである。

 

 滋賀県庁前の滋賀会館は昨年9月末までに、すべてのテナントさんが退去した。建物は今年夏には取り壊され、更地になって、3年先にはNHK大津放送局として再デビューする。大ホール、映画館、会議室などあった滋賀会館の机、椅子、ロッカーなど備品は県関係施設へ引き取れているが、最初に書いた皆さんは、未だ引き取り手が決まらないという。

 

 会館正面、自動ドア前に設置のジャンボ狸の親子。通い帳はあるが、徳利はさがってない。とっくり見て?。竹竿の案山子はチケット販売口の中にいた。演劇公演すんで、用済みで置いていかれて、もう、へのへのもへの…。収穫の秋、田んぼが似合うなあ。陶器の置物は首に鈴の招き猫はにゃんとするか、鼻を高くあげた象はぞうするか。南入り口の壁に吊るされた大ワシ、ワシはどうなるのか?と思っているだろうし、みんな気になるなあ。

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2014年1月14日 (火)

とんぼ玉ミュージアム飛び込み鑑賞

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 とんぼ玉って、何かな?と足が止まった。神戸市立博物館の斜めあたり、神戸の旧居留地の一角だった。日本ビルヂング2階「KOBEとんぼ玉ミュージアム」と看板が出ている。ビル名のビルヂング、ちんぐはんぐでなく、ちゃんとビルヂング、それ居留地らしい。

 

 JR三宮へ帰る道筋、寄り道で2階へ上がった。とんぼ玉展、たまたま?かどうか、企画展をやっていた。入場料400円、たまたま来たが、まあ入ってみた。小さなガラス玉細工、2000点展示という。とんぼ玉は穴のあるガラス玉のことで、とんぼの複眼に見立ててとか。展示室は小さいけど、作品も1㌢位、小さい。色とりどり、形いろいろ、だ。

 

 写真撮影、とんぼ玉制作体験工房ならOKという。バーナーでガラス玉を溶かしながらの制作ビデオ、デジカメ構えて見た。足が1本、2本、3本…8本できて、ちっちゃなタコのペンダントに。買ったらたこいかな?。ランプワークという手法らしい。販売のとんぼ玉作品、梟に兎にアヒルに…、ツリーにはビーズ玉が一杯、ツリー下がる。♪~トンボの眼鏡は何色めがね~♪。~青いお空を飛んで水色、夕焼け雲見て赤色…~だったけなあ。

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2014年1月13日 (月)

年明けうどんって?

 

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Img_7260Img_7264へえっ!年越しそばに対して、年明けうどんか。いやいや、考えるもんだ。毎朝、起きる前に布団の中で聞くNHKラジオのふるさと元気情報。あの朝は、香川・高松の佐藤さんという男性、年明けうどんを話している。さすが、ふるさと香川はうどん県!と聞いた。

 

年明けうどん―、元旦から15日までで、讃岐うどん振興協議会が始めた企画だという。梅干なり、生姜なり、蒲鉾なり…、白いうどんの中に赤いモノが何か一品入っていれば、うどんを出すお店なら全国どこでも「年明けうどん」の商標を使えるそうだ。そう言えば、JR京都駅ホームの麺屋、ポスターが貼ってあったのを思い出して、さっそく行ってみた。

 

大阪、三宮方面へ行く4、5番ホームの真ん中あたり。年明けうどんのポスターが自動ドアに。~うどんは太くて長く、古来より長寿を祈る縁起モノ~と説明がある。デザインはうどんツルツル?と、2羽の鶴が初日の出へ向かって飛んでいる。単品もあったけど、おにぎり付き650円。年明けうどんの条件、赤いのは何かな。しょうか、生姜の角天やったか。海老天、葱、ワカメ…、うどんは長生きツルツル、頭もツルツル、おめでとう!。

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2014年1月12日 (日)

飛び込み入店、今回は餃子のひょうたん

 

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Img_6889Img_6885これもまあ、ちょっとした試みかなあ。神戸は三宮のガード下のお店、生田ロード筋側から順番に飛び込み入店である。去年暮れは餃子専門店「ひょうたん」へ入った。入店を振り返ると、最初はとんかつ七兵衛、次は海鮮丼の駅前、その次はらーめん元町軒である。

 

