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2013年5月

2013年5月31日 (金)

ハマチの進化、ハウマッチ?

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脳がどうも洒落づいて、オーノー?だ。魚屋さん兼ねる食堂「摩季詩」へ昼食に行って、気安さから~うまい魚ある~と聞くと、女性店主が~ハマチを焼きましょうか?~と言う。脳はすぐ、支払い時に~ハマチ、ハウマッチ?~と言えるなあと反応した。困ったものだ。

 

 「摩季詩」は、生簀にスッポンが居候中のお店である。大津市内の菱屋町商店街の中、最近はそう行けず?だ。裁いて骨抜きにした半身のハマチが出てきた。ブリに出世する前、北陸沖で網にかかり、敦賀の市場から届いた天然モノという。養殖かと思ったが、天然違った。いや?てんねんじゃない。全然やった。青背が光ったハマチさん、レンジ入りした。

 

 チンと鳴るまで、朕は?カウンターで待った。レンジのハマチは、表を返し、裏を返し、あと半チャン?。いや、麻雀じゃなかった。ハマチはこんがり焦げ目もつき、ハウマッチで出てきた。店内は出世魚談義。ブリは関西ではツバスからハマチ、東京ではイナダからワタサ。地方地方で、名前が変わって、東京では関西のハマチがワタサと言う。洒落るなら~ワタサ、一体これからどうなるの~か。脳のオーノー現象、アイドントノーである??。

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2013年5月30日 (木)

てれすこの蟹いなり寿司弁当

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カニさん!、カニさん!どうです。美味しそうでしょう!。島根県の県都・松江の郷土料理「てれすこ」の蟹いなりセット弁当である。JR京都伊勢丹の地階食料品売り場で買って、EVで拉麺小路のある10階のテークアウトコーナーへ上がり、写真撮影に挑んだ。

 

 週替わりの全国名品の味比べ、あの週は「バイヤーおすすめの人気の味」だった。毎週毎週、色々考えるものである。伊勢丹さん、バイヤーさんの商品売り込みをヤバいかどうか判断して、逆手にとっての企画である。大阪のイカ焼き、京都は花折の鯖寿司に太秦のロケ弁、滋賀は牛長の焼き肉弁当と出て、どうして「てれすこ」か?松江の蟹稲荷である。

 

 てれすこ?ステテコともステレオとも縁はない。謎の魚がテレスコからステレンキョウになる江戸落語が端緒で、イカは干すとスルメに~がオチだけど、ここは以下省略?して、写真撮影である。日本海の紅ズワイのチラシ寿司とお稲りさんセット981円の値札で、午後7時を回って200円引きという。カニ身をほぐしたポスターと陳列商品、ナニナニ?カニカニ!と撮って、テークアウトでの本番撮影は横から横から…。蟹、人気の味見えた?。

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2013年5月29日 (水)

西川甚五郎邸周りを歩く

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 どれだけの大邸宅か、目測より歩測である。室町時代に創業、既にして447年の西川家だ。蚊帳と畳表を全国に売り歩いた近江商人の祖、西川甚五郎さんちの邸宅の周りを1周半、実測した。邸宅は近江八幡市大杉町、日牟礼八幡神社近く、バス通りに面している。

 今、第14代の西川甚五郎当主が設立した西川文化財団の20周年記念式がJR近江八幡駅前のホテルであり、その日に行った。駅前から八幡堀までまっすぐのブーメラン通り、バスに乗らず20分以上歩いて、西川家邸宅だった。近江商人研究の史料保存、財団の事務局がある。建築設計で名を残すヴォリーズ像の向かい、八幡堀側から一歩目を数えた。

 身長1㍍68だけど、足の長さ1㍍75並みと言われる。歩幅は1㍍、1、2、3、4、5…と口ずさんで歩いた。子供の日はすんでも屋敷の中、鯉のぼり。夏日の五月晴れ、暑い。焼き杉の黒塀を曲がって表側へ、見越しの松の出る格子塀、蔵のある白い土塀…、塀から塀へ。北島三郎の与作?♪~ヘイヘイホー、ヘイヘイホー~♪。邸宅中央で50㍍、西川甚五郎さんの表札が上がっている。端まで歩数120㍍、西川家は長い道のりだった。

 

 ※ 西川家は室町時代の1566年創業。現在は西川産業(東京・日本橋本社)として寝具、健康器具など販売、資本金9億150万円、年間売上は2012年期で374億円。関連会社に布団の京都西川などある。会長は14代西川甚五郎さん、81歳。社長は西川康行氏。

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2013年5月28日 (火)

家康の腹痛治した漢方薬、和中散

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 代々続く建物には、エピソードが様々にある。滋賀県栗東市六地蔵、旧和中散本舗もそうだ。旧東海道、草津宿と石部宿の間の薬屋さん。大角弥右衛門さんの家で、屋号は是斎の<ぜさいや>。和中散は漢方薬名だが、今は庭含め価値あがり、建物全体が重文である。

 近江歴史回廊大学の講座が栗東市であり、座学がすんで、バスで旧和中散本舗へ行った。和中散、大角家、ざぜんや、間宿…、エピソード聞くうち、関係性が理解出来てきた。話を聞き、現場へ行くもんだ。和中散は家康が慶長16年(1611)に近くの陣屋で腹痛起こした時、飲んで治った薬で、家康が褒美に~くるしうない、ちこう~と名づけたとか?。

 

先祖代々の薬屋さん。宿と宿なので旅の休憩所になり、明治天皇やシーボルトなどが一服、絵師・曽我蕭白は1か月滞在、襖絵を描いている。間口20㍍もの上げ戸が開き、製薬機、扁額、名勝の庭などを見た。天井に毎年、燕が巣作り、今年は13個も~と言うのは、昨年亡くなった代24代当主・大角弥右衛門さんの娘さん、淳子さん。跡取り25代について、淳子さんは、女性弥右衛門の襲名、役所と協議中と。またエピソード誕生かな。

