新橋駅SL広場の大盤将棋
盤上睨んで、う~ん、う~ん…と唸る。産みの苦しみ、駒を指す苦悩…、困ったもの??…である。東京はJR新橋駅のSL広場の大盤将棋大会。昭和47年にニュー新橋ビル完成記念で始まって、もう41年である。4月から毎週土曜開催、今や風物詩になっている。
バチン、バチン…、盤上に駒を置くごと、大きな音がする。路上での公開将棋。駒音は、東京へ出てきた通天閣の坂田三吉が~関根はん、どうや!~と、言っているように聞こえる。昼間なのに大きな盤?や。台は腰の位置、立って見降ろす盤は2列に並んで、18面ある。駒もでっかく、生産日本一の山形県天童からで漆塗り。長寿の金さん銀さん…も?。
春とはいえ、雨が降りそうな寒い日だった。どこかで昼食と、山手線新橋駅を降りて、ホームからSL広場側を見ると将棋大会。上方芸能編集長、木津川計さんに関根名人に勝った坂田三吉の一説を聞いたばかり。改札出て、足が勝手に観戦へ動いた。ジャンパー姿の指し手の皆さん、両手をポケットに突っ込み、長考また長考。坂田三吉は破れかぶれの銀で名人関根に勝ったけど、銀は泣いていたという。路上観戦、嗚呼、寒い。駒も震えている…。
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