ガード下店、庶民性がいいなあ。入店は三宮へ行くたびに足を伸ばし、隣から隣へ、。餃子の「ひょうたん」さん、入って知ったが、餃子専門店で餃子しかメニューにないという。カウンター席に座って、何人前にしますか?と聞かれて、2人前と答えて、飲み物は?とまた聞かれて、飲んだ方がいいのかナ?と瓶ビール小を頼んで、わりに長いこと待った。

 

店内はグループあり、一人客ありも、みんな男性。女人禁制じゃないと思うが、男は黙ってビールに餃子?。店内の壁に忘れものベスト5の貼り紙。①たばこ②ライター③傘④電話⑤袋…、手持ち無沙汰で手帳メモしたところで、餃子2人前が出てきた。何個かなと、食べながら数えたら14個も。皿に一杯、餃子がぎょうさん? 洒落たようで、洒落てないようで。皮が厚く、味噌ダレつけるのが特徴ーとはあとで知って、これは味噌つけた?。

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2014年1月11日 (土)

富岡鉄斎の軸、題字読み解く

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この字、どう読むのだろう。京都近美で開催の展覧会「皇室の名品~近代日本美術の粋~」へ行って見た軸絵の字である。富岡鉄斎が描いた作品。右の武陵桃源は〈ぶりょうとうげん〉と読めたが、左の瀛州神境の「瀛」が読めない。解読の勉強、ここから始まった。

 

 展示作品に読み方は書いてない。三つ折りパンフに作品掲載はない。出品リストはどうか、第4章の慶祝の美の項、作品番号101に出ていた。「富岡鉄斎 武陵桃源 瀛州神境 大正12年」と載っていたけど、振り仮名はない。部厚い図録は2500円もする。据え置き見本があり、作品解説の項を開くと、仙人らが住む桃源郷とわかったが、読みはない。

 

 ポストカードは1枚100円、これなら買えると、持ち帰って、虫眼鏡で「瀛」をズーム確認、パソコンのIMEパッドで手書きしてみたら、読みが出た。画数は19で、音で「エイ、ヨウ」訓で「うみ」とわかった。とすれば、瀛州神境は〈えいしゅうしんきょう〉かなと思い、新年会でお会いした美術史家の石丸正運さんにポストカードを見せ読んで貰うと、眼鏡をかけ直し~、ハイ、えいしゅうですね~。やっと解読成功、エイエイ、オオ!。

 

 展覧会「皇室の名品」は代々皇室に引き継がれてきた美術品で、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する近代以降の作品展。1月13日まで開催。 ※ 鉄斎の「武陵桃源 瀛州神境」は88歳の時の作品。

 

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2014年1月10日 (金)

静岡は丸子名物のとろろ汁

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 どう食べるかと言えば…である。お櫃の麦飯を食べる分だけお茶碗に移し、今度はとろろ汁を酌ですくって、麦飯にトロロ、トロロとかけ、箸でクルクルと混ぜて…である。ポイントはとろろ汁の酌すくいか。糸が長くひくので、しゃくにさわらないように…である。

 

 JR静岡駅構内、とろろ汁を出す店があると聞いて、去年暮れ続けて静岡入りしたおり、二度目に入った。とろろ汁は旧東海道、丸子宿の名物。歌川広重が東海道五十三次でとろろ汁を描き、芭蕉も「梅若菜 丸子の宿の とろろ汁」と詠んでいる。入店したのはアスティ静岡の「府中庵、待月楼」。大正8年創業の老舗、駅の出店でもどこか風格がある。

 

 座敷は避けて、入口近くのテーブル席へ。とろろはとろろでも何にするか、店内見たら、お気軽メニューがある。丸子宿1370円、松の庵1580円、竹の庵2840円、梅の庵3990円…、そうお気軽でもないけど、どれも麦とろろ汁ついて、添え物に差がある。ここは下から二番目、松の庵で、お気軽に。小鉢3種、味噌汁ととろろアイスクリーム付き。トロロトロロと、酌ですくって、隣を見ると、皆さん皆、となりのトロロ、アニメッ!。

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2014年1月 9日 (木)

山科聖天の秘仏

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あっ、山科聖天の双林院や。日曜朝の毎日TV、皇室アルバムの前に放送の「美の京都遺産」という番組だ。画面に天台宗門跡寺院・毘沙門堂の塔頭で、毎年のように初詣に行っているお寺が映っている。何気なしに見ていて、これは!とデジカメ持ち出して構えた。

 