 

※ 旧和中散本舗はJR草津線手原駅から徒歩30分。見学は大人400円で予約制。電話077-552-0971。

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2013年5月27日 (月)

八幡堀の赤の他人丼

  Img_9493Img_9487Img_9489他人丼に「赤」の冠をつけ、<赤の他人丼>という。夫婦でも元は赤の他人だから玉子と肉で他人丼はその通り。加えて「赤」付きの丼である。赤コンニャクが名物の近江八幡へ行って、国の重要文化的景観第1号指定という水郷、八幡堀そばの店で、赤の他人丼だ。

 お店は「浜ぐら」さん。白土塀の中、舟蔵を改装したお店だ。黄色の花菖蒲が咲く八幡掘りを歩いていて、「赤の他人丼」のノボリ発見。赤だけを赤色に染めて、赤のこだわり、ここにありだ。昼に早かったが、ノボリ見た瞬間から気持ちが入店していた。値段は肉が近江牛で1260円。カウンターに座ってすぐ聞くと、5年前に始めたメニューだという。

 待って7、8分か、トレーで出てきた赤の他人丼の器が赤だ。一品は赤コンニャクの南蛮漬けという。これまた赤だ。丼の中は、肉丼に温泉玉子、それに細切りの赤コンニャクと三つ葉。お箸と一緒にあったレンゲで赤の他人を混ぜ混ぜして、口にした。近江牛専門店、老舗のカネ吉の出店、肉は◎だ。八幡堀散策のお客さんか、1人、2人…と入ってきた。注文、ほとんどが赤の他人丼と言う。二つ離れたカウンター席アベックも、赤の他人?。

 

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2013年5月26日 (日)

講演で腸内細菌を聴く

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 演題が「腸を探る―残された秘境―」という。話すのは、消化器内科が専門の滋賀医科大学長の馬場忠雄さん(74)である。腸のこと、ちょっと知っておきたいーと、講演のあった琵琶湖ホテルへ行った。馬場さん、京都府立医大卒業で、滋賀県草津市出身。

 

 テーブルに今年で創立20年という大学のパンフを配って、大学の現状を15分ほど話して、腸の話に入った。学長5年目、頭は白く薄い。苦労も多く、ちょうがないのだろう?。パワーポイントに腸の写真が次々に出てくる。大腸、十二指腸、小腸…、食べ物は口から入り、肛門から出る。腸は人間にとって、最も役割の大きい一本の管だと、基本から話す。

 小腸は長さが6㍍もあって、身体の暗黒の大陸みたいだと言う。開発されたとはいえ、内視鏡で腸内へグネグネ入るのは難しいと。腸内細菌は100種類、その数は億どころか、兆といい、善玉、悪玉混じり合って、100兆もあるそうな。腸内細菌-、洒落るなら、それ、町内で最近知った?。もうちょっとかな、盲腸?。腸内で評判良いのは、朝はヨーグルトにバナナ、食事は30品目のバランス第一と。ちょうか、ちょうかと、聞いた?。

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2013年5月25日 (土)

加州ワイン会

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ワインと言えば、赤と白の運動会色…、勝負がつかないとゼロ、いやロゼ…。生産地と言えば、仏だけど、今は世界に広がり、加州も超高級なオ―パスワンが登場、人気がある。加州は、米国は太平洋岸のカリフォルニア。加州、加州とワインが香る?違ったかな。

 

 JR京都伊勢丹9階の市場小路であった加州ワイン会へ行った。西山に夕陽落ち、ワイン色に染まった頃、始まった。ワイン輸入元と料理を出す市場小路さんのタッグ企画。テーブルに加州ワイン栽培地、サンタ・バーバラの地図がある。米大陸では東西に山脈が走るのは、ここだけだそうだ。標高400㍍、夏場でも8度は涼しく、温暖な土地だという。

 

おらあ!サンタは鐘の鳴る丘?。NHKラジオ、ちょっと古いかな。商品ラインナップは5種類。そんなことシラー、どこの悪か、ピノ・ノワール、香水みたいなシャルドネ、値段跳ね上がり財布がレッドのソーヴィニヨンにスターレーン。蔵元さん引率の米国のデービットさんが女性通訳付きで、1本ずつ魅力を話す。G8首脳会議で出た、ゴルフのマスターズで出た…。窓の外、お月さんも出た。話を聞きながらの試飲…、シーンと聞いた??。

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2013年5月24日 (金)

大九州展のうまかもん

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 うまか、うまか…は、馬ではない。旨い、美味い、うまい…の、<うまか>である。京都高島屋で開催の大九州展、各県のうまかもん勢ぞろいという。同じ7階フロアの展覧会場を出て、いきなり団子。サツマイモと餡をこねた熊本の名産とはいえ、いきなりである?。

 

 熊本の方言では、いきなりだごで、だごが団子という。由来は、客が来ても、混ぜるだけで、いきなり作れるからだそうだ。兎も角、いきなりだべ、ぶっくりすた。会場は福岡の明太子、熊本のからし蓮根、宮崎の完熟マンゴー、鹿児島のサツマアゲと並んで、うまかもんが一杯だべだけど、何かを食べねばと探していたら長崎ちゃんんぽんだべさあった。

 赤い暖簾は長崎がまだす堂本舗。ちゃんぽん、皿うどん、らーめん…、母ちゃんのイラスト漫画の看板もあり「元気一杯一生懸命」と。見ていたら、漫画の母ちゃん指さして、これワタス!と本物の母ちゃんが出てきた。がまだすは、蝦蟇を出すのではない。これも方言で頑張るの意。がまだす堂の本店は雲仙市、土石流災害から頑張ったという。そいでさ、ちゃんぽんさ、だべたら、具が一杯で、スープもよか味で、うまか、うまか…だったべ??。

