余呉で猪と熊のしゃぶしゃぶ
さて、左の写真、どっちが猪で、どっちが熊の肉か、わかるかなあ。どちらも赤身と白身、ロースで、胸のあたり、美しく切り揃えてある。よほどの悪食(あくじき)通でないと、そうは簡単には見分けがつかないのではなかろうか。クマッタ、クマッタ?だろう。
滋賀県余呉町、徳山鮓で出た猪肉と熊肉の、しゃぶしゃぶ鍋である。木之本にお住まいの知人からの誘いだった。北陸線のJR余呉駅で降り、駅に迎えの車が来て、山道を少し走って、着いた。霧雨の中、羽衣伝説の余呉湖がもやって見える。鯉の洗い、鮒ずし、スッポン…と余呉湖でとれた食材が、余呉でよござんす?と出て、いよいよ、猪に熊である。
最初に猪。鍋の中は、醤油と昆布出汁。細切りの葱と脂の乗った猪肉をしゃぶしゃぶやって、イイのだ。豚みたいな脂身、それでイノブタだ。生まれて初めての熊の肉、猪と同じように出て来た。猪も熊も冬眠で、脂を身体に蓄えていて、しゃぶしゃぶすると、白い脂身がきゅっと縮む。福井と三重県境に仕掛けた罠に掛った熊と聞いて、ワナワナ?。醤油鍋のせいか、口にそうベタつかない。どっちが熊肉?、春闘回答、シュンとせずベアだ??。
※ 写真の右が熊の肉で、赤身の色が濃い。体重80㌔ぐらい、小さい熊で、この冬はあまり捕れなかったという。 ※ 徳本鮓は滋賀県長浜市余呉町川並. Tel 0749-86-4045.で、予約が必要。
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