 本尊の秘仏が映るのでは?と思ったからだが、写真で何時か見たあの秘仏がやはり出て来た。頭が象、首から下が人間。左が男天、右が女天で、二つが激しく抱き合っている。画面に「鑑賞用の像を特別に撮影させて頂いております」と、断りがある。これが聖天堂厨子の奥の奥、直接は見ることが出来ない大聖歓喜天という。秘仏中の秘仏、お宝写真になった。

 

大聖歓喜天は仏教の守護神で、夫婦和合、財テクなど、霊験あらたかという。像の形から「男女合体神」とも言われ「陰陽和合」を表す。もう一つの仏像、本堂の不動明王も写った。これは今年の初詣でも拝んだが、アップの写真は初めてだ。信長の比叡山焼き討ちで損傷した仏像の300もの部材を集めて、当時の仏師が造った。左が愛染明王、右が馬頭観音、合わせて一つの変わり不動明王という。TVから一瞬のデジカメ撮影、やったあ!

 

 お寺は正式には護法山双林院と言い、毘沙門堂の西側にある。江戸時代の1665年、公海和尚が創建した。本尊の大聖歓喜天は〈だいしょうかんぎてん〉と読む。不動明王像は第24代住職が比叡山の無動寺より勧進、安置したという。

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2014年1月 8日 (水)

駿河名物はしらすと櫻えび

 

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駿河まで来て、さて何にするか?…である。選択肢は桜えびかしらすの食材を使ったメニュー。ここは新幹線、こだましか停車しない新富士駅2階のレストラン、和食処「するが喬(きょう)」だ。晴れなら店内から富士山が見えるというが、見えない時は、どう駿河?。

 

 大学女子選抜駅伝、富士山女子駅伝応援帰り、新幹線待ちで入った。去年暮れ、大きなテーブルで応援メンバー12人と一緒だ。応援の沿道で、地元の人に食べる名物は?と聞いたら、桜えびとしらすだと言う。帰りはそれだなあーと思って、レストランのメニューを見たらあるある。桜えびまぶし丼、しらすと桜えびの駿河おろし、さあ、どちらに駿河?。

 

 一緒のみなさん、二つに一つで、手を挙げた。桜えび丼6人、駿河おろし6人、注文は真っ二つに分かれた。駿河湾産の海鮮食材、地産地消に魅力ありだ。お店から田子の浦漁港への道のり、誰に何を知らすか、しらす街道という。最初にピンク山盛りの桜えびまぶし丼が出てきた。隣の芝生は…、美しい、おいしそう。少し間があって、桜えびとしらす二つとも乗った駿河おろしが来た。あっ!おろしが富士山に…、これまた誰にしらす?。

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2014年1月 7日 (火)

スン豆腐店が新装開店

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 なんとまあ、派手な店だろう。右も左も正面も総ガラス張り、店内はどこからでも丸見えである。大きな看板は「カルビ丼とスン豆腐専門店」とあがっている。駐車場広く、目につきすぎるほど目につく。韓国料理の新開店、こりゃあ、行って見なければ…と行った。

 

 京都山科の国道1号沿い、市内から東山トンネルを抜け、MKボウルを少し行ったあたり。前は居酒屋チェーン大吉だった所に年末12月28日オープンした。正式なお店の名前は韓丼とか。なぜか、京都名物で、どこにいるのか、さっちゃんのカルビ丼で、メニューはみんなそうなのか、1コインの500円で…、店内明るく広く、店員さん元気がいい。

 

 スン豆腐がどんなんか?と自販機メニュー見れば、色々ある。ホルモンスン豆腐、豚キムチスン豆腐、和牛すじ肉スン豆腐…、ワンコイン超えの550円、白ご飯付き定食だと700円から800円。辛そうなのは避けて、海鮮白スン豆腐に野菜サラダ付けて、だいぶ待った。壁見たら「手作りのこだわり、時間がかかります」と。仕方がない。やっと出来て、スン豆腐って?と聞くと、チゲのスープみたいなもんです~。うん、ちげえねえ?。

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2014年1月 6日 (月)

お寺で見る今年のお言葉

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 お寺さんの伝言板、ついつい目が行く。今年も年明けの街を歩き、立ち止まって、う~ん、なるほど!と、読んで、デジカメに撮った。正月も三が日すんで、どんな言葉があったかなあーと、パソコンに取り込んだ言葉にいま一度、そや、そや、そやなあ…である。