 

 ※ 京都高島屋の大九州展は5月15日から23日まで開催。5月9日から20日までは美の競演・京都画壇と神坂雪佳も開催していた。

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2013年5月23日 (木)

琵琶湖八景

 

 Img_9268Img_9267Img_9270これはこれは…、勉強になる。琵琶湖を一望して、琵琶湖八景である。名神大津SA下り線に誕生した複合商施設「パヴァリエびわ湖大津」へ行き、初めての展望デッキだった。壁面に琵琶湖八景の写真と解説、展望側には琵琶湖が描いてあり、真下に本物の琵琶湖だ。


 近江八景は南湖中心の景観に対し、琵琶湖八景は昭和25年に琵琶湖とその周辺が国定公園に指定されたおり、琵琶湖の雄大さと変化に富んだ景観を主に選定されたという。曇り空だったが、楽器・琵琶の形をした琵琶湖の周り、比叡山も比良山系も、大津市内も草津市も見える。夏のびわ湖花火大会、ここからならババンバンバン…、最高やなあと思う。  

 

 琵琶湖八景どこだろう。地図と照らし合わせて見る。湖北から三景。海津大崎は桜でなく暁霧の岩礁。湖面から立ち上る霧が岩礁を包んで、幻想的~という。今はカワウに悩む竹生島。柴田勝家と秀吉が天下を賭けた賤ケ岳。湖西は琵琶湖周航の歌で登場する雄松崎だ。歌詞の二番♪~松は緑に砂白き~♪。JR湖西線で行くなら志賀駅と比良駅の間かな。比叡の樹林、彦根の古城、安土八幡の水郷、瀬田石山の清流…、ハッケヨイヨイ八景良い?。

 

 

 ※ 近江八景は中国瀟湘八景に因んで、石山秋月勢多(瀬田)夕照、粟津晴嵐、矢橋帰帆三井晩鐘、唐崎夜雨堅田落雁比良暮雪を言う。これに対し、琵琶湖八景は海津大崎の岩礁、竹生島の沈影、雄松崎の白汀、比叡の樹林、賤ケ岳の大観、彦根の古城 、安土八幡の水郷、瀬田石山の清流である。

 

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2013年5月22日 (水)

都の東北の日吉さんに三角鳥居

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 ここは、都の東北である。♪~都の西北~♪と言えば、早稲田だが、さて、この都の東北はどこだろう?と出題してみたいが、難問奇問になりそうなので、ズバリ答えを言うと、大津市坂本の山王総本宮、日吉大社である。都は京都御所、その表鬼門が東北なのだ。

 

 京阪浜大津駅のホームに日吉大社案内の看板がある。日吉さんならではの三角鳥居が紅葉に染まって、~当駅から坂本行で「坂本駅」下車徒歩5分、都の東北 鬼門守護~と案内している。案内写真のとおり、この三角鳥居は、とおりいっぺんでない。くぐり抜けが、いっぺん、にへん、さんべん…でなく、正式に<山王鳥居>で、山型の破風を乗せている。


 日吉大社芸術祭で行ったおり、鹿はいなかったが、しかと見上げた?。高さ8㍍はあり、しめ縄が飾ってある。てんぺん、確かに山型の三角になっている。鳥居の中央、滋賀県指定文化財と書いた古札が立つ。参拝マップによると、神仏習合を表す独特の形で、合掌鳥居とも呼ばれるという。東に向って伊勢の神宮を始め東日本の神々、西に向かっては西日本の神々を拝することができると。都の東北にあり、東に西に拝み…、南はどうする??。

 ※ 「山王」とは、霊山(比叡山)を守護する神霊。 ※ 全国にある3千8百社余の分霊社(日吉・日枝・山王・八王子・樹下)の総本宮。 ※ 「日枝の山(今の比叡山)に坐す大山咋の大神」と古事記に記される日本では最も古い神社の一つ。  

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2013年5月21日 (火)

名神大津SAの近江牛とろろ丼

   

Img_9301Img_9289Img_9291さあ、どの近江牛にするか、これは悩む。うどんも、ラーメンも、カレーも、ステーキも…みんな近江牛である。装い一新の名神大津下り線SA2階、6店舗が出店している。エスカレーターで上がった正面、各店とも近江牛メニューを取り揃え、写真で見せている。

 スタートの早かったゴルフ帰り、まだ午後3時過ぎである。昼と夜の谷間、どの店もガランとしている。どの店のどの近江牛を選択するか、見れば見るほど、モウ困ってしまう。時間は早くとも、これだけの近江牛メニュー、おみおみとは帰れない。財布、腹具合と相談、近江牛とろろ丼に決めて、フードコートと反対のレストラン「グリル逢味」へ入った。

 鉄板焼きのカウンター、テーブルもゆったりしている。「逢味」で<おうみ>と読ませ、洒落も効いている。メニューのステーキ膳3980円、肉重の松2980円…、これも気になるけど、とろろ丼だって1280円。臆することはない。先客の男性が帰り、広い店内は1人になって、隣のいないトロロだ。白ねぎと海苔が美しく盛ってあり、角切りの近江牛は味付けとろろの上だ。肉とご飯ととろろを混ぜ混ぜ、う~ん、これぞ、ウッシッシ?。

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2013年5月20日 (月)

日吉さんの野外彫刻展

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 作品でないような作品…、それが現代アートなのだろうか。大津市坂本の日吉神社境内で初めての野外彫刻展があった。奇をてらったのか、普通なのか、作品は39点、一人1点。現代の彫刻家が、砂利の参道、文化財のお社(やしろ)、鬱蒼とした森に挑んでいた。

 

 作品の設置場所を示したパンフを手に境内を巡った。作家名、タイトル、作品意図が書いてある。枯れ枝を集め、平仮名で自らの名前を書く木下順さんの作品は「きのしたじゅん」。木の下に展示して、<名という呪いと結界を…>と。境内のガラクタ集めた八田郁子さんの作品は「見つけること感じること」。何より大事な現代アートのテーマかな。

 切り株にアスパラガスがにょっきり。作品か本物か…、環境にマッチの中村孝子さんの作品は「特別人工記念物アスパラガス自生地」。手ぬぐいで顔を覆った人体像は水嶋康宣さんの作品「森ニ棲ム 樹ニ棲ム」。~私の作る作品の顔はみせられないものに…~と反省して作品に仕上げている。神苑の新緑と赤い灯籠…、野外彫刻展の会場に不思議と似合っている。作品タイトルは「ねがうこと」「みちしるべ」など変なのも多いが、野外にヤヤッと思って見る甲斐あり?。

 

 ※ この野外彫刻展は日吉大社芸術祭として4月28日から5月12日まで<杜の美術館・杜の自然と芸術の関わり>をテーマとして開催された。

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2013年5月19日 (日)

花筏の花が咲く

 

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庭園の入り口に「葉の中心に花が咲き始めています」の貼り紙がある。花の名前は<花筏>だという。庭の中、頭に手ぬぐいのお母さんから「どうぞ、お入り下さい」と声が掛かった。通りがかり、せっかくである。花筏の花とは、如何に…と庭先へズズッと入った。

 

 京阪石坂線終点の坂本駅から日吉大社へ歩いていた。穴太積みの石垣が続く坂道だ。貼り紙は「山王園叡麓庵」だ。庭園入ると古びた醤油樽がある。竹筒で音を聞く水琴屈もある。花筏は?と探すと、さっきのお母さんが、~そこそこ、そこの葉っぱです~と言う。高さに1㍍ほどの細い木、どこに?どこに?と見たらだ。卵形の葉の真ん中、粒がある。

 

淡緑色の粒、ちょこんと乗っている。それが花という。寒暖の差があるところで育つが、山麓では鹿が食べてしまうという。ミズキ科の落葉低木で、雌雄異株あり、雌株は一つの花で夏に黒い実になる。葉に何個も花があるのは雄株。茶花にも使われるそうだ。散った桜の花が水面に流れ行く様を花筏ともいうが、この花筏は葉っぱが筏である。そうは見られない貴重な花だけど、葉にすれば、真ん中に咲かれて、はなはな迷惑なことだろう??。

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2013年5月18日 (土)

麺レノンからラーメンひばりへ

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お店がリニュアルして、店名まで変わった。開店から3年余りの「麺レノン」が「ラーメンひばり」になった。言わば、ジョンレノンから美空ひばりへ、つまりロックから演歌だ。店名変更、どうしてそうなったのか、そんなのええんか?と、聞きたくて行ってみた。

 

 JR大津駅北改札を出て、県庁側へ少し行って、階段を降りた所だ。法務省、自衛隊など国の出先機関集まる大津びわ湖合同庁舎の前でもある。「麺レノン」時代からそうだったが、リニュアルしてからも列が出来ている。カウンターの席数が少ないせいもあるけど、ラーメン通の若い客が多いようだ。店内模様替え、席数一つ減り7席、列がまた伸びた。

 リニュアルから1週間ほどか、おりよく、真ん中の席が一つ空いていた。自販機食券制に代わり、メニューはスープ白濁の<まろやか>薄味の<淡麗>汁なしの<タンタン>だ。ここは、ビールみたいな「淡麗」を選んだ。どんな味か、たんれにも聞かなかったが、さっぱり系だ。店名は?と問いかけた時、端の男性客が先に聞いた。店主さん曰く。~色々ありまして…、想像にお任せします~。ひばり改名の訳、ピーチクパーチクのようである?。

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2013年5月17日 (金)

山盛りしらす出汁巻きの山盛り?

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山盛りシラス出汁まき―、右もそうなら、左もそうである。同じ店、つまりJR大津駅前のスタンド林屋で出た。店が出来てこの方、早いもので3年を超えた。開店当初から火曜でなくとも通う?常連ともなれば、店主の林亮二さん(34)とは、ツーとカーである。

 

 店内の奥、カウンター前に黙って立つと、どうしろ!と言わずともワインが出る。ジャンケンの<最初はグー>みたいなもんだ。ワインのアテを何にするか、林さんは客のワテに聞かず、自分で考えて、口癖になったか「ホイッ」と言って出す。メニューに載ったのもあり、載っていないのもある。上の写真の山盛りシラス出汁まきは、未掲載だった。

 

 確か、最初に登場したのは、GWの谷間に行ったおりだ。「ホイッ、山盛りシラス出汁まきです」と出てきたのが、左の写真のそれだった。玉子とシラスを混ぜた出汁まきに大根おろしを乗せてあるけど、平べったい。これ、山盛りちゃうやんかーと指摘すると、中にシラス一杯ですと言う。連休明けに行って、今度は右のが出てきた。出汁まきの上にシラスが山盛りだ。林さん、聞く耳を持っている。見た目も豪華、おいしい。誰に知らすかな?。

 

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2013年5月16日 (木)

堂島川「蛸の松」

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竹で組んだ柵の中、手入れされた見事な松だ。大阪は八百八橋、堂島川のほとり田蓑橋である。JR大阪駅から歩いて10分、橋を渡れば、目的地の国立国際美術館だ。粋な屋根が見えている。橋の北詰め、暫し足止め、石碑に彫り込んである「蛸の松」考察である。

 