 

 京都山科の毘沙門堂から、5~60分かけ、上がって、下がって…、毎年のようにひと山超えて、南禅寺へ歩く。毘沙門堂方丈では、衝立屏風に「夢」=写真=の一字。天台宗門跡寺院、何代か前の門主さんの筆で、いつもみて、橋幸夫と吉永小百合がディエットで歌った♪~いつでも夢を~♪を思い出す。夢、持ち続けること、ゆめゆめ忘れじ…である。

 

 南禅寺塔頭の一つ、駒が滝最勝院。ここまで降りて来ると、足が軽くなる。滝が流れ、不動明王が祀ってある。鈴鳴らし2礼2拍1礼、本堂の床を見ると「いつ何がおこるかわからないのが人生 今生かされている自分に感謝しよう」の筆文字。確かにまず感謝ありきだ。南禅寺塔頭では最右翼の金地院。今年もこんちわ!と伝言板みれば、「一大事と申すは 今日只今の心なり 其れを疎かにして 翌日のあることはなし」…、ごもっともなり。

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2014年1月 5日 (日)

静岡名物、わさび漬けの石碑

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「山葵」-、どう読むかな。蕎麦に刺身に…、ほれ、鼻にツ~ンとくる薬味と言えば、もうおわかりかと思う。難解漢字の一つ、「わさび」である。片仮名でワサビ。渓流地などに自生する日本原産の植物で、暮れに静岡の駿府城公園へ行ったおり、堀端で石碑を見た。

 

 石碑は「わさび漬け発祥地」と印された石樽の上に乗っていた。葉っぱ付きの根茎わさび、長さにして1㍍、反り返っている。そうか、静岡はわさび漬けが名物やった。東海道新幹線、静岡付近を通過するおり~お土産にわさび漬け、安倍川餅、如何ですか~の車内販売を思い出した。何でわさび漬け発祥の地か、屈んで台座にはめ込んだ謂われを読んだ。

 

謂われの書き込みは黒御影石。石碑の設立者は、昭和43年5月に静岡県山葵漬工業協同組合が、明治百年を期し、わさび漬けの先覚者に感謝して建てた。わさびは370年前に静岡・安倍川上流の有東木(うとうぎ)で、初めて栽培され、駿府のわさび商人がさび漬けを考案、今日に至るという。山葵の葉は、漢字もそうだが、徳川家の葵の紋に似ており、駿府で献上を受けた家康がその味を絶賛したとか。この話、誠にわさびが効いている。

 

※ 有東木のワサビは、徳川幕府の庇護を受け、門外不出の扱いとなり、その栽培技術を他地区に広げることは禁じられたという。 ※ わさびは沢わさび、畑わさびがあり、静岡、長野、島根などで、一年中収穫される。わさびに含まれる「ペルオキシダーゼ」という酵素は異物の解毒を促進する働きがあり、生活習慣病の予防に良いといい、健康食品としても注目されている。

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2014年1月 4日 (土)

TVで箱根駅伝50年前の思い出

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 まだか、まだか…、出た、出た、写ったあ~!。元日3日、第90回箱根駅伝復路スタート前、中継のテレビ前に陣取り、デジカメ構えて、待って、待って…だった。昭和39年、あの第40回箱根駅伝から50年たっている。東京五輪イヤー幕開けの年、いやあ懐かしい。

 

 箱根駅伝は最も歴史のある関東大学対校駅伝。正月2日と3日に東京・大手町と箱根芦湖を往復する。TV中継は2日間で16時間、視聴率も高い。NHK第2のラジオ中継だけだった半世紀前、関西から立命、九州から福岡大学が招待で出た。その時の思い出を当時立命監督で今は総監督の芝田徳造氏が語るという情報が同期からあり、年末から待った。

 

 芝田さん当時38歳、今は米寿の88歳。年輪感じさす顔が大写しになった。復路スタート前の3分ほどだ。「全国へ広がる箱根の精神」のタイトル、ちょっとした番組構成になっている。芝田さんは特攻志願兵。終戦で戻って、鬱積した気分を走ることで切り替えたこと、箱根は関東の選手に立ち向かう気概、生き方を学ばせかった…と。時に眼をつむりながら話す。特攻、敗戦、箱根の立命、若い芝田監督…、50年前がモノクロで甦った。

 