由緒を書いた石版に目を落とした。本を開いたような石版、凝ったつくりだ。江戸時代、このあたり諸藩の蔵屋敷が建ち並び、各藩は自慢の松を植えていたという。この「蛸の松」もその一つで、広島藩と久留米藩の境にあって、枝振りが蛸の泳ぐ姿に似ていて、月の夜、雪の朝、蔵屋敷の白壁と川面に映る様が美しく、人々は「蛸の松」と呼び、愛でたという。

 ふ~ん、そんな由緒だったのか。その松も明治の終わり頃に枯死して、竹柵の中の松は、往時を偲ぶ雛松会という組織が再現した二代目「蛸の松」だという。平成16年の植樹の黒松だ。石版には今の地図と久留米藩大坂蔵屋敷絵図が複写してあり、絵図には全盛期だろうか、蔵屋敷の屋根より高くそびえる「蛸の松」が描いてある。地図からすると、ちょうど対岸の高いビルあたりらしい。ここで1句。~たこ焼きと 浪速を重ね 蛸の松~。

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2013年5月15日 (水)

近江ちゃんぽんの酢効果

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 いくら酢に凄い効果があるとはいえ…である。よくもここまで、酢、酢、酢…と言えたものである。店じゅうに酢があって、あきれるどころか、凄いが酢ごい…になってしまうほどだ。野菜と酢を旗印に長崎ちゃんぽんと差別化をはかる「近江ちゃんぽん亭」である。

 

 滋賀県彦根市に本店があり、昭和38年創業の「麺類をかべ」が商品開発、今は滋賀から京都、大阪、神戸へ店舗拡大している。体重増が気になると、野菜が多いので帰りに入る国道1号沿いの山科西野店でのことだ。酢は近江ちゃんぽんの和風だしに相性がよく、酢を途中で加えると、出汁がまろやかになり、加えて血液サラサラ、美容にも良いという。

 

これはまあ、近江ちゃんぽんの店なら何処でもで、酢っかり、知っているけど、この店は独自なのか、天井見たら、酢また酢である。風がスースーでなく、酢の漢字一字で洒落まくり、酢語録の紙切れがいっぱい貼ってある。<酢トレス発散><ミ酢ターちゃんぽん><野菜たっぷりエ酢テ効果><あ酢への活力><幸せのお酢そ分け><なんなり酢タッフに>…、これだけ酢があると、ちゃんぽん、すすり、酢こやかに酢ー酢ーと眠れそう?。

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2013年5月14日 (火)

ゴッホか弟テオか

 

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京都市美術館へ、人気のゴッホ展を見に行った。ゴッホの自画像がオランダのゴッホ美術館から沢山きていて、その中にこれまでゴッホと思われていた画商で弟テオの肖像画が展示されているという。どっちがゴッホで、テオか、どう違うか、会場に佇み、見比べた。

 

 ゴッホは27歳で画家を志し、34歳と35歳の2年間、パリで5歳年下の弟テオと暮らしている。今回の展覧会は、ゴッホ研究で空白と言われるこのパリ時代がテーマである。農民画家・ミレーを尊敬したゴッホは、絵が暗かったが、テオの指摘で、明るさを増す。南仏アルルへ移り、アルルと思うほど絵が情熱的になった過程がそこにアルル?という。

 

貧しかったパリ時代のゴッホ。モデルが雇えず、自らを鏡に映して、自分を描いた。会場の自画像はこの当時の作品であり、その中にテオの肖像画だ。ゴッホと言えば、麦わら帽だが、テオがそれを被っていて、ややこしい。解説読んで、右隣のゴッホ自画像と比べた。ゴッホの髭は赤く、耳が尖っている。頬も剃っていない。テオはそこが違う。フォン・ゴッホはバーン・ゴッホとも発音、に、咳こんで…。ゴッホ、ゴッホ?と描いたのかな?。

 

※ 写真真ん中がテオ、右がゴッホ。いずれも1887年に描く。 ※ フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)オランダ生まれ。 ※ 京都市美での展覧会は5月19日まで。このあと、宮城、広島へ巡回する。

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2013年5月13日 (月)

モナリザの鼻ひげ

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 おいおい、そんなことして、いいの!。絶世の美女名画、モナ・リザに鼻髭、顎髭を鉛筆で書いている。これこれ!と注意したいところだが、これは現代アートの父と言われるフランスの画家・マルセル・デュシャン(1887-1968)のちゃんとした作品なのだ。

 

 絵葉書のモナリザに髭を描いて、男性へ転換させた作品で、大阪の国立国際美術館が所蔵している。題名の「ルック」は、英語で~見ろ~、フランス風に読むと~彼女は尻が熱い~という。モナリザさん、泣きたくなりますねえ。いま、国際美術館で、関西の国公立美術館所蔵の20世紀以降の欧米の作品を集め、「美の響演」展を開催しており見てきた。

 

 マチス、ピカソ、セザンヌも…感心はしたが、驚く作品は多彩である。ドイツの画家、ゲオルク・ダゼリッツさん(1938-)は、戦後美術の因習に異議を申し立て、人物を逆さに描いている。キュレータ夫妻の肖像で、鑑賞も逆さにするのか、どう見たらいいのか、困ってしまう。アンディ・ウォーホール(1928-1987)は女優マリリン・モンローの顔に赤、青、黄色と色を塗りつけ、10点組の版画にした。モンロー無用だった?。

 

 ※ 関西コレクションズ「美の響演」は国際美術館、滋賀近美、和歌山近美、京都近美など関西6館の所蔵品から約80点選んで展示している。会期は7月14日まで。 ※ 写真は図録から転写。

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2013年5月12日 (日)

ベルサイユのばら40周年展

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 薔薇は薔薇でも、ベルサイユのばらである。少女漫画の始まりから昨年で40年経って、今なお…だ。東京、福岡、岡山と巡回してきた記念展が、大阪・阪急うめだ本店9階ギャラリーで開催していた。朝日新聞主催、お金払えば800円の招待券があって、見てきた。

 

 青い目のアンドレがいる。眼がピカッと光っている。鼻が尖っている。帽子は薔薇が一杯だ。おおっ!どこにおったか、オスカル。~あの夏のめくるめく中におまえがいた~。アンドレと呼び、オスカルと呼び、集英社の週刊マーガレット連載82回の原画が展示してある。読んで、一点一点見ている時間がない。次は宝塚歌劇。再演再演…1500回だ。

 

 舞台が会場につくってある。衣装キラキラ、月組か、雪組か…ビデオ上映も。アンドレがまた出てきた。会場は女性また女性…、男性も少し、オスカル…。映像アニメに4コマのキッズ漫画。最後は作者の池田理代子さんのインタヴュー映像だ。劇画家で、声楽家で、大阪生まれで、東京教育大卒で…、経歴もなるほど、ベルサイユのバラバラ。会場出て、グッズ売り場。クッキー、扇子、Tシャツ、一筆せん、石鹸…、ばら売りでバラバラ??。

 

 ※ 阪急うめだ本店9階での展覧会は5月13日まで。このあと札幌などへ巡回する。

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2013年5月11日 (土)

JRで琵琶湖1周の旅

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 単行本とペットボトルと菓子少々持って、JRの旅に出た。京都・山科駅から山科駅へ、琵琶湖線、北陸線、湖西線と乗り継いで、琵琶湖をぐるっと1周である。乗車賃は?180円、所要時間は?2時間50分…。JR西日本の近郊大回り乗車、初めて経験してみた。


 連休中のことである。気温20度、晴れて、いい日和である。規則上は良いらしいが、200㌔の琵琶湖1周が180円、少し気がひける。近江塩津行き新快速が来た。12両編成1番前に乗った。大津、草津…、米原まで10駅停まり50分。そこから車両は4両に減り、押しボタン開閉ドアの各停になって、長浜、木の本、余呉…、終着の近江塩津だ。

 

 改札を出らあかん。本読み、お茶飲み、車窓の景色で辛抱、辛抱…。湖北はもう田植え、麦畑にレンゲ畑、少子化か鯉のぼり少ない。伊吹山、霞んでいる。NHK大河はしまいになっても、浅井3姉妹の小谷城址、羽衣伝説の余呉湖…、見える。近江塩津で湖西線に乗り換え、8分で網干行き新快速。永原、マキノ、近江今津まで各停…、琵琶湖に浮かぶ竹生島、沖島の眺望は高架レールで効果あり。運転手さん交代4人、検札2度…、旅の度々?。

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2013年5月10日 (金)

新聞に載った昔の阪急カレー

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大阪梅田の阪急うめだ本店で、懐かしいカレーが復活したという。朝日新聞朝刊社会面、世相反映の3コマコラム「青鉛筆」に載った。昭和4年の創業時から大食堂の名物だったという<阪急カレー>である。GW中、JRの昼得切符買って、山科から大阪まで行った。  

 

物好きと言われれば、そのとおりで、年齢も枯れ~てきて、昔のカレー懐かしである。阪急カレーなのにJRで行ったせいか、1日云百万人という大型複合施設「グランフロント大阪」人気のせいか、同じ梅田もあっちへこっちへ、やっと阪急デパートだった。かつての大食堂は平成11年閉鎖。新聞の阪急カレーはどこかと、聞いて聞いて12階だった。 

 

美濃吉、宝塚ホテルなど5店が一緒の美味旬菜、いわゆるレストランコート、そこの「まちから食堂」が5月限りの阪急カレー提供。昼を回っても満員だ。名前を名乗って、呼ばれて、一人座って…である。やっと巡り合えた阪急カレー。ご飯にかけても、舐めてもの、ウスターソースも瓶で出てきた。往時思いだし、今は頭、もうウスター?。懐かしの大食堂ポストカード1枚、特別サービスという。大食堂、カレーで加齢を重ね、いま華麗に!。 

 

※ 阪急カレーは5月限定メニューで1日100食、1食税込890円。

 

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2013年5月 9日 (木)

京狩野派展、山雪の蝦蟇仙人を見る

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 新聞の切り抜き一枚持ち、京都国立博物館で開催中の特別展「狩野山楽・山雪」を鑑賞に行った。切り抜きは主催の毎日新聞の会場だより。日本画家服部しほりさんが山雪の描いた「蝦蟇・鉄拐図」(泉湧寺所蔵)を見て~線の筆運びに感嘆した~とコメントしている。

 

 京都百万遍知恩寺に中国・元時代の絵師、顔輝が700年前に描いた「蝦蟇・鉄拐図」がある。京都非公開文化財の春季特別公開があり、宝物館で13年ぶり公開だった2年前に続いて、再び見てきたばかりだ。山楽の弟子、山雪はどう描いたのだろうか。特別展のテーマは江戸の狩野派に比べなのか「京都の狩野派は濃い」だ。鑑賞に来い?―である。

 京都市立芸大卒の服部さんは「絵画は線が命」と常々感じていて、線の濃い京狩野は授業で習った時からファンだったと記事の中で喋っている。京博広報特使に就任の女優・藤原紀香さんの音声ガイドで竜虎図、長恨歌図巻…見て回って、白カエルを頭に乗せて、エヘヘと笑う蝦蟇仙人の展示だ。魂が戻った鉄拐仙人も。顔輝の仙人より、絵は明るく、ユーモアがある。線も確かに濃い。服部さんが思うとおりの絵だ。鯉を描いても濃いのかな??。

 

 ※ 右の蝦蟇・鉄拐図は2年前の知恩寺特別公開拝観の手引きから転写。 ※ 特別展は5月12日まで開催。

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2013年5月 8日 (水)