 ※ 第40回箱根駅伝は招待2校含め17校が出て、優勝は中大、立命は往路8位、復路11位だった。 

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2014年1月 3日 (金)

正月2日、銭湯で初風呂

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正月は何にも「初」がついて、初日の出、初詣、書き初め、初打ち…とあるけど、銭湯の初風呂は響きがいい。江戸っ子なら「ひとっ風呂浴びてくらあ」というのがイナセだけど、今は平成の正月、ネットで銭湯、銭湯と検索して、かつて廓のあった島原温泉へ行った。

 

 JR京都駅の山陰線、普通に乗って最初の丹波口駅で降りて、京都市中央市場方面へ歩いて5、6分かな。正月2日、携帯で確認電話を入れたおり「9時までです」と出たお母さんが番台に座っていた。タオル借り、60円の髭剃り買い、入浴代410円と合わせ、千円出して510円のお釣り。下駄箱9番、脱衣箱9番…、9月9日生まれにこだわった。

 

 奥は岩風呂、岐阜の恵那峡に似せて恵那湯、小さな観音さまが飾ってある。ええなあ。湯舟に袋入り柚子が浮いている。脱衣場にポスター貼ってあった初風呂の柚子湯サービスや。電気風呂、肩まで沈む深風呂、シューシューと湯が出る超音波風呂…、高い天井、仕切りの向こうは女湯…、いいね、いいね。フェイスブックと同じや。口ずさむなら♪~いい湯だな、ハハン、ここは銭湯、ニューヨ~ク、ハハン~♪。廓の中の銭湯、また来るわ?。

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2014年1月 2日 (木)

琵琶湖汽船の御来光、またクルーズ

 

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あれっ、窓ガラスに水滴や。これは、敵やがな。そう言えば、いつ降ったのか、車に乗る前に路面が濡れていた。天気予報、話が違うやないか。冬型の気圧配置は東北、日本海側、太平洋側は晴れると言っていたのに…。毎年の初日の出、ご来光を見に行く朝である。

 

 去年は京都東山の将軍塚、その前の年は京都タワー展望台で見た。今年は大津の琵琶湖岸からと、山科の自宅をマイカーで出たらポツリ、ポツリ…。琵琶湖東岸からの日の出は午前7時10分ごろや。走っているうちにと、国道1号から越すに越されぬ逢坂山を思い切って越した。雨は小降り、空はまだ暗い。写真になる所は?と考え、大津港へ向かった。

 

 琵琶湖汽船は毎年、初日の出クルーズ船を出している。曇っていても、まあ、見送りがてら…と行った。汽船の職員さん、元日の朝から、いるいる。外輪船ミシガンは6時20分出航、電飾に輝いて、沖へ出た。乗船代2700円、一杯みたいだ。今度は予約運航のビアンカ、団体客を乗せ、やはり出航だ。どんな演歌だったか、汽船にすれば、~行かねばならぬ、おとめ下さるな~。雨模様変わらず、初日の出クルーズ、来年また、クルーズ?。

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2014年1月 1日 (水)

干支の馬探しウオーク

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 週刊新潮新年特大号の特集は「瓢箪からダークホース」。瓢箪から駒の諺、意外性をダークホースと洒落ている。表紙イラストも人と猫乗せた馬。表紙に定評の週刊新潮、さすがにうまい。大晦日、午年の馬はどこに?どこに?と歩き、四条烏丸の書店で発見だった。

 

午年の馬、洒落っ気では、これが一番かなあ。JR京都駅構内、京都府警鉄道警察隊の防犯ポスターは、駅の漢字をイラスト化して、感じがいい。馬は象形文字、横線はたてがみ、点々は脚。馬偏の馬がいなないて「安心安全、ホッとできる駅」…、センス抜群、うまいがな。ヨドバシ6階の九州料理・薩摩はやと。メニューに熊本の馬肉ミンチカツ定食。

 

朝からの馬探しウオーク、昼はこれと決めて、行ったら完売の貼り紙。そう言えば、前も確かそうだったので、聞くと、実は仕入先とうまくいかず、入荷がない~と言う。馬脚現わす?かな。京都中郵は郵便創業120年記念で馬また馬の年賀セール。馬力が入っている。お酒の神様、松尾大社は毎年のジャンボ尾崎、いや、違った。高さ3㍍、幅5㍍のジャンボ絵馬。木版画家井堂雅夫氏の作品で、米俵と御幣の馬。これが、ええっ、絵馬?。

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