お握りのリヤカー行商

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  手ぬぐいバンダナのお兄ちゃんがリヤカーを引っ張っている。リヤカーでお握りの販売、これは珍しい。京都市美術館のゴッホ展帰り、平安神宮側付近で、発見である。~お握りいかがですかあ~、澄んだ声で道行く人に呼び掛けている。どんなお握りか、寄ってみた。

 

 リヤカーに積んだ箱、覗いたら、あるある。鮭、梅、おかか、昆布、青のり…、青鬼、赤鬼にクリームチーズたらこ…変わったのも含めて20種類以上、さすがにお握り、にぎにぎしい。竹竿組の幟旗に「青おにぎり」と屋号が出ている。聞くと、高校時代の同級生2人で始めて1年半という。昼食どき、を頼んだ。色々と聞き、避けらなくなっていた?。

 

 お握り一つ150円では気がひける。一番売れるのは?と聞き、もっちり玄米塩180円も追加した。お客さんは、社長さんからお乞食さんまで、それがお握り販売の魅力だと話す。交差点渡り、市営駐車場入り口の自販機でペットボトルのお茶買って、さっそく食べてみた。フムフム、ホクホク…、塩加減に握り加減、お袋の味や。リヤカーで行くお握り、今日は岡崎、明日は祇園でも、ツイッター時代。ツイッター、突ついたら居所わかる?。 

 

 ※ 青おにぎりのお店は、京都市左京区浄土寺下南田町39-3、Tel07(201)3662。 ホームページもツイッターも「青おにぎり」検索で出る。

 

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2013年5月 7日 (火)

いかのおつまみ専門店登場

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 JR高槻駅の改札を出た正面、いかのおつまみ専門店が出ている。これは、いかん!いかん!のイカンガーである。イカの足は10本、ちなみにタコは8本。イカンガーはタンザニアのマラソン選手で足2本。日本の瀬古、宗兄弟のライバルで、いかにも速かった??。

 <いか専門店>-、看板見ただけで、洒落ごころが騒ぐ。職場の大津から高槻へ来たのは、知人の画家から個展開催案内があったからだが、いかが先行した。神戸・長田の「伍魚福」(ごぎょふく)さんがJR西日本の催事場で、期間限定で出店しているという。ピリ辛さきいか、一夜干焼きいか、チーズいかスライス、沖漬風焼いか…、如何にもだ?。

 珍味を極めるという「伍魚福」さん、よく新聞、TVに出ている。催事場に神戸、読売、日経、関西TV、読売TV…など、マスコミが取り上げた履歴一覧表が貼ってある。本店には神戸名物のくぎ煮など酒の肴で350種もあり、創業から58年という。なんで店名が「伍魚福」か、調べたら先代が易者から~「五・魚・福」の三文字入れ、五種類の魚を飴だきにして酒の肴を~の見立てからとか。さて、何を買おうか思案中、女子店員さん、いかがしますか?。

 

 ※ JR高槻駅出店は4月だけの期間限定。近く梅田の阪神百貨店に出店。

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2013年5月 6日 (月)

ホトトギスのミニ講話

  Img_8669Img_8670Img_8683血を吐くほど鳴くというホトトギス、漢字にすると、何と多いことだろう。ホトトギスとワードで打って、漢字変換すると、①時鳥②不如帰③杜鵑と出てくるが、それだけではない。子規、郭公もそうだし、難しい所では、団長、杜宇、沓代鳥などもそうだという。 

 

 京都四条大橋、北京料理・東華菜館が主催する春秋会は、京教大名誉教授、青木五郎先生(74)のミニ講演で始まる。円卓に青木先生手作りペーパーの配布がある。李白、子規、道元の漢詩が並んで、眉毛白く、李白みたいな青木先生~今日は季節柄、ホトトギスについてです~と話しだした。まずは李白の<宣城見杜鵑花>宣城にて杜鵑花を見る)だ

 杜鵑花はつつじの花で、<とけんか>と読む。李白が蜀の国にいた頃、ホトトギス(杜鵑)の声を聞いたことあるが、今、宣城へ来て、つつじの杜鵑花を見て、懐かしんでいるという。李白や杜鵑を知らないと、解けん??。正岡子規の「聞子規(子規を聞く)」は、子規11歳の時に読んだ漢詩という。そんな年齢で漢詩!感心、感心?。曹洞宗道元は「春は花、夏ホトトギス、秋は月、冬雪さえて、涼しかりけり」。道元の漢詩、どげんかなあ。

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2013年5月 5日 (日)

ねばねばたっぷり御膳

 

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これは食べねば…で、その名も「ねばねばたっぷり御膳」である。食べるからにはネバーギブアップ?でもある。前にも一度洒落たが、昼食なのにどんな御膳?かというと、山芋短冊、納豆、オクラ、加えてトロロの小鉢入り。一品一品、どれもこれも、ネバネバ~。

 

 JR高槻駅から通じる隣の平和堂アルプラ4階に上がって、昼食店を探しての発見だった。店名が「ご飯ととろろ とろ麦」で、看板に山芋をすり込んだネバッとした写真、~山芋は古来の日本では山うなぎ、漢方では山薬~と説明があって、血圧とコレステロールを下げ、老化防止と記憶力に効き、美肌効果もあるという。ネバネバ昼食、入らネバ…である。

 平和堂は滋賀県彦根が本社、そのご縁か、かつ屋、う権などの店もある草津市のフーズジャパンの出店で、客寄せのうたい文句がうまい。ちょっと待って、ねば御膳が出てきた。小鉢にトロロ、徳利の出汁を割って、しそじゃこ飯のごはんにとろっと乗せて、納豆は納得するまで糸ひかせ、そうは遅れないようオクラもつまんで、山芋短冊は箸からツルツル、頭もツルツルして…、なぜか異業種の大根千切りも食べて、粘らずネバーランドだった?。

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2013年5月 4日 (土)

遅れて注文、メイタガレイ

 

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どうや、めいったか?と出てきたカレイは、メイタガレイである。漢字は、目板鰈とも目痛鰈とも書く。眼が飛び出て、寄り眼で、おちょぼ口で、眼と眼の間が隆起して、とげとげがあり、触ると、アイタタ、アイタタ…と痛い目にあうので、メイタガレイ?という。

 

 これ、ネット検索で調べたホントのホントである。京都・木屋町二条東入ル、そう横丁でもないけど店名が「よこちょう」の魚料理屋さんで出た。何となく集まる仲間の不定期会合だ。ちょっと遅れたと言っても30分だけなのに先着4人、ポテサラを皮切りに造りに筍炊きにホタルイカに…、展開の早いこと、早いこと、恐れ入ったの鬼子母神である。

 同じ割り勘、何とか追いつこうと板紙メニューを見た。「泳いでいます」の冠がついて、おこぜとメイタガレイ。どちらも高級魚、ちょいと高そうだが、皆さんにおこぜ!どうかと打診したが、一人分だと少ないからダメと言う。そこを粘って、今度はメイタガレイに切り替えて、やっと採択になった。店員さん、水槽から~これから食べてもらいます~と出して来て、ややあって、刺身とから揚げである。皆さん、う~ん、旨い!めいったか?。

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2013年5月 3日 (金)

東京5輪と親子丼・玉ひでと十一房珈琲

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 東京駅から地下鉄東西線で竹橋へ行った。東京近美は、毎日新聞本社の隣、皇居の向かい。開館60周年、美術を見て感じて考えてと。記念企画の一つは東京五輪1964デザイン展。2020年東京五輪招致決まれば、56年ぶり2度目開催…、よく承知している?。

 展示室2階ギャラリー、金銀銅の表彰台がある。日の丸、百㍍ダッシュ、水泳バタフライ…3枚のポスターが懐かしい。市川昆監督の五輪ビデオ上映中。ローマ五輪、裸足で勝ったマラソンのアベベがエチオピア国旗持って入場…、東京で靴履いて2連勝でも笑わない。ついついだが、そう時間はない。東京から帰る日、荷物を取りに人形町のホテルへ…。 

 東京は今年、国体開催年…、港区スポーツセンターがなぎなた会場で山手線から看板が見えたけど、街中の垂れ幕は五輪の招致一色、国体は沈んでいる。人形町地下鉄出て、また親子丼の玉ひで前、国体ひでえ?と思って、東京駅へ。地下鉄の銀座4丁目から雨の中を歩き、時間はまだあると、銀座二丁目で通りがかりに十一房珈琲店。奥に古いトランペット飾り、ジャズが流れる。カウンターに座り、カフェモカ…人気店か、店内もっか満員??。

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2013年5月 2日 (木)

宇治川合戦の名馬池月、ここにあり

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 見れば、見るほど名馬の、銅像である。美形の顔、つらつらと長い。馬づら??、さもありなん。右前脚をパカッと蹴り、ヒヒ~ンといななくサマにヒンがある。斑点ある青い毛並みが月夜の池に映って、それはそれは美しく、それで馬の名が「池月」と命名された。

 ご存知、宇治川先陣争いで、佐々木四郎高綱が乗って、梶原源太景季の「磨墨」(するすみ)にスルスルと勝って、歴史に名を残した名馬である。時代は平家から源氏へ向かっていた。治承4年(1180)頼朝が石橋山の戦いで敗れ、再起へ向けて、鎌倉に向かって、宿営中に何処からともなく現われた馬、それが池月で、その場所が銅像の建つ場所という。

 

 昔でいう千束郷の大池で、今でいう東京都大田区の洗足池である。勝海舟夫妻のお墓へ行ったおり、1周2㌔、徒歩20分の池をぐるっと回った。単身赴任時代、散歩で見ていて、久しぶりの再会だった。「馬に乗らないで下さい」の木札があるということは?、先陣切って乗った人あるのだろうか。銅像は地元の洗足風致協会が平成9年の創立60周年で建てたとある。制作者はやはり佐々木さん。池月伝説、各地に多くも、ここが千束で専属??。

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2013年5月 1日 (水)

勝海舟の生誕地とお墓

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 何事も始まりと終わりがある。人生もまたそうだ。東京へ行き、江戸末期から明治へ活躍した勝海舟の生誕地と墓所を巡った。生家は吉良邸からすぐの両国公園、お墓は五反田から蒲田へ行く池上線の洗足池公園の中…。さすが海舟は人物が高遠、公園に縁あり??。

 海舟の生誕地は、史蹟の吉良邸尋ねたおり、電柱貼りの墨田区の案内で知った。吉良邸から徒歩2分、すぐだ。法務大臣・西郷吉之助筆跡の碑が立ち、海舟波乱の人生が示してある。文政6年(1823)に生まれ、万延元年(1866)に太平洋を渡り、慶応4年(1868)に西郷隆盛と氷川会談、明治32年(1897)赤坂で逝去、77歳だった。


 
 剣は島田虎之助に学び、蘭学で海洋術を知って、咸臨丸の艦長として太平洋を渡り、幕臣として隆盛と直談判、江戸百万の庶民を戦禍から守った。お墓のある洗足池は単身赴任時代、出勤前に散歩、知っている。懐かしさもあり、JRイコカ・カードで行こかと思い、総武線から山手線、東急池上線で洗足池駅へ。カード1枚、スイカに誰何されず…。お墓は海舟右、奥さん左…、大田区の文化財だ。公園の中、海舟夫妻の冬眠はいまだ覚めず…。

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